JP2969148B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JP2969148B2 JP2969148B2 JP3024144A JP2414491A JP2969148B2 JP 2969148 B2 JP2969148 B2 JP 2969148B2 JP 3024144 A JP3024144 A JP 3024144A JP 2414491 A JP2414491 A JP 2414491A JP 2969148 B2 JP2969148 B2 JP 2969148B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープ、磁気シー
ト、磁気ディスク等の磁気記録媒体に関するものであ
る。
ト、磁気ディスク等の磁気記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体は、
磁性粉、バインダー樹脂等からなる磁性塗料を支持体上
に塗布、乾燥することによって製造される。従来の磁気
記録媒体においては、磁性層は一層のみである場合が多
いため、一種類の磁性粉によって低域から高域までの広
い周波数帯域をカバーする必要があった。近年、磁気記
録媒体は高記録密度化の傾向があり、そのために高周波
域の記録特性を上げ、しかも低ノイズであることが要求
されている。
磁性粉、バインダー樹脂等からなる磁性塗料を支持体上
に塗布、乾燥することによって製造される。従来の磁気
記録媒体においては、磁性層は一層のみである場合が多
いため、一種類の磁性粉によって低域から高域までの広
い周波数帯域をカバーする必要があった。近年、磁気記
録媒体は高記録密度化の傾向があり、そのために高周波
域の記録特性を上げ、しかも低ノイズであることが要求
されている。
【0003】ところが、一種類の磁性粉(磁性層)で磁
気記録媒体が構成されている場合には、高域特性を上げ
るために、高Hc、高BET値の磁性粉を用いる必要が
あり、このため低周波域の特性が不十分となってしまう
という矛盾があった。
気記録媒体が構成されている場合には、高域特性を上げ
るために、高Hc、高BET値の磁性粉を用いる必要が
あり、このため低周波域の特性が不十分となってしまう
という矛盾があった。
【0004】一方、ビデオ用磁気記録媒体において、磁
気記録容量を高めたり、或いは媒体の高周波域と低周波
域とにおける磁気記録特性を共に向上させ、均衡させる
べく、複数の磁性層を有する媒体も提案されている(特
開昭48−98803 号、特開昭59−172142号、特公昭32−22
18号、特開昭51−64901 号、特公昭56−12937 号、特開
昭58−56228 号、特開昭63−146211号各公報等)。
気記録容量を高めたり、或いは媒体の高周波域と低周波
域とにおける磁気記録特性を共に向上させ、均衡させる
べく、複数の磁性層を有する媒体も提案されている(特
開昭48−98803 号、特開昭59−172142号、特公昭32−22
18号、特開昭51−64901 号、特公昭56−12937 号、特開
昭58−56228 号、特開昭63−146211号各公報等)。
【0005】これらの公知技術によれば、磁性層の上層
に比較的微粒子の磁性粉を用い、下層にそれよりも大き
な磁性粉を用いて、上層でビデオ出力を受け持ち、下層
でクロマ・オーディオ出力を受け持つように設計されて
いる。
に比較的微粒子の磁性粉を用い、下層にそれよりも大き
な磁性粉を用いて、上層でビデオ出力を受け持ち、下層
でクロマ・オーディオ出力を受け持つように設計されて
いる。
【0006】一般に、磁気記録媒体において、磁性層の
表面比抵抗の改善、遮光性向上等のためにカーボンブラ
ックが添加される。近年、S−VHSビデオあるいは、
8mmビデオシステムの登場により、ますます高記録密度
化が指向されており、出力S/Nが高レベルであること
の他に、摺動ノイズあるいは磁気ヘッド付着物(磁気ヘ
ッド白濁)に起因する高周波域の出力低下による映像画
面の反転を防止することも重要となっている。
表面比抵抗の改善、遮光性向上等のためにカーボンブラ
ックが添加される。近年、S−VHSビデオあるいは、
8mmビデオシステムの登場により、ますます高記録密度
化が指向されており、出力S/Nが高レベルであること
の他に、摺動ノイズあるいは磁気ヘッド付着物(磁気ヘ
ッド白濁)に起因する高周波域の出力低下による映像画
面の反転を防止することも重要となっている。
【0007】従来技術では、最外層および最外層以外の
少なくとも一つの層(以下、下層という)で用いられる
カーボンブラックはそれぞれ1種類である場合が多く、
画面の反転を十分に防止できるカーボンブラックの配合
はできなかった。
少なくとも一つの層(以下、下層という)で用いられる
カーボンブラックはそれぞれ1種類である場合が多く、
画面の反転を十分に防止できるカーボンブラックの配合
はできなかった。
【0008】例えば特開昭63−300425号公報には、上層
の磁性層に粒径80mμ以上、下層に粒径40mμ以下のカ
ーボンブラックを含有させることが開示されている。ま
た、例えば特開昭64−13225号公報には、上層に粒径20
〜150 mμのカーボンブラックを層中の磁性粉100 重量
部に対して0.1 〜1.0 重量部、下層に粒径20〜80mμの
カーボンブラックを層中の磁性粉100 重量部に対して1.
0 重量部以上含有させることが開示されているが、いず
れも摺動ノイズやヘッド白濁に起因する出力低下につい
ては言及していない。
の磁性層に粒径80mμ以上、下層に粒径40mμ以下のカ
ーボンブラックを含有させることが開示されている。ま
た、例えば特開昭64−13225号公報には、上層に粒径20
〜150 mμのカーボンブラックを層中の磁性粉100 重量
部に対して0.1 〜1.0 重量部、下層に粒径20〜80mμの
カーボンブラックを層中の磁性粉100 重量部に対して1.
0 重量部以上含有させることが開示されているが、いず
れも摺動ノイズやヘッド白濁に起因する出力低下につい
ては言及していない。
【0009】また、2種類以上のカーボンブラックを用
いる従来技術についても、組み合わせるカーボンブラッ
クの粒径や添加量比が適当でなかったため画面の反転防
止に有効なものは見当らない。
いる従来技術についても、組み合わせるカーボンブラッ
クの粒径や添加量比が適当でなかったため画面の反転防
止に有効なものは見当らない。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、高周波域から低周波域
までの全域に亘って電磁変換特性が良好であって、ドロ
ップアウトを低域させ、更に摺動ノイズやヘッド白濁に
起因する映像画面の反転を防止することのできる磁気記
録媒体を提供することにある。
までの全域に亘って電磁変換特性が良好であって、ドロ
ップアウトを低域させ、更に摺動ノイズやヘッド白濁に
起因する映像画面の反転を防止することのできる磁気記
録媒体を提供することにある。
【0011】
【発明の構成およびその作用効果】即ち、本発明は、非
磁性支持体上に複数の磁性層が積層されている磁気記録
媒体において、前記複数の磁性層のうち最外層に、平均
粒径10mμ以上、30mμ未満のカーボンブラック、
および平均粒径30mμ以上、120mμ以下のカーボ
ンブラックが、前記最外層磁性層中の磁性粉100重量
部に対して、それぞれ0.5〜10重量部、および0.
