JP2956743B2 - 集中文字認識システム及び文字認識装置 - Google Patents

集中文字認識システム及び文字認識装置

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JP2956743B2
JP2956743B2 JP5303114A JP30311493A JP2956743B2 JP 2956743 B2 JP2956743 B2 JP 2956743B2 JP 5303114 A JP5303114 A JP 5303114A JP 30311493 A JP30311493 A JP 30311493A JP 2956743 B2 JP2956743 B2 JP 2956743B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿,伝票等の媒体か
らイメージを読み取るOCR装置(光学式文字読取装
置)及び読み取られた文字を認識する集中文字認識装置
を併用した集中文字認識システム,及び文字認識装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば銀行等の金融機関における入出金
伝票や為替伝票等の帳票のをイメージで読み取る読取装
置として、OCR装置が用いられている。このOCR装
置は、図26に示すような帳票200を内部のスキャナ
で走査して、その全面データを読み取る。それととも
に、この全面データ内の特定のフィールド(帳票上の文
字の枠に対応)からデータを切り出して、この切り出し
たイメージデータに基づいて、そこに如何なる文字が記
載されているかの文字認識を行う。
【0003】このOCR装置が、帳票上のどのフィール
ドについて,またどの種類の文字について文字認識を行
うかは、OCR装置が接続されている端末に格納されて
いるOCR定義体の定義に従う。ここでOCR定義体と
は、読み取り対象である帳票上の文字認識すべき領域の
位置及び大きさと、その領域内で認識すべき文字の種類
を規定した情報である。但し、OCR装置が読み込むこ
とができる文字の種類は、個々のOCR装置の仕様に従
い千差万別である。即ち、数字しか認識できないものも
あれば、仮名も認識できるものもあれば、漢字も認識で
きるものもあれば、英文字を認識できるものもある。極
端な例では、イメージデータを読み込むだけのOCR装
置もあり得る。従って、端末側がそのOCR定義体の定
義に従って帳票上の文字認識をすべきフィールド(以
下、「文字フィールド」という)を指定したとしても、
その文字フィールドに記載される文字の種類が当該OC
R装置が認識できる文字の種類に該当する場合でなけれ
ば、文字認識することはできない。
【0004】そこで、従来より、図25に示すような集
中文字認識装置201を併用した集中文字認識システム
が用いられている。即ち、このシステムにおいて集中文
字認識装置201には、端末装置202,203を介し
て、上記したようなOCR装置204が複数個接続され
ている。そして、この集中文字認識装置201は、各O
CR装置204が読み取り端末装置203,202を介
して送出してきた帳票200の全面イメージデータを基
に文字認識処理(特に、漢字認識処理)を行う機能を有
している。
【0005】従って、各OCR装置204の全てが文字
認識処理を行う機能がなくても、OCR装置204が接
続されている各端末203は、集中文字認識装置201
から文字認識処理済みのデータを受け取ることにより、
OCR装置204によって文字認識処理されたのと同じ
効果を得ることができる。特に、集中文字認識装置20
1に漢字認識処理が行える機構を設ければ、各OCR装
置204として高価な漢字識別機能付きのOCR装置を
用いなくとも、これを用いたのと同じ効果を各端末20
3において得ることができる。
【0006】この集中文字認識装置201を併用したシ
ステムは以下のように運用される。即ち、OCR装置2
04が接続されている端末203は、OCR定義体の定
義をOCR装置204に与えて、文字フィールドを指定
する。
【0007】すると、OCR装置204は、OCR定義
体に従って、認識可能な文字であることを条件に、文字
フィールド内の文字を文字認識する。その後、OCR装
置204は、文字認識ができた文字(以下、「認識文
字」という)のデータ,項目毎のイメージデータ,及び
帳票の全面イメージデータを、端末203に送信する。
ここで、項目毎のイメージデータとは、文字認識の基に
なるイメージデータ,及び、イメージデータのみを獲得
するものとしてOCR定義体に定義されているフィール
ド(以下、「イメージフィールド」という)のイメージ
データのことである。
【0008】データを受信した端末203では、認識文
字を基に、文字列の変換(図示せぬディスプレイ上での
表示,図示せぬホストコンピュータにおける照合,及び
図示せぬディスク装置への格納のため、記号化されてい
る認識文字を解読するとともに、文字列の順番を入れ換
えること)及び修正処理を行う。なお、この文字列の変
換は、端末203に備えられたMAP定義体(各文字フ
ィールドの認識文字に対してどの変換テーブルによって
解読を行うかの定義をしたもの)によって指定される文
字列変換テーブルに従い行う。その後、この認識文字
を、項目毎のイメージデータ及び全面イメージデータと
共に、端末202に送信する。
【0009】端末202では、OCR装置200で文字
認識をすることができなかった文字フィールドについ
て、上述したのと同様にしてOCR定義体の定義を与え
て、集中文字認識装置201に認識依頼する。その後端
末202では、集中文字認識装置201によって認識さ
れた認識文字を基に、文字列の変換及び修正処理を行
う。そして、端末202は、OCR装置204からの認
識文字及び集中文字認識装置201からの認識文字を併
せて、図示せぬホストコンピュータに送信して、データ
照合を依頼する。照合結果があると、端末202は、こ
の照合結果と共に各認識文字を元の端末203に戻す。
【0010】端末203では、応答データ及び各認識文
字を、所定の配置にて、図示せぬディスプレイ上に表示
させる。また、必要に応じて、これらデータは図示せぬ
ディスク装置に記憶される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
集中文字認識システムでは、OCR装置204に与えら
れるOCR定義体が、OCR装置204により文字認識
をすることができない文字を含む文字フィールドを定義
していた場合には、OCR装置204では文字認識を行
わず、OCR装置204に接続されている端末203に
エラーを通知してしまっていた。これを避ける為に、従
来の集中文字認識システムにおいては、OCR装置20
4が接続されている端末203と集中文字認識装置20
1が接続されている端末203とで、各々異なった定義
体を作成する必用があった。即ち、OCR装置204が
接続されている各端末203では、それに接続されてい
るOCR装置204の文字認識能力に応じて、個別に、
文字認識ができない文字フィールドの定義を削除したO
CR定義体を用意しなければならなかった。このよう
に、従来の文字認識装置では、全ての端末203,20
4において同じOCR定義体が使えるのではないという
意味で、OCR定義体の一元管理ができなかった。特
に、集中文字認識システムを導入する前に漢字認識機構
を有するOCR装置を既に利用していた場合でも、この
OCR装置の為に持っていた既存のOCR定義体を、集
中文字認識システム導入後に、全ての端末において利用
することができるのではなかった。これが従来の集中文
字認識システムの第1の問題点である。
【0012】そこで、本発明の第1の課題は、上記第1
の問題点に鑑み、全ての端末において共通のOCR定義
体を用いることができる集中文字認識システム及び文字
認識装置を提供することである。
【0013】一方、集中文字認識装置201を導入する
前に、OCR装置204と端末203とを接続しただけ
のシステムで、システム運用している場合も有り得る。
このような場合には、OCR装置204が認識できる文
字フィールドのみを定義したOCR定義体が、端末20
3に備えられているものと考えられる。しかしながら、
集中文字認識装置201を導入して集中文字認識システ
ムを構築する場合には、この既存のOCR定義体をその
まま使用することはできない。即ち、集中文字認識装置
201に文字認識をさせるためには帳票の全面イメージ
データが必用であるが、その全面イメージデータを獲得
するための定義が上記既存のOCR定義体には含まれて
いないことが多いからである。そのために、従来の集中
文字認識システムを導入する際においては、上記システ
ムに接続する全ての端末204が有している既存のOC
R定義体に、全面イメージデータを獲得するための定義
を加える修正を施す必要があった。なお、集中文字認識
システムを導入した後に端末204を追加する場合に
は、新たなOCR定義体を作成する必要がある。しか
し、この場合でも、OCR定義体に全面イメージデータ
を獲得するための定義をしておく必要があるので、定義
体作成に余分な作業が必要であった。これが従来の集中
文字認識システムの第2の問題点である。
【0014】そこで、本発明の第2の課題は、上記第2
の問題点に鑑み、OCR装置が接続されている端末が保
持しているOCR定義体に、全面イメージデータを獲得
するための定義をしておく必要がない集中文字認識シス
テムを提供することである。
【0015】また、帳票として私製の帳票を用いる場合
がある。ここで、私製の帳票とは、その帳票上の文字フ
ィールドを認識するための定義が各端末203,204
のOCR定義体内に定義されている帳票(以下、「通常
取引帳票」という)以外の帳票のことをいう。この私製
の帳票に対しては、文字フィールド又はイメージフィー
ルドのデータを獲得することができないので、全面イメ
ージデータのみを獲得することになる。ところが、この
ような私製帳票の大きさは種々雑多であるので、これら
の全面イメージデータを獲得するには、予め全ての私製
伝票についてOCR定義体に上に全面イメージデータを
獲得するための定義をするとともに、エラー防止の為に
イメージフィールド及び文字フィールドの定義を削除し
ておく必用があった。従って、やはり定義体の作成が容
易でないとともに、互換性を維持することができなくな
ってしまうものであった。これが従来の集中文字認識シ
ステムの第3の問題点である。
【0016】そこで、本発明の第3の課題は、上記第3
の問題点に鑑み、OCR装置が接続されている端末が保
持しているOCR定義体に、各種の私製帳票の全面イメ
ージデータを獲得するための定義をしておく必要がな
く、通常取引帳票と私製帳票の何れについてもデータ獲
得をすることができる集中文字認識システムを提供する
ことである。
【0017】また、従来の集中文字認識システムでは、
OCR装置204で文字認識することができなかった文
字フィールドについては、端末203において、MAP
定義体によってその文字フィールドに対応する文字変換
テーブルが定義されているか否かのチェックを行ってい
なかった。従って、この文字フィールドに関しては、集
中文字認識装置201で文字認識を行った後で、端末2
02でチェックを行っていた。しかしながら、端末20
3と端末202とで同じMAP定義体,及び文字変換テ
