JP2964055B2 - 超臨界ヘリウム発生装置 - Google Patents

超臨界ヘリウム発生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超臨界ヘリウム発生装
置に関し、詳しくは、超伝導マグネット等を極低温に冷
却するための超臨界ヘリウムを効率よく発生させる装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】上記超伝導マグネット等を数Kの極低温
に冷却するための手段として、従来から超臨界ヘリウム
が用いられている。この超臨界ヘリウムを発生させる手
段としては、超臨界ヘリウムの供給温度に合わせて適当
な飽和温度の液体ヘリウムを貯留する貯槽内に熱交換器
を設置し、該熱交換器に超臨界ヘリウムを流して所望温
度に冷却する装置が用いられている。
【0003】即ち、図4に示すように、低温液体ヘリウ
ムLHeを貯留する液体ヘリウム貯槽1内に熱交換器2
を設け、該熱交換器2に、圧縮機10,熱交換器群4,
適当数設けられた膨張タービン及びこれらを接続する管
路等から構成されたヘリウム冷凍機から管3を介して供
給され、熱交換器群4で戻りヘリウムと熱交換して低温
となった高圧のヘリウムを流して所望温度の超臨界ヘリ
ウムを発生させている。
【0004】上記超臨界ヘリウムは、管5を介して超伝
導マグネット等の被冷却体に寒冷を供給して、これを冷
却する冷却路6に供給される。被冷却体を冷却した後の
ヘリウムは、管7を経てJT弁8に至り、膨張して液体
ヘリウムとヘリウムガスの混相流となり、液体ヘリウム
貯槽1内にフラッシュする。
【0005】液体ヘリウム貯槽1内に発生するヘリウム
ガスは、戻りヘリウムとして管9に導出され、前記熱交
換器4で、供給される高圧のヘリウムを冷却した後、圧
縮機10に吸引され、上記経路を循環する。
【0006】このような構成の装置において、被冷却体
を十分に冷却するために必要な超臨界ヘリウムの温度に
よっては、上記液体ヘリウム貯槽1内の圧力を大気圧以
下にしなければならないが、該液体ヘリウム貯槽1内が
大気圧以下になると、前記管9を介して圧縮機10に吸
引されるヘリウムも大気圧以下となるため、圧縮機10
の吸入圧力が負圧となる。このように圧縮機10の吸入
圧力が大気圧あるいは負圧になると、体積流量の増大を
招いて圧縮機10が大型化するとともに、圧縮比が増大
して効率が低下することになる。
【0007】このため、図5に示すように、高圧及び低
圧の2基の液体ヘリウム貯槽11a,11bを設けると
ともに、それぞれに熱交換器12a,12bを設置し、
2段階にヘリウムを冷却することにより、低圧側の液体
ヘリウム貯槽11bの負荷を減少させ、低圧側の液体ヘ
リウム貯槽11bからの大気圧以下のヘリウムの回収量
を減らすことが行われている。
【0008】なお、上記液体ヘリウム貯槽11a,11
bにおける高圧及び低圧は、両者の相対的な圧力の高低
を意味するものであって、一般の高圧ガスの概念とは異
なるものである。
【0009】図5に示す装置において、図示しないヘリ
ウム冷凍機から管13を経て供給される高圧のヘリウム
は、熱交換器群14,熱交換器12a,12bで冷却さ
れて管15から被冷却体を冷却する冷却路16に供給さ
れる。冷却路16から管17に導出されたヘリウムは、
JT弁18で膨張して気液混相流となり、高圧側の液体
ヘリウム貯槽11a内にフラッシュする。
【0010】上記高圧側の液体ヘリウム貯槽11aから
は、管19によりヘリウムガスが導出されるとともに、
底部から流量調節弁20を介して液体ヘリウムが低圧側
の液体ヘリウム貯槽11bに供給されている。また、低
圧側の液体ヘリウム貯槽11bからは、低圧のヘリウム
ガスが管21により導出されている。
【0011】上記管19のヘリウムガスは、前記同様に
ヘリウム冷凍機の圧縮機に吸引され、また、管21の低
圧のヘリウムガスは、別に設けた低圧圧縮機等により管
19のヘリウムガスと略同等の圧力まで昇圧した後、ヘ
リウム冷凍機の圧縮機に吸引される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように液体ヘリ
ウム貯槽を2段階とすることにより、吸入圧力の低い圧
縮機の処理流量を減少させることができ、圧縮機の効率
的な問題はある程度解決することはできるものの、戻り
ヘリウムが2系統となるため、該戻りヘリウムと供給さ
れる高圧のヘリウムとを熱交換させる熱交換器群の流路
数が増大し、装置が複雑になるという問題があった。
【0013】そこで本発明は、簡単な装置構成で効率よ
く、かつ安定して極低温の超臨界ヘリウムを発生させる
ことができる超臨界ヘリウム発生装置を提供することを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の超臨界ヘリウム発生装置は、第1の構成
