JP2957816B2 - 情報ファイル装置 - Google Patents

情報ファイル装置

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JP2957816B2
JP2957816B2 JP4250046A JP25004692A JP2957816B2 JP 2957816 B2 JP2957816 B2 JP 2957816B2 JP 4250046 A JP4250046 A JP 4250046A JP 25004692 A JP25004692 A JP 25004692A JP 2957816 B2 JP2957816 B2 JP 2957816B2
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清隆 荒木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報を検索情報を
付与して光ディスク、磁気ディスク等に登録を行ない情
報を管理する情報ファイル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現今の情報量の増大、事務処理の合理
化、ペーパレス化に伴い、文書、図面の原稿を光学的に
読取り、この画像情報を圧縮して光ディスク等の大容量
記憶媒体に記憶し、必要に応じて前記記憶媒体に記憶さ
れた画像情報を検索し、表示または印刷できるようにし
た情報ファイル装置が実用化されている。(例えば、三
洋電機株式会社製『光ディスクファイリングシステム;
SOF−FS21』)。
【0003】このような情報ファイル装置においては、
画像情報を登録する場合、まず、登録を行なう原稿を登
録したいページの順番に並べ替えてからスキャナ等の読
取手段にセットし、画像情報に付与する検索情報を検索
情報入力手段により入力した後、原稿をスキャナ等の読
取手段で画像情報として順次読取り、前記検索情報及び
画像情報を記憶手段に登録するという登録方法が一般的
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した登録方法で
は、予め、手作業により原稿を文書単位に区分けした
り、登録したい順番にページを並べ替えるといった作業
が必要であった。また、画像情報の登録時に検索情報を
入力する方式では、登録作業に時間がかかってしまい作
業時間が確保できない場合に問題があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題点を解決するた
めになされたもので、原稿を文書単位に区分けしたり、
登録したい順番にページを並べ替えるといった作業を必
要とせず、容易にページ順序を替えられ、作業時間の短
縮が可能な情報ファイル装置の提供を課題とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
情報ファイル装置は、複数の原稿を1度に読取手段で画
像情報として読取り、前記読取った画像情報を第1の画
像記憶手段に記憶(以下、これを『仮登録』と呼ぶ)
し、前記第1の画像記憶手段に記憶されている画像情報
を再生し、1度に複数の縮小画像を表示する縮小表示手
段で表示を行ない、前記表示された縮小画像を1度に複
数指定することのできる画像指定手段で指定し、前記縮
小画像の指定後に画像を区別化するための検索情報を入
力する検索情報入力手段により検索情報を入力すると、
前記画像指定手段により指定された第1の画像記憶手段
に記憶されている複数の画像を、指定された順序で1つ
の文書として第2の画像記憶手段に、前記検索情報入力
手段により入力された検索情報を画像情報と対応づけて
登録するものである。
【0007】請求項2の発明にかかる情報ファイル装置
は、前記表示された縮小画像を指定する画像指定手段
を、指定された画像を第1の画像記憶手段から取除くべ
く制御するものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、複数の原稿を画像
読取手段で読取り、読取った画像情報を第1の画像記憶
手段に仮登録し、前記仮登録した画像情報を縮小表示手
段により複数縮小表示し、前記縮小表示手段の縮小表示
画像中から登録を行なう画像情報を指定手段で選択し、
その選択された縮小表示画像に検索情報を付与して登録
する。したがって、登録前に指定手段で取捨選択できる
から、登録前に原稿を文書単位に区分けしたり、登録し
たい順序にページを並べ替える作業、登録するごとにス
キャナ等の読取手段で画像情報を読取る作業等の作業時
間が軽減されるため登録作業を短縮化できる。
【0009】請求項2の発明においては、複数の原稿を
画像読取手段で読取り、読取った画像情報を第1の画像
記憶手段に仮登録し、仮登録した画像情報を縮小表示手