ーブルを用いるという意味で資源の一本化を行った場合
にも、端末204でしかチェックしないとすると、チェ
ックの信頼性を向上させることができない。これが従来
の集中文字認識システムの第4の問題点である。
【0018】そこで、本発明の第4の課題は、上記第4
の問題点に鑑み、MAP定義体の資源のチェックをOC
R定義体側の端末でも集中文字認識装置側の端末でも実
行して、もって資源チェックを強化することができる集
中文字認識システムを提供することである。
【0019】上述したように従来の集中文字認識システ
ムでは、OCR装置204が接続されている端末203
は、集中文字認識装置201が接続されている端末20
2に対して、認識文字,項目単位のイメージデータ,及
び全面イメージデータを一まとめにして、送信してい
た。従って、一枚の帳票に関して送信するデータ量が膨
大になり、データ送受信処理に時間がかかっていた。こ
の場合、全面イメージデータから随時復元可能な項目毎
のイメージデータを削除することが考えられる。しか
し、単純に常に削除するようにすると、かえってデータ
の復元に時間がかかってしまうことも有り得る。これが
従来の集中文字認識システムの第5の問題点である。
【0020】そこで、本発明の第5の課題は、上記第5
の問題点に鑑み、自動的にデータ削除を行うことによっ
て端末間のデータ転送時間を削減することができる集中
文字認識システムを提供することである。
【0021】また、従来の集中文字認識システムでは、
集中文字認識装置201での文字認識が済んだデータを
ディスク装置に格納する際に、認識文字のデータに加え
て全面イメージデータをも格納していた。この全面イメ
ージデータは既に必用がなくなったものである。従っ
て、格納するデータの大きさが大きくなり、ディスク資
源を圧迫するとともに、保存処理に時間がかかってい
た。これが従来の集中文字認識システムの第6の問題点
である。
【0022】そこで、本発明の第6の課題は、上記第6
の問題点に鑑み、集中文字認識装置で文字認識が完了し
たデータをディスクに格納する際には、自動的に全面イ
メージデータ削除を行うことによって、ディスク資源の
節約及び処理時間の削減を行うことができる集中文字認
識システムを提供することである。
【0023】また、各0CR装置204の機能の相違に
より、各端末203から集中文字認識装置201に送信
されてくるデータに含まれる認識文字の種類は様々であ
る。つまり、一切文字認識が済んでないデータや、数字
については文字認識が済んでいるようなデータや、数字
と仮名については文字認識が済んでるようなデータ等
が、区別なく、集中文字認識装置に流入してくるのであ
る。ところが、従来の集中文字認識システムでは、集中
文字認識装置201が接続されている端末202は、こ
のような種々雑多のデータに対して、一律に、それが保
持しているOCR定義体の定義を与えていた。このOC
R定義体は、全ての文字フィールドの全種類の文字に対
して文字認識を行なわしめる定義を有するものである。
従って、既にOCR装置204で文字認識が済んでいる
文字フィールドについても、再度、集中文字認識装置2
01で文字認識を行ってしまうので、処理効率が悪いも
のであった。これが従来の集中文字認識システムの第7
の問題点である。
【0024】そこで、本発明の第7の課題は、上記第7
の問題点に鑑み、集中文字認識装置で文字認識する際に
は、既にOCR装置で文字認識を行った文字フィールド
に関しては、OCR定義体から定義を削除することによ
って、再度同じフィールドを文字認識することを防止
し、もって、処理効率を上げることができる集中文字認
識システムを提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の集中
文字認識システムは、上記した第1の課題を解決するた
めに、図1(a)の発明の原理図に示すように、被読取
り用の紙面に記載された文字を認識する第1の文字認識
装置(41)と、少なくとも前記第1の文字認識装置
(41)が認識できなかった前記紙面上の文字を認識す
る第2の文字認識装置(42)とを含む集中文字認識シ
ステムであって、前記第1の文字認識装置(41)は、
前記紙面のイメージデータを読み取る読取り手段(4
3)と、文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と
認識する文字の種類とを定義した定義項目を含む第1の
定義体を収納した第1の定義体収納部(44)と、前記
読取り手段(43)が読み取った前記紙面のイメージデ
ータから、前記第1の定義体に従って文字を認識する第
1の認識手段(45)と、前記第1の認識手段(45)
が認識可能な文字の種類を検出する検出手段(46)
と、前記検出手段(46)による検出結果に基づいて、
前記第1の認識手段(45)が認識できない文字の種類
を定義する前記定義項目を、前記定義体から削除する編
集を行う定義体編集手段(47)と、前記定義体編集手
段(47)にて編集された前記第1の定義体を、前記第
1の認識手段(45)に伝送する伝送手段(48)と、
前記読取り手段(43)が読み取った前記紙面のイメー
ジデータを前記第2の文字認識装置(42)に転送する
送信部(49)とを有し、前記第2の文字認識装置(4
2)は、文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と
認識する文字の種類とを定義した定義項目を含む第2の
定義体を収納した第2の定義体収納部(50)と、前記
第1の文字認識装置(41)が送信した前記紙面のイメ
ージデータから、前記第2の定義体に従って、文字を認
識する第2の認識手段(51)とを有していることを特
徴とする。また、この集中文字認識に用いる本発明によ
る文字認識装置は、被読取り用の紙面に記載された文字
を認識する文字認識装置であって、前記紙面のイメージ
データを読み取る読取り手段(43)と、文字認識をす
る必要のある前記紙面上の範囲と認識する文字の種類と
を定義した定義項目を含む定義体を収納した定義体収納
部(44)と、前記読取り手段(43)が読み取った前
記紙面のイメージデータから、前記定義体に従って文字
を認識する認識手段(45)と、前記認識手段(45)
が認識可能な文字の種類を検出する検出手段(46)
と、前記検出手段(46)による検出結果に基づいて、
前記認識手段(45)が認識できない文字の種類を定義
する前記定義項目を、前記定義体から削除する編集を行
う定義体編集手段(47)と、前記定義体編集手段(4
7)にて編集された前記定義体を、前記認識手段(4
5)に伝送する伝送手段(48)とを有することを特徴
とする。
【0026】本発明による第2の集中文字認識システム
は、上記した第2の課題を解決するために、図1(b)
の発明の原理図に示すように、被読取り用の紙面のイメ
ージデータを読み取るイメージデータ読取り装置(5
2)と、前記イメージデータに基づいて、前記イメージ
データに含まれる文字を認識する文字認識装置(53)
とを含む集中文字認識システムであって、前記イメージ
データ読取り装置(52)は、前記紙面のイメージデー
タを読み取る読取り手段(54)と、前記文字認識装置
(53)に出力する必要のある前記紙面上の範囲を定義
した定義項目を含む第1の定義体を収納した第1の定義
体収納部(55)と、前記読取り手段(54)が読み取
った前記紙面のイメージデータから、前記第1の定義体
に従って、特定範囲のイメージデータを出力するイメー
ジデータ出力手段(56)と、前記第1の定義体が前記
紙面の全面のイメージデータを出力することを定義した
定義項目を含むか否かを検出する検出手段(57)と、
前記検出手段(57)が、前記第1の定義体が前記紙面
の全面のイメージデータを出力することを定義した定義
項目を含んでいないことを検出したときに、前記第1の
定義体に、前記紙面の全面のイメージデータを出力する
ことを定義した定義項目を追加する編集を行う定義体編
集手段(58)と、前記定義体編集手段(58)によっ
て編集された前記第1の定義体を、イメージデータ出力
手段(56)に伝送する伝送手段(59)と、前記イメ
ージデータ出力手段(56)が出力したイメージデータ
を前記文字認識装置(53)に転送する送信部(60)
とを有し、前記文字認識装置(53)は、前記文字認識
をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する文字の種
類とを定義した定義項目を含む第2の定義体を収納した
第2の定義体収納部(61)と、前記イメージデータ読
取り装置(53)が送信した前記紙面のイメージデータ
から、前記第2の定義体に従って、文字を認識する認識
手段(62)とを有していることを特徴とする。
【0027】本発明による第3の集中文字認識システム
は、上記した第3の課題を解決するために、図1(c)
の発明の原理図に示すように、被読取り用の紙面に記載
された文字を認識する第1の文字認識装置(63)と、
少なくとも前記第1の文字認識装置(63)が認識でき
なかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字認識装
置(64)とを含む集中文字認識システムであって、前
記第1の文字認識装置(63)は、前記紙面のイメージ
データを読み取る読取り手段(65)と、文字認識をす
る必要のある前記紙面上の範囲と認識する文字の種類,
又は前記第2の文字認識手段に出力するイメージデータ
の範囲とを定義した定義項目を含む第1の定義体を収納
した第1の定義体収納部(66)と、前記読取り手段
(65)が読み取った前記紙面のイメージデータから、
前記第1の定義体に従って、文字を認識し又は特定範囲
のイメージデータを出力する第1の認識手段(67)
と、前記紙面として特定種類の紙面が前記読取り手段
(65)にセットされていることを検出する検出手段
(68)と、前記検出手段(68)による検出結果に基
づいて、前記第1の定義体の内容を、前記紙面の全面の
イメージデータのみを出力する定義をした定義項目のみ
を含む様に編集を行う定義体編集手段(69)と、前記
定義体編集部(69)によって編集された前記第1の定
義体を、前記第1の認識手段(67)に伝送する伝送手
段(70)と、前記読取り手段(65)で出力されたイ
メージデータを前記第2の文字認識装置(64)に転送
する送信部(71)とを有し、前記第2の文字認識装置
(64)は、文字認識をする必要のある前記紙面上の範
囲と認識する文字の種類とを定義した定義項目を含む第
2の定義体を収納した第2の定義体収納部(72)と、
前記第1の文字認識装置(63)が送信したイメージデ
ータから、前記第2の定義体に従って、文字を認識する
第2の認識手段(73)とを有していることを特徴とす
る。
【0028】本発明による第4の集中文字認識システム
は、上記した第4の課題を解決するために、図1(d)
の発明の原理図に示すように、被読取り用の紙面に記載
された文字を認識する第1の文字認識装置(74)と、
少なくとも前記第1の文字認識装置(74)が認識でき
なかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字認識装
置(75)とを含む集中文字認識システムであって、前
記第1の文字認識装置(74)は、前記紙面のイメージ
データを読み取る読取り手段(76)と、文字認識をす
る必要のある前記紙面上の範囲と認識する文字の種類と
を定義した定義項目を含む第1の定義体を収納した第1
