JP2964809B2 - 引出しロック機構 - Google Patents

引出しロック機構

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JP2964809B2
JP2964809B2 JP4339045A JP33904592A JP2964809B2 JP 2964809 B2 JP2964809 B2 JP 2964809B2 JP 4339045 A JP4339045 A JP 4339045A JP 33904592 A JP33904592 A JP 33904592A JP 2964809 B2 JP2964809 B2 JP 2964809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行等で使用される自
動取引装置等に係り、特に複数の引出しの同時引き出し
を規制するロック機構の操作レバーを引出しを引いた時
にロックすることができる引出しロック機構に関するも
のである。
【0002】近来、銀行等において現金自動預金兼支払
機(Automatic Teller Machine:以下ATMという)等
の自動取引装置が広く使用されているが、これらの装置
の紙幣金庫の出し入れ、或いは紙幣のジャム処理や定期
点検等の保守時に、装置からユニットを引き出して、引
き出した状態で作業が行われることが多く、1つのユニ
ットを引き出した時に、安全性確保のために他のユニッ
トの引き出しを規制するロック機構が設けられている
が、作業性を高める等の理由で筺体の奥行きより多めに
引き出す必要があっても不可能であるので、安全性が確
保できて、しかもユニットを筺体の奥行きより多めに引
き出せる方法が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図8にATMの斜視図を示す。図に示す
ように、装置前面にカード挿入口1、通帳挿入口2、レ
シート送出口3、紙幣投入送出口4及びコイン投入送出
口5が設けられ、ほぼ水平な操作パネル6にはディスプ
レイ7及び複数の操作釦8a,8b,─が配置されている。
【0004】図9(a) 及び(b) に示すように、カード挿
入口1、通帳挿入口2及びレシート送出口3の内部にカ
ード読取部、通帳プリンタ及びレシートプリンタ等の媒
体処理ユニット9、紙幣投入送出口4及びコイン投入送
出口5の内部に紙幣処理ユニット10及びコイン処理ユニ
ット10b、操作パネル6の下方にディスプレイユニット
11が納められ、装置下段に電源ユニット12及び制御ユニ
ット13が収容されている。
【0005】従って顧客のカード或いは通帳の挿入と暗
証番号及び金額等の操作入力によって現金の支払取引、
或いはカード或いは通帳の挿入、現金の投入と金額確認
操作等によって預金取引が行われる。
【0006】このような装置で、現金収納部(金庫)の
紙幣の回収/補充、或いは保守を行う時は、上段の媒体
処理ユニット9等は、筺体14aの後扉15aを開いて装置
から引き出して取り外し、床面或いはテーブル上に置い
て作業が行われるが、下段及び中段の紙幣処理ユニット
10a、コイン処理ユニット10b、電源ユニット12、制御
ユニット13は装置から引き出した状態で作業が行われ
る。またディスプレイユニット11は前扉15bを開くとこ
れに連れて引き出されるようになっている。
【0007】また装置から引き出した状態で作業が行わ
れるユニットは、いずれかのユニットが引き出された時
には、他のユニットは引き出しができないようにロック
される。
【0008】このようなロック機構については、従来技
術として、本出願人による実開平03−000077号
公報「自動ロック機構」に提案されており、以下にその
概要を説明する。図10に示すように、上下に配置した引
出部10A 〜10C の側面に夫々突起レール16a〜16cが設
けられ、突起レール16a〜16cの前方の筺体14bの前面
近くの位置に、突起レール16a〜16cの上下間隔と異な
る間隔に切欠き部18a〜18cが設けられた係止板17a
が、上下端で筺体14bに上下移動可能に支持されてい
る。係止板17aの切欠き部18a〜18cは、いずれか、例
えば切欠き部18aが突起レール16aの前方に位置した時
