JP2949430B1 - 並列処理装置 - Google Patents

並列処理装置

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JP2949430B1
JP2949430B1 JP10065157A JP6515798A JP2949430B1 JP 2949430 B1 JP2949430 B1 JP 2949430B1 JP 10065157 A JP10065157 A JP 10065157A JP 6515798 A JP6515798 A JP 6515798A JP 2949430 B1 JP2949430 B1 JP 2949430B1
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Abstract

【要約】 【課題】 簡単な内部処理と複雑な内部処理が混在して
いても、高速に要素プロセッサ間通信を行なって簡単な
内部処理の場合には処理結果を低遅延で外部通信回線に
送り出す簡明な制御構造の並列処理装置を提供するこ
と。 【解決手段】 要素プロセッサAと要素プロセッサBと、
これらに接続された内部結合装置とからなる並列処理装
置であって、要素プロセッサAが、回線対応部10と、送
り先要素プロセッサを決定する分析部12と、決定された
送り先要素プロセッサに受信したデータを送信するとと
もにデータを受信する内部結合制御部13と、受信したデ
ータを処理する内部処理部からなり、要素プロセッサB
が、内部結合装置9からデータを受信する内部結合制御
部13と、受信したデータを処理する内部処理部14と、処
理されたデータを分析して送り先要素プロセッサを決定
する分析部15から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部通信回線との
インタフェースを備えた複数の要素プロセッサを内部結
合装置で結合した並列処理装置に関し、特に、簡単な内
部処理の場合には処理結果を迅速に外部通信回線に送り
出すことが可能な並列処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、並列処理装置として様々な構成が
知られている。図9は、従来技術で用いられている一構
成例であり、外部通信回線とのインタフェースを備えた
複数の要素プロセッサ1a〜1nを内部結合装置2で結
合した並列処理装置の例である。一般に、この型の並列
処理装置における要素プロセッサ1(1a〜1n)は、
図9に示すように、大別して、回線対応部3、内部処理
部4,分析部5,内部結合制御部6から構成される。
【0003】要素プロセッサ1で行われる主な処理(括
弧内はその処理を主として行なう構成部)を示すと、 (1)外部通信回線との通信処理(回線対応部3) (2)外部通信回線から受信したデータを分析して必要
な内部処理を開始させる処理(分析部5) (3)要素プロセッサでの内部処理(内部処理部4) (4)他の要素プロセッサとのデータの送受信処理(内
部結合制御部6) のようになる。
【0004】次に、従来の並列処理装置における上記
(1)〜(4)の処理をさらに詳細に説明する。図10
および図11は、図9に示した従来の並列処理装置にお
ける処理を、要素プロセッサ1aと要素プロセッサ1b
が関与する場合を例にして説明するための図であり、図
10は、構成ブロックと各処理の関係を示し、図11
は、各処理を時間軸に沿って示したものである。 (1)外部通信回線との通信処理(回線対応部3) (a)外部通信回線からデータを受信して分析部5に送
る。 (b)内部処理部4からデータ送信の要求を受け外部通
信回線に送り出す。 (2)外部通信回線から受信したデータを分析して必要
な内部処理を開始させる処理(分析部5) (c)回線対応部3から送られたデータのヘッダを分析
し、処理内容を判定する。 (d)データを判定結果とともに内部処理部3に送り、
処理開始を依頼する。
【0005】(3)要素プロセッサでの内部処理(内部
処理部4) (e)分析部5から送られたデータの処理を開始し、ど
の要素プロセッサでの処理か調べる。他の要素プロセッ
サでの処理の場合には、その要素プロセッサに対する処
