JP2959571B1 - 車両用燃料計 - Google Patents

車両用燃料計

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JP2959571B1 JP27682298A JP27682298A JP2959571B1 JP 2959571 B1 JP2959571 B1 JP 2959571B1 JP 27682298 A JP27682298 A JP 27682298A JP 27682298 A JP27682298 A JP 27682298A JP 2959571 B1 JP2959571 B1 JP 2959571B1
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Abstract

【要約】 【課題】 燃料タンク内の燃料量を給油口側にて容易に
確認しながら給油作業のできる車両用燃料計の提供を目
的とする。 【解決手段】 車両1に備わる燃料タンク2内にはフロ
ートアーム式の液位センサー3が内蔵され、燃料を補給
する給油口4の開閉蓋5には開放を検知する開閉検知ス
イッチ6が設置されている。車両1の運転席7には、運
転者により容易に確認可能な位置である前方のダッシュ
ボード8に第一の燃料計10が配置されている。また、
燃料タンク2の給油口4の近くには、第二の燃料計11
が設置されており、液位センサー3によって検出される
タンク2内の燃料残量に対応した液位を第一の燃料計1
0とともに指示可能に電気接続されている。第二の燃料
計11は、第一の燃料計10ほどの遅延処理がなく即動
され、イグニッションスイッチ13オフ時や給油口4の
開放時にされるよう構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクを搭載
した車両における車両用燃料計に関する。
【0002】
【従来の技術】ガソリンやメタノール等の燃料によって
走行する車両にあっては、燃料を収納する燃料タンクを
搭載し、ここからの燃料供給によってエンジンを駆動し
ており、こうした燃料の残量を指示する燃料計を運転席
前方のダッシュボードに設置し、運転者はこれを確認す
ることで燃料不足の判断とともに給油を行うようにして
いる。
【0003】このような燃料タンク内の燃料残量を指示
する燃料計としては、指針により指示をなす交差コイル
式計器やステッピングモータ式計器あるいはバーグラフ
やデジタル数値にて指示をなす液晶表示器や蛍光表示管
等が用いられており、燃料タンク内に設置したフロート
式や容量電極式あるいは光学式等の液位センサーによる
燃料の液位検出出力にて駆動され、運転者は運転席にて
この燃料計にて指示される燃料残量を運転中常に確認で
き、目的地までの距離に応じた給油の必要性を判断する
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした燃料計による
燃料残量指示を見ての判断にて運転者が給油を行う場
合、一般には道路沿線にある給油所に立ち寄り、給油そ
のものはタンク内容量一杯に給油する「満タン」指示あ
るいは所定の給油量を指示して給油所のスタッフに任せ
ている。
【0005】給油所のスタッフは、給油装置の給油量表
示部にて給油量を確認しながら指定された量の給油を行
い、あるいは「満タン」指示においては給油装置の給油
自動停止機能(車両の給油口内に挿入される給油ノズル
のセンサーにて燃料がタンク内にほぼ満杯になったこと
を燃料の液面との接触にて検知する機能等)を利用して
給油作業を行っている。
【0006】ところで、燃料を満タンに給油する場合あ
るいは所定の量だけ給油する場合は給油装置の給油自動
停止機能を利用しあるいは給油量表示部を確認して作業
すればよいが、給油自動停止機能や給油量表示部のない
給油装置で給油する場合目安となる指標がなく、給油口
を覗き込んで燃料の液面の増加を確認しながら注意深く
給油作業しなければならず、表示部があったとしてもた
とえば10リッターという所定量ではなくタンクの半分
程度まで給油したい場合には運転席の燃料計に指示され
る残量位置を頭に入れての感覚的な給油調整をしなけれ
ばならない。
【0007】また、給油所によっては給油スタッフが常
駐せず、運転者がセルフサービスによって給油を行わね
ばならない環境もあり、そうした場合にも運転者は前述
