JP2965876B2 - 基板処理装置およびそれに用いられる処理槽 - Google Patents

基板処理装置およびそれに用いられる処理槽

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JP2965876B2
JP2965876B2 JP28782594A JP28782594A JP2965876B2 JP 2965876 B2 JP2965876 B2 JP 2965876B2 JP 28782594 A JP28782594 A JP 28782594A JP 28782594 A JP28782594 A JP 28782594A JP 2965876 B2 JP2965876 B2 JP 2965876B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板処理装置およびそ
れに用いられる処理槽に関し、より特定的には、半導体
デバイス製造プロセス、液晶ディスプレイ製造プロセ
ス、電子部品関連製造プロセス等において、シリコンウ
エハ、ガラス基板、電子部品等の各種基板に対して所定
の処理(薬液処理、洗浄処理および乾燥処理等)を施す
装置およびそれに用いられる処理槽に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体デバイス製造プロセスに
は、エッチング工程や、レジスト膜剥離工程等におい
て、種々のウエット処理(液体を用いた処理)が不可欠
である。このウエット処理は、シリコンウエハ等の半導
体基板を所定の薬液に浸す薬液処理と、半導体基板上に
付着した薬液および各種パーティクルを純水で洗い流す
洗浄処理と、半導体基板を乾燥させる乾燥処理とを含
む。
【0003】従来、上記のようなウエット処理を実施す
る種々の基板処理装置が、提案され、また実用化されて
いる。図10は、従来の基板処理装置の一例であるウエ
ットエッチング装置の模式断面図であり、特開平4−3
72129号公報に開示されたものを示している。ま
た、図11は、図10のウエットエッチング装置におい
て、第1の外槽内に保持具を入れた場合の断面図であ
る。また、図12は、図10のウエットエッチング装置
において、保持具および第1の保持具受け台の一部切り
欠き斜視図である。以下、これら図10〜図12を参照
して、従来の基板処理装置について説明する。
【0004】図10において、ウエットエッチング装置
は、開放された上面と多孔板7から成る底面を有し、ウ
エハ1をセットするための箱形の保持具2と、この保持
具2をエッチング部4と水洗部5および乾燥部6に搬送
するための自動搬送部3と、エッチング部4を構成する
第1の外槽8Aと、この第1の外槽8Aの底面部に設け
られ薬液供給管11が接続された第1の保持具台10A
と、水洗部5を構成する第2の外槽8Bと、この第2の
外槽8Bの底面部に設けられ純水供給管12が接続され
た第2の保持具受け台10Bと、第1および第2の保持
具受け台上の周囲に設けられこの保持具受け台とその上
に置かれる保持具2との隙間をシールするOリング14
とから主に構成されている。
【0005】自動搬送部3は、チャック,シリンダー,
ベルト等から構成されており、ウエハ1がセットされた
保持具2を保持し、上下左右に移動させて保持具2をエ
ッチング部5等に搬送し、保持具受け台上に置く。
【0006】図11および図12に示すように、エッチ
ング部4の第1の保持具台10Aの上に置かれた保持具
2は、第1の外槽8A上に固定されたクランプ9によっ
て第1の保持具台10Aに押しつけられ固定される。保
持具台2と第1の保持具台10Aとの隙間は、Oリング
14でシールされる。このようにして保持具2と第1の
保持具台10Aとによりエッチング槽が構成される。
【0007】次に、バルブ13Aが開き、薬液15がウ
エハの保持具2内に供給される。一定時間薬液15を流
した後、バルブ13Aは閉じられ、薬液供給は停止され
る。そして次にクランプ9が解除された後、自動搬送部
3は再度保持具2を掴み次の水洗部5へと運ぶ。水洗部
5でもエッチング部4と同様の操作が行われた後、次の
乾燥部6へと運ばれ、遠心乾燥機等によりウエハ1の乾
燥が行われて一連の処理が完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の基
板処理装置は、薬液処理と水洗処理と乾燥処理とをそれ
ぞれ別の場所、すなわち別の外槽内で行っていた。その
ため、装置全体の構成が大型化し、また価格も高くな
る。特に、このような基板処理装置は、クリーンルーム
内に設置されるため、専有面積が大きくなると、クリー
ンルームの設備費も高くなる。
【0009】それゆえに、本発明の目的は、小型でかつ
安価な基板処理装置およびそれに用いられる処理槽を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
閉鎖された空間内で複数枚の基板に対して所定の処理を
