JP2960211B2 - 空気調和機の圧力センサ破壊防止制御装置 - Google Patents

空気調和機の圧力センサ破壊防止制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低圧スクロール圧縮機
搭載の空気調和機の室外ユニットを冬期に三方弁を閉め
た状態で暖房運転した場合に、液封によって発生する異
常高圧による圧力センサ破壊防止制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、分離形空気調和機は低騒音化傾向
にあり、製品の騒音源である圧縮機についてもロータリ
圧縮機から振動の少ないスクロール圧縮機に移行しつつ
あり、また製品の大きさを小さくするために、アキュー
ムレータの不要な低圧タイプのスクロール圧縮機の使用
が増加しつつある。またインバータにより圧縮機の回転
数を変えて冷媒循環量を変化させて、空調負荷にきめ細
かく対応するため、インバータの周波数を冷媒圧力によ
って制御し、より効率的な運転を実現しようとしてい
る。
【0003】従来この種の分離形空気調和機の冷凍サイ
クルの構成について、図2を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、室外ユニット101の内
部にインバータ102により駆動される低圧スクロール
圧縮機103、冷媒の流路を切換える四方弁104、室
外熱交換器105、冷媒の絞り機構の電動膨脹弁106
を設けており、冷房時には吸込圧力を検知し、暖房時に
は吐出圧力を検知できる配管108にキャピラリチュー
ブ109を介して接続された圧力センサ110が検知す
る圧力を一定に保つように周波数を決定している。
【0005】前記室内ユニット107からの運転命令を
信号線113によりインバータ102へ出力し、インバ
ータ102により低圧スクロール圧縮機103は駆動
し、低圧スクロール圧縮機103より吐出した冷媒は、
前記低圧スクロール圧縮機103より導出した吐出管1
11を通り、前記四方弁104を介して、冷房時は前記
室外熱交換器105により、また暖房時は前記室内ユニ
ット107にて凝縮され、前記電動膨脹弁106により
減圧され、冷房時は液側三方弁115を介して前記室内
ユニット107により蒸発して冷房する。また暖房時は
ガス側三方弁116を介して、前記室外熱交換器105
で蒸発作用として熱交換され、冷房時はガス側三方弁1
16を介し、また暖房時は液側三方弁115を介した
後、吸込管112を介して低圧スクロール圧縮機103
に戻るという冷凍サイクルを形成している。
【0006】上記構成において、前記室内ユニット10
7からの運転命令は信号線113によりインバータ10
2に送られ、また圧力センサ110の検出圧力は信号線
114によりインバータ102に送られ、インバータ1
02は室内ユニット107の空調負荷と、圧力センサ1
10の検出値により、冷房時は吸込圧力が、また暖房時
は吐出圧力が最適条件になるように、低圧スクロール圧
縮機103の運転周波数を決定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の冷凍
サイクル制御では、空気調和機設置時の試運転におい
て、室内ユニット107を接続せず、液側三方弁115
とガス側三方弁116を開かずに室外ユニット101単
独で運転したとき、冷房運転の場合はポンプダウンとな
るため、圧力の異常上昇は発生しないが、冬期に暖房運
転をした場合には、吐出ガスは四方弁104を介して、
ガス側三方弁116に至り、圧力センサ110は、暖房
運転時は四方弁104とガス側三方弁116の間に設置
されているため、吐出圧力を検知している。
【0008】このとき圧縮機103内が低圧状態である
ため、内部が高圧状態の圧縮機のように吐出ガスが圧縮
機内の捲線を冷却してから吐出するのではなく、吐出ガ
スは吐出弁からすぐに吐出管111に吐出されるため、
圧縮されたガスは、内部が高圧状態の圧縮機103であ
れば、圧縮機本体がバッファとなるが、バッファとなる
部分がないため、吐出されたガスは吐出管111からガ
ス側三方弁116の間で急激に圧力上昇し、冬期で雰囲
気温度が低いため短時間で、飽和圧力に到達し液化して
しまう。
【0009】吐出ガスがすべて液化してしまうと、液封
状態となり、低圧スクロール圧縮機の圧縮により、液圧
縮をおこしてしまい、瞬間的に、10MPa以上に上昇
するため、圧力センサが圧力を検知するより圧力の上昇
の方が早いため、圧力センサが破壊されてしまうという
課題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、低圧
スクロール圧縮機を搭載した空気調和機において、液側
三方弁とガス側三方弁とを閉として冬期暖房試運転時の
圧力センサ破壊防止制御装置を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、室外ユニット内にインバータ制御を行うイ
ンバータと、低圧スクロール圧縮機と、前記低圧スクロ
ール圧縮機から導出した吐出管と、吸込管と、前記吐出
管と吸込管をバイパスするバイパス管の途中に設けられ
たバイパス用二方弁と、冷媒流路切換え用四方弁と、室
外熱交換器と、前記吸込管より導出し、キャピラリチュ
ーブを介して接続された圧力制御用圧力センサと、室内
ユニットへの接続用液側三方弁とガス側三方弁を備え、
前記暖房運転時に低圧スクロール圧縮機が起動したと
き、一定時間四方弁を反転させ、暖房起動時弁制御装置
によりバイパス用二方弁を開く構成としたものである。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成により、冬期外気温度が
低い場合での、液側三方弁とガス側三方弁を閉にしての
室外ユニット単独暖房試運転時において、低圧スクロー
ル圧縮機が起動してから一定時間四方弁を反転すること
で冷房運転時の冷媒流路とし、吐出ガスを室外熱交換器
に凝縮させ、吐出管からガス側三方弁には吐出ガスが流
れないようにすることで一定時間が経過した後に、四方
