JP2966348B2 - スルフィド基含有チオール化合物の製造方法 - Google Patents

スルフィド基含有チオール化合物の製造方法

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JP2966348B2
JP2966348B2 JP8186374A JP18637496A JP2966348B2 JP 2966348 B2 JP2966348 B2 JP 2966348B2 JP 8186374 A JP8186374 A JP 8186374A JP 18637496 A JP18637496 A JP 18637496A JP 2966348 B2 JP2966348 B2 JP 2966348B2
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スルフィド基含有
チオール化合物の製造方法に関するものである。詳しく
述べると、チオール化合物にアルキレンスルフィドを開
環付加させてスルフィド基含有チオール化合物を製造す
る方法に関するものである。
【0002】本発明方法によって得られるスルフィド基
含有チオール化合物は、キレート剤、潤滑油添加剤、ゴ
ム用添加剤、石油精製油用添加剤、重合連鎖移動剤など
幅広く利用できる有用な化合物である。
【0003】
【従来の技術】チオール化合物にアルキレンスルフィド
を開環付加させてスルフィド基含有チオール化合物を製
造する方法に関しては、古くは無触媒で反応させる方法
がドイツ特許第696,774号に開示されている。し
かしながら、この方法では高温を必要とするため、これ
を改善するために、米国特許第2,490,984号で
は、三フッ化ホウ素を触媒として用いる方法が、また米
国特許第2,497,100号ではナトリウムアルコキ
シドを用いる方法が提案されている。さらに、J.A
m.Chem.Soc.(1947)69巻、第267
5頁、J.Chem.Soc.(1948)第1894
頁およびJ.Chem.Soc.(1949)第282
頁においても、アルカリ金属アルコキシドを用いる方法
が提案されている。しかしながら、これらの触媒は活性
は高いものの、エチレンスルフィドを用いた反応では、
その重合が起こり易いため、目的とする生成物の選択率
が低いという問題点があった。
【0004】一方、Izv.Akad.Nauk SS
SR,Ser.Khim.(1975)No.3,第6
60頁では、トリエチルアミンを触媒として用いた研究
例が示されている。また、米国特許第4,163,83
2号では、同様にトリメチルアミン、トリエチルアミン
等のアミン化合物あるいはトリメチルホスフィンを用い
る方法が開示されている。さらに、J.Fluorin
e.Chem.(1975)6巻第145頁では、ピリ
ジンを用いたペンタフルオロチオフェノールとエチレン
スルフィドとの反応が示されている。しかしながら、ア
ミン化合物やピリジン類を触媒とした場合、選択性は改
善されるものの、反応性の低いチオール化合物やエチレ
ンスルフィド以外のアルキレンスルフィドでは反応速度
が遅いという欠点があった。
【0005】また、特公平7−5,585号では、ベン
ジルトリメチルアンモニウムクロライドを触媒として水
酸化ナトリウム−ベンゼン系水溶液中で反応させる方法
が開示されているが、収率および選択率が低いという問
題があった。このような第四級アンモニウム化合物を触
媒として用いる場合、二相系では水の存在によりアルキ
レンスルフィドの重合が起りやすく、また加水分解しや
すいエステル基を有するチオール化合物には通用できな
い等の欠点を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、スルフィド含有チオール化合物の新規な製造方
法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、種々のチオール化合
物に適用可能な高活性を有し、かつアルキレンスルフィ
ドの重合を引き起こすことなく高選択的に開環付加反応
を進行させる触媒を用いたスルフィド基含有チオール化
合物の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記諸目的は、下記
(1)〜(9)により達成される。
【0009】(1) 一般式(1) A+ - (1) (ただし、式中、Aは第四級アンモニウムもしくはアル
キルピリジニウムを示し、またBはRCOO、ROCO
O、RO、RSまたはNCSであり、ここにRは水素原
子、炭素原子数1〜18のアルキル基もしくは炭素原子
