JP2966693B2 - パノラマ撮影可能なカメラ装置 - Google Patents
パノラマ撮影可能なカメラ装置Info
- Publication number
- JP2966693B2 JP2966693B2 JP16192993A JP16192993A JP2966693B2 JP 2966693 B2 JP2966693 B2 JP 2966693B2 JP 16192993 A JP16192993 A JP 16192993A JP 16192993 A JP16192993 A JP 16192993A JP 2966693 B2 JP2966693 B2 JP 2966693B2
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- JP
- Japan
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- zoom lens
- panoramic
- aspect ratio
- camera
- photographing
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- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影面の上及び／又は
下の部分を電気的又は光学的にマスクすることにより、
パノラマ撮影を可能とするビデオカメラや銀塩カメラに
関する。
下の部分を電気的又は光学的にマスクすることにより、
パノラマ撮影を可能とするビデオカメラや銀塩カメラに
関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的なビデオカメラの撮影面のアスペ
クト比は４対３である。しかしながら、昨今、該撮像面
の縦の長さの１／８ずつ上下部分を電気的又は光学的に
マスクすることにより、アスペクト比１６対９のパノラ
マ撮影を可能とするものがある。
クト比は４対３である。しかしながら、昨今、該撮像面
の縦の長さの１／８ずつ上下部分を電気的又は光学的に
マスクすることにより、アスペクト比１６対９のパノラ
マ撮影を可能とするものがある。
【０００３】図２に従来のビデオカメラの機能ブロック
図を示す。レンズ１を通り撮像素子であるＣＣＤ２に入
った光は電気信号に変換され、γ補正等の信号処理をカ
メラ信号処理回路３で行った後、撮影面の縦の長さの１
／８ずつ上下部分をマスク回路４にてマスクされ出力さ
れる。そして、該出力は図３に示す様に、アスペクト比
４対３のモニター画面では、アスペクト比１６対９の画
像として表示される。なお、１／８という数値は次の理
由による。４対３＝１６対１２であるから、１６対９の
アスペクト比にするには、撮影面の縦の長さの９／１２
を有効画面とし、残り３／１２＝１／４をマスクすれば
よい。よって、上下１／８ずつになる。
図を示す。レンズ１を通り撮像素子であるＣＣＤ２に入
った光は電気信号に変換され、γ補正等の信号処理をカ
メラ信号処理回路３で行った後、撮影面の縦の長さの１
／８ずつ上下部分をマスク回路４にてマスクされ出力さ
れる。そして、該出力は図３に示す様に、アスペクト比
４対３のモニター画面では、アスペクト比１６対９の画
像として表示される。なお、１／８という数値は次の理
由による。４対３＝１６対１２であるから、１６対９の
アスペクト比にするには、撮影面の縦の長さの９／１２
を有効画面とし、残り３／１２＝１／４をマスクすれば
よい。よって、上下１／８ずつになる。
【０００４】さらに、該出力をアスペクト比１６対９の
モニター画面全体に表示するには図４に示すような回路
を用いる。すなわち、図５のＡに例示する様なマスク回
路４の出力をＡＤコンバータ５によりデジタル信号に変
換しフィールドメモリ６に一旦格納する。そして、該フ
ィールドメモリ６から読み出す際に、マスクされた上下
１／８の部分をカットして読み出し、さらに、拡大装置
７にて縦方向に４／３倍に拡大補間処理を行った後、Ｄ
Ａコンバータ８によりアナログ信号に変換する。この信
号はアスペクト比４対３のモニターでは、図５のＢに示
す様に縦長の画像（縦横比１．３対１）として画面全体
に表示されるが、アスペクト比１６対９のモニターでは
図５のＣに示す様に縦横比１対１の通常の画像として画
面全体に表示される。
モニター画面全体に表示するには図４に示すような回路
を用いる。すなわち、図５のＡに例示する様なマスク回
路４の出力をＡＤコンバータ５によりデジタル信号に変
換しフィールドメモリ６に一旦格納する。そして、該フ
ィールドメモリ６から読み出す際に、マスクされた上下
１／８の部分をカットして読み出し、さらに、拡大装置
７にて縦方向に４／３倍に拡大補間処理を行った後、Ｄ
Ａコンバータ８によりアナログ信号に変換する。この信
号はアスペクト比４対３のモニターでは、図５のＢに示
す様に縦長の画像（縦横比１．３対１）として画面全体
に表示されるが、アスペクト比１６対９のモニターでは
図５のＣに示す様に縦横比１対１の通常の画像として画
面全体に表示される。
【０００５】一方銀塩カメラでは、撮影面である感光フ
ィルムの上下部分を光学的にマスクして撮影し、プリン
ト時、拡大焼き付けすることによりパノラマ写真を得て
いる。
ィルムの上下部分を光学的にマスクして撮影し、プリン