1〜1.0重量部含有されてなり、 前記複数の磁性層の
うち最外層以外の少なくとも一層中に、平均粒径30m
μ以上、70mμ以下のカーボンブラックが、当該磁性
層中の磁性粉100重量部に対して、0.1〜20重量
部含有されていることを特徴とする磁気記録媒体に係る
ものである。上記において、「平均粒径」とは、カーボ
ンブラック50個当たりの各長径の合計を個数で除した
値である。
磁性支持体上に複数の磁性層が積層されている磁気記録
媒体において、前記複数の磁性層のうち最外層に、平均
粒径10mμ以上、30mμ未満のカーボンブラック、
および平均粒径30mμ以上、120mμ以下のカーボ
ンブラックが、前記最外層磁性層中の磁性粉100重量
部に対して、それぞれ0.5〜10重量部、および0.
1〜1.0重量部含有されてなり、 前記複数の磁性層の
うち最外層以外の少なくとも一層中に、平均粒径30m
μ以上、70mμ以下のカーボンブラックが、当該磁性
層中の磁性粉100重量部に対して、0.1〜20重量
部含有されていることを特徴とする磁気記録媒体に係る
ものである。上記において、「平均粒径」とは、カーボ
ンブラック50個当たりの各長径の合計を個数で除した
値である。
【0012】本発明に係る磁気記録媒体によれば、最外
層の磁性層に平均粒径30mμ以上のカーボンブラックを
0.1 〜1.0 重量部含有するため、出力を保持しつつ、磁
性面がわずかに粗面化される。このため、摺動ノイズあ
るいは磁気ヘッド白濁による出力低下を防止することが
できる。
層の磁性層に平均粒径30mμ以上のカーボンブラックを
0.1 〜1.0 重量部含有するため、出力を保持しつつ、磁
性面がわずかに粗面化される。このため、摺動ノイズあ
るいは磁気ヘッド白濁による出力低下を防止することが
できる。
【0013】また、同磁性層に平均粒径10mμ以上、30
mμ未満のカーボンブラックを0.5 〜10重量部併用する
ため、表面比抵抗が十分低下してドロップアウトが減少
し、また未反応の硬化剤を十分に吸着してカレンダー時
のヒートロール汚れを軽減することができる。
mμ未満のカーボンブラックを0.5 〜10重量部併用する
ため、表面比抵抗が十分低下してドロップアウトが減少
し、また未反応の硬化剤を十分に吸着してカレンダー時
のヒートロール汚れを軽減することができる。
【0014】前記の最外層の磁性層に含有する平均粒径
30mμ以上のカーボンブラックは更に好ましくは平均粒
径40mμ以上、 120mμ以下であり、添加量は、磁性粉
100 重量部に対して0.1 〜1.0 重量部であるが、更に好
ましくは 0.1〜 0.6重量部である。本カーボンブラック
が0.1 重量部未満では磁性面が十分に粗面化されず、摺
動ノイズやヘッド白濁が増大する。一方1.0 重量部より
多い場合には、粗面化が過剰になり、出力が低下する。
30mμ以上のカーボンブラックは更に好ましくは平均粒
径40mμ以上、 120mμ以下であり、添加量は、磁性粉
100 重量部に対して0.1 〜1.0 重量部であるが、更に好
ましくは 0.1〜 0.6重量部である。本カーボンブラック
が0.1 重量部未満では磁性面が十分に粗面化されず、摺
動ノイズやヘッド白濁が増大する。一方1.0 重量部より
多い場合には、粗面化が過剰になり、出力が低下する。
【0015】前記の、最外層の磁性層に含有する平均粒
径10mμ以上、30mμ未満のカーボンブラックは、平均
粒径17mμ以上、28mμ未満であれば更に好ましい。ま
た、その添加量は、磁性粉 100重量部に対して0.5 〜10
重量部であるが、更に好ましくは 1.0〜8重量部であ
る。本カーボンブラックが0.5 重量部未満では表面比抵
抗が十分に低下されず、ドロップアウトが増加する原因
となる。また、カーボンブラック量が少ないため、未反
応の硬化剤を吸着しきれず、カレンダー時のヒートロー
ル汚れが発生し易くなり、生産性が低下する。一方、10
重量部より多い場合には、出力が低下してしまう。
径10mμ以上、30mμ未満のカーボンブラックは、平均
粒径17mμ以上、28mμ未満であれば更に好ましい。ま
た、その添加量は、磁性粉 100重量部に対して0.5 〜10
重量部であるが、更に好ましくは 1.0〜8重量部であ
る。本カーボンブラックが0.5 重量部未満では表面比抵
抗が十分に低下されず、ドロップアウトが増加する原因
となる。また、カーボンブラック量が少ないため、未反
応の硬化剤を吸着しきれず、カレンダー時のヒートロー
ル汚れが発生し易くなり、生産性が低下する。一方、10
重量部より多い場合には、出力が低下してしまう。
【0016】前記複数の磁性層のうち、下層(内層)に
は、平均粒径30mμ以上のカーボンブラックを、同層に
含まれる磁性粉100 重量部に対して0.1 〜20重量部( 更
には0.1 〜15重量部)添加することが好ましい。これに
より、同層の表面が粗面化され、それに伴って最外層の
表面も微妙に粗面化される。その結果、摺動ノイズある
いはヘッド白濁を原因とする出力低下が改善される。本
カーボンブラックの添加量が0.1重量部より少ないと、
最外層が十分に粗面化されないため添加効果に乏しく、
20重量部より多いと逆に粗面化が過剰となって出力の低
下を招く傾向がある。
は、平均粒径30mμ以上のカーボンブラックを、同層に
含まれる磁性粉100 重量部に対して0.1 〜20重量部( 更
には0.1 〜15重量部)添加することが好ましい。これに
より、同層の表面が粗面化され、それに伴って最外層の
表面も微妙に粗面化される。その結果、摺動ノイズある
いはヘッド白濁を原因とする出力低下が改善される。本
カーボンブラックの添加量が0.1重量部より少ないと、
最外層が十分に粗面化されないため添加効果に乏しく、
20重量部より多いと逆に粗面化が過剰となって出力の低
下を招く傾向がある。
【0017】上記した内層には、上記のカーボンブラッ
クに加えて、平均粒径10mμ以上、30mμ未満のカーボ
ンブラックを、同層に含まれる磁性粉100 重量部に対し
て0.1 〜15重量部添加することが更に好ましい。これに
より、表面比抵抗が下がり、ドロップアウトが減少す
