JP2969713B2 - 電子ボリュウム装置 - Google Patents

電子ボリュウム装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電圧制御増幅器で構成した電子ボリュウムを
有する音響機器に関する。
従来の技術 音響機器では信号のレベルコントロール装置として可
変抵抗器を用いるのが一般的である。ところで近年の音
響機器においては、音響機器の信号レベルを離れた所か
らリモートコントロールして操作性の向上をめざしたり
経時変化で生じる雑音を防ぐという目的で電子式ボリュ
ウムが使用されることが多くなってきた。
この電子式ボリュウムにはモーター駆動による可変抵
抗器や抵抗ラダーをアナログスイッチで切り換える方
式、さらには電圧制御増幅器を使用する方式等がある。
ところでこのような従来の方式では欠点としてモーター
駆動による可変抵抗器ではリモート操作に応じて動作が
終了するまでの応答時間が機械的駆動系の時定数で制限
されるため任意の応答時間を得られにくいということが
あげられる。
また抵抗ラダーをアナログスイッチで切り換える方式
では切り換え時にショックノイズが発生するという欠点
があげられる。
さらに電圧制御増幅器(以下VCAと呼ぶ)による電子
式ボリュウムは前述のような欠点はないものの、VCAは
前述の二方式よりも制御が比較的困難であるという点が
欠点である。それはVCAの制御電圧を得るために一般的
にはPWMにより安定した電圧を作り出し制御電圧として
使用しているが、音響機器でVCAを電子式ボリュウムと
して使用する場合には数+dBのダイナミックレンジが必
要とされ、これの実現には10ビット程度の高分解能精度
のPWM出力が求められるからである。
すなわちステレオ再生でLチャンネル、Rチャンネル
共に制御する必要がある場合には高分解能精度のPWM出
力が2個、また最近の音響機器の特徴である音場再生を
実現するにはさらにリアの信号の再生レベルのコントロ
ールのためのPWM出力も必要となり、いくつもの高分解
能精度のPWM出力が必要となってくる。
第3図は従来例の電子ボリュウム装置のブロック図で
あり2チャンネルのVCAを1個用いてLチャンネルとR
チャンネルを制御する例である。
第3図の装置は高分解能のPWM出力手段1、ローパス
フィルタ2、2つの制御端子が前記ローパスフィルタ2
の出力に接続された2チャンネルのVCA9、高分解能のPW
M出力手段1を制御する手段10、前記制御手段10の操作
部11、機械式可変抵抗器18で構成されている。
この従来例では高分解能のPWM出力手段が1つしかな
く操作部11ではVCA9の出力をLチャンネルとRチャンネ
ルを同時に増減する事は可能であるが、Lチャンネルと
Rチャンネルを違った減衰量に制御することは不可能で
ある。したがって機械式可変抵抗器18等を使用すること
によりLチャンネルとRチャンネルを違った減衰量に設
定するような手段をとっていた。
以上のように高分解能のPWM出力手段が1ケしか得ら
れないときはLチャンネルとRチャンネルのバランス調
整を実現しようとするには機械式可変抵抗器等を用いる
しか方法がなかった。
発明が解決しようとする課題 このようにVCAを電子式ボリュウムとして使用する場
合、従来の構成では解決できない問題点として、独立し
て制御しようとするチャンネルが増加するにしたがって
高分解能精度のPWM出力がいくつも必要となってくると
いう点である。本発明は上記欠点を解消する電子ボリュ
ウム装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の電子ボリュウム装
置は、一個の高分解能のPWM出力手段と、前記高分解能
のPWM出力手段に接続されるPWM出力を直流化する第一の
ローパスフィルタと、少なくとも一個以上の低分解能の