には、他の切欠き部18b,18c は突起レール16b,16c の位
置よりずれた位置にあって、対応する引出し10B,10C を
引き出した時に、突起レール16b,16c の前面が係止板17
aによって係止される。従って引出部10A 〜10C のいず
れか1つを引き出した時に他はロックされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、ユニットの引き出し時に、いずれかのユニットが引
き出された時には、他のユニットは引き出しができない
ようにロックされるので、重量の重い複数のユニットが
引き出されて筺体が転倒するという危険を防止すること
ができるが、図11(a) に示すように、突起レールが筺体
の奥行より長くなければ、奥行より多く引き出すと係止
板から突起レールが外れてしまうので、引き出したユニ
ットは突起レールの長さまでしか引き出すことができな
い。
【0010】従って運用及び保守時に奥行きより多めに
引き出す必要があっても、図11(b)に示すように、筺体
の後方に突起レールが突き出ることになり事実上不可能
であるという問題点がある。
【0011】本発明は、引出部を筺体の奥行きより多め
に引き出すことができ、しかも複数の引出部の同時引き
出しを規制する引出しロック機構を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の請求項1
に対応する原理図で、図2は本発明の請求項2に対応す
る原理図である。
【0013】1)請求項1に対応する手段 図1において、14は筺体、10は引出部、16は筺体14と少
なくとも1つの引出部10の両側面の間に設けられ、引出
部10が筺体14に保持され、引出部10を引き出した時に引
出部10の後端が筺体14の前面より所定寸法だけ前方に出
るまで伸びる複数のスライドレール、19は引出部10の底
面の所定位置に夫々設けられた係止体、20は係合突起部
21を有し、筺体14に引出部10の引き出し方向に対して直
角方向に移動可能に設けられた可動部材、21は可動部材
20に固定され、可動部材20の移動により係止体19の前面
に位置した時に、係止体19を有する引出部10の引き出し
を阻止し、係止体19の前面から外れた時に、引出部10の
引き出しが可能となる係合突起部、32は引出部10を引き
出した時に可動部材20の位置をロックするロック部であ
る。
【0014】従って、引出部10を後端が筺体14の前面よ
り所定寸法だけ前方に出るまで引き出しても、ロック部
32による可動部材20の位置のロックが継続されるように
構成されている。
【0015】2)請求項2に対応する手段 図2において、14は筺体、10は引出部、16は筺体14と複
数の引出部10の両側面の間に設けられ、引出部10が筺体
14に保持され、引出部10を引き出した時に引出部10の後
端が筺体14の前面より所定寸法だけ前方に出るまで伸び
る複数のスライドレール、19は複数の引出部10の底面の
所定位置に夫々設けられた係止体、20は筺体14に引出部
10の引き出し方向に対して直角方向に移動可能に設けら
れた可動部材、21は可動部材20に所定間隔をおいて複数
設けられ、1つの係止体19の前面から外れた時に他の係
止体19の前面に位置するように固定され、係止体19の前
面から外れた時に、係止体19を有する引出部10の引き出
しを可能とし、係止体19の前面に位置した時に、引出部
10の引き出しを阻止する係合突起部、32は可動部材20を
移動させて係止体19の1つの前面から係合突起部21を外
して、係止体19を有する引出部10を引き出した時に可動
部材20の位置をロックするロック部である。
【0016】従って、引出部10を後端が筺体14の前面よ
り所定寸法だけ前方に出るまで引き出しても、ロック部
32による可動部材20の位置のロックが継続されるように
構成されている。
【0017】
【作用】1)請求項1に対応する作用 係止体19の前面に可動部材20の係合突起部21を位置させ
ておくと、引出部10の引き出しが阻止されるので、引き
出しロック状態となり、引出部10を引き出す時は、可動
部材20を移動させて係止突起部21を係止体19の前面から
外すと、引出部10を引き出すことができる。
【0018】引出部10を引き出すと、ロック部32によっ