施す装置であって、その上面と下面とが開口した箱形形
状を有し、かつその内部に複数枚の基板を収納し、さら
にその底部近傍には薬液および/または純水を注入する
ための注入管が一体的に設けられた可搬型の処理槽と、
その上面に開閉可能な蓋を有し、当該蓋が閉じられたと
き内部が密閉されるチャンバと、基板を収納した処理槽
を搬送してチャンバ内に収納する搬送手段と、チャンバ
の内底部に設けられ、処理槽の底部をシールされた状態
で保持する受け台と、チャンバに関連して設けられ、注
入管に外部からの薬液および/または純水を供給する供
給手段と、チャンバに関連して設けられ、処理槽から排
出された薬液および/または純水を外部に排出する排出
手段と、チャンバに関連して設けられ、当該チャンバ内
を真空排気して減圧することにより、基板を乾燥させる
減圧乾燥手段とを備え、チャンバ内で基板の薬液処理と
洗浄処理と乾燥処理とを行うことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、注入管は、内管と当該内管と連通した外管とか
ら成る2重管構造を有しており、外部からの薬液および
/または純水は、内管に供給されることを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項2の発明に
おいて、外管には、処理槽内に露出する面に1つまたは
複数の噴出口が形成されており、内管には、噴出口とほ
ぼ180°対向する位置に1つまたは複数の噴出口が形
成されている。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項3の発明に
おいて、外管には、噴出口として、複数のスリットが形
成されており、各スリットは、処理槽内に配列された各
基板の間に対応する位置に配置されている。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項1〜4のい
ずれかの発明において、受け台の中央部において処理槽
内の基板の配列方向に沿って延びるように形成され、か
つ上方に突出する整流凸部をさらに備えている。
【0015】請求項6に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、チャンバに関連して設けられ、処理槽の底部を
押し上げて当該処理槽と受け台とを分離することによ
り、当該処理槽内に貯留された薬液および/または純水
を急速排出させるためのプッシュアップ装置をさらに備
えている。
【0016】請求項7に係る発明は、請求項6の発明に
おいて、処理槽の底部には、複数の位置決め溝が形成さ
れており、受け台の上面には、処理槽が載置されたと
き、位置決め溝にはまりこむ複数の位置決め突起が形成
されており、プッシュアップ装置は、各位置決め突起を
持ち上げることにより、処理槽の底部を持ち上げること
を特徴とする。
【0017】請求項8に係る発明は、可搬型であり、そ
の内部に収納された複数枚の基板に対して所定の処理を
施す際に、チャンバ内に収納される処理槽であって、そ
の上面と下面とが開口した筺体と、筺体の内壁に一体的
に形成され、それぞれに基板を保持するための複数の溝
が規則的に設けられた複数の基板ガイドと、筺体の下面
外周に沿って設けられ、その底部が平面に形成された枠
状のフレームと、筺体の底部近傍に一体的に設けられ、
当該筺体内部に薬液および/または純水を注入するため
の注入管とを備えている。
【0018】
【作用】請求項1に係る発明においては、複数枚の基板
を収納した処理槽が搬送装置によって搬送されてチャン
バ内に収納される。このとき、チャンバ内の受け台は、
処理槽の底部をシールされた状態で保持する。次に、チ
ャンバの外部から薬液および/または純水が、処理槽に
設けられた注入管に供給される。したがって、処理槽内
に薬液および/または純水が注入される。また、処理槽
から排出された薬液および/または純水が、排出手段に
よってチャンバの外部に排出される。これら一連の作業
によって、チャンバ内で基板の薬液処理と洗浄処理とが
行われる。次に、減圧手段によって、チャンバ内が減圧
され、基板が乾燥させられる。このように、1つのチャ
ンバ内で基板の薬液処理と洗浄処理と乾燥処理とが行え
るため、小型でかつ安価な基板処理装置が得られる。
【0019】請求項2に係る発明においては、外部から
の薬液および/または純水は、まず注入管の内管に供給
される。その後、薬液および/または純水は、内管から
外管へと流出し、外管から処理槽へと噴出される。この
ように、外部から供給された薬液および/または純水
は、一旦内管でバッファされるため、外管から処理槽へ
噴出される薬液および/または純水の流速が注入管の長
手方向全長にわたって均一化される。
【0020】請求項3に係る発明においては、内管に供
給された薬液および/または純水は、内管の噴出口から
外管へと噴出した後、外管の内壁に当たって2方向に分
岐される。各分岐流は、外管の内壁に沿って進んだ後、
