JP2968482B2 - コンクリートのはつり及び切断装置 - Google Patents
コンクリートのはつり及び切断装置Info
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Description
に於けるコンクリートのはつり及び切断装置に関する。
法、剥離剤工法、超高圧水工法などが知られており、ま
たコンクリートのはつりや切断に関してはダイヤモンド
サンダー工法、ダイヤモンドチェンソー工法、超高圧水
とアブレッシブ工法や、エアーチッパー工法などがあ
る。
モンドカッター工法、ダイヤモンドチェンソー工法、エ
アーチッパー工法などは作業時に騒音と粉塵の発生が大
きく、作業環境を悪くして作業者に大きな負担を与える
と云う問題がある。剥離剤工法は薬品による作業のた
め、作業者の危険(火傷など)や廃液による地下水の汚
染などの問題があり、また薬品を使用するため、飛散、
流出を如何にして防ぐか、加えて雨天時には作業が出来
ない等の問題がある。超高圧水工法は剥離する躯体(壁
面の素地)を傷めるため、剥離作業後に躯体の修復を行
う必要があるほか、高圧水(1000〜2500kgf
/cm2 )を用いるため水の制御が困難であると同時
に、噴射音と剥離時の壁面衝撃音により作業環境を悪化
させる問題がある。
の問題点に加え、作業効率を向上するために水に混入さ
れる骨材(硅砂等の鉱物質)を大量に使用するため、作
業後のスラリーの回収や廃棄に問題があるのであり、ま
たエアーチッパー工法は圧縮空気により作業するチッパ
ー(たがね)が壁面をはつる時に発生する騒音、粉塵や
振動に問題点があり、特に振動は作業者の負担となる上
に、補修箇所以外の面に対し振動による破損を生じさせ
る問題(磁器タイルが剥がれたりする等)がある。他
方、上記の従来工法は何れも作業前に作業箇所以外(例
えば窓、アルミサッシ等)に養生(マスキング)を施す
必要があって、作業工程数やコストを増大させる要因を
なしている。なお、上記の実施では作業現場へ各種機器
を運搬設置して行うものであるが、その運搬設置や作業
終了後の撤収などに無視できない時間や手間が掛るもの
となっている。
解決せんとするものであって、その特徴とするところ
は、駆動手段を備えて移動する車体の荷台上へ、発電
機、エンジン、コンプレッサー、清水タンク、該清水タ
ンク内の清水に研磨剤を混入してスラリーを形成したも
のを圧力をかけて送り出すためのスラリーポンプ、及び
該スラリーポンプから供給される圧力水を加温する温水
器を搭載するとともに、PH調整器およびスラジタンク
を備えた濁水処理装置を搭載し、上記スラリーポンプか
ら温水器を経て供給される加温された且つ研磨剤を含む
圧力水を噴出させるためのノズルを先端部に有するガン
装置を設けて、上記加温され研磨剤が混入された圧力水
を加工面へ向けて噴出させて加工するとともに、加工後
に生じる濁水を上記濁水処理装置に回収して、その濁水
中のスラッジを分離処理するとともにPH調整して後、
このように処理した後の処理水を導出するよう構成した
ことである。
あることはノズルの噴射水を骨材の混入されるものとな
して、より一層の作業能率の向上を図れるものとなるの
であり、また高圧ポンプ装置とガン装置との配管途中に
温水器を設けて加温水がノズルから噴出されるようにな
したものは、加工面の温度上昇による塗膜の軟化現象そ
の他で同様に作業効率の向上に寄与するものとなる。ま
たガン装置のノズルを一定距離の往復移動可能となさし
めたものは、低圧で超高圧と同等あるいはそれ以上の作
用効果が得られるものとなり、しかも加工面を損傷させ
たりすることを防止できるものとなる。
示す平面図及び側面図である。しかして、駆動手段を備
えて移動可能とする車体はトラックの例を示すものであ
って、該荷台1上には次の各機器装置が配設されてな
る。2,2は給水栓口、3及び3はフィルター装置、4
は清水タンク、5及び5は高圧ポンプ、6及び6は温水
器、7及び7はアキュムレーター、8及び8は先端にノ
ズルを備えた適当長さのホースをリールに巻いて収納状
態としたガン装置である。
て全てを対称的に且つ2個宛配設したものとなし、2系
統の片方或は双方を交互或は同時に使用可能として効率
良く行われるもである。なお、図面で9は発電機、10
はコンプレッサー、11はエンジン、12は濁水処理装
置、13は車台シャーシ部に組込んだ制御盤、14は幌
である。
されて躯体の塗膜などを剥離しながら流下する濁水を回
収し、一般の生活排水として排水可能とするべくPH調
整を行ったり、スラッジの分離処理を行うためのもので