として、ヘリウムを圧縮する圧縮機、戻りヘリウムと圧
縮ヘリウムとを熱交換させる熱交換器、圧縮ヘリウムを
断熱膨張させる膨張タービン、低温圧縮ヘリウムをJT
膨張させるJT弁、冷却用熱交換器を内蔵する液体ヘリ
ウム貯槽等を備えた超臨界ヘリウム発生装置において、
飽和圧力が異なる2基の液体ヘリウム貯槽と、該液体ヘ
リウム貯槽内にそれぞれ設けられた熱交換器と、高圧低
温ヘリウムを前記高圧側の液体ヘリウム貯槽内の熱交換
器,低圧側の液体ヘリウム貯槽内の熱交換器に順次導入
して冷却した後、被冷却体に供給する手段と、被冷却体
冷却後の高圧ヘリウムを駆動源とし、前記低圧側の液体
ヘリウム貯槽内のヘリウムガスを吸引するエジェクター
と、該エジェクター導出後のヘリウムを前記高圧側の液
体ヘリウム貯槽に導入する手段と、前記高圧側の液体ヘ
リウム貯槽内の熱交換器を導出した高圧低温ヘリウムの
一部を分岐し、膨張させた後に前記低圧側の液体ヘリウ
ム貯槽に導入する手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0015】また、本発明の第2の構成は、前記エジェ
クターの駆動源を、被冷却体冷却後の高圧ヘリウムに代
えて前記高圧低温ヘリウムの一部にするとともに、前記
被冷却体冷却後の高圧ヘリウムを膨張させた後、前記高
圧側の液体ヘリウム貯槽に導入する手段を設けたことを
特徴としている。
【0016】
【作 用】上記第1構成によれば、ヘリウム冷凍機から
供給される高圧低温のヘリウムは、両熱交換器で冷却さ
れて被冷却体を冷却した後、エジェクターで膨張して高
圧側の液体ヘリウム貯槽に導入される。このとき、エジ
ェクターで低圧側の液体ヘリウム貯槽内の低圧のヘリウ
ムガスを吸引するので、該低圧側の液体ヘリウム貯槽内
を所望の低圧状態にできるとともに、低圧のヘリウムガ
スもエジェクターで吸引されて高圧側の液体ヘリウム貯
槽に導入され、該貯槽から戻りヘリウムとしてヘリウム
冷凍機の圧縮機に戻るため、ヘリウム冷凍機の熱交換器
群の戻りヘリウム流路を増加させる必要がない。
【0017】また、低圧側の液体ヘリウム貯槽内への液
体ヘリウムの供給は、ヘリウム冷凍機から供給され、高
圧側の液体ヘリウム貯槽内の熱交換器で冷却されて導出
した高圧低温の超臨界ヘリウムを膨張させて行っている
ため、フラッシュロスを少なくすることができる。さら
に、フラッシュロスが少ないことから、エジェクターで
吸引すべき低圧ヘリウムガス量を少なくできる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例に基づい
て、さらに詳細に説明する。まず、図1は本発明の第1
実施例を示すものである。この超臨界ヘリウム発生装置
は、飽和圧力が異なる高圧側及び低圧側の2基の液体ヘ
リウム貯槽31,32と、該液体ヘリウム貯槽31,3
2内にそれぞれ設けられた第1及び第2の熱交換器3
3,34と、前記同様に構成されているヘリウム冷凍機
の熱交換器群35を経て管36から供給される高圧低温
ヘリウムを、前記高圧側液体ヘリウム貯槽31内に設け
られた第1熱交換器33及び低圧側液体ヘリウム貯槽3
2内に設けられた第2熱交換器34に順次導入して冷却
し、超臨界ヘリウムとした後、被冷却体を冷却する冷却
路37に供給する管38と、該冷却路37で被冷却体を
冷却した後の超臨界状態の高圧ヘリウムを駆動源とし、
前記低圧側液体ヘリウム貯槽32内のヘリウムガスを管
39を介して吸引するエジェクター40と、該エジェク
ター40導出後の気液混相流となったヘリウムを前記高
圧側液体ヘリウム貯槽31に導入する管41と、前記高
圧側液体ヘリウム貯槽31内の第1熱交換器33を導出
した超臨界状態の高圧低温ヘリウムの一部を分岐し、J
T弁42で膨張させた後に前記低圧側液体ヘリウム貯槽
32に導入する管43と、高圧側液体ヘリウム貯槽31
内のヘリウムガスを、ヘリウム冷凍機の熱交換器群35
を介して圧縮機に戻す管44とを備えている。
【0019】なお、熱交換器群35を含む上記ヘリウム
冷凍機は、従来と同様に構成することができるため、そ
の詳細な図示及び説明は省略する。
【0020】上記のように構成した超臨界ヘリウム発生
装置は、前記したヘリウム冷凍機の圧縮機により圧縮さ
れた循環ヘリウムが熱交換器群35及び膨張タービンに
より寒冷を付与されて冷却され、前記熱交換器群35の
最終段熱交換器を経て超臨界状態又は超臨界に近い状態
となり、例えば圧力14kg/cm2 G、温度6Kで管
36から供給される低温ヘリウムガスを、前記第1熱交
換器33及び第2熱交換器34で順次冷却して、例え
ば、温度4.2K程度の超臨界ヘリウムを発生し、管3
8から超伝導マグネット等の被冷却体を冷却する冷却路
37に供給する。
【0021】このとき、供給する超臨界ヘリウムを上記
4.2Kに冷却するためには、前記低圧側液体ヘリウム
貯槽32内の液体ヘリウムを4.2K以下、例えば4.