理要求を内部結合制御部6におくる。 (f)自分あての処理の場合には、必要な処理をする。
結果を外部通信回線に送り出す必要がある場合には回線
対応部3に送信依頼を送り、他の要素プロセッサに送る
必要がある場合には内部結合制御部6に送信依頼を送
る。 (4)他の要素プロセッサとのデータの送受信処理(内
部結合制御部6) (g)内部処理部4から送信依頼を受けると内部結合装
置2にデータを送出する。 (h)内部結合装置2からデータを受信すると内部処理
部4に当該データを送る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、要素プロセッサの内部処理部4が、外部通信回線か
ら受信したデータに対する処理をどの要素プロセッサで
行なうか調べて、該当する要素プロセッサに送ったり、
あるいは、自プロセッサで処理して結果を他の要素プロ
セッサなどに送ったりするため、次のような問題があっ
た。
【0007】(1)内部処理部4は、複雑な処理にも対
応できなければならないので、一般にプログラム制御に
する必要がある。このため、他の要素プロセッサで処理
すべきデータの場合、単にデータを送り出すだけにもか
かわらず、そのプロセッサにデータを送り出すまでの時
間が遅延してしまうことがある。 (2)内部処理部4は、分析部5と内部結合制御部6と
の両者から送られるデータを処理しなければならないの
で、制御が複雑になる。 (3)回線対応部3は、外部通信回線と内部処理部4と
の両者から送られるデータを処理しなければならないの
で、制御が複雑になる。
【0008】(4)内部結合制御部6は、内部処理部4
と内部結合装置2の両者から送られるデータを処理しな
ければならないので、制御が複雑になる。 (5)ネットワークの経路制御情報部などにより、外部
通信回線から受信したデータを他の外部通信回線に転送
するような処理の場合、分析部5の処理と内部処理部4
での処理により、受信データを分析して転送先外部通信
回線に対応する要素プロセッサを見つけ出さなくてはな
らないので、転送遅延時間が長くなる。 (6)上記(5)において、複数の外部通信回線に同時
に転送するマルチキャスト通信の場合、内部処理部4が
送り先ごとにデータをコピーして送出するので、全ての
送り先にデータを転送するためには転送遅延時間が長く
なる。
【0009】(7)内部処理部4の内容を変更したり、
あるいは、処理すベき要素プロセッサを変更する場合
に、分折部5および内部処理部4を変更する必要があ
る。受信データごとに上記変更を行なう場合など、上記
変更を頻繁に行なう場合には、上記変更に伴う分析部5
および内部処理部4の変更による処理の遅延が深刻にな
り、処理時間が増大する。 (8)受信データのトラフィックに関する統計情報を作
成する場合に、本来の処理のための転送に加えて、統計
情報を作成する要素プロセッサに受信データを送る必要
があるが、この場合も上記(6)、(7)で述べたのと
同様な問題が生じる。 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、従来の技術における上記のような問題
を解消して、簡単な内部処理と複雑な内部処理が混在し
ていても、高速に要素プロセッサ間通信を行なって簡単
な内部処理の場合には処理結果を低遅延で外部通信回線
に送り出す簡明な制御構造の並列処理装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、外
部通信回線に接続された1つ以上の第1種の要素プロセ
ッサ(要素プロセッサA)7と、外部通信回線に接続さ
れた1つ以上の第2種の要素プロセッサ(要素プロセッ
サB)8と、該第1種の要素プロセッサと第2種の要素
プロセッサに接続され、これら相互の間でデータを送受
信する内部結合装置とからなる並列処理装置であって、
第1種の要素プロセッサが、外部通信回線との間でデー
タを送受信する回線対応部と、該回線対応部で受信した
データを分析して送り先要素プロセッサを決定する分析
部と、該分析部で決定された送り先要素プロセッサに前
記受信したデータを前記内部結合装置を介して送信する
とともに、前記内部結合装置を介してデータを受信する
内部結合制御部と、前記内部結合装置を介して内部結合