したような難しい給油作業を強いられることになる。特
にトラックやクレーン車のような大型自動車では、燃料
タンクやその給油口が燃料計の配置される運転席からは
るかに離れた位置にあるため、燃料計を時々確認しなが
らの給油は不可能であり、さらに通常給油時にはイグニ
ッションスイッチをオフにしているため運転席の計器類
などの電装品への電源供給はなされず、給油による燃料
増加に追従した指示更新がないため、感に頼った給油作
業をしなければならない。
【0008】本発明は、こうした給油量つまり燃料タン
ク内の燃料量を給油口側にて容易に確認しながら給油作
業のできる車両用燃料計の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用燃料計
は、車両の燃料タンク内に設置されてタンク内燃料量を
検出する液位センサーと、車両の運転者により視認でき
る位置に設けられた第一の燃料計と、前記燃料タンクの
給油口側から容易に視認できる位置に設けられた第二の
燃料計と、からなり、前記第一および第二の燃料計は前
記同一の液位センサーによる液位に対応した検出出力に
て駆動されるとともに、前記第一の燃料計は液位センサ
ーの出力変動に対して遅延動作をなし、前記第二の燃料
計は液位センサーの出力に対して即動するよう構成した
ことを特徴とする。
【0010】また、車両の燃料タンク内燃料量を検出す
る液位センサーからの液位信号に基づいて燃料残量を指
示するとともに、前記液位センサーの出力変動に対して
遅延動作をなす運転席前方に設けられた第一の燃料計
と、前記液位センサーの出力変動に対して即動する燃料
タンク給油口周辺に設けられた第二の燃料計と、から構
成したことを特徴とする。
【0011】また、前記液位センサーにより検出された
液位に対応して前記第一および第二の燃料計に駆動信号
を出力する駆動回路を備え、前記駆動回路は前記液位セ
ンサーの出力変動に対して前記第一の燃料計を遅延駆動
し、前記第二の燃料計を即応駆動するよう構成したこと
を特徴とする。
【0012】さらに、少なくとも前記第一の燃料計を可
動部を有する指示計器にて構成するとともに、前記第一
の燃料計は前記可動部の動きを制動して入力に対する遅
延指示をなすよう構成したことを特徴とする。
【0013】また、車両の燃料タンク内に設置されてタ
ンク内燃料量を検出する液位センサーによる液位に対応
した検出信号に基づいて液位を指示するよう、車両の運
転者により視認できる位置に設けられた第一の燃料計
と、前記燃料タンクの給油口側から容易に視認できる位
置に設けられた第二の燃料計と、からなり、前記第一の
燃料計はイグニッションスイッチのオン時に電源が供給
され、前記第二の燃料計はイグニッションスイッチのオ
フ時に電源が供給されるよう構成したことを特徴とす
る。
【0014】また、車両の燃料タンク内に設置されてタ
ンク内燃料量を検出する液位センサーによる液位に対応
した検出信号に基づいて液位を指示するよう、車両の運
転者により視認できる位置に設けられた第一の燃料計
と、前記燃料タンクの給油口側から容易に視認できる位
置に設けられた第二の燃料計と、前記液位センサーによ
り検出された液位に対応して前記第一および第二の燃料
計に駆動信号を出力する駆動回路と、からなり、前記第
二の燃料計は給油口の開閉蓋が開放された時にのみ電源
供給されるよう構成したことを特徴とする。
【0015】また、燃料タンク内に設置した液位センサ
ーによってタンク内燃料量を検出し、前記液位センサー
の出力変動に対して遅延動作をなす第一の燃料計を車両
の運転者により視認できる位置に設けた車両における前
記燃料タンクの給油口側から容易に視認できる位置に設
置可能であって、前記液位センサーによる液位に対応し
た検出出力に対して即動する第二の燃料計を備えたこと
を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】車両の燃料タンク内に設置されて
タンク内燃料量を検出する液位センサーによる液位に対
応した検出出力にて駆動されるよう構成され、運転席に
配置された第一の燃料計は液位センサーの出力変動に対
して遅延動作をなし、給油口に配置された第二の燃料計
は液位センサーの出力に対して即動するようになってい
るため、給油の際には給油口に配置された第二の燃料計
の液位センサー出力に即応した指示動作を確認しながら