ト時、拡大焼き付けすることによりパノラマ写真を得て
いる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ビデオ
カメラも銀塩カメラも、パノラマ撮影時は撮影面の上及
び／又は下の部分をマスクするので画角が小さくなり、
パノラマ撮影にもかかわらず十分なワイド感を持たせる
ことができなかった。
カメラも銀塩カメラも、パノラマ撮影時は撮影面の上及
び／又は下の部分をマスクするので画角が小さくなり、
パノラマ撮影にもかかわらず十分なワイド感を持たせる
ことができなかった。
【０００７】本発明は、撮影面の上及び／又は下の部分
を電気的又は光学的にマスクすることにより、パノラマ
撮影を可能とするカメラ装置において、パノラマ撮影へ
の切換え時、画角の変化を抑えることができるカメラ装
置を提供することにある。
を電気的又は光学的にマスクすることにより、パノラマ
撮影を可能とするカメラ装置において、パノラマ撮影へ
の切換え時、画角の変化を抑えることができるカメラ装
置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、カメラ装置に、使用者が任意に画角を変
化させることができるズームレンズと、撮影面の上及び
／又は下の部分を電気的又は光学的にマスクするパノラ
マ撮影設定手段と、前記ズームレンズの位置を検出する
位置検出手段と、前記パノラマ撮影設定手段の設定動作
に応じて前記ズームレンズを前記位置検出手段にて検出
された前記ズームレンズの位置を基に設定される所定量
広角側に移動させるズームレンズ駆動手段と、を具備し
た。
決するために、カメラ装置に、使用者が任意に画角を変
化させることができるズームレンズと、撮影面の上及び
／又は下の部分を電気的又は光学的にマスクするパノラ
マ撮影設定手段と、前記ズームレンズの位置を検出する
位置検出手段と、前記パノラマ撮影設定手段の設定動作
に応じて前記ズームレンズを前記位置検出手段にて検出
された前記ズームレンズの位置を基に設定される所定量
広角側に移動させるズームレンズ駆動手段と、を具備し
た。
【０００９】
【作用】パノラマ撮影設定時に発生する縦方向の画角縮
小が、ズームレンズにより打ち消される。
小が、ズームレンズにより打ち消される。
【００１０】
【実施例】以下、図面に従い本発明の実施例について説
明する。図１は本発明の実施例であるビデオカメラの機
能ブロック図である。なお、図２、図３と同じものにつ
いては同一符号を付し、詳細な説明は省略する。図にお
いて、レンズ１、ズームレンズ１Ｚを通りＣＣＤ２に入
った光は電気信号に変換され、カメラ信号処理回路３に
てγ補正等の信号処理を行い、アスペクト比４対３の画
像信号となる。そして、通常の撮影を行う場合は、該画
像信号が切換スイッチ９を通ってそのまま出力される。
明する。図１は本発明の実施例であるビデオカメラの機
能ブロック図である。なお、図２、図３と同じものにつ
いては同一符号を付し、詳細な説明は省略する。図にお
いて、レンズ１、ズームレンズ１Ｚを通りＣＣＤ２に入
った光は電気信号に変換され、カメラ信号処理回路３に
てγ補正等の信号処理を行い、アスペクト比４対３の画
像信号となる。そして、通常の撮影を行う場合は、該画
像信号が切換スイッチ９を通ってそのまま出力される。
【００１１】一方、パノラマ撮影設定スイッチ１０が操
作されると、制御回路１１は切換スイッチ９を切換え、
カメラ信号処理回路３からの画像信号を、マスク回路
４、ＡＤコンバータ５、フィールドメモリ６、拡大装置
７、ＤＡコンバータ８を用いてアスペクト比１６対９の
画像信号とし出力する。さらに、制御回路１１はパノラ
マ撮影設定スイッチ１０の操作により、ズームレンズ１
Ｚを移動させるズームモータ１２を制御しズームレンズ
１Ｚを所定量広角側に移動させる。所定量とは、拡大装
置７にる拡大を打消す量であり、ズームレンズ１Ｚの位
置を検出する検出装置１３によって検出されたズームレ
ンズ１Ｚの位置を基に設定される。例えば、通常撮影
時、焦点距離が４０ｍｍであれば、拡大装置７の拡大率
が４／３倍だから、パノラマ撮影時の焦点距離は４０ｍ
ｍ×（３／４）＝３０ｍｍと算出される。よって、マス
ク回路４にて上下１／８ずつマスクし、拡大装置７にて
拡大され出力されるアスペクト比１６対９の画像信号
と、カメラ信号処理回路３の出力であるアスペクト比４
対３の画像信号とで画角が等しくなり、パノラマ撮影
時、十分なワイド感を持たせることができる。
作されると、制御回路１１は切換スイッチ９を切換え、
カメラ信号処理回路３からの画像信号を、マスク回路
４、ＡＤコンバータ５、フィールドメモリ６、拡大装置
７、ＤＡコンバータ８を用いてアスペクト比１６対９の
画像信号とし出力する。さらに、制御回路１１はパノラ
マ撮影設定スイッチ１０の操作により、ズームレンズ１
Ｚを移動させるズームモータ１２を制御しズームレンズ
１Ｚを所定量広角側に移動させる。所定量とは、拡大装
置７にる拡大を打消す量であり、ズームレンズ１Ｚの位
置を検出する検出装置１３によって検出されたズームレ
ンズ１Ｚの位置を基に設定される。例えば、通常撮影
時、焦点距離が４０ｍｍであれば、拡大装置７の拡大率
が４／３倍だから、パノラマ撮影時の焦点距離は４０ｍ
ｍ×（３／４）＝３０ｍｍと算出される。よって、マス
ク回路４にて上下１／８ずつマスクし、拡大装置７にて
