JP2965713B2 - 蓋付容器 - Google Patents
蓋付容器Info
- Publication number
- JP2965713B2 JP2965713B2 JP870091A JP870091A JP2965713B2 JP 2965713 B2 JP2965713 B2 JP 2965713B2 JP 870091 A JP870091 A JP 870091A JP 870091 A JP870091 A JP 870091A JP 2965713 B2 JP2965713 B2 JP 2965713B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- blank plate
- composite container
- ink layer
- anchor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば砂糖、小麦粉、
塩、調味料、洗剤等の粉体、粉粒物を入れる合成樹脂製
の蓋付容器に関する。
塩、調味料、洗剤等の粉体、粉粒物を入れる合成樹脂製
の蓋付容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実願昭62−200813号で提
案されている、紙製胴部と合成樹脂部分を一体的に付着
させた複合容器は、その上部開口に密封用蓋を施して用
いられ、これら複合容器と密封用蓋とによって蓋付容器
が構成されている。そして使用にあたっては、密封用蓋
を複合容器から取外して内容物を取出している。一方、
密封用蓋をいちいち容器から取出す煩雑さを避けるた
め、本件出願人は蓋をヒンジ式に折曲自在とする蓋付容
器を開発した(特願平1−233143号)。
案されている、紙製胴部と合成樹脂部分を一体的に付着
させた複合容器は、その上部開口に密封用蓋を施して用
いられ、これら複合容器と密封用蓋とによって蓋付容器
が構成されている。そして使用にあたっては、密封用蓋
を複合容器から取外して内容物を取出している。一方、
密封用蓋をいちいち容器から取出す煩雑さを避けるた
め、本件出願人は蓋をヒンジ式に折曲自在とする蓋付容
器を開発した(特願平1−233143号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、複合容
器の上部開口に密封用蓋を施して蓋付容器が構成されて
いる。また、上述のように複合容器は紙製胴部と合成樹
脂部分とによって形成されており、外部から内容物をみ
ることはできない。この場合、複合容器内部を外部から
観察することができれば、内容物の残量を確認すること
ができて都合が良い。本発明はこのような点を考慮して
なされたものであり、外部から内容物の残量を容易に確
認することができる蓋付容器を提供することを目的とす
る。
器の上部開口に密封用蓋を施して蓋付容器が構成されて
いる。また、上述のように複合容器は紙製胴部と合成樹
脂部分とによって形成されており、外部から内容物をみ
ることはできない。この場合、複合容器内部を外部から
観察することができれば、内容物の残量を確認すること
ができて都合が良い。本発明はこのような点を考慮して
なされたものであり、外部から内容物の残量を容易に確
認することができる蓋付容器を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上部開口周縁を
有する複合容器と、この複合容器の上部開口周縁に装着
される周縁部を有し、弾性のある硬質合成樹脂からなる
密封用蓋とを備えた蓋付容器において、前記複合容器の
胴部を透明ポリプロピレン成形体からなるブランク板に
より形成し、このブランク板をその両側縁が対向するよ
うに巻くか折り曲げて筒状とするとともに、前記複合容
器の前記ブランク板の両側縁の間の間隙、底部および前
記上部開口周縁をポリプロピレン樹脂を射出して一体的
に形成し、前記ブランク板に窓部を残して光硬化型アン
カー用インキにより印刷を施し、光を照射して硬化させ
たアンカー用インキ層、および有色の光硬化型印刷イン
キにより印刷を施し、光を照射して硬化させた印刷イン
キ層を順次形成したことを特徴とする蓋付容器である。
有する複合容器と、この複合容器の上部開口周縁に装着
される周縁部を有し、弾性のある硬質合成樹脂からなる
密封用蓋とを備えた蓋付容器において、前記複合容器の
胴部を透明ポリプロピレン成形体からなるブランク板に
より形成し、このブランク板をその両側縁が対向するよ
うに巻くか折り曲げて筒状とするとともに、前記複合容
器の前記ブランク板の両側縁の間の間隙、底部および前
記上部開口周縁をポリプロピレン樹脂を射出して一体的
に形成し、前記ブランク板に窓部を残して光硬化型アン
カー用インキにより印刷を施し、光を照射して硬化させ
たアンカー用インキ層、および有色の光硬化型印刷イン
キにより印刷を施し、光を照射して硬化させた印刷イン
キ層を順次形成したことを特徴とする蓋付容器である。
【0005】
【作用】しかして本願発明によれば、胴部は透明ポリプ
ロピレン成形体からなるブランク板により形成され、ブ
ランク板に窓部を残して、光硬化型アンカー用インキに
より印刷を施し光を照射して硬化させてアンカーインキ
層を設け、有色の光硬化型印刷インキにより印刷を施し
光を照射して硬化させて印刷インキ層を設けるので、ブ
ランク板上に窓部を残して、アンカーインキ層を介して
印刷インキ層を堅固に設けることができる。またブラン
ク板の両側縁間の間隙、底部および上部開口周縁はポリ
プロピレンを射出することにより一体的に形成されるの
で、複合容器を容易に成形することができる。さらに密
封用蓋は弾性のある硬質合成樹脂からなるので、密封用
蓋を容易に成形することができる。
ロピレン成形体からなるブランク板により形成され、ブ
ランク板に窓部を残して、光硬化型アンカー用インキに
より印刷を施し光を照射して硬化させてアンカーインキ