る。また、未反応の硬化剤が捕捉されるため、カレンダ
ー時のヒートロール汚れを軽減することができ、更に磁
気テープの場合には遮光性も向上する。本カーボンブラ
ックが0.1 重量部より少ない場合には上記の改良は十分
に行われず、15重量部より多い場合には、最外層表面の
粗面化を過剰にするため、出力の低下を招く傾向があ
る。
クに加えて、平均粒径10mμ以上、30mμ未満のカーボ
ンブラックを、同層に含まれる磁性粉100 重量部に対し
て0.1 〜15重量部添加することが更に好ましい。これに
より、表面比抵抗が下がり、ドロップアウトが減少す
る。また、未反応の硬化剤が捕捉されるため、カレンダ
ー時のヒートロール汚れを軽減することができ、更に磁
気テープの場合には遮光性も向上する。本カーボンブラ
ックが0.1 重量部より少ない場合には上記の改良は十分
に行われず、15重量部より多い場合には、最外層表面の
粗面化を過剰にするため、出力の低下を招く傾向があ
る。
【0018】カーボンブラックの添加方法は種々に変更
できる。例えば、カーボンブラックを磁性粉と同時に分
散機に投入して磁性液としてもよく、その一部のみを先
に投入し、分散がある程度進んだ時点で残量を投入する
方法を採ってもよい。カーボンブラックの分散を特に重
視する場合には、カーボンブラックを磁性粉とバインダ
ーと共に三本ロールミル、バンバリーミキサー等によっ
て混練し、この後に分散機で分散して磁性塗料とするこ
ともできる。電気伝導性をより重視するときは、できる
だけ分散工程、調液工程の後半でカーボンブラックを加
えるようにすると、カーボンブラックのストラクチャー
構造が切断されにくい。
できる。例えば、カーボンブラックを磁性粉と同時に分
散機に投入して磁性液としてもよく、その一部のみを先
に投入し、分散がある程度進んだ時点で残量を投入する
方法を採ってもよい。カーボンブラックの分散を特に重
視する場合には、カーボンブラックを磁性粉とバインダ
ーと共に三本ロールミル、バンバリーミキサー等によっ
て混練し、この後に分散機で分散して磁性塗料とするこ
ともできる。電気伝導性をより重視するときは、できる
だけ分散工程、調液工程の後半でカーボンブラックを加
えるようにすると、カーボンブラックのストラクチャー
構造が切断されにくい。
【0019】カーボンブラックをあらかじめバインダー
と共に混練りしておいたいわゆる“カーボンマスターバ
ッチ”を利用してもよい。
と共に混練りしておいたいわゆる“カーボンマスターバ
ッチ”を利用してもよい。
【0020】本発明で使用可能なカーボンブラックとし
ては、例えばコロンビアカーボン社のコンダクテックス
(Conductex 975 (BET値(以下BETと略)250 m2
/g、DBP吸油量(以下DBPと略)170 ml/100gr
、粒径24mμ)、コンダクテックス900 (BET125 m
2/g、粒径27mμ)、コンダクテッスク40−220 (粒
径20mμm)、コンダクテックスSC(BET220 m2/
gr、DBP115 ml/100gr 、粒径20mμ)キャボット社
製のバルカン(Cabot Vulcan)XC−72(比表面積254
m2/g、粒径30mμ)、バルカンP(BET143 m2/g
r、DBP118 ml/100gr 、粒径20mμ)、ラーベン104
0、420 、ブラックパールズ2000(粒径15mμ)、三菱
化成(株)製の#44等がある。また、コロンビアン・カ
ーボン社製のコンダクテックス(Conductex )−SC.
(BET220 m2/g、DBP115 ml/100 g、粒径20m
μ)、キャボット社製のバルカン(Vulcan)9(BET
140 m2/g、DBP114 ml/100 g、粒径19mμ)、旭
カーボン社製の#80(BET117 m2/g、DBP113 ml
/100 g、粒径23mμ)、電気化学社製のHS100 (B
ET32m2/g、DBP180 ml/100 g、粒径53mμ)、
三菱化成社製の#22B(BET55m2/g、DBP131 ml
/100 g、粒径40mμ)、#20B(BET56m2/g、D
BP115 ml/100 g、粒径40mμ)、#3500(BET47
m2/g、DBP187 ml/100 g、粒径40mμ)があり、
その他にも、三菱化成社製のCF−9、#4000、MA−
600 、キャボット社製のブラック・パールズ(Black Pe
arls)L、モナーク(Monarck )800 、ブラック・パー
ルズ700 、ブラック・パールズ1000、ブラック・パール
ズ880 、ブラック・パールズ900 、ブラック・パールズ
1300、ブラック・パールズ2000、スターリッグ(Sterli
ng)V、コロンビアン・カーボン社製のラーベン(Rave
n )410 、ラーベン3200、ラーベン430 、ラーベン450
、ラーベン825 、ラーベン1255、ラーベン1035、ラー
ベン1000、ラーベン5000、ケッチェンブラックFC等が
挙げられる。更に、例えばコロンビアカーボン社製のラ
ーベン2000(比表面積190 m2/g、粒径18mμ)、210
0、1170、1000、三菱化成(株)製の#100 、#75、#4
0、#35、#30等も使用可能である。
ては、例えばコロンビアカーボン社のコンダクテックス
(Conductex 975 (BET値(以下BETと略)250 m2
/g、DBP吸油量(以下DBPと略)170 ml/100gr
、粒径24mμ)、コンダクテックス900 (BET125 m
2/g、粒径27mμ)、コンダクテッスク40−220 (粒
径20mμm)、コンダクテックスSC(BET220 m2/
gr、DBP115 ml/100gr 、粒径20mμ)キャボット社
製のバルカン(Cabot Vulcan)XC−72(比表面積254
m2/g、粒径30mμ)、バルカンP(BET143 m2/g
r、DBP118 ml/100gr 、粒径20mμ)、ラーベン104
0、420 、ブラックパールズ2000(粒径15mμ)、三菱
化成(株)製の#44等がある。また、コロンビアン・カ
ーボン社製のコンダクテックス(Conductex )−SC.
