JP2963970B2 - 空気加湿装置 - Google Patents

空気加湿装置

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JP2963970B2
JP2963970B2 JP3500940A JP50094091A JP2963970B2 JP 2963970 B2 JP2963970 B2 JP 2963970B2 JP 3500940 A JP3500940 A JP 3500940A JP 50094091 A JP50094091 A JP 50094091A JP 2963970 B2 JP2963970 B2 JP 2963970B2
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    • B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B17/00—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
    • B05B17/08—Fountains
    • B05B17/085—Fountains designed to produce sheets or curtains of liquid, e.g. water walls
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F6/00—Air-humidification, e.g. cooling by humidification
    • F24F6/02—Air-humidification, e.g. cooling by humidification by evaporation of water in the air
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は室内空気環境を向上させるための、詳細に
は、適当な空気の加湿および望ましくない物質の吸収を
行い、並びに快適な視界／音響環境を生じるためのもの
であって、壁部と、この壁部の上端部で水のカーテン状
の流れを形成するための手段に連結された水ポンプと、
壁部の下端部に位置決めされ、水を収集して水ポンプに
再循環させるためのタンクとを備えた装置に関する。
事務所および商店の建物における電気機器および機械
がますます使用されてきたことに伴って、この様な建物
における健康的且つ快適な室内空気環境を維持する大き
な問題が生じてきた。これらの問題は、日に24時間作動
し、多量の空気および熱が放出される大型コンピュータ
が取付けられているコンピュータ室においてはもっと著
しい。
直面したこれらの問題、すなわち、アレルギーの原因
をよく理解することと併せて、室内空気環境に効果的に
影響する装置を開発することが非常に必要となってき
た。
連なる室内の空気の適当な再生を行い、且つ室内空気
が適当な温度および湿度を有するように機能する集中空
調装置を据えつけることにより室内空気環境に影響を及
ぼすことが知られている。
これは、しばしば覆われて設けられ、従って接近し難
く、それにより維持および清浄し難い空気チャンネルを
有する装置によって悪影響される。
従って、このようなチャンネルに真菌類が発生してし
まい、その場合、真菌類の胞子が装置に連なる室すべて
にすぐに広がる。さらに、かかる装置は通風を生じ、そ
の結果、例えば、風邪または急性または慢性の腔感染を
引き起こす。
タンクおよび水ポンプよりなる小型の室内噴水装置が
知られており、水ポンプの吸入側はタンクに連結されて
おり、圧力側は、水が落下してタンクに戻る向きを有す
る１つまたはそれ以上の水ジェットを生じる１つまたは
それ以上のノズルに連結されている。
このような噴水装置は、跳ねる又はさらさら流れる音
を生じ、この音は通常は快適で落ち着くものとして感知
され、また或る程度まで、不快なものとして感知される
音を掩蔽する。
水が空気中を移動するとき、或る程度の蒸発が起こ
り、かくして、公知の噴水装置はこれを位置決めした室
における空気湿度の増大に或る程度まで寄与する。
水の移動中、室内空気の成分のうちのいくつかは水に
より引き出され、水に任意に吸収され、その結果、室内
空気の或る程度の浄化が達成される。
しかしながら、かかる噴水装置により形成された水ジ
ェットおよび水滴の表面が通常、存在する空気の量に対