外管の噴出口付近で合流し、外管の噴出口から扇状の基
板間流動となって処理槽内に噴出される。このような扇
状の基板間流動は、処理槽内部を広くカバーする。
【0021】請求項4に係る発明においては、外管の各
スリットから噴出される扇状の基板間流動は、それぞれ
処理槽内に配列された各基板の間に確実に流れ込む。
【0022】請求項5に係る発明においては、外管から
噴出される扇状の基板間流動は、受け台の中央部に形成
された整流凸部に当たって、種々の角度を持つ上昇流に
変換される。そのため、各基板間で回転流が形成され、
基板全体に新しい薬液または純水が効率良く行き渡る。
【0023】請求項6に係る発明においては、プッシュ
アップ装置によって処理槽の底部が押し上げられて処理
槽と受け台とが分離される。これによって、処理槽内に
貯留された薬液および/または純水が急速排出される。
【0024】請求項7に係る発明においては、プッシュ
アップ装置は、各位置決め突起を持ち上げることによ
り、処理槽の底部を持ち上げる。
【0025】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る基板処理装
置の構成を示す外観斜視図である。また、図2は、図1
の基板処理装置における可搬型処理槽のより詳細な構成
を示す一部破断斜視図である。なお、本実施例の基板処
理装置は、後述するように、1つの減圧チャンバ内で、
各種基板(半導体集積回路のためのシリコンウエハ、液
晶表示装置のためのガラス基板、他の電子部品のための
基板等)に対する一連のウエット処理(薬液処理、洗浄
処理および乾燥処理)が行える構成となっている。以
下、図1および図2を参照して、本実施例の基板処理装
置の構成について説明する。
【0026】可搬型処理槽(以下、単に処理槽と称す
る)21は、その上面と下面とが開口した筺体22を有
している。なお、筺体22の下部は、その内部に収納さ
れる基板21との隙間をできるだけ少なくするため、基
板20の外周に沿ったR形状を有している。筺体22の
内壁には、基板20を支持するための基板ガイド23a
〜23dが固定的に取り付けられている。各基板ガイド
23a〜23dには、それぞれ互いに対応する位置に複
数の支持溝が形成されており、この支持溝内で基板20
を支持することにより、処理槽21内に複数枚の基板2
0が相互に非接触でかつ平行な状態で配置される。筺体
22の外壁上部には、4つの係合突起24a〜24dが
固定的に取り付けられる。また、筺体22の外壁底部左
右には、処理槽内に薬液または純水を注入するための2
本の注入管25が設けられる。これら2本の注入管25
は、それぞれ、内管26と外管27から成る2重管構造
を有している。各内管26の一方端部は、外管27の一
方端部を貫通して垂直下方向に折り曲げられている。ま
た、各内管26の他方端部は、外管27において閉塞さ
れている。また、各外管27の一方端部および他方端部
は、いずれも閉塞されている。さらに、筺体22の下面
には、その開口を囲むように、矩形枠状のフレーム28
が設けられている。このフレーム28の底面は、減圧チ
ャンバ側の受け台41との密着性を上げるため、所定精
度の平面性を有するように形成されている。また、フレ
ーム28の底面には、各辺の中央部に位置決め溝29が
形成されている。
【0027】搬送ロボット31は、それぞれが回動可能
な左右1対のチャック32を有し、このチャック32に
は、係合凹部32a〜32dが設けられている。搬送ロ
ボット31は、これら係合凹部32a〜32dに処理槽
21の係合突起24a〜24dを係合させることによ
り、処理槽21を把持することができる。そして、搬送
ロボット31は、把持した処理槽21を上下左右に移動
させることができる。すなわち、本実施例では処理槽2
1は、基板20を搬送するためのキャリアとしても用い
られる。
【0028】図示しない減圧チャンバの内底部には、処
理槽21が載置される受け台41が設けられる。この受
け台41の上面には、上記フレーム28の各位置決め溝
29と対応する位置に複数の位置決め突起42が形成さ
れている。各位置決め突起42をそれぞれ対応する位置
決め溝29に係合させることにより、処理槽21が受け
台41に対して正確に位置決めされる。また、受け台4
1の上面には、フレーム28の底面と対向する位置に複
数の吸着口43が形成される。処理槽21が受け台41
の上に載置されたとき、各吸着口43から空気を吸い込
むことにより、処理槽21が動かないように真空チャッ
クされる。さらに、受け台41の上面には、各内管26
の一方端部と連結され、かつ各内管26に薬液または純
水を供給するための2つの注入口44(なお、図1では
作図の制約上1つの注入口のみが示されている)が形成
される。さらに、受け台41の上面中央には、その長手
方向(すなわち、基板20の配列方向)に沿って延びる
整流凸部45が形成されている。
【0029】図3は、図1における注入管25のより詳
細な構成を示す部分斜視図である。図4は、図1におけ