段により複数縮小表示し、複数縮小表示した縮小表示で
不要な画像を第1の画像記憶手段から取除くものであ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例における情報ファイル
装置について図を参照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の実施例における情報ファイ
ル装置のブロック構成図である。
【0012】図1において、主制御手段1には、画像情
報等の読取りを行なうスキャナ2、制御及び出力表示を
行なうCRTディスプレイ3、画像情報等のデータを格
納する書替型の光ディスク4、ユーザがキー入力を行な
うキーボード5、ポインティングデバイスとして使用す
るマウス6、レーザプリンタ等からなるプリンタ7が接
続されている。
【0013】主制御手段1は、各種制御を行なうマイク
ロコンピュータ等から構成されるシステム制御部10
1、スキャナ2とのインターフェースを制御するスキャ
ナI/F回路102、CRTディスプレイ3に出力表示
される画像情報等のデータ及び制御情報等を記憶する表
示メモリ103、表示メモリ103に記憶されている画
像情報等のデータをCRTディスプレイ3への表示制御
を行なう表示制御部104、書替型光ディスク4に書込
みまたは読出した画像情報等のデータの圧縮伸長処理を
行なう圧縮伸長部106、伸長前または圧縮後の圧縮さ
れた画像情報のデータを一時的に記憶するバッファメモ
リ107、書替型光ディスク4に対して記憶再生動作を
行なう光ディスク記憶再生部108、スキャナ2或いは
書替型の光ディスク4より読込まれた画像情報等のデー
タを記憶する画像メモリ105、仮登録された画像情報
を一時的に記憶する画像データ記憶部110、前記画像
情報に対応付けられ前記画像情報を管理するためのデー
タを記憶する画像管理データ記憶部111、前記画像デ
ータ記憶部110や画像管理データ記憶部111に対し
て記録再生動作を行なうデータ記録再生部109、ハー
ド出力を行なう際に画像メモリ105に記憶されたデー
タをプリンタ7に出力する単位のデータにして記憶する
プリンタI/F回路112を具備している。
【0014】特に、前記システム制御部101には、一
時記憶エリアと日時を管理するエリアを有しており、画
像データ記憶部110と画像管理データ記憶部111の
2つの記憶部は、UNIXやMS−DOSのようなファ
イル構造をもったOSを積載したハードディスク等の大
容量記憶媒体である。
【0015】また、利用者はキーボード5を打鍵した
り、或いはポインティングデバイスであるマウス6の操
作により、本実施例の情報ファイル装置の駆動制御を行
なう。次に、上記のように構成された本実施例の情報フ
ァイル装置のシステム制御部101で行なう動作を説明
する。
【0016】図2は本実施例の情報ファイル装置のシス
テム制御部101で行なう仮登録動作を示すフローチャ
ート、図3は同じくシステム制御部101で行なう登録
動作を示すフローチャート、図4は同じくシステム制御
部101で行なう仮登録画像の全消去動作を示すフロー
チャート、図5は同じくシステム制御部101で行なう
仮登録画像の日付指定消去動作を示すフローチャート、
図6は同じくシステム制御部101で行なう仮登録画像
の画像指定消去動作を示すフローチャートである。
【0017】また、図7は画像管理データ記憶部111
にファイルとして記憶している仮登録画像管理データの
模式図である。図8は画像データ記憶部110にファイ
ルとして記憶している仮登録画像データの模式図であ
る。
【0018】そして、図9はCRTディスプレイ3にお
ける利用者が登録を行なう場合や仮登録画像を消去する
場合に画像を指示する画面の説明図、図10はCRTデ
ィスプレイ3における利用者が検索情報を入力するため
の画面の説明図、図11はCRTディスプレイ3におけ
る仮登録画像の消去を行なう場合に消去の方法を指定す
るための画面の説明図、図12はCRTディスプレイ3
における利用者が仮登録画像の消去を日付指定消去で行
なう場合に日付を指定するための画面の説明図である。
【0019】〈仮登録動作〉図2及び図7乃至図9を用
いて仮登録動作の流れを説明する。
【0020】まず、利用者が原稿をスキャナ2にセット
(ステップS11)し、仮登録の実行を指示する(ステ
ップS12)と、システム制御部101はデータ記録再
生部109に現在の仮登録画像情報数n(図7の2a)
が最大仮登録画像情報数m(図7の1a)を越えていな
いかをチェックし、データ記録再生部109は画像管理
データ記憶部111に図7のように記憶している仮登録
画像管理データを参照してチェックした結果をシステム
制御部101に返す(ステップS13)。
【0021】前記チェックが終了するとシステム制御部
101は、スキャナI/F回路102に原稿を1枚入力
