JP2957767B2 - Lan間接続装置 - Google Patents

Lan間接続装置

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JP2957767B2
JP2957767B2 JP3202988A JP20298891A JP2957767B2 JP 2957767 B2 JP2957767 B2 JP 2957767B2 JP 3202988 A JP3202988 A JP 3202988A JP 20298891 A JP20298891 A JP 20298891A JP 2957767 B2 JP2957767 B2 JP 2957767B2
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lan
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frame
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明彦 戸島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LAN相互間を接続す
るLAN間接続装置のうち、特に、アドレス検索時間の
短縮を計りデータ通信のスループットを向上するLAN
間接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の事務所を相互に結合する構
内通信網であるローカルエリアネットワーク(以下、L
ANという。)が普及している。
【0003】上記LANの配線形態であるバス型および
リング型を階層構造化したLANの下部構造LANの支
線LANを上部構造LANの幹線LANとを接続するL
AN間接続装置の動作を図6および図7のフローチャー
トを用いて説明する。
【0004】まず、支線LANから図8(a)に示すフ
レームを受信するとLAN間接続装置(以下、アダプタ
という。)は、受信したフレームにセットされているソ
ースアドレス(SA)を取り出す。この取り出したソー
スアドレスをHASH関数によりアドレス変換テーブル
のアドレスを算出する(ステップ300〜320)。
【0005】算出されたアドレスがアドレス変換テーブ
ルに登録されているか否かをアダプタは判断する。上記
算出されたアドレスがアドレス変換テーブルに登録され
ていなければステップ340に進み、アドレス変換テー
ブルに登録されているとステップ400に進む(ステッ
プ330)。
【0006】ステップ340に進むとアダプタは、算出
したアドレスをアドレス変換テーブルに登録して、受信
したフレームの宛先アドレス(DA)を取り出してHA
SH関数によりアドレスを算出する。算出したアドレス
がアドレス変換テーブルに登録されているときアダプタ
は、アダプタアドレスを取り出して受信した支線LAN
から受信したフレームの先頭に図8(b)に示す宛先を
示すアダプタアドレス(DA)、送信元を示すアダプタ
アダプタ(SA)およびコントロール部を付加して幹線
LANに送信する。一方、登録されていなければアダプ
タは、幹線LAN上に一斉同報で送信させるアドレスを
セットする(ステップ340〜390)。
【0007】一方、ステップ400に進むとアダプタ
は、アドレス変換テーブルから別アドレスを読出して当
該読出したアドレスが登録されていなければアドレス変
換テーブルのポインタをセットしてステップ340に戻
る。一方、上記別アドレスが登録済の場合、アダプタ
は、アドレス変換テーブルのオーバーフローをチェック
してオーバーフローのとき宛先アドレスを取り出すステ
ップ350に戻り、オーバーフローでないときステップ
330に戻る(ステップ400〜430)。
【0008】次に幹線LANからの受信の場合を図7の
フローチャートを用いて説明する。
【0009】幹線LANからフレームを受信するとアダ
プタは、当該フレームにセットされているソースアドレ
スを読出してアドレス変換テーブルのアドレスを算出す
る。算出したアドレスをアダプタは、登録されているか
を判断して、登録されていなければ当該算出したアドレ
スを登録する(ステップ440〜480)。
【0010】一方、算出したアドレスが登録されている
とアダプタは、同一アドレスのとき処理を終了し、同一
アドレスでなければアドレス変換テーブルの別アドレス
をサーチする。サーチ後、アダプタは、アドレス変換テ
ーブルのオーバーフローでなければ処理を終了し、オー
バーフローのとき同一アドレスかを判断するステップ4
90に戻る(ステップ490〜510)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LAN間接続装置は、受信したフレームにセットされて
いるソースアドレスからHASH関数によりアドレスを