る注入管25の断面図である。以下、これら図3および
図4を参照して、注入管25の構成をより詳細に説明す
る。外管27には、処理槽21の内部に向けて開口した
複数のスリット27aが形成されている。各スリット2
7aは、外管27の周方向に沿って延びており、かつ図
5に示すように、各基板20の間の位置に対応するよう
に配置されている。内管26には、複数の噴出口26a
が形成されている。なお、各噴出口26aは、上記スリ
ット27aとほぼ180°対向する位置に配置されてい
る。
【0030】図6は、処理槽21を受け台41上に載置
した状態を示す部分断面図である。以下、この図6を参
照して、注入管25を2重管構造にした理由を説明す
る。受け台41の注入口44(図1参照)から内管26
に供給された薬液または純水は、各噴出口26aから外
管27内に流入する。外管27に流入した薬液または純
水は、各噴出口26aと対向する外管内壁に当たって、
2方向に分岐する。各分岐流は、外管27の内壁に沿っ
て移動した後、各スリット27a付近で合流し、各スリ
ット27aから処理槽内に噴出される。このとき、各ス
リット27aからは、扇状に広がった基板間流動が噴出
される。
【0031】上記のように、注入口44ら注入管25に
供給された薬液または純水は、一旦内管26でバッファ
された後、各スリット27aから噴出される。したがっ
て、スリット27aにおける噴出流の流速は、外管27
の全長にわたってほぼ均一化される。また、各スリット
27aにおける長手方向の流速分布も均一化される。こ
れに対して、図10〜図12に示す従来の基板処理装置
では、薬液供給管11(または、純水供給管12)から
供給される薬液(または、純水)がバッファされること
なく単に多孔板7によって分散される構成であるので、
薬液供給管11(または、純水供給管12)が配置され
る多孔板7の中央部では噴出流の流速が最も速く、中央
部から離れるに従って急速にその流速が低下する。これ
では、薬液処理時に処理槽内での薬液の濃度差が大きく
なる。また、洗浄時にも薬液と純水の置換効率が悪くな
る。
【0032】また、本実施例の注入管25では、外管2
7の各スリット27aが処理槽内の各基板20の間に対
応する位置に配置されているので、噴出流が各基板の間
に入り込み、薬液の分散効率および薬液と純水の置換効
率が従来の基板処理装置に比べて著しく改善される。ま
た、各スリット27aから扇状の基板間流動が噴出され
るので、当該基板間流動は処理槽内の広い範囲をカバー
する。しかも、各スリット27aからの噴出流は、受け
台41の中央に形成された整流凸部45によって種々の
角度を持つ上昇流に変換されるので、各基板間で回転流
が形成され、基板全体に新しい薬液または純水が行き渡
る。そのため、薬液処理効率および洗浄処理効率が向上
する。これに対し、図10〜図12に示す従来の基板処
理装置は、保持具2内では単に垂直方向の線状の上昇流
しか生じないため、多孔板7に形成された隣接する孔と
孔の間は、デッドスペースとなり、その部分で薬液また
は純水の循環効率が悪くなる。
【0033】なお、図7に示すように、受け台41の整
流凸部45の内部には、ピエゾ素子等から成る超音波振
動子46を設けるようにしても良い。この超音波振動子
46は、純水による洗浄時において、純水中に超音波を
生じさせ、基板を超音波により洗浄する。これに対し、
図10〜図12に示す従来の基板処理装置では、保持具
2の底部が多孔板7によって閉塞されているため、上記
のような超音波振動子を設けることができない。
【0034】図8は、本発明の一実施例に係る基板処理
装置の全体構成を示すシステムフロー図である。図8に
おいて、減圧チャンバ40は、処理槽21を収納する本
体401と、本体401の上面に被せられる蓋402と
を含む。本体401と蓋402との間は、Oリング40
3等によって密着される。本体401の内底部には、処
理槽21を載置するための受け台41が配置される。こ
の受け台41の周囲には、処理槽21からオーバフロー
した薬液または純水を受けるための受け溝47が形成さ
れている。また、減圧チャンバ40の内部には、純水噴
出管48と、IPAベーパ(蒸気)供給管49とが設け
られている。
【0035】純水供給管48には、バルブ51を介して
外部の純水供給源から純水が供給される。IPAベーパ
供給管49には、バルブ52を介して外部のIPA供給
源からIPA(イソ・プロピル・アルコール)のベーパ
(蒸気)が供給される。減圧チャンバ40の外底部であ
って、受け台41の下部には、プッシュアップ装置53
が設けられる。このプッシュアップ装置53は、後述す
るクイック・ダンプ・リンス時に受け台41上の位置決
め突起42(図1参照)を押し上げて、フレーム28と
受け台41との間を分離する。これによって、処理槽内
の薬液または純水が急速排出される。
【0036】本実施例のシステムでは、薬液供給源とし
て3つのタンク54〜56が準備されている。第1のタ
ンク54には、NH4OH とH22とH20 との混合液