するよう命令する。前記命令を受けたスキャナI/F回
路102は、スキャナ2を起動して光学的に読取らせ
(ステップS14)、読取った画像情報を画像メモリ1
05に書込み、画像メモリ105内の画像情報を情報フ
ァイル装置で扱う符号化方式で圧縮するように圧縮伸長
回路106に命令する。前記命令を受けた圧縮伸長回路
106は画像メモリ105より画像情報を取込み、情報
ファイル装置で扱う符号化方式で圧縮した画像情報をバ
ッファメモリ107に記憶させておき、圧縮が全て終了
するとシステム制御部101に圧縮処理の終了を知らせ
る(スッテプS15)。
【0022】前記圧縮処理の終了を受けたシステム制御
部101は、前記バッファメモリ107に記憶している
圧縮した画像情報に、図9の模式図に詳しく示す内容を
持つようなヘッダを付加した図8の模式図に示す仮登録
画像データをデータ記録再生部109に記憶するよう命
令する。データ記録再生部109は受け取った仮登録画
像データを画像データ記憶部110に書込むとき、書込
日時をファイル名として仮登録画像データをファイルと
して記憶する。例えば、1992年7月20日15時3
2分6秒に書込みを行なった場合には、ファイル名は
「19920720153206」とする(ステップS
16)。
【0023】前記仮登録画像データを書込んだデータ記
録再生部109は、画像管理データ記憶部111に記憶
している画像管理データに対して、前記ファイル名と書
込日時をNo.1画像ファイル名(図7の3a)とN
o.1画像仮登録日付(図7の4a)として追加し、現
在の仮登録画像数(図7の2a)をインクリメントする
(ステップS17)。
【0024】そして、システム制御部101は、原稿を
スキャナ2から読込む読取り原稿の有無情報をチェック
し(ステップS18)、原稿が残っているならばステッ
プS13〜ステップS18の処理を繰返し、スキャナ2
に原稿が残っていないならば仮登録動作を終了する。
【0025】〈登録動作〉図3及び図10乃至図11を
用いて登録動作の流れを説明する。
【0026】まず、登録の実行を指示するとシステム制
御部101は、データ記録再生部109に命令して、画
像データ記憶部110に記憶している仮登録画像データ
を画像管理データ記憶部111に記憶している仮登録画
像管理データの順序に、図10に示すように、表示制御
部104を介しているCRTディスプレイ3に表示する
(ステップS31)。ここで登録する順序にCRTディ
スプレイ3に表示されている画像情報をキーボード5或
いはマウス6を用いて指示する(ステップS32)。登
録する画像情報の指定を終了すると、図11の検索情報
入力画面が表示制御部104を介してCRTディスプレ
イ3に表示される(ステップS33)ので、前記検索情
報入力画面からキーボード5或いはマウス6を用いて検
索情報の入力を行なう(ステップS34)。
【0027】検索条件の入力が終了するとシステム制御
部101は、光ディスク記録再生部108に対して前記
指定された画像情報を光ディスク4に書込むよう命令す
る。光ディスク記録再生部108は画像情報をシステム
制御部101とデータ記録再生部109を介して画像デ
ータ記憶部110から取出して光ディスク4に書込み、
書込みが終了すると光ディスク4に書込んだアドレスと
処理の終了をシステム制御部101に知らせる(ステッ
プS35)。その後、システム制御部101は内部で管
理している日時、前記光ディスク4に書込んだアドレス
等を検索情報に追加し、光ディスク記録再生部108を
介して光ディスク4に書込み(ステップS36)、登録
動作を終了する。
【0028】〈全消去動作〉次に、図4を用いて消去動
作の流れを説明する。
【0029】仮登録画像情報の消去を指示すると、シス
テム制御部101は表示制御部104を介してCRTデ
ィスプレイ3に図12のような仮登録画像の消去方法指
定画面を表示する(ステップS51)。なお、ここで
は、全消去、日付指定消去、画像指定消去の3種類の消
去方法を順に説明する。
【0030】前記消去方法指定画面より全消去を指定す
ると(ステップS52)、システム制御部101はデー
タ記録再生部109に対して画像データ記憶部110に
記憶している全ての仮登録画像データの消去を命令す
る。前記命令を受けたデータ記録再生部109は画像管
理データ記憶部111に記憶している画像管理データの
現在の仮登録画像数が「0」かチェックし(ステップS
53)、前記仮登録画像数が「0」でなければ次の処理
を繰返す。
【0031】まず、前記画像管理データの画像ファイル
名を参照し、画像データ記憶部110にファイルとして
記憶している仮登録画像データで、前記参照した画像フ
ァイル名と一致するファイル名の仮登録画像データを消
去し(ステップS54)、前記仮登録画像データの管理
データ部分を画像管理データ記憶部111に記憶してい