算出し、更に、算出したアドレスによる重複を発生する
ことにより通信のスループットの低下を招来する問題が
あった。
【0012】また、ソースアドレスおよびソースアドレ
スの重複によるポインタをアドレス変換テーブルに登録
するため、1エントリー当りのサイズが大きくなり、ア
ドレス変換テーブルに登録できるアダプタの台数が制限
される問題があった。
【0013】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的は、装置の通信
のスループットを向上して、アドレス変換テーブルのア
ドレスの算出及びメモリ容量の浪費を抑えることによ
り、装置の性能を向上するとともに、信頼性を向上する
LAN間接続装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、複数の端末に接続されてLANの配線形
態を階層構造化したLANの下部構造の支線LANと、
上部構造の幹線LANと、この幹線LANと支線LAN
とを接続して当該幹線LANに備えられているアダプタ
と、前記支線LANの端末または幹線LANから受信し
たフレームにセットされているソースアドレスおよび宛
先アドレスからアダプタを示すアダプタアドレスに変換
するアドレス変換テーブルと、を有するLAN間接続装
置において、前記支線LANの端末から送信されるフレ
ームの送信先までの送信経路および前記幹線LANのア
ダプタから送信されるフレームの送信先までの送信経路
を登録しているルート情報と、前記支線LANの端末ま
たは幹線LANからフレームを受信すると前記ルート情
報を読み出して一斉同報であると幹線LANに送信し、
特定の送信経路であると当該ルート情報に登録されてい
る送信元部をリードして算出したアドレスの示す前記ア
ドレス変換テーブルにアダプタアドレスの登録済みか否
かを検索し、当該検索により登録済みでなければ当該ア
ドレス変換テーブルにアダプタアドレスを登録し、前記
受信したフレームが前記支線LANの端末の場合に当該
ルート情報に登録されている送信経路を読み出し、受信
したフレームの宛先アドレスおよびソースアドレスより
アドレスを算出して、当該算出したアドレスの示す前記
アドレス変換テーブルにアダプタアドレスの登録の有無
を検索し、当該登録が有のとき当該アダプタアドレスを
読み出して当該アダプタアドレスの示すアダプタに当該
受信したフレームを送信し、当該登録が無のとき当該受
信したフレームを同報通信する手段とを備えたことを要
旨とする。
【0015】
【作用】上述の如く構成すれば、支線LANの端末から
送信されるフレームの送信先までの送信経路および前記
幹線LANのアダプタから送信されるフレームの送信先
までの送信経路を登録しているルート情報を用いて、支
線LANの端末または幹線LANからフレームを受信す
ると前記ルート情報を読み出して一斉同報であると幹線
LANに送信し、特定の送信経路であると当該ルート情
報に登録されている送信元部をリードして算出したアド
レスの示す前記アドレス変換テーブルにアダプタアドレ
スの登録済みか否かを検索し、当該検索により登録済み
でなければ当該アドレス変換テーブルにアダプタアドレ
スを登録し、前記受信したフレームが前記支線LANの
端末の場合に当該ルート情報に登録されている送信経路
を読み出し、受信したフレームの宛先アドレスおよびソ
ースアドレスよりアドレスを算出して、当該算出したア
ドレスの示す前記アドレス変換テーブルにアダプタアド
レスの登録の有無を検索し、当該登録が有のとき当該ア
ダプタアドレスを読み出して当該アダプタアドレスの示
すアダプタに当該受信したフレームを送信し、当該登録
が無のとき当該受信したフレームを同報通信するので、
装置の通信のスループットの低下を防止できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0017】図1は本発明のLAN間接続装置に係る一
実施例の制御を示すブロック図である。
【0018】上記LAN間接続装置(以下、アダプタと
いう。)1は、マイコン3、ROM5、インターフェー
ス部9、バッファ11およびバッファ13を備えてい
る。
【0019】上記マイコン3はアダプタ全体を制御する
ものであり、ROM5はマイコン3を動作させるための
プログラムを所定アドレスに記憶する。
【0020】インターフェース部7は幹線LANに接続
されて当該幹線LANとの伝送制御を実行し、インター
フェース部9は支線LANに接線されて当該支線LAN
との伝送制御を実行するものである。
【0021】バッファ11は、後述の受信されるフレー
ムの送信経路を登録しているルート情報21、当該フレ
ームにセットされているソースアドレス(SA)および
宛先アドレス(DA)からアダプタアドレスに変換する
アドレス変換テーブル17およびワークバッファを有す
る。