15Kにする必要があるが、これに対応する圧力は0.
93atmとなる。
【0022】したがって、前述の従来装置では、圧縮機
吸入圧力が負圧となって圧縮機の圧縮比増大のために効
率が大幅に低下したり、熱交換器群の流路が増えて装置
構成が複雑になったりするが、上記のようにエジェクタ
ー40で低圧側液体ヘリウム貯槽32内のヘリウムガス
を吸引することにより、低圧圧縮機や真空ポンプ等を用
いることなく、該低圧側液体ヘリウム貯槽32内を0.
93atmの圧力に保持することができる。
【0023】また、上記エジェクター40の駆動源とし
て、被冷却体の冷却路37を導出後の高圧ヘリウムを用
いているので、従来、JT弁で膨張させていた膨張時の
エネルギーを低圧ヘリウムガスの吸入エネルギーとして
有効に利用することができる。
【0024】さらに、上記低圧ヘリウムガスは、膨張後
の高圧ヘリウムガスと共に高圧側液体ヘリウム貯槽31
内に導入されるので、該貯槽31内の飽和圧力、例えば
1.28atmとなる。このため、圧縮機へ帰還するガ
スは、高圧側液体ヘリウム貯槽31内の圧力を有するヘ
リウムガスだけとなり、圧縮機の吸入圧力が負圧となる
こともなく、熱交換器群35の流路数を増加させる必要
もない。
【0025】また、低圧側液体ヘリウム貯槽32内への
液体ヘリウムの供給は、前記ヘリウム冷凍機から供給さ
れ、高圧側液体ヘリウム貯槽31内の第1熱交換器33
で冷却された超臨界状態の高圧低温ヘリウムの一部を分
岐し、これをJT膨張させて行っているため、フラッシ
ュロスを少なくすることができる。さらに、フラッシュ
ロスが少ないことから、低圧側液体ヘリウム貯槽32内
に生じるヘリウムガス量も減少し、これにより、エジェ
クターで吸引すべき低圧ヘリウムガス量を少なくでき、
該貯槽31内をより低い圧力にして、より低い温度の超
臨界ヘリウムを発生させることが可能となる。
【0026】次に、図2は、本発明の第2実施例を示す
ものである。なお、以下の説明において、前記第1実施
例と同一要素のものには同一符号を付して、その詳細な
説明は省略する。
【0027】本実施例においては、エジェクター40の
駆動源として、ヘリウム冷凍機の熱交換器群35を経て
管36から供給される高圧低温ヘリウムの一部を用いて
いる。即ち、上記管36から管50を分岐し、該管50
にエジェクター40を設けて低圧側液体ヘリウム貯槽3
2内のヘリウムガスを吸引するように構成するととも
に、被冷却体の冷却路37を冷却した後のヘリウムは、
JT弁51で膨張して高圧側液体ヘリウム貯槽31内に
フラッシュように構成している。
【0028】このように構成することにより、被冷却体
37の冷却路37を冷却した後のヘリウムの温度が高
く、高圧側液体ヘリウム貯槽31で必要とする液体ヘリ
ウムが十分に得られない場合でも安定した運転を行うこ
とができる。
【0029】また、図3は、本発明の第3実施例を示す
もので、エジェクター40における低圧ヘリウムガスの
吸引効率を向上させるとともに、前記図1に示した構成
の装置に制御系を加えたものである。
【0030】まず、本実施例装置では、低圧側液体ヘリ
ウム貯槽32からヘリウムガスを導出する管39の途中
に、高圧側液体ヘリウム貯槽31内の液体ヘリウムと熱
交換する熱交換器61を設け、低圧ヘリウムガスを該熱
交換器61で冷却した後、前記エジェクター40に吸引
させるように構成している。
【0031】これにより、エジェクター40に吸引され
るガスを低温にでき、吸引効率を向上させることができ
る。
【0032】また、本実施例装置では、低圧側液体ヘリ
ウム貯槽32に液面計Lと圧力計Pとを設けて低圧側液
体ヘリウム貯槽32内の液量及び圧力を一定に保つよう
にしている。
【0033】即ち、上記液面計Lは、低圧側液体ヘリウ
ム貯槽32内の液面高さを検出し、該検出値に応じてJ
T弁42の開度を調節し、これによって液量を調節す