層を設け、有色の光硬化型印刷インキにより印刷を施し
光を照射して硬化させて印刷インキ層を設けるので、ブ
ランク板上に窓部を残して、アンカーインキ層を介して
印刷インキ層を堅固に設けることができる。またブラン
ク板の両側縁間の間隙、底部および上部開口周縁はポリ
プロピレンを射出することにより一体的に形成されるの
で、複合容器を容易に成形することができる。さらに密
封用蓋は弾性のある硬質合成樹脂からなるので、密封用
蓋を容易に成形することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1乃至図9は本発明による蓋付容器の一
実施例を示す図である。図1において、Rは複合容器
を、Cはそれに施される密封用蓋を示す。この複合容器
Rは、例えば家庭用の洗濯用粉末洗剤を収容するために
用いることができるが、もちろん他のものの収容のため
に用いることもできる。複合容器Rの胴部10は、図8
に示すブランク板2により構成される。ブランク板2は
最初は平板状をなしており、この平板をその両側縁2
a,2bが対向するように巻くか折り曲げて筒状とし、
複合容器Rの胴部10を構成する。図示の例では胴部1
0はほぼ四角筒状をなしているが、四角筒以外の角筒状
または円筒、長円筒等でもよい。
て説明する。図1乃至図9は本発明による蓋付容器の一
実施例を示す図である。図1において、Rは複合容器
を、Cはそれに施される密封用蓋を示す。この複合容器
Rは、例えば家庭用の洗濯用粉末洗剤を収容するために
用いることができるが、もちろん他のものの収容のため
に用いることもできる。複合容器Rの胴部10は、図8
に示すブランク板2により構成される。ブランク板2は
最初は平板状をなしており、この平板をその両側縁2
a,2bが対向するように巻くか折り曲げて筒状とし、
複合容器Rの胴部10を構成する。図示の例では胴部1
0はほぼ四角筒状をなしているが、四角筒以外の角筒状
または円筒、長円筒等でもよい。
【0007】図8に示すように複合容器Rの胴部10の
形状にガイド金型(図示しない)等によって折り曲げら
れたブランク板2は、その両側縁2a,2bの間の間隙
3および下方へ開いている底部4を埋めかつブランク板
上部開口2cの周縁部を覆うように合成樹脂部分5a,
5b,5cが一体的付着状態で成形される。このように
合成樹脂部分5a,5b,5cが一体的に成形された複
合容器Rの状態は第1図に示す通りである。
形状にガイド金型(図示しない)等によって折り曲げら
れたブランク板2は、その両側縁2a,2bの間の間隙
3および下方へ開いている底部4を埋めかつブランク板
上部開口2cの周縁部を覆うように合成樹脂部分5a,
5b,5cが一体的付着状態で成形される。このように
合成樹脂部分5a,5b,5cが一体的に成形された複
合容器Rの状態は第1図に示す通りである。
【0008】図1の状態の複合容器Rを作るには、図8
の状態に形成したブランク板2を図示しない成形金型の
キャビティ内にセットする。キャビティの形状は図1の
複合容器Rの形状と同じである。そして、キャビティ内
にブランク板2をセットした後、キャビティ内に合成樹
脂が射出され、射出された合成樹脂が前記部分5a,5
b,5cを形成するようにブランク板2に一体的に付着
して射出成形が終る。上記合成樹脂部分のうち、合成樹
脂部分5bは、ブランク板2の底部開口を完全に塞ぐよ
うにブランク板2の底縁およびその内側面に一体的に付
着する。そして、図1に示す合成樹脂部分5a(間隙3
を埋める部分)に対向するブランク板側壁の中央部には
間隙3に相当する隙間はないが、その隙間のない部分の
内面にも、合成樹脂部分5aとほぼ同じ幅で合成樹脂部
分5dが上下方向に帯状に射出により付着されている。
合成樹脂部分5a,5dの内側には、上下方向の補強兼
スタッキング用リブ6aが射出時に一体的に形成され
る。ブランク板2の外周面は、合成樹脂部分5a,5
b,5c,5dの射出による成形後も図に示すように露
出状態を維持している。
の状態に形成したブランク板2を図示しない成形金型の
キャビティ内にセットする。キャビティの形状は図1の
複合容器Rの形状と同じである。そして、キャビティ内
にブランク板2をセットした後、キャビティ内に合成樹
脂が射出され、射出された合成樹脂が前記部分5a,5
b,5cを形成するようにブランク板2に一体的に付着
して射出成形が終る。上記合成樹脂部分のうち、合成樹
脂部分5bは、ブランク板2の底部開口を完全に塞ぐよ
うにブランク板2の底縁およびその内側面に一体的に付
着する。そして、図1に示す合成樹脂部分5a(間隙3
を埋める部分)に対向するブランク板側壁の中央部には
間隙3に相当する隙間はないが、その隙間のない部分の
内面にも、合成樹脂部分5aとほぼ同じ幅で合成樹脂部
分5dが上下方向に帯状に射出により付着されている。
合成樹脂部分5a,5dの内側には、上下方向の補強兼
スタッキング用リブ6aが射出時に一体的に形成され
る。ブランク板2の外周面は、合成樹脂部分5a,5
b,5c,5dの射出による成形後も図に示すように露
出状態を維持している。
【0009】図1に示すように、合成樹脂部分5cの容
器短辺側側面の外面には、突起8a,8dが一体的に射
出成形により形成されている。この突起8a,8dは先
端に拡大頭部を備えている。これら突起8a,8dは、
図1に示す可撓性樹脂製の帯状把手9の両端の孔部10
を係合させるためのものであり、把手9は回動可能な把
手として複合容器Rを手で提げて持つ際に用いられる。
突起8a,8dを形成し易いように、合成樹脂部分5
a,5dは突起の部分で広幅に形成されており、このた
め突起8aに対応する部分で、前記間隙3は3a(図
8)で示すように拡大されている。なお、図示の例で
は、突起8a,8dのある部分で合成樹脂部分5a,5
dは外面が第1図に符号11で示すように突出させてお
り、その分だけ同図に12で示すように内面が凹入させ
てある。