PWM出力手段と、前記低分解能のPWM出力手段に接続され
PWM出力を直流化する第二以降のローパスフィルタと、
少なくとも二回路以上の前記第二以降のローパスフィル
タの出力を切り換えるスイッチと、少なくとも二個以上
の正相入力に第一のローパスフィルタの出力が接続され
逆相に前記スイッチの出力が接続された差動増幅器と、
制御端子が前記差動増幅器の出力に接続された電圧制御
増幅器とから成り、出力チャンネルのバランスとレベル
に応じて制御される前記低分解能のPWM出力手段と連動
し前記スイッチを制御する手段と、前記高分解能のPWM
出力手段と低分解能のPWM出力手段と前記スイッチを制
御する手段とを制御する手段を備えた電子ボリュウム装
置の構成としたものである。
作用 本発明の電子ボリュウム装置は上記構成により、VCA
で構成した電子ボリュウムにおいて、高分解能のPWM出
力手段を増やすことなく、低分解能のPWM出力手段を用
いて制御しようとするチャンネル数を増やすことが可能
である。
実 施 例 第1図は本発明の一実施例を示す図面であり、2チャ
ンネルのVCAを1個用いてLチャンネルとRチャンネル
を制御する例で、高分解能のPWM出力を基準制御電圧と
し、低分解能のPWM出力をバランスの制御電圧としてい
る。
第1図の実施例の装置は高分解能のPWM出力手段1、
第一のローパスフィルタ2、低分解能のPWM出力手段
3、第二のローパスフィルタ4、スイッチ5、スイッチ
5の制御手段6、第一の差動増幅器7、第二の差動増幅
器8、2つの制御端子が前記7,8の差動増幅器の出力に
接続された2チャンネルのVCA9、高分解能のPWM出力手
段1と低分解能のPWM出力手段3とスイッチ5の制御手
段6を制御する手段10で構成され、前記制御手段10の操
作部11は操作器A,Bで構成される。
以上の各構成要素の互の関係と動作について以下に説
明をする。
操作部11はLチャンネル、Rチャンネルを同時に増減
する操作器AとLチャンネルとRチャンネルのバランス
を可変する操作器Bで構成されているものとし、差動増
幅器7の出力はVCA9のLチャンネル側制御端子に接続さ
れ差動増幅器8の出力はVCA9のRチャンル側制御端子に
接続されているものとする。
また、スイッチ5の制御手段6は、操作器Bがバラン
スをセンターとしている場合とLチャンネル側にしてい
るときはスイッチ5をイ側に切換え、操作器Bがバラン
スをRチャンネル側にしたときスイッチ5をロ側に切換
えるように制御をするものとする。
ここで操作部11の操作器Aにより高分解能のPWM出力
手段1からある一定のPWM信号が出力されていて、操作
器Bはバランスをセンターとするように操作されてお
り、低分解能のPWM出力手段3からはPWM信号が出力され
ていない場合を考える。
この高分解能のPWM出力手段1からのPWM信号は第一の
ローパスフィルタ2により直流電圧(仮にVaとする)と
なりR1,R2を通じて第一の差動増幅器7および第二の差
動増幅器8の各々の正相入力に入力される。
スイッチ5の制御手段6は、操作器Bをバランスをセ
ンターとするように操作しているのでスイッチ5をイ側
に切換えるように制御する。低分解能のPWM出力手段3
からはPWM信号が出ていないので第二のローパスフィル
タ2の出力は0である。
ここで第一,第二の差動増幅器7および8の出力を
VL,VRとした時VL,VRはそれぞれ と表わすことができる。ここで R3/R1=R7/R5=R4/R2=R8/R6=α とすると VL=α・Va、VR=α・Va α=1とすると VL=Va、VR=Va と表わすことができる。したがってVL,VRはVaと等しく
なりVCA9のLチャンネル側制御端子とRチャンネル側制
御端子には同一電圧Vaなる制御電圧が印加される。
このときVCA9のL,Rチャンネルは同一減衰量となりそ
