JP2969320B2 - 羽根車のブレードの固定方法及び固定装置 - Google Patents

羽根車のブレードの固定方法及び固定装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体継手に用いる羽根
車のシエルにあけたスリットにブレードのタブを挿入
し、タブの突出部を屈曲することにより固定する方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】羽根車のシエルにブレードを固定するた
めに、シエルのスリットにブレードのタブを通してその
先端を屈曲することは従来周知(例えば特開昭58−3
4263号)であり、屈曲手段としてはローラで加圧す
るのが一般である。しかし、このような手段を用いる
と、ローラ掛けのための装置を新しく作る必要があり、
コスト高を招く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プレス機を
用いてタブの屈曲を行なえるようにすることを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の方法は、請求項1に記載したとおり、シエルのリング
状の凹部に貫設したスリットにブレードのタブを挿入し
て仮組み体形成し、下方から弾発的に支持されたホルダ
上に仮組み体のシエルを支持させ、ブレード挟持溝とシ
エルの凹部に当接するブロックをもつパッドを回動させ
ながら下降して該ブレード挟持溝にブレードを嵌合さ
せ、タブ係合溝をもつ下型に前パッドを近接しながら
下型とパッドを相対回転させ、タブ係合溝にタブを係合
してタブの突出部を屈曲することを特徴とする。
【0005】また、前記方法を実施するための装置は、
請求項2に記載したとおり、シエルの下面を受ける凹部
にタブ係合溝を備えた回動自在の下型と、シエルとブレ
ードの仮組み体を上向き弾発支持するホルダと、ブレー
ド挟持溝とシエルの凹部に当接するブロックをもち、加
圧板に回動自在に保持されるパッドと、加圧板の下降ス
トロークの初期にパッドを回動する上カムと、該ストロ
ークの終期に下型を回動する下カムと、を備えることを
特徴とする。
【0006】
【作用】前記請求項1及び2において、仮組み体をホル
ダ上に支持し、パッドを回動させながら下降させて仮組
み体に圧着させると、パッドのブレード挟持溝とブレー
ドの位置が一致したとき、ホルダが弾発力で上昇し、各
ブレードはブレード挟持溝内に入る。引続いてパッドを
下降させて仮組み体をホルダと共に押下げ、タブが下型
のタブ係合溝に係合したとき、下型を回動させてタブを
予備曲げする。次にパッドを押下げでタブを完全に屈曲
する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1、図2で1は流体継手の羽根車、2はそのシエルで薄
板で作られ、そのリング状の凹部3にブレード4が固定
される。凹部3には、ブレード4の1枚について二つの
スリット5、6と一つの凹溝7が設けられ、ブレード4
の円弧部には長いタブ8、9と短いタブ10が突設され
る。各ブレード4のタブ8、9は、スリット5、6に挿
入され、タブ10が有底の凹溝7に挿入されて仮組み体
とされ、次に図3に示すようにタブ8、9の突出部がシ
エル2の裏側で屈曲されてシエル2にブレード4は固定
される。
【0008】図4〜8は、前記の仮組み体のタブ8、9
を屈曲するための装置で、通常のプレス機が使用され、
前記仮組み体はWとして示してある。図4において11
は基板、12は加圧板である。
【0009】基板11上にはスライドプレート13を介
して下型14が回動自在に支持され、その上面に図7に
示す多数のタブ係合溝15が等間隔で刻設されている。
そして、下型14の外周には1対のアーム16が放射方
向に設けられ、下型14を回動するための下カム17に
当接している。
【0010】下カム17は、図5に示すように、加圧板
12から下向きに伸びるカム17aとこれで駆動される
ホロワ17bを備え、ホロワ17bは、基板11の凹部
17c内に配置され、そのフランジ17b1(図4)を
止め板17dで保持され、バネ17eの弾発力を受けて
斜面17b2をカム17aに接触させている。
【0011】仮組み体Wを保持するホルダ20は、中心
穴を通るストッパピン19で頭部19aの高さまで上昇
可能に基板11上に係止され、2本のガイドピン21で
回動不能とされ、4本のバネ22で上向きの弾発力を受
けている。また、ホルダ20は上端にテーパ部20aと
これに続くフランジ20bを有する。
【0012】パッド24は、加圧板12に固定した吊下
げ軸25により、その頭部25aまで下降できるように
保持され、加圧板12に接する背板24aとの間にバネ
26が介設されて下向きの弾発力を受けている。26a
はガイドピンである。そして、パッド24の下面には、
下向きに半円状に突出する多数のブロック24bがリン
グ状に並べて取付けられ、各ブロック24b,24b間
には、前記ブレード4が嵌合する、底面視湾曲したブレ
ード挟持溝24b1が傾斜状に設けられている。
【0013】またパッド24は、1対のアーム27を有
し、該アーム27は、放射方向に伸びて上カム28に係
合している。
【0014】上カム28は、パッド24を回動するため
のもので、図6、図8に示すように、基板11に固定し
