JP2957898B2 - Icパッケージ供給準備装置 - Google Patents

Icパッケージ供給準備装置

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JP2957898B2
JP2957898B2 JP6229389A JP22938994A JP2957898B2 JP 2957898 B2 JP2957898 B2 JP 2957898B2 JP 6229389 A JP6229389 A JP 6229389A JP 22938994 A JP22938994 A JP 22938994A JP 2957898 B2 JP2957898 B2 JP 2957898B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のICモジュール
が搭載されたフィルム基板より各ICモジュールの部位
をICパッケージとして分離し、このICパッケージ分
離工程で分離した各ICパッケージを搬送装置により所
定のトレイに集積して、次工程のICカード基材の凹部
に前記ICパッケージを装着するICパッケージ搭載工
程に備えるICパッケージ供給準備装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカード製造装置は、一般にフィルム
基材供給工程と、パターン形成工程と、ICモジュール
形成工程とからなるフィルム基板形成工程、及び、IC
カード基材形成工程、並びに、フィルム基板よりICパ
ッケージを分離してICカード基材の凹部に装着するI
Cパッケージ搭載工程から構成される。
【0003】すなわち、図7に示すように、フィルム基
材供給工程では、例えばガラス・エポキシ樹脂からなる
帯状のフィルムを所定間隔に切断して供給する。
【0004】次いで、パターン形成工程において、フィ
ルム基材上に所定のパターンを形成する。図8におい
て、フィルム基材1は、基材の一側面2上に銅箔3を接
着した後、マスキングを施しエッチングを行って所定の
パターン4,4を形成し、更に、銅箔3上に導電用のメ
ッキ5(通常は金メッキ)が施され、しかる後、フィル
ム基材1に、当該フィルム送給用の複数の穴6,6が等
ピッチで形成される。
【0005】そして、前述のようにして形成されたフィ
ルム基材1は、ICモジュール形成工程において、前記
各パターン4,4上にIC(図示を省略)を載置し、ボ
ンディングをしてICを各パターンと接続する。これに
よりフィルム基板10が形成される。
【0006】その後、各ICモジュール31,31は、
当該ICモジュールが載置されるフィルム基材と共にフ
ィルム基板より分離される(ICパッケージ分離工
程)。このフィルム基材部とICモジュールが一組のI
Cパッケージ30を構成する。
【0007】他方、射出成形法によりICカード基材4
0が形成され(ICカード基材形成工程)、前記各IC
パッケージ30が、ICカード基材40の凹部43に搭
載されて(ICパッケージ搭載工程)、ICカードが形
成される。
【0008】ところで、前記ICパッケージ分離工程で
は、前述したように、複数のICモジュールが搭載され
たフィルム基板より各ICモジュールの部位をICパッ
ケージとして分離する。そして、このICパッケージ分
離工程で分離した各ICパッケージは、ICパッケージ
供給準備装置により、次工程のICパッケージ搭載工程
(ICカード基材の凹部に前記ICパッケージを装着す
る工程)に備えられる。このICパッケージ供給準備装
置は、分離したICパッケージを搬送装置により所定の
トレイに集積するものである。
【0009】従来においては、このICパッケージ供給
準備装置は、フィルム基板より各ICモジュールの部位
を2個一組のICパッケージとして分離する装置と、分
離した各一組ICパッケージを順次集めて切断粉を除去
する等の処理を行うステージと、この集められたICパ
ッケージを搬送装置により各一組ずつ所定のトレイに集
積する装置とから構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のICパッケ
ージ供給準備装置は、分離した2個一組のICパッケー
ジを前記ステージに搬送するのは一般に吸着装置を備え
た搬送装置によりなされると共に、この集められた各一
組のICパッケージを所定のトレイに搬送するものも吸
着装置を備えた搬送装置によりなされており、そして、
トレイに集積するICパッケージの一組の間隔は、当初
のICパッケージの一組の間隔と同じものとされてい
た。
【0011】従って、トレイは前記当初のICパッケー
ジの一組の間隔に拘束されるので、自ずとトレイ及び次
工程への準備構造が規制されることになる。他方で、搬
送時に、搬送アームの先端部位においてピッチの変更を
なす機構を組み込むことも考慮されたが、搬送装置はそ
の駆動が高速化するように搬送アームは可及的に軽量化
が要求されるので、アームにピッチ変更の機構を設ける
ことは好ましくない。
【0012】また、前記従来のICパッケージ供給準備
装置は、前述したフィルム基板より各ICモジュールの
部位を2個一組のICパッケージとして分離する装置
と、分離した各一組ICパッケージを順次集めて切断粉
を除去する等の処理を行うステージと、この集められた
ICパッケージを搬送装置により各一組ずつ所定のトレ
イに集積する装置の間において、2個一組のICパッケ
ージがそれぞれ1対1の対応をなしているものであっ
て、動作の連係に時間が掛っている。すなわち、分離装
置から搬送されてきた一組のICパッケージがステージ
に搬送されると、その搬送装置のアームが離脱した後に
当該一組のICパッケージをトレイに搬送するものであ
り、先の搬送装置が搬送を終了しないと後の搬送装置が
駆動できない構成であり、その改良が望まれていた。
【0013】そこで、本発明は、供給準備されるICパ
ッケージの一組の間隔(ピッチ)を変更可能で、しか
も、搬送装置の連係がスムーズに行うことの可能な供給
準備装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のICモ
ジュールが搭載されたフィルム基板より各ICモジュー
ルの部位をICパッケージとして分離し、このICパッ
ケージ分離工程で分離した各ICパッケージを搬送装置
により所定のトレイに集積して、次工程のICカード基
材の凹部に前記ICパッケージを装着するICパッケー
ジ搭載工程に備えるICパッケージ供給準備装置におい
て、ICパッケージ分離工程で分離したICパッケージ
を2個一組で搬送する第1の搬送装置と、前記2個一組
のICパッケージが複数組載置されるターンテーブル
と、前記ターンテーブル上の各組のICパッケージを2
個一組で搬送する第2の搬送装置と、前記第2の搬送装
置により搬送されたICパッケージを集積するトレイ
と、を備え、前記ターンテーブルは、前記一組2個のI
Cパッケージを個別に収納する各一対の収納具を有し、
前記一対の収納具は、少なくとも一方の収納具が他方の
収納具に対し所定間隔だけ移動可能に設けられると共
に、前記ターンテーブルには前記一方の収納具を移動さ
せる駆動機構を設けたICパッケージ供給準備装置であ
る。
【0015】
【作用】本発明によれば、分離され搬送されてきた一組
のICパッケージはターンテーブル上の収納具に収納さ
れるので、初回を除き第1及び第2の搬送装置はターン
テーブルの回転に伴い、同時に駆動することができる。
更に、前記一組2個のICパッケージを個別に収納する
各一対の収納具を有し、前記一対の収納具は、少なくと
も一方の収納具が他方の収納具に対し所定間隔だけ移動
可能に設けられると共に、前記ターンテーブルには前記
一方の収納具を移動させる駆動機構を設けているので、
ここで各一組のICパッケージのピッチを変更すること
ができることとなる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明を図1から図6に示す実施例
に基づいて説明する。図1ないし図3に示すように、本
実施例のICパッケージ供給準備装置51は、ICモジ
ュール30が製作されたフィルム基板10を供給するフ
ィルム基板供給部52と、このフィルム基板10を搬送
レール54上に導入するフィルム基板導入部53と、こ
の搬送レール54上に設けられ、フィルム基板10から
一組のICパッケージ30を切出して分離するICパッ
ケージ分離部55と、この分離されたICパッケージ3
0をターンテーブル部57の収納部に移送する第1の搬
送装置56と、このICパッケージ30の切断粉を除去
する等の処理を行うターンテーブル部57から、不良パ
ッケージ30を選別して、トレイAに整列して収納する
第2の搬送装置58とから構成されている。
【0017】そして、予め試験済のフィルム基板10
が、フィルム基板供給部52から一枚ずつフィルム基板
導入部53に移送され、この導入部53により搬送レー
ル54上に導入され、搬送レール54上を移動する。次
に、このフィルム基板10が、ICパッケージ分離部5
5に到達すると、ICパッケージ30が2個一組ずつ切
り出されて分離し、分離した2個一組のICパッケージ
30が第1の搬送装置56により、ターンテーブル部5
7に移送される。更に、このターンテーブル部57にお
いて、各ICパッケージ30の切断粉が除去処理され、
次にICパッケージ30間のピッチを、フィルム基板1
0上のピッチからトレイ用のピッチに変更され、第2の