SC−1が収納されている。第2のタンク55には、H
ClとH22とH20 との混合液SC−2が収納されて
いる。第3のタンク56には、HFが収納されている。
混合液SC−1は、ポンプ57,フィルタ58およびバ
ルブ59を介して、受け台41の注入口44に供給され
る。混合液SC−2は、ポンプ60,フィルタ61およ
びバルブ62を介して、注入口44に供給される。HF
は、フィルタ63,バルブ64,ミキシングバルブ65
およびバルブ66を介して、注入口44に供給される。
第3のタンク56は、窒素ガス(N2 )によって加圧さ
れており、HFはこの加圧に応じた圧力で注入口44に
供給される。なお、第3のタンク56に対する加圧値
は、圧力検出器67と圧力制御器68とレギュレータ6
9とによって構成されるフィードバックループによって
自動制御されている。また、注入口44には、外部の純
水供給源からミキシングバルブ65を介して純水が供給
される。さらに、供給孔44には、バルブ70が連結さ
れる。このバルブ70は、処理槽内の液体をゆっくり排
出するスローリークのために用いられる。
【0037】処理槽21からオーバフローした薬液また
は純水は、受け溝47によって受けられた後、排液ライ
ン71を介して減圧チャンバ40の外部へ排出される。
この排液ライン71上には、バルブ71〜73が並列に
設けられる。バルブ72は、処理槽21からオーバフロ
ーした薬液(本実施例ではHF)または純水を排出する
ためのバルブである。また、バルブ72からの排出ライ
ンには、比抵抗計75が設けられる。この比抵抗計75
は、排出された純水の比抵抗を測定することにより、当
該純水中に含まれるパーティクルの量を検出する。不純
物すなわちパーティクルの量が少ないほど、純水の比抵
抗が高くなる。バルブ73は、混合液SC−1による薬
液処理時において、処理槽21からオーバフローした薬
液を第1のタンク54に戻すためのバルブである。バル
ブ74は、混合液SC−2による薬液処理時において、
処理槽21からオーバフローした薬液を第2のタンク5
5に戻すためのバルブである。
【0038】なお、第1のタンク54内にはヒータ75
が、第2のタンク55内にはヒータ76が設けられ、そ
れぞれの薬液が処理に最適な一定温度に保たれている。
また、フィルタ58と第1のタンク54との間にはバル
ブ75が、フィルタ61と第2のタンク55との間には
バルブ76が設けられている。これらバルブ75および
76は、薬液処理を行わないときに開き、各タンク内の
薬液を循環させる。これによって、各タンク内の薬液の
温度分布に不均一が生じないようにしている。減圧チャ
ンバ40の底部に連結されたバルブ79は、真空排気用
のバルブである。すなわち、乾燥処理時にバルブ79が
開き、図示しない排気装置によって減圧チャンバ内が減
圧される。
【0039】図9は、図8に示す基板処理装置の動作を
示すフローチャートである。以下、この図9を参照し
て、図8の基板処理装置の動作を説明する。まず、前工
程から搬送されてきた基板20が処理槽21内に収納さ
れる。そして、搬送ロボット31(図1参照)がチャッ
ク32によって処理槽21を把持して搬送し、減圧チャ
ンバ40内の受け台41上に処理槽21を載置する(ス
テップS1)。その後、減圧チャンバ40の蓋402が
閉じられ、好ましくは、減圧チャンバ内の空気が窒素等
の不活性ガスと置換される。
【0040】次に、薬液処理が行われる。ここで、薬液
処理には、処理槽とタンク間で薬液を循環させて行う循
環型薬液処理と、そのような循環を行わない使い捨ての
非循環型薬液処理とがある。本実施例では、混合液SC
−1またはSC−2を用いた薬液処理は循環型薬液処理
であり、HFを用いた薬液処理は非循環型薬液処理であ
る。ステップS2では、これから行う薬液処理が、循環
型薬液処理であるか、非循環型薬液処理であるかを判断
している。
【0041】上記ステップS2の判断の結果、循環型薬
液処理を行う場合、処理槽内に薬液を循環させる処理が
行われる(ステップS3)。例えば、混合液SC−1を
用いた薬液処理を行う場合、バルブ59および73が開
かれる。そのため、第1のタンク54内の薬液が処理槽
21内に供給される。そして、第1のタンク54からオ
ーバフローした薬液は、受け溝47およびバルブ73を
介して第1のタンク内に戻される。また、混合液SC−
2を用いた薬液処理を行う場合、バルブ62および74
が開かれる。そのため、第2のタンク55内の薬液が処
理槽内21に供給される。そして、第2のタンク55か
らオーバフローした薬液は、受け溝47およびバルブ7
4を介して第2のタンク内に戻される。上記のような薬
液の循環が予め定められた所定時間行われると、供給側
の各バルブが閉じられ、薬液の循環が停止される(ステ
ップS4)。
【0042】一方、非循環型薬液処理を行う場合、処理
槽内に薬液が供給され、オーバフローした薬液は排液と
して排出される(ステップS5)。より具体的に説明す
ると、バルブ64,66および72が開かれる。これに