たカム28aと、加圧板12に摺動自在に保持されたホ
ロワ28bを有し、該ホワロ28bの背面には、アーム
27が当接すると共にバネ28cが加圧方向に作用して
いる。
【0015】図4〜8の装置において、加圧板12を上
昇させてホルダ20をバネ22により浮上させた状態
で、前記仮組み体Wの内周側部分をホルダ20のフラン
ジ20b上に載置し、加圧板12を下降させることによ
りタブ8、9はシエル2の裏側で屈曲される。その状態
は図9(a)〜(e)に略図的に示される。
【0016】加圧板12が最上位置にあるときは、パッ
ド24はバネ26により下圧されて背板24aから離
れ、吊り軸25のフランジ25aに係止された状態であ
り、加圧板12が下降を始めると、図6に示す上カム2
8において、ホロワ28bがカム28の斜面に沿って下
降することにより後退し、アーム27を図8又は図9
(a)の矢印A1方向に回動するため、パッド24は、
下降しながら矢印A1方向の回動を行なう。
【0017】一方、仮組み体Wは、ホルダ20と共に回
転することなくバネ22を圧縮して下方へ少し移動し、
該移動中にブレード挟持溝24b1がブレード4と一致
すると、ブレード4は挟持溝24b1中に入り込み、図
9(b)に示すように、ブロック24bの下端がシエル
2の凹部3上に接する。
【0018】この状態からホロワ28bはカム28aの
垂直面に接して下降し、図9(c)に示すように、タブ
8、9の下端をタブ係合溝15に係合させる。この位置
で下カム17のカム17aがホロワ17bに作用し、ア
ーム16を介して下型14を矢印A2方向に回動して図
9(d)に示すようにタブ8、9を予備曲げする。
【0019】次いで下カム17の垂直面同士の接触に移
り、パッド24とブロック24bは、図9(e)に示す
ように垂直に下降してタブ8、9を下型14に押付け、
更にバネ26を圧縮して背板24aでパッド24を直接
押し、これにより完全にタブ8、9を屈曲させる。
【0020】そして、加圧板12を上昇させると初めの
状態に戻るから、組付け完成品を取出して次の仮組み体
Wを供給し、加圧板12を下降させれば同一作業が行わ
れる。
【0021】
【発明の効果】本発明の方法及び装置によれば、従来の
プレス機を用いることができるから設備費用が少なくて
すみ、その1ストロークで全部のブレードのタブを1時
に屈曲できるから、極めて能率的で大量生産を行なうこ
とができ、コストを低下できる利点を有する。
【0022】また、仮組み体をブレード側を上にして装
置にセットするから、ブレードが緩く嵌合されていても
その脱落がなく取扱いが容易であり、仮組み体を装着し
てセットしたとき、仮組み体は上下方向に弾発的に支持
されているから各ブレードをパッドのブレード挟持溝に
容易に嵌合できる利点を有する。
【0023】更に、ブレードとパッドが係合するときの
回動は上カムによって行なわれ、またタブ折曲げ時の下
型の回動は下カムによって行なわれ、両カムは、加圧板
のストロークによって一定の位置で回動の開始及び終了
を行なうから加工条件が同一になり均等な製品が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によって組立られる翼車の正面図
【図2】 図1の2−2断面図
【図3】 図2の矢印3方向の部分裏面図
【図4】 本発明の実施に使用する装置の縦断面図
【図5】 図4の矢印5方向の部分側面図
【図6】 図4の矢印6方向の部分側面図
【図7】 図4の装置の下部平面図
【図8】 図4の装置の上部平面図
【図9】 図4の装置の作用説明図
【符号の説明】
2 シエル 4 ブレード 8、9 タブ 14 下型 15 スリット 16、27 アーム 17 下カム 20 ホルダ 24 パッド 24b1 ブレード挟持溝 28 上カム W 仮組み体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 41/26 - 41/28 F16D 33/18 - 33/20 B23P 19/00 B23P 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シエルのリング状の凹部に貫設したスリ
    ットにブレードのタブを挿入して仮組み体形成し、 下方から弾発的に支持されたホルダ上に仮組み体のシエ
    ルを支持させ、 ブレード挟持溝とシエルの凹部に当接するブロックをも
    つパッドを回動させながら下降して該ブレード挟持溝に
    ブレードを嵌合させ、 タブ係合溝をもつ下型に前パッドを近接しながら下型
    とパッドを相対回転させ、タブ係合溝にタブを係合して
    タブの突出部を屈曲することを特徴とする、羽根車のブ
    レードの固定方法。
  2. 【請求項2】 シエルの下面を受ける凹部にタブ係合溝
    を備えた回動自在の下型と、 シエルとブレードの仮組み体を上向き弾発支持するホル
    ダと、 ブレード挟持溝とシエルの凹部に当接するブロックをも
    ち、加圧板に回動自在に保持されるパッドと、 加圧板の下降ストロークの初期にパッドを回動する上カ
    ムと、 該ストロークの終期に下型を回動する下カムと、を備え
    ることを特徴とする、羽根車のブレードの固定装置。
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