(BET220 m2/g、DBP115 ml/100 g、粒径20m
μ)、キャボット社製のバルカン(Vulcan)9(BET
140 m2/g、DBP114 ml/100 g、粒径19mμ)、旭
カーボン社製の#80(BET117 m2/g、DBP113 ml
/100 g、粒径23mμ)、電気化学社製のHS100 (B
ET32m2/g、DBP180 ml/100 g、粒径53mμ)、
三菱化成社製の#22B(BET55m2/g、DBP131 ml
/100 g、粒径40mμ)、#20B(BET56m2/g、D
BP115 ml/100 g、粒径40mμ)、#3500(BET47
m2/g、DBP187 ml/100 g、粒径40mμ)があり、
その他にも、三菱化成社製のCF−9、#4000、MA−
600 、キャボット社製のブラック・パールズ(Black Pe
arls)L、モナーク(Monarck )800 、ブラック・パー
ルズ700 、ブラック・パールズ1000、ブラック・パール
ズ880 、ブラック・パールズ900 、ブラック・パールズ
1300、ブラック・パールズ2000、スターリッグ(Sterli
ng)V、コロンビアン・カーボン社製のラーベン(Rave
n )410 、ラーベン3200、ラーベン430 、ラーベン450
、ラーベン825 、ラーベン1255、ラーベン1035、ラー
ベン1000、ラーベン5000、ケッチェンブラックFC等が
挙げられる。更に、例えばコロンビアカーボン社製のラ
ーベン2000(比表面積190 m2/g、粒径18mμ)、210
0、1170、1000、三菱化成(株)製の#100 、#75、#4
0、#35、#30等も使用可能である。
【0021】前記内層に含まれる磁性粉として、2価の
鉄(Fe2+)と3価の鉄(Fe3+)の重量比(Fe2+/
Fe3+)が8(単位は%。以下におけるFe 2+ /Fe 3+
の数字も単位は%である。)以上になるように、調整し
た場合には、表面比抵抗および遮光性が良好となり、ド
ロップアウトのレベルも向上するので更に好ましい。
鉄(Fe2+)と3価の鉄(Fe3+)の重量比(Fe2+/
Fe3+)が8(単位は%。以下におけるFe 2+ /Fe 3+
の数字も単位は%である。)以上になるように、調整し
た場合には、表面比抵抗および遮光性が良好となり、ド
ロップアウトのレベルも向上するので更に好ましい。
【0022】本発明の媒体では、磁性層を複数の層で構
成しているので、そのうちの最外層側でビデオ出力等の
高域の記録、再生特性を良好とし、かつその内層でクロ
マ、オーディオ出力等の比較的低域の記録、再生特性を
良好にするように、各層を形成することができる。この
ためには一般に、最外層側(特に最外層)の保持力(H
c)を内層よりも大とし、かつ最外層の膜厚(又は層
厚)は薄いことが必要であり、1μm以下、特に0.6 μ
m以下とするのが望ましい。また、この最外層に隣接す
る内層の膜厚は1.5 〜4.0 μmとするのが望ましい。
成しているので、そのうちの最外層側でビデオ出力等の
高域の記録、再生特性を良好とし、かつその内層でクロ
マ、オーディオ出力等の比較的低域の記録、再生特性を
良好にするように、各層を形成することができる。この
ためには一般に、最外層側(特に最外層)の保持力(H
c)を内層よりも大とし、かつ最外層の膜厚(又は層
厚)は薄いことが必要であり、1μm以下、特に0.6 μ
m以下とするのが望ましい。また、この最外層に隣接す
る内層の膜厚は1.5 〜4.0 μmとするのが望ましい。
【0023】本発明の媒体は、各磁性層を湿潤同時重層
塗布(wet-on-wet)方法で塗布形成する時に好適である
が、内層を乾燥後に最外層を塗布するいわゆるwet-on-d
ry方法を用いてもよい。
塗布(wet-on-wet)方法で塗布形成する時に好適である
が、内層を乾燥後に最外層を塗布するいわゆるwet-on-d
ry方法を用いてもよい。
【0024】本発明の磁気記録媒体は、例えば図1に示
すように、ポリエチレンテレフタレート等からなる非磁
性支持体1上に、第1の磁性層2、第2の磁性層4をこ
の順に積層したものである。また、この積層面とは反対
側の支持体面にはバックコート層3が設けられている
が、これは必ずしも設けなくてもよい。第2の磁性層上
にはオーバーコート層を設けてもよい。図2の例は、上
層を更に層5と6とに分けている。
すように、ポリエチレンテレフタレート等からなる非磁
性支持体1上に、第1の磁性層2、第2の磁性層4をこ
の順に積層したものである。また、この積層面とは反対
側の支持体面にはバックコート層3が設けられている
が、これは必ずしも設けなくてもよい。第2の磁性層上
にはオーバーコート層を設けてもよい。図2の例は、上
層を更に層5と6とに分けている。
【0025】図1及び図2の磁気記録媒体において、第
1の磁性層2の膜厚は1.5 〜4.0 μmとするのが好まし
く、第2の磁性層4の膜厚、又は第2、第3の磁性層
5、6の合計膜厚は1.0 μm以下(例えば0.3 μm) と
するのが好ましい。最表面の磁性層4、6と他の磁性層
2、5は、本発明において、前者4、6を最外層、後者
2、5を下層とする。ただし、磁性層5は中間層と称す
場合もある。
1の磁性層2の膜厚は1.5 〜4.0 μmとするのが好まし
く、第2の磁性層4の膜厚、又は第2、第3の磁性層
5、6の合計膜厚は1.0 μm以下(例えば0.3 μm) と
するのが好ましい。最表面の磁性層4、6と他の磁性層
2、5は、本発明において、前者4、6を最外層、後者
2、5を下層とする。ただし、磁性層5は中間層と称す
場合もある。
【0026】本発明に使用する磁性粉の例としてはF
e、Ni、Co、をはじめ、Fe−Al系、Fe−Al
−Ca系、Fe−Al−Ni系、Fe−Al−Zn系、
Fe−Al−Co系、Fe−Ni系、Fe−Ni−Co
系、Fe−Ni−Si−Al−Mn系、Fe−Ni−S
i−Al−Zn系、Fe−Al−Si系、Fe−Ni−
Zn系、Fe−Ni−Mn系、Fe−Ni−Si系、F
e−Mn−Zn系、Fe−Co−Ni−P系、Co−N
i系等、Fe、Ni、Co等を主成分とするメタル磁性
粉等の強磁性粉が挙げられ、更にこれらの金属磁性体に
添加剤としてCu、Cr等の元素またはこれらの化合物
を含ませてもよい。
e、Ni、Co、をはじめ、Fe−Al系、Fe−Al
−Ca系、Fe−Al−Ni系、Fe−Al−Zn系、
Fe−Al−Co系、Fe−Ni系、Fe−Ni−Co
系、Fe−Ni−Si−Al−Mn系、Fe−Ni−S
i−Al−Zn系、Fe−Al−Si系、Fe−Ni−
Zn系、Fe−Ni−Mn系、Fe−Ni−Si系、F
e−Mn−Zn系、Fe−Co−Ni−P系、Co−N
i系等、Fe、Ni、Co等を主成分とするメタル磁性
粉等の強磁性粉が挙げられ、更にこれらの金属磁性体に
添加剤としてCu、Cr等の元素またはこれらの化合物
を含ませてもよい。
【0027】なかでも、Fe系金属粉末が電気特性的に
優れ、耐蝕性及び分散性の点で特にFe−Al系、Fe
−Al−Ca系、Fe−Al−Ni系、Fe−Al−Z
n系、Fe−Al−Co系、Fe−Ni系、Fe−Ni
−Zn系、Fe−Ni−Al−Si−Zn系、Fe−N
i−Al−Si−Mn系、Fe−Ni−Co系が好まし
い。
優れ、耐蝕性及び分散性の点で特にFe−Al系、Fe
−Al−Ca系、Fe−Al−Ni系、Fe−Al−Z
n系、Fe−Al−Co系、Fe−Ni系、Fe−Ni
−Zn系、Fe−Ni−Al−Si−Zn系、Fe−N
i−Al−Si−Mn系、Fe−Ni−Co系が好まし
い。
【0028】さらに、好ましい強磁性金属粉末の構造と
しては、該強磁性金属粉末に含有されているFe原子と
Al原子との含有量比が原子数比でFe:Al=100 :
1〜100 :20であり、かつ該強磁性金属粉末のESCA