弁が暖房運転時の冷媒流路に切換ったときには低圧スク
ロール圧縮機内のモータ捲線により、吐出ガスはある程
度温度上昇しているため、液封状態になるには、かなり
時間が必要となり、かつ圧力上昇勾配が緩やかになるた
め、液封状態になる前に圧力センサで異常高圧を検知で
き、低圧スクロール圧縮機を停止することができる。
【0013】また暖房運転時に四方弁を冷房運転時の冷
媒流路にすると、室内ユニットを接続し、液側三方弁と
ガス側三方弁が開いている場合には、室内ユニット内か
ら冷媒の流通音が発生し、異常音となってしまうため、
吐出管と吸込管の間にバイパス用の二方弁によって、暖
房時低圧スクロール圧縮機起動時の四方弁反転中はバイ
パス用二方弁を開くことで、室内ユニットに流れる冷媒
量を減少させることで、室内ユニットでの冷媒流通音を
なくすることもできるものである。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1を参照
しながら説明する。なお、従来例に示した符号と同一符
号は同一物を示し、説明は省略する。
【0015】すなわち図1に示すように、低圧スクロー
ル圧縮機103から導出した吐出管111と吸込管11
2の間にバイパス管1と、このバイパス管1の途中にバ
イパス用二方弁2を設け、暖房時、低圧スクロールの圧
縮機103が起動したときにはインバータ102より信
号線3により暖房起動時弁制御装置4に暖房運転したこ
とを出力する。
【0016】上記構成において、冬期液側三方弁115
とガス側三方弁116を閉にした暖房試運転において、
低圧スクロール圧縮機103が起動してから一定時間、
暖房起動時弁制御装置4により四方弁104を反転する
ことで冷房運転時の冷媒流路とし、吐出ガスを室外熱交
換器105に凝縮させることで、冷媒液を室外熱交換器
105内に溜めておき、一定時間が経過した後に四方弁
104が暖房運転時の冷媒流路に切換ったときには、低
圧スクロール圧縮機103の吸込ガスは極端に減少して
いるため、低圧スクロール圧縮機103から吐出する冷
媒量が極端に減少し、また低圧スクロール圧縮機103
内のモータ捲線により、吐出ガスはある程度温度上昇し
ているため、液封状態になるには、かなり時間が必要と
なり、かつ圧力上昇勾配が緩和されるため、液封状態に
なる前に、圧力センサ110で低圧スクロール圧縮機1
03を停止することができる。
【0017】また暖房運転時に四方弁104を冷房運転
時の冷媒流路に切換えると、室内ユニット107が接続
され、液側三方弁115とガス側三方弁116が開いて
いる場合には、室内ユニット107内から冷媒の流通音
が発生し、異常音となってしまうため、暖房時、低圧ス
クロール圧縮機103の起動時の四方弁104が反転中
は起動時、暖房起動時弁制御装置4により信号線3を経
て、バイパス用二方弁2を開くことで、室内ユニット1
07に流れる冷媒量を減少させることで、室内ユニット
107での冷媒流通音をなくすることもできる。
【0018】このように本発明の実施例の圧力センサ破
壊防止制御装置によれば、冬期の暖房試運転時におい
て、一定時間四方弁104を反転し、冷房時の冷媒流路
としたから、液側三方弁115とガス側三方弁116と
もに開いていない場合に低圧スクロール圧縮機103が
起動し、吐出管111からガス側三方弁116までの間
が液封状態になる前に圧力センサ110により、低圧ス
クロール圧縮機103を停止することができるため、圧
力センサ破壊が防止でき、かつ液側三方弁115とガス
側三方弁116ともに開いており、室内ユニット107
に冷媒が流れるという通常の暖房運転時においても、吐
出管111と吸込管112をバイパス用二方弁を開くこ
とで、四方弁104が反転するために発生する室内ユニ
ット107内の冷媒液の沸騰音による異常音の発生も防
止できる。
【0019】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、冬期の暖房試運転時において、液側三方弁
とガス側三方弁ともに開いていない場合、低圧スクロー
ル圧縮機が起動し、吐出管からガス側三方弁までの間が
液封状態になり、液圧縮による異常圧力発生による圧力
センサ破壊を防止し、かつ液側三方弁とガス側三方弁と
もに開いており、室内ユニットに冷媒が流れるという通
常の暖房運転時においても、四方弁が反転し、室内ユニ
ットに冷媒液が流入し、冷媒液の沸騰音による異常音の
発生も防止できるという空気調和機の圧力センサ破壊防
止制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空気調和機の圧力センサ破
壊防止制御装置の冷凍サイクル図
【図2】従来の冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 バイパス管 2 バイパス用二方弁 4 暖房起動時弁制御装置 101 室外ユニット 102 インバータ 103 低圧スクロール圧縮機 104 四方弁 107 室内ユニット 109 キャピラリチューブ 110 圧力センサ 111 吐出管 112 吸込管 115 液側三方弁 116 ガス側三方弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニット内にインバータ制御を行う
    インバータと、低圧スクロール圧縮機と、前記低圧スク
    ロール圧縮機から導出した吐出管と、吸込管と、前記吐
    出管と吸込管をバイパスするバイパス管の途中に設けら
    れたバイパス用二方弁と、冷媒流路切換え用四方弁と、
    室外熱交換器と、前記吸込管より導出し、キャピラリチ
    ューブを介して接続された圧力制御用圧力センサと、室
    内ユニットへの接続用液側三方弁とガス側三方弁を備
    え、前記暖房運転時に低圧スクロール圧縮機が起動した
    とき、一定時間四方弁を反転させ、暖房起動時弁制御装
    置によりバイパス用二方弁を開くようにしてなる空気調
    和機の圧力センサ破壊防止制御装置。
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