の定義体収納部(77)と、前記読取り手段(76)が
読み取った前記紙面のイメージデータから、前記第1の
定義体に従って文字を認識する第1の認識手段(78)
と、前記第1の認識手段(78)で認識された文字を、
文字変換テーブル(79)に従って、別の文字列に変換
する文字変換手段(80)と、前記文字変換テーブル
(79)の存否を検出する第1の検出手段(81)と、
前記読取り手段(76)が読み取った前記紙面のイメー
ジデータを前記第2の文字認識装置(75)に転送する
送信部(82)とを有し、前記第2の文字認識装置(7
5)は、文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と
認識する文字の種類とを定義した定義項目を含む第2の
定義体を収納した第2の定義体収納部(83)と、前記
第1の文字認識装置(74)が送信した前記紙面のイメ
ージデータから、前記第2の定義体に従って、文字を認
識する第2の認識手段(84)と、前記第2の認識手段
(84)で認識された文字を、前記文字変換テーブル
(79)に従って、別の文字列に変換する文字変換手段
(85)と、前記文字変換テーブルの存否を検出する第
2の検出手段(86)とを有していることを特徴とす
る。
【0029】本発明による第5の集中文字認識システム
は、上記した第5の課題を解決するために、図1(e)
の発明の原理図に示すように、被読取り用の紙面に記載
された文字を認識する第1の文字認識装置(87)と、
少なくとも前記第1の文字認識装置(87)が認識でき
なかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字認識装
置(88)とを含む集中文字認識システムであって、前
記第1の文字認識装置(87)は、前記紙面の全面のイ
メージデータを読み取る読取り手段(89)と、文字認
識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する文字の
種類とを定義した定義項目を含む第1の定義体を収納し
た第1の定義体収納部(90)と、前記読取り手段(8
9)が読み取った前記紙面の全面のイメージデータか
ら、前記第1の定義体に従って、文字を認識する第1の
認識手段(91)と、前記読取り手段(89)が読み取
った前記紙面の全面のイメージデータ,又は前記イメー
ジデータ及び前記認識手段(91)が認識した文字の情
報のみを前記第2の文字認識装置(88)に転送する送
信部(92)とを有し、前記第2の文字認識装置(8
8)は、文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と
認識する文字の種類とを定義した定義項目を含む第2の
定義体を収納した第2の定義体収納部(93)と、前記
第1の文字認識装置(87)が送信した前記紙面の全面
のイメージデータから、前記第2の定義体に従って、文
字を認識する第2の認識手段(94)とを有しているこ
とを特徴とする。
【0030】本発明による第6の集中文字認識システム
は、上記した第6の課題を解決するために、図1(f)
の発明の原理図に示すように、被読取り用の紙面に記載
された文字を認識する第1の文字認識装置(95)と、
少なくとも前記第1の文字認識装置(95)が認識でき
なかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字認識装
置(96)とを含む集中文字認識システムであって、前
記第1の文字認識装置(95)は、前記紙面の全面のイ
メージデータを読み取る読取り手段(97)と、文字認
識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する文字の
種類とを定義した定義項目を含む第1の定義体を収納し
た第1の定義体収納部(98)と、前記読取り手段(9
7)が読み取った前記紙面の全面のイメージデータか
ら、前記第1の定義体に従って、文字を認識する第1の
認識手段(99)と、前記読取り手段(97)が読み取
った前記紙面の全面のイメージデータを、前記第2の文
字認識装置(96)に転送する送信部(100)とを有
し、前記第2の文字認識装置(96)は、文字認識をす
る必要のある前記紙面上の範囲と認識する文字の種類と
を定義した定義項目を含む第2の定義体を収納した第2
の定義体収納部(101)と、前記第1の文字認識装置
(95)が送信した前記紙面の全面のイメージデータか
ら、前記第2の定義体に従って、文字を認識する第2の
認識手段(102)と、前記第2の認識手段(102)
によって文字を認識した後で前記紙面の全面のイメージ
データを削除する削除手段(103)とを有することを
特徴とする。本発明による第7の集中文字認識システム
は、上記した第7の課題を解決するために、図1(g)
の発明の原理図に示すように、被読取り用の紙面に記載
された文字を認識する第1の文字認識装置(104)
と、少なくとも前記第1の文字認識装置(104)が認
識できなかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字
認識装置(105)とを含む集中文字認識システムであ
って、前記第1の文字認識装置(104)は、前記紙面
のイメージデータを読み取る読取り手段(106)と、
文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
文字の種類とを定義した定義項目を含む第1の定義体を
収納した第1の定義体収納部(107)と、前記読取り
手段(106)が読み取った前記紙面のイメージデータ
から、前記第1の定義体に従って文字を認識する第1の
認識手段(108)と、前記第1の認識手段(108)
が認識した文字のデータと前記読取り手段(106)が
読み取った前記紙面のイメージデータとを前記第2の文
字認識装置(105)に転送する送信部(109)とを
有し、前記第2の文字認識装置(105)は、文字認識
をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する文字の種
類とを定義した定義項目を含む第2の定義体を収納した
第2の定義体収納部(110)と前記第1の文字認識装
置(104)が送信した前記文字の情報に基づいて、前
記文字が含まれる前記紙面上の範囲を定義する定義項目
を、前記第2の定義体から削除する編集を行う定義体編
集手段(111)と、前記第1の文字認識装置(10
4)が送信した前記紙面のイメージデータから、前記定
義体編集手段(111)によって編集された前記第2の
定義体に従って、文字を認識する第2の認識手段(11
2)とを有していることを特徴とする。
【0031】本発明は、以下に示すように、様々な形態
で実施可能である。先ず、読み取り手段とは、スキャナ
ー部を含む。また、第1の文字認識手段及びイメージデ
ータ読み取り装置は、単体の装置から構成しても良い
し、OCR装置と端末といった2つの装置から構成して
も良い。同様に、第2の文字認識装置及び文字認識装置
は、単体の装置から構成しても良いし、集中文字認識装
置と端末といった2つの装置から構成しても良い。
【0032】次に、第1の認識手段及びイメージデータ
出力手段は、カナ,数字,漢字,アルファベットのうち
の一種類、又はそれらの組み合わせの何れかのみが認識
できるものであっても良いし、それらの全てが認識でき
るものであって良いし、何れも認識ができずにイメージ
データだけを読み出せるものであっても良い。また、第
2の認識手段は、少なくとも第1の認識できない種類の
文字を認識することができれば良い。
【0033】第2の文字認識装置又は文字認識装置に対
して、複数の第1の文字認識装置又はイメージデータ出
力手段が接続されていたとしてもかまわない。また、第
1の定義体と第2の定義体とでは、全く同一であっても
別のものであっても良い。また、第1の文字認識装置が
複数個接続されている場合には、各々の第1の文字認識
装置毎に第1の定義体の内容が異なっていたとしても構
わない。
【0034】各検出手段は、自動的に検出を行っても良
いし、オペレータが状況を判断した上で操作するキーと
しても良い。
【0035】
【作用】本発明による第1の集中文字認識システムによ
れば、第1の文字認識装置において第1の定義体が第1
の認識装置が認識することができない文字種類の文字フ
ィールドを読み取るように定義されていたとしても、第
1の認識装置の能力に合わせて第1の定義体の内容を編
集することができる。従って、第1の文字認識装置及び
第2の文字認識装置において共通の定義体を用いること
も可能である。
【0036】本発明による第2の集中文字認識システム
によれば、イメージデータ読み取り装置において第1の
定義体が被読み取り用の紙面の全面のイメージデータを
出力するように定義されていなかったとしても、全面イ
メージデータを出力するための定義を追加するように第
1の定義体の内容を編集することができる。従って、イ
メージデータ読み取り装置にどのような内容の定義体が
備えられていたとしても、紙面の全面のイメージデータ
を文字認識装置に通知することができる。
【0037】本発明による第3の集中文字認識システム
によれば、読み取り手段に特定種類の紙面がセットされ
ていることを検出することにより、第1の文字認識装置
側に備えられている第1の定義体の元々の内容如何に拘
らず、紙面の全面イメージデータを出力するための定義
のみを有する内容に置き換えることができる。従って、
第1の文字認識装置が保持している第1の定義体に、各
種の紙面の全面イメージデータを獲得するための定義を
しておく必要がなく、いかなる紙面についても少なくと
もイメージデータの獲得は行うことができる集中文字認
識システムを提供することである。
【0038】本発明による第4の集中文字認識システム
によれば、第1の文字認識装置と第2の文字認識装置の
双方で、共通の文字変換テーブルを使用する場合に、こ
の文字変換テーブルのチェックを第1の文字認識装置と
第2の文字認識装置の双方でも実行して、もって資源チ
ェックを強化することができる。
【0039】本発明による第5の集中文字認識システム
によれば、第1の文字認識装置から第2の文字認識装置
に、項目単位のイメージデータと全面のイメージデータ
とを有する編集データを送信する際に、自動的に項目単
位のイメージデータの削除を行うことによって端末間の
データ転送時間を削減することができる。
【0040】本発明による第6の集中文字認識システム
によれば、第2の文字認識装置において、第2の認識手
段で文字認識が完了したデータをディスクに格納する際
には、自動的に全面イメージデータ削除を行うことによ
って、ディスク資源の節約及び処理時間の削減を行うこ
とができる。
【0041】本発明による第7の集中文字認識システム
によれば、第1の文字認識装置で認識できた文字の情報
から、第2の定義体中のその文字を含む文字認識領域の
定義を削除することができる。従って、再度同じフィー
ルドを文字認識することを防止し、もって、処理効率を
上げることができる。
【0042】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は、本発明の一実施例による集中文字認識シ
ステムの構成を示す。この集中文字認識システムは、O
CR装置Cと、このOCR装置Cに接続されている第1
の端末Aと、集中文字認識装置Dと、この集中文字認識