の出力は等しくなる。
次に、高分解能のPWM出力手段1からのPWM信号はその
ままで、操作器Bを操作してバランスをLチャンネル側
にXdBシフトさせた場合を考える。
スイッチ5の制御手段6は操作器BをバランスをLチ
ャンネル側に操作したのでスイッチ5をイ側に切換える
ように制御する。
このとき低分解能のPWM出力手段3からのPWM信号レベ
ルを、高分解能のPWM出力手段1から現在出力しているP
WM信号レベルとこれからXdB減衰させたPWM信号レベルと
の差のPWM信号レベルとする。
このように低分解能のPWM出力手段3からのPWM信号レ
ベルを決めるものとする。前述のように高分解能のPWM
出力手段1からの出力は第一のローパスフィルタ2によ
り直流電圧VaとなりR1,R2を通じて第一の差動増幅器7
および第二の差動増幅器8の各々の正相入力に入力され
る。
一方低分解能のPWM出力手段3からのPWM信号は第二の
ローパスフィルタ4により直流電圧となりスイッチ5に
入力される。この直流電圧をVbとすると、スイッチ5は
イ側に切換えられているので第二の差動増幅器8の逆相
入力にR6を通じて入力される。また第一の差動増幅器7
の逆相入力はスイッチ5がイ側に切換えられているので
R5を通じてアースに落ちる。
このとき第一の差動増幅器7および第二の差動増幅器
8の出力VL,VRで表わされる。
ここでR3/R1=R4/R2=R7/R5=R8/R6=α とすると a=1と抵抗比を決めると VL=Va、VR=Va−Vb と簡略できる。ここでVbは低分解能のPWM出力手段3か
らのPWM信号を第二のローパスフィルタ2により直流化
した電圧でありそのレベルは、高分解能のPWM出力手段
1から現在出力しているPWM信号レベルとこれからXdB減
衰させたPWM信号レベルとの差のPWM信号レベルであるの
で「Va−Vb」すなわちRチャンネルの制御電圧「VR」の
電圧レベルは[Va」なる制御電圧レベルよりXdB減衰し
た制御電圧レベルに他ならない。
同様に高分解能のPWM出力手段1からのPWM信号はその
ままで、操作器Bを操作してバランスをRチャンネル側
にYdBシフトさせた場合を考える。
このときはスイッチ5の制御手段6は操作器Bをバラ
ンスをRチャンネル側に操作したのでスイッチ5をロ側
に切換えるように制御する。高分解能のPWM出力手段1
からの出力はLチャンネル側にXdBシフトさせた場合と
同様に第一のローパスフィルタ2により直流電圧Vaとな
りR1,R2を通じて第一の差動増幅器7および第二の差動
増幅器8の各々の正相入力に入力される。
一方低分解能のPWM出力手段3からのPWM信号は第二の
ローパスフィルタ4により直流電圧となりスイッチ5に
入力される。この直流電圧をVcとすると、スイッチ5は
ロ側に切換えられているので第一の差動増幅器7の逆相
入力にR5を通じて入力される。また第二の差動増幅器8
の逆相入力はスイッチ5がロ側に切換えられているので
R6を通じてアースに落ちる。
このときのVL,VRは同様に R3/R1=R4/R2=R7/R5=R8/R6=α α=1とすると 「Va−Vc」なるLチャンネルの制御電圧「VL」は前述
の場合と同様にその電圧レベルは「Va」なる制御電圧レ
ベルよりYdB減衰した制御電圧レベルである。
以上のように第1図に示す本発明の実施例では低分解
能のPWM出力手段の分解能に応じたステップでLチャン
ネルとRチャンネルのバランス制御することができる。
第2図は本発明のその他の実施例を示す図面であり2
チャンネルのVCAを2個用いそれぞれをフロントとリア
の電子ボリュウムとし、フロントのLチャンネルとRチ
ャンネル、リアのLチャンネルとRチャンネルの計4チ
ャンネルを制御する例である。
第2図の実施例の装置は高分解能のPWM出力手段1、
第一のローパスフィルタ2、第二のローパスフィルタ