器短辺側側面の外面には、突起8a,8dが一体的に射
出成形により形成されている。この突起8a,8dは先
端に拡大頭部を備えている。これら突起8a,8dは、
図1に示す可撓性樹脂製の帯状把手9の両端の孔部10
を係合させるためのものであり、把手9は回動可能な把
手として複合容器Rを手で提げて持つ際に用いられる。
突起8a,8dを形成し易いように、合成樹脂部分5
a,5dは突起の部分で広幅に形成されており、このた
め突起8aに対応する部分で、前記間隙3は3a(図
8)で示すように拡大されている。なお、図示の例で
は、突起8a,8dのある部分で合成樹脂部分5a,5
dは外面が第1図に符号11で示すように突出させてお
り、その分だけ同図に12で示すように内面が凹入させ
てある。
【0010】図1および図8に示すように、ブランク板
2の上端開口縁2cより上方に達するように、上部の合
成樹脂部分5cが形成されている。この合成樹脂部分5
cは複合容器Rの上部開口周縁14を構成する。合成樹
脂部分5cの外面にはそのほぼ全周にわたって突稜15
が一体的に形成されている。この突稜15は前記蓋Cと
の気密係合手段の一部を構成する。その詳細は後述す
る。次にブランク板2について詳述する。ブランク板2
は透明ポリプロピレン成形体の単層構造からなり、ブラ
ンク板2の表面にはブランク板の上端部から下端部まで
延びる窓部50を残して、光硬化型アンカー用インキ層
52および有色の光硬化型印刷インキ層54が順次形成
されている(図1、図8、および図9)。すなわち、ポ
リプロピレン成形体からなるブランク板2の表面に、光
硬化型アンカー用インキが窓部50を残してオフセット
印刷されてアンカー用インキ層52を形成し、これに光
を照射してアンカー用インキ層52を硬化させ、この硬
化アンカー用インキ層52上に光硬化型オフセット印刷
インキがオフセット印刷されて印刷インキ層54を形成
し、これに光を照射して印刷インキ層54を硬化させて
いる。このように透明ポリプロピレン成形体からなるブ
ランク板2の表面に、窓部50を残してアンカー用イン
キ層52および有色の印刷インキ層54が順次形成され
ているので、この窓部50を通して複合容器Rの内部を
観察することができるようになっている。
2の上端開口縁2cより上方に達するように、上部の合
成樹脂部分5cが形成されている。この合成樹脂部分5
cは複合容器Rの上部開口周縁14を構成する。合成樹
脂部分5cの外面にはそのほぼ全周にわたって突稜15
が一体的に形成されている。この突稜15は前記蓋Cと
の気密係合手段の一部を構成する。その詳細は後述す
る。次にブランク板2について詳述する。ブランク板2
は透明ポリプロピレン成形体の単層構造からなり、ブラ
ンク板2の表面にはブランク板の上端部から下端部まで
延びる窓部50を残して、光硬化型アンカー用インキ層
52および有色の光硬化型印刷インキ層54が順次形成
されている(図1、図8、および図9)。すなわち、ポ
リプロピレン成形体からなるブランク板2の表面に、光
硬化型アンカー用インキが窓部50を残してオフセット
印刷されてアンカー用インキ層52を形成し、これに光
を照射してアンカー用インキ層52を硬化させ、この硬
化アンカー用インキ層52上に光硬化型オフセット印刷
インキがオフセット印刷されて印刷インキ層54を形成
し、これに光を照射して印刷インキ層54を硬化させて
いる。このように透明ポリプロピレン成形体からなるブ
ランク板2の表面に、窓部50を残してアンカー用イン
キ層52および有色の印刷インキ層54が順次形成され
ているので、この窓部50を通して複合容器Rの内部を
観察することができるようになっている。
【0011】本実施例において、アンカー用インキ層5
2および印刷インキ層54の形成は、版が親油性画像部
と親水性非画像部とから成り立ち、水が油と反発すると
いう物理化学的な原理に基づくオフセット印刷によって
行なう。また、アンカー用インキ層52および印刷イン
キ層54に照射される光は、インキを硬化させるもので
あって、紫外線、電子線などである。なお、必要に応じ
て、光を照射して印刷インキ層54を硬化した後、印刷
インキ層54表面に保護膜を形成することもできる。こ
の保護膜の材料としては、アクリレートオリゴマー及び
アクリレートモノマーとを主体とした通常のUV OP
ニスがあり、例えば、UVSCAR PP用 OPニス
F−3(諸星インキ社製)、UVS CAR K OP
ニス(諸星インキ社製)などがある。この保護膜の形成
法は、通常のオフセット印刷法による。更にブランク板
2、およびこれに印刷されるアンカー用インキ層52お
よび印刷インキ層54について以下詳述する。
2および印刷インキ層54の形成は、版が親油性画像部
と親水性非画像部とから成り立ち、水が油と反発すると
いう物理化学的な原理に基づくオフセット印刷によって
行なう。また、アンカー用インキ層52および印刷イン
キ層54に照射される光は、インキを硬化させるもので
あって、紫外線、電子線などである。なお、必要に応じ
て、光を照射して印刷インキ層54を硬化した後、印刷
インキ層54表面に保護膜を形成することもできる。こ
の保護膜の材料としては、アクリレートオリゴマー及び
アクリレートモノマーとを主体とした通常のUV OP
ニスがあり、例えば、UVSCAR PP用 OPニス
F−3(諸星インキ社製)、UVS CAR K OP
ニス(諸星インキ社製)などがある。この保護膜の形成
法は、通常のオフセット印刷法による。更にブランク板
2、およびこれに印刷されるアンカー用インキ層52お
よび印刷インキ層54について以下詳述する。
【0012】ポリプロピレン成形体 ブランク板を形成するポリプロピレン成形体は、結晶性
ポリプロピレンと、エチレン系共重合体と、モノグリセ
ライド系静電防止剤とを含む成形材料樹脂から成形され
たものであり、かつ該成形体表面に活性化処理を施した
