JP2964268B2 - 多色表面着色体の製造方法 - Google Patents

多色表面着色体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多色表面着色体の製造方法に関し、さらに詳
しくは多色表示装置に用いられるカラーフィルターを電
着により製造する方法に関する。
〔発明の概要〕
本発明の電極上に高分子と色素を含む溶液から電着に
より着色層を形成し、その後、フォトマスクを介して光
を照射する事により着色層をパターニング、不要部を除
去し、次にフォトレジストを着色層上に塗布し、着色層
をフォトマスクとして光を照射する事により、基板上の
着色層の存在しない部分に遮光層を形成するという多色
表面着色体の製造方法は、簡便な方法ながら多色表示装
置に応用した場合、電極リードの取り出し等の不要部へ
の着色層の形成を防ぎ、しかも画素部分以外は遮光層を
形成でき、表示品質を大幅に向上できるものである。
〔従来の技術〕
第2図は従来の多色表面着色体を用いた多色表示装置
の断面図である。ガラスより成る基板21上にITOより成
る透明電極22がストライプ状にパターニングされて成
る。この基板をそれぞれ、赤、緑、青の色素と高分子か
ら成る溶液に順次、浸漬し、透明電極に電圧を印加し
て、赤、緑、青の着色層23を透明電極22上に電着により
形成する。その後、黒色色素を添加したフォトレジスト
を着色層23上に塗布し、着色層をフォトマスクとして背
面より露光、現像する事により、着色層間隙のみにフォ
トレジストが残存し、遮光層24となる。このように着色
層が形成され、多色表面着色体となった基板21と、同じ
くストライプ状のITOからなる透明電極25が形成された
ガラス基板26とを互いにそのストライプが直交するよう
に配置して、両基板の間に液晶27を挟持する事により多
色表示装置が構成される。このような多色表示装置は複
雑なパターン合わせのためにアライメント工程もなく非
常に簡便な方法で製造されるが、遮光層があるために着
色層間からもれ出る光も少なく良好な表示品質を実現で
きるものである。
従来の技術は、上述のように多くの利点を有している
が、次のような課題も有している。第3図は従来の多色
表面着色体を用いた多色表示装置の正面図である。スト
ライプ状の電極及び着色層が形成された基板とこのスト
ライプに直交したストライプ状電極を持つ基板が相対向
してマトリクスを構成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
この場合の画素は、ストライプの交叉している部分と
なっている。この画素の周囲を考えると、着色層ストラ
イプに沿った周縁は遮光層24が形成されているので、遮
光が完全であるが、対向電極のストライプ側の周縁は遮
光層がなく、着色層があるだけで完全な遮光は達成され
ていない。この事はさらに表示品質を向上させるために
は好ましくない。また、外部への電極の取り出しリード
の上に形成されている着色層も駆動回路との電気的接続
には邪魔になる。
〔課題を解決するための手段〕
上述のように不要な部分への着色層の形成を防ぐため
に着色層をパターニングする必要があるが、フォトレジ
ストを用いたフォトリソグラフィープロセスは複雑な工
程となって簡便さのメリットが薄らいでしまう。そこで
本発明では着色層自体に感光性を持たせ、フォトマスク
により露光する事により、簡便さを損わず、不要部への
着色層の形成を防ぎ、完全な遮光層の形成や電極リード
の電気的接続を達成できるものである。
〔作用〕
着色層自体に感光性を持たせる方法としては電着に用
いる高分子に光硬化性を持たせたものを採用した。電着
できる高分子としては樹脂の骨格中にカルボキシル基等
のアニオン性の官能基を導入してアルカリで中和したも
のや、アミノ基等のカチオン性の官能基を導入して酸で
中和したものが知られており、それぞれアニオン電着樹
脂、カチオン電着樹脂と呼ばれている。このような高分
子に光硬化性を持たせるために、骨格中に紫外線照射に
より反応して硬化する不飽和基を導入する。他に電着に
悪影響を及ぼさない範囲で光開始剤や感光剤を入れる方
法もあり、特に制限はない。
〔実施例〕
以下、本発明については実施例を用いて具体的に説明
する。
第1図は本発明の製造方法を示す図である。第1図
