JP2965631B2 - 排気装置 - Google Patents
排気装置Info
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- JP2965631B2 JP2965631B2 JP2182777A JP18277790A JP2965631B2 JP 2965631 B2 JP2965631 B2 JP 2965631B2 JP 2182777 A JP2182777 A JP 2182777A JP 18277790 A JP18277790 A JP 18277790A JP 2965631 B2 JP2965631 B2 JP 2965631B2
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- engine
- exhaust
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両における排気装置に関し、特に排気管
およびマフラーの構造に関する。
およびマフラーの構造に関する。
従来技術 内管と外管の間に中間材を介在させた二重パイプ構造
の排気管に関し、従来実公昭50−15055号公報記載の例
がある。
の排気管に関し、従来実公昭50−15055号公報記載の例
がある。
すなわち同例を示す第1図において、排気管01は内管
02と外管04の間に軟質性合成樹脂03が介在した二重パイ
プ構造をしており、同排気管01の端部に溶接されたフラ
ンジ05は掛止具06を介してボルト07によりエンジン08に
固着されており、内管02と外管04とは所定箇所において
一体に溶接されている。
02と外管04の間に軟質性合成樹脂03が介在した二重パイ
プ構造をしており、同排気管01の端部に溶接されたフラ
ンジ05は掛止具06を介してボルト07によりエンジン08に
固着されており、内管02と外管04とは所定箇所において
一体に溶接されている。
解決しようとする課題 制振・吸音材入りの二重パイプ構造の場合でも内管と
外管とがともに、エンジンにフランジを介して一体に固
定されているので、エンジン振動は内管および外管のど
ちらにも直接伝達される。
外管とがともに、エンジンにフランジを介して一体に固
定されているので、エンジン振動は内管および外管のど
ちらにも直接伝達される。
したがって中間材としての制振吸音材は、内管と外管
の干渉による振動および音の発生は防止することはでき
るが、積極的に振動および音を吸収することはできず、
制振・吸音材の効果を十分発揮することはできない。
の干渉による振動および音の発生は防止することはでき
るが、積極的に振動および音を吸収することはできず、
制振・吸音材の効果を十分発揮することはできない。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的
と処は、制振・吸音効果の高い軽量の排気装置を供する
点にある。
と処は、制振・吸音効果の高い軽量の排気装置を供する
点にある。
課題を解決するための手段および作用 上記目的を達成するために、本発明は内管と外管の間
に制振・吸音材からなる中間材を介装した二重パイプ構
造の排気管において、エンジンの排気ポート側に固着さ
れる排気管フランジに前記内管を一体に固定し、前記外
管を前記中間材を介して浮動保持することにより当該外
管とエンジン及び内管との接触を無くした排気装置であ
る。
に制振・吸音材からなる中間材を介装した二重パイプ構
造の排気管において、エンジンの排気ポート側に固着さ
れる排気管フランジに前記内管を一体に固定し、前記外
管を前記中間材を介して浮動保持することにより当該外
管とエンジン及び内管との接触を無くした排気装置であ
る。
エンジンの排気ポート側に固着される排気管フランジ
に内管を一体に固定し、外管を中間材を介して浮動保持
して外管とエンジン及び内管との接触を無くしたので、
エンジン振動が外管に直接伝達されることはない。
に内管を一体に固定し、外管を中間材を介して浮動保持
して外管とエンジン及び内管との接触を無くしたので、
エンジン振動が外管に直接伝達されることはない。
また外管は中間材を介して内管に浮動保持され、エン
ジンから外管に伝達される振動は吸収されて微小である
ため、エンジン振動が原因となる外管からの騒音(振動
音)の発生も微小であり、騒音低減の効果がある。
ジンから外管に伝達される振動は吸収されて微小である
ため、エンジン振動が原因となる外管からの騒音(振動
音)の発生も微小であり、騒音低減の効果がある。
内管の外周には中間材および中間材を介して浮動状態
にある外管があるため、フランジを介してエンジンに固
着される内管の振動は、外管のダイナミックダンパーと
しての働きにより吸収され騒音とはなりにくい。
にある外管があるため、フランジを介してエンジンに固
着される内管の振動は、外管のダイナミックダンパーと
しての働きにより吸収され騒音とはなりにくい。
また内管から騒音が発生しても外周を覆う中間材およ
び外管により効果的に遮蔽されるため、一層大きい騒音
低減の効果が期待できる。
び外管により効果的に遮蔽されるため、一層大きい騒音
低減の効果が期待できる。
実施例 以下第2図に図示した本発明に係る一実施例について
説明する。
説明する。
エンジンのシリンダヘッド11の排気ポート12から延出
する排気管13は、金属製の内管14をフランジ17を介して
シリンダヘッド11に一体に固定し、金属製の外管15を制
振・吸音材たるグラスウールからなる中間材16を介して
浮動状態としている。
する排気管13は、金属製の内管14をフランジ17を介して
シリンダヘッド11に一体に固定し、金属製の外管15を制
振・吸音材たるグラスウールからなる中間材16を介して
浮動状態としている。
内管14を固定するフランジ17は、中央の円孔周縁部が
一方の側へ階段状に突出して、外管15の外径より大きい
内径の円筒部17aと内管14の外径と略等しい内径を有す
る円筒部17bとが形成されており、同円筒部17a、17bに
排気管13の上流端が嵌入される。
一方の側へ階段状に突出して、外管15の外径より大きい
内径の円筒部17aと内管14の外径と略等しい内径を有す
る円筒部17bとが形成されており、同円筒部17a、17bに
排気管13の上流端が嵌入される。
中間材16および外管15は空隙を存して円筒部17aに遊
嵌され、これらより突出した内管14は径の小さくなった
円筒部17bに嵌入され、かつ当接面を溶接されて内管14
と一体に固着される。
嵌され、これらより突出した内管14は径の小さくなった
円筒部17bに嵌入され、かつ当接面を溶接されて内管14
と一体に固着される。
フランジ17はシリンダヘッド11の排気ポート12にボル
ト18により螺着される。
ト18により螺着される。
したがって内管14はシリンダヘッド11に一体に固定さ
れ、外管15は中間材16を介して浮動状態にあるので、エ
ンジンの振動が外管15に直接伝達されることはない。