して小さいので、噴水装置で達成される空気の加湿およ
び空気浄化は通常、微々たるものである。
かかる室内噴水装置は、通風の場合、水ジェットまた
は水滴が大きい領域まで広がる恐れがあるので、これら
の噴水装置を他の家具から成る距離を隔てて設置すべき
でると言う欠点がある。
従って、これらの室内噴水装置は、例えば、事務所ま
たは商店の建物の配置に適していない。
従来技術については、上記種類の装置を開示している
米国特許第4747538号を参照されたし。この公知の装置
では、壁部は、１の板の下縁部が下に設置された板の上
縁部に重なり、この後者の板はその下端部が下に設置さ
れた板の上縁部に重なっている。この従来技術によれ
ば、水のカーテン状の流れを形成する手段は水が圧送さ
れるトラフの列状の穴またはスリットとして具体化され
ている。
列状の穴またはスリットは、流出水がすぐに上板に当
たり、次いで板の前面に沿って流下し、その後すぐに次
の板上に流下し、最終的に集水タンクに捕獲されるよう
に、上板の上縁部の前面に近接して位置決めされてい
る。この場合、上記水の流れの一方の側のみが空気の浄
化および加湿に有効である。
DE−Ａ−2743713は室内空気環境を向上させるための
装置を述べており、この装置は垂直なガラス板と、この
ガラス板の上縁部に位置決めされた水溢流部とを備えて
おり、この水溢流部は上記ガラス板と接触状態でガラス
板の上縁部から流下する水の流れを生じる。
DE−Ｂ−2534524は、垂直方向に間隔を隔てた突出部
を有している構造を備えた空気加湿器を開示しており、
この空気加湿器において、これらの突出部は、上方突出
部に供給された水が俺のように比較的幅狭い流れの形態
で下方の突出部上を流下するような形状のものである。
本発明の目的は従来の装置で達成されるより効率的な
空気の加湿及び浄化を達成することである。
この目的は、本発明による装置において、板要素が、
その上端部に位置決めされ、その全幅にわたって延びて
いるた水吐出手段を備えており、この水吐出手段が、こ
れにより形成されたカーテン状の水の流れの両側が周囲
空気と接触しているような板要素の前側からの距離を隔
てて位置決めされていることを特徴とすることにより達
成される。
本発明、壁部の全幅にわたって延び、上記板要素から
間隔を隔てた水のカーテン状の流れを発生させる水吐出
手段を設けてることにより、周囲の空気が従来の装置に
おけるより非常に大きい水の表面にさらされると言うこ
との発見に基づいている。
空気の加湿および浄化の両方が上記接触領域に比例す
るので、公知の室内噴水装置よりかなり効果的な空気の
加湿および浄化を達成することが可能である。
板要素は、単一の板よりなってもよいが、好ましく
は、間に空間を形成する２つの板で構成されており、こ
の空間の下端部は水ポンプに連結され、上端部は頂部の
水吐出手段に連結されている。
板要素の上端から下端まで同じ値を有する水のカーテ
ン状の流れをもたらすのが好ましい。しかしながら、実
際には、このような流れを達成し難いことがわかった。
例えば、水が板要素の上縁部をその全幅にたって流され
れば、水のカーテンは初めに板要素と同じ幅を有する
が、この幅は急速に減少し、これは最も大きい可能な接
触領域を望む場合に不都合である。また、美的観点およ
び音発生の考慮点により、水の流れの幅のこのような減
少を回避し、元の幅を維持するか或いは再設定すること
が望ましい。
これは、例えば、水の落下を幾つかの段階に分割し、
元の幅を有する水の自由落下のカーテン状の流れを各段
階後に再形成するように板要素を配置することにより達
成することができる。
他の可能性は、水の列状の比較的小さい流れを形成す
るように板要素の上縁部を構成することである。かかる
流れの幅も減少するが、全幅の流れと同じ程度ではな
い。形成された個々の流れは共に自由落下のカーテン状
の性質を有している流れを構成する。
板要素は有利には１値うまたはそれ以上の透明な板よ
りなる。板要素がその上縁部へ水を供給するための室を
構成するように側端部に沿って連結された２つの板より
なる場合、前板は好ましくは透明である。かくして、特
別な視覚効果を生じることが可能になる。例えば、室の
下端部のところで気泡を吹き出すことができ、その場
合、これらの気泡は上記室を通って上方に移動し、壮観
言な視覚印象を生じる。
板要素は、有利には、板要素から短い距離隔てて水の
自由落下のカーテン状の流れを形成するための外方に延
びたリップを要素の上端部に設けて構成される。