ものである。エチレン系共重合体としては、例えば、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、その他EA
A、EMMAなどがある。また、モノグリセライド系静
電防止剤としては、ステアリン酸モノグリセリド、ヘプ
タテシル酸モノグリセリド、ノナデカン酸モノグリセリ
ドなどがある。これらの成分の好ましい配合比は、それ
らの種類、用途に応じて適宜変更することができるが、
例えば、結晶性ポリプロピレン100重量部に対して、
エチレン系共重合体5〜15重量部、およびモノグリセ
ライド系静電防止剤0.2〜2.0重量部を添加するこ
とができる。成形材料樹脂から、所望の形状のブランク
板に、通常の成形法によって成形される。成形されたポ
リプロピレン成形体は、印刷される表面にコロナ放電、
プラズマ放電などの活性化処理が施される。
ポリプロピレンと、エチレン系共重合体と、モノグリセ
ライド系静電防止剤とを含む成形材料樹脂から成形され
たものであり、かつ該成形体表面に活性化処理を施した
ものである。エチレン系共重合体としては、例えば、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、その他EA
A、EMMAなどがある。また、モノグリセライド系静
電防止剤としては、ステアリン酸モノグリセリド、ヘプ
タテシル酸モノグリセリド、ノナデカン酸モノグリセリ
ドなどがある。これらの成分の好ましい配合比は、それ
らの種類、用途に応じて適宜変更することができるが、
例えば、結晶性ポリプロピレン100重量部に対して、
エチレン系共重合体5〜15重量部、およびモノグリセ
ライド系静電防止剤0.2〜2.0重量部を添加するこ
とができる。成形材料樹脂から、所望の形状のブランク
板に、通常の成形法によって成形される。成形されたポ
リプロピレン成形体は、印刷される表面にコロナ放電、
プラズマ放電などの活性化処理が施される。
【0013】アンカー用インキ アンカー用インキ層を形成するアンカー用インキは、ポ
リオールアクリレートとポリエステルとのブレンド物を
含む光硬化型インキである。ポリオールアクリレートと
しては、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、1.3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、1.4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
ストールペンタ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールモノヒドロキシジペンタ(メタ)アクリレートなと
が具体例として挙げられる。ポリエステルとしては、ロ
ジンメチルエステル、ロジンエチルエステル、ロジング
リセリンエステル、テレフタル酸エチレングリコール、
テレフタル酸エチレングリコールアクリルエステル、マ
レイン酸エチレングリコール、マレイン酸エチレングリ
コールアクリルエステル、コハク酸エチレングリコール
アクリルエステル、テレフタル酸ネオペンチネグリコー
ルと2.4−トリレンジイソシアネートとの混合物、テ
レフタル酸ネオペンチルグリコールと2.4−トリレン
ジイソシアネートアクリルエステルをレンジ化したもの
などが具体例として挙げられる。ポリオールアクリレー
トとポリエステルとのブレンド比は、その種類に応じて
適宜変更することができる。例えば、そのブレンド比は
40:60〜70:30である。アンカー用インキに
は、必要に応じて他の成分を含めることができる。例え
ば、光開始剤、光増感剤、その他の樹脂バインターなど
がある。上記ポリオールアクリレートとポリエステルと
のブレンド物対他の添加物との配合比は、例えば60:
40〜90:10である。
リオールアクリレートとポリエステルとのブレンド物を
含む光硬化型インキである。ポリオールアクリレートと
しては、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、1.3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、1.4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
ストールペンタ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールモノヒドロキシジペンタ(メタ)アクリレートなと
が具体例として挙げられる。ポリエステルとしては、ロ
ジンメチルエステル、ロジンエチルエステル、ロジング
リセリンエステル、テレフタル酸エチレングリコール、
テレフタル酸エチレングリコールアクリルエステル、マ
レイン酸エチレングリコール、マレイン酸エチレングリ
コールアクリルエステル、コハク酸エチレングリコール
アクリルエステル、テレフタル酸ネオペンチネグリコー
ルと2.4−トリレンジイソシアネートとの混合物、テ
レフタル酸ネオペンチルグリコールと2.4−トリレン
ジイソシアネートアクリルエステルをレンジ化したもの
などが具体例として挙げられる。ポリオールアクリレー
トとポリエステルとのブレンド比は、その種類に応じて
適宜変更することができる。例えば、そのブレンド比は
40:60〜70:30である。アンカー用インキに
は、必要に応じて他の成分を含めることができる。例え
ば、光開始剤、光増感剤、その他の樹脂バインターなど
がある。上記ポリオールアクリレートとポリエステルと
のブレンド物対他の添加物との配合比は、例えば60:
40〜90:10である。
【0014】印刷インキ 印刷インキ層を形成する印刷インキは、光硬化型、例え
ば紫外線硬化型のオフセットインキである。そのような
インキには、同型樹脂、アクリルエステルオリゴマー・
モノマー、光開始剤、光増剤、顔料、添加物などが含ま
れる。同型樹脂としては、ポリエステル樹脂、ロジンエ
