JP2778505B2 - 移動体対応ルータ - Google Patents
移動体対応ルータInfo
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- JP2778505B2 JP2778505B2 JP7036663A JP3666395A JP2778505B2 JP 2778505 B2 JP2778505 B2 JP 2778505B2 JP 7036663 A JP7036663 A JP 7036663A JP 3666395 A JP3666395 A JP 3666395A JP 2778505 B2 JP2778505 B2 JP 2778505B2
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のサブネットワー
クがルータによって相互に接続されて構成されるネット
ワークにおいて、移動端末をサポートする移動体パケッ
ト通信システムの移動体対応ルータに関する。
クがルータによって相互に接続されて構成されるネット
ワークにおいて、移動端末をサポートする移動体パケッ
ト通信システムの移動体対応ルータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動端末をサポートするコンピュ
ータネットワークでは、移動端末に対して、移動端末の
位置に依存せず端末そのものを示す固有アドレスと端末
の位置に応じて変化する位置アドレスの2つのアドレス
を定義し、それぞれのアドレスの対応をとることによっ
て移動端末へのルーティングを行なう方式が知られてい
る。
ータネットワークでは、移動端末に対して、移動端末の
位置に依存せず端末そのものを示す固有アドレスと端末
の位置に応じて変化する位置アドレスの2つのアドレス
を定義し、それぞれのアドレスの対応をとることによっ
て移動端末へのルーティングを行なう方式が知られてい
る。
【0003】このような方式では、全ての端末が固有ア
ドレスと位置アドレスの2つのアドレスを有するパケッ
トを処理することが可能であることが前提となってい
る。しかしながら、過渡的な状況においては、上述の2
つのアドレスを有するパケットを処理できる移動端末と
固有アドレスのみを有するパケットしか処理できない固
定端末が共存すると考えられる。このような状況に対処
するために、移動端末が通信を行なう相手が移動端末で
あるか固定端末であるかを判断し、通信相手が移動端末
である場合には2つのアドレスを有するパケットを送信
し、固定端末である場合には固有アドレスのみを有する
パケットを送信するという方法が知られている(例え
ば、寺岡文男,“VIP:ホスト移動透過性を提供する
プロトコル”,コンピュータソフトウェア,Vol.1
0,No.4(1993),pp.22−38)。
ドレスと位置アドレスの2つのアドレスを有するパケッ
トを処理することが可能であることが前提となってい
る。しかしながら、過渡的な状況においては、上述の2
つのアドレスを有するパケットを処理できる移動端末と
固有アドレスのみを有するパケットしか処理できない固
定端末が共存すると考えられる。このような状況に対処
するために、移動端末が通信を行なう相手が移動端末で
あるか固定端末であるかを判断し、通信相手が移動端末
である場合には2つのアドレスを有するパケットを送信
し、固定端末である場合には固有アドレスのみを有する
パケットを送信するという方法が知られている(例え
ば、寺岡文男,“VIP:ホスト移動透過性を提供する
プロトコル”,コンピュータソフトウェア,Vol.1
0,No.4(1993),pp.22−38)。
【0004】このような移動端末のパケット送信系の構
成を図16に示す。図において、1100は入力端子、
1005は出力端子、1101は固有アドレスヘッダ作
成部、1102は移動端末/固定端末判定部、1103
は位置アドレスヘッダ作成部、1104はスイッチであ
る。パケットを送信する場合、固有アドレスヘッダ作成
部1101で固有アドレスヘッダを作成する。ここで、
固有アドレスヘッダ作成部1101は宛先アドレスを移
動端末/固有端末判定部1102に供給する。移動端末
/固定端末判定部1102では、固有アドレスヘッダ作
成部1101からの宛先アドレスを得て、移動端末であ
るか否かを判定する。もし、宛先が移動端末である場合
には、位置アドレスヘッダ作成部1103に対して宛先
の位置アドレスを通知するとともに、スイッチ1104
を制御して位置アドレスヘッダ作成部1103からの出
力を出力端子1105に出力するようにセットする。一
方、宛先が固有端末である場合には、スイッチ1104
を固有アドレスヘッダ作成部1101からの出力を出力
端子1105に供給するようにセットする。以上によ
り、宛先が移動端末の場合には、2つのアドレスに基づ
いたパケット、固定端末である場合には、固有アドレス
のみに基づいたパケットを転送することになる。
成を図16に示す。図において、1100は入力端子、
1005は出力端子、1101は固有アドレスヘッダ作
成部、1102は移動端末/固定端末判定部、1103
は位置アドレスヘッダ作成部、1104はスイッチであ
る。パケットを送信する場合、固有アドレスヘッダ作成
部1101で固有アドレスヘッダを作成する。ここで、
固有アドレスヘッダ作成部1101は宛先アドレスを移
動端末/固有端末判定部1102に供給する。移動端末
/固定端末判定部1102では、固有アドレスヘッダ作
成部1101からの宛先アドレスを得て、移動端末であ
るか否かを判定する。もし、宛先が移動端末である場合
には、位置アドレスヘッダ作成部1103に対して宛先
の位置アドレスを通知するとともに、スイッチ1104
を制御して位置アドレスヘッダ作成部1103からの出
力を出力端子1105に出力するようにセットする。一
方、宛先が固有端末である場合には、スイッチ1104
を固有アドレスヘッダ作成部1101からの出力を出力
端子1105に供給するようにセットする。以上によ
り、宛先が移動端末の場合には、2つのアドレスに基づ
いたパケット、固定端末である場合には、固有アドレス
のみに基づいたパケットを転送することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、各移動端末がパケットの宛先が移動端末か固定端末
かを区別してパケットのフォーマットを変更して送信し
ている。しかしながら、移動端末の小型・軽量化やバッ
テリの持続時間を考慮すると、移動端末における処理は
できる限り少なくすることが望まれており、従来方式で
は、移動端末におけるパケット処理負荷が増加するとい
う欠点が生じる。
は、各移動端末がパケットの宛先が移動端末か固定端末
かを区別してパケットのフォーマットを変更して送信し
ている。しかしながら、移動端末の小型・軽量化やバッ
テリの持続時間を考慮すると、移動端末における処理は
できる限り少なくすることが望まれており、従来方式で
は、移動端末におけるパケット処理負荷が増加するとい
う欠点が生じる。
【0006】また、移動端末から固定端末へ送信される
パケットにおいては、固定端末におけるパケットの受信
処理を行なわせるために、移動をサポートするためのプ
ロトコル階層と矛盾したフォーマットを使用する必要が
生じてしまう(例えば、寺岡文男,“IPからVIPへ
のプロトコル移行”、日本ソフトウェア科学会,第9回
大会論文集,pp.505−508)。
パケットにおいては、固定端末におけるパケットの受信
処理を行なわせるために、移動をサポートするためのプ
ロトコル階層と矛盾したフォーマットを使用する必要が
生じてしまう(例えば、寺岡文男,“IPからVIPへ
のプロトコル移行”、日本ソフトウェア科学会,第9回
大会論文集,pp.505−508)。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体対応ルー
タは、複数のサブネットワークが複数のルータを介して
相互に接続されており、前記複数のサブネットワークと
して、前記サブネットワーク間を移動しても通信を行な
うことができる移動端末と前記サブネットワーク間を移
動することができない固定端末を収容できる移動端末対
応サブネットワークと、前記固定端末のみを収容できる
移動端末非対応サブネットワークとが存在する移動体パ
ケット通信システムにおける移動体対応ルータにおい
て、 a)データパケットと制御パケットを受信するパケット
受信手段と、 b)前記移動端末の所在に関する情報を維持する手段
と、 c)前記複数のサブネットワークに関して、該サブネッ
トワークが前記移動対応サブネットワークであるか否か
を示す移動端末対応サブネットワーク表記憶部と、d)前記パケット受信手段で受信されたパケットが前記
データパケットであるか前記制御パケットであるかを識
別してそれぞれを出力するデータ/制御パケット分離部
と、 e)前記移動端末の所在に関する情報と前記移動端末対
応サブネットワーク表を用いて、前記パケット受信手段
で受信された前記データパケットのヘッダを解析し、再
構成して出力するヘッダ処理手段と、 f)前記制御パケットを入力し、前記前記移動端末の所
在に関する情報と前記移動端末対応サブネットワーク表
を更新する制御パケット処理手段と、 g )前記ヘッダ処理部から出力されるパケットを送信す
るパケット送信手段とを有している。
タは、複数のサブネットワークが複数のルータを介して
相互に接続されており、前記複数のサブネットワークと
して、前記サブネットワーク間を移動しても通信を行な
うことができる移動端末と前記サブネットワーク間を移
動することができない固定端末を収容できる移動端末対
応サブネットワークと、前記固定端末のみを収容できる
移動端末非対応サブネットワークとが存在する移動体パ
ケット通信システムにおける移動体対応ルータにおい
て、 a)データパケットと制御パケットを受信するパケット
受信手段と、 b)前記移動端末の所在に関する情報を維持する手段
と、 c)前記複数のサブネットワークに関して、該サブネッ
トワークが前記移動対応サブネットワークであるか否か
を示す移動端末対応サブネットワーク表記憶部と、d)前記パケット受信手段で受信されたパケットが前記
データパケットであるか前記制御パケットであるかを識
別してそれぞれを出力するデータ/制御パケット分離部
と、 e)前記移動端末の所在に関する情報と前記移動端末対
応サブネットワーク表を用いて、前記パケット受信手段
で受信された前記データパケットのヘッダを解析し、再
構成して出力するヘッダ処理手段と、 f)前記制御パケットを入力し、前記前記移動端末の所
在に関する情報と前記移動端末対応サブネットワーク表
を更新する制御パケット処理手段と、 g )前記ヘッダ処理部から出力されるパケットを送信す
るパケット送信手段とを有している。
【0008】また、本発明の移動体対応ルータは、前記
移動端末は該移動端末が現在接続されているサブネット
ワークに依存する位置アドレスと、現在接続されている
サブネットワークに依存せず該移動端末を管理するサブ
ネットワークに依存した固有アドレスを有しており、前
記移動端末対応ルータのヘッダ処理手段が、 a)受信したパケットが前記固有アドレスに基づく固有
アドレスヘッダと前記位置アドレスに基づく位置アドレ
スヘッダの両方を有するパケットであるか、前記固有ア
ドレスヘッダのみを有するパケットであるかを検出する
パケット検出手段と、 b)前記固有アドレスヘッダと前記位置アドレスヘッダ
を有するパケットを入力し、前記固有アドレスヘッダと
位置アドレスヘッダと前記移動端末の所在に関する情報
及び前記移動端末対応サブネットワーク表に基づいて前
記受信したパケットを再構成する手段と、 c)前記固有アドレスヘッダのみを有するパケットを入
力し、前記固有アドレスヘッダと前記移動端末の所在に
関する情報及び前記移動端未対応サブネットワーク表に
基づいて前記受信したパケットを再構成する手段とを有
している。
移動端末は該移動端末が現在接続されているサブネット
ワークに依存する位置アドレスと、現在接続されている
サブネットワークに依存せず該移動端末を管理するサブ
ネットワークに依存した固有アドレスを有しており、前
記移動端末対応ルータのヘッダ処理手段が、 a)受信したパケットが前記固有アドレスに基づく固有
アドレスヘッダと前記位置アドレスに基づく位置アドレ
スヘッダの両方を有するパケットであるか、前記固有ア
ドレスヘッダのみを有するパケットであるかを検出する
パケット検出手段と、 b)前記固有アドレスヘッダと前記位置アドレスヘッダ
を有するパケットを入力し、前記固有アドレスヘッダと
位置アドレスヘッダと前記移動端末の所在に関する情報
及び前記移動端末対応サブネットワーク表に基づいて前
記受信したパケットを再構成する手段と、 c)前記固有アドレスヘッダのみを有するパケットを入
力し、前記固有アドレスヘッダと前記移動端末の所在に
関する情報及び前記移動端未対応サブネットワーク表に
基づいて前記受信したパケットを再構成する手段とを有
している。
【0009】
【作用】本発明の移動体対応ルータは、直接接続されて
いるサブネットワークをホームネットワークとする移動
端末と直接接続されているサブネットワークに現在接続
されている移動端末に関するアドレス対応情報のみなら
ず、パケットの送信先が移動対応サブネットワークであ
るか否かを示すテーブルを有する。このため、それぞれ
の移動端末がパケット送信時に相手先が移動対応サブネ
ットワークであるかを調べる必要がなく、移動対応ルー
タにおいてパケットのフォーマット変換を行ない、移動
端末間、移動端末−固定端末間、固定端末間の通信を可
能にする。
いるサブネットワークをホームネットワークとする移動
端末と直接接続されているサブネットワークに現在接続
されている移動端末に関するアドレス対応情報のみなら
ず、パケットの送信先が移動対応サブネットワークであ
るか否かを示すテーブルを有する。このため、それぞれ
の移動端末がパケット送信時に相手先が移動対応サブネ
ットワークであるかを調べる必要がなく、移動対応ルー
タにおいてパケットのフォーマット変換を行ない、移動
端末間、移動端末−固定端末間、固定端末間の通信を可
能にする。
【0010】さらに、パケットの送信先が移動対応サブ
ネットワークであるか否かを示すテーブルを自動的に更