【0022】バッファ13は、インターフェース部7を
介して受信される幹線LAN15およびインターフェー
ス部9を介して受信される支線LAN17,19からの
フレームにセットされているデータ部のデータ等を所定
アドレスに記憶する。
【0023】図2は本発明のアダプタを備えたLANの
接続形態を示す図である。
【0024】リング型の幹線LAN15にはアダプタ
D,E,F,Gが接続されて当該アダプタDには支線L
AN17、アダプタFには支線LAN19が接続されて
いる形態である。バス型の支線LAN17には端末A,
B,Cが接続され、バス型の支線LAN19には端末
H,I,J,Kが接続されている。
【0025】図3は、バッファ11に記憶されているル
ート情報21およびアドレス変換テーブル23を示す図
である。
【0026】上記ルート情報21は、支線LAN17に
接続されている端末A,B,Cおよび幹線LAN15に
接続されているアダプタG,EからアダプタDに受信さ
れるフレームの送信経路を登録している。アダプタD
は、支線LAN17の端末Aからフレームを受信すると
ルート情報21の最上位のアドレスを参照して幹線LA
N15のアダプタEに当該受信したフレームに送信先の
アダプタE,Fおよび支線LAN19の端末Hの宛先ア
ドレス(DA)、送信元アドレス(SA)およびコント
ロール部を付加して幹線LAN15に送信する。
【0027】アドレス変換テーブル23は、受信したフ
レームにセットされているソースアドレスおよび宛先ア
ドレスからアダプタを示すアダプタアドレスに変換する
ものである。
【0028】次に本実施例の作用を図4および図5のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0029】まず、支線LAN17,19からフレーム
を受信する場合を図4のフローチャートを用いて説明す
る。
【0030】アダプタDは、支線LAN17,19から
フレームの受信待ち状態になり、当該支線LAN17の
端末Aからフレームを受信するとルート情報21により
一斉同報か判断する。一斉同報のときステップ190に
進み、一斉同報でないときステップ120に進む(ステ
ップ100〜110)。
【0031】ステップ120に進むとアダプタDは、発
行元のルート情報21に登録されている送信元部を読出
してアドレス変換テーブル23のアドレスを算出する。
この算出したアドレスをアダプタDは、アドレス変換テ
ーブル23に登録済か否かを判別して、登録されている
とステップ160に進み、登録されていなければルート
情報とアダプタアドレスを登録する(ステップ120〜
150)。
【0032】ステップ160に進むとアダプタDは、ル
ート情報21に登録されている受信したフレームの宛先
の経路を読出す。また、アダプタDは、受信したフレー
ムを幹線LAN15に送信するためのアドレス変換テー
ブル23のアドレスを算出する。この算出したアドレス
をアダプタDは、アドレス変換テーブル23に登録済み
か否かを判別して、登録されているとステップ190に
進み、登録されていなければステップ180に進む(ス
テップ160〜170)。
【0033】ステップ180に進むとアダプタDは、ア
ダプタアドレスを読出して当該アダプタアドレスの示す
幹線LAN15に受信したフレームを送信する。一方、
ステップ190に進むとアダプタDは、幹線LAN15
に受信したフレームを一斉同報で送信する。
【0034】次に、幹線LAN15からフレームを受信
した場合を図5のフローチャートを用いて説明する。
【0035】アダプタDは、幹線LAN15からフレー
ムの受信の待ち状態になり、当該幹線LAN15のアダ
プタ、例えば、アダプタEからフレームを受信するとル
ート情報21を読出す。ルート情報21から読出したア
ドレス変換テーブル23のアドレスをアダプタDは、当
該アダプタ変換テーブル23に登録済みかを判別して、
登録されていなければ当該読出したアドレスをテーブル
23に登録する。一方、登録されていると処理を終了す
る(ステップ200〜240)。
【0036】これにより、ルート情報21を使用するこ
とによりアドレス変換テーブルのアドレス算出時間を短
縮してデータ通信のスループットを向上できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ルー
ト情報を利用することにより、装置の通信のスループッ
トを向上して、アドレス変換テーブルのアドレスの算出
及びメモリ容量の浪費を抑えることにより、装置の性能
を向上するとともに、信頼性の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLAN間接続装置に係る一実施例の制
御を示すブロック図である。
【図2】ルート情報およびアダプタ変換テーブルを示す
図である。
【図3】LANの接続形態を示す図である。
