JP2960505B2 - 脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒の収納容器 - Google Patents
脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒の収納容器Info
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- JP2960505B2 JP2960505B2 JP23996590A JP23996590A JP2960505B2 JP 2960505 B2 JP2960505 B2 JP 2960505B2 JP 23996590 A JP23996590 A JP 23996590A JP 23996590 A JP23996590 A JP 23996590A JP 2960505 B2 JP2960505 B2 JP 2960505B2
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- sulfonic acid
- aliphatic sulfonic
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒の収容容
器に関し、特に脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒と接触
する面が特定の化学組成の合金によって構成されてなる
収納容器に関する。
器に関し、特に脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒と接触
する面が特定の化学組成の合金によって構成されてなる
収納容器に関する。
硫酸水溶液,濃硫酸及び発煙硫酸中での耐食材料につ
いては、よく知られており、18%Cr−8%Niステンレス
鋼よりもさらに高NiでしかもMoとCuを含む高級ステンレ
ス鋼は耐食性がよいという傾向が見られる(例えば、
「ステンレス鋼便覧(長谷川正義監修,日刊工業新聞社
発行)」P265〜269(1973))。上記の文献には、Moを
2%又は3%含有したステンレス鋼が示されている。
いては、よく知られており、18%Cr−8%Niステンレス
鋼よりもさらに高NiでしかもMoとCuを含む高級ステンレ
ス鋼は耐食性がよいという傾向が見られる(例えば、
「ステンレス鋼便覧(長谷川正義監修,日刊工業新聞社
発行)」P265〜269(1973))。上記の文献には、Moを
2%又は3%含有したステンレス鋼が示されている。
一方、有機スルホン酸である脂肪族スルホン酸の合成
反応又は脂肪族スルホン酸を原料とする反応では、有機
溶媒中の脂肪族スルホン酸に対して耐食性の高い材料が
必要となる。そこで、本発明者は、有機溶媒中の脂肪族
スルホン酸に対する耐食性の高い材料の探求を行なっ
た。そして、前記の文献に記載された3%のMoを含んだ
ステンレス鋼について脂肪族スルホン酸による耐食性試
験を行なった。しかしながら、腐食性物質が脂肪族スル
ホン酸と硫酸という違いがあり、また、脂肪族スルホン
酸は有機溶媒溶液であり、硫酸は水溶液といった違いの
ために、硫酸に対して耐食性を示した上記の高Mo含有ス
テンレス鋼は、脂肪族スルホン酸を含んだ有機溶媒に対
しては腐食率が大きく、また、腐食割れ等が発生し、良
好な耐食性を示さなかった。
反応又は脂肪族スルホン酸を原料とする反応では、有機
溶媒中の脂肪族スルホン酸に対して耐食性の高い材料が
必要となる。そこで、本発明者は、有機溶媒中の脂肪族
スルホン酸に対する耐食性の高い材料の探求を行なっ
た。そして、前記の文献に記載された3%のMoを含んだ
ステンレス鋼について脂肪族スルホン酸による耐食性試
験を行なった。しかしながら、腐食性物質が脂肪族スル
ホン酸と硫酸という違いがあり、また、脂肪族スルホン
酸は有機溶媒溶液であり、硫酸は水溶液といった違いの
ために、硫酸に対して耐食性を示した上記の高Mo含有ス
テンレス鋼は、脂肪族スルホン酸を含んだ有機溶媒に対
しては腐食率が大きく、また、腐食割れ等が発生し、良
好な耐食性を示さなかった。
そこで、本発明者らは、有機溶媒中に含有される脂肪
族スルホン酸に対して良好な耐食性を示し、しかも安価
な材料の探求を行なった。その結果、特定のNi,Cr及びM
o含量のステンレス鋼が上記の目的を達成することを見
出し、本発明を完成させるに至った。
族スルホン酸に対して良好な耐食性を示し、しかも安価