新する手段を有しているため、不正なパケットのフォー
マット変換によるオーバーヘッドの増加を抑圧すること
が可能になる。
ネットワークであるか否かを示すテーブルを自動的に更
新する手段を有しているため、不正なパケットのフォー
マット変換によるオーバーヘッドの増加を抑圧すること
が可能になる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図5に示すネットワークモ
デルを用いて詳細に説明する。図において、300,3
01,304,305は移動対応サブネットワーク、3
02,303は移動非対応サブネットワーク、306〜
309は移動対応ルータ、310は移動非対応ルータ、
321,322は移動端末、324は固定端末、33
1,332,333,334は移動対応サブネットワー
ク、300,301,304,305のアドレス対応デ
ータベース、341〜344は、アドレス対応データベ
ース331〜334を管理するアドレス対応データ管理
サーバである。
デルを用いて詳細に説明する。図において、300,3
01,304,305は移動対応サブネットワーク、3
02,303は移動非対応サブネットワーク、306〜
309は移動対応ルータ、310は移動非対応ルータ、
321,322は移動端末、324は固定端末、33
1,332,333,334は移動対応サブネットワー
ク、300,301,304,305のアドレス対応デ
ータベース、341〜344は、アドレス対応データベ
ース331〜334を管理するアドレス対応データ管理
サーバである。
【0012】移動体対応ルータ306〜309は、図1
に示す構成で実現される。図において、100は入力端
子、101はパケット受信部、102はヘッダ処理部、
103は移動対応サブネットワーク表記憶部、104は
移動端末の所在に関する情報としてアドレス対応表を記
憶するアドレス対応表記憶部、105はパケット送信
部、106は出力端子、107はデータ/制御パケット
分離部、108は制御パケット処理部である。
に示す構成で実現される。図において、100は入力端
子、101はパケット受信部、102はヘッダ処理部、
103は移動対応サブネットワーク表記憶部、104は
移動端末の所在に関する情報としてアドレス対応表を記
憶するアドレス対応表記憶部、105はパケット送信
部、106は出力端子、107はデータ/制御パケット
分離部、108は制御パケット処理部である。
【0013】図1を用いて移動体対応ルータの動作につ
いて説明する。まず、入力端子100からデータパケッ
トが入力されると、パケット受信部101において受信
される。パケット受信部101で受信されたデータパケ
ットは、データ/制御パケット分離部107においてデ
ータパケットとして認識され、ヘッダ処理部102に入
力される。ヘッダ処理部102においてアドレス対応表
記憶部104のデータと移動対応サブネットワーク表記
憶部103のデータを用いて処理される。
いて説明する。まず、入力端子100からデータパケッ
トが入力されると、パケット受信部101において受信
される。パケット受信部101で受信されたデータパケ
ットは、データ/制御パケット分離部107においてデ
ータパケットとして認識され、ヘッダ処理部102に入
力される。ヘッダ処理部102においてアドレス対応表
記憶部104のデータと移動対応サブネットワーク表記
憶部103のデータを用いて処理される。
【0014】移動対応サブネットワーク表は、例えば、
図2のように、サブネットワークの識別子とそのサブネ
ットワークが移動対応か非移動対応かを示すフラグで構
成される。移動対応サブネットワーク表の初期状態とし
て、移動体対応ルータが直接接続されるサブネットワー
クが移動対応サブネットワークであるか否かが設定され
る。例えば、移動体対応ルータ306であれば、このル
ータに直接接続されるサブネットワークは、移動体対応
サブネットワーク300と移動非対応サブネットワーク
302であるので、300は移動対応サブネットワー
ク、302は移動非対応サブネットワークと設定され
る。また、アドレス対応表記憶部は、図3のように、移
動端末の固有アドレスと位置アドレスの対応を示す表で
構成される。
図2のように、サブネットワークの識別子とそのサブネ
ットワークが移動対応か非移動対応かを示すフラグで構
成される。移動対応サブネットワーク表の初期状態とし
て、移動体対応ルータが直接接続されるサブネットワー
クが移動対応サブネットワークであるか否かが設定され
る。例えば、移動体対応ルータ306であれば、このル
ータに直接接続されるサブネットワークは、移動体対応
サブネットワーク300と移動非対応サブネットワーク
302であるので、300は移動対応サブネットワー
ク、302は移動非対応サブネットワークと設定され
る。また、アドレス対応表記憶部は、図3のように、移
動端末の固有アドレスと位置アドレスの対応を示す表で
構成される。
【0015】ヘッダ処理部102において処理されたパ
ケットは、パケット送信部105から出力端子106を
介して送信される。一方、アドレス対応表、移動対応サ
ブネットワーク表は、制御パケットによっても更新され
る。制御パケットを受信すると、データ/制御パケット
分離部107において制御パケットとして認識され、制
御パケット処理部108に入力される。制御パケット処
理部108では、入力された制御パケットに基づいてア
ドレス対応表、移動対応サブネットワーク表を更新す
る。
ケットは、パケット送信部105から出力端子106を
介して送信される。一方、アドレス対応表、移動対応サ
ブネットワーク表は、制御パケットによっても更新され
る。制御パケットを受信すると、データ/制御パケット
分離部107において制御パケットとして認識され、制
御パケット処理部108に入力される。制御パケット処
理部108では、入力された制御パケットに基づいてア
ドレス対応表、移動対応サブネットワーク表を更新す
る。
【0016】ヘッダ処理部102は、図6のように構成
できる。図において、400,407,408は入力端
子、406,409は出力端子、401はパケット検出
部、402,405はスイッチ(それぞれ、スイッチ
1,スイッチ2)、404は固有アドレスヘッダのみを
有するパケットの再構成部、403は位置アドレス/固
有アドレス両ヘッダを有するパケットの再構成部であ
る。入力端子400はデータ/制御パケット分離部10
7、入力端子407はアドレス対応表記憶部104、入
力端子408は移動対応サブネットワーク表記憶部10
3、出力端子406はパケット送信部105、出力端子
409は移動対応サブネットワーク表記憶部103にそ
れぞれ接続される。
できる。図において、400,407,408は入力端
子、406,409は出力端子、401はパケット検出
部、402,405はスイッチ(それぞれ、スイッチ
1,スイッチ2)、404は固有アドレスヘッダのみを
有するパケットの再構成部、403は位置アドレス/固
有アドレス両ヘッダを有するパケットの再構成部であ
る。入力端子400はデータ/制御パケット分離部10
7、入力端子407はアドレス対応表記憶部104、入
力端子408は移動対応サブネットワーク表記憶部10
3、出力端子406はパケット送信部105、出力端子
409は移動対応サブネットワーク表記憶部103にそ
れぞれ接続される。
【0017】ヘッダ処理部102では、まず、受信パケ
ット検出部401にて入力端子400からの受信したパ
ケットが位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの両
方のヘッダを有しているパケットであるか否かを検出す
る。もし、位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダを
有しているパケットであれば、スイッチ1,2(40
2,405)を制御して、入力端子400からの受信パ
ケットを固有/位置アドレス両ヘッダを有するパケット
の再構成部403へ入力させ、処理結果を出力させる。
もし、固有アドレスヘッダのみを有しているパケットで
あれば、スイッチ1,2(402,405)を制御し
て、入力端子400からの受信パケットを固有/位置ア
ドレス両ヘッダを有するパケットの再構成部404へ入
力させ、処理結果を出力させる。
ット検出部401にて入力端子400からの受信したパ
ケットが位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの両
方のヘッダを有しているパケットであるか否かを検出す
る。もし、位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダを
有しているパケットであれば、スイッチ1,2(40
2,405)を制御して、入力端子400からの受信パ
ケットを固有/位置アドレス両ヘッダを有するパケット
の再構成部403へ入力させ、処理結果を出力させる。
もし、固有アドレスヘッダのみを有しているパケットで
あれば、スイッチ1,2(402,405)を制御し
て、入力端子400からの受信パケットを固有/位置ア
ドレス両ヘッダを有するパケットの再構成部404へ入
力させ、処理結果を出力させる。
【0018】位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダ
を有するパケットの再構成部403においては、まず、
位置アドレスヘッダの宛先アドレスが直接接続されてい
るサブネットワーク内の端末宛か否かを調べる。移動対
応ルータ306の場合、直接接続されるサブネットワー
クは、サブネットワーク302もしくは300である。
位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダを有するパケ
ットの再構成部403では、次の手順に従ってパケット
のヘッダを処理する。図7及び8にこの手順のフローを
示す。
を有するパケットの再構成部403においては、まず、
位置アドレスヘッダの宛先アドレスが直接接続されてい
るサブネットワーク内の端末宛か否かを調べる。移動対
応ルータ306の場合、直接接続されるサブネットワー
クは、サブネットワーク302もしくは300である。
位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダを有するパケ
ットの再構成部403では、次の手順に従ってパケット
のヘッダを処理する。図7及び8にこの手順のフローを
示す。
【0019】1.宛先位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末の場合(801がYES)かつ、宛先固有ア
ドレスのエントリがアドレス対応表に存在する場合(8
03がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛
先位置アドレスの対応がアドレス対応表に存在する場合
(807がYES)は、パケットをそのまま送信する
(812)。
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末の場合(801がYES)かつ、宛先固有ア
ドレスのエントリがアドレス対応表に存在する場合(8
03がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛
先位置アドレスの対応がアドレス対応表に存在する場合
(807がYES)は、パケットをそのまま送信する
(812)。
【0020】2.宛先位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末の場合(801がYES)かつ、宛先固有ア
ドレスのエントリがアドレス対応表に存在する場合(8
03がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛
先位置アドレスの対応がアドレス対応表に存在しない場
合(807がNO)は、パケットの宛先位置アドレスヘ
ッダをアドレス対応表に示される位置アドレスに置き換
えて送信する(813)。
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末の場合(801がYES)かつ、宛先固有ア
ドレスのエントリがアドレス対応表に存在する場合(8
03がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛
先位置アドレスの対応がアドレス対応表に存在しない場
合(807がNO)は、パケットの宛先位置アドレスヘ
ッダをアドレス対応表に示される位置アドレスに置き換
えて送信する(813)。
【0021】3.宛先位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末の場合(801がYES)かつ、宛先固有ア
ドレスのエントリがアドレス対応表に存在しない場合
(803がNO)の場合は、パケットの位置アドレスヘ
ッダを削除して送信する(814)。
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末の場合(801がYES)かつ、宛先固有ア
ドレスのエントリがアドレス対応表に存在しない場合
(803がNO)の場合は、パケットの位置アドレスヘ
ッダを削除して送信する(814)。
【0022】4.宛先位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(801がNO)かつ、宛先固有アド
レスのエントリがアドレス対応表に存在する場合(80
4がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛先
位置アドレスの対応がアドレス対応表に存在する場合
(808がYES)は、パケットをそのまま送信する
(812)。
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(801がNO)かつ、宛先固有アド
レスのエントリがアドレス対応表に存在する場合(80
4がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛先
位置アドレスの対応がアドレス対応表に存在する場合
(808がYES)は、パケットをそのまま送信する
(812)。
