JP2967259B2 - ローラーハースキルン構造 - Google Patents

ローラーハースキルン構造

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JP2967259B2 JP10232194A JP10232194A JP2967259B2 JP 2967259 B2 JP2967259 B2 JP 2967259B2 JP 10232194 A JP10232194 A JP 10232194A JP 10232194 A JP10232194 A JP 10232194A JP 2967259 B2 JP2967259 B2 JP 2967259B2
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイル,衛生陶器等
を焼成するためのローラーハースキルンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、ローラーハースキル
ンの炉壁面は図4に示すような構造となっており、ケー
シング1の内側には、セリ受けレンガ3の下方に複数枚
の耐火レンガ5,5,5,5が積層され、さらに耐火レ
ンガ5の下部のフラットバー15の下面に、ローラー挿
通孔6aを有するメガネレンガ6が嵌め込まれ、メガネ
レンガ6の下部には複数枚の耐火レンガ7,7,7,7
が積層され、メガネレンガ6および耐火レンガ7,7,
7,7の裏面にはセラミックファイバー10,10が充
填されており、ローラーハースキルンの炉床9にも耐火
レンガが用いられ、また前記セリ受けレンガ3には天井
壁を形成するアーチレンガ4が当接配置されている。
【0003】このような構造において、前記メガネレン
ガ6のローラー挿通孔6aにはローラーが差し込まれ、
メガネレンガ6は常にその上方の耐火レンガ5,5,
5,5およびセリ受けレンガ3、アーチレンガ4の重量
により押さえ付けられており、特に内部が高温となり前
記フラットバー15に曲がりが生じると、フラットバー
15の上方の耐火レンガ5,5等の重量が前記メガネレ
ンガ6に集中的に加わり、メガネレンガ6が破損する場
合が多く、メガネレンガ6が割れ等を生じると、このメ
ガネレンガ6に挿通されているローラーが良好に転動し
なくなる場合もあり、また前記アーチレンガ4の破損を
も招来してしまうという問題点があり、さらに、メガネ
レンガ6を交換する際には、従来においてはその上方の
耐火レンガ5,セリ受けレンガ3,アーチレンガ4を取
り除いてメガネレンガ6を交換する必要があり、メガネ
レンガ6の交換作業が極めて多大な労力を要する作業と
なり、メンテナンスが極めて困難であるという問題点が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、メガネレンガの破損を
防ぎ、かつメガネレンガの交換を容易に行なうことがで
きるローラーハースキルン構造を提供せんことを目的と
し、その第1の要旨は、耐火レンガを積層してなる炉壁
面内にローラーを挿通するメガネレンガが介装されてな
るローラーハースキルンにおいて、前記メガネレンガよ
り上方の耐火レンガを、梁材から垂設した吊りボルトを
介し持ち上げ支持したことである。また、第2の要旨
は、前記梁材は、ローラーハースキルンの構成材である
ダクト枠体またはケーシングに架設されているととも
に、前記吊りボルトの下端には、前記メガネレンガより
上方の耐火レンガを持ち上げ支持するフラットバーが設
けられ、該フラットバーの下面と前記メガネレンガの上
面間には隙間が形成されていることである。
【0005】
【作用】前記第1の要旨において、梁材から垂設した吊
りボルトにより、メガネレンガより上方の耐火レンガを
吊り上げ支持しているため、メガネレンガには上方から
の押圧力が掛からず、メガネレンガの破損が良好に防が
れる。また、第2の要旨において、ダクト枠体またはケ
ーシングを利用して、これに梁材を架設し、梁材から吊
りボルトを垂下させてその下端にフラットバーを取付
け、フラットバーにより強固にメガネレンガの上方の耐
火レンガを持ち上げて支持することができ、メガネレン
ガには上方からの押圧力が掛からず破損が良好に防がれ
るとともに、フラットバーとメガネレンガ間には隙間が