数6〜18の芳香族基を示す。)で表される第四級アン
モニウム化合物もしくはアルキルピリジニウム化合物の
存在下にチオール化合物に、一般式(2)
【0010】
【化4】
【0011】(ただし、式中、R1 、R2 、R3 および
4 はそれぞれ同一または異なっていてもよい水素原
子、炭素原子数1〜10のアルキル基または炭素原子数
6〜15の芳香族基を示す。)で表わされるアルキレン
スルフィドを反応させて該アルキレンスルフィドを該チ
オール化合物に開環付加させることを特徴とするスルフ
ィド基含有チオール化合物の製造方法。
【0012】(2)該第四級アンモニウム化合物が一般
式(3)
【0013】
【化5】
【0014】(ただし、式中、R6 、R7 、R8 および
9 はそれぞれ同一または異なっていてもよい炭素原子
数1〜20のアルキル基、炭素原子数6〜20の芳香族
基、ベンジル基またはアリル基を示し、またBは前記の
とおりである。)で表される化合物である前記(1)に
記載の方法。
【0015】(3) 該アルキルピリジニウム化合物が
一般式(4)
【0016】
【化6】
【0017】(ただし、式中、R10は炭素原子数1〜2
0のアルキル基を示し、またBは前記のとおりであ
る。)で表される化合物である前記(1)に記載の方
法。
【0018】(4) 反応を非水系にて行なうことを特
徴とする前記(1)〜(3)のいずれか一つに記載の方
法。
【0019】(5) 該アルキレンスルフィドを反応系
内に逐次添加して反応させてなる前記(1)〜(4)の
いずれか一つに記載の方法。
【0020】(6) 該チオール化合物が、一般式
(5) R11SH (5) (ただし、式中、R11は水素原子、炭素原子数1〜20
のアルキル基、炭素原子数6〜20の芳香族基、または
12CO−であり、R12は炭素原子数1〜20のアルキ
ル基または炭素原子数が6〜20の芳香族基である)で
表わされる化合物である前記(1)〜(5)のいずれか
一つに記載の方法。
【0021】(7) 該アルキレンスルフィドがエチレ
ンスルフィドまたはプロピレンスルフィドであり、かつ
該チオール化合物がメルカプトアルカン酸エステル類、
メルカプトアルカノール類、芳香族チオール類、芳香族
カルボン酸類およびアルカンチオール類よりなる群から
選ばれた1種のものである前記(1)〜(5)のいずれ
か一つに記載の方法。
【0022】(8) 該チオール化合物がメルカプトア
ルカン酸エステル類およびメルカプトアルカノール類よ
りなる群から選ばれた1種のものである前記(7)に記
載の方法。
【0023】(9) 該第四級アンモニウム化合物もし
くは該アルキルピリジニウム化合物の使用量が、反応混
合物100重量部当り0.01〜10重量部である前記
(1)〜(8)のいずれか一つに記載の方法。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明によれば、チオール化合物
にアルキレンスルフィドを開環付加させてスルフィド基
含有チオール化合物を製造する反応において、一般式
(1) A+ - (1) で表される化合物が触媒として用いられる。ここに、A
は第四級アンモニウムもしくはアルキルピリジニウムを
示し、またBはRCOO、ROCOO、RO、RSまた
はNCSであり、ここにRは水素原子、炭素原子数1〜
18、好ましくは1〜8のアルキル基もしくは炭素原子
数6〜18、好ましくは6〜10の芳香族基を示し、最
も好ましくはRCOOおよびROである。
【0025】このような化合物のうち、第四級アンモニ
ウム化合物としては一般式(3)
【0026】
【化7】
【0027】で表される化合物が好ましく用いられる。
ここに、R6 、R7 、R8 およびR9はそれぞれ同一ま
たは異なっていてもよい炭素原子数1〜20、好ましく
は1〜18のアルキル基、炭素原子数6〜20、好まし
くは6〜10の芳香族基、ベンジル基またはアリル基を
示し、またBは前記のとおりである。また、アルキルピ
リジニウム化合物としては一般式(4)
【0028】
【化8】
【0029】で表される化合物が好ましく用いられる。
ここに、R10は炭素原子数1〜20好ましくは1〜18
のアルキル基を示し、またBは前記のとおりである。最
も好ましくは炭素原子数1〜16のアルキル基である。
【0030】代表的な第四級アンモニウム化合物として
は、カチオン部が、テトラメチルアンモニウム、テトラ
エチルアンモニウム、テトラプロピルアンモニウム、テ
トラブチルアンモニウム、テトラヘキシルアンモニウ
ム、テトラオクチルアンモニウム、ベンジルトリメチル
アンモニウム、ベンジルトリエチルアンモニウム、フェ
