JP2967560B2 - フィルムキャリアの接続構造体 - Google Patents
フィルムキャリアの接続構造体Info
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/50—Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
-
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- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/321—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
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- H05K3/36—Assembling printed circuits with other printed circuits
- H05K3/361—Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
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Description
配線基板とを、接続時の応力を緩和し、機械的、電気的
に信頼性高く接続したフィルムキャリアの接続構造体に
関する。
プリント導体と絶縁性基材フィルムとを一体化したフィ
ルムキャリアにICをTAB方式により搭載し、このI
Cを搭載したフィルムキャリアとリジッドな配線基板
(PCB)とを半田で接続することが広く行われてい
る。
C1を搭載したフィルムキャリア2をPCB3とLCD
4に接続した接続構造体の断面図である。同図に示すよ
うに、フィルムキャリア2の端子部2xとPCB3の端
子部とが半田5で接続されている。また、一般にフィル
ムキャリア2は銅箔からなるプリント導体2aとポリイ
ミド等からなる絶縁性基材フィルム2bからなっている
が、同図のような半田による接続は、フィルムキャリア
2から半田付けする端子部2xの絶縁性基材フィルム2
bを予め除去しておき、その後、手半田、半田リフロ
ー、半田プレス等を行うことにより形成される。なお、
フィルムキャリア2とLCD4とは異方性導電接着剤6
により接続されている。
よる接続方法においては、近年の高密度実装化に伴ない
フィルムキャリア2とPCB3の端子部がピッチ0.3
mm以下程度にファイン化すると、ショート等が発生す
るという問題が生じた。
りに異方性導電接着剤6を使用しフィルムキャリア2と
PCB3とを接続することもなされるようになった。
示したように、端子部2xの絶縁性基材フィルム2bを
除去したフィルムキャリア2とPCB3とを異方性導電
接着剤6で接続すると、その接続時に使用する加熱加圧
用のヘッドに異方性導電接着剤のバインダーが付着する
という問題が生じた。また、フィルムキャリア2の端子
部2xにおいて絶縁性基材フィルム2bが除去されてい
るために異方性導電接着剤6が抜け出てフィルムキャリ
ア2とPCB3との機械的接着力が低下し、所望の接着
強度が得られないという問題も生じた。
ルムキャリア2から絶縁性基材フィルム2bを除去せず
にフィルムキャリア2とPCB3とを異方性導電接着剤
6で接続することが考えられた。しかしながら、ポリイ
ミド等からなる絶縁性基材フィルムは比較的固いため
に、この方法ではIC1の封止樹脂7の歪みやフィルム
キャリア2とLCD4との接続の歪みがフィルムキャリ
ア2とPCB3との接続部に集中し、接続部の信頼性が
低下するという問題が生じた。
半田ディップ、半田レベラー等により半田メッキ層が形
成されているが、このようなメッキ層が形成された端子
部を異方性導電接着剤6により接続すると、異方性導電
接着剤6中の導電粒子がメッキ層の中に埋まり込み、安
定した導電性が得られなくなるという問題も生じた。
を解決しようとするものであり、フィルムキャリアと配
線基板とを、接続部のパターンがファイン化した場合で
もショートさせることなく、十分な接着力で信頼性高く
接続できるようにすることを目的としている。
載したフィルムキャリアと配線基板とを異方性導電接着
剤を使用して接続するにあたり、その接続部のフィルム
キャリアの絶縁性基材フィルムは除去しないが、ICの
搭載部とフィルムキャリアと配線基板との接続部との間