れ、外管15は中間材16を介して浮動状態にあるので、エ
ンジンの振動が外管15に直接伝達されることはない。
また外管15は中間材16を介して内管14に浮動保持さ
れ、シリンダヘッド11から外管15に伝達される振動は吸
収されて微小であるため、エンジン振動が原因となる外
管15からの騒音(振動音)の発生も微小であり、騒音低
減の効果がある。
れ、シリンダヘッド11から外管15に伝達される振動は吸
収されて微小であるため、エンジン振動が原因となる外
管15からの騒音(振動音)の発生も微小であり、騒音低
減の効果がある。
内管14はフランジ17を介してシリンダヘッド11に固着
されるので、エンジンからの振動が伝わりやすく、エン
ジン振動が原因となる内管14からの騒音(振動温)も発
生し易いが、内管の外周には中間材16および中間材16を
介して浮動状態にある外管15があるため、内管14の振動
は外管15のダイナミックダンパーとしての働きにより吸
収され騒音とはなりにくい。
されるので、エンジンからの振動が伝わりやすく、エン
ジン振動が原因となる内管14からの騒音(振動温)も発
生し易いが、内管の外周には中間材16および中間材16を
介して浮動状態にある外管15があるため、内管14の振動
は外管15のダイナミックダンパーとしての働きにより吸
収され騒音とはなりにくい。
また内管から騒音が発生しても外周を覆う中間材およ
び外管により効果的に遮蔽される。
び外管により効果的に遮蔽される。
このため一層大きい騒音低減の効果が期待できる。
また本実施例ではフランジ17に円筒部17aを形成し、
外管15を遊嵌するようにし、フランジ17の表面を斜め下
方に向けるようにしているので、雨水等の浸入を防止す
ることができる。
外管15を遊嵌するようにし、フランジ17の表面を斜め下
方に向けるようにしているので、雨水等の浸入を防止す
ることができる。
第1図は従来の排気管の構造を示す断面図、第2図は本
発明に係る一実施例の排気装置の要部断面図である。 11……シリンダヘッド、12……排気ポート、13……排気
管、14……内管、15……外管、16……中間材、17……フ
ランジ、18……ボルト。
発明に係る一実施例の排気装置の要部断面図である。 11……シリンダヘッド、12……排気ポート、13……排気
管、14……内管、15……外管、16……中間材、17……フ
ランジ、18……ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 一明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 寺田 浩彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 榎 茂長 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭64−65381(JP,A) 実開 昭58−44427(JP,U) 実開 昭58−162394(JP,U) 実開 昭63−158527(JP,U) 実開 昭62−49611(JP,U) 実開 昭60−133122(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 1/24 F01N 7/08
Claims (1)
- 【請求項1】内管と外管の間に制振・吸音材からなる中
間材を介装した二重パイプ構造の排気管において、 エンジンの排気ポート側に固着される排気管フランジに
前記内管を一体に固定し、 前記外管を前記中間材を介して浮動保持することにより
当該外管とエンジン及び内管との接触を無くしたことを
特徴とする排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2182777A JP2965631B2 (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2182777A JP2965631B2 (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 排気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0472409A JPH0472409A (ja) | 1992-03-06 |
JP2965631B2 true JP2965631B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=16124236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2182777A Expired - Fee Related JP2965631B2 (ja) | 1990-07-12 | 1990-07-12 | 排気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2965631B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2885385B1 (fr) * | 2005-05-04 | 2007-07-27 | Faurecia Sys Echappement | Collecteur a double coque |
JP5532514B2 (ja) | 2009-03-05 | 2014-06-25 | 株式会社リコー | 用紙送り装置、画像読取装置、画像形成装置 |
JP6505569B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2019-04-24 | 株式会社クボタ | エンジンの排気接合部構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60133122U (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-05 | トヨタ自動車株式会社 | 二つの部材のうちいずれか一方に断熱材が備えられている部材どおしの取付構造 |
JPS6249611U (ja) * | 1985-09-09 | 1987-03-27 | ||
JPS6465381A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-10 | Aichi Steel Works Ltd | Vibration-damping composite metallic pipe |
-
1990
- 1990-07-12 JP JP2182777A patent/JP2965631B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0472409A (ja) | 1992-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |