JP2958925B2 - ドーナツ型柱上変圧器 - Google Patents

ドーナツ型柱上変圧器

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JP2958925B2 JP7334154A JP33415495A JP2958925B2 JP 2958925 B2 JP2958925 B2 JP 2958925B2 JP 7334154 A JP7334154 A JP 7334154A JP 33415495 A JP33415495 A JP 33415495A JP 2958925 B2 JP2958925 B2 JP 2958925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電柱に設置される電
力用の柱上変圧器に係り、その目的は設置時に偏心荷重
が電柱にかからず、電柱の安定性が優れたものとなる柱
上変圧器を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】従来の柱上変圧器は、図5に示すように
コイル(12)と鉄心(2)が配置された変圧器本体
が、略円筒状の鉄板製の外箱(11)に収められている
とともに外箱(11)と変圧器本体の間が電気絶縁油で
満たされているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の変圧器は構造上、電柱に取り付ける際に
は電柱外周面の一部分に固定せざるを得なかった。その
ため変圧器取付け後の電柱には、一方向側、即ち変圧器
が取り付けられた側のみにモーメント荷重が加わること
となり、構造上不安定となり地震等による倒壊の危険が
大きく、このような危険を少なくするため電柱立設時に
は地面を地下深くまで掘り下げて電柱下部を埋設する必
要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の課
題を解決するためになされたものであって、断面半円弧
状の鉄心と該鉄心の外側に巻回されてなる1次コイル及
び2次コイルからなる部分体が2個組み合わされてドー
ナツ形状とされてなる変圧器であって、前記各部分体の
上面には、1次接続端子及び2次接続端子が設けられて
おり、1次接続端子を介して一の部分体の1次コイルの
終線と他の部分体の1次コイルの始線とを接続し、2次
接続端子を介して一の部分体の2次コイルの終線と他の
部分体の2次コイルの始線とを接続することにより全体
として1個の変圧器が構成されるとともに、前記部分体
間のコイルの接続を解除することにより1個の部分体の
みを変圧器として使用することが可能であることを特徴
とするドーナツ型柱上変圧器に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るドーナツ型柱
上変圧器の実施形態について、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、ドーナツ型柱上変圧器(1)の実施形態の
一例を示す外観図、図2は図1の横断面図、図3は図1
のA−A断面図を示す。この例に係るドーナツ型柱上変
圧器(1)は、断面半円弧状の鉄心(2)と該鉄心
(2)の外側に巻回されてなる1次コイル(3)及び2
次コイル(4)からなる部分体が、締め金具(5)によ
り2個組み合わされて中空ドーナツ形状とされており、
内周面及び底面には受け金具(6)が配置されている。
また、鉄心(2)と1次コイル(3)の間、1次コイル
(3)と2次コイル(4)の間、2次コイル(4)と締
め金具(5)及び受け金具(6)との間、及びドーナツ
型柱上変圧器(1)上面には、樹脂(7)により絶縁処
理が施されている。樹脂(7)としては、電気絶縁性に
優れ、且つ一般の柱上変圧器に用いられる電気絶縁油よ
りも高温に耐えうるものであれば特に限定されないが、
エポキシ樹脂が好適に使用される。
【0006】また、前記部分体上部には、1次接続端子
(8)及び2次接続端子(9)が設けられており、1次
接続端子(8)を介して一の部分体の1次コイル(3)
の終線と他の部分体の1次コイル(3)の始線とが接続
され、2次接続端子(9)を介して一の部分体の2次コ
イル(4)の終線と他の部分体の2次コイル(4)の始
線とが接続される。このように、1次接続端子(8)及
び2次接続端子(9)を介して、2個の部分体のコイル
が接続されることにより、全体として1個のドーナツ形
状変圧器が構成される。
【0007】なお、上記のように2個の部分体のコイル