て可動部材20の位置がロックされ、引出部10を後端が筺
体14の前面より所定寸法だけ前方に出るまで引き出して
も、ロック部32によるロックが継続している。
【0019】従って、可動部材20の移動により引出部10
のロック及びロック解除され、しかも引き出し中は可動
部材20の位置をロック部32がロックしているので、引出
部10を筺体14の奥行きより多く引き出すことができ、例
えば引出部10がユニット等の場合に保守時等の作業性を
高めることができる。
【0020】2)請求項2に対応する作用 複数の引出部10の1つを引き出す時に、可動部材20を移
動させて該当する引出部10の係止体19の前面から係合突
起部21を外すと、その引出部10の引き出しが可能とな
り、他の引出部10の係止体19の前面に他の係合突起部21
が位置して引き出しが規制される。
【0021】引き出し可能な引出部10を引き出すと、可
動部材20の位置がロック部32によってロックされ、引出
部10を筺体14の前面より前方に出るまで引き出してもロ
ックが継続している。
【0022】従って、可動部材20を移動させた時に他の
引出部10の引き出しが規制され、しかも引出部10を筺体
14の前面より所定寸法だけ前方に出しても、可動部材20
の位置がロックされているので、終始複数の引出部10の
同時引き出しが規制されて安全性が確保されると共に、
引出部10を筺体14の奥行きより多く引き出すことがで
き、例えば引出部10がユニット等の場合に保守時等の作
業性を高めることができる。
【0023】
【実施例】以下、従来例で説明したATMの紙幣処理ユ
ニット10a及びコイン処理ユニット10bに本発明を適用
した実施例を図3〜図7により説明する。図3は本発明
の実施例を示す平面図、図4は実施例の正面図、図5は
実施例の構成部品を示す斜視図、図6はユニットの引き
出し位置の説明図、図7は実施例のアームロック機構を
示す説明図である。全図を通じて同一符号は同一対象物
を示す。
【0024】図3の可動板20a,20b 、ロックローラ21a,
21b びアームロック機構32a,32b は、図1及び図2の可
動部材20(請求項4の第1の可動部材及び第2の可動部
材にも対応する)、係合突起部21、及びロック部32に夫
々対応し、図3の紙幣処理ユニット (以下ユニットとい
う)10a及びコイン処理ユニット (以下ユニットという)1
0bは、図1及び図2の引出部10に対応している。
【0025】図3及び図4はユニット10a,10b の一部を
破断して示す平面図及び正面図である。但し、図3では
ユニット10a,10b の底面の下にある機構を係合板34a,34
b を除き、すべて実線で表している。
【0026】図3及び図4に示すように、筺体14cにユ
ニット10a,10b が収納され、その側面と筺体14cの間に
スライドレール16A 〜16D が設けられている。スライド
レール16A 〜16D は、ユニット10a,10b を筺体14cに保
持すると共に、図6に示すように、複数段にスライドし
て伸縮し、引き出した時にユニット10a,10b の奥行きよ
り長く伸びて、ユニット10a,10b の後端が筺体14cの前
面より前方まで引き出すことができる。
【0027】ユニット10a,10b の底面と筺体14cの間に
次に説明する機構が設けられている。ユニット10a,10b
の底面の前端より所定距離の位置から後端に亙って係止
体19a,19b が設けられている。
【0028】ユニット10a,10b の前端に近い位置の底面
側の筺体14cに、引き出し方向に対して直角方向に両ユ
ニットに亙る長さに可動板20a,20b(請求項4の第1及び
第2の可動部材に対応している)が、ブラケット22a〜
22e (図5(c) 参照)、22A〜22E で取り付けられて長
手方向に移動可能に設けられている。なお、図4では複
雑になるのでブラケット22a,22A だけを示している。
【0029】可動板20aにはロックローラ21a、摺動ピ
ン23、及びアーム31aが設けられ、可動板20bにはロッ
クローラ21b、嵌合ピン24、及びアーム31bが設けられ
ている。ロックローラ21a,21b はボールベアリングで構
成され、係止体19a,19b の前端面に接触している時は、