【0023】5.宛先位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(801がNO)かつ、宛先固有アド
レスのエントリがアドレス対応表に存在する場合(80
4がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛先
位置アドレスの対応がアドレス対応表に存在しない場合
(808がNO)場合は、パケットの宛先位置アドレス
ヘッダをアドレス対応表に示される位置アドレスに置き
換えて送信する(813)。
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(801がNO)かつ、宛先固有アド
レスのエントリがアドレス対応表に存在する場合(80
4がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛先
位置アドレスの対応がアドレス対応表に存在しない場合
(808がNO)場合は、パケットの宛先位置アドレス
ヘッダをアドレス対応表に示される位置アドレスに置き
換えて送信する(813)。
【0024】6.宛先位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(801がNO)かつ、宛先固有アド
レスのエントリがアドレス対応表に存在しない場合(8
04がNO)は、宛先位置アドレスをパケットの宛先固
有アドレスに置き換えて送信する(815)。
ブネットワーク内の端末の場合(800がYES)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(801がNO)かつ、宛先固有アド
レスのエントリがアドレス対応表に存在しない場合(8
04がNO)は、宛先位置アドレスをパケットの宛先固
有アドレスに置き換えて送信する(815)。
【0025】7.宛先位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末でなく(800がNO)かつ、
宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワーク内
の端末であり(802がYES)かつ、宛先固有アドレ
スのエントリがアドレス対応表に存在する場合(805
がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛先位
置アドレスの対応がアドレス対応表に存在する場合(8
09がYES)は、パケットをそのまま送信する(81
2)。
ブネットワーク内の端末でなく(800がNO)かつ、
宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワーク内
の端末であり(802がYES)かつ、宛先固有アドレ
スのエントリがアドレス対応表に存在する場合(805
がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛先位
置アドレスの対応がアドレス対応表に存在する場合(8
09がYES)は、パケットをそのまま送信する(81
2)。
【0026】8.宛先位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末でなく(800がNO)かつ、
宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワーク内
の端末であり(802がYES)かつ、宛先固有アドレ
スのエントリがアドレス対応表に存在する場合(805
がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛先位
置アドレスの対応がアドレス対応表に存在しない場合
(809がNO)は、パケットの宛先位置アドレスヘッ
ダをアドレス対応表に示される位置アドレスに置き換え
て送信する(813)。
ブネットワーク内の端末でなく(800がNO)かつ、
宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワーク内
の端末であり(802がYES)かつ、宛先固有アドレ
スのエントリがアドレス対応表に存在する場合(805
がYES)かつ、パケットの宛先固有アドレスと宛先位
置アドレスの対応がアドレス対応表に存在しない場合
(809がNO)は、パケットの宛先位置アドレスヘッ
ダをアドレス対応表に示される位置アドレスに置き換え
て送信する(813)。
【0027】9.宛先位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末でなく(800がNO)かつ、
宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワーク内
の端末であり(802がYES)かつ、宛先固有アドレ
スのエントリがアドレス対応表に存在しない場合(80
5がNO)は、パケットを廃棄する(816)。
ブネットワーク内の端末でなく(800がNO)かつ、
宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワーク内
の端末であり(802がYES)かつ、宛先固有アドレ
スのエントリがアドレス対応表に存在しない場合(80
5がNO)は、パケットを廃棄する(816)。
【0028】10.宛先位置アドレスが直接接続される
サブネットワーク内の端末でなく(800がNO)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(802がNO)かつ、パケットの宛
先固有アドレスと宛先位置アドレスが等しく(806が
YES)かつ、送信元位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末であり(810がYES)か
つ、移動対応サブネットワーク表を参照して宛先固有ア
ドレスで定まるサブネットワークが移動対応の場合(8
11がYES)は、パケットをそのまま送信する(81
2)。
サブネットワーク内の端末でなく(800がNO)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(802がNO)かつ、パケットの宛
先固有アドレスと宛先位置アドレスが等しく(806が
YES)かつ、送信元位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末であり(810がYES)か
つ、移動対応サブネットワーク表を参照して宛先固有ア
ドレスで定まるサブネットワークが移動対応の場合(8
11がYES)は、パケットをそのまま送信する(81
2)。
【0029】11.宛先位置アドレスが直接接続される
サブネットワーク内の端末でなく(800がNO)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(802がNO)かつ、パケットの宛
先固有アドレスと宛先位置アドレスが等しく(806が
YES)かつ、送信元位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末であり(810がYES)か
つ、移動対応サブネットワーク表を参照して宛先固有ア
ドレスで定まるサブネットワークが移動対応ではない場
合(811がNO)は、パケットの位置アドレスヘッダ
を削除して送信する(814)。
サブネットワーク内の端末でなく(800がNO)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(802がNO)かつ、パケットの宛
先固有アドレスと宛先位置アドレスが等しく(806が
YES)かつ、送信元位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末であり(810がYES)か
つ、移動対応サブネットワーク表を参照して宛先固有ア
ドレスで定まるサブネットワークが移動対応ではない場
合(811がNO)は、パケットの位置アドレスヘッダ
を削除して送信する(814)。
【0030】12.宛先位置アドレスが直接接続される
サブネットワーク内の端末でなく(800がNO)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(802がNO)かつ、パケットの宛
先固有アドレスと宛先位置アドレスが等しく(806が
YES)かつ、送信元位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末でない(810がNO)場合
は、パケットをそのまま送信する(812)。
サブネットワーク内の端末でなく(800がNO)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(802がNO)かつ、パケットの宛
先固有アドレスと宛先位置アドレスが等しく(806が
YES)かつ、送信元位置アドレスが直接接続されるサ
ブネットワーク内の端末でない(810がNO)場合
は、パケットをそのまま送信する(812)。
【0031】13.宛先位置アドレスが直接接続される
サブネットワーク内の端末でなく(800がNO)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(802がNO)かつ、パケットの宛
先固有アドレスと宛先位置アドレスが異なる(806が
NO)場合は、パケットをそのまま送信する(81
2)。である。
サブネットワーク内の端末でなく(800がNO)か
つ、宛先固有アドレスが直接接続されるサブネットワー
ク内の端末でなく(802がNO)かつ、パケットの宛
先固有アドレスと宛先位置アドレスが異なる(806が
NO)場合は、パケットをそのまま送信する(81
2)。である。
【0032】一方、固有アドレスヘッダのみを有するパ
ケットの再構成部404における処理は、次の手順で行
なわれる。この手順を示すフローを図9及び図10に示
す。
ケットの再構成部404における処理は、次の手順で行
なわれる。この手順を示すフローを図9及び図10に示
す。
【0033】1.宛先アドレスが直接接続されるサブネ
ットワーク内の端末の場合(850がYES)かつ、送
信元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端
末の場合(851がYES)かつ、宛先アドレスを固有
アドレスとしてその固有アドレスがアドレス対応表内に
存在する場合(853がYES)は、宛先の位置アドレ
スをアドレス対応表から参照し、送信元の位置アドレス
をパケットの送信元アドレス元アドレスとして、位置ア
ドレスヘッダを構成し、パケットに付加して送信する。
(860)。
ットワーク内の端末の場合(850がYES)かつ、送
信元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端
末の場合(851がYES)かつ、宛先アドレスを固有
アドレスとしてその固有アドレスがアドレス対応表内に
存在する場合(853がYES)は、宛先の位置アドレ
スをアドレス対応表から参照し、送信元の位置アドレス
をパケットの送信元アドレス元アドレスとして、位置ア
ドレスヘッダを構成し、パケットに付加して送信する。
(860)。
【0034】2.宛先アドレスが直接接続されるサブネ
ットワーク内の端末の場合(850がYES)かつ、送
信元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端
末の場合(851がYES)かつ、宛先アドレスを固有
アドレスとしてその固有アドレスがアドレス対応表内に
存在しない場合(853がNO)は、パケットをそのま
ま送信する(859)。
ットワーク内の端末の場合(850がYES)かつ、送
信元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端
末の場合(851がYES)かつ、宛先アドレスを固有
アドレスとしてその固有アドレスがアドレス対応表内に
存在しない場合(853がNO)は、パケットをそのま
ま送信する(859)。
【0035】3.宛先アドレスが直接接続されるサブネ
ットワーク内の端末の場合(850がYES)かつ、送
信元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端
末でなく(851がNO)かつ、宛先アドレスを固有ア
ドレスとしてその固有アドレスがアドレス対応表内に存
在する場合(854がYES)は、移動対応サブネット
ワーク通知処理(後述)を行ない(857)、宛先の位
置アドレスをアドレス対応表から参照し、送信元の位置
アドレスをパケットの送信元アドレス元アドレスとし
て、位置アドレスヘッダを構成し、パケットに付加して
送信する(860)。
ットワーク内の端末の場合(850がYES)かつ、送
信元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端
末でなく(851がNO)かつ、宛先アドレスを固有ア
ドレスとしてその固有アドレスがアドレス対応表内に存
在する場合(854がYES)は、移動対応サブネット
ワーク通知処理(後述)を行ない(857)、宛先の位
置アドレスをアドレス対応表から参照し、送信元の位置
アドレスをパケットの送信元アドレス元アドレスとし
て、位置アドレスヘッダを構成し、パケットに付加して
送信する(860)。
【0036】4.宛先アドレスが直接接続されるサブネ
ットワーク内の端末の場合(850がYES)かつ、送
信元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端
末でなく(851がNO)かつ、宛先アドレスを固有ア
ドレスとしてその固有アドレスがアドレス対応表内に存
在しない場合(854がNO)は、移動対応サブネット
ワーク通知(後述)を行ない(856)、パケットをそ
のまま送信する(859)。
ットワーク内の端末の場合(850がYES)かつ、送
信元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端
末でなく(851がNO)かつ、宛先アドレスを固有ア
ドレスとしてその固有アドレスがアドレス対応表内に存
在しない場合(854がNO)は、移動対応サブネット