4、第三のローパスフィルタ13、第一の低分解能のPWM
出力手段3、第二の低分解能のPWM出力手段12、スイッ
チ5aおよびスイッチ5bからなるスイッチ5、スイッチ5a
の制御手段6、スイッチ5bの制御手段14、第一の差動増
幅器7、第二の差動増幅器8、第三の差動増幅器15、第
四の差動増幅器16、L,Rの2つの制御端子がそれぞれ前
記第一,第二の差動増幅器7および8の出力に接続され
た第一の2チャンネルのVCA9、L,Rの2つの制御端子が
それぞれ前記第三,第四の差動増幅器15および16の出力
に接続された第二の2チャンネルのVCA17、高分解能のP
WM出力手段1と第一および第二の低分解能のPWM出力手
段3および12とスイッチ5a,5bの制御手段6および14を
制御する手段10、操作器A,B,Cで構成される前記制御手
段10の操作部11で構成されている。
以上の各構成要素の関連と動作について以下に説明す
る。
操作部11はフロントのLチャンネル、Rチャンネルと
リアのLチャンネル、Rチャンネルの4チャンネルを同
時に増減する操作器Aと、LチャンネルとRチャンネル
のバランスをフロントとリアの両方を同時に可変する操
作器Bと、フロントとリアのバランスを可変する操作器
Cとで構成されているものとし、第一の差動増幅器7の
出力は第一のVCA9のLチャンネル側制御端子に、第二の
差動増幅器8の出力は第一のVCA9のRチャンネル側制御
端子に、第三の差動増幅器15の出力は第二のVCA17のL
チャンネル側制御端子に、第四の差動増幅器16の出力は
第二のVCA17のRチャンネル側制御端子にそれぞれ接続
されている。
また、スイッチ5aの制御手段6は、操作器Bがバラン
スをセンターとしている場合とLチャンネル側にしてい
るときはスイッチ5aをイ側に切換え、操作器Bがバラン
スをRチャンネル側にしたときスイッチ5aをロ側に切換
えるように制御をするものである。同様にスイッチ5bの
制御手段14は、操作器Cがバランスをセンターとしてい
る場合とフロント側にしているときはスイッチ5bをイ側
に切換え、操作器Cがバランスをリア側にしたときはス
イッチ5bをロ側に切換えるように制御をするものであ
る。
始めに操作器Aにより高分解能のPWM出力手段1から
ある一定のPWM信号が出力されていて、操作器B,Cはそれ
ぞれセンター位置に操作されており、第一および第二の
低分解能のPWM出力手段3および12からはPWM信号が出力
されていない場合を考える。
第1図の場合と同じように高分解能のPWM出力手段1
からのPWM信号は第一のローパスフィルタ2により直流
電圧となる。この直流電圧をVaとすると、この直流電圧
VaはR1,R2,R11,R12を通じて第一、第二、第三、第四の
差動増幅器7および8,15,16の各々の正相入力に入力さ
れる。
また第一および第二の低分解能のPWM出力手段3およ
び12からはPWM信号が出力されていなくスイッチ5a,5bは
イ側に切換っているので、第一,第二,第三,第四の差
動増幅器7および8,15,16の各々の出力電圧をそれぞれV
FL,VFR,VRL,VRRとすると ただしβ=R5R9=R6R10=R15R19=R16R20 ここで α=R7/R5=R7/R9=R8/R6=R8/R10 =R17/R15=R17/R19=R18/R16=R18/R20 と定数を決めると β=R5/2=R9/2 同様に VFR=α・Va VRL=α・Va VRR=α・Va ここでα=1とすると出力は全てVaとなり第一のVCA9の
Lチャンネル側制御端子とRチャンネル側制御端子およ
び第二のVCA17のLチャンネル側制御端子とRチャンネ
ル側制御端子にはそれぞれ同一電圧Vaなる制御電圧が印
加される。このとき第一,第二のVCA9および17のL,Rチ
ャネルは同一減衰量となりその出力は等しくなる。