(a)においてガラスより成る基板1にITOより成るス
トライプ電極2がパターニングされて形成される。第1
図(b)において電極上に電着により着色層3が形成さ
れる。具体的には電着浴として紫外線硬化型の電着性樹
脂ゾンネED−UV388(関西ペイント製)に有機赤色顔
料、緑色顔料、青色顔料をそれぞれ混合し、水に分散し
た溶液を各色に応じて用意する。その溶液に基板1と対
極を浸漬して、着色層を形成したい電極と対極の間に電
圧を印加して電着を行う。水洗、乾燥後、色を変えて同
じ操作をくり返す事により基板1上に電極パターンに一
致した多色の着色層3が形成される。第1図(c)は不
要な着色層を除去するためのフォトマスク4である。こ
のフォトマスクを通して紫外線により基板1上の着色層
3を露光し、1%炭酸ソーダ水溶液にて現像、硬化させ
ると、第1図(d)に示すように未露光部の着色層は除
去され、表示装置にした場合の画素の部分のみに着色層
が形成される。その後、ネガレジストに黒色色素を混合
したブラックレジストを基板の着色層上に塗布し、着色
層をフォトマスクとして、着色層の背面から光を照射す
ると着色層のない部分のブラックレジストのみが露光さ
れる。その後現像を行うと、第1図(e)に示すように
着色層上のブラックレジストは除去され、着色層の周囲
は遮光層5が形成される。なお、ブラックレジスト露光
の際、外部リード接続部分に光が当たらないようにすれ
ば第1図(e)のように電極のリード端子部分には着色
層も遮光層も形成されず、電極が露出して外部電気回路
との電気的接続が容易にできる事となる。このように本
実施例では非常に簡便な方法により、不要な部分への電
着による着色層の形成を防げるものである。以下、従来
例と同様に多色表示装置を作製したところ、リード部分
の電気的接続をとるために着色層を剥離する必要もな
く、また画素部分は完全に遮光されているため、もれる
光もなく非常に良好な表示品質が得られた。
〔発明の効果〕
以上、実施例にて示したように本発明による電着によ
り着色層を形成した後、フォトマスクを介して着色層を
露光パターニングし、不要部の着色層を除去する方法
は、簡便な方法にもかかわらず多色表示装置に応用する
際の電極リードの電気的接続が容易になり、又画素以外
の領域を遮光層でおおう事が可能となり、良好な表示品
質を達成できるものである。実施例では紫外線硬化型の
電着性高分子を用いたが、感光性と、電着性を有するも
のであれば材料に特に限定はなく、本発明に適用できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多色表面着色体の製造方法を示す
工程図、第2図は従来の多色表示装置の断面図、第3図
は従来の多色表示装置の正面図である。 1、21、26……基板 2、22、25……電極 3、23……着色層 4……フォトマスク 5、24……遮光層 27……液晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1335 505 G02F 5/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が絶縁性である基板上に任意のパター
    ンを有する導電体薄膜層を形成し、次に該導電体薄膜層
    上に感光性高分子と色素を含む溶液から電着により着色
    層を形成し、その後、フォトマスクを介して光を着色層
    に照射する事により着色層をパターニングする事を特徴
    とする多色表面着色体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記、高分子が紫外線硬化型の高分子であ
    る事を特徴とする請求項第1項記載の多色表面着色体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】請求項第1項記載の方法により着色層をパ
    ターニングした後、フォトレジストを着色層上に塗布
    し、着色層をフォトマスクとして光を照射する事によ
    り、基板上の着色層の存在しない部分に遮光層を形成す
    る事を特徴とする多色表面着色体の製造方法。
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