な材料の探求を行なった。その結果、特定のNi,Cr及びM
o含量のステンレス鋼が上記の目的を達成することを見
出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒と
接触する面が、 (1) ニツケル11〜35重量%, (2) クロム15〜30重量%, (3) モリブデン3.4〜7.0重量%, (4) 不可避的に混入する元素 および (5) 残部が鉄 よりなる合金によって構成されてなることを特徴とする
脂肪族スルホン酸を示す有機溶媒の収納容器である。
接触する面が、 (1) ニツケル11〜35重量%, (2) クロム15〜30重量%, (3) モリブデン3.4〜7.0重量%, (4) 不可避的に混入する元素 および (5) 残部が鉄 よりなる合金によって構成されてなることを特徴とする
脂肪族スルホン酸を示す有機溶媒の収納容器である。
本発明における収納容器は、脂肪族スルホン酸を含む
有機溶媒を入れて運搬或いは貯蔵するための容器は勿
論、該混合物を製造するための容器、該混合物が関与す
る反応を行なわせるための反応容器等、該混合物を取扱
うためのあらゆる容器を意味する。
有機溶媒を入れて運搬或いは貯蔵するための容器は勿
論、該混合物を製造するための容器、該混合物が関与す
る反応を行なわせるための反応容器等、該混合物を取扱
うためのあらゆる容器を意味する。
脂肪族スルホン酸は、一般式R−SO3H(但し、Rは−
SO3H基で置換されているか又は非置換の脂肪族炭化水素
基である。)で表わされる化合物である。例えば、メタ
ンスルホン酸,エタンスルホン酸,メタンジスルホン
酸,エタンジスルホン酸の如き飽和脂肪族スルホン酸,
ビニルスルホン酸,アリルスルホン酸,メタリルスルホ
ン酸の如き不飽和脂肪族スルホン酸などが代表的である
が、これらに限定されるものではない。また、本発明の
容器は、上記式で示される脂肪族スルホン酸の1種類ま
たは二種類以上の混合物に対して何ら限定されず使用可
能である。
SO3H基で置換されているか又は非置換の脂肪族炭化水素
基である。)で表わされる化合物である。例えば、メタ
ンスルホン酸,エタンスルホン酸,メタンジスルホン
酸,エタンジスルホン酸の如き飽和脂肪族スルホン酸,
ビニルスルホン酸,アリルスルホン酸,メタリルスルホ
ン酸の如き不飽和脂肪族スルホン酸などが代表的である
が、これらに限定されるものではない。また、本発明の
容器は、上記式で示される脂肪族スルホン酸の1種類ま
たは二種類以上の混合物に対して何ら限定されず使用可
能である。
本発明における有機溶媒は、本発明の本質に係るもの
ではなく脂肪族スルホン酸を溶解しうる有機溶媒であれ
ば何でもよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド,N,
N−ジエチルホルムアミド,N,N−ジメチルアセトアミド,
N,N−ジエチルアセトアミド,N,N−ジ−n−ブチルホル
ムアミドの如きN,N−ジアルキル化酸アミド類;N−メチ
ル−2−ピロリドン,N−エチル−2−ピロリドン,N−メ
チルカプロラクタムの如きラクタム類;その他ピリジ
ン,ジオキサンなどの複素環式化合物類;塩化メチレ
ン,クロロホルム,1,2−ジクロルエタン,1,2−ジクロル
プロパンの如き塩素化炭化水素類などが、単一溶媒又は
2種類以上の混合溶媒として何ら制限されずに使用可能
である。
ではなく脂肪族スルホン酸を溶解しうる有機溶媒であれ
ば何でもよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド,N,
N−ジエチルホルムアミド,N,N−ジメチルアセトアミド,
N,N−ジエチルアセトアミド,N,N−ジ−n−ブチルホル
ムアミドの如きN,N−ジアルキル化酸アミド類;N−メチ
ル−2−ピロリドン,N−エチル−2−ピロリドン,N−メ
チルカプロラクタムの如きラクタム類;その他ピリジ
ン,ジオキサンなどの複素環式化合物類;塩化メチレ
ン,クロロホルム,1,2−ジクロルエタン,1,2−ジクロル
プロパンの如き塩素化炭化水素類などが、単一溶媒又は
2種類以上の混合溶媒として何ら制限されずに使用可能
である。
本発明における有機溶媒中の脂肪族スルホン酸濃度は
特に限定されないが、一般に、該脂肪族スルホン酸濃度
が高いほど腐食性が強まる傾向にあり、該脂肪族スルホ
ン酸濃度が1重量%以上、さらに5〜90重量%の範囲に
おいても本発明における収納容器は特に高耐食性を示
す。
特に限定されないが、一般に、該脂肪族スルホン酸濃度
