JP2956927B2 - プレスプリット穿孔機 - Google Patents

プレスプリット穿孔機

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JP2956927B2
JP2956927B2 JP32530194A JP32530194A JP2956927B2 JP 2956927 B2 JP2956927 B2 JP 2956927B2 JP 32530194 A JP32530194 A JP 32530194A JP 32530194 A JP32530194 A JP 32530194A JP 2956927 B2 JP2956927 B2 JP 2956927B2
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JP
Japan
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guide
guide cell
self
cylinder
boom
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JP32530194A
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JPH08177371A (ja
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成夫 渡辺
次夫 石田
高 小田切
義雄 冨沢
和夫 福井
茂 斉藤
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ABE KOGYO KK
TOKYO RYUKI SEIZO KK
Kajima Corp
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ABE KOGYO KK
TOKYO RYUKI SEIZO KK
Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木関係のダム基礎岩
盤掘削又は造成工事等の法面岩盤掘削に使用する発破孔
用穿孔機に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる工事に用いられるプレスプリット
工法とは、ダム等の基礎岩盤の掘削に際し、あらかじめ
穿孔発破によって破断面を形成することで、本掘削時に
生じる振動、破壊等から最も重要である基礎岩盤への影
響を軽減させることを目的としたものである。
【0003】従来は、このような破断面の形状発破のた
めに火薬孔を穿孔する際、その影響を受けない範囲ま
で、従来の穿孔機を用いて穿孔・発破掘削し、そのの
ち、仕上げ掘削線までの残りの部分を、ジャックハンマ
を用いて人力掘削している。
【0004】すなわち従来のプレスプリット穿孔機では
図6に示すように、法面θ1が70度前後、犬走りすな
わち小段の巾W1が1m程度の法面S1に対応できてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近ではダム
工事等の工法の進歩により、穿孔角度すなわち法角θが
45度前後、小段の巾Wが500mm以内の法面Sの要
望がある。従来はこうした要望があっても、法角θか小
段の巾Wのどちかの要望が緩い場合が多く、両方の要望
に対応できる穿孔機械はなかった。
【0006】また、穿孔精度についても穿孔機械の移動
毎に、その都度位置合せ、角度合せを測量により行って
おり、手間がかかって面倒であった。
【0007】本発明は、法角θが45度程度で段巾が5
00mm以内の小段の穿孔に対応でき、かつ、穿孔精度
を容易に得ることができるプレスプリット穿孔機を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、法面岩
盤掘削に使用する発破孔を穿孔するためのプレスプリッ
ト穿孔機において、一端が自走台車(1)に自在継手を
介して連結されたブーム(2)と、該ブーム(2)を起
伏させる起伏シリンダ(4)及び旋回させる旋回シリン
ダ(5)と、一端が前記ブーム(2)の他端に枢着され
たアーム(6)と、該アーム(6)を回動させる回動シ
リンダ(8)と、前記アーム(6)に枢着されたガイド
(9)と、該ガイド(9)を傾動させる傾動シリンダ
(10)及び該ガイド(9)にスライド自在に支持され
たガイドセル(11)と、該ガイドセル(11)をスラ
イドさせるスライド手段とを備え、該ガイドセル(1
1)の下端にはガイドセル(11)の下方が自走台車