容易に給油量を間違えることなく給油できる。
【0017】また、液位センサーにより検出された液位
に対応して前記第一および第二の燃料計に駆動信号を出
力する駆動回路を備え、この駆動回路により第一の燃料
計を遅延駆動し、第二の燃料計を即応駆動するよう構成
したことにより、それぞれ専用の駆動回路を用意するこ
となく容易にタンク内燃料量の増加を確認しながら給油
することができる。
【0018】また第一の燃料計の可動部の動きを制動し
て入力に対する遅延指示をなすよう構成したことで回路
的に遅延処理を実行することなく、第二の燃料計のみ即
動させて、簡単に給油することができる。
【0019】また、車両の運転者により視認できる位置
に設けられた第一の燃料計はイグニッションスイッチの
オン時に電源が供給され、給油口側から容易に視認でき
る位置に設けられた第二の燃料計はイグニッションスイ
ッチのオフ時に電源が供給されるよう構成したことによ
り、運転時には駆動せず給油時に駆動して給油量を指示
することで、容易に給油作業を行うことができる。
【0020】また、給油口側から容易に視認できる位置
に設けられた第二の燃料計は給油口の開閉蓋が開放され
た時にのみ電源供給されるよう構成したことにより、給
油時のみ駆動されて給油量を指示することで、容易に給
油作業を行うことができる。
【0021】また、車両における燃料タンクの給油口側
から容易に視認できる位置に設置可能であって、液位セ
ンサーによる液位に対応した検出出力に対して即動する
第二の燃料計を備えたことにより、既存の第一の燃料計
の駆動回路あるいは共通の液位センサーに電気的に接続
するだけで、燃料量の増加を確認しながら容易に給油作
業を行うことができる。
【0022】
【実施例】図1において、車両である大型トラック1に
は燃料タンク2が備えられており、この燃料タンク2内
にはフロートアーム式の液位センサー3が内蔵され、燃
料を補給する給油口4の開閉蓋5には開放を検知する開
閉検知スイッチ6が設置されている。トラック1の運転
席7には、運転者により容易に確認可能な位置である前
方のダッシュボード8に各種の計器類を有する計器装置
9が装備され、その中には第一の燃料計10が配置され
ている。
【0023】また、燃料タンク2の給油口4の近くに
は、第二の燃料計11が設置されており、液位センサー
3によって検出されるタンク2内の燃料残量に対応した
液位を第一の燃料計10とともに指示可能に電気接続さ
れている。
【0024】第一の燃料計10および第二の燃料計11
は、樹脂ケース内に回転ナグネットを収容し回転軸先端
に固定した指針によって表示板の目盛を指示するよう、
ケースに交差して巻いたコイルに通電する構成の交差コ
イル式計器のような指針指示式計器、あるいは複数のセ
グメントを順次点灯してその点灯数により計測量を表示
する液晶表示装置や蛍光表示管のような電子式表示計器
が採用可能であるが、交差コイル式計器のような単純電
流計を液位センサー3の抵抗値変化に対応した電流通電
にて駆動する場合には、駆動回路を特に必要とせず駆動
でき、液位センサー3に各々の燃料計10,11を接続
すればよい。
【0025】このように、駆動回路を介在せず液位セン
サー3の液位に対応した抵抗値変化による電流値あるい
は電圧値で駆動される交差コイル式計器にて構成する場
合、通常の運転状態にて燃料残量を確認する第一の燃料
計10は、車両走行振動によるタンク内燃料の液位変動
をそのまま検出する液位センサー3の出力変動によって
指針が針振れしないよう、樹脂ケース内に粘性の高いシ
リコンオイル等の制動オイルを入れておき、回転マグネ
ットがそのオイル制動によって遅延動作するよう構成
し、車両が停車状態にある給油時に駆動される第二の燃
料計11は、液位センサー3の出力に即動するよう、シ
リコンオイルのような制動機構は何も入れない構成とし
てある。
【0026】こうした計器の組み合わせでは、計器本体
そのものに遅延機能を持たせることができるが、いずれ
も制動機構を採用せず計器本体そのものは即動タイプと
し、第一の燃料計10の信号入力ラインに単純に遅延コ
ンデンサを接続して指示を遅延させるように構成するこ
ともできる。
【0027】図2にて示した実施例は、第一,第二の燃
料計10,11ともに、駆動回路によって駆動される回
路構成であり、計器装置9にある他の走行速度計やエン
ジン回転計とともに駆動可能なたとえばマイクロコンピ