ニルトリメチルアンモニウム、フェニルトリエチルアン
モニウム、セチルベンジルジメチルアンモニウム、ヘキ
サデシルトリメチルアンモニウムの中から選ばれるもの
であり、アニオン部が、アセテート、プロピオネート、
ホルメート、ベンゾエート、メチルカーボネート、エチ
ルカーボネート、プロピルカーボネート、ブチルカーボ
ネート、フェニルカーボネート、ヒドロキシド、メトキ
シド、エトキシド、プロポキシド、ブトキシド、フェノ
キシド、ヒドロスルフィド、メチルチオレート、エチル
チオレート、プロピルチオレート、ブチルチオレート、
フェニルチオレート、チオシアネートの中から選ばれる
ものである。
【0031】代表的なアルキルピリジニウム化合物とし
ては、カチオン部が、メチルピリジニウム、エチルピリ
ジニウム、プロピルピリジニウム、ブチルピリジニウ
ム、オクチルピリジニウム、デシルピリジニウム、ラウ
リルピリジニウム、セチルピリジニウム、ベンジルピリ
ジニウムの中から選ばれるものであり、アニオン部が、
アセテート、プロピオネート、ホルメート、ベンゾエー
ト、メチルカーボネート、エチルカーボネート、プロピ
ルカーボネート、ブチルカーボネート、フェニルカーボ
ネート、ヒドロキシド、メトキシド、エトキシド、プロ
ポキシド、ブトキシド、フェノキシド、ヒドロスルフィ
ド、メチルチオレート、エチルチオレート、プロピルチ
オレート、ブチルチオレート、フェニルチオレート、チ
オシアネートの中から選ばれるものである。
【0032】これらの化合物のうち特に好ましくは、酢
酸テトラアルキルアンモニウム類、酢酸ベンジルトリア
ルキルアンモニウム類、水酸化テトラアルキルアンモニ
ウム類、水酸化ベンジルトリアルキルアンモニウム類で
あり、試薬および工業製品としても容易に入手可能であ
る。
【0033】これらの化合物は触媒として高活性である
ため添加量が少量で良いだけでなく、特筆すべきは非水
系において使用しても高活性を示すことにある。そのた
めエステル基など加水分解しやすい官能基を有するチオ
ール化合物を原料として用いることが可能となり、アル
キレンスルフィドのメルカプトアルカン酸エステル類へ
の開環付加も容易に実施することができる。アルキレン
スルフィドのなかでもエチレンスルフィドは、とりわけ
反応性が高く重合などの副反応を起こしやすいが、本発
明における触媒を用いることによりこのような副反応を
引き起こすことなく、高選択的に目的とするスルフィド
基含有チオール化合物を得ることができる。さらに工業
的見地からも、ハロゲンを含まない本触媒は装置の腐食
等の問題もなく実用上もきわめて有用である。
【0034】反応を実施するに際して本触媒の使用量は
特に制限されないが、通常反応混合物100重量部に対
して0.01〜10重量部、好ましくは0.05〜1重
量部である。すなわち、0.01重量部未満では、反応
速度が遅くなり、一方、10重量部を越えて使用しても
反応に悪影響はないが、経済的に不利となる。この触媒
の使用方法は、反応の形態によっても異なるが、反応の
最初に添加してもよいし、逐次添加して行なうこともで
きる。また本触媒は1種類のみならず2種以上を組み合
わせて使用することも可能である。
【0035】本発明において使用されるアルキレンスル
フィドは、一般式(2)
【0036】
【化9】
【0037】で表される化合物である。ここにR1 、R
2 、R3 およびR4 は、それぞれ同一または異なってい
てもよい水素原子、炭素原子数1〜10、好ましくは1
〜6のアルキル基、炭素原子数6〜15、好ましくは6
〜10の芳香族基である。代表的なアルキレンスルフィ
ドとしては、例えばエチレンスルフィド、プロピレンス
ルフィド、イソブチレンスルフィド、スチレンスルフィ
ド等があり、特に好ましくはエチレンスルフィドおよび
プロピレンスルフィドである。
【0038】本発明において使用されるチオール化合物
は、一般式(5) R11SH (5) で表される化合物である。ここにR11は、水素原子、炭
素原子数1〜20、好ましくは1〜12のアルキル基、
炭素原子数2〜20、好ましくは2〜8のアルカノール
基、炭素原子数6〜20、好ましくは6〜12の芳香族
基、またはR12CO−であり、R12は炭素原子数1〜2
0、好ましくは1〜8のアルキル基または炭素原子数が
6〜20、好ましくは6〜12の芳香族基である。
【0039】代表的なチオール化合物としては、メタン
チオール、エタンチオール、プロパンチオール、ブタン
チオール、ヘキサンチオール、オクタンチオール等のア
ルカンチオール類、エタンジチオール、プロパンジチオ
ール、ブタンジチオール、ビス(2−メルカプトエチ
ル)スルフィド等の多価チオール類、チオフェノール、