で除去すれば、接続時に加熱加圧用のヘッドに異方性導
電接着剤が付着することはなく、フィルムキャリアと配
線基板との接着力も十分となり、さらにICの樹脂封止
等による歪みの応力も緩和できるので接続の信頼性が増
すこと、また、配線基板の端子部のメッキ層の厚さを異
方性導電接着剤に含まれる導電粒子の平均粒径に応じて
通常よりも薄くすれば、異方性導電接着剤に含まれる導
電粒子がメッキ層内に埋まり込み、安定した導電性が得
られなくなるという問題も解消することを見出し、この
発明を完成させるに至った。
ィルムキャリアの端子部と配線基板の端子部とが異方性
導電接着剤により接続されているフィルムキャリアの接
続構造体において、フィルムキャリアのICの搭載部
と、フィルムキャリアと配線基板との接続部との間で、
フィルムキャリアの絶縁性基材フィルムの一部または全
部が除去されており、かつ配線基板の端子部が異方性導
電接着剤に含まれる導電粒子の平均粒径の1/2以下の
厚さの表面処理層を形成されたものであるフィルムキャ
リアの接続構造体を提供する。
フィルムキャリアと配線基板とが異方性導電接着剤によ
り接続されているので、その接続部を0.3mm以下程
度にファインピッチ化した場合でも、従来の半田で接続
したものに比べてショートの発生を低減することが可能
となる。また、フィルムキャリアと配線基板との接続箇
所と、異方性導電接着剤で接続する他の接続箇所とを一
括して接続処理をすることが可能となる。
キャリアと配線基板との接続部においてフィルムキャリ
アの絶縁性基材フィルムが除去されておらず残存してい
るので、接続時に加熱加圧用のヘッドに異方性導電接着
剤のバインダーが付着することはない。また、異方性導
電接着剤が接続部から抜け出ることもなく、十分な接着
力を得ることが可能となる。
ムキャリアの絶縁性基材フィルムがICの搭載部と、フ
ィルムキャリアと配線基板との接続部との間で除去され
ているので、ICの樹脂封止等による歪みの応力が緩和
される。したがって、接続後の導通信頼性が向上する。
また、フィルムキャリアの絶縁性基材フィルムが除去さ
れているためにフィルムキャリアの曲げが容易になるの
で、ICの封止樹脂が配線基板側に盛り上がった場合で
もフィルムキャリアと配線基板との接続を支障なく行う
ことが可能となる。
線基板は、その端子部の半田等の表面処理層の厚さが、
異方性導電接着剤に含まれる導電粒子の平均粒径の1/
2以下であるので、端子部を異方性導電接着剤で接続す
るときに異方性導電接着剤中の導電粒子が端子部の表面
処理層内に埋まり込むことはない。したがって、安定し
た導電性を得ることが可能となる。
体的に説明する。なお、各図中、同一符号は同一または
同等の要素を表している。
構造体の断面図および平面図である。同図の接続構造体
は、図4および図5に示した接続構造体と同様に、IC
1を搭載したフィルムキャリア2を異方性導電接着剤6
によりPCB3とLCD4に接続したものである。この
実施例においては、フィルムキャリアの絶縁性基材フィ
ルム(ポリイミド製)2bが、フィルムキャリア2とP
CB3との接続部では除去されておらず、IC1の搭載
部と接続部との間2cでスリット状に除去されている。
2とPCB3とを接続する端子部の端子ピッチを0.3
mm、フィルムキャリア2とLCD4とを接続する端子
部のピッチを0.18mmとしたものを作成した。この
場合、PCB3の端子部には、厚さ0.5μmの半田
(Pb/Sn=6/4)の表面処理層を形成した。そし
て、フィルムキャリア2とPCB3との接続部およびフ
ィルムキャリア2とLCD4との接続部のいずれも、異
方性導電接着剤6としてソニ−ケミカル(株)製CP3
131(導電粒子径10μm)を厚さ30μm塗布し、
170℃、40Kg/cm2、20秒で圧着することに
より接着した。
ーマルショック(−40℃、100℃各30分のサイク
ルを100回)後の導通性を試験したところ、最大抵抗
値は1Ω以下であり、導通信頼性の高いことが確認でき
た。
さをそれぞれ1μm、3μm、5μmとした以外は実施
例1と同様の接続構造体を作成し、サーマルショック後
の導通性を試験した。その結果、表面処理層の厚さが1
μm、3μmの場合の最大抵抗値は共に1Ω以下であ
り、また、表面処理層の厚さが5μmの場合の最大抵抗
値は共に11Ωであり、いずれも導通信頼性の高いこと
が確認できた。
ート厚さ1μm未満)、Snメッキ(厚さ1μm未