間の接続を行わずに1個の部分体のみを変圧器として使
用することも勿論可能であり、この場合、2個の部分体
を接続した場合の半分の入出力電圧仕様の変圧器として
用いることができる。このような接続形態の変更即ち入
出力電圧の変更は、切り換え用のタップ(図示しない)
により必要に応じて適宜可能とされる。
【0008】鉄心(2)としては、渦電流損による鉄損
を減少させるため、従来の柱上変圧器と同様、鉄板を幾
層にも巻いた巻鉄心が好適に用いられる。また図示しな
いが、変圧器冷却のためのひだや放熱器或いはファンを
締め金具(5)や受け金具(6)に設けてもよい。
【0009】上記構成のドーナツ形状変圧器(1)は、
図4に示すように電柱(10)に取り付けられる。すな
わち、2個の部分体により電柱(10)を挟み込んだ
後、締め金具(5)のボルトを締め付けることにより、
ドーナツ形柱上変圧器(1)を電柱(10)に挟持固定
するものである。このように本発明に係る変圧器は、電
柱(10)をドーナツ形柱上変圧器(1)の中に抱え込
んだ構造で取付けられるため、従来の柱上変圧器のよう
に電柱に偏心荷重が掛かることがない。なお、電柱(1
0)への取付け方は図4の例に限定されず、例えば電柱
(10)にドーナツ型の受け金具を設置してその上にド
ーナツ形柱上変圧器(1)を載置するような構成とする
こともできる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、断面半
円弧状の鉄心と該鉄心の外側に巻回されてなる1次コイ
ル及び2次コイルからなる部分体が2個組み合わされて
ドーナツ形状とされてなる変圧器であって、前記各部分
体の上面には、1次接続端子及び2次接続端子が設けら
れており、1次接続端子を介して一の部分体の1次コイ
ルの終線と他の部分体の1次コイルの始線とを接続し、
2次接続端子を介して一の部分体の2次コイルの終線と
他の部分体の2次コイルの始線とを接続することにより
全体として1個の変圧器が構成されるとともに、前記部
分体間のコイルの接続を解除することにより1個の部分
体のみを変圧器として使用することが可能であることを
特徴とするドーナツ型柱上変圧器であるから、以下に述
べる効果を奏する。すなわち、電柱への変圧器の取付け
時において、電柱を変圧器の中に抱え込んだ構造で取付
けられるため、従来の柱上変圧器のように電柱に偏心荷
重が掛かることがない。従って、電柱が安定し地震等に
よる倒壊の危険を小さくすることができるとともに、電
柱立設時の地面の掘り下げも従来よりも浅くて済む。更
に、従来のように電柱に変圧器取付けのための突出し棒
を設ける必要がなく外観上優れたものとなるとともに、
取付け作業も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドーナツ型柱上変圧器の実施形態
の一例を示す外観図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】本発明に係るドーナツ型柱上変圧器の、電柱へ
の取付け方法の一例を示す図である。
【図5】従来の柱上変圧器を示す一部切欠外観図であ
る。
【符号の説明】
1 ドーナツ型柱上変圧器 2 鉄心 3 1次コイル 4 2次コイル 8 1次接続端子 9 2次接続端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面半円弧状の鉄心と該鉄心の外側に巻
    回されてなる1次コイル及び2次コイルからなる部分体
    が2個組み合わされてドーナツ形状とされてなる変圧器
    であって、前記各部分体の上面には、1次接続端子及び
    2次接続端子が設けられており、1次接続端子を介して
    一の部分体の1次コイルの終線と他の部分体の1次コイ
    ルの始線とを接続し、2次接続端子を介して一の部分体
    の2次コイルの終線と他の部分体の2次コイルの始線と
    を接続することにより全体として1個の変圧器が構成さ
    れるとともに、前記部分体間のコイルの接続を解除する
    ことにより1個の部分体のみを変圧器として使用するこ
    とが可能であることを特徴とするドーナツ型柱上変圧
    器。
JP7334154A 1995-11-28 1995-11-28 ドーナツ型柱上変圧器 Expired - Fee Related JP2958925B2 (ja)

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