による分析深度で100 Å以下の表面域に存在するFe原
子とAl原子との含有量比が原子数比でFe:Al=3
0:70〜70:30である構造を有するものである。あるい
は、Fe原子とNi原子とAl原子とSi原子とが強磁
性金属粉末に含有され、更にZn原子とMn原子との少
なくとも一方が該強磁性金属粉末に含有され、Fe原子
の含有量が90原子%以上、Ni原子の含有量が1原子%
以上、10原子%未満、Al原子の含有量が、0.1 原子%
以上、5原子%未満、Si原子の含有量が、0.1原子%
以上、5原子%未満、Zn原子の含有量及び/又はMn
原子の含有量(但し、Zn原子とMn原子との両方を含
有する場合はこの合計量)が0.1 原子%以上、5原子%
未満であり、上記強磁性金属粉末のESCAによる分析
深度で100 Å以下の表面域に存在するFe原子とNi原
子とAl原子とSi原子とZn原子及び/又はMn原子
の含有量比が原子数比でFe:Ni:Al:Si:(Z
n及び/又はMn)=100 :(4以下):(10〜60):
(10:〜70):(20〜80)である構造を有する強磁性金
属粉末等が挙げられる。
しては、該強磁性金属粉末に含有されているFe原子と
Al原子との含有量比が原子数比でFe:Al=100 :
1〜100 :20であり、かつ該強磁性金属粉末のESCA
による分析深度で100 Å以下の表面域に存在するFe原
子とAl原子との含有量比が原子数比でFe:Al=3
0:70〜70:30である構造を有するものである。あるい
は、Fe原子とNi原子とAl原子とSi原子とが強磁
性金属粉末に含有され、更にZn原子とMn原子との少
なくとも一方が該強磁性金属粉末に含有され、Fe原子
の含有量が90原子%以上、Ni原子の含有量が1原子%
以上、10原子%未満、Al原子の含有量が、0.1 原子%
以上、5原子%未満、Si原子の含有量が、0.1原子%
以上、5原子%未満、Zn原子の含有量及び/又はMn
原子の含有量(但し、Zn原子とMn原子との両方を含
有する場合はこの合計量)が0.1 原子%以上、5原子%
未満であり、上記強磁性金属粉末のESCAによる分析
深度で100 Å以下の表面域に存在するFe原子とNi原
子とAl原子とSi原子とZn原子及び/又はMn原子
の含有量比が原子数比でFe:Ni:Al:Si:(Z
n及び/又はMn)=100 :(4以下):(10〜60):
(10:〜70):(20〜80)である構造を有する強磁性金
属粉末等が挙げられる。
【0029】また、使用可能な磁性粉の例としては、γ
−Fe2 O 3、Co含有γ−Fe2 O3 、Co被着γ−
Fe2 O3 、Fe3 O4 、Co含有Fe3 O4 、Co被
着Fe3 O4 、Co含有磁性FeOx(1.33<x≦1.5
)CrO2 等の酸化物磁性体、バリウムフェライト等
の六方晶フェライト、窒化鉄が挙げられる。中でも、C
o含有FeOx(1.33<x≦1.5 )がよい。
−Fe2 O 3、Co含有γ−Fe2 O3 、Co被着γ−
Fe2 O3 、Fe3 O4 、Co含有Fe3 O4 、Co被
着Fe3 O4 、Co含有磁性FeOx(1.33<x≦1.5
)CrO2 等の酸化物磁性体、バリウムフェライト等
の六方晶フェライト、窒化鉄が挙げられる。中でも、C
o含有FeOx(1.33<x≦1.5 )がよい。
【0030】各磁性層中にはまた、分散剤(例えば粉末
レシチン)、潤滑剤(例えばシリコーンオイル、グラフ
ァイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、炭素
原子数12〜20の一塩基性脂肪酸(例えばステアリン酸)
や、炭素原子総数13〜40個の脂肪酸エステル等)、研磨
剤(例えばアルミナ)、帯電防止剤(例えばグラファイ
ト)等を添加してよい。
レシチン)、潤滑剤(例えばシリコーンオイル、グラフ
ァイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、炭素
原子数12〜20の一塩基性脂肪酸(例えばステアリン酸)
や、炭素原子総数13〜40個の脂肪酸エステル等)、研磨
剤(例えばアルミナ)、帯電防止剤(例えばグラファイ
ト)等を添加してよい。
【0031】また、磁性層2、4、5、6等に使用可能
な結合剤としては、平均分子量が約10000 〜200000のも
のがよく、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アク
リロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニル、ウレタン樹
脂、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミ
ド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セ
ルロースアセテートブチレート、セルロースダイアセテ
ート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオ
ネート、ニトロセルロース等)、スチレン−ブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、各種の合成ゴム系重合
体、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反
応樹脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプ
レポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイ
ソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低
分子量グリコール/高分子量ジオール/イソシアネート
の混合物、及びこれらの混合物等が例示される。
な結合剤としては、平均分子量が約10000 〜200000のも
のがよく、例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩
化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アク
リロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニル、ウレタン樹
脂、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミ
ド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セ
ルロースアセテートブチレート、セルロースダイアセテ
ート、セルローストリアセテート、セルロースプロピオ
ネート、ニトロセルロース等)、スチレン−ブタジエン
共重合体、ポリエステル樹脂、各種の合成ゴム系重合
体、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反
応樹脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネートプ
レポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイ
ソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低
分子量グリコール/高分子量ジオール/イソシアネート
の混合物、及びこれらの混合物等が例示される。
【0032】これらの結合剤は、−SO3 M、−COO
M、−PO(OM′)2 (但しMは水素又はリチウム、
カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属、M′は水素、
リチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属又は