ワーク通知(後述)を行ない(856)、パケットをそ
のまま送信する(859)。
【0037】5.宛先アドレスが直接接続されるサブネ
ットワーク内の端末でなく(850がNO)かつ、送信
元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端末
の場合(852がYES)かつ、宛先アドレスを固有ア
ドレスとして、その固有アドレスがアドレス対応表内に
存在する(855がYES)場合、宛先の位置アドレス
を表から参照し、送信元の位置アドレスをパケットの送
信元アドレス元アドレスとして、位置アドレスヘッダを
構成し、パケットに付加して送信する(860)。
ットワーク内の端末でなく(850がNO)かつ、送信
元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端末
の場合(852がYES)かつ、宛先アドレスを固有ア
ドレスとして、その固有アドレスがアドレス対応表内に
存在する(855がYES)場合、宛先の位置アドレス
を表から参照し、送信元の位置アドレスをパケットの送
信元アドレス元アドレスとして、位置アドレスヘッダを
構成し、パケットに付加して送信する(860)。
【0038】6.宛先アドレスが直接接続されるサブネ
ットワーク内の端末でなく(850がNO)かつ、送信
元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端末
の場合(852がYES)かつ、宛先アドレスを固有ア
ドレスとして、その固有アドレスがアドレス対応表内に
存在しない(855がNO)場合かつ、パケットの宛先
アドレスが移動対応サブネットワーク内の端末の場合
(858がYES)は、パケットの宛先アドレスと送信
元アドレスに基づいて位置アドレスヘッダを構成し、パ
ケットに位置アドレスヘッダを付加して送信する(86
1)。
ットワーク内の端末でなく(850がNO)かつ、送信
元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端末
の場合(852がYES)かつ、宛先アドレスを固有ア
ドレスとして、その固有アドレスがアドレス対応表内に
存在しない(855がNO)場合かつ、パケットの宛先
アドレスが移動対応サブネットワーク内の端末の場合
(858がYES)は、パケットの宛先アドレスと送信
元アドレスに基づいて位置アドレスヘッダを構成し、パ
ケットに位置アドレスヘッダを付加して送信する(86
1)。
【0039】7.宛先アドレスが直接接続されるサブネ
ットワーク内の端末でなく(850がNO)かつ、送信
元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端末
の場合(852がYES)かつ、宛先アドレスを固有ア
ドレスとして、その固有アドレスがアドレス対応表内に
存在しない(855がNO)場合かつ、パケットの宛先
アドレスが移動対応サブネットワーク内の端末でない場
合(858がNO)は、パケットをそのまま送信する
(859)。
ットワーク内の端末でなく(850がNO)かつ、送信
元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端末
の場合(852がYES)かつ、宛先アドレスを固有ア
ドレスとして、その固有アドレスがアドレス対応表内に
存在しない(855がNO)場合かつ、パケットの宛先
アドレスが移動対応サブネットワーク内の端末でない場
合(858がNO)は、パケットをそのまま送信する
(859)。
【0040】8.宛先アドレスが直接接続されるサブネ
ットワーク内の端末でなく(850がNO)かつ、送信
元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端末
でない(852がNO)場合は、パケットをそのまま送
信する(859)。である。
ットワーク内の端末でなく(850がNO)かつ、送信
元アドレスが直接接続されるサブネットワーク内の端末
でない(852がNO)場合は、パケットをそのまま送
信する(859)。である。
【0041】以上のように、移動体対応ルータでは、 ・受信したパケット位置アドレスヘッダと固有アドレス
ヘッダの両方のヘッダを有しておらず、そのパケットの
宛先が直接接続されるサブネットワーク内の端末であ
り、そのパケットの発信元が直接接続されているサブネ
ットワークではないデータパケット(パケット1)を受
信すると、移動対応サブネットワーク通知処理を行な
う。
ヘッダの両方のヘッダを有しておらず、そのパケットの
宛先が直接接続されるサブネットワーク内の端末であ
り、そのパケットの発信元が直接接続されているサブネ
ットワークではないデータパケット(パケット1)を受
信すると、移動対応サブネットワーク通知処理を行な
う。
【0042】パケット1を受信する場合は、図7〜10
より、 ・パケット1の送信元が移動対応サブネットワークであ
るが、宛先が移動対応サブネットワークであるかどうか
わからない場合、 ・パケット1の送信元が移動対応サブネットワークでな
い場合、のいずれかである。
より、 ・パケット1の送信元が移動対応サブネットワークであ
るが、宛先が移動対応サブネットワークであるかどうか
わからない場合、 ・パケット1の送信元が移動対応サブネットワークでな
い場合、のいずれかである。
【0043】パケット1の送信元が移動対応サブネット
ワークである場合には、その宛先が移動対応サブネット
ワークであることが通知されると、それ以降は位置アド
レスヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有するパケッ
トを送信することとなる。
ワークである場合には、その宛先が移動対応サブネット
ワークであることが通知されると、それ以降は位置アド
レスヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有するパケッ
トを送信することとなる。
【0044】一方、パケットの送信元が移動対応サブネ
ットワークでない場合には、宛先が移動対応サブネット
ワークであるか否かにかかわらず、パケットに位置アド
レスヘッダと固有アドレスヘッダをつけることは不可能
であるから、移動対応ルータにおいてパケットヘッダの
変換を行なう必要がある。
ットワークでない場合には、宛先が移動対応サブネット
ワークであるか否かにかかわらず、パケットに位置アド
レスヘッダと固有アドレスヘッダをつけることは不可能
であるから、移動対応ルータにおいてパケットヘッダの
変換を行なう必要がある。
【0045】以上の処理のシーケンス図を図11〜図1
3に示す。図11及び12はパケット1の送信元が移動
対応サブネットワークの場合であり、図11はパケット
1を送信した端末がホームネットワークに存在する場
合、図12はホームネットワーク以外のサブネットワー
クに存在する場合である。一方、図13は、パケット1
を送信した端末が移動対応サブネットワーク以外の固定
端末の場合である。
3に示す。図11及び12はパケット1の送信元が移動
対応サブネットワークの場合であり、図11はパケット
1を送信した端末がホームネットワークに存在する場
合、図12はホームネットワーク以外のサブネットワー
クに存在する場合である。一方、図13は、パケット1
を送信した端末が移動対応サブネットワーク以外の固定
端末の場合である。
【0046】まず、図11を用いて、移動対応サブネッ
トワーク通知処理の手順を示す。
トワーク通知処理の手順を示す。
【0047】1.パケット1を受信した移動体対応ルー
タ(モバイルルータ1)は、パケット1の送信元(ホス
ト)に対して、そのサブネットワーク識別子を要求する
制御パケット(501)を送信する。この制御パケット
としては、インターネットコントロールメッセージプロ
トコル(ICMP,Internet Control
Message Protocol)のAddres
s mask request(例えば、Radia
Perlman,“Interconnection
s,Bridges and Routers”,AD
DISON−WESLEY PUBLISHING C
OMPANY,INC.1992)を用いることができ
る。
タ(モバイルルータ1)は、パケット1の送信元(ホス
ト)に対して、そのサブネットワーク識別子を要求する
制御パケット(501)を送信する。この制御パケット
としては、インターネットコントロールメッセージプロ
トコル(ICMP,Internet Control
Message Protocol)のAddres
s mask request(例えば、Radia
Perlman,“Interconnection
s,Bridges and Routers”,AD
DISON−WESLEY PUBLISHING C
OMPANY,INC.1992)を用いることができ
る。
【0048】2.制御パケット501を受信したパケッ
ト1の送信元(ホスト)は、制御パケット501に対す
る応答を制御パケット501を受信した移動体対応ルー
タ(モバイルルータ1)に返す(502)。これは、イ
ンターネットコントロールメッセージプロトコル(IC
MP,Internet Control Messa
ge Protocol)のAddress mask
reply(例えば、Radia Perlman,
“Interconnections,Bridges
and Routers”,ADDISON−WES
LEY PUBLISHING COMPANY,IN
C.1992)を用いることができる。
ト1の送信元(ホスト)は、制御パケット501に対す
る応答を制御パケット501を受信した移動体対応ルー
タ(モバイルルータ1)に返す(502)。これは、イ
ンターネットコントロールメッセージプロトコル(IC
MP,Internet Control Messa
ge Protocol)のAddress mask
reply(例えば、Radia Perlman,
“Interconnections,Bridges
and Routers”,ADDISON−WES
LEY PUBLISHING COMPANY,IN
C.1992)を用いることができる。
【0049】3.制御パケット502を受信した移動体
対応ルータ(モバイルルータ1)は、制御パケット50
2に示されるサブネットワーク識別子を自分の移動対応
サブネットワーク表に移動非対応サブネットワークとし
て登録する。さらに、パケット1の送信元に対して、 ・パケット1の送信元アドレス ・パケット1の宛先アドレスで特定されるサブネットワ
ーク識別子(NET−A) ・NET−Aが移動対応サブネットワークであることを
示すフラグ を情報として含む制御パケット503(通知パケット)
をパケット1の送信元(ホスト)に対して送る。
対応ルータ(モバイルルータ1)は、制御パケット50
2に示されるサブネットワーク識別子を自分の移動対応
サブネットワーク表に移動非対応サブネットワークとし
て登録する。さらに、パケット1の送信元に対して、 ・パケット1の送信元アドレス ・パケット1の宛先アドレスで特定されるサブネットワ
ーク識別子(NET−A) ・NET−Aが移動対応サブネットワークであることを
示すフラグ を情報として含む制御パケット503(通知パケット)
をパケット1の送信元(ホスト)に対して送る。
【0050】4.パケット1の送信元(ホスト)に送ら
れた制御パケット503は、まず、パケット1の送信元
(ホスト)が接続されているサブネットワークに直接接
続される移動体対応ルータ(モバイルルータ2)が受信
する。ここで、この移動体対応ルータ(モバイルルータ
2)は、制御パケットであることがわかるので、制御パ
ケット503をパケット1の送信元(ホスト)のアドレ
スで定められるサブネットワークに関する位置アドレス
と固有アドレスとのデータベースサーバに宛先を変更し
て送信する(504、データベースサーバへの通知パケ
ット)。
れた制御パケット503は、まず、パケット1の送信元
(ホスト)が接続されているサブネットワークに直接接
続される移動体対応ルータ(モバイルルータ2)が受信
する。ここで、この移動体対応ルータ(モバイルルータ
2)は、制御パケットであることがわかるので、制御パ
ケット503をパケット1の送信元(ホスト)のアドレ
スで定められるサブネットワークに関する位置アドレス
と固有アドレスとのデータベースサーバに宛先を変更し
て送信する(504、データベースサーバへの通知パケ
ット)。
【0051】5.制御パケット504を植えたデータベ
ースサーバは、まず、制御パケット504に含まれるパ
ケット1の送信元アドレスで識別される端末(ホスト)
の所在を確認する。この例の場合は、その端末はデータ
ベースサーバと同じサブネットワーク内に存在する。こ
の場合、データベースサーバは、NET−Aが移動対応
サブネットワークであることを通知する制御パケット5
05をサブネットワーク内に同報するとともに、データ
ベース中の移動対応サブネットワーク表にNET−Aが
移動対応であることを記録する。
ースサーバは、まず、制御パケット504に含まれるパ
ケット1の送信元アドレスで識別される端末(ホスト)
の所在を確認する。この例の場合は、その端末はデータ
ベースサーバと同じサブネットワーク内に存在する。こ
の場合、データベースサーバは、NET−Aが移動対応
サブネットワークであることを通知する制御パケット5
05をサブネットワーク内に同報するとともに、データ
ベース中の移動対応サブネットワーク表にNET−Aが
移動対応であることを記録する。
【0052】6.データベースサーバからの同報パケッ
ト505を受信した移動体対応ルータ(モバイルルータ
2)は、NET−Aが移動対応であることをそのルータ
が有する移動対応サブネットワーク表に記録する。
ト505を受信した移動体対応ルータ(モバイルルータ
2)は、NET−Aが移動対応であることをそのルータ
が有する移動対応サブネットワーク表に記録する。
【0053】以上により、パケット1を送信した端末が
存在するサブネットワークの移動体対応ルータ(モバイ
ルルータ2)には、NET−Aが移動対応であることが
わかるため、以降はNET−Aに対しては、位置アドレ
スヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有するパケット