装置Dに接続されている第2の端末Bとから構成されて
いる。なお、図2では一つだけ示したが、複数の第1の
端末が、単一の第2の端末に接続されている。
【0043】OCR装置Cは、スキャナー部1と、この
スキャナー部1に接続されているデータ処理部2と、こ
のデータ処理部2に接続されている認識辞書23とを有
している。
【0044】集中文字認識装置Dは、データ処理部21
と、このデータ処理部21に接続されている認識辞書2
2とを有している。なお、OCR装置C及び集中文字認
識装置Dは、読み取り処理部3,18からのセンスコマ
ンドに返答して、自己の装置種別,及び、その装置で読
み取り可能な文字の種類(並びに、OCR装置Cの場合
は、現在スキャナー部1にセットされている帳票の識別
番号に関する情報)を通知する機能を有している。
【0045】第1及の端末Aび第2の端末Bは、図2及
び図3に示すように、同一の構成を有している。具体的
には、OCR装置C又は集中文字認識装置Dに接続され
ている読み取り処理部3,18には、OCR定義体編集
部4,19と、データ編集部8,14が接続されてい
る。OCR定義体編集部4,19には、OCR定義体読
み出し部5,20を介して、OCR定義体ファイル2
4,33が接続されている。データ編集部8,14に
は、文字列変換処理部6,15を介して文字列変換テー
ブルファイル25,30と、MAP定義体読み出し部
7,16を介してMAP定義体ファイル26,31と、
編集データディスク格納取出し部9,17を介して編集
データディスク27,32と、編集データ表示部11,
13を介してディスプレイ28,29と、データ送受信
部10,12に接続されている。MAP定義体読み出し
部7,16は、文字列変換処理部6,15にも接続され
ている。
【0046】上述の読み取り処理部3,18は、図3に
示すように、装置情報読み取り部34,データ読み取り
部35,及び、OCR定義体ダウンロード処理部36か
ら構成されている。
【0047】また、各端末A,Bのデータ送受信部1
0,12は相互に接続されている。なお、図2では、第
2の端末Bのデータ送受信部12と読み取り処理部18
とが直接接続しているように記した。これは、データ送
受信部10,12は、文字認識未処理のデータが他の端
末から送信された場合には、読み取り処理部18にもこ
のデータを送信する機能を有しているからである。
【0048】次に、以上に説明した各構成部の機能を説
明する。装置情報読み取り部34は、接続されている装
置(OCR装置C又は集中文字認識装置D)にセンスコ
マンドを発行して、その装置の種別,及びその装置が読
み取り可能な文字の種類を獲得する構成部である。そし
て、端末が第1の端末Aとして用いられる場合には、O
CR装置Cから帳票の識別番号を予め獲得する(この識
別番号の獲得には、帳票上の識別番号のフィールドのみ
を指定したOCR定義体を送ることにより、獲得す
る。)。また、この端末が第2の端末Bとして用いられ
ている場合には、第1の端末Aからデータ(認識文字デ
ータ,項目毎のイメージデータ,及び全面イメージデー
タ)とともに送られてくる帳票の識別信号を、データ送
受信部10,12を介して獲得する。そして、装置情報
読み取り部34は、帳票の識別番号又は端末のオペレー
タがキー入力したOCR定義体の指定の何れかを、OC
R定義体編集部4,19に通知して、OCR定義体の編
集指示を行う。この際、接続されている装置の種別,及
びその装置が読み取り可能な文字の種類に関する情報に
応じて編集方針をも指定する(図9参照)。
【0049】ここで、OCR定義体の構成につき説明を
行う。いま、帳票の書式が図4に示す通りであったとす
る。この帳票では、細線で書かれた枠aがカナ及び数字
を記載する文字フィールドであり、二重線で書かれた枠
bが漢字を記載する文字フィールドであり、太線で書か
れた枠cが記号(この記号に従い、文字列変換処理部
6,15で文字列変換処理が行われる。)を記載するフ
ィールドである。
【0050】OCR定義体は、図5に示す通りのデータ
を定義している。図4に示す帳票用のOCR定義体にお
いて、「私製伝票読み出しフラグ」はOFFとなり、
「文字認識フィールド数」は“16”となり、「イメー
ジフィールド数」は“0”となる。また、「文字認識フ
ィールド座標」又は「イメージフィールド座標」には、
各フィールドの開始点(例えば左上)がXY座標により
指定されている。なお、「認識文字数,文字種類」に
は、各文字認識フィールドに記載される文字数と文字種
類が規定されている(例えば“銀行名”のフィールドで
は、“3”及び“漢字”と規定)ので、文字認識フィー
ルドの範囲が確定することになる。これに対して、「X
方向サイズ,Y方向サイズ」には、各イメージフィール
ドの大きさが規定されるので、イメージフィールドの範
囲が確定することになる。なお、文字認識フィールドに
は、それと同じ範囲のイメージフィールドが定義されて
いる。また、上述した通り、全面イメージフィールド
は、備えられていない場合も有り得る。
【0051】図3に戻り、OCR定義体編集部4,19
は、読み取り処理部3,18からの通知に応じ、OCR
定義体読み出し部5,20に、OCR定義体の読み取り
指示を与える構成部である。この際、帳票の識別番号又
は端末のオペレータがキー入力したOCR定義体の指定
を通知する。
【0052】OCR定義体読み出し部5,20は、OC
R定義体編集部4,19から通知された帳票の識別番号
又は端末のオペレータがキー入力したOCR定義体の指
定に従って、OCR定義体ファイル24,33からOC
R定義体を読み出す構成部である。
【0053】OCR定義体ファイル24,33は、複数
のOCR定義体を格納し、OCR定義体読み出し部5,
20からの要求に応じて、何れかのOCR定義体を出力
する構成部である。
【0054】上述のOCR定義体編集部4,19は、O
CR定義体読み出し部5,20で読み出されたOCR定
義体を編集する(図11参照)機能をも有している。こ
の編集のために、OCR定義体編集部4,19は、文字
認識フィールド削除部4a,及び全面イメージフィール
ド追加部4bを備えている。文字認識フィールド削除部
は、OCR装置Cが文字認識できない文字認識フィール
ドを削除する構成部である。また、全面イメージフィー
ルド追加部4bは、全面イメージデータを有していない
OCR定義体に全面イメージフィールドの定義を追加す
る構成部である。
【0055】端末にOCR装置Cが接続されている場合
には、OCR定義体編集部4は文字データ管理部の作成
をも行う。この文字データ管理部とは、OCR装置C又
は集中文字認識装置Dで読み取ったデータを転送用の所
定のフォーマットに編集する際に、フォーマット上の文
字データを格納するための各領域の状態を示したインデ
ックスである。図6から明らかなように、この文字デー
タ管理部は、各文字フィールド毎に、“文字項目名”,
“画面フィールド番号(初期状態は空欄)”,“削除対
象フィールドフラグ(OCR定義体の削除が行われた文
字認識をすることが不可能な文字認識フィールドに対す
る文字項目をフラグオンにする。)”,及び“文字列変
換保留フラグ”の各情報を管理する。なお、この文字デ
ータ管理部は、OCR定義体の編集の如何とは無関係
に、帳票の種別に従って作成される。図3に戻り、OC
R定義体定義体ダウンロード処理部36は、OCR定義
体編集部4,19で編集されたOCR定義体をOCR装
置C又は集中文字認識装置Dにダウンロードするととも
に、文字情報管理部をデータ読み取り部35に転送する
機能を有している構成部である。
【0056】データ読み取り部35は、OCR装置C又
は集中文字認識装置Dが獲得したデータを読み取る機能
を有している。更に、データ読み取り部35は、端末が
第2の端末Bである場合に、データ送受信部12,デー
タ編集部14を介して第1の端末Aから伝送されてくる
データを集中文字認識装置Dにダウンロードする機能を
も有している。
【0057】スキャナー部1は、OCR装置Cにセット
された帳票の全面のイメージデータを光電素子により読
み取る部分である。データ処理部2,21には、スキャ
ナー部1で読み取ったイメージデータ(OCR装置Cの
場合),又は第1の端末Aで編集されて読み取り処理部
18から伝送されて来たイメージデータ(集中文字認識
装置Dの場合)が入力される。そして、読み取り処理部
3,18を介して送られてくるOCR定義体24,33
の定義に基づいて、このイメージデータから文字フィー
ルドとイメージフィールドのイメージデータを切り出
し、認識辞書23,22を参照して、文字フィールドの
イメージデータを認識文字に変換する。
【0058】認識辞書23,22は、認式可能な各文字
に関する認識の条件を格納してある辞書である。読み取
り処理部3,18は、OCR装置Cから送信された認識
文字のデータ(以下、「文字データ」という),項目毎
のイメージデータ,及び、全面イメージデータを編集し
て、データ編集部8,14に送信する構成部である。こ
の場合の編集とは、図7に示すフォーマットのデータ枠
に各データをあてはめて、一まとまりのデータ(以下、
「編集データ」と言う)とすることである。図7のフォ
ーマットにおいて、“画面定義体”とは、表示する画面
の名前である。また、各“アドレス”の欄に記載された
アドレスに対応する位置は、矢印で示す如くである。な
お、OCR定義体編集部4で作成した文字データ管理部
は、この編集データの“文字データ管理部”に組み込ま
れる。また、“文字データ領域”内の区分けは、“文字
データ管理部”に従って決定される。但し、各文字項目
の領域に入るべき文字データがない場合には、空欄のま
まにしておく。
【0059】端末に集中文字認識装置Dが接続されてい
る場合には、読み取り処理部18は、第1の端末Aから
転送されてきた編集データを受信して一時記憶するとと
もに、集中文字認識装置Dにそのイメージデータをダウ
ンロードする。そして、集中文字認識装置Dから送信さ
れた認識文字を、記憶している編集データの“文字デー
タ管理部”の空欄に格納し、場合によっては集中文字認
識装置Dから送信された項目単位のイメージデータを編
集データに追加する。
【0060】MAP定義体ファイル26,31は、図8
に示すようなMAP定義体を格納するファイルである。
このMAP定義体は、使用するOCR定義体毎に、複数
枚用意されている。そして、各文字項目毎に、ディスプ
レイ28,29で表示する際にデータを表示すべき画面
フィールド番号の具体値,文字列変換をするか否かの情
報,及び文字列変換をする場合に用いられる文字列変換
デーブルの名についての情報を管理している。
【0061】MAP定義体読み出し部7,16は、デー
タ編集部8,14又は文字列変換処理部6,15から指
示により、各編集データに対応するMAP定義体をMA
P定義体ファイル26,31から読み出す構成部であ
る。
【0062】文字列変換テーブルファイル25,30
は、MAP定義体により指定される複数の文字列変換テ
ーブルを格納したファイルである。この文字列変換テー
ブルでは、例えば、図4の帳票上の“金融機関種別”の
文字項目についてのものの場合、チェックマークの位置
と「銀行」等の文字との対応が定められているのであ
る。
【0063】文字列変換処理部6,15は、データ編集
部8,14からの指示により、各編集データにおける各
文字項目に対応する文字列変換テーブル名をMAP定義
体読み出し部7,16から受け取り、これに対応する文