制御部で受信したデータを処理する内部処理部からな
り、第2種の要素プロセッサが、内部結合装置9からデ
ータを受信する内部結合制御部13と、該内部結合制御
部13で受信したデータを処理する内部処理部14と、
該内部処理部14で処理されたデータを分析して送り先
要素プロセッサを決定する分析部15から構成される並
列処理装置によって達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係わる並列処理装置にお
いては、外部通信回線と送受信する回線対応部と、回線
対応部の受信データを分析して送り先要素プロセッサを
決定する分析部と、上記受信データを決定された送り先
要素プロセッサに送信、ならびに、内部結合装置から送
られるデータを受信する内部結合制御部と、内部結合制
御部が受信したデータを処理する内部処理部を有する要
素プロセッサA(第1種の要素プロセッサ)と、内部結
合装置から送られるデータを受信する内部結合制御部
と、内部結合制御部が受信したデータを処理して分析部
に送る内部処理部と、内部処理部から送られたデータを
分析して送り先要素プロセッサを決定する分析部とを有
する要素プロセッサB(第2種の要素プロセッサ)と、
複数のA、Bを結合する内部結合装置を備えている。
【0012】また、回線対応部を送信回線対応部と受信
回線対応部で構成し、内部結合制御部を内部結合制御送
信部と内部結合制御受信部で構成し、要素プロセッサの
各部におけるデータの送信および受信の相手をそれぞれ
1つだけにしている。さらに、分析部にアドレス変換テ
ーブルを具備させ、回線対応部の受信データの一部を探
索キーとして用いて、該探索キーによりアドレス変換テ
ーブルを調べて送り先要素プロセッサを決定するように
している。また、アドレス変換テーブルを他の要素プロ
セッサから書換え可能にしている。
【0013】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例に係わ
る並列処理装置のシステム構成図である。同図に示すよ
うに、本実施例の並列処理装置は、外部通信回線と内部
結合装置9との間に、複数の要素プロセッサが接続され
た構成を有する。要素プロセッサとして、回線対応部1
0,内部処理部A11,分析部A12,内部結合制御部
13から構成される第1種の要素プロセッサ(以下、要
素プロセッサAという)7a,7b・・・7nと、内部
結合制御部13,内部処理部B14,分析部B15から
構成される第2種の要素プロセッサ(以下、要素プロセ
ッサBという)8a・・・8mの2種類の要素プロセッ
サが混在している。
【0014】図2および図3は、図1に示した本第1の
実施例の並列処理装置における処理を、要素プロセッサ
A7aと要素プロセッサA7bが関与する場合を例にし
て説明するための図であり、図2は、各構成ブロックと
各処理の関係を示し、図3は、各処理を時間軸に沿って
示したものである。なお、図中、縞模様の矢印は、図1
0に示した従来技術の処理と同じ処理を示し、白抜き矢
印は、図10に示した従来技術の処理を変更もしくは新
たに追加した処理を示している。
【0015】第1の実施例において、要素プロセッサA
(7a・・・7n)では、前述の従来の並列処理装置に
おける(1)〜(4)の各処理は次のように変更され
る。 (1)外部通信回線との通信処理(回線対応部10):
変更なし (1a)前述の(a)と同じ。 (1b)前述の(b)と同じ。 (2)外部通信回線から受信したデータを分析して必要
な内部処理を開始させる処理(分析部A12):一部変
更あり (1c)前述の(c)と同じ。 (1d)上記(1c)での判定結果に基づき送り先要素
プロセッサを決定し、受信したデータを内部結合制御部
13に送る。
【0016】(3)要素プロセッサでの内部処理(内部
処理部A11):変更あり (1e)内部結合制御部13から送られたデータの処理
を開始する。 (1f)必要な処理をして、結果を外部通信回線に送り
出すため、回線対応部10に送信依頼を送る。 (4)他の要素プロセッサとのデータの送受信処理(内
部結合制御部13):一部変更あり (1g)分析部A12から送信依頼を受けると内部結合
装置9にデータを送出する。 (1h)前述の(h)と同じ。
【0017】要素プロセッサB(8a・・・8m)で