炭化水素残基)等の親水性極性基を含有した樹脂である
のがよい。これらの樹脂は分子内の極性基によって、磁
性粉とのなじみが向上し、これによって磁性粉の分散性
を更に良くし、かつ磁性粉の凝集も防止して塗液安定性
を一層向上させることができ、ひいては媒体の耐久性を
も向上させ得る。
M、−PO(OM′)2 (但しMは水素又はリチウム、
カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属、M′は水素、
リチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属又は
炭化水素残基)等の親水性極性基を含有した樹脂である
のがよい。これらの樹脂は分子内の極性基によって、磁
性粉とのなじみが向上し、これによって磁性粉の分散性
を更に良くし、かつ磁性粉の凝集も防止して塗液安定性
を一層向上させることができ、ひいては媒体の耐久性を
も向上させ得る。
【0033】こうした結合剤、特に塩化ビニル系共重合
体は塩化ビニルモノマー、スルホン酸あるいはリン酸の
アルカリ塩を含有した共重合性モノマー及び必要に応じ
他の共重合性モノマーを共重合することによって得るこ
とができる。この共重合体はビニル合成によるものであ
るので合成が容易であり、かつ共重合成分を種々選ぶこ
とができ、共重合体の特性を最適に調整することができ
る。
体は塩化ビニルモノマー、スルホン酸あるいはリン酸の
アルカリ塩を含有した共重合性モノマー及び必要に応じ
他の共重合性モノマーを共重合することによって得るこ
とができる。この共重合体はビニル合成によるものであ
るので合成が容易であり、かつ共重合成分を種々選ぶこ
とができ、共重合体の特性を最適に調整することができ
る。
【0034】バックコート層3を設ける場合は、上記の
結合剤に硫酸バリウム等の非磁性粒子を含有させ、支持
体裏面に塗布する。
結合剤に硫酸バリウム等の非磁性粒子を含有させ、支持
体裏面に塗布する。
【0035】前記支持体1の素材としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリプロピレン等のプラスチック、
Al、Zn等の金属、ガラス、窒化ホウ素、Siカーバ
イド、磁器、陶器等のセラミックなどが使用される。
ンテレフタレート、ポリプロピレン等のプラスチック、
Al、Zn等の金属、ガラス、窒化ホウ素、Siカーバ
イド、磁器、陶器等のセラミックなどが使用される。
【0036】次に、上記した媒体の製造装置の一例を図
3に示す。この製造装置においては、図1の媒体を製造
するに当たり、まず供給ロール32から繰出されたフィル
ム状支持体1は、押し出しコータ10、11により前記の磁
性層2、4用の各塗料を塗布した後、例えば2000Gauss
の前段配向磁石33により配向され、更に、例えば2000Ga
uss の後段配向磁石35を配した乾燥器34に導入され、こ
こで上下に配したノズルから熱風を吹き付けて乾燥す
る。
3に示す。この製造装置においては、図1の媒体を製造
するに当たり、まず供給ロール32から繰出されたフィル
ム状支持体1は、押し出しコータ10、11により前記の磁
性層2、4用の各塗料を塗布した後、例えば2000Gauss
の前段配向磁石33により配向され、更に、例えば2000Ga
uss の後段配向磁石35を配した乾燥器34に導入され、こ
こで上下に配したノズルから熱風を吹き付けて乾燥す
る。
【0037】次に、乾燥された各塗布層付きの支持体1
はカレンダーロール38の組合せからなるスーパーカレン
ダー装置37に導かれ、ここでカレンダー処理された後
に、巻取りロール39に巻き取られる。各塗料は、図示し
ないインラインミキサーを通して押し出しコータ10、11
へと供給してもよい。なお、図中、矢印Dは非磁性ベー
スフィルムの搬送方向を示す。
はカレンダーロール38の組合せからなるスーパーカレン
ダー装置37に導かれ、ここでカレンダー処理された後
に、巻取りロール39に巻き取られる。各塗料は、図示し
ないインラインミキサーを通して押し出しコータ10、11
へと供給してもよい。なお、図中、矢印Dは非磁性ベー
スフィルムの搬送方向を示す。
【0038】押し出しコータ10、11にはそれぞれ、液溜
まり部13、14が設けられ、各コータからの塗料をウエッ
ト・オン・ウエット方式で重ねる。図2の媒体を製造す
るには、図3において押し出しコータを更に1つ追加す
ればよい。
まり部13、14が設けられ、各コータからの塗料をウエッ
ト・オン・ウエット方式で重ねる。図2の媒体を製造す
るには、図3において押し出しコータを更に1つ追加す
ればよい。
【0039】
【実施例】以下に本発明の実施例および比較例を示す。
実施例中に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精
神から逸脱しない範囲において種々変更しうる。なお、
「重量部」はすべて「部」と略記してある。
実施例中に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精
神から逸脱しない範囲において種々変更しうる。なお、
「重量部」はすべて「部」と略記してある。
【0040】実施例1 下記の組成物をそれぞれニーダーで混練した後、サンド
ミルで分散し、各磁性塗料を調製した。
ミルで分散し、各磁性塗料を調製した。
【0041】 〈上層用磁性塗料A〉 Co−γ−Fe2 O3 100部 (Hc=800 Oe、粒径=0.16μm) スルホン酸カリウム含有塩ビ系樹脂 10部 (MR110 、日本ゼオン(株)製) スルホン酸ナトリウム含有ポリウレタン 5部 (UR−8300、東洋紡績(株)製) α−Al2 O3 6部 (研磨剤、平均粒径0.3 μm) カーボンブラック(A) 5部 (平均粒径20mμ) カーボンブラック(B) 0.5部 (平均粒径45mμ) ミリスチン酸 1部 ステアリン酸 1部 ブチルステアレート 1部 メチルエチルケトン 50部 シクロヘキサノン 150部 トルエン 50部 コロネートL 5部 (日本ポリウレタン工業(株)製)
【0042】 〈下層用磁性塗料B〉 Co−γ−Fe2 O3 100部 (Hc=700 Oe、粒径=0.24μm) スルホン酸カリウム含有塩ビ系樹脂 10部 (MR110 、日本ゼオン(株)製) スルホン酸ナトリウム含有ポリウレタン 5部 (UR−8300、東洋紡績(株)製) α−Al2 O3 5部 (研磨剤、平均粒径0.3 μm) カーボンブラック(A) 1部 (平均粒径45mμ) カーボンブラック(B) 添加せず ミリスチン酸 1部 ステアリン酸 1部 ブチルステアレート 1部 メチルエチルケトン 50部 シクロヘキサノン 150部 トルエン 50部 コロネートL 5部 (日本ポリウレタン工業(株)製)
【0043】次に、厚さ14.5μmのポリエチレンテレフ
タレート・ベースフィルム上に、下層用磁性塗料Bと上
層用磁性塗料Aを順次図3の装置で塗布し、配向、乾燥
後、カレンダー処理を行った。この場合、上層は0.5 μ
mの乾燥膜厚、下層は2.5 μmの乾燥膜厚とした。
タレート・ベースフィルム上に、下層用磁性塗料Bと上
層用磁性塗料Aを順次図3の装置で塗布し、配向、乾燥
後、カレンダー処理を行った。この場合、上層は0.5 μ
mの乾燥膜厚、下層は2.5 μmの乾燥膜厚とした。
【0044】しかる後、次の組成のバックコート層用塗
料を磁性層等の反対側の面に乾燥厚さ0.8 μmになるよ
うに塗布した。
料を磁性層等の反対側の面に乾燥厚さ0.8 μmになるよ
うに塗布した。
【0045】 カーボンブラック(Raven 1035) 40部 硫酸バリウム(平均粒径300 mμm) 10部 ニトロセルロース 25部 N−2301 (日本ポリウレタン社製) 25部 コロネートL( 〃 ) 10部 シクロヘキサノン 400部 メチルエチルケトン 250部 トルエン 250部