字列変換テーブルを文字列変換テーブルファイル25,
30から読み込む構成部である。また、このテーブルに
応じて変換が必要とされる文字項目の文字列変換を行う
機能をも有している(図16参照)。
【0064】編集データ表示部11,13は、編集デー
タをディスプレイ28,29に表示するための処理を行
う構成部である(図17)。編集データ表示部11,1
3には、全面イメージデータを表示する際の画面サイズ
決定部11aが接続されている。
【0065】データ送受信部10,12は、データ編集
部8,14で編集された編集データを他の端末A,Bに
送信し、他の端末A,Bから送信された編集データを受
信してデータ編集部8,14に入力するインターフェー
スである。
【0066】編集データディスク格納取出し部9,17
は、編集データディスク27,32に編集データの格納
及び読み出しを行うドライバである。データ編集部8,
14は、読み取り処理部3,18及びデータ送受信部1
0,12から編集データ受信し、この編集データをさら
に編集する構成部である。即ち、データ編集部8,14
から受信した編集データの各文字項目毎に、MAP定義
体読み出し部7,16から読み込んだ画面フィールド番
号を付与し、文字列変換処理部6,15により文字列変
換を行わせ、編集データ表示部11,13によりディス
プレイ28,33上での表示を行わせる。そして、編集
データが集中文字認識処理を受けているか否かに従い、
この編集データを適切な形式に編集し直す。また、デー
タ送受信部10,12から受信した編集データを必要に
応じて編集データ表示部11によりディスプレイ28上
で表示する。そして、以上の編集を行った後に、OCR
装置C側から送信された編集データはデータ送受信部1
0から第2の端末Bに送信させ(データ編集部8の場
合)、第1の端末A側からの編集データはそのまま集中
文字認識装置D側の読み取り処理部18に転送し(デー
タ編集部14の場合)、この読み取り処理部18からの
編集データは編集データディスク32への格納処理後に
データ送受信部12から第1の端末Aに送信させ(デー
タ編集部14の場合)、第2の端末Bからの編集データ
はディスプレイ28への表示の後に編集データディスク
ドライブ27に格納する(データ編集部8の場合)。上
記再編集のために、データ編集部8,14は、全面イメ
ージデータ削除部8a,及び項目イメージデータ削除部
8bを備えている。
【0067】次に、以上のように構成された本実施例に
よる文字認識装置の動作を、図9乃至図17のフローチ
ャートに基づいて説明する。最初に図9及び図10は、
読み取り処理部3,18で実行される処理である。
【0068】このフローチャートでは、先ず、ステップ
S101において、編集データを入力する。この編集デ
ータとは、端末が第2の端末Bとして用いられる場合に
データ編集部8から送信されて来る編集データである。
【0069】次に、ステップS102において、図示せ
ぬキーボード等からのスタート指示があったかどうかを
チェックする(第1の端末Aの場合のための処理)。ス
タート指示がなければ、ステップS103において、編
集データの入力があったかどうかをチェックする(第2
の端末Bの場合のための処理)。入力がなければステッ
プS101に戻り、以上のループを繰り返す。
【0070】ステップS102にてスタート指示があっ
た場合又はステップS103にて編集データの入力があ
った場合には、ステップS104において、端末A,B
に接続されている装置(OCR装置C又は集中文字認識
装置D)に対して、センスコマンドを発行する。次に、
ステップS105において、OCR装置C又は集中文字
認識装置Dから、その装置の種別の信号,認識可能な文
字の種類,及び帳票の識別信号が通知されるのを待つ。
通知があった場合には、ステップS106において、シ
ステムの動作環境を定義したファイル(図示せず)を読
み出す。この動作環境には、集中認識モードであるか否
かの設定も含まれる。この集中認識モードとは、集中文
字認識装置Dを併用して文字認識を行うモードであり、
図示せぬキーボードの操作によりオペレータが設定す
る。
【0071】続いて、ステップS107において、接続
されている装置の種別がOCR装置Cであるかどうかを
判断する。装置種別がOCR装置Cであった場合(当該
端末が第1の端末Aとして用いられる場合)には、ステ
ップS108において、集中認識モードであるかどうか
を判断する。
【0072】集中認識モードである場合には、ステップ
S109において、帳票の識別番号に対応するOCR定
義体を検査する。即ち、そのOCR定義体が、現在接続
されているOCR装置Cで読み取り不可能な文字種を定
義しているか否かを検索する。そして、読み取り不可能
な文字種を獲得する。
【0073】続いて、ステップS110において、読み
取り不可能な文字種があるか否か判断を行う。ある場合
には、ステップS111において、読み取り不可能な文
字種に対する定義を削除して全面イメージデータを読み
取るための定義を追加する指示を、OCR定義体編集部
4に対して行う。
【0074】ステップS108にて集中文字認識モード
でないと判断された場合,及び、ステップS110にて
読み取り不可能な文字種が存在しないと判断された場合
には、ステップS112において、当該帳票の識別番号
に対応するOCR定義体名,又はオペレータがキーボー
ド等の操作により入力したOCR定義体名を検査する。
即ち、それらOCR定義体名が全面イメージデータを付
加して読み取るOCR定義体名であるかどうかを判定す
る。全面イメージデータを付加して読み取るOCR定義
体名である場合には、ステップS113において、全面
イメージデータを読み取るための定義を追加する指示
を、OCR定義体編集部4に対して行う。
【0075】全面イメージデータを付加して読み取るO
CR定義体名でないとステップS112にて判定された
場合には、ステップS114において、上記OCR定義
体名が私製伝票読み取り用のOCR定義体名であるかど
うかを判定する。私製伝票読み取り用のOCR定義体名
である場合には、ステップS115において、全面イメ
ージデータを読み取るための定義のみを追加する指示
を、OCR定義体編集部4に対して行う。一方、私製伝
票読み取り用のOCR定義体名でもないと判定された場
合には、そのまま処理をステップS118に進め、OC
R定義体の読み出しのみを行う。
【0076】一方、ステップS107にて、接続されて
いる装置種別が集中文字認識装置Dであった場合(当該
端末が装置Bとして用いられる場合)には、ステップS
115において、ステップS101で入力した編集デー
タを一時記憶しておく。続いてステップS116におい
て、図12の処理を行う旨の指示をOCR定義体編集部
19に対して行う。
【0077】ステップS111,ステップS113,ス
テップS115,又はステップS116にて指示を行う
ことにより、OCR定義体編集部4,19は、図11の
処理を開始する。読み取り処理部3,18は、OCR定
義体編集部4,19による図11の処理が終了するま
で、ステップS118において待機している。
【0078】図11において、OCR定義体編集部4,
19は、先ずOCR定義体ファイル24,33から該当
するOCR定義体を読み取る(ステップS201)。次
に、ステップS202乃至ステップS204において、
読み取り処理部3,18からの指示の内容をチェックす
る。次に、チェックの内容に応じて、OCR定義体の編
集を行う。 先ず、指示が集中認識用の編集処理であれ
ば(ステップS202)、ステップS205において、
読み取り不可能な文字種に対する定義を削除して全面イ
メージデータを読み取るための定義を追加する編集を行
う(第1の端末Aの場合のための処理)。
【0079】また、指示が全面イメージデータ付加の編
集処理であれば(ステップS203)、ステップS20
6において、全面イメージデータを読み取るための定義
を追加するように編集を行う(第1の端末Aの場合のた
めの処理)。
【0080】また、指示が全面イメージデータのみを定
義する編集処理であれば(ステップS204)、ステッ
プS207において、OCR定義体上の私製伝票読みフ
ラグを立てて、全面イメージデータを読み取るための定
義を設定するように編集する(第1の端末Aの場合のた
めの処理)。
【0081】さらに、指示が上記した何れのものにも該
当しない場合は(ステップS204)、ステップS20
8にて、図12に示す集中文字認識装置D用のOCR定
義体の編集のサブルーチンを実行する(第2の端末Bの
場合のための処理)。
【0082】図12においては、先ずステップS301
において、ステップS115にて一時記憶した編集デー
タにアクセスし、その中から削除対象フィールドフラグ
(編集データ内の文字データ管理部に存在する)ONの
文字項目を検索して、それをセーブする。次に、ステッ
プS302において、OCR定義体内の文字認識フィー
ルドの各定義の内から、削除対象フラグOFFの文字項
目に対応する定義を削除する。
【0083】図11に戻り、ステップS205,ステッ
プS206,又はステップS207の処理を行った場合
には、次にステップS209においてOCR定義体の編
集内容に応じて文字データ管理部の作成を行い、ステッ
プS210に処理を進める。ステップS208の処理を
行った場合には、文字データ管理部の作成は行わず、そ
のまま処理をステップS210に進める。
【0084】ここで、OCR定義体の編集と文字データ
管理部及び文字データ領域との関係を、具体例に従って
説明する。いま、OCR装置Cにセットされているのが
図4に示す帳票であり、OCR装置Cは漢字が認識でき
ないものとする。そして、この帳票上の乃至の各フ
ィールドに対応するOCR定義体上の定義が図18
(a)に示す通りであったとする。
【0085】以上の前提下において、第1の端末Aの読
み取り処理部3では、ステップS110からステップS
111に進む。そして、OCR定義体編集部4では、ス
テップS205において、読み取り不可能な漢字を認識
するための及びのフィールドの定義を削除して、図
18(b)のように編集する。さらに、OCR定義体編
集部4は、図18(a)に示す元のOCR定義体と同じ
数の項目数を有する文字データ管理部を、図19(a)
に示すような構成にして作る。このとき、文字データ管
理部を、その先頭から順に、定義を削除しなかった文字
認識フィールドに対応する文字項目として設定し、残り
の項目を定義を削除した文字認識フィールドに対応する
文字項目とする(削除対象フィールドフラグを立て
る。)。従って、図18(b)の編集済みのOCR定義
体を用いてOCR装置Cにより文字認識及び編集を行う
と、編集データの文字データ領域には、図19(b)に
示すようにカナ文字が埋まり、削除対象フィールドが立
っている文字項目は空欄のままとなる。
【0086】このような編集データを受信した第2の端
末BのOCR定義体編集部19は、ステップS301に
て、図19(a)の文字データ管理部からフィールド
及びをセーブし、ステップS302にて、文字データ
管理部上の削除対象フラグOFFのフィールド及び
に対応する定義(カナ文字を認識する文字認識フィール
ドの定義)を削除する。従って、編集後のOCR定義体
は図18(c)のようになる。従って、図18(c)の
編集済みのOCR定義体を用いて集中文字認識装置Dに
より文字認識を行うと、認識した文字データは図20