ステル樹脂、フタル酸エステル樹脂、エポキシ樹脂、無
水マレイン酸樹脂、ケトン樹脂、フェノール樹脂、キシ
レン樹脂、などがある。アクリルエステルのオリゴマー
・モノマーとしては、ポリオールポリ(メタ)アクリレ
ート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリエステ
ルポリ(メタ)アクリレート、ポリウレタンポリ(メ
タ)アクリレート、エポキシポリ(メタ)アクリレー
ト、ポリアシド型ポリオールの多価(メタ)アクリレー
トなどがある。
ば紫外線硬化型のオフセットインキである。そのような
インキには、同型樹脂、アクリルエステルオリゴマー・
モノマー、光開始剤、光増剤、顔料、添加物などが含ま
れる。同型樹脂としては、ポリエステル樹脂、ロジンエ
ステル樹脂、フタル酸エステル樹脂、エポキシ樹脂、無
水マレイン酸樹脂、ケトン樹脂、フェノール樹脂、キシ
レン樹脂、などがある。アクリルエステルのオリゴマー
・モノマーとしては、ポリオールポリ(メタ)アクリレ
ート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリエステ
ルポリ(メタ)アクリレート、ポリウレタンポリ(メ
タ)アクリレート、エポキシポリ(メタ)アクリレー
ト、ポリアシド型ポリオールの多価(メタ)アクリレー
トなどがある。
【0015】次に合成樹脂部分5a,5b,5c,5d
について述べる。合成樹脂部分5a、5b、5c、5d
はブランク板2s同様の材質、すなわちポリプロピン樹
脂により構成される。これにより射出成形時に、合成樹
脂部分5a、5b、5c、5dはブランク板2とよく付
着するようになっている。なお、図1および図8に示す
ように、複合容器Rのブランク板2の折り曲げ部または
湾曲部には罫線19がその稜線方向に形成されている。
このように、罫線19を形成することにより、ブランク
板2の折り曲げまたは湾曲が容易かつ正確になり、ブラ
ンク板2をしわ、歪み等を発生させないで折り曲げて成
形金型内の正規の位置に正しくセットすることができ
る。
について述べる。合成樹脂部分5a、5b、5c、5d
はブランク板2s同様の材質、すなわちポリプロピン樹
脂により構成される。これにより射出成形時に、合成樹
脂部分5a、5b、5c、5dはブランク板2とよく付
着するようになっている。なお、図1および図8に示す
ように、複合容器Rのブランク板2の折り曲げ部または
湾曲部には罫線19がその稜線方向に形成されている。
このように、罫線19を形成することにより、ブランク
板2の折り曲げまたは湾曲が容易かつ正確になり、ブラ
ンク板2をしわ、歪み等を発生させないで折り曲げて成
形金型内の正規の位置に正しくセットすることができ
る。
【0016】つぎに、密封用蓋Cの詳細について図2乃
至図7により説明する。図2乃至図7に示すように、密
封用蓋Cは容器Rの上部開口を覆う天板部21と、この
天板部21の周縁に設けられ上方に向って湾曲する周縁
部22(図3)とからなり1合成樹脂により一体的に成
形されている。図3に示すように、周縁部22の下面に
は、容器Rの上部開口周縁14の内面に沿って下方へ突
出する周縁突出壁24が設けられ、また周縁部22の外
縁には、複合容器Rの上部開口周縁14の外面に沿って
下方へ延びる周縁スカート部25が設けられている。そ
してこの周縁突出壁24と周縁スカート部25との間
で、複合容器Rの上部開口周縁14を挾持し、複合容器
の密封性を維持している。また、周縁突出壁24の内側
には、周縁突出壁24を補強するための補強リブ41が
周縁方向に所定間隔をおいて複数設けられている。さら
に周縁突出壁24の外側には、上部開口周縁14の上端
と当接し、複合容器Rと密封用蓋Cとの位置決めを行な
う位置決リブ42が周縁方向に所定間隔をおいて複数
(補強リブ41と同数)設けられている。一方、周縁ス
カート部25の内面には内向き突出縁27が形成され、
この突出縁27の上方には凹溝28が形成されている。
密封用蓋Cを複合容器Rに嵌合した第3図の状態におい
ては位置決リブ42が容器の上部開口周縁14の頂部に
密に接触し、また容器の突稜15の下側の面に内向き突
出縁27が密に押しつけられる。また、突稜15は凹溝
28の内部に入り込む。このようにして、密封作用がな
されることにより、複合容器Rの内部空間は外部に対し
て完全に密封される。図3に示すように、内向き突出縁
27の上方には周縁薄肉部33が設けられ、この部分が
特に破壊され易いようになっている。この実施例では薄
肉部は凹溝28の部分に設けられている。図示の実施例
では、図1に示すように周縁スカート部25が密封用蓋
Cの短辺部の中央で符号35で示すように切欠かれてい
る。切欠き35は周縁薄肉部33より下側の部分のみに
ついて形成されており、切欠き35の両側には一対の引
き裂きタブ36が突設されている。また、切欠き35の
上部にはつまみ37が一体的に突設されている。また、
図1および図2に示すように、密封用蓋Cの対向する長
辺部を結ぶ直線上に、密封用蓋Cを折曲自在とするヒン
ジ部40が設けられている。図5に示すようにこのヒン
ジ部40において、天板部21に薄肉部21aが形成さ
れている。図4および図6に示すように、周縁部22に
はヒンジ部40において、薄肉部が形成された平担部2
2a,22が設けられている。そしてこれら天板部21
の薄肉部21aおよび周縁部22の平担部22a,22
bを境として、密封用蓋Cが折曲げられるようになって
いる。また、図4に示すように、ヒンジ部40の一方の
平担部22aにおいて、周縁突出壁24に予め平担部2
2aに達する切欠が設けられ、また周縁スカート部25
の上方部分に、垂直方向に薄肉部25aが形成されてい
る。この薄肉部25aは手動により容易に引き裂くこと
ができるようになっている。また、周縁スカート部25
の薄肉部25aより下方部分には、湾曲した(R状の)