このリップは板要素の全幅にわたって延びてもよい
が、水の幾つかの流れを生じるように数部分に分割され
てもよい。
リップは、好ましくは、導入された水がドリップを溢
れる前に沈降させるタンクまたは溝と一体化すべきであ
る。
水の流れは装置の上縁部から集水タンクまで自由に落
下することができるが、しばしば、この自由落下は、有
利には、幾つかの段階に別れて起こるのがよい。水を集
水タンクに向けて段階的に下方に移動させることによ
り、水の移動は遅延され、それに応じて水の循環量を減
少させることができる。しかも、落下方向における水の
カーテン状の流れの幅の減少に関する上記問題が軽減さ
れる。最後に述べるが重要なこととして、自由落下の中
断により、空気と水との接触を増し、それにより空気の
加湿および浄化を高め、且つより大きな音効果を生じ
る。
水が数段階で自由に落下するのを望むなら、板要素
は、好ましくは、この要素の上縁部のリップからの水が
溝またはタンクまでカーテンのように落下するように構
成され、この溝またはタンクは板の下方に間隔を隔てて
位置決めされており、水の流れを収集し、そして水をリ
ップへ差し向けるように構成されており、水はこのリッ
プから更に他のタンクまたは溝等により収集されるま
で、板の沿って下方に更に他の距離落下するようになっ
ている。上記タンクまたは溝は形状および広がりが異な
っていて、それにより落下方向における色々な流れパタ
ーンを生じるようにしてもよい。
本発明の装置の好適な実施例では、上記タンクまたは
溝のうちの１つまたはそれ以上は水の流れを方寄らせ、
そして上方に、及び任意に、水をシート要素の下端部の
ところの集水タンクの外側に跳ねないようにするシール
ド等に向けて差し向けるように丸い形を有している。こ
のようなタンクまたは溝を種々の高さに設けることによ
って、水の減少しつつあるエネルギを使用して板要素の
上縁部からその下端部のところ集水タンクまでの水の流
れの経路を長くすることができ、これにより水と室内空
気とが相互に接触する領域および時間が可なり増大し、
その結果、空気の加湿および浄化が向上される。
上記のように、集水タンクは水の落下流を収集するよ
うに機能するので、水の流れを水ポンプへ差し戻すこと
ができる。任意に、水の流れを中断し、それにより水と
空気との接触を高める海岸の砂利のような要素をタンク
に充填してもよい。丸い要素の代わりに、実質的に同じ
高さおよび直径を有する管状部片または小さいサドル状
要素のような特別形状の要素を使用することによって、
特に大きい接触領域が達成される。蒸溜塔およびガスス
クラッバに充填材として使用されるこのような種類の要
素は、例えば、金属、セラミックまたはプラスチック製
である。
強いさら流れる音を望む場合、好ましくは、大きい自
由表面を有する集水タンクを使用する。この集水タンク
は、例えば、電源の故障に関するポンプの停止の場合、
水が集水タンクに集められるので、装置に使用された全
量の水を保持することができる大きさを有するべきであ
る。
板要素の前面または装置の他の部分を照らすための１
つまたはそれ以上のランプを集水タンクに組み込み、そ
れにより顕著な美的効果の敗勢に寄与するのがよい。
水ポンプは、集水タンクに適切に位置決めされてもよ
いが、好ましくは、タンクの下い位置決めされた隔室に
設けられる。また、装置はポンプと同じ隔室または集水
タンクの下の別の隔室に位置決めされたフィルタと測定
設備および調整設備を備えるのがよい。使用フィルタは
好ましくは機械的フィルタであるが、装置における水の
処理および浄化様の他のフィルタを有利に組み込んでも
よい。例えば、溶解した有機物質、例えば、ペイント／
ラッカー、カーペット中の結合剤および接合モルタルの
ような構成材料から有毒な溶媒を除去する木炭フィルタ
を使用し得る。更に、室内での喫煙から生じる物質を、
これらが水に吸収される程度まで、かかるフィルタによ
って吸収することができる。
装置をきれいに保つために、循環水が溶解塩のないも
のであれば有利である。蒸留水またはイオン交換水を使
用するのがよい。蒸発による損失を補う補給水用に、同
じ種類の水を使用すべきである。通常の水道水で水を補
給することが必要であるような大きいブランドでは、装
置は有利には、一様な間隔で再生されたカートリッジと
交換することができる組み込み式脱イオン化カートリッ
ジを備えるのがよい。
また、所望の物質、例えば、かすかに心地好い匂いを
放つ物質を水に添加し、それにより装置の環境向上効果