満)、Ni/Auメッキ(厚さNi0.5μm/Au
0.25μm)で表面処理した以外は実施例1と同様の
接続構造体を作成し、サーマルショック後の導通性を試
験した。その結果、最大抵抗値はいずれも1Ω以下であ
り、導通信頼性の高いことが確認できた。またこれによ
り、PCB3の端子部の表面処理層としては、その厚さ
が異方性導電接着剤に含まれる導電粒子の平均粒径の1
/2以下であれば、その種類は特に限定されず種々の表
面処理層を形成できることが確認できた。
の断面図および平面図である。この実施例も図1に示し
た接続構造体と同様に、IC1を搭載したフィルムキャ
リア2を異方性導電接着剤6によりPCB3とLCD4
に接続したものであるが、この実施例においては図1と
異なり、フィルムキャリアの絶縁性基材フィルム2bが
IC1の搭載部と、フィルムキャリア1とPCB3との
接続部との間2cで2本のスリット状に除去されてい
る。このように、この発明においては、IC1の搭載部
と、フィルムキャリア1とPCB3との接続部との間2
cでフィルムキャリアの絶縁性基材フィルム2bを除去
するにあたり、ICの樹脂封止等による歪みの応力を緩
和できるようにする限り、その除去形状に特に制限はな
い。
の端子ピッチ(フィルムキャリア2とPCB3との接続
端子ピッチ0.3mm、フィルムキャリア2とLCD4
との接続端子ピッチ0.18mm)の接続構造体を作成
した。この場合、PCB3の端子部には、厚さ1μmの
半田(Pb/Sn=6/4)の表面処理層を形成した。
また、フィルムキャリア2とPCB3との接続部および
フィルムキャリア2とLCD4との接続部は、いずれも
実施例1と同様に、異方性導電接着剤6としてソニ−ケ
ミカル(株)製CP3131(導電粒子径10μm)を
厚さ30μm塗布し、170℃、40Kg/cm2、2
0秒で圧着することにより接着した。
例1と同様にサーマルショック後の導通性を試験したと
ころ、最大抵抗値は1Ω以下であり、導通信頼性の高い
ことが確認できた。
である。この実施例は、IC1を搭載したフィルムキャ
リア2をPCB3上に異方性導電接着剤6により接続し
たものであり、その他の点については図1に示した接続
構造体と同様である。
の端子ピッチ(フィルムキャリア2とPCB3との接続
端子ピッチ0.3mm、フィルムキャリア2とLCD4
との接続端子ピッチ0.18mm)の接続構造体を作成
した。この場合、PCB3の端子部には、厚さ1μmの
半田(Pb/Sn=6/4)の表面処理層を形成した。
また、フィルムキャリア2とPCB3との接続部および
フィルムキャリア2とLCD4との接続部は、いずれも
実施例1と同様に、異方性導電接着剤6としてソニ−ケ
ミカル(株)製CP3131(導電粒子径10μm)を
厚さ30μm塗布し、170℃、40Kg/cm2、2
0秒で圧着することにより接着した。
例1と同様にサーマルショック後の導通性を試験したと
ころ、最大抵抗値は1Ω以下であり、導通信頼性の高い
ことが確認できた。
(フィルムキャリア2とPCB3との接続端子ピッチ
0.3mm、フィルムキャリア2とLCD4との接続端
子ピッチ0.18mm)の接続構造体を作成した。この
場合、PCB3の端子部には、厚さ1μmの半田(Pb
/Sn=6/4)の表面処理層を形成した。また、フィ
ルムキャリア2とPCB3との接続部およびフィルムキ
ャリア2とLCD4との接続部は、いずれも実施例1と
同様に、異方性導電接着剤6としてソニ−ケミカル
(株)製CP3131(導電粒子径10μm)を厚さ3
0μm塗布し、170℃、40Kg/cm2、20秒で
圧着することにより接着した。
性を試験したところ、初期的には良好であったが、実施
例1と同様のサーマルショックを50サイクル行った後
には接続不良箇所が発生した。これは、フィルムキャリ
アの絶縁性基材フィルム2bが除去されていないので、
IC1の封止樹脂7の歪みやフィルムキャリア2とLC
D4との接続の歪みがフィルムキャリア2とPCB3と
の接続部に集中したためである。
(フィルムキャリア2とPCB3との接続端子ピッチ
0.3mm、フィルムキャリア2とLCD4との接続端
子ピッチ0.18mm)の接続構造体を作成した。この
場合、PCB3の端子部には、厚さ1μmの半田(Pb
/Sn=6/4)の表面処理層を形成した。また、フィ
ルムキャリア2とPCB3との接続部およびフィルムキ
ャリア2とLCD4との接続部は、いずれも実施例1と