(1)側へその上方が自走台車(1)の前方側へ移動す
るように傾斜させた際に地盤に当接させる傾斜面(13
a)が形成され、該傾斜面(13a)には複数の突部
(14)が突設され、前記ガイドセル(11)の下部に
はフード(15)がスライド自在に設けられ、該フード
(15)の下部には前記傾斜面(13a)と平行な傾斜
縁部(16)が形成され、前記ガイドセル(11)には
ドリフタ(17)がスライド自在に設けられ、そしてガ
イドセル(11)の前面にはオートロッドチェンジャ
(18)が設けられ、前記自走台車(1)には3次元角
度計が設けられている。
【0009】
【作用】上記のように構成されたプレスプリット穿孔機
においては、穿孔に際し、起伏シリンダ及び回動シリン
ダを作動してガイドセルを法角θが45度程度の法面と
平行に、かつ、法面に可及的に接近させて位置決めす
る。そこで、スライドシリンダを作動しガイドセルを下
動してブラケットの傾斜面を法面小段に圧着して固定す
ると共に、フードをスライドして穿孔箇所を覆う。次い
で、ドリフタによりロッドを回転して法面と平行に穿孔
を行う。
【0010】また、三次元角度計により、台車の移動に
よる傾斜を検知して角度補正を瞬時に行うことができ
る。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0012】図1、図2および図3において、プレスプ
リット穿孔機の自走台車1には、先端がく字状に曲って
いるブーム2の一端が自在継手3を介して連結されてお
り、起伏シリンダ4及び旋回シリンダ5により起伏及び
旋回されるようになっている。そのブーム2の他端に
は、アーム6が枢着され円弧状のリンク7及び回動シリ
ンダ8により回動されるようになっている。このアーム
6には、ガイド9が連結され、傾動シリンダ10により
傾動されるようになっている。また、ガイド9には、ガ
イドセル11がスライド自在に支持され、ガイド9との
間に介装されたスライドシリンダ12よりスライドされ
るようになっている。
【0013】そのガイドセル11の下端には、ブラケッ
ト13が設けられ、このブラケットの下端には、図示の
ガイドセル直立時において、前方(図示左側)を向いた
45度の傾斜面13aが形成されている。そして、この
傾斜面13aには、複数の突部すなわち爪14が突設さ
れている。また、ガイドセル11の下部には、フード1
5がスライド自在に設けられ、図示しない手段でスライ
ドされるようになっている。そして、フード15の下部
には、前記傾斜面13aと平行な傾斜縁部16が形成さ
れている。
【0014】他方、ガイドセル11の前面には、公知技
術によるドリフタ17がスライド自在に支持され、図示
しない手段でスライドされるようになっている。また、
ガイドセル11の前面には、全体を符号18で示すオー
トロッドチェンジャが設けられている。このロッドチェ
ンジャ18は公知技術によるもので、ロッド19の収納
本数を、従来の5本に対して2本と少なくし、かつ、図
示しないシリンダを1本追加し操作回数を1回増してガ
イドセル11からの高さを小さくし、法面Sに可及的に
ガイドセル11を接近させるようにしている。
【0015】また、自走台車1の内部には、図示しない
3次元角度計、ブーム角度センサ、台車角度センサ、深
度計及び表示器が設けられている。
【0016】次に穿孔の態様を説明する。
【0017】法角θが45度の法面Sと平行な穿孔を行
うに際し、図示の位置に自走台車1を位置させ、各シリ
ンダ4、8及び斜め穿孔の場合はシリンダ10を作動し
てガイドセル11を位置Aから位置Bに移動する。すな
わち、位置Bは、ガイドセル11が法面Sに平行で、か
つオートロッドチェンジャ18が法面Sに干渉しない程
度の距離D(例えば250mm)の位置とする。この位
置Bの状態でシリンダ9を伸長しブラケット13の傾斜
面13aを地盤に当接させ、爪14を地盤に食い込ませ
て穿孔時の反力を取るようにする。次いで、フード15
をスライドさせ、傾斜縁部16で穿孔箇所を覆う。そこ
で、ドリフタ17を回転すると共に下動して穿孔を行
う。そして、1ロッド分の穿孔が終ったら、ドリフタ1
7だけを上動し、オートロッドチェンジャ18により次
のロッドを、ドリフタ17と穿孔ロッドとの間に移動
し、相互に連結して前記同様の穿孔を行う。したがっ
て、45度の穿孔ができ、また、距離Dから水平距離D
1(350mm)を得て、巾500mmの小段を築造す
ることができる。
【0018】また、台車1の移動毎にその都度位置合せ
を行う。従来の二次元角度計は図5に示すように、ガイ
ドセル11の角度が、地球(重力)方向に対してX、Y
(前後左右)の2方向の角度しか測れないため、ブーム