の印象を高めることも可能である。望むなら、生体に認
められた実際効果を及ぼす物質、例えば、呼吸し易くす
る物質を水に添加してもよい。
上記のように、水を板要素の上端部及び差し向ける手
段は２つの実質的に垂直な板間に構成された室よりなっ
てもよい。かくして、このような板要素では、水は板間
の空間内を上方に流れ、上縁部では、室から流出し、要
素の少なくとも一方の側に沿って自由落下のカーテン状
の流れのように移動する。上記構成は、例えば、10〜50
mmの内部深さおよび幅および高さ両方の大きい延長を有
する室を構成するように３辺でフレームとともに接着さ
れた8mmのアクリル板よりなってもよい。また、水を板
要素の上端部まで搬送する手段は板要素の片側または両
側に設置された管手段よりなってもよい。更に他の実施
例では、上記手段は板要素に固着された半管よりなる。
本発明による装置の特定の実施例では、アクリル板の
形態の板要素は壁部から吊るされている。底部では、こ
の板はその下縁部の曲がりにより構成された集水タンク
を有している。この集水タンクには、小さい水中ポンプ
が位置決めされるのがよく、このポンプは、アクリル板
の片側に位置決めされた半管により構成されたダクトを
経て、板の上縁部に位置決めされ、同じ曲がりにおり構
成された頂部タンクの中へ水を圧送する。頂部タンクに
は、水が通って水の自由落下のカーテン状の流れを形成
することができる穴またはスリットが設けられるのがよ
い。
装置の部品は耐水性であるべきであり、好ましくは、
きれいに保ったり清浄したりし易い材料で作られている
のがよい。このような材料の例としては、プラスチック
材料、詳細には、プレキシガラス、ガラス、セラミッ
ク、大理石、ステンレス鋼およびあの金属が挙げられ
る。
衛生状態を向上させるために、装置の部品の表面を、
滑らかにしたり、土壌反撥性にしたりするか、或いは殺
菌性である被膜で変更することができる。
上記のように、本発明による装置は快適な音の経験、
特に、さらさら流れる音を与える。このような音は、一
部、自然の経験の連想を呼び起こし、また一部、騒がし
く作動することなしに室内に発生された騒がしい音を掩
蔽する。30〜40dBの音レベルでは、広範スペクトル性の
音（『白騒音』）聞き手から長い距離にわたって伝えら
れる会話を理解することが不可能になり、従って、聞き
手は無意識に会話をたどろうとするのを止め、従って断
念する。
本発明による装置は水の量、落下高さ、集水タンク内
の水の深さ等を変えることによって所望の音像を生じる
広範スペクトル性の音を出すことを目的としている。
望むなら、かくして生じられた音像を補給したり、電
子的に強化したりすることができる。
これに関しては、装置を使用する室内の騒音像によ
り、装置の機能を制御する手段を装置に補給するのが望
ましい。
上記のように、本発明による装置は、例えば、これを
設置する室における空気湿度を調整するように機能す
る。これは、一部、乾燥空気に湿気を放出することによ
り、あるいは湿気のある空気から水分を吸収することに
より行うことができる。このような湿気の放出／呼吸は
循環水の温度によって影響されてしまい、従って、装置
は好ましくは加熱ユニットおよび／または冷却ユニット
を備える。
また、本発明による装置で得られる室内空気環境の向
上は、例えば、静電荷電により引き起こされる不愉快が
減じられると言う点で現れる。
装置を使用した室内の空気の流れにより水の幾らかが
集水タンクの外側に落下して水の流れから、詳細には、
この流れの下端からの水滴を引き出す傾向を低減する
か、或いは、無くすために、本発明の更に他の実施例は
板要素の下半部に傾斜シールドを備えており、このシー
ルドは板要素に対して上下且つ外方に延びており、上記
シールドの下縁部は２つの要素間に比較的幅狭スリット
を構成するように板要素に対して設定されている。この
シールドは水の跳ねを効果的に防ぎ、驚くことに、装置
を位置決めした室における空気循環および加湿の著しい
向上を同時に生じることがわかった。
この向上された空気の循環および加湿は、上記スリッ
トの中へ流下し、板要素の下端部のところのシールドの
位置により、かなりの落下速度を有する水がかなりの量
の空気を連れ運ぶことにより引きこされるものと考えら
れる。かくして、本発明による装置の使用により上記ス
リットの前方の空間に0.6〜1.0m/秒の速度を有する水平
方向の空気の流れを発生させることがわかった。
流出空気は空気の加湿を高めるかなりの含有量の水滴を