拡大され出力されるアスペクト比１６対９の画像信号
と、カメラ信号処理回路３の出力であるアスペクト比４
対３の画像信号とで画角が等しくなり、パノラマ撮影
時、十分なワイド感を持たせることができる。
【００１２】以上、本発明の実施例について説明した
が、パノラマ撮影時のアスペクト比は１６対９には限定
されず、それ以外の比率であってもそれに対応したズー
ムレンズの位置制御を行えばよいことは言うまでもな
い。また、銀塩カメラに本発明を実施した場合、パノラ
マ撮影に切換えても画角の変化しないワイド感のある写
真が得られる。
が、パノラマ撮影時のアスペクト比は１６対９には限定
されず、それ以外の比率であってもそれに対応したズー
ムレンズの位置制御を行えばよいことは言うまでもな
い。また、銀塩カメラに本発明を実施した場合、パノラ
マ撮影に切換えても画角の変化しないワイド感のある写
真が得られる。
【００１３】
【発明の効果】よって、本発明によれば、撮影面の上及
び／又は下の部分を電気的又は光学的にマスクすること
により、パノラマ撮影を可能とするビデオカメラや銀塩
カメラにおいて、パノラマ撮影への切換え時、画角の変
化を、別途特別な光学系を用いることなく、一般的なカ
メラに用いられている使用者が任意に画角を変化させる
ことができるズームレンズを用いて抑えることができ、
その効果は大である。
び／又は下の部分を電気的又は光学的にマスクすること
により、パノラマ撮影を可能とするビデオカメラや銀塩
カメラにおいて、パノラマ撮影への切換え時、画角の変
化を、別途特別な光学系を用いることなく、一般的なカ
メラに用いられている使用者が任意に画角を変化させる
ことができるズームレンズを用いて抑えることができ、
その効果は大である。
【図１】本発明の実施例を示す機能ブロック図である。
【図２】従来技術を示す機能ブロック図である。
【図３】マスク回路の動作を示す説明図である。
【図４】従来技術を示す機能ブロック図である。
【図５】拡大装置の動作を示す説明図である。
【符号の説明】 １Ｚ ズームレンズ ２ ＣＣＤ ３ カメラ信号処理回路 ４ マスク回路 １０ パノラマ撮影設定スイッチ １１ 制御回路 １２ ズームモータ １３ 検出装置
Claims (1)
- 【請求項１】 使用者が任意に画角を変化させることが
できるズームレンズと、撮影面の上及び／又は下の部分
を電気的又は光学的にマスクするパノラマ撮影設定手段
と、前記ズームレンズの位置を検出する位置検出手段
と、前記パノラマ撮影設定手段の設定動作に応じて前記
ズームレンズを前記位置検出手段にて検出された前記ズ
ームレンズの位置を基に設定される所定量広角側に移動
させるズームレンズ駆動手段と、を具備することを特徴
とするパノラマ撮影可能なカメラ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16192993A JP2966693B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | パノラマ撮影可能なカメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16192993A JP2966693B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | パノラマ撮影可能なカメラ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0720564A JPH0720564A (ja) | 1995-01-24 |
| JP2966693B2 true JP2966693B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=15744727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16192993A Expired - Fee Related JP2966693B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | パノラマ撮影可能なカメラ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2966693B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6229272B2 (ja) * | 2013-02-07 | 2017-11-15 | 市光工業株式会社 | 車両用視認装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16192993A patent/JP2966693B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0720564A (ja) | 1995-01-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070813 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813 Year of fee payment: 10 |
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