が高いほど腐食性が強まる傾向にあり、該脂肪族スルホ
ン酸濃度が1重量%以上、さらに5〜90重量%の範囲に
おいても本発明における収納容器は特に高耐食性を示
す。
更に、脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒は温度が高い
ほど腐食性が強まる傾向にあるが、本発明の収納容器
は、0℃以上、さらに40〜150℃の範囲においても優れ
た耐食性を維持する。
ほど腐食性が強まる傾向にあるが、本発明の収納容器
は、0℃以上、さらに40〜150℃の範囲においても優れ
た耐食性を維持する。
本発明にあって最も重要な要件は、脂肪族スルホン酸
を含む有機溶媒と接触する面が、特定の化学組成よりな
る合金によって構成されてなることにある。
を含む有機溶媒と接触する面が、特定の化学組成よりな
る合金によって構成されてなることにある。
本発明における合金は、Ni:11〜35重量%、好ましく
は12〜30重量%、Cr:15〜30重量%、好ましくは16〜27
重量%,Mo:3.4〜7.0重量%、好ましくは4.5〜6.5重量
%、並びに残部が鉄及び不可避的に混入される元素より
なる。Ni,Cr及びMoが上記の範囲をはずれた場合には、
収納容器の耐食性が不十分か、或いは該容器の溶接等の
製作加工が難しい場合があるので、本発明の容器材料と
しては使用できない。更に具体的に説明すれば、Ni含有
量が11重量%未満の場合には耐食性が不十分な場合があ
り、逆にNi含有量が35重量%を越える場合には該合金が
高価になりすぎたり、或いは容器製造の際の溶接等の加
工熱影響が大きい箇所で腐食による割れを生じる恐れが
あるので、本発明の容器材料としては使用できない。ま
た、Cr含有量が15重量%未満の場合には耐食性が不十分
な場合があり、逆にCr含有量が30重量%を越える場合
は、該合金の溶接等の加工が難しくなるので、本発明の
容器材料としては使用できない。更にまた、Mo含有量が
3.4重量%未満の場合には耐食性が不十分な場合があ
り、逆にMo含有量が7.0重量%を越える場合には該合金
が高価になりすぎたり溶接等の加工が難しくなるので、
本発明の容器材料としては使用できない。
は12〜30重量%、Cr:15〜30重量%、好ましくは16〜27
重量%,Mo:3.4〜7.0重量%、好ましくは4.5〜6.5重量
%、並びに残部が鉄及び不可避的に混入される元素より
なる。Ni,Cr及びMoが上記の範囲をはずれた場合には、
収納容器の耐食性が不十分か、或いは該容器の溶接等の
製作加工が難しい場合があるので、本発明の容器材料と
しては使用できない。更に具体的に説明すれば、Ni含有
量が11重量%未満の場合には耐食性が不十分な場合があ
り、逆にNi含有量が35重量%を越える場合には該合金が
高価になりすぎたり、或いは容器製造の際の溶接等の加
工熱影響が大きい箇所で腐食による割れを生じる恐れが
あるので、本発明の容器材料としては使用できない。ま
た、Cr含有量が15重量%未満の場合には耐食性が不十分
な場合があり、逆にCr含有量が30重量%を越える場合
は、該合金の溶接等の加工が難しくなるので、本発明の
容器材料としては使用できない。更にまた、Mo含有量が
3.4重量%未満の場合には耐食性が不十分な場合があ
り、逆にMo含有量が7.0重量%を越える場合には該合金
が高価になりすぎたり溶接等の加工が難しくなるので、
本発明の容器材料としては使用できない。
本発明で用いる合金は、前記説明から明らかな如く、
Ni:11〜35重量%,Cr:15〜30重量%,Mo:3.4〜7.0重量%
を含有し残部がFeよりなるものであればよく、これらの
成分以外に製鋼時に原料から不可避的に混入される成
分、例えばC,Si,Mn,P,S等の各元素は存在しても支障な
い。
Ni:11〜35重量%,Cr:15〜30重量%,Mo:3.4〜7.0重量%
を含有し残部がFeよりなるものであればよく、これらの
成分以外に製鋼時に原料から不可避的に混入される成
分、例えばC,Si,Mn,P,S等の各元素は存在しても支障な
い。
本発明者等は、製鋼時に原料から不可避的に混入され
る成分として、0.10重量%以下のC,1.5重量%以下のSi,
2.5重量%以下のMn,0.05重量%以下のP,0.03重量%以下
のSの混入は、上記合金の性質を何等損ねるものではな
いことを確認している。
る成分として、0.10重量%以下のC,1.5重量%以下のSi,
2.5重量%以下のMn,0.05重量%以下のP,0.03重量%以下