1,2−ベンゼンジチオール、1,4−ベンゼンジチオ
ール、4−メルカプトフェノール等の芳香族チオール
類、2−メルカプトエタノール、3−メルカプトプロパ
ノール、1−メチル−2−メルカプトエタノール、チオ
グリセロール等のメルカプトアルカノール類、3−メル
カプトプロピオン酸のメチルエステル、エチルエステ
ル、プロピルエステル、ブチルエステル、ヘキシルエス
テル、n−オクチルエステル、イソオクチルエステル、
2−エチルヘキシルエステル、ラウリルエステル、ステ
アリルエステル、エチレングリコールのエステル、グリ
セリンのエステル、トリメチロールプロパンのエステ
ル、ペンタエリスリトールのエステル、ジペンタエリス
リトールのエステル、2−メルカプトプロピオン酸のメ
チルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブ
チルエステル、ヘキシルエステル、n−オクチルエステ
ル、イソオクチルエステル、2−エチルヘキシルエステ
ル、ラウリルエステル、ステアリルエステル、エチレン
グリコールのエステル、グリセリンのエステル、トリメ
チロールプロパンのエステル、ペンタエリスリトールの
エステル、ジペンタエリスリトールのエステル、2−メ
ルカプト酢酸のメチルエステル、エチルエステル、プロ
ピルエステル、ブチルエステル、ヘキシルエステル、n
−オクチルエステル、イソオクチルエステル、2−エチ
ルヘキシルエステル、ラウリルエステル、ステアリルエ
ステル、エチレングリコールのエステル、グリセリンの
エステル、トリメチロールプロパンのエステル、ペンタ
エリスリトールのエステル、ジペンタエリスリトールの
エステル等のメルカプトアルカン酸エステル類、チオ酢
酸、チオプロピオン酸、チオ酪酸、チオ安息香酸等のチ
オカルボン酸類、さらにアリルメルカプタン、ベンジル
メルカプタン、フルフリルメルカプタン、硫化水素等が
挙げられる。これらのチオール化合物のうち、特に好ま
しくはメルカプトアルカン酸エステル類、メルカプトア
ルカノール類、芳香族チオール類、芳香族チオカルボン
酸類およびアルカンチオール類であり、特にメルカプト
アルカン酸エステル類およびメルカプトアルカノール類
である。
【0040】本発明におけるチオール化合物へのアルキ
レンスルフィドの開環付加反応では、各原料の仕込比に
より生成物におけるアルキレンスルフィドの付加モル数
を制御することが可能である。1モル付加物を優先的に
得る場合には、チオール化合物を通常過剰に用いること
で達成される。具体的には、チオール化合物をアルキレ
ンスルフィドに対して1〜10モル倍、好ましくは1〜
5モル倍用いて実施される。これ以上過剰に用いても反
応に問題はないが、生産性は低くなる。また、使用する
チオール化合物の反応性が高い場合、具体的には酸解離
定数pKaが8.0より小さいものでは、仕込比(モル
比)が1:1においても1モル付加物を高選択率で得る
ことができる。
【0041】また反応の形式としては、原料全てを一括
投入して反応するよりも、反応系にアルキレンスルフィ
ドを逐次添加して行なう方が1モル付加物の選択率は高
くなる。付加モル数が1より大きい生成物を得る場合、
アルキレンスルフィドを過剰に用いることで達成できる
が、多くの場合、付加モル数に分布幅をもった生成物と
して得られる。この場合、通常、アルキレンスルフィド
をチオール化合物に対して1〜10モル倍、好ましくは
1〜3モル倍用いて実施されるが、さらに過剰に用いた
場合、付加モル数の制御は難しくなる。
【0042】本発明方法における反応温度は通常0〜2
00℃であるが、好ましくは10〜150℃である。本
発明方法における触媒は高活性であるために、室温以下
においても十分反応可能である。反応圧力は特に制限さ
れないが通常、1〜100kg/cm2 、好ましくは1
〜20kg/cm2 で実施される。反応中は酸素による
チオール基の酸化を防止するために反応系内を不活性ガ
ス雰囲気下に保つことが望ましい。不活性ガスとしては
窒素、アルゴン、ヘリウム等が用いられる。
【0043】本発明方法においては溶媒を用いてもよ
い。溶媒を用いる場合には、反応混合物の濃度に特に制
限はないが、通常5〜90重量%、好ましくは20〜6
0重量%である。濃度が5重量%未満では、反応速度が
遅くなると同時に、生成物を単離するために多量の溶媒
を分離回収しなければならず経済的に不利である。一
方、90重量%を越えると、溶媒で希釈する効果が十分
に表われなくなる。
【0044】本発明方法で使用される溶媒としては、チ
オール化合物およびアルキレンスルフィドに対して不活