同様に、異方性導電接着剤6としてソニ−ケミカル
(株)製CP3131(導電粒子径10μm)を厚さ3
0μm塗布し、圧着部にポリイミドシート(厚さ25μ
m)を載せて170℃、40Kg/cm2、20秒で圧
着することにより接着した。
端子部間の接着力が弱く、圧着後に浮きが発生した。
それぞれ10μm、20μmとした以外は実施例1と同
様の接続構造体を作成し、サーマルショック後の導通性
を試験した。その結果、表面処理層の厚さが10μmの
場合の最大抵抗値は78Ωであり、20μmの場合の最
大抵抗値は無限大であり、導通信頼性の無いことが確認
できた。これらの接続部の顕微鏡写真を撮ったところ、
導電粒子が半田メッキ層の中に埋まり込み、半田メッキ
が接続界面から離れているところが観察された。
ムキャリアと配線基板との接続部のパターンがファイン
化した場合でもショートすることがない。また、フィル
ムキャリアと配線基板とが十分な接着力で信頼性高く接
続したものとなる。
および平面図(b)である。
(a)および平面図(b)である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 ICを搭載したフィルムキャリアの端子
部と配線基板の端子部とが異方性導電接着剤により接続
されているフィルムキャリアの接続構造体において、フ
ィルムキャリアのICの搭載部と、フィルムキャリアと
配線基板との接続部との間で、フィルムキャリアの絶縁
性基材フィルムの一部または全部が除去されており、か
つ配線基板の端子部が異方性導電接着剤に含まれる導電
粒子の平均粒径の1/2以下の厚さの表面処理層を形成
されたものであるフィルムキャリアの接続構造体。 - 【請求項2】 フィルムキャリアがTAB方式によりI
Cを搭載したフィルムキャリアである請求項1記載のフ
ィルムキャリアの接続構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4136120A JP2967560B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | フィルムキャリアの接続構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4136120A JP2967560B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | フィルムキャリアの接続構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05308091A JPH05308091A (ja) | 1993-11-19 |
JP2967560B2 true JP2967560B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=15167775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4136120A Expired - Lifetime JP2967560B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | フィルムキャリアの接続構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2967560B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3756418B2 (ja) | 2001-02-28 | 2006-03-15 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置及びその製造方法 |
KR100666124B1 (ko) * | 2005-10-31 | 2007-01-09 | 전자부품연구원 | 정전방사법을 이용한 이방도전성 접착 필름의 제조 방법 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4136120A patent/JP2967560B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05308091A (ja) | 1993-11-19 |
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