ユニット10a,10b の引き出し方向への移動をロックして
おり、可動板20a,20b が移動した時に回転して係止体19
a,19b の前端面から外れてロックが解除される。
【0030】また可動板20a,20b はユニット10a,10b の
中間位置で筺体14cに固定されたU字金物25 (図5(a)
参照)(請求項5のストッパに対応している)に端部が突
当てられ、U字金物25の側面の角孔26に摺動自在に嵌入
した連結板27によって連結されている。
【0031】連結板27(図5(b) 参照)は、長孔28及び孔
29を有し、長孔28の長さは後述するアーム31a,31b によ
って移動する可動板20a,20b のストロークの長さより大
きく設定され、摺動ピン23が摺動自在に嵌入され、孔29
には嵌合ピン24が嵌合している。またU字金物25と摺動
ピン23及びU字金物25と嵌合ピン24の間にスプリング30
a,30b が設けられ、可動板20a,20b を夫々U字金物25の
方向へ付勢している。
【0032】再び図3において、アーム31a,31b は可動
板20a,20b の長手方向に対して直角方向に夫々設けら
れ、アーム31a,31b の先端はユニット10a,10b の前端よ
り突出して、オペレータの手操作で可動板20aを矢印A
方向へ、可動板20bを矢印B方向に夫々移動することが
できる。可動板20a,20b は次に説明するアームロック機
構32a,32b のロックが解除された時に、スプリング30a,
30b の弾力によって元の位置へ復帰する。
【0033】次にアームロック機構32a,32b を説明する
と、アーム31a,31b の側面(互いに反対方向)に、凹部
が形成されたピン係合部33a,33b(請求項3の第2の係合
部に対応している)が設けられ、また図7(a) に示すよ
うに、ユニット10a,10b の底面に夫々係合板34a,34b(請
求項3の突起部に対応している)が設けられ、筺体14c
側の対向する位置にスプリング35a,35b によって引き出
し方向に付勢された係合ピン36a,36b が設けられてい
る。
【0034】ユニット10a,10b が筺体14c内に収納され
ている時は、係合板34a,34b が係合ピン36a,36b に係合
してスプリング35a,35b の弾力に抗して係合ピン36a,36
b を矢印C方向に移動させており、図7(b) に示すよう
に、ユニット10a,10b を引き出した時は、係合ピン36a,
36b はスプリング35a,35b の弾力によって矢印D方向に
引きつけられる。従ってアーム31a,31b のピン係合部33
a,33b がこの位置にきていると、係合ピン36a,36b がピ
ン係合部33a,33b に係合して、アーム31a,31bの移動方
向がロックされる。
【0035】またユニット10a,10b の前面下端部に引き
出し用の把手37a,37b が設けられている。このような構
成を有するので、次に作用を説明する。
【0036】まず、常態では、係止体19a,19b の前面
にロックローラ21a,21b が位置して、ユニット10a,10b
は引き出し方向にロックされている。例えばユニット
10b を引き出す時は、図3で2点鎖線で示すように、オ
ペレータがアーム31b を矢印B方向に移動すると、スプ
リング30b の弾力に抗して可動板20b が同方向に移動
し、係止体19b の前面からロックローラ21b が外れて引
き出し方向のロックが解除される。
【0037】この時、可動板20b が移動すると、嵌合
ピン24で連結されている連結板27が同方向に移動する
が、連結板27の長孔28と摺動ピン23が摺動して、可動板
20a は移動しない。従って、ユニット10a の引き出しは
ロックされた状態である。
【0038】一方、移動したアーム31bのピン係合部
33bは、係合ピン36bの前方に位置する。 そこで把手37bを掴んでユニット10bを矢印D方向に
引き出すと、係合ピン36bを押圧していた底部の係合板
34bが同方向に移動するので、係合ピン36bがスプリン
グ35bの弾力によって同方向に移動して、ピン係合部33
bに係合して、アーム31bの矢印C方向への移動をロッ
クする。
【0039】引き続いてユニット10b を引き出すと、
スライドレール16C,16D が伸びて、ユニット10b の後端