よって、第3のタンク56内の薬液HFがミキシングバ
ルブ65で純水と混合された後、処理槽内に供給され
る。また、第3のタンク56からオーバフローした薬液
は、受け溝47およびバルブ72を介して排液として排
出される。上記のような薬液処理が予め定められた所定
時間行われると、バルブ64が閉じられ、薬液の供給お
よび排出が停止される(ステップS6)。
【0043】上記のようにして薬液処理が終了すると、
今度は洗浄処理が行われる。ここで、洗浄処理には、処
理槽内の薬液を急速排出(ドレイン)させる第1の洗浄
法と、そのような急速排出を行わない第2の洗浄法とが
ある。本実施例では、混合液SC−1またはSC−2を
用いた薬液処理後の洗浄処理は第1の洗浄法を採用し、
HFを用いた薬液処理後の洗浄処理は第2の洗浄法を採
用している。ステップS7では、これから行う洗浄処理
が、上記第1の洗浄処理か第2の洗浄処理かを判断して
いる。
【0044】上記ステップS7の判断の結果、第1の洗
浄処理を行う場合、処理槽内の薬液が急速排出される
(ステップS8)。より具体的に説明すると、プッシュ
アップ装置53によって受け台41上の位置決め突起4
2(図1参照)が押し上げられ、フレーム28と受け台
41との間が分離する。これによって、処理槽内の薬液
または純水が急速に排出される。排出された薬液は、バ
ルブ73または74を介して、第1または第2のタンク
54または55内に回収され、再利用される。このよう
に、薬液の急速排出を行うことにより、薬液と純水との
置換が短時間で行える。次に、プッシュアップ装置53
が位置決め突起42を初期位置まで下降させ、処理槽2
1を再び受け台41上にセットする(ステップS9)。
このように、プッシュアップ装置53は、位置決め突起
42を昇降させるようにしているので、処理槽21の再
セット時に、処理槽21と受け台41とが自動的に位置
決めされ、両者のずれを防止できる。次に、バルブ66
が開かれて、処理槽内に純水が供給され、当該純水によ
って基板20が洗浄される(ステップS10)。このと
き、処理槽21からオーバフローした純水は、受け溝4
7およびバルブ72を介して減圧チャンバ外に排出され
る。次に、プッシュアップ装置53によって受け台41
上の位置決め突起42が押し上げられ、フレーム28と
受け台41との間が分離する。これによって、処理槽内
の純水が急速に排出される(ステップS11)。排出さ
れた純水は、受け溝47およびバルブ72を介して減圧
チャンバ外に捨てられる。このとき、バルブ51が開か
れ、純水噴出管48から各基板20に純水のシャワーが
浴びせられる。次に、プッシュアップ装置53が位置決
め突起42を初期位置まで下降させ、処理槽21を再び
受け台41上にセットする(ステップS12)。上記ス
テップS10〜S12の処理は、2〜3回繰り返され
る。上記のように、洗浄途中で処理槽内の純水を急速排
出(クイック・ダンプ・リンス)することにより、基板
20から脱離して純水に溶けだした多数のパーティクル
が一挙に排出され、洗浄時間を大幅に短縮化できる。
【0045】一方、前述の第2の洗浄処理を行う場合、
バルブ66を介して、処理槽内に純水が供給され、当該
純水によって基板20が洗浄される(ステップS1
3)。このとき、処理槽内の薬液(HF)は、徐々に純
水と置換される。また、処理槽21からオーバフローし
た薬液または純水は、受け溝47およびバルブ72を介
して減圧チャンバ外に排出される。その後、予め定めら
れた時間が経過すると、バルブ66が閉じられ、処理槽
21への純水の供給が停止される(ステップS14)。
【0046】次に、他の薬液処理が残っているかが判断
され、残っている場合は前述のステップS2〜S14の
動作が繰り返される。一方、全ての薬液処理が終了して
いる場合は、最終洗浄処理が行われる(ステップS1
6)。より具体的に説明すると、バルブ66が開かれ、
処理槽内に純水が供給される。このとき処理槽21から
オーバフローした純水は、受け溝47およびバルブ72
を介して減圧チャンバ外に排出される。また、比抵抗計
75によって排出された純水の比抵抗値が測定され、当
該比抵抗値が予め設定された値以上か未満かが判断され
る(ステップS17)。純水の比抵抗値が設定値未満の
場合、純水中のパーティクルの残存量が多いため、ステ
ップS16の最終洗浄処理が継続される。一方、純水の
比抵抗値が設定値以上の場合、純水中にはパーティクル
がほとんど残っていないため、バルブ66が閉じられ
て、処理槽内への純水の供給が停止される(ステップS
18)。このとき、減圧チャンバ40への窒素ガスの供
給も停止される。
【0047】次に、バルブ70が開かれ、注入管25を
介して処理槽内の純水が徐々に排出される。また、同時
にバルブ52が開かれ、減圧チャンバ内にIPAベーパ
が供給される(ステップS19)。このとき、処理槽内
の水位が徐々に低下し、各基板20がIPAベーパにさ
らされる。そのため、各基板20の表面では、水滴がI