のSの混入は、上記合金の性質を何等損ねるものではな
いことを確認している。
尚、上記した合金に、更にCu,Nb,Ta,Ti等の一般的に
耐食性を向上させるとされている元素を添加すること
は、何等支障ない。
耐食性を向上させるとされている元素を添加すること
は、何等支障ない。
本発明で使用される合金は、公知の方法によって製造
することができる。
することができる。
以上の説明により理解される様に、本発明は、特定の
化学組成からなる合金によって構成される、脂肪族スル
ホン酸を含む有機溶媒の収納容器を提供するものであ
る。本発明の収納容器は、廉価であり、且つ脂肪族スル
ホン酸を含む有機溶媒に対して優れた耐食性を示し、長
期にわたって安全に使用することができる。従って、本
発明は、脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒の運搬容器、
貯蔵容器或いは反応容器等の収納容器として廉価な合金
の使用を可能にするものであり、コスト低減に大きく寄
与するものである。
化学組成からなる合金によって構成される、脂肪族スル
ホン酸を含む有機溶媒の収納容器を提供するものであ
る。本発明の収納容器は、廉価であり、且つ脂肪族スル
ホン酸を含む有機溶媒に対して優れた耐食性を示し、長
期にわたって安全に使用することができる。従って、本
発明は、脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒の運搬容器、
貯蔵容器或いは反応容器等の収納容器として廉価な合金
の使用を可能にするものであり、コスト低減に大きく寄
与するものである。
以下、実施例により、本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例により限定されるものではな
い。
本発明はこれらの実施例により限定されるものではな
い。
以下の実施例及び比較例で試験片として用いた合金の
供試材の化学組成を第1表に示した。
供試材の化学組成を第1表に示した。
また、試験片の腐食率は、試験片を一定期間浸漬試験
したのち取り出し、腐食生成物を除去し、洗浄、乾燥し
た後に秤量して腐食減量を求め、次式によって算出し
た。
したのち取り出し、腐食生成物を除去し、洗浄、乾燥し
た後に秤量して腐食減量を求め、次式によって算出し
た。
実施例1 直径100mm,高さ200mm,内容積1.5の金属製容器中
に、メタンスルホン酸:5.0重量%,N,N−ジメチルホルム
アミド:50重量%及び1,2−ジクロルエタン:45重量%を
入れ、第1表に示す各供試材から得られた試験片〔15mm
(巾)×50mm(長)×2mm(厚)〕をテフロン製ハンガ
ーに固定して浸漬し、該容器を密封し、140℃で240時間
浸漬試験をし、腐食率を求めた。その結果を第2表に示
した。また、応力腐食割れ試験も行なった。第1表に示
す各供試材から15mm(巾)×60mm(長)×2mm(厚)の
形状に切り出し、中央部に溶接を施し、該溶接部を#80
グラインダーで平滑に仕上げたものをU字曲げ(R=6m
m)にして、応力を付与した。この試験片を用いて試験
時間を500時間とした以外は上記と同様な方法で浸漬試
験を行なった。試験後の試片を光学金属顕微鏡により観
察し、腐食割れの有無を調べた。この結果も、第2表に
併記した。
に、メタンスルホン酸:5.0重量%,N,N−ジメチルホルム
アミド:50重量%及び1,2−ジクロルエタン:45重量%を
入れ、第1表に示す各供試材から得られた試験片〔15mm
(巾)×50mm(長)×2mm(厚)〕をテフロン製ハンガ
ーに固定して浸漬し、該容器を密封し、140℃で240時間
浸漬試験をし、腐食率を求めた。その結果を第2表に示
した。また、応力腐食割れ試験も行なった。第1表に示
す各供試材から15mm(巾)×60mm(長)×2mm(厚)の
形状に切り出し、中央部に溶接を施し、該溶接部を#80
グラインダーで平滑に仕上げたものをU字曲げ(R=6m
m)にして、応力を付与した。この試験片を用いて試験
時間を500時間とした以外は上記と同様な方法で浸漬試
験を行なった。試験後の試片を光学金属顕微鏡により観
察し、腐食割れの有無を調べた。この結果も、第2表に
併記した。
実施例2 実施例1における試験液をメタリルスルホン酸:10重
量%ジオキサン:10重量%,N,N−ジメチルアセトアミド:
10重量%及びクロロホルム:70重量%からなる液とし、
試験温度を75℃とした以外は、実施例1と同様にして浸