2を動かしたり台車1の方向が変ってしまうと、X、Y
方向も変ってしまう不具合がある。
【0019】これに対し台車1に搭載してある3次元角
度計によると図4に示すように、ブーム角度センサ及び
台車角度センサとにより、X、Y方向を補正して表示す
ることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、45度の穿孔を可能にすることにより、小
段の巾を小さく施工することができ、広範囲の掘削形状
に対応できるようになる。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図。
【図2】図1の上面図。
【図3】ガイドセルの正面図。
【図4】本発明のガイドセル角度の計測態様を説明する
平面図。
【図5】従来のガイドセル角度の計測態様を説明する平
面図。
【図6】法角及び小段を説明する側断面図。
【符号の説明】
S、S1・・・法面 W、W1・・・小段の巾 θ、θ1・・・法角 1・・・自走台車 2・・・ブーム 3・・・自在継手 4・・・起伏シリンダ 5・・・旋回シリンダ 6・・・アーム 7・・・リンク 8・・・回動シリンダ 9・・・ガイド 10・・・傾動シリンダ 11・・・ガイドセル 12・・・ガイドシリンダ 13・・・ブラケット 13a・・・傾斜面 14・・・爪 15・・・フード 16・・・傾斜縁部 17・・・ドリフタ 18・・・オートロッドチェンジャ 19・・・ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 次夫 広島県広島市中区中町6番13号 鹿島建 設株式会社 広島支店内 (72)発明者 小田切 高 東京都港区西麻布1丁目2番7号 第17 興和ビル 東京流機製造株式会社内 (72)発明者 冨沢 義雄 東京都港区西麻布1丁目2番7号 第17 興和ビル 東京流機製造株式会社内 (72)発明者 福井 和夫 北海道留萌市住之江町1丁目83番地 株 式会社阿部工業内 (72)発明者 斉藤 茂 北海道留萌市住之江町1丁目83番地 株 式会社阿部工業内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21C 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 法面岩盤掘削に使用する発破孔を穿孔す
    るためのプレスプリット穿孔機において、一端が自走台
    車(1)に自在継手を介して連結されたブーム(2)
    と、該ブーム(2)を起伏させる起伏シリンダ(4)及
    び旋回させる旋回シリンダ(5)と、一端が前記ブーム
    (2)の他端に枢着されたアーム(6)と、該アーム
    (6)を回動させる回動シリンダ(8)と、前記アーム
    (6)に枢着されたガイド(9)と、該ガイド(9)を
    傾動させる傾動シリンダ(10)及び該ガイド(9)に
    スライド自在に支持されたガイドセル(11)と、該ガ
    イドセル(11)をスライドさせるスライド手段とを備
    え、該ガイドセル(11)の下端にはガイドセル(1
    1)の下方が自走台車(1)側へその上方が自走台車
    (1)の前方側へ移動するように傾斜させた際に地盤に
    当接させる傾斜面(13a)が形成され、該傾斜面(1
    3a)には複数の突部(14)が突設され、前記ガイド
    セル(11)の下部にはフード(15)がスライド自在
    に設けられ、該フード(15)の下部には前記傾斜面
    (13a)と平行な傾斜縁部(16)が形成され、前記
    ガイドセル(11)にはドリフタ(17)がスライド自
    在に設けられ、そしてガイドセル(11)の前面にはオ
    ートロッドチェンジャ(18)が設けられ、前記自走台
    車(1)には3次元角度計が設けられていることを特徴
    とするプレスプリット穿孔機。
JP32530194A 1994-12-27 1994-12-27 プレスプリット穿孔機 Expired - Lifetime JP2956927B2 (ja)

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CN104196462B (zh) * 2014-08-27 2016-03-16 桂林市华力重工机械有限责任公司 一种转盘式偏摆钻臂结构
CN109882191B (zh) * 2019-04-02 2024-04-12 许和翔 一种全液压劈裂台车

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