が筺体14c より前方まできても、可動板20b の位置のロ
ックが継続されている。
【0040】またユニット10bを矢印C方向に移動さ
せて筺体14c内に収納すると、嵌合ピン24に係合板34b
が係合して、スプリング35bの弾力に抗して係合ピン36
bを同方向に移動させる。
【0041】するとピン係合部33b と係合ピン36b の
係合が解消し、アーム31b のロックが解消して、スプリ
ング30b の弾力により、可動板20b が矢印A方向に移動
して、ロックローラ21b が係止体19b の前面に位置し
て、ユニット10b の引き出しをロックする。
【0042】またユニット10aを引き出す時は、アーム
31aを矢印A方向に移動することにより、可動板34aの
移動で摺動ピン23が連結板27の長孔28を摺動して、ユニ
ット10bの引き出しをロックしたままで、上記ユニット
10bの場合と同様に可動板34aの位置をロックして引き
出すことができる。
【0043】このようにして、ユニット10a,10b のいず
れか一方を引き出した時に他の引き出しをロックし、し
かも後端を筺体14の前面より前方に引き出しても、可動
部材34a,34b のいずれか一方の位置がロックされている
ので、終始複数のユニット10a,10b の同時引き出しが規
制されて安全性が確保されると共に、ユニット10a,10b
を筺体14の奥行きより多く引き出すことができて、保守
時等の作業性が向上する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、可動部材を移動させた時に、係合突起部と
係止体の係合及び係合解除が行われて、引出部のロック
及びロック解除が行われ、しかもスライドレールにより
引出部を筺体の奥行きより多く引き出すことができ、引
き出し中は可動部材の位置をロック部がロックしている
ので、係止体の長さを従来より短くすることができる。
従って例えば引出部がユニット等の場合に保守時等の作
業性を高めることができる。
【0045】請求項2では、可動部材を移動させた時
に、係合突起部と係止体の係合及び係合解除が行われ
て、他の引出部の引き出しが規制され、しかもスライド
レールにより引出部を筺体の前面より所定寸法だけ前方
に出しても、可動部材の位置がロックされているので、
係止体の長さを従来より短くすることができ、終始複数
の引出部の同時引き出しが規制されて安全性が確保され
ると共に、引出部を筺体の奥行きより多く引き出すこと
ができる。従って例えば引出部がユニット等の場合に保
守時等の作業性を高めることができる。という効果があ
る。
【0046】請求項3、請求項4及び請求項5では、簡
単な機構で可動部材の移動制御及び位置のロックをする
ことができ、コストの安い機構とすることができる。と
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1に対応する原理図
【図2】 本発明の請求項2に対応する原理図
【図3】 本発明の実施例を示す構成図(その1)
【図4】 本発明の実施例を示す構成図(その2)
【図5】 実施例の構成部品を示す斜視図
【図6】 実施例のユニットの引き出し位置の説明図
【図7】 実施例のアームロック機構を示す説明図
【図8】 本発明が適用されるATMを示す斜視図
【図9】 ATMのユニット配置を例示する側面図
【図10】 従来例を示す斜視図
【図11】 従来例の問題点を示す説明図
【符号の説明】
10は引出部、 10a,10b はユニット、 1
4,14a〜14c は筺体、16,16a〜16d はスライドレール、
19,19a,19bは係止体、20は可動部
材、 20a,20b は可動板、 21は係合突起
部、21a,21b はロックローラ、23は摺動ピン、
27は連結板、28は長孔、 29は孔、30a,
30b,35a,35b はスプリング、 31a,31
b はアーム、32はロック部、 32a,32b はアー
ムロック機構、33a,33b はピン係合部、 34a,34b は係
合板、 36a,36b は係合ピン、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−280500(JP,A) 実開 昭60−58762(JP,U) 実開 昭52−78599(JP,U) 実開 昭56−82262(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの引出部を筺体内に収納