PAベーパと置換される。すなわち、IPAは、基板表
面に付いた水滴の表面張力を低下させるため、当該水滴
は、自重によって基板表面から流れ落ちる。処理槽内の
水位が基板20の最下部以下に低下すると、バルブ70
および52が閉じられて、純水の排出およびIPAベー
パの供給が停止される(ステップS20)。次に、バル
ブ79が開かれて、減圧チャンバ内が排気され減圧され
る(ステップS21)。その結果、IPAベーパの沸点
が低下し、基板表面で純水と置換したIPAは、速やか
に蒸発し、基板表面は短時間で乾燥する。なお、水溶性
でかつ基板上に残る水滴の表面張力を低下させる性質を
有しておれば、IPAベーパに代えて他の有機溶剤のベ
ーパを用いても良い。また、このような有機溶剤のベー
パに代えて、加熱された水蒸気を吹き付けて基板表面を
乾燥させるようにしても良い。基板の乾燥処理が終了す
ると、減圧チャンバ内に窒素ガスが供給され、その内部
が大気圧に戻される(ステップS22)。
【0048】なお、上記実施例では、注入管25の外管
27に設けられたスリット27aは、各基板20の間に
対応する位置に配置されているが、それ以外の位置に配
置されても良い。また、このようなスリットに代えて、
円形等の孔を外管27に設けるようにしても良い。ま
た、外管27にその軸方向に沿って延びるような1つの
長孔を設けるようにしても良い。また、上記実施例で
は、2重管構造の注入管を用いたが、1重構造の注入管
を用いても良い。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、1つのチャン
バ内で基板の薬液処理と洗浄処理と乾燥処理とが行える
ため、小型でかつ安価な基板処理装置が得られる。
【0050】請求項2の発明によれば、外部から供給さ
れた薬液および/または純水は、一旦内管でバッファさ
れるため、外管から処理槽へ噴出される薬液および/ま
たは純水の流速が注入管の長手方向全長にわたって均一
化される。したがって、各基板をむらなく処理できる。
【0051】請求項3の発明によれば、外管の噴出口か
らは、扇状の基板間流動が噴出されるので、処理槽内部
を広くカバーでき、デッドスペースができにくい。
【0052】請求項4の発明によれば、外管の各スリッ
トは、各基板の間に対応する位置に配置されているの
で、各スリットから噴出される扇状の基板間流動は、そ
れぞれ処理槽内に配列された各基板の間に確実に流れ込
む。したがって、処理効率が大幅に向上する。
【0053】請求項5の発明によれば、外管から噴出さ
れる扇状の基板間流動は、受け台の中央部に形成された
整流凸部に当たって、種々の角度を持つ上昇流に変換さ
れるので、各基板間で回転流が形成され、基板全体に新
しい薬液または純水が効率良く行き渡る。
【0054】請求項6の発明によれば、プッシュアップ
装置によって処理槽の底部が押し上げられて処理槽と受
け台とが分離されるので、処理槽内に貯留された薬液ま
たは純水を急速に排出できる。
【0055】請求項7の発明によれば、プッシュアップ
装置は、各位置決め突起を持ち上げることにより、処理
槽の底部を持ち上げるので、処理槽の下降時、すなわち
再セット時において、処理槽が自動的に位置決めされ、
受け台との間で位置ずれが起こるのを防止できる。
【0056】請求項8の発明によれば、処理槽をチャン
バから取り出すことができるため、チャンバ内の清掃が
容易に行える。また、チャンバから取り出した状態で基
板を収納できるため、チャンバ内に設けられた処理槽に
基板を収納する場合に比べて、収納作業が容易である。
また、処理槽の上面および下面が開口しているため、処
理槽の下部から昇降装置等で各基板を垂直に昇降させる
ことにより、各基板を収納または取り出すことができ
る。したがって、従来のように搬送ロボットのチャック
を処理槽内に入れて基板を掴む場合に比べて、処理槽内
のマージンを少なくできる。その結果、処理槽の内容積
が小さくなり、薬液や純水の消費量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る基板処理装置の構成を
示す要部斜視図である。
【図2】図1における処理槽21をより詳細に示す一部
破断斜視図である。
【図3】図1における注入管25のより詳細な構成を示
す部分斜視図である。
【図4】図1における注入管25の断面図である。
【図5】図1における基板20とスリット27aとの配
置関係を示す図である。
【図6】図1の実施例において、注入管25から処理槽
内に噴出される薬液または純水の流れを説明するための
図である。
【図7】さらに、超音波振動子を設けた受け台の構成を
示す図である。
【図8】本発明の一実施例に係る基板処理装置の全体構
成を示すシステムフロー図である。
【図9】図8に示す実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図10】従来の基板処理装置の構成を示す模式断面図
である。
【図11】図10におけるエッチング部の断面図であ