薄肉部43(図7)が形成されている。さらに、図6に
示すように、ヒンジ部40の他方の平担部22bにおい
て、周縁突出壁24には垂直方向に薄肉部24aが形成
され、また周縁スカート部25の上方部分には同様に垂
直方向に薄肉部25bが形成されている。これら周縁突
出壁の薄肉部24aおよび周縁スカート部25の薄肉部
25bは、いずれも手動により容易に引く裂くことがで
きるようになっている。また周縁スカート部25の薄肉
部25bより下方部分には、垂直方向に延びる薄肉部4
4が形成されている。なお、図2に示すように周縁部2
2には、平担部22a,22bと対象に、美的外観の観
点から平担部22c,22dが形成されている。
至図7により説明する。図2乃至図7に示すように、密
封用蓋Cは容器Rの上部開口を覆う天板部21と、この
天板部21の周縁に設けられ上方に向って湾曲する周縁
部22(図3)とからなり1合成樹脂により一体的に成
形されている。図3に示すように、周縁部22の下面に
は、容器Rの上部開口周縁14の内面に沿って下方へ突
出する周縁突出壁24が設けられ、また周縁部22の外
縁には、複合容器Rの上部開口周縁14の外面に沿って
下方へ延びる周縁スカート部25が設けられている。そ
してこの周縁突出壁24と周縁スカート部25との間
で、複合容器Rの上部開口周縁14を挾持し、複合容器
の密封性を維持している。また、周縁突出壁24の内側
には、周縁突出壁24を補強するための補強リブ41が
周縁方向に所定間隔をおいて複数設けられている。さら
に周縁突出壁24の外側には、上部開口周縁14の上端
と当接し、複合容器Rと密封用蓋Cとの位置決めを行な
う位置決リブ42が周縁方向に所定間隔をおいて複数
(補強リブ41と同数)設けられている。一方、周縁ス
カート部25の内面には内向き突出縁27が形成され、
この突出縁27の上方には凹溝28が形成されている。
密封用蓋Cを複合容器Rに嵌合した第3図の状態におい
ては位置決リブ42が容器の上部開口周縁14の頂部に
密に接触し、また容器の突稜15の下側の面に内向き突
出縁27が密に押しつけられる。また、突稜15は凹溝
28の内部に入り込む。このようにして、密封作用がな
されることにより、複合容器Rの内部空間は外部に対し
て完全に密封される。図3に示すように、内向き突出縁
27の上方には周縁薄肉部33が設けられ、この部分が
特に破壊され易いようになっている。この実施例では薄
肉部は凹溝28の部分に設けられている。図示の実施例
では、図1に示すように周縁スカート部25が密封用蓋
Cの短辺部の中央で符号35で示すように切欠かれてい
る。切欠き35は周縁薄肉部33より下側の部分のみに
ついて形成されており、切欠き35の両側には一対の引
き裂きタブ36が突設されている。また、切欠き35の
上部にはつまみ37が一体的に突設されている。また、
図1および図2に示すように、密封用蓋Cの対向する長
辺部を結ぶ直線上に、密封用蓋Cを折曲自在とするヒン
ジ部40が設けられている。図5に示すようにこのヒン
ジ部40において、天板部21に薄肉部21aが形成さ
れている。図4および図6に示すように、周縁部22に
はヒンジ部40において、薄肉部が形成された平担部2
2a,22が設けられている。そしてこれら天板部21
の薄肉部21aおよび周縁部22の平担部22a,22
bを境として、密封用蓋Cが折曲げられるようになって
いる。また、図4に示すように、ヒンジ部40の一方の
平担部22aにおいて、周縁突出壁24に予め平担部2
2aに達する切欠が設けられ、また周縁スカート部25
の上方部分に、垂直方向に薄肉部25aが形成されてい
る。この薄肉部25aは手動により容易に引き裂くこと
ができるようになっている。また、周縁スカート部25
の薄肉部25aより下方部分には、湾曲した(R状の)
薄肉部43(図7)が形成されている。さらに、図6に
示すように、ヒンジ部40の他方の平担部22bにおい
て、周縁突出壁24には垂直方向に薄肉部24aが形成
され、また周縁スカート部25の上方部分には同様に垂
直方向に薄肉部25bが形成されている。これら周縁突
出壁の薄肉部24aおよび周縁スカート部25の薄肉部
25bは、いずれも手動により容易に引く裂くことがで
きるようになっている。また周縁スカート部25の薄肉
部25bより下方部分には、垂直方向に延びる薄肉部4
4が形成されている。なお、図2に示すように周縁部2
2には、平担部22a,22bと対象に、美的外観の観
点から平担部22c,22dが形成されている。
【0017】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。密封用蓋Cを複合容器Rに施すに
は、両者が弾性のある硬質合成樹脂よりなるため、密封
用蓋Cを複合容器Rに対し図3に示す状態になるように
押し下げて密封用蓋Cを複合容器Rに対し弾発的に嵌合
する。これにより、密封用蓋の内向き突出縁27が容器
の突稜15の下側に係合して、密封用蓋は複合容器から
はずれなくなり、また、複合容器Rと密封用蓋Cは密封
状態で接触することになる。さらにこの場合、上部開口
周縁14上端が位置決リブ42に当接して複合容器Rと
密封用蓋Cとの位置決めが行なわれる。密封用蓋Cを開
封する時には、一対の引き裂きタブ36を手でつまんで
外側へ引き離す。これによって、周縁薄肉部33の下側
の周縁スカート部25は帯状をなして密封用蓋Cの他の
部分から切断されていく。そして、切断された周縁スカ
ート部25は、ヒンジ部40の一方の平担部22aにお
いて、湾曲した薄肉部43で湾曲して切り離され、他方
の平担部22bにおいて垂直方向に延びる薄肉部44で
垂直方向に切り離される。従って、図2において、ヒン
ジ部40より左方部分の周縁スカート部25は完全に残
り、ヒンジ部40より右方部分(つまみ37側の部分)
の周縁スカート部25の周縁薄肉部33より下側部分が
切り離されることになる。このように周縁スカート部2