    する引出収納機構であって、 前記筺体と前記引出部の両側面の間に設けられ、前記引
    出部が前記筺体に保持され、前記引出部を引き出した時
    に、前記引出部の後端が前記筺体の前面より所定寸法だ
    け前方に出るまで伸びる複数のスライドレールと、 前記引出部の底面の所定位置に夫々設けられた係止体
    と、 前記筺体に前記引出部の引き出し方向に対して直角方向
    に移動可能に設けられた可動部材に固定され、前記可動
    部材の移動により前記係止体の前面に位置した時に、前
    記係止体を有する引出部の引き出しを阻止し、前記係止
    体の前面からはずれた時に、前記係止体の引き出しが可
    能となる係合突起部とを備えた引出収納機構において、 前記引出部を引き出した時に前記可動部材の位置をロッ
    クするロック部を備えて、 前記ロック部は、前記引出部を、その後端が前記筺体の
    前面より所定寸法だけ前面に出るまで引き出しても、前
    記ロック部による前記可動部材の位置のロックが継続さ
    れる手段を備えたことを特徴とする引出しロック機構。
  2. 【請求項2】 複数の引出部を配列して筺体内に収納す
    る引出収納機構であって、 前記筺体と前記複数の引出部の両側面の間に設けられ、
    前記引出部が前記筺体に保持され、前記引出部を引き出
    した時に、前記引出部の後端が前記筺体の前面より所定
    寸法だけ前方に出るまで伸びる複数のスライドレール
    と、 前記複数の引出部の底面の所定位置に夫々設けられた係
    止体と、 前記筺体に前記引出部の引き出し方向に対して直角方向
    に移動可能に設けられた可動部材に所定間隔をおいて1
    つの係止体の前面から外れた時に他の係止体の前面に位
    置するように固定され、前記可動部材の移動により前記
    係止体の前面から外れた時に、前記係止体を有する引出
    部の引き出しを可能とし、前記係止体の前面に位置した
    時に、前記引出部の引き出しを阻止する係合突起部とを
    備えた引出収納機構において、 前記可動部材を移動させて前記係止体の1つの前面から
    前記係合突起部を外して、前記係止体を有する引出部を
    引き出した時に、前記可動部材の位置をロックするロッ
    ク部を備えて、 前記ロック部は、前記引出部を、その後端が前記筺体の
    前面より所定寸法だけ前面に出るまで引き出しても、前
    記ロック部による前記可動部材の位置のロックが継続さ
    れる手段を備えたことを特徴とする引出しロック機構。
  3. 【請求項3】 前記ロック部は、 係合部を有し、前記可動部材を移動させるアームと、 弾性的に引き出し方向に付勢され、前記引出部の収納時
    には、該引出部に設けられた突起部に押圧されて該係合
    部から外れた位置にあり、該引出部を引き出した時に該
    突起部による押圧が解除されて該係合部に係合する係合
    ピンとで構成されることを特徴とする請求項1及び請求
    項2の引出しロック機構。
  4. 【請求項4】 前記可動部材は、前記複数の引出部の中
    間位置で第1の可動部材及び第2の可動部材に分割さ
    れ、 長孔を有し、一端が該第2の可動部材に固定され、該
    の可動部材に設けられた摺動ピンが該長孔に摺動自在
    に嵌入し、前記第1の可動部材の係合部の各前端の前面
    に前記係合突起部が夫々位置した時に、該摺動ピンが該
    長孔の該第2の可動部材に近い一端に位置する連結板に
    よって連結されることを特徴とする請求項2或いは請求
    項3の引出しロック機構。
  5. 【請求項5】 前記第1の可動部材及び第2の可動部材
    の間にストッパを設け、該第1の可動部材及び該第2の
    可動部材を夫々該ストッパの方向へ弾性的に付勢するこ
    とを特徴とする請求項4の引出しロック機構。
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