【図4】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図6】従来の動作を示すフローチャートである。
【図7】従来の動作を示すフローチャートである。
【図8】フレームフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 アダプタ 3 マイコン 15 ルート情報 17 アドレス変換テーブル 19 幹線LAN 21,23 支線LAN A〜C,H〜K 端末 D〜G アダプタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−101437(JP,A) 特開 平3−42938(JP,A) 特開 平2−112347(JP,A) 特開 平1−296830(JP,A) 特開 平1−258524(JP,A) 特開 平1−140833(JP,A) 特開 平1−129564(JP,A) 特開 昭64−60125(JP,A) 特開 昭63−193634(JP,A) 特開 昭61−120543(JP,A) 情報処理学会第42回(平成3年前期) 全国大会,5T−4,戸島明彦 他「基 幹LANにおけるトークンリングの高速 化」,第1−237頁 東芝レビューVol.43 No.2, 1993,古西邦芳 他「マルチメディア統 合LAN」pages.107−110 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末に接続されてLANの配線形
    態を階層構造化したLANの下部構造の支線LANと、 上部構造の幹線LANと、 この幹線LANと支線LANとを接続して当該幹線LA
    Nに備えられているアダプタと、 前記支線LANの端末または幹線LANから受信したフ
    レームにセットされているソースアドレスおよび宛先ア
    ドレスからアダプタを示すアダプタアドレスに変換する
    アドレス変換テーブルと、 を有するLAN間接続装置において、 前記支線LANの端末から送信されるフレームの送信先
    までの送信経路および前記幹線LANのアダプタから送
    信されるフレームの送信先までの送信経路を登録してい
    るルート情報と、 前記支線LANの端末または幹線LANからフレームを
    受信すると前記ルート情報を読み出して一斉同報である
    と幹線LANに送信し、特定の送信経路であると当該ル
    ート情報に登録されている送信元部をリードして算出し
    たアドレスの示す前記アドレス変換テーブルにアダプタ
    アドレスの登録済みか否かを検索し、当該検索により登
    録済みでなければ当該アドレス変換テーブルにアダプタ
    アドレスを登録し、 前記受信したフレームが前記支線LANの端末の場合に
    当該ルート情報に登録されている送信経路を読み出し、
    受信したフレームの宛先アドレスおよびソースアドレス
    よりアドレスを算出して、当該算出したアドレスの示す
    前記アドレス変換テーブルにアダプタアドレスの登録の
    有無を検索し、当該登録が有のとき当該アダプタアドレ
    スを読み出して当該アダプタアドレスの示すアダプタに
    当該受信したフレームを送信し、当該登録が無のとき当
    該受信したフレームを同報通信する手段と、 を備えたことを特徴とするLAN間接続装置。
JP3202988A 1991-08-13 1991-08-13 Lan間接続装置 Expired - Lifetime JP2957767B2 (ja)

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JPH0548612A JPH0548612A (ja) 1993-02-26
JP2957767B2 true JP2957767B2 (ja) 1999-10-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4839140B2 (ja) * 2006-06-23 2011-12-21 株式会社オートネットワーク技術研究所 中継接続ユニット

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
情報処理学会第42回(平成3年前期)全国大会,5T−4,戸島明彦 他「基幹LANにおけるトークンリングの高速化」,第1−237頁
東芝レビューVol.43 No.2,1993,古西邦芳 他「マルチメディア統合LAN」pages.107−110

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JPH0548612A (ja) 1993-02-26

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