漬試験を実施した。結果を第3表に示した。
量%ジオキサン:10重量%,N,N−ジメチルアセトアミド:
10重量%及びクロロホルム:70重量%からなる液とし、
試験温度を75℃とした以外は、実施例1と同様にして浸
漬試験を実施した。結果を第3表に示した。
実施例3 実施例1における試験液をメタリルスルホン酸:65重
量%,N−メチルカプロラクタム:5重量%,N,N−ジメチル
アセトアミド:10重量%,四塩化炭素:20重量%からなる
液とし、試験液温度を40℃とした以外は、実施例1と同
様にして浸漬試験を実施した。結果を第4表に示した。
量%,N−メチルカプロラクタム:5重量%,N,N−ジメチル
アセトアミド:10重量%,四塩化炭素:20重量%からなる
液とし、試験液温度を40℃とした以外は、実施例1と同
様にして浸漬試験を実施した。結果を第4表に示した。
実施例4 実施例1における試験液をアリルスルホン酸:27重量
%,N−メチル−2−ピロリドン:10重量%,N,N−ジエチ
ルアセトアミド:20重量%,塩化メチレン:43重量%から
なる液とし、試験液温度を57℃とした以外は、実施例1
と同様にして浸漬試験を実施した。結果を第5表に示し
た。
%,N−メチル−2−ピロリドン:10重量%,N,N−ジエチ
ルアセトアミド:20重量%,塩化メチレン:43重量%から
なる液とし、試験液温度を57℃とした以外は、実施例1
と同様にして浸漬試験を実施した。結果を第5表に示し
た。
Claims (1)
- 【請求項1】脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒と接触す
る面が、 (1) ニツケル11〜35重量%, (2) クロム15〜30重量%, (3) モリブデン3.4〜7.0重量%, (4) 不可避的に混入する元素 および (5) 残部が鉄 よりなる合金によって構成されてなることを特徴とする
脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒の収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23996590A JP2960505B2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒の収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23996590A JP2960505B2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒の収納容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120250A JPH04120250A (ja) | 1992-04-21 |
JP2960505B2 true JP2960505B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=17052469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23996590A Expired - Lifetime JP2960505B2 (ja) | 1990-09-12 | 1990-09-12 | 脂肪族スルホン酸を含む有機溶媒の収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2960505B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101818095B1 (ko) * | 2009-11-03 | 2018-01-12 | 바스프 에스이 | 메탄설폰산 수용액의 취급 방법 |
-
1990
- 1990-09-12 JP JP23996590A patent/JP2960505B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101818095B1 (ko) * | 2009-11-03 | 2018-01-12 | 바스프 에스이 | 메탄설폰산 수용액의 취급 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04120250A (ja) | 1992-04-21 |
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