ュータおよび増幅回路等からなる駆動回路12を備えて
いる。
【0028】液位センサー3のフロートアームで接点駆
動される抵抗値変化を電圧検出し、駆動回路12にてA
/D変換して所定の指示特性に演算し指示信号を第一,
第二の燃料計10,11に出力するとともに、第一の燃
料計10の指示信号は入力電圧の変動に対して時間遅れ
を生じるような演算を行う遅延処理を実行してから出力
するようにしている。駆動回路12は、他の計器類を駆
動するマイクロコンピュータのような高機能処理回路の
一部機能として構成できるが、液位センサー3にて検出
した電圧出力のようなアナログ信号を単純増幅し、ある
いは変曲点を有する指示特性信号に変換するようなアナ
ログ回路で専用に構成することもできる。
【0029】第一の燃料計10は交差コイル式計器にて
構成されており、計器本体そのものには制動力の大きい
粘性オイルによる遅延機能はなく駆動回路12の遅延出
力によって駆動されるため、車両の走行による液面変動
に対しても指針の作動は十分な遅延駆動によって針振れ
を生じることなく安定した指示を行うことができる。
【0030】駆動回路12による遅延処理は、A/D変
換回路121にて液位センサー3の電圧出力をデジタル
信号(電圧レベルに対応した2進信号)に変換し、この
デジタル信号をたとえば積算処理や増減一方向への連続
変化回数判定などの遅延処理回路122によって行って
いるが、アナログ処理回路にて構成する場合は単純なC
R回路による積分駆動によって行うことができる。
【0031】車両の燃料タンク2の給油口4の近くに配
置される第二の燃料計11は、第一の燃料計10と同様
の交差コイル式計器にて構成することができ、計器本体
自体には遅延機能を持たせず指針の作動は良好な応答性
を持って駆動信号に応答するとともに、駆動回路12に
おける遅延処理回路122を通すことなく、液位センサ
ー3の出力に対して即動するよう駆動処理される。
【0032】従って、第一の燃料計10は、その遅延動
作によって車両走行振動や傾斜起伏路面走行に伴う液面
変動に影響されることなく、安定した指示をなして運転
中の運転者による読み取り確認を容易にし、第二の燃料
計11は、液位センサー3の出力に対する即動特性によ
って燃料の給油作業におけるタンク内燃料量の増加を確
認しながら所望量の給油を容易に行うことができるもの
である。
【0033】なお、第二の燃料計11の即動特性は、給
油による燃料増加に対して大きく遅らせることなく応答
指示できる程度に設定すればよく、給油に伴う液面の揺
れに対して若干の遅延処理を施して大きな針振れを生じ
ないようにしたり、あるいはこのような給油時の液面の
揺れによる液位センサー3の出力変動特性に対してのみ
遅延処理を施すようなフィルター機能を持たせてもよ
い。
【0034】また実施例では、第一の燃料計10および
第二の燃料計11ともに交差コイル式計器での計器構成
にて説明したが、指針指示式計器であれば他にステッピ
ングモータ式計器を採用することで、交差コイル式計器
にて見られるシールドケースでの残留磁気などによるヒ
ステリシスもなくより正確な指示特性を得ることもで
き、あるいは液晶表示素子や蛍光表示管などを用いた電
子表示装置によりバーグラフ表示を行うようにしてもよ
い。
【0035】図3は本発明の第二の実施例を説明するも
ので、第一の燃料計10への給電と第二の燃料計11へ
の給電を、イグニッションスイッチ13の開閉状態によ
って制御するようにしたものであり、ここではイグニッ
ションスイッチ13の接点位置にて全電装品への給電が
なされるON位置13Aをオン位置とし、オーデオ機器
などの一部への給電がなされるアクセサリー位置13B
をオフ位置として各燃料計10,11への給電制御を行
うようにしている。
【0036】すなわち、第一の燃料計10は通常の運転
状態であるイグニッションスイッチ13のON位置13
Aにて給電されて液位センサー3による検出レベルを指
示できるようにしてあり、第二の燃料計11はON位置
では給電されずアクセサリー位置13Bにて給電されて
通常運転時には指示せず給油時にイグニッションスイッ
チ13をアクセサリー位置13Bに位置させることで指
示可能に構成している。
【0037】従って、給油時にのみ指示可能であれば足
りる第二の燃料計11への給電は必要時にのみ行うこと
で通常運転時における不要な給電指示を行うことがな