【0046】このようにして幅広の磁性フィルムを得、
これを巻取った。このフィルムを1/2 インチ幅に断裁
し、表1に示すビデオテープとした。
これを巻取った。このフィルムを1/2 インチ幅に断裁
し、表1に示すビデオテープとした。
【0047】そして、上記のテープについて以下の性能
評価を行い、結果を表7に示した。
評価を行い、結果を表7に示した。
【0048】(a).RF出力、ルミS/N、クロマS
/N、クロマ出力: カラービデオノイズメータ「Shibasoku 952 D/1」を
用い、日本ビクター社製「HR−S7000」のデッキでリ
ファレンステープに対する値(dB)で表した。
/N、クロマ出力: カラービデオノイズメータ「Shibasoku 952 D/1」を
用い、日本ビクター社製「HR−S7000」のデッキでリ
ファレンステープに対する値(dB)で表した。
【0049】各信号の周波数は次の通りである。 RF出力 : 6MHz ルミS/N : 6MHz クロマS/N: 629KHz クロマ出力 : 629KHz
【0050】(b).摺動ノイズ(測定条件:20℃、10
%、測定デッキ:日本ビクター社製HR−S7000): (i) テープ走行させずに再生を行い、システムノイズを
スペクトラムアナライザで測定する。(ii)サンプルテー
プを1分間ずつ10回再生を行い、摺動ノイズをスペクト
ラムアナライザで測定する。(iii) 8MHz付近のノイズ
レベルについてシステムノイズを基準(0dB)として
10パスのノイズの値を平均値として読み取る。
%、測定デッキ:日本ビクター社製HR−S7000): (i) テープ走行させずに再生を行い、システムノイズを
スペクトラムアナライザで測定する。(ii)サンプルテー
プを1分間ずつ10回再生を行い、摺動ノイズをスペクト
ラムアナライザで測定する。(iii) 8MHz付近のノイズ
レベルについてシステムノイズを基準(0dB)として
10パスのノイズの値を平均値として読み取る。
【0051】(c).ヘッド白濁は以下の(i) 〜(iv)の
要領で測定した。 (i) 測定前にヘッドのクリーニングを行い、ヘッド白濁
がない状態にする。 (ii)サンプル(No. 1)〈未使用〉のテープに、6MHz
の単一周波数を基準テープに対して+20%の記録レベル
で10分間記録し、3回再生した後8MHzの単一周波数を
基準テープに対して+20%の記録レベルで2分間記録
し、これを再生してその出力を測定する(これらの値を
0dBとする)。 (iii) 常温・湿度20%において、サンプルテープ(No.
2)〈未使用〉を巻き始めから巻き終りまで、ビデオ信
号を記録しながらSPモードで走行させる。 (iv) サンプルテープ(No. 1)へ再度8MHzの単一周
波数を(ii)と同じ記録レベルで2分間記録して再生し、
その出力を測定し、(ii)で測定した値(0dB)からの
出力低下の差を求める。 (注)サンプルテープは1水準に対し、2本(No. 1、
No. 2)使用して測定が行われる。 〈評価〉 ○………ヘッドのガラス部分の付着物がわずかであるか
あるいは全くない。 ×………ヘッドの全面に付着物が存在する。
要領で測定した。 (i) 測定前にヘッドのクリーニングを行い、ヘッド白濁
がない状態にする。 (ii)サンプル(No. 1)〈未使用〉のテープに、6MHz
の単一周波数を基準テープに対して+20%の記録レベル
で10分間記録し、3回再生した後8MHzの単一周波数を
基準テープに対して+20%の記録レベルで2分間記録
し、これを再生してその出力を測定する(これらの値を
0dBとする)。 (iii) 常温・湿度20%において、サンプルテープ(No.
2)〈未使用〉を巻き始めから巻き終りまで、ビデオ信
号を記録しながらSPモードで走行させる。 (iv) サンプルテープ(No. 1)へ再度8MHzの単一周
波数を(ii)と同じ記録レベルで2分間記録して再生し、
その出力を測定し、(ii)で測定した値(0dB)からの
出力低下の差を求める。 (注)サンプルテープは1水準に対し、2本(No. 1、
No. 2)使用して測定が行われる。 〈評価〉 ○………ヘッドのガラス部分の付着物がわずかであるか
あるいは全くない。 ×………ヘッドの全面に付着物が存在する。
【0052】(d).表面比抵抗: 穴戸社製のスタティックオネストメーター(タイプ S
−4104)で測定した。試料電圧は100 V、表中における
表示単位は(×1010Ω/sq)である。
−4104)で測定した。試料電圧は100 V、表中における
表示単位は(×1010Ω/sq)である。
【0053】(e).カレンダーヒートロール汚れ: 前記原反の製造工程において、カレンダー処理に用いら
れるカレンダーロールの汚れ具合を目視で観察した。評
価は次のとおりである。 ◎:汚れなし ○:汚れほとんどなし △:汚れわずかにあり ×:汚れあり
れるカレンダーロールの汚れ具合を目視で観察した。評
価は次のとおりである。 ◎:汚れなし ○:汚れほとんどなし △:汚れわずかにあり ×:汚れあり
【0054】(f).ドロップアウト(D/O) 日本ビクター社製「HR−S7000」型デッキを用い、−
12dB以上の出力低下を5μs、15μs以上生ずるドロ
ップアウトの個数を測定した。各表中には(15μs/5
μs)の形で表示してある。
12dB以上の出力低下を5μs、15μs以上生ずるドロ
ップアウトの個数を測定した。各表中には(15μs/5
μs)の形で表示してある。
【0055】なお、すべての表において、実施例1、実
施例2………は実1、実2と、比較例1、比較例2は比
1、比2………と略記した。また、カーボンブラックは
CBと略記した。更に、CB添加量は当該磁性層中の磁
性粉100 部に対するカーボンブラックの重量部を示して
いる。
施例2………は実1、実2と、比較例1、比較例2は比
1、比2………と略記した。また、カーボンブラックは
CBと略記した。更に、CB添加量は当該磁性層中の磁
性粉100 部に対するカーボンブラックの重量部を示して
いる。
【0056】実施例2〜13、18〜22、比較例1〜7、10 実施例1の〈上層用磁性塗料A〉および〈下層用磁性塗
料B〉の組成中、カーボンブラックの平均粒径および添
加量を変えた以外は実施例1と同様にしてビデオテープ
を作成し、性能評価を行った。この結果を表1〜5およ
び表7〜11に示した。
料B〉の組成中、カーボンブラックの平均粒径および添
加量を変えた以外は実施例1と同様にしてビデオテープ
を作成し、性能評価を行った。この結果を表1〜5およ
び表7〜11に示した。
【0057】実施例14、15、比較例8 実施例1の〈上層用磁性塗料A〉の組成中、Co−γ−
Fe2 O3 に代えてFe−Al系強磁性粉末 100部を用
い、カーボンブラック(A)の添加量を3重量部に、ま
た、〈下層用磁性塗料B〉の組成中、カーボンブラック
(A)の平均粒径を40mμに、またカーボンブラック
(B)を添加した例を示す。他は実施例1と同様にして
ビデオテープを作成し、性能評価を行った。この組成を
表2、3および6に、結果を表8、9および11に示し
た。
Fe2 O3 に代えてFe−Al系強磁性粉末 100部を用
い、カーボンブラック(A)の添加量を3重量部に、ま
た、〈下層用磁性塗料B〉の組成中、カーボンブラック
(A)の平均粒径を40mμに、またカーボンブラック
(B)を添加した例を示す。他は実施例1と同様にして
ビデオテープを作成し、性能評価を行った。この組成を
表2、3および6に、結果を表8、9および11に示し
た。
【0058】なお、使用したFe−Al系強磁性粉末の
物性は次のとおりである。 Hc:1580Oe、σs :120emu/g、BET値:55m2/
g、Fe:Al=100 :10