有している。
上記水滴を集水タンクの前方で床に落下しないように
するために、タンクは、空気がこのタンクの外側を通る
前に空気の流れを上方に差し向けるための手段を備える
のがよい。
本発明による装置の実施例では、上記の空気の同伴
は、水平な軸線を中心に回動可能に配置されたシールド
で調整することができる。シールドを回すことにより、
上記スリットの幅、従って板要素からのシールドの突出
を所望に応じて調整することができる。
本発明の更に好適な実施例では、装置は、板要素の上
端部に位置決めされた均等化タンクを有しており、この
均等化タンクは、溢流部を介して、要素の前面に位置決
めされて自由落下のカーテン状の水の流れを生じるため
に液体分布タンクに連結されている。上記液体分布タン
クは、好ましくは、底部が水のカーテン状の流れを形成
するように成形されている列状の穴を有している。
板要素の上端部に上記均等タンクが存在することによ
り、実質的に一定の水位を保つように水が液体分布タン
クに達する前に水ポンプからの水の流れの不規則を減じ
ることができる。かくして、例えば、液体分布タンクの
底部の列状の穴により形成された水のカーテン状の流れ
は比較的一定に保たれる。
ポンプ管は好ましくは均等化タンクの底部に進入して
おり、ポンプ管における水の流れの変動を緩和するため
に、好ましくは、ポンプからの流体の流れを均等化する
ためのポンプ管の上端部の上方に板が設けられている。
液体均等化タンクと液体分布タンクとの間の溢流部は
適当な深さを有する列状の平行な垂直切り込みを備えた
板よりなる。上記切り込みは、溢流板の不正確な水平位
置の場合でも、分布タンクに一様な水の流れを供する。
本発明による装置の上記実施例は、傾斜角度で下方に
延びて分布タンクの穴の下方の空間に入り込むように設
けられた調整可能な案内板を備えるのがよい。板要素に
対して向かったり離れたりする方向における案内板の適
当な変位により、所望の距離を隔てて水の自由落下のカ
ーテン状の流れを生じる。この板は、好ましくは、板要
素の垂直な側縁部から延びる板に取付けられたホルダに
回動可能に設けられた調整ねじによって調整される。
好ましくは、ポンプの吸入側には、２つのフィルタ、
すなわち、目の粗いフィルタおよび目の細いフィルタが
設けられている。
例えば、スクリーン板の形態の目の粗いフィルタは、
好ましくは、集水タンクにおけるポンプの吸入管のオフ
ィスの上方に位置決めされている。このフィルタは粗い
粒子を分離するように機能する。
他方のフィルタは、機械的および化学的混成フィルタ
であるのがよく、好ましくは、目の粗いフィルタとポン
プとの間に位置決めされている。
集水タンクは、天然石または他の装飾物の載置した有
孔の水平板により上室と下室とに分割されるのがよい。
この実施例では、板要素は好ましくは、プラスチック
製の透明な板よりなり、任意に、この板の上縁部は曲げ
られてもよく、上記の平行な切り込みを備えてもよい。
同様に、プラスチック板の下端部が曲げられてもよく、
好ましくは、下縁部が光源、例えば、蛍光管に近接して
位置決めされている。
上記光源から発せられた光が全板を明るくし、それに
より装置の装飾効果を高める。
図面を参照して本発明を以下に更に詳細に説明する。
第１図は本発明による装置の好適な実施例の斜視図で
ある。
第２図は第１図に示す装置の垂直な長さ方向断面図で
ある。
第３図は第１図に示す装置の垂直な横断面図である。
第４図は本発明による装置の他の好適な実施例を斜視
図で示している。
第５図は第４図による装置を垂直断面で示している。
第６図および第７図は本発明の他の実施例による装置
の２つの特に好適な実施例のシート要素の下部分の詳細
図を示している。
図面は床に緩く設置するようになっている基部２を有
するボックス１を示している。このボックス１は３つの
室３、４、５に分割されており、これらの室のうちの１
つの室４には、出口管７および入口管８を有する水ポン
プ６が設置されている。
他の２つの室はフィルタ、測定装置および調整装置の
ような補助装置を保持するようになっている。入口管８
は集水タンク９に連結されており、この集水タンク９に
は、中空のシート要素が位置決めされており、この中空
のシート要素は前板10と、後板11と、これらの前板10お
よび後板11をそれらの側縁部で連結する２つの側板12と
よりなる。かくして、室13が構成されており、この室13
は出口管７に連結された底部に穴14を有し、ドリップ16