は、要素プロセッサA(7a・・・7n)における(1
a),(1b)の処理が不要であり、(1c)において
回線対応部10の代わりに内部処理部14からデータが
送られる点、および、(1f)において回線対応部10
の代わりに分析部15にデータを送り出す点だけが上記
要素プロセッサA(7a・・・7n)の処理と異なる。
【0018】(第2の実施例)図4は、本発明の第2の
実施例における要素プロセッサAの構成例である。本発
明の第2の実施例における要素プロセッサA(16)
は、同図に示すように、回線対応部を送信回線対応部1
7と受信回線対応部に分離し、内部結合制御部を内部結
合制御受信部21と内部結合制御送信部22に分離し、
外部通信回線からのデータを受信回線対応部18で受信
して分析部20に送り、分析部20で送り先要素プロセ
ッサを決定して、内部結合制御送信部22を介して内部
結合装置に送り出し、内部結合装置からのデータを内部
結合制御受信部21で受信して内部処理部19で処理
し、処理結果を送信回線対応部17を介して外部通信回
線に送出する。
【0019】この場合の処理は、上記(1a)から(1
h)と同様である。回線対応部と内部結合制御部が、そ
れぞれ、受信部と送信部に分かれているため、図3に示
されるように、要素プロセッサの各部のデータの送信、
受信の相手がそれぞれ1つだけになり、制御が大幅に簡
素化される。
【0020】(第3の実施例)図5は、本発明の第3の
実施例における要素プロセッサAの分析部の構成例であ
る。本発明の第3の実施例における要素プロセッサAの
分析部23は、探索キーと送り先要素プロセッサのアド
レスを対応付けるアドレス変換テーブル24を有してい
る。外部通信回線から回線対応部(または受信回線対応
部)を介して受信する受信データ25は、同図に示すよ
うに、データそのものと探索キーとから構成される。こ
の構成例における前述の(2)の処理は次のようにな
る。他の(1),(3),および(4)の処理は第1の
実施例の説明で述べた処理と同様である。
【0021】(2)外部通信回線から回線対応部(また
は受信回線対応部)を介して受信したデータを分析して
必要な内部処理を開始させる処理(分析部23) (3c)受信データ25の一部の探索キーを取り出す。
アドレス変換テーブル24を探索して、その探索キーに
対応する要素プロセッサアドレスを読み出す。 (3d)読み出し結果を送り先要素プロセッサとして、
データそのものと探索キーからなる受信データにアドレ
ス変換テーブル24から読み出した要素プロセッサアド
レスを付加して内部結合通信データ26を生成し内部結
合制御部に送る。 なお、前述の図2中には、(3c)および(3d)の処
理も示してある。上記構成例において、探索キーが8ビ
ット、あるいは、16ビットなど比較的小さい場合に
は、要素プロセッサアドレスを線形アドレスのメモリに
格納して、探索キーを当該メモリのアドレスとして用い
ることにより、簡単な機構になり、かつ、高速に送り先
要素プロセッサのアドレスを読み出すことができる。
【0022】(第4の実施例;マルチキャスト)図6
は、本発明の第4の実施例における要素プロセッサAの
分析部27の構成例である。本発明の第4の実施例にお
ける要素プロセッサAの分析部27は、探索キーと1つ
以上の送り先要素プロセッサのアドレスリストを対応付
けるアドレス変換テーブル28を有している。外部通信
回線から回線対応部(または受信回線対応部)を介して
受信する受信データ29は、同図に示すように、データ
そのものと探索キーとから構成される。この構成例にお
ける前述の(2)と(4)の処理は次のようになる。他
の(1)および(3)の処理は本発明の第1の実施例の
説明で述べた処理と同様である。
【0023】(2)外部通信回線から受信した受信デー
タを分析して必要な内部処理を開始させる処理(分析部
27) (4c)受信データ29の一部の探索キーを取り出す。
アドレス変換テーブル28を探索して、その探索キーに
対応する要素プロセッサアドレスのリストを読み出す。 (4d)読み出し結果を送り先要素プロセッサリストと
して、データそのものと探索キーからなる受信データに
アドレス変換テーブル28から読み出した要素プロセッ