性であれば全て使用可能である。具体的には、例えば、
ヘキサン、シクロヘキサン、ペンタン、ベンゼン、トル
エン、キシレン、p−シメン、メシチレンなどの炭化水
素系溶媒、ジエチルエーエル、ジブチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどのエー
テル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトンなどのケトン系溶媒、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ホルム
アミド、N−メチルピロリドンなどのアミド系溶媒、さ
らにアセトニトリル、ニトロメタン、クロルベンゼン、
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリックトリ
アミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が
挙げられる。また溶媒還流下で行なうことにより反応熱
の除去をより容易に行なうことができる。
【0045】このような反応を行なうことにより一般式
(6)
【0046】
【化10】
【0047】(ただし、式中R1 、R2 、R3 、R4
よびR11は前記のとおりであり、またnは1〜6、好ま
しくは1〜3の整数である。)で表わされるスルフィド
基含有チオール化合物が得られる。
【0048】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明の範囲がこれらに限定
されるものではない。
【0049】実施例1 攪拌機、還流冷却器、温度計および滴下ロートを備えた
四つ口フラスコに3−メルカプトプロピオン酸メチル6
0.1g(0.5モル)、酢酸テトラブチルアンモニウ
ム(Aldrich社製)0.20gを仕込み、窒素気
流下に、温度を50℃に保ちながらエチレンスルフィド
6.0g(0.1モル)を30分間にわたって滴下し
た。同温度にてさらに3時間反応を行なったのち、反応
生成物を取り出し、ガスクロマトグラフィーにて分析を
行なったところ、エチレンスルフィド1モル付加物およ
び2モル付加物がそれぞれ87:13(ガスクロ面積
比)の割合で生成していることが見い出され、エチレン
スルフィド基準の合計収率は98%であった。結果を表
1および表2に示す。
【0050】実施例2 触媒として酢酸テトラメチルアンモニウム(Aldri
ch社製)0.20gを用いた以外は、実施例1と同様
の方法を行なったところ、表1および表2に示す結果が
得られた。
【0051】実施例3 触媒として安息香酸テトラブチルアンモニウム(Flu
ka社製)0.59gを用いた以外は、実施例1と同様
の方法を行なったところ、表1および表2に示す結果が
得られた。
【0052】実施例4 触媒として水硫化テトラブチルアンモニウム(Fluk
a社製)0.20gを用いた以外は、実施例1と同様の
方法を行なったところ、表1および表2に示す結果が得
られた。
【0053】実施例5 触媒としてチオシアン酸テトラブチルアンモニウム(東
京化成工業株式会社製)0.20gを用いた以外は、実
施例1と同様の方法を行ったところ、表1および表2に
示す結果が得られた。
【0054】実施例6 触媒として水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム40
%メタノール溶液(東京化成工業株式会社製)0.13
gを用いた以外は、実施例1と同様の方法を行なったと
ころ、表1および表2に示す結果が得られた。
【0055】実施例7 触媒として水酸化テトラブチルアンモニウム10%メタ
ノール溶液(東京化成工業株式会社製)0.53gを用
いた以外は、実施例1と同様の方法を行なったところ、
表1および表2に示す結果が得られた。
【0056】実施例8 触媒として水酸化テトラメチルアンモニウム10%メタ
ノール溶液(東京化成工業株式会社製)0.53gを用
いた以外は、実施例1と同様の方法を行なったところ、
表1および表2に示す結果が得られた。
【0057】実施例9 攪拌式オートクレーブに炭酸ジメチル9.0g(0.1
モル)、トリエチルアミン10.1g(0.1モル)お
よび溶媒としてメタノール10.0gを充填し、反応温
度115℃、反応圧力5.0kg/cm2 Gで12時間
反応した。冷却後、反応液を取り出し、未反応物および
溶媒を減圧留去して、トリエチルメチルアンモニウムメ
チルカーボネートの固体9.8gを得た(特公平8−1
9060号の方法に準じた)。このようにして得られた
トリエチルメチルアンモニウムメチルカーボネート0.