く、無駄にバッテリー電力を消費することがない。な
お、この場合も第一の燃料計10は遅延駆動され第二の
燃料計11は即動されるよう構成することで、給油時に
おいて実際に即応した給油レベルの把握が容易となる。
【0038】また、イグニッションスイッチ13のオン
オフによる第一および第二の燃料計10,11への給電
制御は、アクセサリー位置13Bによるものでなくとも
ON位置13Aでのオンオフにより切り換える構成にし
てもよく、この場合車庫駐車のような長期不使用状態で
も給電されるようになるため、たとえばキー抜き忘れ検
出装置などの検出信号によりキー差込状態ではイグニッ
ションスイッチ13がオフ位置であっても第二の燃料計
11には給電されるように構成すればよい。
【0039】さらに、イグニッションスイッチ13のオ
ンオフに関わらず、給油口4の開閉蓋5に設置した開閉
検知スイッチ6により、給油時の蓋開放に伴う給電路の
形成によって第二の燃料計11への給電を行うようにし
てもよく、こうした構成にすれば、給油時必ず開放する
開閉蓋5に連動する開閉検知スイッチ6によって給油時
のみ給電することが可能となり、またこの開閉検知スイ
ッチ6によって少なくとも第二の燃料計11への給電指
示時には液位センサー3への通電もイグニッションスイ
ッチ13の開閉に関係なく制御するようにすることがで
きる。
【0040】なお、第一および第二の燃料計10,11
への給電制御は、その全体構成によって異なるものであ
り、液位センサー3としての可変抵抗体による検出電圧
に対応した通電量にて駆動する交差コイル式計器のよう
な単純な電流計方式では、計器本体と液位センサー3へ
の給電を制御すればよいし、他の計器との共通回路にて
たとえばPWM信号駆動する場合や指示特性を変換する
ような場合に用いる駆動回路12を備えるときには、こ
の駆動回路12への給電制御によって結果的に各燃料計
10,11への給電(指示信号の通電)を制御するよう
になる。
【0041】また、第一の燃料計10は、他の計器類と
ともに運転席前方の表示位置に配置されるのに対して、
第二の燃料計11は燃料タンク2の給油口4側から容易
に視認できる箇所に設置されることになるが、その計器
の形態によって設置個所や設置方法は様々に選択可能で
ある。
【0042】すなわち、第二の燃料計11を薄型の指針
式計器やバーグラフ表示装置で構成する場合は、給油口
4の付近にある燃料タンク2の表面や車体表面にたとえ
ば接着剤や両面テープによって固定することもでき、標
準の車両への追加電装品として簡単に設置することがで
きる。また色分けした複数のランプにより筒状の表示灯
を形成し多段の色別表示部によってバーグラフ形状の表
示形態を構成し、その多段点灯表示によって液位レベル
を表示するようにして第二の燃料計11を構成すれば、
その点灯量によって液位を確認することができ、給油口
側の車両上部に立設することで特にトラックのような大
型車における違和感のない表示が得られる。
【0043】また、第二の燃料計11への給電経路は、
第一の燃料計10との共通の駆動回路12によって駆動
する場合は計器装置9内に装備される駆動回路12から
給電線を引き回して行えばよいが、専用の駆動回路を備
える場合や単純な電流計方式にて液位センサー3からの
電圧で駆動するような場合には、燃料タンク2内に収納
される液位センサー3に直接接続できる構成にしてもよ
い。
【0044】さらに液位センサー3は、実施例にて説明
したフロートアーム式の抵抗体構造の他に、直動型フロ
ート式の抵抗検出構造や多段の光結合構造など、要は燃
料タンク2内の燃料残量を液位として検出できるもので
あればよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、運転席に配置された第
一の燃料計とは別に、共通の液位センサーによって検出
した液位信号によって駆動される第二の燃料計を車両の
燃料タンクの給油口側から容易に視認できる位置に設置
したことにより、給油の際には第二の燃料計の指示動作
を確認しながら容易に給油量を間違えることなく給油す
ることのできる車両用燃料計を提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる車両用燃料計の配置関係を示す
説明図。
【図2】 本発明になる車両用燃料計の実施例を示す回
路構成図。