(c)に示す如くになる。従って、文字データを編集デ
ータに組み込む編集を行うと、編集後の編集データは、
図20(b)に示すようになるのである。
【0087】図11に戻り、ステップS210では、編
集したOCR定義体,及び作成した場合には文字データ
管理部を、読み取り処理部3,18に送信する。その
後、この図11の処理を終了する。
【0088】読み取り処理部3,18は、図9のステッ
プS118にてOCR定義体編集部4,19からOCR
定義体を受信することにより、処理をステップS119
に進める。ステップS119では、ステップS118に
て受信したOCR定義体,及びステップS115にて記
憶した編集データがある場合にはこの編集データを、O
CR装置C又は集中文字認識装置Dにダウンロードす
る。そして、ステップS120において、これらの装置
がデータを送信するのを待つ。
【0089】OCR定義体をダウンロードされたOCR
装置Cでは、図13の処理をスタートさせる。そして、
先ずステップS401において、OCR定義体の私製伝
票フラグが立っているか否かを判断する。フラグが立っ
ている場合には、ステップS402において、スキャナ
ー部1により帳票の下端を検出するまで帳票を搬送(走
査)して、帳票の全面イメージデータを獲得する。そし
て、処理をステップS406に進める。
【0090】ステップS401にて私製伝票フラグが立
っていない場合には、ステップS403において、OC
R定義体に定義されていた帳票のサイズ分だけ帳票を搬
送(走査)して、全面イメージを獲得する。続いて、ス
テップS404において、OCR定義体のイメージフィ
ールドの定義に従って、全面イメージデータから項目単
位のイメージデータを切り出して、これを読み取り処理
部3に出力する。続いて、ステップS405において、
OCR定義体の文字認識フィールドの定義に従って、文
字項目に対応する項目単位のイメージデータに含まれて
いる文字を認識し、これを読み取り処理部3に通知す
る。その後、処理をステップS406に進める。
【0091】ステップS406においては、OCR定義
体に全面イメージフィールドの通知用の情報があるかど
うかを判定する。そして、全面イメージフィールドの通
知用の情報がある場合には、ステップS407において
全面イメージデータを読み取り処理部3に通知して、処
理を終了する。一方、全面イメージデータをフィールド
に通知用の情報がない場合には、そのまま処理を終了す
る。
【0092】以上のように、OCR装置Cは、読み取り
可能な文字種のフィールドのみが定義されている編集済
みのOCR定義体を使用して文字認識を行うため、エラ
ーを生ずることなく認識文字を通知することができる。
【0093】OCR定義体及び編集データをダウンロー
ドされた集中文字認識装置Dでは、図14の処理をスタ
ートさせる。そして、先ずステップS501において、
編集データ内に項目単位のイメージデータがあるかどう
かを判定する。そして、ない場合には、続くステップS
502において、編集データ内の全面イメージデータか
ら項目単位のイメージデータを切り出す。そして、処理
をステップS503に進める。ステップS501にて項
目単位のイメージデータがないと判断したときには、そ
のまま処理をステップS503に進める。
【0094】ステップS503では、OCR定義体の定
義に従って、文字項目に対応する項目毎のイメージデー
タに含まれる文字を認識する。そして、認識した文字デ
ータ,及びステップS502を通過した場合には切り出
した項目毎のイメージデータを、読み取り処理部18に
通知する。
【0095】OCR装置C又は集中文字認識装置Dから
データを受信した読み取り処理部3,18は、図9のス
テップS120を抜けて、処理をステップS121に進
める(図10)。ステップS121では、端末に接続さ
れているのがOCR装置Cであるか集中文字認識装置D
であるかを、再度判定する。
【0096】接続されているのがOCR装置Cである場
合には、ステップS122において、受信した各データ
及び文字データ管理部を、図7の形式の編集データとし
て編集する。続いて、ステップS123において、文字
データ管理部に削除対象フィールドフラグが立っている
文字項目があるかどうかを判定する。そのような文字項
目がない場合には、そのまま処理をステップS125に
進める。一方、そのような文字項目がある場合には、ス
テップS124において、編集データに文字データフィ
ールド編集フラグを立てて、処理をステップS125に
進める。
【0097】ステップS125では、編集データ内に全
面イメージデータがあるかどうかを判定する。全面イメ
ージデータがない場合には、そのまま処理をステップS
131に進める。一方、全面イメージデータがある場合
には、ステップS126において、編集データに全面イ
メージデータフラグを立てて、処理をステップS131
に進める。なお、全面イメージであることを認識するた
めには、例えば、全面イメージデータのイメージ項目名
をシステムの環境を定義したファイルに定義しておき、
環境設定時にファイルを読み出して、全面イメージデー
タの項目名を獲得しておけばよい。但し、この場合に
は、全面イメージデータのイメージ項目名は、システム
一意となる。
【0098】一方、ステップS121にて、接続されて
いるのが集中文字認識装置Dであると判定された場合に
は、続くステップS127において、ステップS115
にて記憶している編集データ内の空いている文字データ
領域に、集中文字認識装置Dから受信した文字データに
含まれる認識文字を組み込む。
【0099】続いて、ステップS128において、ステ
ップS115において記憶している編集データに、項目
データが含まれているかどうかを判定する。この判定は
次のようにして行う。即ち、集中認識未処理の状態で、
かつ、イメージデータ領域先頭アドレスが指す先頭のイ
メージ項目が全面イメージデータであるときには、項目
イメージデータが削除されていると判定する。一方、集
中認識未処理の状態で、かつ、イメージデータ領域先頭
アドレスが指す先頭イメージ項目名が全面イメージデー
タでないときには、項目イメージデータが削除されてい
ない状態であると判定する。
【0100】ステップS128にて項目イメージデータ
が削除されていると判定された場合には、続くステップ
S129において、編集データのデータエンドの後に、
集中文字認識装置Dから通知された項目毎のイメージデ
ータを追加する編集を行う。そして、処理をステップS
130に進める。この場合における編集後の編集データ
は、図23(a)に示す如くになる。一方、ステップS
128にて項目イメージデータがあると判定された場合
には、そのまま処理をステップS130に進める。ステ
ップS130では、編集データに集中認識フラグを立て
て、処理をステップS131に進める。
【0101】これら何れの場合でも、ステップS131
において、編集データをデータ編集部8,14に通知
し、リターンする。即ち、処理をスタートに戻して、次
のスタート指示又は編集データの入力を待つのである。
【0102】なお、OCR装置C又は集中文字認識装置
Dからの認識文字の通知は、定義順に行われるので、文
字データ管理部の文字項目順と矛盾することがない。従
って、データの編集は、文字データ領域に通知順に認識
文字を書き込んでいけばよい。なお、第1の端末Aにお
けるステップS122の編集処理において、文字データ
管理部の削除対象フィールドフラグを立てた文字項目に
対応する文字領域は、空欄のままにしておく。即ち、O
CR定義体編集処理時に削除した認識文字フィールドの
文字分だけ空けて編集しておくのである。
【0103】図15の処理は、データ編集部8,14に
おいて、端末の電源を投入することによりスタートす
る。そして、読み取り処理部3,18から編集データを
受信したかどうか(ステップS601),及びデータ送
受信部10,12から編集データを受信したかどうか
(ステップS602)を、繰り返しチェックする。図1
0のステップS131の処理の結果、読み取り処理部
3,18から編集データが通知されてきた場合には、処
理をステップS601からステップS603に進める。
【0104】ステップS603では、編集データに含ま
れるOCR定義体名の情報に基づいて、当該編集データ
に対応するMAP定義体を、MAP定義体読み出し部
7,16に依頼して読み出す。そして、読み出したMA
P定義体に基づき、編集データ内の文字データ管理部に
おける各文字項目に、具体的な画面フィールド番号を設
定する。
【0105】続いて、ステップS604では、文字列変
換処理部6,15に対して、編集データを転送して、図
16に示す文字列変換の処理を依頼する。そして、ステ
ップS605において、文字列変換処理部6,15が編
集データを返送するのを待つ。
【0106】文字列変換処理依頼を受けた文字列変換処
理部6,15は、図16の処理をスタートさせる。そし
て,先ずステップS701において、編集データに含ま
れるOCR定義体名の情報に基づいて、当該編集データ
に対応するMAP定義体を、MAP定義体読み出し部
7,16に依頼して読み出す。
【0107】続く、ステップS702において、編集デ
ータ上の文字項目数分ループを繰り返したかどうかを判
定する。つまり、この後のステップS703からステッ
プS714のループの処理は、編集データ上の文字デー
タ領域及び文字データ管理部に記載された文字項目の順
番に従って、一項目づつ行う。従って、全ての文字項目
についてこの処理ループを行った場合には、このステッ
プS702からループを抜け出させて、ステップS71
6を介して処理を終了させるのである。
【0108】ステップS702にて編集データ上の文字
項目数分ループを繰り返していないと判断した時には、
処理をステップS703に進める。このステップS70
3では、今回のループで処理対象としている編集データ
上の文字項目名に一致するものを、MAP定義体上で検
索する。そして、続くステップS704において、その
検索結果があるかどうか(一致する文字項目名があるか
どうか)を判定する。検索結果がない場合には、この文
字項目に対する処理を終了して、処理をステップS70
2に戻す。
【0109】検索結果が有るとステップS704にて判
定された場合には、続くステップS705において、今
回のループで処理対象となっている編集データ上の文字
項目は削除対象の文字フィールドであるかどうかを判定
する。この判定は編集データの文字管理部において各文
字項目毎に備えられた削除対象フィールドフラグの状態
を見て行う。
【0110】判定の結果、削除対象の文字フィールドで
ないとした場合は、OCR装置Cによって、文字認識す
ることができた文字フィールドであると考えることがで
きる。従って、続くステップS713において、MAP
定義体上の当該文字項目の文字列変換有無の情報を参照
して、文字列変換なしの場合は処理をステップS702
に戻し、一方、文字列変換有りの場合は処理をステップ
S714に進める。
【0111】このステップS714では、MAP定義体
上の当該文字項目の変換テーブル名を読み出して、それ
に基づき文字列変換テーブルファイル25,30内から
対応する文字列変換テーブルを検索する。そして、文字
列変換テーブルが存在すれば、当該文字項目の文字デー
タに基づいて文字列の変換を行い、その後で処理をステ
ップS702に戻す。文字列変換テーブルが存在しなけ