5が切り離された場合においても、密封用蓋Cの周縁突
出部24と周縁スカート部25との間で、複合容器Rの
上部開口縁14を挾持することにより密封性が確保され
る。続いて、つまみ37をつまんで密封用蓋Cを上方へ
持上げることにより、図4に示す一方の平担部22aに
おいて、周縁スカート部25の薄肉部25aが引き裂か
れる。同時に図6に示す他方の平担部22bにおいて、
周縁スカート部25の薄肉部25bおよび周縁突出部2
4の薄肉部24aが引き裂かれる。そして図2に示すよ
うに、密封用蓋Cはヒンジ部40を境として右方部分が
つまみ37によって上方へ折曲がる。このように、密封
用蓋Cをヒンジ部40から上方へ折曲げることにより複
合容器Rから容易かつ簡単に内容物を取出すことができ
る。以上説明したように、本実施例によれば、透明ポリ
プロピレン成形体からなるブランク板2の表面に、窓部
50を残してアンカー用インキ層52および有色の印刷
インキ層54が順次形成されているので、窓部50を通
して複合容器Rの内部を観察し、内容物の残量を外部か
ら容易に確認することができる。また、ブランク板を形
成するポリプロピレン成形体に極性のエチレン系共重合
体が添加され、一方、アンカー用インキにはポリオール
アクリレートとポリエステル樹脂とのブレンド物が用い
られているので、ポリプロピレン成形体表面へのインキ
の密着性を高めることができる。さらにポリプロピレン
成形体にモノグリセライド系静電防止剤が添加されてい
る。この静電防止剤によって、適度の静電防止効果(表
面固有抵抗値1011〜1013Ω)を奏し、印刷機上での
静電気の発生を防止する。従って、機上安定性を保持し
ながら印刷加工することかができる。しかも、モノグリ
セライド系静電防止剤は、他の静電防止剤と比べて光硬
化型インキへの移転性、および密着性に悪影響を及ぼさ
ず、耐スクラッチ性にすぐれたブランク板を提供でき
る。また、アンカー用インキ層および印刷インキ層がオ
フセット印刷法、特にUVオフセット印刷法によって実
施されているので、比較的短い乾燥時間で、効率良く印
刷することができ、しかも安価なオフセットインキを用
いることができるので、低コストで印刷することができ
る。
用について説明する。密封用蓋Cを複合容器Rに施すに
は、両者が弾性のある硬質合成樹脂よりなるため、密封
用蓋Cを複合容器Rに対し図3に示す状態になるように
押し下げて密封用蓋Cを複合容器Rに対し弾発的に嵌合
する。これにより、密封用蓋の内向き突出縁27が容器
の突稜15の下側に係合して、密封用蓋は複合容器から
はずれなくなり、また、複合容器Rと密封用蓋Cは密封
状態で接触することになる。さらにこの場合、上部開口
周縁14上端が位置決リブ42に当接して複合容器Rと
密封用蓋Cとの位置決めが行なわれる。密封用蓋Cを開
封する時には、一対の引き裂きタブ36を手でつまんで
外側へ引き離す。これによって、周縁薄肉部33の下側
の周縁スカート部25は帯状をなして密封用蓋Cの他の
部分から切断されていく。そして、切断された周縁スカ
ート部25は、ヒンジ部40の一方の平担部22aにお
いて、湾曲した薄肉部43で湾曲して切り離され、他方
の平担部22bにおいて垂直方向に延びる薄肉部44で
垂直方向に切り離される。従って、図2において、ヒン
ジ部40より左方部分の周縁スカート部25は完全に残
り、ヒンジ部40より右方部分(つまみ37側の部分)
の周縁スカート部25の周縁薄肉部33より下側部分が
切り離されることになる。このように周縁スカート部2
5が切り離された場合においても、密封用蓋Cの周縁突
出部24と周縁スカート部25との間で、複合容器Rの
上部開口縁14を挾持することにより密封性が確保され
る。続いて、つまみ37をつまんで密封用蓋Cを上方へ
持上げることにより、図4に示す一方の平担部22aに
おいて、周縁スカート部25の薄肉部25aが引き裂か
れる。同時に図6に示す他方の平担部22bにおいて、
周縁スカート部25の薄肉部25bおよび周縁突出部2
4の薄肉部24aが引き裂かれる。そして図2に示すよ
うに、密封用蓋Cはヒンジ部40を境として右方部分が
つまみ37によって上方へ折曲がる。このように、密封
用蓋Cをヒンジ部40から上方へ折曲げることにより複
合容器Rから容易かつ簡単に内容物を取出すことができ
る。以上説明したように、本実施例によれば、透明ポリ
プロピレン成形体からなるブランク板2の表面に、窓部
50を残してアンカー用インキ層52および有色の印刷
インキ層54が順次形成されているので、窓部50を通
して複合容器Rの内部を観察し、内容物の残量を外部か
ら容易に確認することができる。また、ブランク板を形
成するポリプロピレン成形体に極性のエチレン系共重合
体が添加され、一方、アンカー用インキにはポリオール
アクリレートとポリエステル樹脂とのブレンド物が用い
られているので、ポリプロピレン成形体表面へのインキ
の密着性を高めることができる。さらにポリプロピレン
成形体にモノグリセライド系静電防止剤が添加されてい
る。この静電防止剤によって、適度の静電防止効果(表
面固有抵抗値1011〜1013Ω)を奏し、印刷機上での
静電気の発生を防止する。従って、機上安定性を保持し
ながら印刷加工することかができる。しかも、モノグリ
セライド系静電防止剤は、他の静電防止剤と比べて光硬
化型インキへの移転性、および密着性に悪影響を及ぼさ
ず、耐スクラッチ性にすぐれたブランク板を提供でき
る。また、アンカー用インキ層および印刷インキ層がオ
フセット印刷法、特にUVオフセット印刷法によって実
施されているので、比較的短い乾燥時間で、効率良く印
刷することができ、しかも安価なオフセットインキを用
いることができるので、低コストで印刷することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透明ポリプロピレン成形体からなるブランク板上に窓部
を残してアンカーインキ層を介して印刷インキ層を堅固