る。また、圧力計Pは、低圧側液体ヘリウム貯槽32内
の圧力を検出し、該検出値に応じて圧力調節弁62の開
度を調節し、これによって低圧側液体ヘリウム貯槽32
内の圧力を調節する。
【0034】これにより、低圧側液体ヘリウム貯槽32
内の液量及び圧力を自動的に一定に保つことができ、安
定した運転を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超臨界ヘ
リウム発生装置は、エジェクターにより貯槽内のヘリウ
ムガスを吸引することにより、極めて容易に低圧の液体
ヘリウム貯槽を得ることができ、必要とされる超低温度
の超臨界ヘリウムを供給することができる。また、ヘリ
ウム冷凍機の圧縮機の効率低下を生じることがなく、熱
交換器群の流路を増大させることもないので、装置構成
を単純化でき、製造コストの低減や運転コストの低減が
図れる。
【0036】さらに、低圧側の貯槽に供給する液体ヘリ
ウムを、ヘリウム冷凍機から供給され、高圧側の液体ヘ
リウム貯槽内の熱交換器で冷却されて導出した超臨界状
態の高圧低温ヘリウムを膨張させて行っているため、フ
ラッシュロスを少なくすることができ、エジェクターで
吸引すべき低圧ヘリウムガス量も減少させることができ
るので、より低温度の超臨界ヘリウムを供給することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の超臨界ヘリウム発生装置の第1実施
例を示す系統図である。
【図2】 同じく第2実施例を示す系統図である。
【図3】 同じく第3実施例を示す系統図である。
【図4】 従来の超臨界ヘリウム発生装置の一例を示す
系統図である。
【図5】 同じく他の例を示す系統図である。
【符号の説明】
31…高圧側液体ヘリウム貯槽 32…低圧側液体ヘ
リウム貯槽 33…第1熱交換器 34…第2熱交換器 35…
熱交換器群 37…冷却路 40…エジェクター 42…JT弁 L…液面計 P…圧力計

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリウムを圧縮する圧縮機、戻りヘリウ
    ムと圧縮ヘリウムとを熱交換させる熱交換器、圧縮ヘリ
    ウムを断熱膨張させる膨張タービン、低温圧縮ヘリウム
    をJT膨張させるJT弁、冷却用熱交換器を内蔵する液
    体ヘリウム貯槽等を備えた超臨界ヘリウム発生装置にお
    いて、飽和圧力が異なる2基の液体ヘリウム貯槽と、該
    液体ヘリウム貯槽内にそれぞれ設けられた熱交換器と、
    高圧低温ヘリウムを前記高圧側の液体ヘリウム貯槽内の
    熱交換器,低圧側の液体ヘリウム貯槽内の熱交換器に順
    次導入して冷却した後、被冷却体に供給する手段と、被
    冷却体冷却後の高圧ヘリウムを駆動源とし、前記低圧側
    の液体ヘリウム貯槽内のヘリウムガスを吸引するエジェ
    クターと、該エジェクター導出後のヘリウムを前記高圧
    側の液体ヘリウム貯槽に導入する手段と、前記高圧側の
    液体ヘリウム貯槽内の熱交換器を導出した高圧低温ヘリ
    ウムの一部を分岐し、膨張させた後に前記低圧側の液体
    ヘリウム貯槽に導入する手段とを備えていることを特徴
    とする超臨界ヘリウム発生装置。
  2. 【請求項2】 前記エジェクターの駆動源を、被冷却体
    冷却後の高圧ヘリウムに代えて前記高圧低温ヘリウムの
    一部にするとともに、前記被冷却体冷却後の高圧ヘリウ
    ムを膨張させた後、前記高圧側の液体ヘリウム貯槽に導
    入する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の超
    臨界ヘリウム発生装置。
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