サアドレスのリストを付加して内部結合通信データ30
を生成し内部結合制御部に送る。
【0024】(4)他の要素プロセッサとのデータの送
受信処理(内部結合制御部) (4g−1)分析部から送信依頼を受けると、送り先要
素プロセッサが1つかリストとして複数指定されている
か調べる。 (4g−2)送信先要素プロセッサが1つの場合には、
内部結合装置にユニキャスト通信であることを通知し
て、その要素プロセッサ宛のデータを内部結合装置に送
出する。 (4g−3)送信先要素プロセッサが複数ある場合に
は、内部結合装置にマルチキャスト通信であることを通
知して、要素プロセッサアドレスリストを内部結合装置
に送り、データをマルチキャストすることを内部結合装
置に依頼する。 (4h)前述した(h)の処理と同じ。
【0025】図7は、図6に示した分析部27と同様の
構成を要素プロセッサBの分析部に用いて行なわれるマ
ルチキャスト処理を説明するための図であり、各構成ブ
ロックと上記(4c)(4d)(4g−1)(4g−
3)の各処理の関係を示している。同図は、要素プロセ
ッサA(7n)の分析部12が外部通信回線からの受信
したデータを分析し、受信データの送り先要素プロセッ
サとして要素プロセッサB(8)を決定し、受信データ
を内部結合装置9を介して要素プロセッサB(8)に送
る。要素プロセッサB(8)において内部処理した後、
分析部27においてアドレス変換テーブルにより複数の
送り先要素プロセッサアドレスを生成して複数の送り先
分だけデータを複製し、内部結合装置9を介して、送り
先要素プロセッサA(図は7a,7mの場合を示す)に
送るようにしたものである。
【0026】(第5の実施例)本発明の第5の実施例
は、図5および図6に示した分析部におけるアドレス変
換テーブルを外部から変更可能としたものである。すな
わち、図5および図6の分析部のアドレス変換テーブル
24,28を他の要素プロセッサ(例えば、Xとする)
から変更する書換手段を付加したものである。
【0027】例えば、要素プロセッサXが、この手段を
用いて任意の送り先要素プロセッサ(一つまたは複数)
を指定可能とすることにより、通信網に柔軟性を持たせ
ることができる。例えば、図8に示すように、はじめ
に、要素プロセッサXが、この書換手段を用いて、当該
アドレス変換テーブル23(または27)における指定
された探索キーに対応する要素プロセッサアドレスのフ
ィールドの内容(例えば、Yとする)を読みだし、これ
をXのアドレスに書き換える。その後の処理は、前述の
第3の実施例および第4の実施例における処理と同じで
ある。これにより、要素プロセッサXは、変更を施した
プロセッサにおいてY宛に到着したデータを取り込ん
で、処理を施すことが可能になる。さらにXが処理結果
をYに送り出すことにより、Yでの通常の処理を施すこ
とが可能になる。この結果、データの送信元、および各
要素プロセッサの処理手順に影響を与えないで、Xの処
理を付加することが可能になる。また、前述のように、
要素プロセッサXがYを読みだした場合に、YにXのア
ドレスを付加するように、当該フィールドの内容を書き
換えると、通常の処理に影響を与えずに、Xにおいてモ
ニタリングの処理を加えて受信データのトラフィックに
関する統計情報を作成することなどが可能になる。
【0028】本発明においては、自要素プロセッサで処
理すべきデータも一旦内部結合装置に送出する。機能を
分化し、分析部には、送り先要素プロセッサを決定する
機能だけを持たせている。この理由は、自要素プロセッ
サで処理すべきデータは、自内部処理部で処理を行なう
が、自内部処理部は、この処理と他の要素プロセッサか
ら送られるデータの処理もするので、両者のアービトレ
ーションが必要となる。自要素プロセッサで処理すべき
データも内部結合装置に送り出すようにすると、内部結
合装置での通常のアービトレーションにより、当該要素
プロセッサに送られるデータの順序付けと送信制御がな
されるので、要素プロセッサおよび内部結合装置に特別
な機能を持たせなくても済むという利点がある。
【0029】また、ネットワークのスイッチやルータな
どへの応用を考えた場合、要素プロセッサにそれぞれ異
なる回線をつないでデータを転送することが主な処理に
なる。このとき、受信データを自要素プロセッサで処理
して同じ回線に送り出すのは特殊な場合であり、通常は
他の要素プロセッサに送り、他の回線送り出す場合が多
くなる。本発明は特殊な場合も扱うことができるが、そ
のための余分なハードウェアを使用する必要がないとい
う特徴を有している。
【0030】本発明の第1の実施例によれば、分析部
が、受信データの一部を分析して直ちに送信先要素プロ
セッサに送出するため、受信データが他の要素プロセッ
サで処理すべきテー夕の場合に、そのプロセッサにデー
タを送り出すまでの時間が短縮できる。また、第1の実
施例によれば、内部処理部は、内部結合制御部から送ら
れるデータだけを処理するので、制御が簡単になる。
【0031】第2の実施例によれば、回線対応部は、送
信回線対応部と受信回線対応部に分割され、それぞれ単
一の相手とだけデータを送受信するようにしているの
で、制御が簡単になる。また、内部結合制御部は、内部
結合制御送信部と内部結合制御受信部に分割され、それ
ぞれ単一の相手とだけデータを送受信するようにしてい
るので、制御が簡単になる。
【0032】さらに、第3の実施例によれば、分析部で
単純な検索により送信先要素プロセッサアドレスを求め
るだけで直ちに転送処理が開始されるので、転送遅延時
間を短縮できる。さらに、第4の実施例によれば、分析
部で単純な検索により送信先要素プロセッサアドレスの
リストを求めるだけで直ちにマルチキャスト転送処理が
開始され、当該リストに記入されたすべての要素プロセ
ッサに対して内部結合装置により同時に転送されるの
で、マルチキャスト転送時の遅延時間を短縮できる。
【0033】さらに、第5の実施例によれば、他の要素
プロセッサから分析部のアドレス変換テーブルを書き替
えて、受信データをタッピングしたり、通常の処理に影
響を与えずに複製を取り込んでモニタリングしたりする
ことができるので、処理時間を短縮でき、また、受信デ
ータのトラフィックに関する統計情報を作成する場合
に、本来の処理のための転送に加えて、統計情報を作成
する要素プロセッサに受信データを送る必要があるが、
この場合も(6)、(7)と同様な問題が生じる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な内部処理と複雑
な内部処理が混在していても、高速に要素プロセッサ間
通信を行ない、簡単な内部処理の場合には処理結果を低
遅延で外部通信回線に送り出す簡明な制御構造の並列処
理装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる並列処理装置の
システム構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の並列処理装置における
各構成ブロックと各処理の関係を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例の並列処理装置における
各処理を時間軸に沿って示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例における要素プロセッサ
Aの構成例である。
【図5】本発明の第3の実施例における要素プロセッサ
Aの分析部の構成例である。
【図6】本発明の第4の実施例における要素プロセッサ
Aの分析部の構成例である。
【図7】図6の分析部と同様の構成を要素プロセッサB
の分析部に用いて、要素プロセッサBにおいて複数の送
り先要素プロセッサアドレスを生成する場合のマルチキ
ャスト処理を説明する図である。
【図8】要素プロセッサXが、アドレス変換テーブルを
書換え、モニタリングする処理を説明するための図であ
る。
【図9】従来技術の並列処理装置の一構成例を示す図で
ある。
【図10】従来技術の並列処理装置における各構成ブロ
ックと各処理の関係を示す図である。
【図11】従来技術の並列処理装置における各処理を時
間軸に沿って示す図である。
【符号の説明】