形成されているため、メガネレンガのみを容易に取り外
して交換することができ、交換作業が極めて容易とな
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はローラーハースキルンの一方側の炉壁面の
縦断面拡大図であり、図2はローラーハースキルンの内
側から見た炉壁面の側面図であり、また、図3は炉壁面
の断面斜視構成図である。図において、ローラーハース
キルンの炉壁面の外周にはケーシング1が設けられてお
り、このケーシング1の内側上部には上部レンガ2が縦
方向に配置されており、その下方にはセリ受けレンガ3
がケーシング1に沿って設けられており、このセリ受け
レンガ3には内方に向かってアーチ型にアーチレンガ4
が当接配置され、このアーチレンガ4の他端側は、他方
側の炉壁面のセリ受けレンガ3に当接してローラーハー
スキルンの天井面を形成する。前記セリ受けレンガ3の
下部には複数枚の耐火レンガ5,5,5,5が積層され
ており、耐火レンガ5,5,5,5の下面にはフラット
バー15が水平状に配置されている。
【0007】本例では、このフラットバー15は吊りボ
ルト14により持ち上げ支持されたものとなっており、
吊りボルト14の上端は梁材13に連結され、梁材13
は、ローラーハースキルンの構成部材であるエアを通す
ためのダクト枠体11,11間に水平状に架設され、ダ
クト枠体11は縦方向のダクト柱12に支持されたもの
となっており、前記吊りボルト14はステンレスまたは
セラミック製で形成されており、吊りボルト14は前記
セリ受けレンガ3および複数の耐火レンガ5に縦方向に
あらかじめ穿設形成された通し孔3a,5a内に上方よ
り挿通されて、吊りボルト14の下端には、フラットバ
ー15の下面に当接する座板16にナット17が締め付
けられており、フラットバー15はナット17を締め付
けることにより、その上面に耐火レンガ5,5,5およ
びセリ受けレンガ3,上部レンガ2,アーチレンガ4を
持ち上げ支持している。
【0008】前記フラットバー15の下部には、隙間S
を形成してメガネレンガ6が配置されており、メガネレ
ンガ6の裏面および前記隙間S内にはセラミックファイ
バー10が充填されている。このメガネレンガ6には水
平方向にローラー挿通孔6aが形成されており、このロ
ーラー挿通孔6a内にはローラーRが挿入されるもので
あり、ローラーRは外側のベアリング20に支持されて
炉内で回転され、ローラーR上にタイル,衛生陶器等が
載置されてローラーRの転動に伴って入口側から出口側
に向かって移動するものである。また、前記メガネレン
ガ6の下部には複数の耐火レンガ7,8が積層されて炉
壁面が形成されており、底面には耐火レンガからなる炉
床9が形成されている。また、図2に示すように前記メ
ガネレンガ6の上方の耐火レンガ5,5,5内には所定
間隔でバーナー18,18が配設され、さらに所定間隔
で点検口19,19が形成されている。
【0009】このように本例では、ダクト枠体11に架
設された梁材13から所定間隔で複数本の吊りボルト1
4,14を垂設し、この吊りボルト14,14の下端に
ナット17および座板16を介しフラットバー15を設
けて、このフラットバー15上に複数の耐火レンガ5,
セリ受けレンガ3,上部レンガ2,アーチレンガ4を積
み上げ、メガネレンガ6より上方の複数のレンガを吊り
ボルト14およびフラットバー15により吊り上げ支持
したものであるため、前記メガネレンガ6には従来のよ
うに上方からの押圧力が掛かることはなく、押圧力によ
りメガネレンガ6が破損することがなく、メガネレンガ
6の耐久性が向上したものとなる。
【0010】さらに、メガネレンガ6の上面とフラット
バー15の下面間には隙間Sが形成されているため、高
温による膨張が生じても、この隙間Sによりメガネレン
ガ6とその上方の耐火レンガ5との接触を防ぐことがで
き、膨張が生じてもメガネレンガ6には押圧力が加わる
ことがなく、メガネレンガ6の破損がより良好に防がれ
たものとなっている。また、メガネレンガ6より上方の
耐火レンガ5等が吊り上げ支持されているため、メガネ
レンガ6の下方の耐火レンガ7,8にも押圧力が掛かる
ことがないため、耐火レンガ7および8のレベルを出し
やすく、メガネレンガ6を正確な高さ位置に配設させる