物性は次のとおりである。 Hc:1580Oe、σs :120emu/g、BET値:55m2/
g、Fe:Al=100 :10
【0059】実施例16、17、比較例9 実施例1の〈上層用磁性塗料A〉の組成中、Co−γ−
Fe2 O3 に代えて六方晶系バリウムフェライト粉末 1
00部を用い、カーボンブラック(A)の添加量を3重量
部に、また、〈下層用磁性塗料B〉の組成中、カーボン
ブラック(A)の平均粒径を40mμに、またカーボンブ
ラック(B)を添加した例を示す。他は実施例1と同様
にしてビデオテープを作成し、性能評価を行った。この
組成を表3および5に、結果を表9および11に示した。
Fe2 O3 に代えて六方晶系バリウムフェライト粉末 1
00部を用い、カーボンブラック(A)の添加量を3重量
部に、また、〈下層用磁性塗料B〉の組成中、カーボン
ブラック(A)の平均粒径を40mμに、またカーボンブ
ラック(B)を添加した例を示す。他は実施例1と同様
にしてビデオテープを作成し、性能評価を行った。この
組成を表3および5に、結果を表9および11に示した。
【0060】なお、使用した六方晶系バリウムフェライ
ト粉末の物性は次のとおりである。Hc:750 Oe、B
ET値40m2/g
ト粉末の物性は次のとおりである。Hc:750 Oe、B
ET値40m2/g
【0061】実施例23 バックコート層を形成しない以外は実施例1と同様にし
てビデオテープを作成し、性能評価を行った。この組成
を表4に、結果を表10に示した。
てビデオテープを作成し、性能評価を行った。この組成
を表4に、結果を表10に示した。
【0062】実施例24、比較例11 図2のように磁性層を層2、5、6と3層にしたときの
例を示す。但し、上層6及び下層2の組成は実施例1と
同様であるが、中間層は上層と下層との中間のHc(75
0 Oe)を有するCo−γ−Fe2 O3 を使用する。そ
れ以外の組成は下層と同じである。膜厚は各々上層0.3
μm、中間層0.3 μm、下層3.0 μmとした。組成を表
6に示す。上記と同様に性能評価を行ったところ、表12
の結果が得られた。
例を示す。但し、上層6及び下層2の組成は実施例1と
同様であるが、中間層は上層と下層との中間のHc(75
0 Oe)を有するCo−γ−Fe2 O3 を使用する。そ
れ以外の組成は下層と同じである。膜厚は各々上層0.3
μm、中間層0.3 μm、下層3.0 μmとした。組成を表
6に示す。上記と同様に性能評価を行ったところ、表12
の結果が得られた。
【0063】実施例25 Co−γ−Fe2 O3 に代えて、実施例14で用いられる
Fe−Al系強磁性粉末100 部を上層に用いた以外は実
施例24と同様にしてビデオテープを作成し、性能評価を
行った。この組成を表6に、結果を表12に示した。
Fe−Al系強磁性粉末100 部を上層に用いた以外は実
施例24と同様にしてビデオテープを作成し、性能評価を
行った。この組成を表6に、結果を表12に示した。
【0064】実施例26 Co−γ−Fe2 O3 に代えて、実施例16で用いられる
六方晶系バリウムフェライト100 部を上層に用いた以外
は実施例24と同様にしてビデオテープを作成し、性能評
価を行った。この組成を表6に、結果を表12に示した。
六方晶系バリウムフェライト100 部を上層に用いた以外
は実施例24と同様にしてビデオテープを作成し、性能評
価を行った。この組成を表6に、結果を表12に示した。
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】前記の結果から、本発明に基いて磁
性層を形成することによって、高周波域から低周波域ま
での全域に亘って電磁変換特性が良好で、ドロップアウ
トが少なく、また摺動ノイズあるいはヘッド白濁を低減
したビデオテープを作成できることが明らかである。
性層を形成することによって、高周波域から低周波域ま
での全域に亘って電磁変換特性が良好で、ドロップアウ
トが少なく、また摺動ノイズあるいはヘッド白濁を低減
したビデオテープを作成できることが明らかである。
【図1】磁気記録媒体の一例の断面図である。
【図2】磁気記録媒体の他の例の断面図である。
【図3】磁気記録媒体の製造装置の概略図である。
1 非磁性支持体 2 下層磁性層 3 バックコート層 4、6 上層磁性層 5 中間磁性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 伸之 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 高橋 秀樹 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株 式会社内 (56)参考文献 特開 平1−191321(JP,A) 特開 平3−205614(JP,A) 特開 平3−8113(JP,A) 特開 平3−241522(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/716 G11B 5/708
Claims (2)
- 【請求項1】 非磁性支持体上に複数の磁性層が積層さ
れている磁気記録媒体において、前記 複数の磁性層のうち最外層に、平均粒径10mμ以
上、30mμ未満のカーボンブラック、および平均粒径
30mμ以上、120mμ以下のカーボンブラックが、
前記最外層磁性層中の磁性粉100重量部に対して、そ
れぞれ0.5〜10重量部、および0.1〜1.0重量
部含有されてなり、 前記複数の磁性層のうち最外層以外の少なくとも一層中
に、平均粒径30mμ以上、70mμ以下のカーボンブ
ラックが、当該磁性層中の磁性粉100重量部に対し
て、0.1〜20重量部含有されている ことを特徴とす
る磁気記録媒体。 - 【請求項2】 前記複数の磁性層のうち最外層以外の少
なくとも一層中に、平均粒径10mμ以上、30mμ未
満のカーボンブラック、および平均粒径30mμ以上、
70mμ以下のカーボンブラックが、当該磁性層中の磁
性粉100重量部に対して、それぞれ0.1〜15重量
部、および0.1〜20重量部含有されている請求項1
に記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3024144A JP2969148B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3024144A JP2969148B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04248121A JPH04248121A (ja) | 1992-09-03 |
JP2969148B2 true JP2969148B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=12130136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3024144A Expired - Fee Related JP2969148B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2969148B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP3024144A patent/JP2969148B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04248121A (ja) | 1992-09-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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