る画像管理データから削除して(ステップS55)、現
在の仮登録画像数をデクリメントする(ステップS5
6)。そして、前記現在の仮登録画像数のチェックで現
在の仮登録画像数が「0」ならば、システム制御部10
1は、仮登録画像情報の消去動作を終了する。
【0032】〈日付指定消去動作〉次に、前記消去方法
指定画面より日付指定消去を指定したならば(ステップ
S52)、システム制御部101は表示制御部104を
介してCRTディスプレイ3に、図13に示すような日
付指定画面を表示し(ステップS61)、消去したい日
付の指定を促す(ステップS62)。システム制御部1
01はここで仮登録日として指定された日付に一致する
仮登録画像データの消去をデータ記録再生部109に対
して命令し、前記命令を受けたデータ記録再生部109
は画像管理データ記憶部111に記憶している画像管理
データの画像仮登録日を参照し、指定された日付と画像
仮登録日をチェックし(ステップS63)、前記チェッ
クで指定日付と一致する画像仮登録日があれば次の処理
を繰返す。
【0033】まず、前記画像管理データより指定された
日付と同じ画像仮登録日の画像ファイル名を調べ、画像
データ記憶部にファイルとして記憶している仮登録画像
データで、前記画像ファイル名と同じファイル名の仮登
録画像データを消去し(ステップS64)、前記仮登録
画像データの管理データ部分を前記画像管理データから
削除し(ステップS65)、現在の仮登録画像数をデク
リメントする(ステップS66)。前記指定された日付
と画像仮登録日のチェックで、指定日付と一致する画像
仮登録日がなければ、システム制御部101は、仮登録
画像情報の消去動作を終了する。
【0034】〈画面指定消去動作〉次に、前記消去方法
指定画面より画像指定消去を指定したならば(ステップ
S52)、システム制御部101は表示制御部104を
介してCRTディスプレイ3に図10に示すような画像
指定画面を表示し(ステップS71)、消去したい画像
の指定を促す(ステップS72)。システム制御部10
1は指定された仮登録画像データの消去をデータ記録再
生部109に対して命令し、前記命令を受けたデータ記
録再生部109は画像管理データ記憶部111に記憶し
ている画像管理データで指定された画像の画像ファイル
名を参照し、画像データ記憶部にファイルとして記憶し
ている仮登録画像データで、前記画像ファイル名と同じ
ファイル名の仮登録画像データを消去し(ステップS7
3)、前記仮登録画像データの管理データ部分を画像管
理データ記憶部111に記憶している画像管理データか
ら削除して(ステップS74)、現在の仮登録画像数を
デクリメントする(ステップS75)。前記指定された
画像を全て消去したかチェックし(ステップS76)、
全て消去していなければ、ステップS73〜ステップS
76の処理を繰返し、前記指定された画像を全て消去し
たならば、システム制御部101は仮登録画像情報の消
去動作を終了する。
【0035】このように、本実施例の情報ファイル装置
は、画像情報を光学的に読取るスキャナ2等からなる画
像読取手段と、前記画像読取手段によって読取られた複
数の画像を一時的に記憶する画像データ記憶部110か
らなる第1の画像記憶手段と、前記第1の画像記憶手段
に記憶した画像情報の管理を行なう画像管理データ記憶
部111からなる画像管理手段と、前記第1の画像記憶
手段に記憶されている画像情報をデータ記録再生部10
9で再生し、そこで複数の縮小画像を表示する画像情報
に組立て、それを画像メモリ105に移し、CRTディ
スプレイ3で表示する縮小表示手段と、前記表示された
縮小画像を指定するステップS32のルーチンからなる
画像指定手段と、前記縮小画像の指定時に前記縮小画像
を区別化する検索情報を入力するステップS33及びス
テップS34のルーチンからなる検索情報入力手段と、
前記画像指定手段により指定された前記第1の画像記憶
手段に記憶されている複数の画像を、前記指定された順
序で1つの文書としてステップS35のルーチンで登録
する光ディスク4からなる第2の画像記憶手段と、前記
検索情報入力手段により入力された検索情報を画像情報
と対応づけた形で、ステップS36のルーチンで光ディ
スク4に記憶する検索情報記憶手段とを具備するもので
あり、これは請求項1の実施例に相当する。
【0036】したがって、本実施例によれば、複数の原
稿を1度にスキャナ2等からなる画像読取手段で読込ん
で画像データ記憶部110からなる第1の画像記憶手段
に仮登録し、仮登録した画像情報から光ディスク4に登
録(本登録)する画像を選択して登録することで、予め
手作業により原稿を文書単位に区分けしたり、登録した
い順序にページを並べ替える作業が省かれるため登録作
業の短縮が図れる。特に、作業効率を考慮して、原稿を
文書単位に区分けしたり、登録したい順番にページを並