搬送装置58によりトレイA,A,…に整列して収納さ
れるように構成されている。
【0018】尚、このトレイAは、複数のトレイA,
A,…が積層されたトレイ供給部60から、トレイ搬送
レール61上に一枚ずつトレイAが供給され、トレイ搬
送レール61上を、図中の左方向に移動するようになさ
れている。そして、トレイAは、トレイ搬送レール61
上のICパッケージ収納位置に位置決めされて停止し、
第2の搬送装置58により、ターンテーブル部57上の
ICパッケージ30が2個一組ずつ搬送されて、所定数
のICパッケージ30が収納される。収納完了後には、
再び、トレイ搬送レール61を左方向に移動し、トレイ
集積部62に集積される。また、このトレイAは、例え
ば、8×8個のICパッケージ30を整列配置できる大
きさに形成され、このトレイAにICパッケージ30
が、フィルム基板10上のICパッケージ30間距離と
は、異なる間隔によりセット収納されようになされてい
る。
【0019】前記フィルム基板供給部52は、フィルム
基板10,10,…が積層されたフィルム基板マガジン
64から、吸着ヘッド65aを備えたピックアップ移送
装置65により、フィルム基板10が供給されている。
すなわち、導入部53のステージ67の所定位置に、一
枚ずつフィルム基板10が、ピックアップ移送装置65
により移送されて供給される。
【0020】前記導入部53は、搬送レール54の導入
口54aに連続した導入ステージ67と、プッシャー装
置68と、図示を省略した基板検出センサとから構成さ
れている。
【0021】この導入ステージ67は、上面が搬送レー
ル54の導入口54aに連続した平板により形成され、
水平に設置されている。また、プッシャー装置68は、
ステージ67上の搬送レール54の導入口54aに対向
する位置に配置され、図示を省略したエアシリンダが内
蔵されており、このエアシリンダの伸縮ロッドには、プ
ッシュ部材68aが固定されている。そして、このエア
シリンダは、図示を省略した制御回路部に電気的に接続
され、この制御回路部により、エアシリンダの動作が制
御されている。このプッシュ部材68aは、フィルム基
板10の幅より広幅な板状部材に形成され、このエアシ
リンダの作動により、導入口54aに向けて移動が可能
に設けられている。また、エアシリンダの伸縮ロッドが
後退しているときには、ステージ67上のプッシュ部材
68aと導入口54aとの間の間隔は、フィルム基板1
0の長さより大きく設定されており、このステージ67
にフィルム基板10を移送してセットするスペースが十
分に確保されている。従って、このステージ67の所定
位置にピックアップ移送されたフィルム基板10は、導
入部53のプッシャー装置68により、導入方向の後端
を押されて、先端が搬送レール54の導入口54aに導
入される。
【0022】更に、搬送レール54の所定箇所には、図
示を省略した基板検出用センサが設けられ、この基板検
出用センサは、非接触式の光ファイバーセンサが用いら
れている。また、この基板用センサは制御回路部に接続
され、フィルム基板10の導入側の先端が搬送レール5
4の搬送機構に到達したことを検出し、制御回路部に通
知している。そして、この検知信号により、制御回路部
は、フィルム基板10が搬送レール54に設けられてい
る搬送機構に到達したと判定し、プッシャー装置68を
導入動作を停止し、初期状態に復帰させ、後続するフィ
ルム基板10を、ステージ67にセット可能にして、搬
送レール54に導入できるように設けられている。
【0023】また、搬送レール54の所定箇所には、図
示を省略した不良ICパッケージ検出用センサが設けら
れており、この検出用センサは、非接触式の光ファイバ
ーセンサが用いられている。すなわち、このICパッケ
ージ供給準備装置により処理する前に、予め試験装置に
より、フィルム基板にICパッケージ30を搭載したま
ま、各ICパッケージ30の電気的な動作試験が実行さ
れている。そして、不良のICパッケージ30には、フ
ィルム基板の所定箇所に不良品を示すパンチ孔が設けら
れ、このパンチ孔を不良ICパッケージ検出用センサが
検出して制御回路部に通知し、これにより不良ICパッ
ケージ30を識別して、後述する第2搬送装置58によ
る移送時に、不良ICパッケージ30を選別して廃棄し
ている。
【0024】前記搬送レール54は、水平に配置され、
内部断面形状がフィルム基板10の断面形状応じて形成
された上下レールにより構成されている。尚、この搬送
レール54の後端側(図1及び図3の右側)には、基板
排出部71が設けられており、ICパッケージ30が分
離されたフィルム基板10を、図示を省略したバスケッ
トに集積して廃棄できるようにしている。