ことができる。また、メガネレンガ6の交換時には、従
来のようにメガネレンガ6の上方の耐火レンガ5等を取
り除く作業が不要となり、メガネレンガ6のみを容易に
取り外して新たなものと交換することができ、交換作業
が極めて容易なものとなる。
【0011】なお、本例では前記梁材13はダクト枠体
11上に架設したものを例示したが、梁材13はケーシ
ング1上に架設したものであっても良く、ローラーハー
スキルンの構成部材を利用して梁材13を架設し、この
梁材13から吊りボルト14を垂設させて、吊りボルト
14によりメガネレンガ6の上方の耐火レンガ5,セリ
受けレンガ3等を持ち上げ支持して、メガネレンガ6の
破損を防ぎ、メガネレンガ6の交換を容易なものとする
ことができる。
【0012】
【発明の効果】本発明は、耐火レンガを積層してなる炉
壁面内にローラーを挿通するメガネレンガが介装されて
なるローラーハースキルンにおいて、前記メガネレンガ
より上方の耐火レンガを、梁材から垂設した吊りボルト
を介し持ち上げ支持したことにより、メガネレンガより
上方の耐火レンガは吊りボルトおよび梁材により持ち上
げ支持されているため、メガネレンガには上方からの押
圧力が加わらず、メガネレンガの破損が良好に防がれ、
メガネレンガの耐久性を高めることができ、またメガネ
レンガを交換する際に、従来のように上方の耐火レンガ
を取り除く作業が不要となり、メガネレンガのみを取り
外して容易に交換が可能となり、メンテナンスが容易な
ものとなる。また、梁材は、ローラーハースキルンの構
成材であるダクト枠体またはケーシングに架設されてい
るとともに、吊りボルトの下端には、メガネレンガより
上方の耐火レンガを持ち上げ支持するフラットバーが設
けられ、該フラットバーの下面とメガネレンガの上面間
には隙間が形成されていることにより、ローラーハース
キルンの構成部材であるダクト枠体等を利用して梁材を
架設でき、吊りボルトの下端のフラットバーにより確実
強固にメガネレンガより上方の耐火レンガを持ち上げ支
持することができ、メガネレンガには上方からの押圧力
が加わらず、しかもフラットバーの下面とメガネレンガ
の上面間に隙間を形成したため、熱膨張が生じた時にも
メガネレンガには押圧力が加わらず、メガネレンガの破
損が確実に防がれるとともに、隙間を介しメガネレンガ
を容易に取り外して交換することができ、交換作業等の
メンテナンスが極めて容易となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローラーハースキルンの炉壁面の縦断面拡大構
成図である。
【図2】ローラーハースキルンの炉壁面の側面構成図で
ある。
【図3】炉壁面の要部斜視構成図である。
【図4】従来の炉壁面の縦断面構成図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 上部レンガ 3 セリ受けレンガ 4 アーチレンガ 5 耐火レンガ 6 メガネレンガ 6a ローラー挿通孔 7,8 耐火レンガ 10 セラミックファイバー 11 ダクト枠体 12 ダクト柱 13 梁材 14 吊りボルト 15 フラットバー 16 座板 17 ナット R ローラー S 隙間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火レンガを積層してなる炉壁面内にロ
    ーラーを挿通するメガネレンガが介装されてなるローラ
    ーハースキルンにおいて、前記メガネレンガより上方の
    耐火レンガを、梁材から垂設した吊りボルトを介し持ち
    上げ支持したことを特徴とするローラーハースキルン構
    造。
  2. 【請求項2】 前記梁材は、ローラーハースキルンの構
    成材であるダクト枠体またはケーシングに架設されてい
    るとともに、前記吊りボルトの下端には、前記メガネレ
    ンガより上方の耐火レンガを持ち上げ支持するフラット
    バーが設けられ、該フラットバーの下面と前記メガネレ
    ンガの上面間には隙間が形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のローラーハースキルン構造。
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