12aはスラッジタンク、12bは適当長さのホース先
端に取付けた汲上げ用の水中ポンプ、12cはPH調整
器、12dは処理水を排水溝まで導出するためのホース
などを備えた構成となされる。なお、これらホース類は
荷台1の下方へ収納(但し、不使用時)されるものとな
される。
給水栓口2,2から取入れられる外水はフィルター3,
3装置を通って清水タンク4に流入する。しかして、清
水タンク3内に貯留される清水は現場に到着し、作業開
始で制御盤の操作釦が押圧されると、エンジン11が駆
動されると共にコンプレッサー10及び高圧ポンプ4,
4が作動されると共に圧力調整弁pを経て清水タンク4
内の清水が汲上げられて温水器6,6に流入し、高圧タ
ンク7,7に送り込まれて一定の加圧状態に保持され
る。このさい、温水器6,6は水の流れを検知して一定
温度(凡そ80℃前後)に自動加温する構成である。
からホースを引き出すと共に躯体14(壁面の素地)に
対してガンを向けるようにするのであり、該ガンのレバ
ーを押圧することにより弁部が開放されて昇温された圧
力水が圧空と共に噴出されて壁面の塗膜剥離作業の行わ
れるものとなる。
000リットルであり、またノズルからの噴出圧力は5
0〜1000kgf/cm2 に自動調節されるものとな
っている。このさい、使用されるガンGは特開平7−8
8403号で開示されてなる一定方向へ一定距離範囲
(凡そ5cm〜30cm)の往復移動される構成のもの
が使用される。なお、使用される高圧ポンプは特開平7
−42666号で開示されている構成のものが使用され
ている。
5の代りにスラリーポンプ5’,5’を使用し、高圧タ
ンク7,7を省略するほか、圧力水の噴出用ガンに回転
ガンG’を使用した例である。このさい回転ガンは特開
平7−185404号で開示されている構成のものが使
用される。
5’,5’を使用すると共に、温水器6,6及び高圧タ
ンク7,7を省略し、且つ圧力水の噴出用ガンに実施例
1で使用したノズルが一定距離の往復移動するガンGを
使用した例である。
は、躯体14の下面部に配置される集水樋15に対し取
付けてある水中ポンプ12bを介し、濁水処理装置12
へ向け回収されるものとなるのであり、戻入する濁水
は、該濁水処理装置12内でスラッジが分離処理される
と共に、PH調整が行われてその分離水はホース12d
を介して排水溝へ導かれて排出されるものとなる。な
お、分離してスラッジタンク12aに貯留されるスラッ
ジは他用途の使用に供されるものとなる。
用は給水が水道水に限らず湖水や河川水の使用を考慮し
て設けてあり、高圧ポンプのシリンダーを保護し耐久性
を高めることができるものであり、フィルターは10ミ
クロン以下のものを使用する。
5’を使用したものでは、従来のノズル出口部で研磨剤
を混合するのではなく、研磨剤を事前に水と混入してス
ラリーを形成しそれを直接加圧する直接加圧方式である
ことから、低い噴射圧力で非常に高い加工能力を有する
ものとなるのである。一方、温水を使用するさいは加工
面の温度上昇による塗膜の軟化現象のほか該温水は脱気
水と異なり圧縮昇温された容存気体が大気中に圧力水と
共に吐出されたときに、キャビテーション効果を生むこ
とにより脱気水の4〜5倍の剥離効果を生じさせるもの
となるのであり、従って500kgf/cm2 程度の低
圧処理を可能とするものとなる。よって、イニシャルコ
ストやランニングコストを安価となすと共に、静かでし
かも早く且つ躯体を必要以上に傷付けたりすることのな
い良好な仕上げ状態のものが得られるものとなる。
方式、水平対向型油圧増圧方式)では発生する出力の脈
動を抑え、且つ安定した圧力を得るためにアキュムレー
タ、バルセーションダンパー等を必要とするものである
が、本発明に於けるスラリーポンプの使用では脈流の無
い安定した出力が得られるため従来の設備が不要とな
る。しかも従来のポンプではアキュムレータ、バルセー
ションダンパー等のタンクが必要であるため、スラリー
(骨材)を混ぜた水を使用する場合、比重の大きいスラ
リーがタンク内に沈澱するため必要な水中スラリー濃度
が得られない問題があったが、本発明ではこの様な問題
は発生しないものとなる。
が、本発明装置はコンクリートのはつり及び切断にも適
用することのできるものである。
如き優れた効果がある。 A)粉塵および騒音の発生を少なくする。しかも、圧力
水が剥離した塗料を包み込むので粉塵が発生しない。 B)薬品を使用しない(作業、環境に)安全な工法を提
供できる。また、雨天時の作業を可能とし、工期の短縮