を送信することになる。
存在するサブネットワークの移動体対応ルータ(モバイ
ルルータ2)には、NET−Aが移動対応であることが
わかるため、以降はNET−Aに対しては、位置アドレ
スヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有するパケット
を送信することになる。
【0054】また、パケット1を送信した端末がホーム
ネットワーク以外に存在する場合は、パケット1に受信
した移動体対応ルータ(モバイルルータ1)はパケット
1を送信した端末(ホスト)の固有アドレスしか知るこ
とができないので、図11と同様の制御パケット送信す
る。
ネットワーク以外に存在する場合は、パケット1に受信
した移動体対応ルータ(モバイルルータ1)はパケット
1を送信した端末(ホスト)の固有アドレスしか知るこ
とができないので、図11と同様の制御パケット送信す
る。
【0055】図12が、図11と異なる点は、 1.制御パケット501は、パケット1を送信した端末
(ホスト)のホームネットワークの移動体対応ルータ
(モバイルルータ2)は、パケット1を送信した端末
(ホスト)の位置アドレスを知っているので、その位置
アドレスに転送する。
(ホスト)のホームネットワークの移動体対応ルータ
(モバイルルータ2)は、パケット1を送信した端末
(ホスト)の位置アドレスを知っているので、その位置
アドレスに転送する。
【0056】2.制御パケット504を受信したデータ
ベースサーバは、パケット1を送信した端末(ホスト)
が所在するサブネットワークのデータベースサーバに対
して、NET−Aが移動対応サブネットワークであるこ
とを通知する(506)。この通知を受けたパケット1
を送信した端末が所在するサブネットワークのデータベ
ースサーバは、同報パケット505と同様に、そのサブ
ネットワーク内に同報することによって、パケット1を
送信した端末(ホスト)が所在するサブネットワークに
接続される移動体対応ルータ(モバイルルータ2)にN
ET−Aが移動対応であることを通知する。という点で
ある。
ベースサーバは、パケット1を送信した端末(ホスト)
が所在するサブネットワークのデータベースサーバに対
して、NET−Aが移動対応サブネットワークであるこ
とを通知する(506)。この通知を受けたパケット1
を送信した端末が所在するサブネットワークのデータベ
ースサーバは、同報パケット505と同様に、そのサブ
ネットワーク内に同報することによって、パケット1を
送信した端末(ホスト)が所在するサブネットワークに
接続される移動体対応ルータ(モバイルルータ2)にN
ET−Aが移動対応であることを通知する。という点で
ある。
【0057】以上により、パケット1を送信した端末
(ホスト)が移動対応サブネットワークに存在する場合
には、パケット1を送信した端末(ホスト)が存在する
サブネットワークに接続される移動体対応ルータ(モバ
イルルータ2)に対して、NET−Aが移動対応である
ことが通知されるため、NET−Aに対しては位置アド
レスヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有するパケッ
トを送信するため、以上の移動対応通知手順は終了す
る。また、パケット1を受信したNET−A側の端末が
パケット1を送信した端末(ホスト)にパケットを送信
すると、パケット1を送信した端末(ホスト)が接続さ
れるサブネットワークの移動体対応ルータ(モバイルル
ータ2)が以上に述べた手順を起動することになるの
で、お互いに移動対応ネットワークであることを知るこ
とができる。
(ホスト)が移動対応サブネットワークに存在する場合
には、パケット1を送信した端末(ホスト)が存在する
サブネットワークに接続される移動体対応ルータ(モバ
イルルータ2)に対して、NET−Aが移動対応である
ことが通知されるため、NET−Aに対しては位置アド
レスヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有するパケッ
トを送信するため、以上の移動対応通知手順は終了す
る。また、パケット1を受信したNET−A側の端末が
パケット1を送信した端末(ホスト)にパケットを送信
すると、パケット1を送信した端末(ホスト)が接続さ
れるサブネットワークの移動体対応ルータ(モバイルル
ータ2)が以上に述べた手順を起動することになるの
で、お互いに移動対応ネットワークであることを知るこ
とができる。
【0058】一方、パケット1を送信した端末(ホス
ト)が移動非対応サブネットワークに存在する場合に
は、図3に示すようにパケット1を送信した端末(ホス
ト)が接続されるサブネットワークのルータ2が移動対
応していないため、制御パケット503は廃棄される。
このため、パケット1を送信した端末(ホスト)が存在
するサブネットワークに対して、NET−Aが移動対応
サブネットワークであることは通知されない。また、パ
ケット1を受信したNET−A側の端末がパケット1を
送信した端末(ホスト)に対してパケットを送信して
も、上述の手順は起動されない。このため、パケット1
を受信した端末が接続されるサブネットワークの移動体
対応ルータにおいては、パケット1を送信した端末(ホ
スト)が接続されるサブネットワークは移動非対応であ
るという情報が維持されるため、NET−Aに接続され
る移動体対応ルータにおいては、パケット1が接続され
るサブネットワーク宛のパケットは固有アドレスヘッダ
しか有さないパケットに変換される。以上により、移動
非対応サブネットワーク内の端末とも通信を行なうこと
が可能になる。
ト)が移動非対応サブネットワークに存在する場合に
は、図3に示すようにパケット1を送信した端末(ホス
ト)が接続されるサブネットワークのルータ2が移動対
応していないため、制御パケット503は廃棄される。
このため、パケット1を送信した端末(ホスト)が存在
するサブネットワークに対して、NET−Aが移動対応
サブネットワークであることは通知されない。また、パ
ケット1を受信したNET−A側の端末がパケット1を
送信した端末(ホスト)に対してパケットを送信して
も、上述の手順は起動されない。このため、パケット1
を受信した端末が接続されるサブネットワークの移動体
対応ルータにおいては、パケット1を送信した端末(ホ
スト)が接続されるサブネットワークは移動非対応であ
るという情報が維持されるため、NET−Aに接続され
る移動体対応ルータにおいては、パケット1が接続され
るサブネットワーク宛のパケットは固有アドレスヘッダ
しか有さないパケットに変換される。以上により、移動
非対応サブネットワーク内の端末とも通信を行なうこと
が可能になる。
【0059】制御パケット503,506のパケット構
成の例を図14、15に示す。図14において、600
は制御パケット503であることを示す情報を有するパ
ケットヘッダ、601はパケット1の送信元アドレス、
602はNET−Aの識別子、603はNET−Aが移
動対応サブネットワークであることを示すフラグであ
る。図15において、700は制御パケット506であ
ることを示す情報を有するパケットヘッダ、701はN
ET−Aの識別子、702はNET−Aが移動対応サブ
ネットワークであることを示すフラグである。
成の例を図14、15に示す。図14において、600
は制御パケット503であることを示す情報を有するパ
ケットヘッダ、601はパケット1の送信元アドレス、
602はNET−Aの識別子、603はNET−Aが移
動対応サブネットワークであることを示すフラグであ
る。図15において、700は制御パケット506であ
ることを示す情報を有するパケットヘッダ、701はN
ET−Aの識別子、702はNET−Aが移動対応サブ
ネットワークであることを示すフラグである。
【0060】移動端末321,322は、送信元及び宛
先の位置アドレスと固有アドレスに基づいて構成される
位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダを有するパケ
ットと固有アドレスヘッダのみを有するパケットの両方
を扱うことができる。これに対して、固定ホスト324
は、固定アドレスヘッダだけを有するパケットのみを正
しく扱うことができる。
先の位置アドレスと固有アドレスに基づいて構成される
位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダを有するパケ
ットと固有アドレスヘッダのみを有するパケットの両方
を扱うことができる。これに対して、固定ホスト324
は、固定アドレスヘッダだけを有するパケットのみを正
しく扱うことができる。
【0061】ここで、移動対応サブネットワーク30
0,301,304,305の識別子をそれぞれNet
−0,Net−1,Net−4,Net−5、移動非対
応サブネットワーク302,303の識別子をそれぞれ
Net−2,Net−3とする。各移動端末は、固有ア
ドレスと位置アドレスを有しており、移動端末321の
固有アドレスをNet−5.1、位置アドレスをNet
−1.1、移動端末322の固有アドレスをNet−
0.1、位置アドレスをNet−4.1とする。各移動
端末の固有アドレスで識別されるサブネットワークをホ
ームネットワークと定義する。各移動端末の固有アドレ
スと位置アドレスは、少なくとも現在接続されているサ
ブネットワークを管理するアドレス対応データベースと
そのサブネットワークに接続される移動対応ルータ及び
それぞれのホームネットワークを管理するアドレス対応
データベースとホームネットワークに接続される移動対
応ルータにおいて維持されている。
0,301,304,305の識別子をそれぞれNet
−0,Net−1,Net−4,Net−5、移動非対
応サブネットワーク302,303の識別子をそれぞれ
Net−2,Net−3とする。各移動端末は、固有ア
ドレスと位置アドレスを有しており、移動端末321の
固有アドレスをNet−5.1、位置アドレスをNet
−1.1、移動端末322の固有アドレスをNet−
0.1、位置アドレスをNet−4.1とする。各移動
端末の固有アドレスで識別されるサブネットワークをホ
ームネットワークと定義する。各移動端末の固有アドレ
スと位置アドレスは、少なくとも現在接続されているサ
ブネットワークを管理するアドレス対応データベースと
そのサブネットワークに接続される移動対応ルータ及び
それぞれのホームネットワークを管理するアドレス対応
データベースとホームネットワークに接続される移動対
応ルータにおいて維持されている。
【0062】また、移動端末が通信する場合、その端末
が通信する相手が固有アドレスと位置アドレスを有する
ときには、相手の固有アドレスと位置アドレスの対応を
その移動端末は維持する。これに対し、固定端末324
は固有アドレスのみを有しており、固有アドレスをNe
t−2.1とする。固定端末は位置アドレスを有してい
ないので、アドレス対応データベースには登録されな
い。
が通信する相手が固有アドレスと位置アドレスを有する
ときには、相手の固有アドレスと位置アドレスの対応を
その移動端末は維持する。これに対し、固定端末324
は固有アドレスのみを有しており、固有アドレスをNe
t−2.1とする。固定端末は位置アドレスを有してい
ないので、アドレス対応データベースには登録されな
い。
【0063】移動端末は、図4のように構成することが
できる。図において、200,213は入力端子、21
0,203は出力端子、201は固有アドレスヘッダ作
成部、202は位置アドレスヘッダ作成部、211は固
有アドレスヘッダ処理部、212は位置アドレスヘッダ
処理部、214はアドレス対応表である。210,21
1,212,213で構成される系はパケットを受信し
た場合の系である。200,201,202,203で
構成される系は、パケットを送信する場合の系である。
移動端末及び移動対応ルータのアドレス対応表は、接続
されるサブネットワークのアドレス対応データベースサ
ーバから周期的に通知される制御パケットによっても更
新される。
できる。図において、200,213は入力端子、21
0,203は出力端子、201は固有アドレスヘッダ作
成部、202は位置アドレスヘッダ作成部、211は固
有アドレスヘッダ処理部、212は位置アドレスヘッダ
処理部、214はアドレス対応表である。210,21
1,212,213で構成される系はパケットを受信し
た場合の系である。200,201,202,203で
構成される系は、パケットを送信する場合の系である。
移動端末及び移動対応ルータのアドレス対応表は、接続
されるサブネットワークのアドレス対応データベースサ
ーバから周期的に通知される制御パケットによっても更
新される。
【0064】このような状況において、移動端末間、固
定端末間及び移動端末−固定端末間の通信を行なう場
合、 ・移動端末間の通信:固有アドレスに基づく固有アドレ
スヘッダと位置アドレスに基づく位置アドレスヘッダを
有するパケットにより通信を行なう。
定端末間及び移動端末−固定端末間の通信を行なう場
合、 ・移動端末間の通信:固有アドレスに基づく固有アドレ
スヘッダと位置アドレスに基づく位置アドレスヘッダを
有するパケットにより通信を行なう。
【0065】・固定端末間の通信:固有アドレスヘッダ
のみを有するパケットにより通信を行なう。
のみを有するパケットにより通信を行なう。
【0066】・移動端末から固定端末への通信:移動端
末は位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダを有する
パケットを送信し、移動対応ルータにおいて固有アドレ
スヘッダのみを有するパケットに変換して、固定端末へ
転送する。
末は位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダを有する
パケットを送信し、移動対応ルータにおいて固有アドレ
スヘッダのみを有するパケットに変換して、固定端末へ
転送する。
【0067】・固定端末から移動端末への通信:固定端
末は固有アドレスヘッダを有するパケットしか送信でき
ない。移動端末へのパケットが移動対応ルータを介して
送信され、そのルータが位置アドレスヘッダと固有アド
レスヘッダを有するパケットに変換して送信する。移動