を有する頂部に開口部15を有している。また、この装置
は中空のシート要素の背後に位置決めめされた室18を備
えており、この室は、例えば、プラントボックスとして
適している。
第１図からわかるように、図示の装置は前板10から短
い距離でタンク９に向かって落下するカーテン状水流17
を供することができ、またタンクに水スプラッシを生じ
る。
前板10に沿った水の下方移動により、一部、水の蒸発
を引起し、また一部、室内空気中に含有された物質の吸
収または空気同伴を引起し、それにより室内空気環境の
向上をもたらす。
水を濾過により任意に清浄した後、ポンプ６はこの水
を再びドリップ16上を越えて運ぶことができるように室
13まで差し向ける。
第４図および第５図において、101は上端部に第１曲
部102を有し、下端部に第２曲部103を有しているラスチ
ック板を示している。このプラスチック板101はボック
ス104内に位置決めされており、このボックス104は底部
105と、板101の上端部まで延びている２つの端壁部106
と、前板107と、後板108とを有している。ボックス104
は有孔板111を介在させた２つの液体室109、110を備え
ている。ボックス104の下室112には、水ポンプ113が位
置決めされており、この水ポンプ113は吸入側が管114を
介して液体室110に連結されている。液体室110へ進入す
る管114のオリフィスはスクリーン板115により覆われて
いる。更に、管114にはフィルタ116が設けられている。
ポンプ113の圧力側が管117を介して均等化タンク118に
連結されており、上記管はタンク118の底部に進入して
いる。管の上方には、バッフル板119が短い距離隔てて
設けられている。板101の曲部102には、間隔を隔てた垂
直切込み120が形成されている。
更に、板101の上端部には、水分布タンク121が位置決
めされており、このタンク121は間隔の密な列状の穴を
形成したテーパな底部122を有している。
タンク121の底部122の下方には、調整可能な傾斜した
案内板124が設けられている。この案内板124の位置は端
板106に位置決めされた穴126に設けられた調整ねじ125
によって調整される。
更に、図示の装置は水平軸線のまわりに回動可能に配
置された調整可能なスプラッシシールド130を備えてお
り、その角位置は調整ねじ131、132によって係止するこ
とができる。
スプラッシシールド130は、その下端部と板101との間
に比較的幅狭いスリット133が形成されるように設けら
れている。
最後に、この装置は板101の曲部103の縁部に位置決め
された光源134を備えている。
図示の装置は下記のようにして作動する。
ポンプ113を始動すると、水は室110からスクリーン板
115、フィルタ116、ポンプ113および管117を通ってタン
ク118まで圧送される。この水はタンク118から曲部102
の仕込み120を通って分布タンク121まで流れる。水はタ
ンク121の底部から穴123を通って案内板124に向かって
下方に流れる。案内板124の位置によっては、水は板101
から短い距離を隔ててカーテン状の流れとしてタンク10
4に向かって下方に移動する。
下方移動中、水はシールド130と板101との間の空間に
達し、それによりスリット133を通過させられる。スリ
ット133を通過した後、この水は下方に流れて室109に入
り、そして有孔板111を通って下方に前進して室110に入
る。
シールド130の下の空間には、矢印135で示すように水
平な空気の流れが発生される。
上記の装置を作動する際、水の落下流がフィルタ11
5、116に形成された堆積物から現れるとき、空気中の不
純物がこの水の落下流により同伴される。
第６図に示す実施例は、板101およびシールド130以外
に、下縁部がタンク138内の水面近くに位置決めされた
案内板136を備えている。上記案内板136の存在により、
水滴を生じ、これらの水滴は矢印139で示す空気の流れ
と共に運ばれて上方に差し向けられ、それにより水滴が
タンク130の外に落下する恐れをかなり減じている。
第７図に示す実施例では、タンク138は有孔頂壁部140
を有しており、この有孔頂壁部140は空気を通し得、同
時に矢印141で示す空気の流れに含有された水滴用のバ