べ替えるといった作業を必要とせず、複数の原稿を1度
にスキャナ2等からなる画像読取手段で読込んで画像デ
ータ記憶部110からなる第1の画像記憶手段に仮登録
し、必要に応じて仮登録の後に容易にページ順序を替え
られ、作業時間の短縮が可能となる。また、複数の原稿
の読込み順序を光ディスク4に登録する前に確認でき、
ページ乱れを登録前に是正することができる。
【0037】また、本実施例の情報ファイル装置は、表
示された縮小画像を指定する画像指定手段は、指定され
た画像を第1の画像記憶手段から取除く、前記ステップ
S51乃至ステップS76のルーチンからなる消去指定
が可能であり、これは請求項2の実施例に相当する。
【0038】したがって、仮登録された画像情報を画像
を確認しながら取捨選択でき、譬え、原稿の読取りが正
確にいかないものがあっても、特定の原稿の読取りを遣
直すだけで、品質の良い画像情報を登録できる。特に、
図面等の格納には好適である。
【0039】ところで、上記実施例の第1の画像記憶手
段は、画像読取手段によって読取られた複数の画像を一
時的に記憶する画像データ記憶部110からなるもので
あるが、本発明を実施する場合には、読込み及び書込み
可能な記憶容量の大きいRAMであればよい。
【0040】また、上記実施例の画像管理手段は、第1
の画像記憶手段に記憶した画像情報の管理を行なう画像
管理データ記憶部111からなるものであるが、本発明
を実施する場合には、画像読取手段によって読取られた
複数の画像を一時的に記憶する画像データ記憶部110
の特定の記憶領域を割り当て、両者を共通化してもよ
い。
【0041】そして、上記実施例の縮小表示手段は、第
1の画像記憶手段に記憶されている画像情報をデータ記
録再生部109で再生し、そこで複数の縮小画像を表示
する画像情報に組立て、それを画像メモリ105に移
し、CRTディスプレイ3で表示するものであるが、本
発明を実施する場合には、第1の画像記憶手段に記憶さ
れている画像情報を、複数の縮小画像として表示できる
手段であればよい。
【0042】更に、上記実施例の画像指定手段は、表示
された縮小画像を指定するステップS31及びステップ
S33のルーチンからなる手段であるが、本発明を実施
する場合には、表示された縮小画像をキーボード5また
はマウス6によって指定できればよい。
【0043】更にまた、上記実施例の検索情報入力手段
は、縮小画像の指定時に前記縮小画像を区別化する検索
情報を入力するステップS33及びステップS34のル
ーチンからなる手段であるが、本発明を実施する場合に
は、縮小画像の指定時に前記縮小画像を区別化する検索
情報の入力は、表示された縮小画像をキーボード5また
はマウス6によって検索情報を入力してもよいし、自動
的に時間または読取り毎にそれを検索情報とすることが
できる。
【0044】加えて、上記実施例の第2の画像記憶手段
は、画像指定手段により指定された第1の画像記憶手段
に記憶されている複数の画像を、指定された順序で1つ
の文書としてステップS35のルーチンで登録する光デ
ィスク4からなるが、本発明を実施する場合には、記憶
容量の大きいRAMまたは再書込み不可能なRAMとす
ることができる。また、上記実施例の検索情報記憶手段
についても、検索情報入力手段により入力された検索情
報を画像情報と対応づけた形で、ステップS36のルー
チンで光ディスク4に記憶する手段であるが、本発明を
実施する場合には、前記記憶容量の大きいRAMまたは
再書込み不可能なRAMに対応付けて格納できればよ
い。
【0045】なお、上記実施例では仮登録画像情報を光
ディスク4に登録するときに、仮登録画像情報は画像デ
ータ記憶部110に記憶されたまま残るが、消去するこ
とも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
情報ファイル装置は、複数の原稿を1度に読取手段で画
像情報として読取り、その読取った画像情報を第1の画
像記憶手段に仮登録し、その仮登録された第1の画像記
憶手段に記憶されている画像情報を再生し、1度に複数
の縮小画像を表示する縮小表示手段で表示し、その表示
された縮小画像を1度に複数指定することのできる画像
指定手段で選択し、その選択画像の指定後に画像を区別
化するための検索情報を入力する検索情報入力手段によ
り検索情報を入力し、選択された第1の画像記憶手段に
記憶されている複数の画像を、指定された順序に1つの
文書として検索情報を画像情報と対応付けて第2の画像
記憶手段に登録するものである。
【0047】したがって、複数の原稿を1度に読込んで
仮登録し、仮登録した画像情報から登録する画像を選択
できるから、予め、手作業により原稿を文書単位に区分
けしたり、登録したい順番にページを並べ替えるといっ
た作業を必要とせず、容易にページ順序を替えられ、作
業時間の短縮が可能となる。