【図3】 本発明の他の実施例を示す回路構成図。
【符号の説明】
1 車両 2 燃料タンク 3 液位センサー 4 給油口 5 開閉蓋 6 開閉検知スイッチ 7 運転席 8 ダッシュボード 9 計器装置 10 第一の燃料計 11 第二の燃料計 12 駆動回路 121 A/D変換回路 122 遅延処理回路 13 イグニッションスイッチ 13A ON位置 13B アクセサリー位置

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の燃料タンク内に設置されてタンク
    内燃料量を検出する液位センサーと、車両の運転者によ
    り視認できる位置に設けられた第一の燃料計と、前記燃
    料タンクの給油口側から容易に視認できる位置に設けら
    れた第二の燃料計と、からなり、前記第一および第二の
    燃料計は前記同一の液位センサーによる液位に対応した
    検出出力にて駆動されるとともに、前記第一の燃料計は
    液位センサーの出力変動に対して遅延動作をなし、前記
    第二の燃料計は液位センサーの出力に対して即動するよ
    う構成したことを特徴とする車両用燃料計。
  2. 【請求項2】 車両の燃料タンク内燃料量を検出する液
    位センサーからの液位信号に基づいて燃料残量を指示す
    るとともに、前記液位センサーの出力変動に対して遅延
    動作をなす運転席前方に設けられた第一の燃料計と、前
    記液位センサーの出力変動に対して即動する燃料タンク
    給油口周辺に設けられた第二の燃料計と、から構成した
    ことを特徴とする車両用燃料計。
  3. 【請求項3】 前記液位センサーにより検出された液位
    に対応して前記第一および第二の燃料計に駆動信号を出
    力する駆動回路を備え、前記駆動回路は前記液位センサ
    ーの出力変動に対して前記第一の燃料計を遅延駆動し、
    前記第二の燃料計を即応駆動するよう構成したことを特
    徴とする請求項1もしくは2に記載の車両用燃料計。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記第一の燃料計を可動部を
    有する指示計器にて構成するとともに、前記第一の燃料
    計は前記可動部の動きを制動して入力に対する遅延指示
    をなすようにしてなる請求項1もしくは2に記載の車両
    用燃料計。
  5. 【請求項5】 車両の燃料タンク内に設置されてタンク
    内燃料量を検出する液位センサーによる液位に対応した
    検出信号に基づいて液位を指示するよう、車両の運転者
    により視認できる位置に設けられた第一の燃料計と、前
    記燃料タンクの給油口側から容易に視認できる位置に設
    けられた第二の燃料計と、からなり、前記第一の燃料計
    はイグニッションスイッチのオン時に電源が供給され、
    前記第二の燃料計はイグニッションスイッチのオフ時に
    電源が供給されるよう構成したことを特徴とする車両用
    燃料計。
  6. 【請求項6】 車両の燃料タンク内に設置されてタンク
    内燃料量を検出する液位センサーによる液位に対応した
    検出信号に基づいて液位を指示するよう、車両の運転者
    により視認できる位置に設けられた第一の燃料計と、前
    記燃料タンクの給油口側から容易に視認できる位置に設
    けられた第二の燃料計と、前記液位センサーにより検出
    された液位に対応して前記第一および第二の燃料計に駆
    動信号を出力する駆動回路と、からなり、前記第二の燃
    料計は給油口の開閉蓋が開放された時にのみ電源供給さ
    れるよう構成したことを特徴とする車両用燃料計。
  7. 【請求項7】 燃料タンク内に設置した液位センサーに
    よってタンク内燃料量を検出し、前記液位センサーの出
    力変動に対して遅延動作をなす第一の燃料計を車両の運
    転者により視認できる位置に設けた車両における前記燃
    料タンクの給油口側から容易に視認できる位置に設置可
    能であって、前記液位センサーによる液位に対応した検
    出出力に対して即動するよう構成した第二の燃料計とし
    て機能する車両用燃料計。
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