端末が、固有アドレスヘッダのみを有するパケットと位
置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有する
パケットを処理できる場合には、移動対応ルータを介さ
ずに通信を行なうこともできる。という形態で通信が行
なわれる。
末は固有アドレスヘッダを有するパケットしか送信でき
ない。移動端末へのパケットが移動対応ルータを介して
送信され、そのルータが位置アドレスヘッダと固有アド
レスヘッダを有するパケットに変換して送信する。移動
端末が、固有アドレスヘッダのみを有するパケットと位
置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有する
パケットを処理できる場合には、移動対応ルータを介さ
ずに通信を行なうこともできる。という形態で通信が行
なわれる。
【0068】以上の通信形態に関し、図5のネットワー
クモデルを用いて説明する。移動対応ルータの移動対応
サブネットワークテーブルの初期状態として、移動体対
応ルータ308はネットワーク300とネットワーク3
05が移動対応サブネットワークであることを知ってお
り、移動対応ルータ306はネットワーク304が移動
対応サブネットワークであることを知っているものとす
る。
クモデルを用いて説明する。移動対応ルータの移動対応
サブネットワークテーブルの初期状態として、移動体対
応ルータ308はネットワーク300とネットワーク3
05が移動対応サブネットワークであることを知ってお
り、移動対応ルータ306はネットワーク304が移動
対応サブネットワークであることを知っているものとす
る。
【0069】1.移動端末間の通信 この例として、移動端末322と321の間の通信を例
にして説明する。まず、移動端末321の位置アドレス
を知らない移動端末322が移動端末321に対して通
信を起動する場合について示す。
にして説明する。まず、移動端末321の位置アドレス
を知らない移動端末322が移動端末321に対して通
信を起動する場合について示す。
【0070】step1−1:移動端末322は、例え
ば、ドメインネームサービス(Mockapet ri
s,P.,“Domain names − Impl
ementation and Specificat
ion”,RFC 1035,USC/Informa
tion Sciences Institute,N
ovember 1987)を利用し、移動端末321
の固有アドレス(Net−5.1)を検出する。
ば、ドメインネームサービス(Mockapet ri
s,P.,“Domain names − Impl
ementation and Specificat
ion”,RFC 1035,USC/Informa
tion Sciences Institute,N
ovember 1987)を利用し、移動端末321
の固有アドレス(Net−5.1)を検出する。
【0071】step1−2:移動端末322は、移動
端末321の固有アドレスと自分の固有アドレスに基づ
いて、送信パケットの固有アドレスヘッダを構成し、送
信データに付加する。
端末321の固有アドレスと自分の固有アドレスに基づ
いて、送信パケットの固有アドレスヘッダを構成し、送
信データに付加する。
【0072】step1−3:移動端末322は、st
ep1−1で検出された移動端末321の固有アドレス
に対応する位置アドレスを自己の有するアドレス対応デ
ータ表214を用いて検索する。この場合は、前述のよ
うに移動端末322は移動端末321の位置を知らない
という前提なので、移動端末321の位置アドレスは検
索されない。このため、移動端末322は移動端末32
1の固有アドレスを移動端末321の位置アドレスとす
る。さらに、自分の位置アドレスと端末321の位置ア
ドレス(この場合は、固有アドレスと等しい)を用いて
位置アドレスヘッダを構成し、step1−2で構成さ
れたパケットに付加する。
ep1−1で検出された移動端末321の固有アドレス
に対応する位置アドレスを自己の有するアドレス対応デ
ータ表214を用いて検索する。この場合は、前述のよ
うに移動端末322は移動端末321の位置を知らない
という前提なので、移動端末321の位置アドレスは検
索されない。このため、移動端末322は移動端末32
1の固有アドレスを移動端末321の位置アドレスとす
る。さらに、自分の位置アドレスと端末321の位置ア
ドレス(この場合は、固有アドレスと等しい)を用いて
位置アドレスヘッダを構成し、step1−2で構成さ
れたパケットに付加する。
【0073】step1−4:移動端末322は、st
ep1−3で得られたパケットの位置アドレスヘッダに
基づいて送信する。この場合、位置アドレスヘッダの宛
先は移動端末321の固有アドレス(Net−5.1)
であり、移動端末322は移動対応ルータ308に送信
する。
ep1−3で得られたパケットの位置アドレスヘッダに
基づいて送信する。この場合、位置アドレスヘッダの宛
先は移動端末321の固有アドレス(Net−5.1)
であり、移動端末322は移動対応ルータ308に送信
する。
【0074】step1−5:移動対応ルータ308は
step1−4で送信されたパケットを受信すると、位
置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有する
パケットであることを検出する。
step1−4で送信されたパケットを受信すると、位
置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有する
パケットであることを検出する。
【0075】step1−6:さらに、移動対応ルータ
308は、移動対応サブネットワーク表を用いて、位置
アドレスヘッダの宛先(Net−5.1)で特定される
サブネットワーク(Net−5)が移動対応ネットワー
クであることがわかる。移動対応ルータ308は、移動
端末322から受信した位置アドレスヘッダ、固有アド
レスヘッダの両方が付加されたパケットをそのまま、N
et−5に接続される移動対応ルータ309に転送す
る。
308は、移動対応サブネットワーク表を用いて、位置
アドレスヘッダの宛先(Net−5.1)で特定される
サブネットワーク(Net−5)が移動対応ネットワー
クであることがわかる。移動対応ルータ308は、移動
端末322から受信した位置アドレスヘッダ、固有アド
レスヘッダの両方が付加されたパケットをそのまま、N
et−5に接続される移動対応ルータ309に転送す
る。
【0076】step1−7:移動対応ルータ309
は、step1−6で得られたパケットを受信すると、
パケットの位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの
宛先のアドレスの対応を移動対応ルータ309が有する
アドレス対応表に存在するか否かを調べる。
は、step1−6で得られたパケットを受信すると、
パケットの位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの
宛先のアドレスの対応を移動対応ルータ309が有する
アドレス対応表に存在するか否かを調べる。
【0077】step1−8:移動対応ルータ309に
おけるstep1−7の検索の結果、この例では、st
ep1−6で受信したパケットの位置アドレスヘッダと
固有アドレスヘッダの宛先アドレスはともにNet−
5.1であり、移動対応ルータ309のアドレス対応表
では、固有アドレスNet−5.1に対する位置アドレ
スはNet−1.1となっている。移動対応ルータ30
9は、位置アドレスヘッダの宛先をNet−1.1に変
更し位置アドレスヘッダを再構成して、移動端末321
が現在接続されているNet−1へ転送する。
おけるstep1−7の検索の結果、この例では、st
ep1−6で受信したパケットの位置アドレスヘッダと
固有アドレスヘッダの宛先アドレスはともにNet−
5.1であり、移動対応ルータ309のアドレス対応表
では、固有アドレスNet−5.1に対する位置アドレ
スはNet−1.1となっている。移動対応ルータ30
9は、位置アドレスヘッダの宛先をNet−1.1に変
更し位置アドレスヘッダを再構成して、移動端末321
が現在接続されているNet−1へ転送する。
【0078】step1−9:移動端末321がste
p1−8のパケットを受信すると、位置アドレスヘッダ
と固有アドレスヘッダの送信元の対応アドレス(移動端
末322の位置アドレスと固有アドレス)を移動端末3
21が有するアドレス対応表214に登録する。
p1−8のパケットを受信すると、位置アドレスヘッダ
と固有アドレスヘッダの送信元の対応アドレス(移動端
末322の位置アドレスと固有アドレス)を移動端末3
21が有するアドレス対応表214に登録する。
【0079】以上の手順により、移動端末321の位置
アドレスを知らない移動端末322から移動端末321
へパケットは転送される。このようにして転送されたパ
ケットの応答を送信する場合、移動端末321では移動
端末322の固有アドレスと位置アドレスの対応を有す
るので、移動端末322が接続されているサブネットワ
ーク304の移動対応ルータ308に直接送信すること
ができる。さらに、移動端末322がこの応答パケット
を受信すると移動端末321の固有アドレスと位置アド
レスを知ることができる。このように、通信相手の位置
アドレスと固有アドレスの両方を知っている場合には、
送信元が自分の位置アドレス、固有アドレス及び宛先の
位置アドレス、固有アドレスに基づいて、位置アドレス
ヘッダと固有アドレスヘッダを付加したパケットを送信
する。
アドレスを知らない移動端末322から移動端末321
へパケットは転送される。このようにして転送されたパ
ケットの応答を送信する場合、移動端末321では移動
端末322の固有アドレスと位置アドレスの対応を有す
るので、移動端末322が接続されているサブネットワ
ーク304の移動対応ルータ308に直接送信すること
ができる。さらに、移動端末322がこの応答パケット
を受信すると移動端末321の固有アドレスと位置アド
レスを知ることができる。このように、通信相手の位置
アドレスと固有アドレスの両方を知っている場合には、
送信元が自分の位置アドレス、固有アドレス及び宛先の
位置アドレス、固有アドレスに基づいて、位置アドレス
ヘッダと固有アドレスヘッダを付加したパケットを送信
する。
【0080】次に、移動端末321から移動端末322
に対して通信を起動する場合について示す。この場合も
移動端末321は移動端末322の位置アドレスを知ら
ないものとする。移動端末321がパケットを送信する
ステップ(step1−1〜step1−4)は、同等
のものである。上述の例と異なる点は、パケットを中継
する移動対応ルータが宛先の移動端末が接続されるサブ
ネットワークが移動対応サブネットワークであることを
知らない点である。以下、上述の例のstep1−5以
下の動作について示す。
に対して通信を起動する場合について示す。この場合も
移動端末321は移動端末322の位置アドレスを知ら
ないものとする。移動端末321がパケットを送信する
ステップ(step1−1〜step1−4)は、同等
のものである。上述の例と異なる点は、パケットを中継
する移動対応ルータが宛先の移動端末が接続されるサブ
ネットワークが移動対応サブネットワークであることを
知らない点である。以下、上述の例のstep1−5以
下の動作について示す。
【0081】step2−5:移動対応ルータ307
は、上述のstep1−4と同様の手順に基づいて構成
された移動端末321から移動端末322へのパケット
を受信すると、位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッ
ダの両方を有するパケットであることを検出する。
は、上述のstep1−4と同様の手順に基づいて構成
された移動端末321から移動端末322へのパケット
を受信すると、位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッ
ダの両方を有するパケットであることを検出する。
【0082】step2−6:さらに、移動対応ルータ
307は、移動対応サブネットワーク表を用いて、位置
アドレスヘッダの宛先(Net−0.1)で特定される
サブネットワーク(Net−0)が移動対応ネットワー
クであるか否かを調べる。このとき、上述の前提のよう
に、移動対応ルータ307はNet−0が移動対応サブ
ネットワークであるかどうかわからない。このため、移
動端末321からのパケットの位置アドレスヘッダを除
去し、固有アドレスヘッダのみを有するパケットとして
送信する。この場合、固有アドレスヘッダの宛先は、移
動端末322の固有アドレスで特定されるサブネットワ
ーク300に接続されるルータ306に転送される。こ
のパケットは、固有アドレスヘッダのみのパケットで転
送されるので、宛先が移動対応サブネットワークでない
場合でもパケットは正しく転送される。
307は、移動対応サブネットワーク表を用いて、位置
アドレスヘッダの宛先(Net−0.1)で特定される
サブネットワーク(Net−0)が移動対応ネットワー
クであるか否かを調べる。このとき、上述の前提のよう
に、移動対応ルータ307はNet−0が移動対応サブ
ネットワークであるかどうかわからない。このため、移
動端末321からのパケットの位置アドレスヘッダを除
去し、固有アドレスヘッダのみを有するパケットとして
送信する。この場合、固有アドレスヘッダの宛先は、移
動端末322の固有アドレスで特定されるサブネットワ
ーク300に接続されるルータ306に転送される。こ
のパケットは、固有アドレスヘッダのみのパケットで転
送されるので、宛先が移動対応サブネットワークでない
場合でもパケットは正しく転送される。
【0083】step2−7:移動対応ルータ306で
は、移動対応ルータ307からのパケットを受信する
と、パケットのヘッダの宛先(Net−0.1)に対応
する位置アドレス(この場合は、Net−4.1)をア
ドレス対応表から検索する。そして、受信したパケット
の送信元アドレス(Net−5.1)を送信元アドレ
ス、アドレステーブルから得たアドレス(Net−4.