る。
【図12】図10における保持具と第1の保持具受け台
の一部切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
20…基板 21…処理槽 22…筺体 23a〜23d…基板ガイド 24a〜24d…係合突起 25…注入管 26…内管 26a…噴出口 27…外管 27a…スリット 28…フレーム 29…位置決め溝 31…搬送ロボット 32…チャック 40…減圧チャンバ 41…受け台 42…位置決め突起 43…吸着口 44…注入口 45…整流凸部 46…超音波振動子

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉鎖された空間内で複数枚の基板に対し
    て所定の処理を施す装置であって、 その上面と下面とが開口した箱形形状を有し、かつその
    内部に前記複数枚の基板を収納し、さらにその底部近傍
    には薬液および/または純水を注入するための注入管が
    一体的に設けられた可搬型の処理槽と、 その上面に開閉可能な蓋を有し、当該蓋が閉じられたと
    き内部が密閉されるチャンバと、 前記基板を収納した処理槽を搬送して前記チャンバ内に
    収納する搬送手段と、 前記チャンバの内底部に設けられ、前記処理槽の底部を
    シールされた状態で保持する受け台と、 前記チャンバに関連して設けられ、前記注入管に外部か
    らの薬液および/または純水を供給する供給手段と、 前記チャンバに関連して設けられ、前記処理槽から排出
    された薬液および/または純水を外部に排出する排出手
    段と、 前記チャンバに関連して設けられ、当該チャンバ内を真
    空排気して減圧することにより、前記基板を乾燥させる
    減圧乾燥手段とを備え、 前記チャンバ内で前記基板の薬液処理と洗浄処理と乾燥
    処理とを行うことを特徴とする、基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記注入管は、内管と当該内管と連通し
    た外管とから成る2重管構造を有しており、 外部からの薬液および/または純水は、前記内管に供給
    される、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記外管には、前記処理槽内に露出する
    面に1つまたは複数の噴出口が形成されており、 前記内管には、前記噴出口とほぼ180°対向する位置
    に1つまたは複数の噴出口が形成されている、、請求項
    2に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記外管には、前記噴出口として、複数
    のスリットが形成されており、 各前記スリットは、前記処理槽内に配列された各基板の
    間に対応する位置に配置されている、請求項3に記載の
    基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記受け台の中央部において前記処理槽
    内の前記基板の配列方向に沿って延びるように形成さ
    れ、かつ上方に突出する整流凸部をさらに備える、請求
    項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記チャンバに関連して設けられ、前記
    処理槽の底部を押し上げて当該処理槽と前記受け台とを
    分離することにより、当該処理槽内に貯留された薬液お
    よび/または純水を急速排出させるためのプッシュアッ
    プ装置をさらに備える、請求項1に記載の基板処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記処理槽の底部には、複数の位置決め
    溝が形成されており、 前記受け台の上面には、前記処理槽が載置されたとき、
    前記位置決め溝にはまりこむ複数の位置決め突起が形成
    されており、 前記プッシュアップ装置は、各前記位置決め突起を持ち
    上げることにより、前記処理槽の底部を持ち上げる、請
    求項6に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 可搬型であり、その内部に収納された複
    数枚の基板に対して所定の処理を施す際に、チャンバ内
    に収納される処理槽であって、 その上面と下面とが開口した筺体と、 前記筺体の内壁に一体的に形成され、それぞれに基板を
    保持するための複数の溝が規則的に設けられた複数の基
    板ガイドと、 前記筺体の下面外周に沿って設けられ、その底部が平面
    に形成された枠状のフレームと、 前記筺体の底部近傍に一体的に設けられ、当該筺体内部
    に薬液および/または純水を注入するための注入管とを
    備える、処理槽。
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