ッフル板として機能する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘッセル ラス イギリス リーディング アールジーネ ０エイチエス ゴーリング オン テ ームズ ブライドルウェイ オークリー ヒル （番地なし) (56)参考文献 実開 昭62−22431（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−127724（ＪＰ，Ｕ) 米国特許3211378（ＵＳ，Ａ) 米国特許4747538（ＵＳ，Ａ) 独国特許出願公開2534524（ＤＥ，Ａ １) 独国特許出願公開2743713（ＤＥ，Ａ １) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F24F 6/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】室内空気環境を向上させるための、特に、
    空気の適当な加湿及び望ましくない物質の吸引を行い、
    快適な視覚的、音響的環境を作りだすための移動可能な
    装置であって、実質的に垂直な板要素（101）と、該板
    要素の上端部にカーテン状の水の流れ形成するための水
    吐出手段（121）に連結された水ポンプ（113）と、板要
    素の下端部に位置決めされた、水を収集して水ポンプ
    （113）に再循環させるためのタンク（104）とを有し、
    水吐出手段（121）は、板要素（101）の前側から、水吐
    出手段（121）によって形成されたカーテン状の水の流
    れの両側が周囲空気と接触している距離に、配置され
    る、移動可能な装置において、 板要素（101）から上方外方に延び、板要素（101）の下
    半部に配置された傾斜シールド（130）を更に有し、該
    シールド（130）の下縁部は、板要素（101）から、シー
    ルド（130）と板要素（101）との間に幅狭いスリットが
    形成される距離に配置されることを特徴とする、 移動可能な装置。
  2. 【請求項２】板要素（101）が間に空間を形成する板か
    ら構成され、前記空間の下端部が水ポンプ（113）に連
    結され、前記空間の上端部が水吐出手段（121）に連通
    することを特徴とする、請求の範囲第１項記載の装置。
  3. 【請求項３】シールド（130）が水平軸線を中心に回動
    可能に配置されていることを特徴とする、請求の範囲第
    １項又は第２項記載の装置。
  4. 【請求項４】タンク（104）は、スリットの下方に発生
    された空気の流れを、前記空気がタンク（138）の外側
    に流れる前に、上方に差し向けるための手段（140）を
    有することを特徴とする、請求の範囲第１項、第２項又
    は第３項記載の装置。
  5. 【請求項５】板要素（101）の上端部に位置決めた均等
    化タンク（118）を有し、該タンク（118）が、溢流部
    （102）を介して、板要素（101）の前面に位置決めされ
    た流体分布タンク（121）に連結されていることを特徴
    とする、請求の範囲第１乃至第４項のいずれか一項に記
    載の装置。
  6. 【請求項６】均等化タンク（108）の底部に進入してい
    るポンプ管（117）を有し、水ポンプ（113）からの流体
    の流れを均等化するための板（119）がポンプ管（117）
    の上端部の上方に配置されたことを特徴とする、請求の
    範囲第５記載の装置。
  7. 【請求項７】液体分布タンク（121）の底部が、板用ソ
    フトウエア（101）の前面から間隔を隔てて配置された
    近接して間隔を隔てた穴（123）の列を有することを特
    徴とする、請求の範囲第５記載の装置。
  8. 【請求項８】溢流部（102）が、平行な垂直切込み（12
    0）の列を備えた板（102）からなることを特徴とする、
    請求の範囲第５記載の装置。
  9. 【請求項９】タンク（14）が、有孔の水平な板（111）
    によって上室と下室とに分割されたことを特徴とする、
    請求の範囲第１乃至第８項のいずれか一項に記載の装
    置。
  10. 【請求項１０】板要素（101）が透明なプラスチック板
    からなり、光源（134）が善意板の下縁部に配置された
    ことを特徴とする、請求の範囲第１乃至第９項のいずれ
    か一項に記載の装置。
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