20gを触媒として用い、それ以外は実施例1と同様の
方法で行ったところ、表1および表2に示すが得られ
た。
【0058】実施例10 塩化テトラブチルアンモニウム5.56g(0.02モ
ル)をメタノール49.0gに溶解し、この中へ攪拌し
ながらナトリウムメトキシド1.08g(0.02モ
ル)を少量ずつ添加した。さらに室温にて15時間反応
させた後、反応液を濾過した。このようにして得られた
テトラブチルアンモニウムメトキシドの10%メタノー
ル溶液0.53gを触媒として用い、それ以外は実施例
1と同様の方法で行なったところ、表1および表2に示
す結果が得られた。
【0059】実施例11 塩化セチルピリジニウム一水和物7.16g(0.02
モル)をメタノール60.4gに溶解し、この中へ攪拌
しながらナトリウムメトキシド1.08g(0.02モ
ル)を少量ずつ添加した。さらに室温にて15時間反応
させた後、反応液を濾過した。このようにして得られた
セチルピリジニウムメトキシドの10%メタノール溶液
0.53gを触媒として用い、それ以外は実施例1と同
様の方法で行なったところ、表1および表2に示す結果
が得られた。
【0060】実施例12 反応原料として2−メルカプト酢酸2−エチルヘキシル
40.9g(0.2モル)、エチレンスルフィド6.0
g(0.1モル)および触媒として酢酸テトラメチルア
ンモニウム0.23gを用いた以外は、実施例1と同様
の方法を行なったところ、表1および表2に示す結果が
得られた。
【0061】実施例13 反応原料として2−メルカプト酢酸n−ドデシル52.
1g(0.2モル)、エチレンスルフィド6.0g
(0.1モル)および触媒として水硫化テトラブチルア
ンモニウム0.35gを用いた以外は、実施例1と同様
の方法を行なったところ、表1および表2に示す結果が
得られた。
【0062】実施例14 反応原料としてチオフェノール11.0g(0.1モ
ル)、プロピレンスルフィド7.4g(0.1モル)お
よび触媒として酢酸テトラブチルアンモニウム0.06
gを用いた以外は、実施例1と同様の方法を行なったと
ころ、表1および表2に示す結果が得られた。
【0063】実施例15 反応原料として1−メチル−2−メルカプトエタノール
46.1g(0.5モル)、プロピレンスルフィド7.
4g(0.1モル)および触媒として酢酸テトラブチル
アンモニウム0.05gを用いた以外は、実施例1と同
様の方法を行なったところ、表1および表2に示す結果
が得られた。
【0064】実施例16 反応原料として1−オクタンチオール36.6g(0.