【0025】前記ICパッケージ分離部55は、搬送レ
ール54の途中に設けられており、ピッチ送り部73
と、打抜き部74とから構成されている(図3参照)。
従って、このピッチ送り部73により、搬送されてくる
フィルム基板10は、搬送レール54上を基板長手方向
のICパッケージ30間ピッチ幅に送られ、打抜き部7
4に所定の位置決めが行われる。そして、打抜き部74
により、この基板上に製作された2つのICパッケージ
30を、同時に打抜きにより分離している。
【0026】前記第1の搬送装置56は、先端に一組の
吸着ヘッドを備えたスイングアーム76と、このアーム
76を下方にスイングするスイング駆動部とから構成さ
れ、ICパッケージ分離部55により分離された一組2
個のICパッケージ30を、アーム76先端の吸着ヘッ
ドにより吸着保持し、このアーム76の一回のスイング
動作により、分離された2個一組のICパッケージ3
0,30を、ターンテーブル部57の収納部に移送する
ように設けられている。
【0027】前記ターンテーブル部57は、水平回転可
能に設置されたターンテーブル本体80と、このターン
テーブル本体80を1/4回転ずつ回転駆動する回転駆
動部81と、このターンテーブル本体80の外周に設置
されたICパッケージ30の収納部82と、ターンテー
ブル本体80の外周下方の第1回転位置に設置された切
断粉除去部83と、第3回転位置に設置されたピッチシ
フト部84とから構成されている。
【0028】前記切断粉除去部83は、ターンテーブル
本体80の第1回転位置の下方に設けられ、集塵装置8
6のエアダクト86aが接続されている。従って、この
集塵装置86から所定吸入圧のエアが供給されており、
このエア圧力により、収納部82に載置された各ICパ
ッケージ30,30から切断粉を除去できるようにして
いる。
【0029】前記ターンテーブル本体80は、更に図4
ないし図6に示すように、上面が平坦な円板状に形成さ
れ、この上面の外周の4分円箇所には、一組のICパッ
ケージ30を載置する収納部82が設けられている。ま
た、このターンテーブル本体80は下方の回転駆動部8
1により、1/4回転ずつ回転駆動されるようになされ
ている。
【0030】前記収納部82は、ターンテーブル本体8
0に基端が固定された固定収納部87と、この固定収納
部87にスライド軸88を介して取付けられた可動収納
部89とから構成されている。
【0031】すなわち、この固定収納部87と可動収納
部89の上面には、ICパッケージ30の外形状に応じ
た凹部87a,89aが設けられており、ICパッケー
ジ30を確実に載置できるようにしている。また、両収
納部87,89には、スライド孔87b,89cが水平
に貫設されており、このスライド孔87b,89bに
は、両収納部87,89を貫通する長さのスライド軸8
8が嵌入されている。更に、このスライド軸88の両端
には、抜け止めワッシャ87c,89cが固定されてお
り、固定収納部87側のスライド軸88の突出部には、
弾性スプリング90が縮設され、このスプリング90に
より、可動収納部89が固定収納部87に、常時、押付
けられるようにしている。
【0032】また、この可動収納部89には、平面視L
字状のシフトガイド部材91が設けられており、このガ
イド部材91の先端には、回転ローラ92が設けられて
いる。また、この回転ローラ92の下方のターンテーブ
ル本体80には、後述するピッチシフト部84のシフト
ロッド96の突出位置に応じて、大径のロッド孔93が
垂直に貫設されている。従って、ターンテーブル本体8
0が回転して、収納部82が第3回転位置に到達したと
きには、シフトロッド96の先端が、このロッド孔93
を通過して、回転ローラ92に当接できるように設けら
れている。
【0033】前記ピッチシフト部84は、ターンテーブ
ル本体80の第3回転位置の下方に設けられたシフト駆
動部95と、この駆動部95の伸縮ロッド95aに固定
されたシフトロッド96とから構成されている。
【0034】すなわち、このシフト駆動部95は、ター
ンテーブル本体80の第3回転位置の下方に、装置側に
垂直に固定されており、図示を省略した制御回路部に電
気的に接続され、この制御回路部により、シフト駆動部
95の動作が制御されている。また、このシフト駆動部
95は、上面から伸縮ロッド95aが突出している。更
に、この伸縮ロッド95aの先端には、基板95bを介
してシフトロッド96が垂直に固定されている。このシ
フトロッド96先端には、テーパー面96aが設けられ
ている。従って、ターンテーブル本体80が回転して、
収納部82が第3回転位置に到達したときには、シフト
ロッド96が突出して、このシフトロッド96の先端
が、前記ロッド孔93を通過して、可動収納部89の回