がはかれる。 C)剥離する躯体(壁面の素地)を傷めず、作業後の補
修を不要とする。一方、水圧を下げ、制御を容易にす
る。他方、作業時の騒音を軽減する。 D)使用骨材を減らし、イニシャルコストやランニング
コストの低減が図れる。 E)作業時の騒音を減らし、振動を無くすことによっ
て、作業者の負担を軽減し、且つ加工面の損傷を防止で
きる。 F)作業前の養生(マスキング)を不要とし、作業工数
及びコストの低減が図れる。 G)作業現場へ迅速に移動し、効率の良い作業を実施で
きる。 H)濁水処理装置を併設したものでは効率的なスラリー
(骨材)の回収(再利用)や処理水の無公害廃棄を可能
とするものである。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動手段を備えて移動する車体の荷台上
へ、発電機、エンジン、コンプレッサー、清水タンク、
該清水タンク内の清水に研磨剤を混入してスラリーを形
成したものを圧力をかけて送り出すためのスラリーポン
プ、及び該スラリーポンプから供給される圧力水を加温
する温水器を搭載するとともに、PH調整器およびスラ
ジタンクを備えた濁水処理装置を搭載し、 上記スラリーポンプから温水器を経て供給される加温さ
れた且つ研磨剤を含む圧力水を噴出させるためのノズル
を先端部に有するガン装置を設けて、 上記加温され研磨剤が混入された圧力水を加工面へ向け
て噴出させて加工するとともに、加工後に生じる濁水を
上記濁水処理装置に回収して、その濁水中のスラッジを
分離処理するとともにPH調整して後、このように処理
した後の処理水を導出するよう構成したことを特徴とす
るはつり及び切断装置。 - 【請求項2】 前記ガン装置のノズルが一次元の往復運
動をすることを特徴とする請求項1記載のはつり及び切
断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25243596A JP2968482B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | コンクリートのはつり及び切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25243596A JP2968482B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | コンクリートのはつり及び切断装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14310699A Division JP3321114B2 (ja) | 1999-05-24 | 1999-05-24 | 外壁塗膜剥離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1077746A JPH1077746A (ja) | 1998-03-24 |
JP2968482B2 true JP2968482B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=17237339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25243596A Expired - Fee Related JP2968482B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | コンクリートのはつり及び切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2968482B2 (ja) |
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JP4731440B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2011-07-27 | 日立建機株式会社 | 散水機 |
JP2021016818A (ja) * | 2019-07-18 | 2021-02-15 | 株式会社サーフェステクノロジー | 循環型ミストジェットシステム |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP25243596A patent/JP2968482B2/ja not_active Expired - Fee Related
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