れば、何らかのエラーであるので、ステップS715に
てエラー通知処理を行い、全処理を終了する。
【0112】削除対象の文字フィールドであるとステッ
プS705にて判断した場合は、続くステップS706
において、当該文字項目の文字データ管理部内の文字列
変換保留フラグが立っているか否かを判定する。文字列
変換保留フラグが立っていない場合としては、OCR装
置Cが接続されている読み取り処理部3からの編集デー
タである場合,集中文字認識装置Dが接続されている読
み取り処理部18からの編集データであって本来文字列
変換処理を必要としない文字フィールドについての文字
項目である場合,が考えられる。この場合には、処理を
ステップS709に進めて、集中文字認識処理が済んで
いるかどうかを判定する。この判定は、編集データ内の
集中認識フラグに基づいて行う。
【0113】ステップS709にて集中認識処理済みで
ないと判断するのは、OCR装置Cが接続されている読
み取り処理部3からの編集データである場合である(第
1の端末Aの場合の処理)。この場合は、文字列変換が
必要な文字項目である場合(この場合は文字領域は空欄
である。),及び必要でない文字項目である場合とに分
類できる。そこで、続くステップS710において、M
AP定義体上の当該文字項目の文字列変換有無の情報を
参照して、文字列変換なしの場合は処理をステップS7
02に戻し、一方、文字列変換有りの場合は処理をステ
ップS711に進める。
【0114】このステップS711では、MAP定義体
上の当該文字項目の変換テーブル名を読み出して、それ
に基づき文字列変換テーブルファイル25内から対応す
る文字列変換テーブルを検索する。そして、文字列変換
テーブルが存在すれば、文字データ管理部の当該文字項
目に文字列変換保留フラグを立て、その後で処理をステ
ップS702に戻す。文字列変換テーブルが存在しなけ
れば、何らかのエラーであるので、ステップS715に
てエラー通知処理を行い、全処理を終了する。
【0115】ステップS709にて集中認識処理と判断
するのは、集中文字認識装置Dが接続されている読み取
り処理部18からの編集データである場合である(第2
の端末Bの場合の処理)。この場合は、文字列変換が必
要でない文字項目である場合に限られる。そこで、続く
ステップS710において、文字列変換有無の情報を参
照して、文字列変換なしの場合のみ、処理をステップS
702に戻す。一方、文字列変換有りの場合は、MAP
定義体がOCR装置C側の端末と集中文字認識装置D側
の端末とで一致していないことになる。従って、ステッ
プS715にてエラー通知処理を行い、全処理を終了す
る。
【0116】一方、文字列変換保留フラグが立っている
とステップS706にて判断するのは、集中文字認識装
置Dが接続されている読み取り処理部18からの編集デ
ータである場合に限られる(第2の端末Bの場合の処
理)。しかも、この場合は、OCR装置Cが接続されて
いる第1の端末Aにおいて、ステップS710及びステ
ップS711にて当該文字項目に関して文字列変換あり
と判断されて変換保留フラグが立てられた場合に限られ
る。そこで、ステップS707において、MAP定義体
上の当該文字項目の文字列変換有無の情報をチェックす
る。そして、文字列変換なしの場合は、MAP定義体が
OCR装置C側の端末と集中文字認識装置D側の端末と
で一致していないことになるので、ステップS715に
てエラー通知処理を行い、全処理を終了する。
【0117】一方、文字列変換有りと判断された場合に
は、ステップS708において、MAP定義体上の当該
文字項目の変換テーブル名を読み出して、それに基づき
文字列変換テーブルファイル30内から対応する文字列
変換テーブルを検索する。そして、文字列変換テーブル
が存在すれば、当該文字項目の文字データに基づいて文
字列の変換を行い、その後で処理をステップS702に
戻す。
【0118】以上の処理ループを繰り返した結果、編集
データ内の全文字項目について処理を終了した場合に
は、ステップS702から処理をステップS715に進
める。このステップS715では、文字列変換処理を終
了した編集データをデータ編集部8,14に戻す。その
後この文字列変換の処理を終了する。
【0119】図15に戻り、編集データの返却を受けた
データ編集部8,14は、処理をステップS605から
ステップS606に進める。このステップS606で
は、編集データ表示部11,13に対して、図17の処
理を依頼する。この処理依頼は、編集データを複写し
て、編集データ表示部11,13に与えることにより行
う。そして、データ編集部8,14は、そのまま処理を
ステップS607以下の、編集データの再編集の処理に
進める。
【0120】ステップS607では、編集データ上の全
面イメージデータフラグの状態をチェックする。全面イ
メージデータフラグがOFFの場合には編集の必要がな
いので、処理をそのままステップS617に進める。こ
れに対して、全面イメージデータフラグが立っている場
合は、続いてステップS608において集中認識フラグ
の状態をチェックする。
【0121】集中認識フラグが未だ立っていない場合
は、OCR装置Cが接続された読み取り処理部3からの
編集データである(第1の端末Aの場合のための処
理)。そこで、ステップS609において、文字データ
フィールド編集フラグが立っているかどうかをチェック
する。文字データフィールド編集フラグがOFFである
場合は、帳票上の文字フィールドに記載された文字種類
の全てをOCR装置Cが読み取り可能であるとして、O
CR定義体から文字認識フィールドの定義を削除しなか
った場合である。従って、この場合には、集中文字認識
をする必要がない。よって、ステップS610におい
て、全面イメージデータの削除を行い、アドレスの再設
定,全領域サイズの再設定を行う。このステップS61
0における編集データの再編集例を図21に示す。図2
1において、(a)は再編集前の編集データであり、
(b)は再編後の編集データである。以上の再編集の後
に、処理をステップS617に進める。
【0122】一方、文字データフィールド編集フラグが
立っているとステップS609において判断した場合
は、項目単位のイメージデータの削除の要否を検討する
必要がある。従って、次のステップS611において、
項目単位の項目イメージデータの全バイト数を算出し、
項目単位のイメージデータを削除した場合の送信時間と
削除しなかった場合の送信時間の差を求める。次に、ス
テップS612において、項目単位のイメージデータの
数を求め、集中文字認識装置Dにおいて全面データから
項目単位のイメージデータを復元するための復元時間を
掛け合わせ、項目単位のイメージデータ全体の復元時間
を算出する。続いて、ステップS613において、ステ
ップS611で求めた送信時間の差とステップS612
で求めた復元時間とを比較する。そして、送信時間の差
が復元時間より大きい場合には、次のステップS614
において、項目毎のイメージデータを削除して、アドレ
スの再設定,及び、全領域サイズの再設定を行う。この
ステップS614における編集データの再編集例を図2
2に示す。図22において、(a)は再編集前の編集デ
ータであり、(b)は再編後の編集データである。送信
時間の差が復元時間以下であるとステップS613にお
いて判断した時,及びステップS614の処理を終了し
た時は、処理をステップS617に進める。
【0123】一方、集中認識フラグが立っているとステ
ップS608にて判断した場合は、集中文字認識装置D
が接続された読み取り処理部18からの編集データであ
る(第2の端末Bの場合のための処理)。この場合は、
集中文字認識処理は終了しているので、全面イメージデ
ータを使用したオペレータの確認が終わっていると判断
できる。従って、もはや全面イメージデータは必要な
い。そこで、ステップS615において、全面イメージ
データの削除を行い、アドレスの再設定,及び全領域サ
イズの再設定を行う。このステップS615における編
集データの再編集例を図23及び図24に示す。図23
は、一旦第1の端末Aのデータ編集部8においてステッ
プS614の処理を行った後に、第2の端末Bの読み取
り処理部18において図10のステップS129の処理
を行っている場合の再編集である。一方、図24は、第
1の端末A側でステップS614の処理を行わなかった
ので、第2の端末B側でもステップS129の処理を行
わなかった場合の再編集である。何れの図においても、
(a)は再編集前の編集データであり、(b)は再編後
の編集データである。ステップS615に続くステップ
S616では、編集データディスク32に再編集後の編
集データを格納する。その後、処理をステップS617
に進める。
【0124】何れの場合でも、ステップS617では、
編集データをデータ送受信部10,12に転送し、他方
の端末に編集データを送信させる。そして、処理をリタ
ーンする。即ち、処理をスタートに戻し、次の編集デー
タの入力を待つ。
【0125】一方、他方の端末のデータ編集部8,14
によるステップS617による処理の結果、編集データ
が送信された端末においては、データ編集部14,8が
データ送受信部12,10から編集データを受信する
と、データ編集部14,8は、図15の処理においてス
テップS602からステップS618に進める。
【0126】ステップS618においては、集中認識フ
ラグの状態をチェックする。そして、集中認識フラグが
OFFの場合は、第2の端末Bの場合における処理であ
ると考えられる。従って、続くステップS621におい
て、読み取り処理部18に編集データを転送して、処理
をリターンする。
【0127】一方、集中認識フラグが立っているとステ
ップS618において判断する場合は、第1の端末Aの
場合における処理であると考えられる。従って、ステッ
プS619において、編集データ表示部11に対して最
終的な表示の依頼をするとともに、続くステップS62
0において、編集データディスクドライブ27に編集デ
ータを格納する。しかる後に、処理をリターンさせる。
【0128】以上の図15の処理は、端末A,Bのどち
らでも、同じフローで処理ができるようにしてある。従
って、理解を助けるために、以下に、読み取り処理部8
がOCR装置Cからの編集データを受信してから、編集
データディスクドライブ27に編集データを格納するま
での処理の流れを簡単に説明する。最初に第1の端末A
のデータ編集部8では、ステップS601からステップ
S607に進み、そのままステップS617に進むか、
又はステップS608からステップS609を経て、ス
テップS607に進む。そして、編集データを第2の端
末Bに転送する。次に、編集データの転送を受けた第2
の端末Bのデータ編集部14では、ステップS602か
らステップS618を経由してステップS621に進
み、読み取り処理部18に編集データを転送する。集中
文字認識処理が済んだ編集データが読み取り処理部18
からデータ編集部14に送信されると、データ編集部1
4ではステップS601からステップS608,ステッ
プS615を経由してステップS617に進む。そし
て、編集データを第1の端末Aに返送する。次に、編集
データの返送を受けた第1の端末Aのデータ編集部14
では、ステップS602からステップS618を経由し
て、ステップS620において編集データディスク27
に編集データを格納するのである。
【0129】次に、図15のステップS606及びステ