に設けることができる。またブランク板の両側縁間の間
隙、底部および上部開口周縁はポリプロピレンを射出す
ることにより一体的に形成されるので、複合容器を容易
に成形することができる。さらに密封用蓋は弾性のある
硬質合成樹脂からなるので、密封用蓋を容易に成形する
ことができる。このため、窓部を通して内部を観察する
ことができる複合容器と、硬質合成樹脂からなる密封用
蓋とを有する蓋付容器を精度良く成形することができ
る。
透明ポリプロピレン成形体からなるブランク板上に窓部
を残してアンカーインキ層を介して印刷インキ層を堅固
に設けることができる。またブランク板の両側縁間の間
隙、底部および上部開口周縁はポリプロピレンを射出す
ることにより一体的に形成されるので、複合容器を容易
に成形することができる。さらに密封用蓋は弾性のある
硬質合成樹脂からなるので、密封用蓋を容易に成形する
ことができる。このため、窓部を通して内部を観察する
ことができる複合容器と、硬質合成樹脂からなる密封用
蓋とを有する蓋付容器を精度良く成形することができ
る。
【図1】本発明による蓋付容器を示す斜視図。
【図2】密封用蓋を示す平面図。
【図3】図2III −III 線断面図。
【図4】図2IV−IV線断面図。
【図5】図2V−V線断面図。
【図6】図2VI−VI線断面図。
【図7】図2VII 線方向矢視図。
【図8】複合容器の胴部を形成するブランク板を示す斜
視図。
視図。
【図9】ブランク板の断面図。
R 複合容器 C 密封蓋 2 ブランク板 3 間隙 4 底部 5a,5b,5c,5d 合成樹脂部分 10 胴部 14 上部開口周縁 21 天板部 22 周縁部 24 周縁突出壁 25 周縁スカート部 50 窓部 52 アンカー用インキ層 54 印刷インキ層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−279039(JP,A) 実開 昭61−86286(JP,U) 実開 昭63−16163(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 6/00 - 13/02 B65D 23/00 - 25/56
Claims (2)
- 【請求項1】上部開口周縁を有する複合容器と、この複
合容器の上部開口周縁に装着される周縁部を有し、弾性
のある硬質合成樹脂からなる密封用蓋とを備えた蓋付容
器において、前記複合容器の胴部を透明ポリプロピレン
成形体からなるブランク板により形成し、このブランク
板をその両側縁が対向するように巻くか折り曲げて筒状
とするとともに、前記複合容器の前記ブランク板の両側
縁の間の間隙、底部および前記上部開口周縁をポリプロ
ピレン樹脂を射出して一体的に形成し、前記ブランク板
に窓部を残して光硬化型アンカー用インキにより印刷を
施し、光を照射して硬化させたアンカー用インキ層、お
よび有色の光硬化型印刷インキにより印刷を施し、光を
照射して硬化させた印刷インキ層を順次形成したことを
特徴とする蓋付容器。 - 【請求項2】ブランク板は透明ポリプロピレン成形体に
エチレン系共重合体とモノグリセライド系静電防止剤と
を含む成形材料樹脂から成形され、アンカー用インキ層
は、ポリオールアクリレートとポリエステル樹脂とのブ
レンド物を含む光硬化型アンカー用インキにより印刷を
施し、光を照射して硬化されていることを特徴とする請
求項1記載の蓋付容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP870091A JP2965713B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 蓋付容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP870091A JP2965713B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 蓋付容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04253643A JPH04253643A (ja) | 1992-09-09 |
| JP2965713B2 true JP2965713B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=11700211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP870091A Expired - Lifetime JP2965713B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 蓋付容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2965713B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005040773A1 (de) * | 2005-08-29 | 2007-03-08 | Zander, Nicole | Aufbewahrungsbox für Kopier- und Druckpapier |
| JP7676767B2 (ja) * | 2020-12-24 | 2025-05-15 | Toppanホールディングス株式会社 | 二重容器 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP870091A patent/JP2965713B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04253643A (ja) | 1992-09-09 |
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