転ローラ92に当接する。そして、この先端のテーパー
面96aにより回転ローラ92を押圧して、可動収納部
89全体を図6の左方向(固定収納部87から離れる方
向)に移動するようになされている。
【0035】前述のように、可動収納部89全体が移動
して固定収納部87から離れたとき、固定収納部87の
凹部87aと、可動収納部89の凹部89aとの間隔
は、トレイAの整列ピッチと等しくなる。また、シフト
ロッド96が後退(下降)してシフトロッド96の先端
が前記回転ローラ92から離れると、可動収納部89全
体は、図4に示す左方向に移動するようになされてい
る。
【0036】前記第2の搬送装置58は、水平なX・Y
方向に移動可能なロボット・アーム98の先端に一組の
吸着ヘッド98aを設けて構成されており、専用のマイ
クロ・コンピュータを備えた制御部99により動作が制
御されている。また、このアーム98先端の吸着ヘッド
98aの間隔は、前述したトレイAの配置間隔に応じて
設定されている。従って、ターンテーブル部57のピッ
チが変更された収納部82から、2個一組のICパッケ
ージ30,30を移送し、トレイAに順次、収納できる
ようにしている。
【0037】尚、100は、一つのICパッケージ30
を一時的に載置する載置板であり、この下方には、不良
ICパッケージ30を廃棄する廃棄シュートの投入口1
01が設けられており、ICパッケージ30をターンテ
ーブル部57からトレイAに移送すると同時に、不良な
ICパッケージ30を廃棄することができるように設け
られている。すなわち、2つのICパッケージ30のう
ち片方が不良品の場合は、良品のICパッケージ30
を、この載置板に載せる一方、不良品のICパッケージ
30を投入口に廃棄するようにしている。そして、通常
の2個一組の搬送が続いて、再びICパッケージ30の
一組の片方が不良品である場合に、この不良品を廃棄
し、前記の載置された良品パッケージと共に、2個のI
Cパッケージ30としてトレイAにセットするように設
けられているものである。
【0038】次に、本装置のターンテーブル部57に備
えられたピッチシフト部84の動作を図4及び図6に基
づいて説明する。
【0039】まず、図4に示される初期状態において
は、ピッチシフト部84の伸縮ロッド85aが縮退(ス
プリング90により可動収納部89が固定収納部87に
押付けられる状態)され、ターンテーブル部57上の収
納部82に収納された2個のICパッケージ30間のピ
ッチは、フィルム基板10上のICモジュール31,3
1と同様なピッチとなっている。
【0040】そして、ターンテーブルが所定の回転動作
を行い、収納部82がトレイAへの移送位置に到達する
と、収納部82に載置されているICパッケージ30,
30間のピッチが、フィルム基板上のピッチからトレイ
用のピッチに変更される。
【0041】すなわち、図6に示すように、ピッチシフ
ト部84の伸縮ロッド85aが突出し、伸縮ロッド11
aの先端部が可動収納部89のローラ部(回転ローラ9
2)に当接し、可動収納部89が固定収納部87から所
定距離だけ水平方向に移動される。従って、収納部82
の2個のICパッケージ30,30間のピッチは、トレ
イAの整列ピッチに変更され、一度に2つのICパッケ
ージ30,30を、第2の搬送装置58によりスムーズ
に移送することができる。
【0042】そして、収納部82からICパッケージ3
0が、第2の搬送装置58により移送されると、ピッチ
シフト部84の伸縮ロッド95aが縮退し、図4に示さ
れる初期状態に復帰し、分離部55からフィルム基板上
のピッチと等しいピッチで分離されてくる爾後のICパ
ッケージ30,30を載置可能としている。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、分離さ
れ搬送されてきた一組のICパッケージはターンテーブ
ル上の収納具に収納されるので、初回を除き第1及び第
2の搬送装置はターンテーブルの回転に伴い、同時に駆
動することができる。従って、第1及び第2の搬送装置
は連係がスムーズに行われる。
【0044】更に、前記一組2個のICパッケージを個
別に収納する各一対の収納具を有し、前記一対の収納具
は、少なくとも一方の収納具が他方の収納具に対し所定
間隔だけ移動可能に設けられると共に、前記ターンテー
ブルには前記一方の収納具を移動させる駆動機構を設け
ているので、ここで各一組のICパッケージのピッチを
変更することができることとなる。従って、当初のIC
パッケージのピッチに拘束されない自由度の高い装置を
得ることができる。
【0045】このように、本発明によれば、供給準備さ
れるICパッケージの一組のピッチを変更可能で、しか
