JP2958667B2 - 高密度磁気記録読取方式 - Google Patents

高密度磁気記録読取方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリペイドカード、ク
レジットカード等のようなカード状記録媒体や、その他
の磁気記録媒体に用いられている磁性材に対して情報を
高密度に磁気記録し、その情報を確実に読取れるように
した高密度磁気記録読取方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保磁力の異なる2種の磁性体を用
いて、各々別の情報を記録するようにしたものがある
(特公昭57−33601号公報)。この公報に記載さ
れたものは、例えば3000エルステッドで真の情報を
記録した後、300エルステッドでノイズ信号を記録し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に示された方法は、低保磁力の磁性体に記録されたも
のは、単にノイズ信号でしかなく、読取り時には何か信
号があればノイズ信号が記録されているものとしてこれ
を消去し、その後に真の情報を読取るようにしている。
低保磁力の磁性体には単にダミー記録して、セキュリテ
イを高めたものに過ぎず、磁気記録の密度を高めたもの
ではない。また、単に低保磁力の磁性体に真の情報を記
録しても、高保磁力の磁性体の記録情報により影響を受
け、低保磁力の磁性体の情報を正確に読むことは不可能
であった。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、保磁力の異なる磁性体の混合比又は積層比を調整す
ることにより、セキュリテイ性を確保したままで高密度
な磁気記録読取が可能となる方式を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は高密度磁気記録
読取方式に関するもので、本発明の上記目的は、保磁力
の異なるm種(mは2以上の自然数)の磁性体を、その
残留磁束比で、高い保磁力の方から各々1対3以上とな
るように混合又は積層させ、一番高い保磁力の磁性体に
記録するための第mの電流により第mの情報を磁気記録
し、その次に高い保磁力の磁性体に記録するための第
(m−1)の電流により第(m−1)の情報を記録し、
これら記録動作を全体でm回繰返してm種の情報を磁気
記録し、読取り時には、一番低い保磁力の磁性体に記録
された第1の情報を読取った後、その一番低い保磁力の
磁性体に記録された第1の情報のみを消去し、その後次
に低い保磁力の磁性体に記録された第2の情報を読取っ
た後、この第2の情報のみを消去し、これら読取動作を
全体でm回繰返してm種の情報を読取ることによって達
成される。
【0006】
【作用】本発明では、保磁力の異なる2種以上のm種磁
性体を、各磁性体間で残留磁束比が高い保磁力の方から
各々1対3以上となるように混合又は積層して、記録材
料とする。記録時には、一番高い保磁力の磁性体から順
次次に低い保磁力の磁性体に記録するように、各々異な
ったm種の電流で各磁性体を飽和させてm種の情報を磁
気記録する。そして、読取り時には、一番低い保磁力の
磁性体に記録された情報を読取って後に消去し、以降順
次保磁力の高い磁性体の情報を読取っては消去し、全体
でm種の情報を読取るようにしている。
【0007】
【実施例】本発明に用いる記録材料は1種類の磁性体で
形成されたものではなく、互いに保磁力が異なる2種以
上の磁性体で混合生成又は積層されたものを使用してい
る。2種以上の磁性体であれば良いが、本実施例では便
宜上2種の磁性体で混合又は積層した磁性材料について
説明する。
【0008】図1は、高保磁力磁性体(例えばHc=2
750[Oe])と低保磁力磁性体(例えばHc=65
0[Oe])とで成る磁性材料の磁気ヒステリシス特性
を示すものである。図2は上記記録材料の磁性特性の一
例を示すもので、磁化特性を磁化力Hに対する磁化率x
の関係で示している。
【0009】図3の(A)は高保磁力磁性体の磁化状態
の例を示しており、同図(B)は低保磁力磁性体の磁化
状態の例を示している。そして、上記高保磁力磁性体と
低保磁力磁性体の混合体を生成すると、その磁化状態は
図3の(C)のようになり、この磁化状態を読取ヘッド
で磁気的に読取ると、図3の(D)のような読取信号R
Sが得られる。したがって、この読取信号RSにおい
て、スレッショルド±THより絶対値が大きいピークの
みが低保磁力磁性体の信号となり、高保磁力磁性体の信
号は低保磁力磁性体の信号を消去すると得られることが
分る。
【0010】図4は記録読取回路のブロック図の一例を
示しており、上述した記録材料が層設されたカード1に
対して、記録ヘッド2及び読取ヘッド3が接触するよう
にして設けられている。記録データWS及び記録用クロ
ックCL1はパラレル/シリアル変換回路10を経て変
調器11で変調され、増幅器12を経て記録ヘッド2で
カード1の磁性層に変調された記録データWSが記録さ
れる。磁性層に記録されたデータは読取ヘッド3で読取
られ、増幅器25で増幅された読取信号RAがピークレ
ベル検出回路22に入力され、ピークレベル検出回路2
2の出力PSはコンパレータ21で所定のしきい値と比
較され、その出力CSが復調器20に入力されて読取デ
ータRD及びクロックCL2として出力されるようにな
っている。
【0011】その動作を図5及び図6を参照して説明す
る。高保磁力磁性体への記録データを、例えば図5の