【0048】また、請求項2の発明の情報ファイル装置
は、表示された縮小画像を指定する画像指定手段は、指
定された画像を第1の画像記憶手段から取除く消去指定
が可能であるから、仮登録された画像情報を画像を確認
しながら取捨選択でき、譬え、原稿の読取りが正確にい
かないものがあっても、特定の原稿の読取りを遣直すだ
けで、品質の良い画像情報を登録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の情報ファイル装置の
回路構成を示すブロック図である。
【図2】図2は本発明の一実施例の情報ファイル装置の
システム制御部で行なう仮登録動作を示すフローチャー
トである。
【図3】図3は同じく実施例の情報ファイル装置のシス
テム制御部で行なう登録動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】図4は同じく実施例の情報ファイル装置のシス
テム制御部で行なう全消去動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】図5は同じく実施例の情報ファイル装置のシス
テム制御部で行なう日付指定消去動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】図6は同じく実施例の情報ファイル装置のシス
テム制御部で行なう画像指定消去動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】図7は本発明の一実施例の情報ファイル装置の
画像管理データ記憶部にファイルとして記憶している仮
登録画像管理データの模式図である。
【図8】図8は本発明の一実施例の情報ファイル装置の
画像データ記憶部にファイルとして記憶している仮登録
画像データの模式図である。
【図9】図9は本発明の一実施例の情報ファイル装置の
CRTディスプレイにおける利用者が登録を行なう場合
や仮登録画像を消去する場合に画像を指示する画面の説
明図である。
【図10】図10は本発明の一実施例の情報ファイル装
置のCRTディスプレイにおける利用者が検索情報を入
力するための画面の説明図である。
【図11】図11は本発明の一実施例の情報ファイル装
置のCRTディスプレイにおける仮登録画像の消去を行
なう場合に消去の方法を指定するための画面の説明図で
ある。
【図12】図12は本発明の一実施例の情報ファイル装
置のCRTディスプレイにおける利用者が仮登録画像の
消去を日付指定消去で行なう場合に日付を指定するため
の画面の説明図である。
【図13】図13は本発明の一実施例の情報ファイル装
置のCRTディスプレイにおける日付指定画面の説明図
である。
【符号の説明】
1 主制御手段 2 スキャナ 3 CRTディスプレイ 4 光ディスク 5 キーボード 6 マウス 101 システム制御部 109 データ記録再生部 110 画像データ記憶部 111 画像管理データ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村山 貴司 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−226271(JP,A) 特開 平2−178880(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 1/00 G06F 17/30 H04N 1/21

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を光学的に読取る画像読取手段
    と、 前記画像読取手段によって読取られた複数の画像を一時
    的に記憶する第1の画像記憶手段と、 前記第1の画像記憶手段に記憶した画像情報の管理を行
    なう画像管理手段と、 前記第1の画像記憶手段に記憶されている画像情報を再
    生し、複数の縮小画像を表示する縮小表示手段と、 前記表示された縮小画像を指定する画像指定手段と、 前記縮小画像の指定時に前記縮小画像を区別化する検索
    情報を入力する検索情報入力手段と、 前記画像指定手段により指定された前記第1の画像記憶
    手段に記憶されている複数の画像を、前記指定された順
    序で1つの文書として登録する第2の画像記憶手段と、 前記検索情報入力手段により入力された検索情報を画像
    情報と対応づけた形で記憶する検索情報記憶手段とを具
    備することを特徴とする情報ファイル装置。
  2. 【請求項2】 前記表示された縮小画像を指定する画像
    指定手段は、指定された画像を第1の画像記憶手段から
    取除く消去指定が可能であることを特徴とする請求項1
    に記載の情報ファイル装置。
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