1)を宛先位置アドレスとして、位置アドレスヘッダを
付加して、移動端末322が現在接続されているサブネ
ットワーク304に送信する。さらに、移動対応ルータ
306は、Net−0が移動対応であることを通知する
手順を起動する。一方、移動対応サブネットワーク表に
対しては、移動対応であることを通知する手順が重複し
て生じないように、受信したパケットの送信元が接続さ
れるサブネットワークが移動対応ではないと登録する。
は、移動対応ルータ307からのパケットを受信する
と、パケットのヘッダの宛先(Net−0.1)に対応
する位置アドレス(この場合は、Net−4.1)をア
ドレス対応表から検索する。そして、受信したパケット
の送信元アドレス(Net−5.1)を送信元アドレ
ス、アドレステーブルから得たアドレス(Net−4.
1)を宛先位置アドレスとして、位置アドレスヘッダを
付加して、移動端末322が現在接続されているサブネ
ットワーク304に送信する。さらに、移動対応ルータ
306は、Net−0が移動対応であることを通知する
手順を起動する。一方、移動対応サブネットワーク表に
対しては、移動対応であることを通知する手順が重複し
て生じないように、受信したパケットの送信元が接続さ
れるサブネットワークが移動対応ではないと登録する。
【0084】step2−8:移動端末322は、移動
対応ルータ306によって付加された位置アドレスヘッ
ダと固有アドレスヘッダの両方のヘッダを有するパケッ
トを受信する。移動端末322は、受信したパケットの
位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの送信元に基
づいて、その端末のアドレス対応表214に移動端末3
21の固有アドレスと位置アドレスの対応を記憶する。
対応ルータ306によって付加された位置アドレスヘッ
ダと固有アドレスヘッダの両方のヘッダを有するパケッ
トを受信する。移動端末322は、受信したパケットの
位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの送信元に基
づいて、その端末のアドレス対応表214に移動端末3
21の固有アドレスと位置アドレスの対応を記憶する。
【0085】移動端末321から移動端末322へ通信
を起動する場合には、以上の手順によりパケットが転送
される。
を起動する場合には、以上の手順によりパケットが転送
される。
【0086】2.移動端末と固定端末間の通信 この例として、移動端末321と固定端末324の間の
通信を示す。まず、移動端末321が固定端末324に
対して通信を起動する場合について示す。
通信を示す。まず、移動端末321が固定端末324に
対して通信を起動する場合について示す。
【0087】step3−1:移動端末321は、例え
ば、ドメインネームサービス(Mockapet ri
s,P.,“Domain names − Impl
ementation and Specificat
ion”,RFC 1035,USC/Informa
tion Sciences Institute,N
ovember 1987)を利用し、移動端末324
の固有アドレス(Net−2.1)を検出する。
ば、ドメインネームサービス(Mockapet ri
s,P.,“Domain names − Impl
ementation and Specificat
ion”,RFC 1035,USC/Informa
tion Sciences Institute,N
ovember 1987)を利用し、移動端末324
の固有アドレス(Net−2.1)を検出する。
【0088】step3−2:移動端末321は、移動
端末324の固有アドレスと自分の固有アドレスに基づ
いて、送信パケットの固有アドレスヘッダを構成し、送
信データに付加する。
端末324の固有アドレスと自分の固有アドレスに基づ
いて、送信パケットの固有アドレスヘッダを構成し、送
信データに付加する。
【0089】step3−3:移動端末321は、st
ep3−1で検出された固定端末324の固有アドレス
に対応する位置アドレスを自分の有するアドレス対応表
214を用いて検索する。この場合、固定端末324は
位置アドレスを有していないので固定端末324に対応
する位置アドレスはアドレス対応表214に存在しな
い。このため、移動端末321は、移動端末324の固
有アドレスを移動端末324の位置アドレスとする。さ
らに、自分の位置アドレスと固定端末324の位置アド
レス(この場合は、固有アドレスと等しい)を用いて位
置アドレスヘッダを構成し、step3−2で構成され
たパケットに付加する。
ep3−1で検出された固定端末324の固有アドレス
に対応する位置アドレスを自分の有するアドレス対応表
214を用いて検索する。この場合、固定端末324は
位置アドレスを有していないので固定端末324に対応
する位置アドレスはアドレス対応表214に存在しな
い。このため、移動端末321は、移動端末324の固
有アドレスを移動端末324の位置アドレスとする。さ
らに、自分の位置アドレスと固定端末324の位置アド
レス(この場合は、固有アドレスと等しい)を用いて位
置アドレスヘッダを構成し、step3−2で構成され
たパケットに付加する。
【0090】step3−4:移動端末321は、st
ep3−3で得られたパケットの位置アドレスヘッダに
基づいて送信する。この場合、位置アドレスヘッダの宛
先は固定端末324の固有アドレス(Net−2.1)
であり、移動端末321は移動対応ルータ307に送信
する。
ep3−3で得られたパケットの位置アドレスヘッダに
基づいて送信する。この場合、位置アドレスヘッダの宛
先は固定端末324の固有アドレス(Net−2.1)
であり、移動端末321は移動対応ルータ307に送信
する。
【0091】step3−5:移動対応ルータ307は
step3−4で送信されたパケットを受信すると、位
置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有する
パケットであることを検出する。
step3−4で送信されたパケットを受信すると、位
置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの両方を有する
パケットであることを検出する。
【0092】step3−6:移動対応ルータ307
は、step3−5のパケットの位置アドレスの宛先を
みて、宛先が直接接続されているサブネットワーク(N
et−2)に接続される端末であることを知る。
は、step3−5のパケットの位置アドレスの宛先を
みて、宛先が直接接続されているサブネットワーク(N
et−2)に接続される端末であることを知る。
【0093】step3−7:移動対応ルータ307
は、step3−5で得られたパケットを受信すると、
パケットの位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの
宛先のアドレスの対応を移動対応ルータ307が有する
アドレス対応表に存在するか否かを調べる。この場合、
宛先は固定端末であるから、アドレス対応表には対応す
る位置アドレスが存在しないので、移動対応ルータ30
7は宛先が固定端末であると判断する。また、移動対応
ルータ307は、移動対応サブネットワーク表を参照し
て宛先(固定端末324)が接続されているサブネット
ワークが移動対応サブネットワークではないことがわか
るので、固定端末324が移動端末ではないと判断でき
る。そこで、step3−5で受信したパケットの位置
アドレスヘッダを除去して、固定端末でも受信すること
ができる固有アドレスヘッダのみを付加したパケットを
転送する。
は、step3−5で得られたパケットを受信すると、
パケットの位置アドレスヘッダと固有アドレスヘッダの
宛先のアドレスの対応を移動対応ルータ307が有する
アドレス対応表に存在するか否かを調べる。この場合、
宛先は固定端末であるから、アドレス対応表には対応す
る位置アドレスが存在しないので、移動対応ルータ30
7は宛先が固定端末であると判断する。また、移動対応
ルータ307は、移動対応サブネットワーク表を参照し
て宛先(固定端末324)が接続されているサブネット
ワークが移動対応サブネットワークではないことがわか
るので、固定端末324が移動端末ではないと判断でき
る。そこで、step3−5で受信したパケットの位置
アドレスヘッダを除去して、固定端末でも受信すること
ができる固有アドレスヘッダのみを付加したパケットを
転送する。
【0094】step3−8:固定端末324は、st
ep3−7で移動対応ルータ307によって変換された
パケットを受信して、処理することができる。
ep3−7で移動対応ルータ307によって変換された
パケットを受信して、処理することができる。
【0095】次に、固定端末324が移動端末321に
対して通信を起動する場合について示す。
対して通信を起動する場合について示す。
【0096】step4−1:固定端末324は、例え
ば、ドメインネームサービス(Mockapet ri
s,P.,“Domain names − Impl
ementation and Specificat
ion”,RFC 1035,USC/Informa
tion Sciences Institute,N
ovember 1987)を利用し、移動端末321
の固有アドレス(Net−5.1)を検出する。
ば、ドメインネームサービス(Mockapet ri
s,P.,“Domain names − Impl
ementation and Specificat
ion”,RFC 1035,USC/Informa
tion Sciences Institute,N
ovember 1987)を利用し、移動端末321
の固有アドレス(Net−5.1)を検出する。
【0097】step4−2:固定端末324は、移動
端末321の固有アドレス(Net−5.1)と自分の
アドレス(Net−2.1)に基づいて、送信パケット
のヘッダを構成し、送信データに付加する。
端末321の固有アドレス(Net−5.1)と自分の
アドレス(Net−2.1)に基づいて、送信パケット
のヘッダを構成し、送信データに付加する。
【0098】step4−3:固定端末324は、st
ep4−2で得られたパケットを移動端末321の固有
アドレス(Net−5.1)に向けて送信する。このパ
ケットは、移動端末321のホームネットワークに接続
される移動対応ルータ309に転送される。
ep4−2で得られたパケットを移動端末321の固有
アドレス(Net−5.1)に向けて送信する。このパ
ケットは、移動端末321のホームネットワークに接続
される移動対応ルータ309に転送される。
【0099】step4−4:移動対応ルータ309
は、受信したパケットの宛先(Net−5.1)と自分
が有するアドレス対応表より、移動端末321の位置ア
ドレスはNet−1.1であることを知る。移動対応ル
ータ309は、発信元の固有アドレスと位置アドレスを
受信したパケットの発信元アドレス(Net−2.
1)、宛先の固有アドレスをNet−5.1、位置アド
レスをNet−1.1として固有アドレスヘッダと位置
アドレスヘッダを構成する。さらに、受信したパケット
のヘッダを以上のように構成された位置アドレスヘッダ
と固有アドレスヘッダに置き換えて転送する。
は、受信したパケットの宛先(Net−5.1)と自分
が有するアドレス対応表より、移動端末321の位置ア
ドレスはNet−1.1であることを知る。移動対応ル
ータ309は、発信元の固有アドレスと位置アドレスを
受信したパケットの発信元アドレス(Net−2.