次に、高分解能のPWM出力手段1からのPWM信号はその
ままで、操作器Bを操作してバランスをLチャンネル側
にXdBシフトさせ、操作器Cを操作してバランスをリア
側にYdBシフトさせた場合を考える。
スイッチ5aの制御手段6は操作器BをバランスをLチ
ャンネル側にシフトするように操作したのでスイッチ5a
をイ側に切換えるように制御し、スイッチ5bの制御手段
14は操作器Cをバランスをリア側にシフトするように操
作したのでスイッチ5bをロ側に切換えるように制御す
る。
このとき第一の低分解能のPWM出力手段3からのPWM信
号レベルは高分解能のPWM出力手段1から現在出力して
いるPWM信号レベルとこれからXdB減衰させたPWM信号レ
ベルとの差のPWM信号レベルとし、第二の低分解能のPWM
出力手段12からのPWM信号レベルは高分解能のPWM出力手
段1から現在出力しているPWM信号レベルとこれからYdB
減衰させたPWM信号レベルとの差のPWM信号レベルとす
る。
このように低分解能のPWM出力手段3および12からのP
WM信号レベルを決めるものとする。前述のように高分解
能のPWM出力手段1からの出力は第一のローパスフィル
タ2により直流電圧VaとなりR1,R2,R11,R12を通じて第
一の差動増幅器7、第二の差動増幅器8、第三の差動増
幅器15および第四の差動増幅器16の各々の正相入力に入
力される。
一方第一の低分解能のPWM出力手段3からのPWM信号は
第二のローパスフィルタ4により直流電圧となりスイッ
チ5aに入力される。この直流電圧をVbとすると、スイッ
チ5aはイ側に切換えられているので第二の差動増幅器8
の逆相入力にR6を通じて、また第四の差動増幅器16の逆
相入力にR16を通じて入力される。
同じく第二の低分解能のPWM出力手段12からのPWM信号
は第三のローパスフィルタ13により直流電圧となりスイ
ッチ5bに入力される。この直流電圧をVcとすると、スイ
ッチ5bはロ側に切換えられているので第一の差動増幅器
7の逆相入力にR9を通じて、また第二の差動増幅器8の
逆相入力にR10を通じて入力される。さらに第一の差動
増幅器7の逆相入力のうちR5側はスイッチ5aがイ側に切
換えられているのでR5を通じてアースに落ち、同じく第
三の差動増幅器15の逆相入力はR15側はスイッチ5aがイ
側に切換えられておりR19側はスイッチ5bがロ側に切換
えられているのでR19を通じてアースに落ち、第四の差
動増幅器16の逆相入力のうちR20側はスイッチ5bがロ側
に切換えられているのでR20を通じてアースに落ちる。
このとき第一の差動増幅器7および第二の差動増幅器
8、第三の差動増幅器15、第四の差動増幅器16の出力VF
L,VFR,VRL,VRRはそれぞれ となる。シフトしていない場合と同様に式を整理すると VFL=α(Va−Vc)、VFR=α(Va−Vb−Vc) VRL=α・Va、VRR=α(Va−Vb) ただし α=R7/R5=R7/R9=R8/R6=R8/R10 =R17/R15=R17/R19=R18/R16=R18/R20 ここで α=1とすると VFL=Va−Vc、VFR=Va−Vb−Vc VRL=Va、VRR=Va−Vb Lチャンネル側にXdBシフトさせ、リア側にYdBシフトさ
せた場合を考えていたが、これらの式にはフロント側は
リアにYdBシフトされているので「−Vc」なる項がフロ
ントL及びRチャンネルの制御電圧「VFL」「VFR」に現
われ、Lチャンネル側にXdBシフトさせたので「−Vb
なる項がフロントおよびリアのRチャンネルの制御電圧
「VFR」「VRR」に現われている。リアLチャンネル「VR
L」はシフトされていないので基準電圧Vaのままであ
る。
以上のように本実施例によれば高分解能のPWM出力手
段が1個しかないときに、低分解能のPWM出力手段が2
個あれば、高分解能のPWM出力を基準としそれから低分