も、搬送装置の連係がスムーズに行うことが可能であ
り、延いてはより簡易で高速化の可能な供給準備装置を
得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICパッケージ供給準備装置の実施例
に係り、全体構成を示す概略正面図。
【図2】本実施例のICパッケージ供給準備装置の全体
構成を示す概略側面図。
【図3】本実施例のICパッケージ供給準備装置の全体
構成を示す概略平面図。
【図4】本実施例のピッチシフト部に係り、(a)は上
面図、(b)は全体構成を示す概略正面図。
【図5】本実施例のピッチシフト部の概略側面図。
【図6】本実施例のピッチシフト部の作動状態を示し、
(a)は上面図、(b)は全体構成を示す概略正面図。
【図7】ICカード製造の工程を示す図である。
【図8】フィルム基材を示す平面図である。
【符号の説明】
1 フィルム基材 10 フィルム基板 30 ICパッケージ 31 ICモジュール 40 ICカード基材 43 凹部 51 ICパッケージ供給準備装置 52 フィルム基板供給部 53 フィルム基板導入部 54 搬送レール 54a 搬送レールの導入口 55 ICパッケージ分離部 56 第1の搬送装置 57 ターンテーブル部 58 第2の搬送装置 60 トレイ搬送レール 61 トレイ供給部 62 トレイ集積部 64 フィルム基板マガジン 65 ピックアップ移送装置 65a ピックアップ移送装置の吸着ヘッド 67 導入ステージ 68 プッシャー装置 68a プッシャー装置のプッシュ部材 71 基板排出部 73 ピッチ送り部 74 打抜き部 76 スイングアーム 77 スイング駆動部 80 ターンテーブル本体 81 回転駆動部 82 収納部 83 切断粉除去部 84 ピッチシフト部 86 集塵装置 86a 集塵装置のエアダクト 87 固定収納部 87a 固定収納部の載置凹部 87b 固定収納部のスライド孔 87c 固定収納部の抜け止めワッシャ 88 スライド軸 89 可動収納部 89a 可動収納部の載置凹部 89b 可動収納部のスライド孔 89c 可動収納部の抜け止めワッシャ 90 スプリング 91 シフトガイド部材 92 回転ローラ 93 ロッド孔 95 シフト駆動部 95a シフト駆動部の伸縮ロッド 95b シフト駆動部の基板 96 シフトロッド 96a シフトロッドの先端テーパー面 98 ロボット・アーム 98a ロボット・アームの吸着ヘッド 99 ロボット・アーム制御部 100 一時載置板 101 不良ICパッケージ廃棄シュートの投入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 19/00 301 B42D 15/10 521 H01L 21/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のICモジュールが搭載されたフィ
    ルム基板より各ICモジュールの部位をICパッケージ
    として分離し、このICパッケージ分離工程で分離した
    各ICパッケージを搬送装置により所定のトレイに集積
    して、次工程のICカード基材の凹部に前記ICパッケ
    ージを装着するICパッケージ搭載工程に備えるICパ
    ッケージ供給準備装置において、 ICパッケージ分離工程で分離したICパッケージを2
    個一組で搬送する第1の搬送装置と、前記2個一組のI
    Cパッケージが複数組載置されるターンテーブルと、前
    記ターンテーブル上の各組のICパッケージを2個一組
    で搬送する第2の搬送装置と、前記第2の搬送装置によ
    り搬送されたICパッケージを集積するトレイと、を備
    え、 前記ターンテーブルは、前記一組2個のICパッケージ
    を個別に収納する各一対の収納具を有し、前記一対の収
    納具は、少なくとも一方の収納具が他方の収納具に対し
    所定間隔だけ移動可能に設けられると共に、前記ターン
    テーブルには前記一方の収納具を移動させる駆動機構を
    設けたことを特徴とするICパッケージ供給準備装置。
  2. 【請求項2】 移動可能に設けられる前記一方の収納具
    は、弾性材により常時前記他方の収納具の方向に弾性付
    勢されており、更に、前記一方の収納具を前記他方の収
    納具から離れる方向に押圧付勢するロッドの駆動装置を
    設け、前記駆動装置により前記ロッドの先端部を前記一
    対の収納具の間に出没駆動させて、前記一対の収納具の
    間隔を可変としたことを特徴とする前記請求項1記載の
    ICパッケージ供給準備装置。
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