1)、宛先の固有アドレスをNet−5.1、位置アド
レスをNet−1.1として固有アドレスヘッダと位置
アドレスヘッダを構成する。さらに、受信したパケット
のヘッダを以上のように構成された位置アドレスヘッダ
と固有アドレスヘッダに置き換えて転送する。
【0100】一方、移動対応ルータ309は、受信した
パケットが固有アドレスヘッダのみを有するので、送信
元ネットワーク(Net−2)のルータがNet−5が
移動対応であることを知らないか移動対応ではないと判
断する。そこで、移動対応ルータ309は、自己が有す
る移動対応サブネットワーク表にNet−2が移動対応
ではないことを記録する。さらに、Net−5が移動対
応であることをNet−2に通知する。この場合は、N
et−2は移動対応ではないので、移動対応の通知は無
視される。このため、移動対応ルータ309の移動対応
サブネットワーク表においては、Net−2が移動対応
ではないという情報が保存される。
パケットが固有アドレスヘッダのみを有するので、送信
元ネットワーク(Net−2)のルータがNet−5が
移動対応であることを知らないか移動対応ではないと判
断する。そこで、移動対応ルータ309は、自己が有す
る移動対応サブネットワーク表にNet−2が移動対応
ではないことを記録する。さらに、Net−5が移動対
応であることをNet−2に通知する。この場合は、N
et−2は移動対応ではないので、移動対応の通知は無
視される。このため、移動対応ルータ309の移動対応
サブネットワーク表においては、Net−2が移動対応
ではないという情報が保存される。
【0101】step4−5:step4−4におい
て、移動対応ルータ309は、位置アドレスと固有アド
レスが付加されたパケットが移動端末321に送信し、
移動端末321はこのパケットを受信する。
て、移動対応ルータ309は、位置アドレスと固有アド
レスが付加されたパケットが移動端末321に送信し、
移動端末321はこのパケットを受信する。
【0102】以上、移動端末間及び移動端末−固定端末
間の通信の起動に関するパケットの送受信の例を示し
た。
間の通信の起動に関するパケットの送受信の例を示し
た。
【0103】
【発明の効果】本発明により、移動端末と固定端末、移
動端末が接続することができる移動対応サブネットワー
クと接続できない移動非対応サブネットワークが混在す
るネットワークにおいても、移動端末のパケット処理量
を削減し、移動端末が用いるプロトコル階層に矛盾を生
じさせずに、移動端末と固定端末間の通信を行なうこと
が可能になる。
動端末が接続することができる移動対応サブネットワー
クと接続できない移動非対応サブネットワークが混在す
るネットワークにおいても、移動端末のパケット処理量
を削減し、移動端末が用いるプロトコル階層に矛盾を生
じさせずに、移動端末と固定端末間の通信を行なうこと
が可能になる。
【図1】本発明の移動体パケット通信システムの移動対
応ルータの構成を示す系統図である。
応ルータの構成を示す系統図である。
【図2】移動対応サブネットワーク表の構成例を示す図
である。
である。
【図3】アドレス対応表の構成例を示す図である。
【図4】本発明の移動体パケット通信システムの移動端
末の構成を示す系統図である。
末の構成を示す系統図である。
【図5】本発明の移動体パケット通信システムの実施例
を説明するネットワークモデルである。
を説明するネットワークモデルである。
【図6】ヘッダ処理部102の構成を示す系統図であ
る。
る。
【図7】位置アドレス/固有アドレス両ヘッダを有する
パケットの再構成部403における処理手順を示すフロ
ーである。
パケットの再構成部403における処理手順を示すフロ
ーである。
【図8】位置アドレス/固有アドレス両ヘッダを有する
パケットの再構成部403における処理手順を示すフロ
ーである。
パケットの再構成部403における処理手順を示すフロ
ーである。
【図9】固有アドレスヘッダのみを有するパケットの再
構成部404における処理手順を示すフローである。
構成部404における処理手順を示すフローである。
【図10】固有アドレスヘッダのみを有するパケットの
再構成部404における処理手順を示すフローである。
再構成部404における処理手順を示すフローである。
【図11】移動対応サブネットワーク通知処理のシーケ
ンスを示すシーケンス図。
ンスを示すシーケンス図。
【図12】移動対応サブネットワーク通知処理のシーケ
ンスを示すシーケンス図。
ンスを示すシーケンス図。
【図13】移動対応サブネットワーク通知処理のシーケ
ンスを示すシーケンス図。
ンスを示すシーケンス図。
【図14】制御パケット503のパケット構成の例であ
る。
る。
【図15】制御パケット503のパケット構成の例であ
る。
る。
【図16】従来の移動端末の送信系の構成を示す系統図
である。
である。
100 入力端子 101 パケット受信部 102 ヘッダ処理部 103 移動対応サブネットワーク表記憶部 104 アドレス対応表記憶部 105 パケット送信部 106 出力端子 107 データ/制御パケット分離部 108 制御パケット処理部 200,213 入力端子 210,203 出力端子 201 固有アドレスヘッダ作成部 202 位置アドレスヘッダ作成部 211 固有アドレスヘッダ処理部 212 位置アドレスヘッダ処理部 214 アドレス対応表 300,301,304,305 移動対応サブネット
ワーク 302,303 移動非対応サブネットワーク 306〜309 移動対応ルータ 310 移動非対応ルータ 321,322 移動端末 324 固定端末 331,332,333,334 移動対応サブネット
ワーク 300,301,304,305 アドレス対応データ
ベース 341〜344 アドレス対応データベース331〜3
34を管理するアドレス対応データ管理サーバ 400,407,408 入力端子 406,409 出力端子 401 パケット検出部 402,405 スイッチ(それぞれ、スイッチ1,ス
イッチ2) 404 固有アドレスヘッダのみを有するパケットの再
構成部 403 位置アドレス/固有アドレス両ヘッダを有する
パケットの再構成部 501 パケット1の送信元に対するサブネットワーク
識別子を要求する制御パケット 502 501に対する応答を返す制御パケット 503 通知パケット 504 データベースサーバへの通知パケット 505 データベースサーバからNET−Aが移動対応
ネットワークであることを通知する同報制御パケット 506 データベースサーバから他の移動対応サブネッ
トワークのデータベースサーバへの通知パケット 600 制御パケット503であることを示す情報を有
するパケットヘッダ 601 パケット1の送信元アドレス 602 NET−Aの識別子 603 NET−Aが移動対応サブネットワークである
ことを示すフラグ 700 制御パケット506であることを示す情報を有
するパケットヘッダ 701 NET−Aの識別子 702 NET−Aが移動対応サブネットワークである
ことを示すフラグ 1100 入力端子 1005 出力端子 1101 固有アドレスヘッダ作成部 1102 移動端末/固定端末判定部 1103 位置アドレスヘッダ作成部 1104 スイッチ
ワーク 302,303 移動非対応サブネットワーク 306〜309 移動対応ルータ 310 移動非対応ルータ 321,322 移動端末 324 固定端末 331,332,333,334 移動対応サブネット
ワーク 300,301,304,305 アドレス対応データ
ベース 341〜344 アドレス対応データベース331〜3
34を管理するアドレス対応データ管理サーバ 400,407,408 入力端子 406,409 出力端子 401 パケット検出部 402,405 スイッチ(それぞれ、スイッチ1,ス
イッチ2) 404 固有アドレスヘッダのみを有するパケットの再
構成部 403 位置アドレス/固有アドレス両ヘッダを有する
パケットの再構成部 501 パケット1の送信元に対するサブネットワーク
識別子を要求する制御パケット 502 501に対する応答を返す制御パケット 503 通知パケット 504 データベースサーバへの通知パケット 505 データベースサーバからNET−Aが移動対応
ネットワークであることを通知する同報制御パケット 506 データベースサーバから他の移動対応サブネッ
トワークのデータベースサーバへの通知パケット 600 制御パケット503であることを示す情報を有
するパケットヘッダ 601 パケット1の送信元アドレス 602 NET−Aの識別子 603 NET−Aが移動対応サブネットワークである
ことを示すフラグ 700 制御パケット506であることを示す情報を有
するパケットヘッダ 701 NET−Aの識別子 702 NET−Aが移動対応サブネットワークである
ことを示すフラグ 1100 入力端子 1005 出力端子 1101 固有アドレスヘッダ作成部 1102 移動端末/固定端末判定部 1103 位置アドレスヘッダ作成部 1104 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−212364(JP,A) 特開 平6−334655(JP,A) 特開 平6−104902(JP,A) 特開 平5−327720(JP,A) 特開 昭64−37145(JP,A) 寺岡文男,”VIP:ホスト移動透過 性を提供するプロトコル”,コンピュー タソフトウエア,VOL.10,NO.4 (1993),PP.22−38 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/66 H04L 12/56 H04Q 7/22 H04Q 7/28 JICSTファイル(JOIS)
Claims (2)
- 【請求項1】複数のサブネットワークが複数のルータを
介して相互に接続されており、前記複数のサブネットワ
ークとして、前記サブネットワーク間を移動しても通信
を行なうことができる移動端末と前記サブネットワーク
間を移動することができない固定端末を収容できる移動
端末対応サブネットワークと、前記固定端末のみを収容
できる移動端末非対応サブネットワークとが存在する移
動体パケット通信システムにおける移動体対応ルータに
おいて、 a)データパケットと制御パケットを受信するパケット
受信手段と、 b)前記移動端末の所在に関する情報を維持する手段
と、 c)前記複数のサブネットワークに関して、該サブネッ
トワークが前記移動対応サブネットワークであるか否か
を示す移動端末対応サブネットワーク表記憶部と、d)前記パケット受信手段で受信されたパケットが前記
データパケットであるか前記制御パケットであるかを識
別してそれぞれを出力するデータ/制御パケット分離部
と、 e)前記移動端末の所在に関する情報と前記移動端末対
応サブネットワーク表を用いて、前記パケット受信手段
で受信された前記データパケットのヘッダを解析し、再
構成して出力するヘッダ処理手段と、 f)前記制御パケットを入力し、前記前記移動端末の所
在に関する情報と前記移動端末対応サブネットワーク表
を更新する制御パケット処理手段と、 g )前記ヘッダ処理部から出力されるパケットを送信す
るパケット送信手段とを有することを特徴とする移動体
対応ルータ。 - 【請求項2】前記移動端末は該移動端末が現在接続され
ているサブネットワークに依存する位置アドレスと、現
在接続されているサブネットワークに依存せず該移動端
末を管理するサブネットワークに依存した固有アドレス
を有しており、 前記移動端末対応ルータのヘッダ処理手段が、 a)受信したパケットが前記固有アドレスに基づく固有
アドレスヘッダと前記位置アドレスに基づく位置アドレ
スヘッダの両方を有するパケットであるか、前記固有ア
ドレスヘッダのみを有するパケットであるかを検出する
パケット検出手段と、 b)前記固有アドレスヘッダと前記位置アドレスヘッダ
を有するパケットを入力し、前記固有アドレスヘッダと
位置アドレスヘッダと前記移動端末の所在に関する情報
及び前記移動端末対応サブネットワーク表に基づいて前
記受信したパケットを再構成する手段と、 c)前記固有アドレスヘッダのみを有するパケットを入
力し、前記固有アドレスヘッダと前記移動端末の所在に
関する情報及び前記移動端未対応サブネットワーク表に
基づいて前記受信したパケットを再構成する手段とを有
することを特徴とする請求項1に記載の移動体対応ルー
タ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7036663A JP2778505B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 移動体対応ルータ |
US08/572,749 US5841769A (en) | 1994-12-16 | 1995-12-14 | Data message routing system for mobile or fixed terminals within a network |
US08/856,815 US5883890A (en) | 1994-12-16 | 1997-05-15 | Mobile packet communication system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7036663A JP2778505B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 移動体対応ルータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08237717A JPH08237717A (ja) | 1996-09-13 |
JP2778505B2 true JP2778505B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=12476106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7036663A Expired - Lifetime JP2778505B2 (ja) | 1994-12-16 | 1995-02-24 | 移動体対応ルータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778505B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3803963B2 (ja) * | 2001-12-28 | 2006-08-02 | 松下電器産業株式会社 | サブネット接続切り換え通信システム |
JP4345565B2 (ja) | 2003-05-13 | 2009-10-14 | パナソニック株式会社 | 移動ルータ、位置管理サーバ、移動ネットワーク管理システム、及び移動ネットワーク管理方法 |
JP4000479B2 (ja) * | 2003-05-22 | 2007-10-31 | 日本電気株式会社 | データ通信システム、通信装置、及びその通信プログラム |
CN102025608B (zh) * | 2009-09-17 | 2013-03-20 | 中兴通讯股份有限公司 | 通信方法、通信过程中的数据报文转发方法及通信节点 |
CN102036215B (zh) * | 2009-09-25 | 2013-05-08 | 中兴通讯股份有限公司 | 实现网间漫游的方法、系统及查询和网络附着方法及系统 |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP7036663A patent/JP2778505B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
寺岡文男,"VIP:ホスト移動透過性を提供するプロトコル",コンピュータソフトウエア,VOL.10,NO.4 (1993),PP.22−38 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08237717A (ja) | 1996-09-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980407 |