(A)に示す“0、1、0、0、1、1”とすると、通
常のF−2F記録の場合には“1”は1ビット内に1回
磁束変化があり、“0”は1ビット内では磁束変化がな
いので、記録(磁束)は図5の(C)のようになる。従
って、図5の(C)の磁束変化を生じるように、大電流
によって高保磁力磁性体に(A)のデータD1を記録す
る。この場合、低保磁力磁性体にも同一のデータD1が
記録される。この様子を図5の(E)に示す。同様に、
低保磁力磁性体への記録データが図5の(B)の“1、
1、0、1、0、1”であれば、図5の(D)のような
記録(磁束)となるので、中電流によって低保磁力磁性
体のみに(B)の上記データD2を記録する。この場
合、高保持力磁性体の記録時のクロックと同期がとれて
いる必要はない。同期がとれている場合、磁性体全体と
しての磁化状態は、同図(C)、(D)の合成によって
(F)のようになる。このような記録データWS(D
1、D2)は記録用クロックCL1と共にパラレル/シ
リアル変換回路10に入力され、シリアル信号に変換さ
れた記録データ及びクッロクが変調器11に入力され
る。なお、記録用クロックCL1は各磁性体毎に異なっ
てもよい(F−2Fであるので、各記録毎にセルフクロ
ックが入るようになっている)。変調器11で変調され
た変調信号DMは、増幅器12を介して記録ヘッド2で
カード1の磁性層に上述の如く電流を変えて書込まれ
る。書込まれたカード記録部の断面状態は図5(G)の
ようになる。
【0012】磁性層に書込まれたデータD1、D2はそ
の後に読取ヘッド3で読取られ、増幅器25で増幅され
た図6(A)で示す読取信号RAはピークレベル検出回
路22に入力される。低保磁力磁性体の磁束変化に伴う
読取信号RAのピークは、高保磁力磁性体の磁束変化に
伴う読取信号ピークに比べて非常に大きい。したがっ
て、ピークを検出後、一定のスレッショルド±TH1に
従ってコンパレータ21で比較し、それより大きいピー
クのみを低保磁力磁性体の読取信号として検出する。図
6(B)は低保磁力磁性体の磁束変化を示し、同図
(C)が読取ったコードを示している。すなわち、図6
(B)の○は反転があることを示しており、同図(C)
の読取データは図5の(B)の記録データD2と同一に
なっている。
【0013】次に、中電流の直流バイアスによって、低
保磁力磁性体の記録データを直流消磁する。この場合、
高保磁力磁性体の記録データは消去されない。磁化状態
は図6の(D)のようになる。そして、読取ヘッド3で
カード1の記録情報を読取ると、図6(E)に示すよう
な読取信号RAが得られ、ピークを検出して高保磁力磁
性体の読取信号として検出する。そして、高保磁力磁性
体の磁束変化は図6の(F)となり、高保磁力磁性体の
読取コードは同図(G)となり、図5(A)の記録デー
タD1と一致する。
【0014】なお、上述の実施例では2種の磁性体の例
について述べたが、3種以上のm種の磁性体の磁性層に
ついても適用可能である。また、図4の記録ヘッド2と
読取ヘッド3は1つで兼用できる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の記
録密度の倍の記録密度を達成できる。m種の磁性体であ
ればm倍の記録密度が得られる。また、信号処理が複雑
なため、解読、コピー等の不正に対するセキュリティが
向上する。ここで、残留磁束比で高い保磁力の方から各
々1対3以上となるように混合又は積層させるというこ
とは、例えば4種の磁性体を保磁力の高い方からA、
B、C、Dと名付けた場合、残留磁束比でA:B=1:
3、B:C=1:3、C:D=1:3を意味し、A:
B:C:D=1:3:9:27を意味している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる記録材料の磁気ヒステリシス曲
線の一例を示す図である。
【図2】本発明に用いる記録材料の磁化特性図である。
【図3】本発明の原理を説明するための図である。
【図4】本発明に用いる記録読取回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明の動作を説明するための図である。
【図6】本発明の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 カード 2 記録ヘッド 3 読取ヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保磁力の異なるm種(mは2以上の自然
    数)の磁性体を、その残留磁束比で、高い保磁力の方か
    ら各々1対3以上となるように混合又は積層させ、一番
    高い保磁力の磁性体に記録するための第mの電流により
    第mの情報を磁気記録し、その次に高い保磁力の磁性体
    に記録するための第(m−1)の電流により第(m−
    1)の情報を記録し、これら記録動作を全体でm回繰返
    してm種の情報を磁気記録し、読取り時には、一番低い
    保磁力の磁性体に記録された第1の情報を読取った後、
    その一番低い保磁力の磁性体に記録された第1の情報の
    みを消去し、その後に次に低い保磁力の磁性体に記録さ
    れた第2の情報を読取った後、この第2の情報のみを消
    去し、これら読取動作を全体でm回繰返してm種の情報
    を読取るようにしたことを特徴とする高密度磁気記録読
    取方式。
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