1:要素プロセッサ 2:内部結合装置 3:回線対応部 4:内部処理部 5:分析部 6:内部結合制御部 7:要素プロセッサA 8:要素プロセッサB 9:内部結合装置 10:回線対応部 11:内部処理部A 12:分析部A 13:内部結合制御部 14:内部処理部B 15:分析部B 16:要素プロセッサA 17:送信回線対応部 18:受信回線対応部 19:内部処理部 20:分析部 21:内部結合制御受信部 22:内部結合制御送信部 23:分析部 24:アドレス変換テーブル 25:受信データ 26:内部結合通信データ 27:分析部 28:アドレス変換テーブル 29:受信データ 30:内部結合通信データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 毅 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 川野 哲生 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 15/177 676

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部通信回線に接続された1つ以上の第
    1種の要素プロセッサと、外部通信回線に接続された1
    つ以上の第2種の要素プロセッサと、該第1種の要素プ
    ロセッサと第2種の要素プロセッサに接続され、これら
    相互の間でデータを送受信する内部結合装置とからなる
    並列処理装置であって、 前記第1種の要素プロセッサが、前記外部通信回線との
    間でデータを送受信する回線対応部と、該回線対応部で
    受信したデータを分析して送り先要素プロセッサを決定
    する分析部と、該分析部で決定された送り先要素プロセ
    ッサに前記受信したデータを前記内部結合装置を介して
    送信するとともに、前記内部結合装置を介してデータを
    受信する内部結合制御部と、前記内部結合装置を介して
    内部結合制御部で受信したデータを処理する内部処理部
    からなり、 前記第2種の要素プロセッサが、前記内部結合装置から
    データを受信する内部結合制御部と、該内部結合制御部
    で受信したデータを処理する内部処理部と、該内部処理
    部で処理されたデータを分析して送り先要素プロセッサ
    を決定する分析部とからなることを特徴とする並列処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記回線対応部が、前記外部通信回線に
    データを送信する送信回線対応部と前記外部通信回線か
    らデータを受信する受信回線対応部とからなり、前記内
    部結合制御部が、前記内部結合装置にデータを送信する
    内部結合制御送信部と前記内部結合装置からデータを受
    信する内部結合制御受信部とからなることを特徴とする
    請求項1に記載の並列処理装置。
  3. 【請求項3】 前記分析部が、前記受信データの一部と
    要素プロセッサのアドレスとの対応付けを行なうアドレ
    ス変換テーブルを有し、前記回線対応部で受信したデー
    タの一部と該アドレス変換テーブルに基づいて送り先要
    素プロセッサを決定することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の並列処理装置。
  4. 【請求項4】 前記分析部が、受信したデータの一部と
    1つ以上の要素プロセッサのアドレスのリストとの対応
    付けを行なうアドレス変換テーブルを有し、前記回線対
    応部の受信データの一部とアドレス変換テーブルに基づ
    き、受信した一つのデータに対して複数の送り先要素プ
    ロセッサを決定することを特徴とする請求項3に記載の
    並列処理装置。
  5. 【請求項5】 前記要素プロセッサの少なくとも一つ
    が、他の要素プロセッサの分析部にあるアドレス変換テ
    ーブルを書き替える書替手段を有し、該書替手段により
    受信データの転送先プロセッサを変更することにより、
    データを特定の要素プロセッサに引き渡したり、あるい
    は、受信したデータを元の転送先に送るとともに該デー
    タを複製して特定の要素プロセッサに送ることを特徴と
    する請求項3または4に記載の並列処理装置。
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