解能のPWM出力分を差動増幅器を用いて差の制御電圧を
作ることにより、低分解能のPWM出力手段の分解能に応
じたステップで4チャンネルのレベル制御をすることが
可能である。
発明の効果 以上の実施例の発明より明らかなように、高分解能の
PWM出力手段が一個しか実現できないときに本発明の電
子ボリュウム装置によれば、一個の高分解能のPWM出力
手段と、前記高分解能のPWM出力手段に接続されPWM出力
を直流化する第一のローパスフィルタと、少なくとも一
個以上の低分解能のPWM出力手段と、前記低分解能のPWM
出力手段に接続されPWM出力を直流化する第二以降のロ
ーパスフィルタと、少なくとも二回路以上の前記第二以
降のローパスフィルタの出力を切り換えるスイッチと、
前記低分解能のPWM出力手段と連通して前記スイッチを
制御する手段と、前記高分解能のPWM出力手段と低分解
能のPWM出力手段と前記スイッチを制御する手段とを制
御する手段と、少なくとも二個以上の、正相入力に第一
のローパスフィルタの出力が接続され逆相入力に前記ス
イッチの出力が接続された差動増幅器と、制御端子が前
記差動増幅器の出力に接続された電圧制御増幅器とで電
子ボリュウム装置を構成することにより低分解能のPWM
出力手段の分解能に応じて各チャンネルのバランスとレ
ベルを独立して制御することが可能となる。
ゆえに、高分解能精度のPWM出力を複数個用いる必要
がなく、簡単な構成で電子ボリュウム装置が実現でき、
さらに機械式可変抵抗器を用いないので、電子ボリュウ
ム装置の特徴であるリモートコントロールが可能で、か
つ経時変化で生じる雑音がないボリュウム装置が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における電子ボリュウム装置
のブロック図であり、第2図はその他の実施例における
電子ボリュウム装置のブロック図である。第3図は従来
例のボリュウム装置のブロック図である。 1……高分解能のPWM出力手段、2……第一のローパス
フィルタ、3……低分解能のPWM出力手段、4……第二
のローパスフィルタ、5……ローパスフィルタの出力を
切り換えるスイッチ、6……スイッチ5の制御手段、7
……第一の差動増幅器、8……第二の差動増幅器、9…
…制御端子が前記差動増幅器7,8の出力に接続された2
チャンネルのVCA、10……高分解能のPWM出力手段1と低
分解能のPWM出力手段3とスイッチ5の制御手段6を制
御する手段、11……前記制御する手段10の操作部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一個の高分解能のPWM出力手段と、前記高
    分解能のPWM出力手段に接続されるPWM出力を直流化する
    第一のローパスフィルタと、少なくとも一個以上の低分
    解能のPWM出力手段と、前記低分解能のPWM出力手段に接
    続されPWM出力を直流化する第二以降のローパスフィル
    タと、少なくとも二回路以上の前記第二以降のローパス
    フィルタの出力を切り換えるスイッチと、少なくとも二
    個以上の正相入力に第一のローパスフィルタの出力が接
    続され送相に前記スイッチの出力が接続された差動増幅
    器と、制御端子が前記差動増幅器の出力に接続された電
    圧制御増幅器とから成り、出力チャンネルのバランスと
    レベルに応じて制御される前記低分解能のPWM出力手段
    と連動して前記スイッチを制御する手段と、前記高分解
    能のPWM出力手段と低分解能のPWM出力手段と前記スイッ
    チを制御する手段とを制御する手段を備えた電子ボリュ
    ウム装置。
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