25モル)、プロピレンスルフィド3.7g(0.05
モル)および触媒として酢酸テトラブチルアンモニウム
0.12gを用いた以外は、実施例1と同様の方法を行
ったところ、表1および表2に示す結果が得られた。
【0065】実施例17 反応原料としてチオ安息香酸6.9g(0.05モ
ル)、プロピレンスルフィド3.7g(0.05モ
ル)、溶媒として1,4−ジオキサン30gおよび触媒
として酢酸テトラブチルアンモニウム0.08gを用い
た以外は、実施例1と同様の方法を行ったところ、表1
および表2に示す結果が得られた。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】比較例1 触媒として塩化ベンジルトリメチルアンモニウム(和光
純薬工業株式会社製)0.20gを用いた以外は、実施
例1と同様の方法を行なったところ、表3および表4に
示す結果が得られた。
【0069】比較例2 触媒として塩化テトラブチルアンモニウム(和光純薬工
業株式会社製)0.20gを用いた以外は、実施例1と
同様の方法を行なったところ、表3および表4に示す結
果が得られた。
【0070】比較例3 触媒として臭化テトラブチルアンモニウム(和光純薬工
業株式会社製)0.20gを用いた以外は、実施例1と
同様の方法を行なったところ、表3および表4に示す結
果が得られた。
【0071】比較例4 触媒としてフッ化テトラブチルアンモニウム三水和物
(和光純薬工業株式会社製)0.20gを用いた以外
は、実施例1と同様の方法を行なったところ、表3およ
び表4に示す結果が得られた。なお、本反応ではエチレ
ンスルフィドの白色沈殿状の重合物も一部生成した。
【0072】比較例5 触媒としてヨウ化テトラブチルアンモニウム(和光純薬
工業株式会社製)0.20gを用いた以外は、実施例1
と同様の方法を行なったところ、表3および表4に示す
結果が得られた。
【0073】
【表3】
【0074】
【表4】
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、高活性かつ高選択的に
チオール化合物にアルキレンスルフィドを開環付加させ
て、スルフィド基含有チオール化合物を製造することが
できる。また、本発明における触媒は、ハロゲンを含ま
ないため、装置等の腐食もなく工業的利用にも適してい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (56)参考文献 特開 平9−165367(JP,A) 米国特許4163832(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 319/14 EPAT(QUESTEL)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) A+ - (1) (ただし、式中、Aは第四級アンモニウムもしくはアル
    キルピリジニウムを示し、またBはRCOO、ROCO
    O、RO、RSまたはNCSであり、ここにRは水素原
    子、炭素原子数1〜18のアルキル基もしくは炭素原子
    数6〜18の芳香族基を示す。)で表される第四級アン
    モニウム化合物もしくはアルキルピリジニウム化合物の
    存在下にチオール化合物に、一般式(2) 【化1】 (ただし、式中、R1 、R2 、R3 およびR4 はそれぞ
    れ同一または異なっていてもよい水素原子、炭素原子数
    1〜10のアルキル基または炭素原子数6〜15の芳香
    族基を示す。)で表わされるアルキレンスルフィドを反
    応させて該アルキレンスルフィドを該チオール化合物に
    開環付加させることを特徴とするスルフィド基含有チオ
    ール化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 該第四級アンモニウム化合物が一般式
    (3) 【化2】 (ただし、式中、R6 、R7 、R8 およびR9 はそれぞ
    れ同一または異なっていてもよい炭素原子数1〜20の
    アルキル基、炭素原子数6〜20の芳香族基、ベンジル
    基またはアリル基を示し、またBは前記のとおりであ
    る。)で表される化合物である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 該アルキルピリジニウム化合物が一般式
    (4) 【化3】 (ただし、式中、R10は炭素原子数1〜20のアルキル
    基を示し、またBは前記のとおりである。)で表される
    化合物である請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 反応を非水系にて行なうことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 該アルキレンスルフィドを反応系内に逐
    次添加して反応させてなる請求項1〜4のいずれか一つ
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 該チオール化合物が、一般式(5) R11SH (5) (ただし、式中、R11は水素原子、炭素原子数1〜20
    のアルキル基、炭素原子数6〜20の芳香族基、または
    12CO−であり、R12は炭素原子数1〜20のアルキ
    ル基または炭素原子数が6〜20の芳香族基である)で
    表わされる化合物である請求項1〜5のいずれか一つに
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 該アルキレンスルフィドがエチレンスル
    フィドまたはプロピレンスルフィドであり、かつ該チオ
    ール化合物がメルカプトアルカン酸エステル類、メルカ
    プトアルカノール類、芳香族チオール類、芳香族チオカ
    ルボン酸類およびアルカンチオール類よりなる群から選
    ばれた1種のものである請求項1〜5のいずれか一つに
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 該チオール化合物がメルカプトアルカン
    酸エステル類およびメルカプトアルカノール類よりなる
    群から選ばれた1種のものである請求項7に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 該第四級アンモニウム化合物もしくは該
    アルキルピリジニウム化合物の使用量が、反応混合物1
    00重量部当り0.01〜10重量部である請求項1〜
    8のいずれか一つに記載の方法。
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