ップS619における処理依頼によってスタートする編
集データ表示部11,13の処理フローを、図17に基
づいて説明する。
【0130】図17では、スタート後最初のステップS
801において、次のブロックアドレスはデータエンド
かどうかを判断する。即ち、この図17の処理は、編集
データのブロック毎に、以下のステップS802からス
テップS809までの処理ループを繰り返し行うから、
データエンドの検出によって、ループを抜けるようにし
ているのである。
【0131】続くステップS802では、表示するイメ
ージ項目名が全面イメージデータか否かを判定する。全
面イメージデータでない場合は、そのまま処理をステッ
プS806に進める。
【0132】一方、表示するイメージ項目名が全面イメ
ージデータである場合には、続くステップS803にお
いて、全面イメージデータのX方向,Y方向の画素数を
イメージデータの中から取り出す。次に、ステップS8
04において、編集データ上の画面フィールド番号を参
照して、全面イメージデータを表示する領域を割り出
し、画面上の全面イメージデータを表示するための領域
のサイズから、その領域のドット数を算出する。
【0133】次に、ステップS805において、ステッ
プS804で求めたドット数とステップS803で求め
た全面イメージデータの画素数を比較する。そして、ス
テップS804で求めたドット数が、X,Y両方向にお
いて全面イメージデータよりも大きいと判断した場合に
は、そのまま処理をステップS806に進める。
【0134】一方、ドット数がX,Y両方向において全
面イメージデータよりも大きいわけではないとステップ
S805にて判断した場合には、続くステップS807
において、画面上の領域のドット数は、全面イメージデ
ータのX方向だけ,又はY方向だけ大きいかどうかを判
定する。
【0135】そして、ドット数が全面イメージデータの
X方向だけ,又はY方向だけ大きいと判定した場合に
は、続くステップS808において、全面イメージデー
タのX方向,又はY方向が収まるよう画面上の全面イメ
ージデータを表示する領域を拡大する。そして、処理を
ステップS806に進める。
【0136】一方、ドット数がX,Y両方向において全
面イメージデータ以下であるとステップS807にて判
定した場合には、続くステップS809において全面イ
メージデータのX方向及びY方向が収まるよう画面上の
全面イメージデータを表示する領域を拡大する。そし
て、処理をステップS806に進める。
【0137】何れの場合でも、ステップS806におい
て、編集データの情報の中を参照して、対応する画面フ
ィールド番号に対してイメージデータの表示を行う。以
上の処理ループを繰り返した結果、ステップS801に
おいて、次ブロックアドレスがデータエンドとなった場
合には、ステップS810の文字データの表示処理に進
む。このステップS810では、編集データの情報の中
を参照して、対応する画面フィールド番号に対して、文
字データの表示を、文字項目数分だけ行う。そして、こ
の表示処理を終了する。
【0138】本実施例は、以上のように構成されること
から、集中文字認識装置Dを併用した文字認識処理及び
文字列の変換処理を行う際、今まで使用していたOCR
定義体の使用を可能とすることができる。また、新規に
OCR定義体を作成した場合においては、OCR装置C
側と集中文字認識装置D側とで同じOCR定義体を使用
することができる。従って、OCR定義体の一元管理を
行うことができる。また、システム資源の共通化と、資
源チェックの強化を行うことができる。
【0139】また、OCR装置Cを使用した通常取引伝
票の全面イメージの通知を、今まで使用していたOCR
定義体を用いたとしても、行うことができる。また、O
CR定義体を新規に作成する場合でも、全面イメージデ
ータを獲得するための定義を省略することができるの
で、その作成を簡易化することが可能となる。
【0140】また、OCR装置Cを使用した私製伝票の
全面イメージデータの通知を、一個の特定の定義体を作
成しておくだけで可能とすることができる。従って、定
義体作成の簡易化を図ることができる。
【0141】また、OCR装置C又は集中文字認識装置
Dで読み取り完了した編集データを送信又はディスク格
納する際に、利用者が意識することなく、自動的に編集
データの削除を行うことができる。従って、処理時間を
短縮することともに、ディスク資源の削減を行うことが
可能となる。
【0142】また、OCR装置Cが読み取った文字フィ
ールドを集中文字認識装置Dで再度読み取ることを回避
することができる。従って、処理効率を上げることがで
きる。
【0143】
【発明の効果】本発明による第1の集中文字認識システ
ムによれば、第1の文字認識装置において第1の認識装
置が認識することができない文字種類の文字領域を読み
取るように第1の定義体が定義されていたとしても、第
1の認識装置の能力に合わせて第1の定義体の内容を自
動的に編集することができる。
【0144】本発明による第2の集中文字認識システム
によれば、イメージデータ読み取り装置において第1の
定義体が被読み取り用の紙面の全面のイメージデータを
出力するように定義されていなかったとしても、全面イ
メージデータを出力するための定義を追加するように第
1の定義体の内容を自動的に編集することができる。
【0145】本発明による第3の集中文字認識システム
によれば、読み取り手段に特定種類の紙面がセットされ
ていることを検出することにより、第1の文字認識装置
側に備えられている第1の定義体の元々の内容如何に拘
らず、紙面の全面イメージデータを出力するための定義
のみを有する内容の定義体に置き換えることができる。
【0146】本発明による第4の集中文字認識システム
によれば、第1の文字認識装置と第2の文字認識装置の
双方で、共通の文字変換テーブルを使用する場合に、こ
の文字変換テーブルのチェックを第1の文字認識装置と
第2の文字認識装置の双方でも実行して、もって資源チ
ェックを強化することができる。
【0147】本発明による第5の集中文字認識システム
によれば、第1の文字認識装置から第2の文字認識装置
に、項目単位のイメージデータと全面のイメージデータ
とを有する編集データを送信する際に、自動的に項目単
位のイメージデータの削除を行うことによって端末間の
データ転送時間を削減することができる。
【0148】本発明による第6の集中文字認識システム
によれば、第2の文字認識装置において、第2の認識手
段で文字認識が完了したデータの全面イメージデータを
削除することができる。そのため、それ以降にディスク
に格納したり他の端末に送信する場合でも処理時間を短
くすることができる。
【0149】本発明による第7の集中文字認識システム
によれば、第1の文字認識装置で認識できた文字の情報
から、第2の定義体中のその文字を含む文字認識領域の
定義を削除することができる。従って、再度同じフィー
ルドを文字認識することを防止し、もって、処理効率を
上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を示す原理図((a)は請求項
1に対応し、(b)は請求項2に対応し、(c)は請求
項3に対応し、(d)は請求項4に対応し、(e)は請
求項5に対応し、(f)は請求項6に対応し、(g)は
請求項7に対応)
【図2】 本発明の一実施例による集中文字認識システ
ムを示すブロック図
【図3】 図2における端末A,Bの具体的構成を示す
ブロック図
【図4】 図2において用いられる帳票としての為替振
込帳票を示す図
【図5】 図2におけるOCR定義体ファイルに格納さ
れるOCR定義体の構成図
【図6】 図2におけるOCR定義体編集部で作成され
る文字データ管理部の構成図
【図7】 図2における読み取り処理部で編集される編
集データの構成図
【図8】 図2におけるMAP定義体ファイルに格納さ
れたMAP定義体の構成図
【図9】 図2における読み取り処理部において実行さ
れる処理を示すフローチャート
【図10】 図2における読み取り処理部において実行
される処理を示すフローチャート
【図11】 図2におけるOCR定義体編集部において
実行される処理を示すフローチャート
【図12】 図11のステップS208において実行さ
れるサブルーチンの処理の内容を示すフローチャート
【図13】 図2におけるOCR装置において実行され
る処理を示すフローチャート
【図14】 図2における集中文字認識装置において実
行される処理を示すフローチャート
【図15】 図2におけるデータ編集部において実行さ
れる処理を示すフローチャート
【図16】 図2における文字列変換処理部において実
行される処理を示すフローチャート
【図17】 図2における編集データ表示部において実
行される処理を示すフローチャート
【図18】 OCR定義体編集部において行われるOC
R定義体の編集の例を示す説明図
【図19】 第1の端末AのOCR定義体編集部におい
て作成された文字管理データ例とそれに対応する文字デ
ータ領域の状態を示す説明図
【図20】 第2の端末Bのデータ編集部で行われる文
字データの組み込みの例を示す説明図
【図21】 図15のステップS610で実行される編
集データの再編集の内容を示す説明図
【図22】 図15のステップS614で実行される編
集データの再編集の内容を示す説明図
【図23】 図15のステップS615で実行される編
集データの再編集の内容を示す説明図
【図24】 図15のステップS615で実行される編
集データの再編集の内容を示す説明図
【図25】 従来の集中文字認識システムのブロック図
【図26】 従来の帳票を例示する説明図
【符号の説明】
A 第1の端末 B 第2の端末 C OCR装置 D 集中文字認識装置 1 スキャナー部 2 データ処理部 3 読み取り処理部 4 OCR定義体編集部 5 OCR定義体読み出し部 6 文字列変換処理部 8 データ編集部 10 データ送受信部 12 データ送受信部 14 データ編集部 15 文字列変換処理部 18 読み取り処理部 19 OCR定義体編集部 21 データ処理部 24 OCR定義体ファイル 25 文字列変換テーブルファイル 30 文字列変換テーブルファイル 33 OCR定義体ファイル

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被読取り用の紙面に記載された文字を認
    識する第1の文字認識装置(41)と、 少なくとも前記第1の文字認識装置(41)が認識でき
    なかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字認識装
    置(42)とを含む集中文字認識システムであって、 前記第1の文字認識装置(41)は、 前記紙面のイメージデータを読み取る読取り手段(4
    3)と、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第1の定義体を
    収納した第1の定義体収納部(44)と、 前記読取り手段(43)が読み取った前記紙面のイメー
    ジデータから、前記第1の定義体に従って文字を認識す
    る第1の認識手段(45)と、 前記第1の認識手段(45)が認識可能な文字の種類を
    検出する検出手段(46)と、 前記検出手段(46)による検出結果に基づいて、前記
    第1の認識手段(45)が認識できない文字の種類を定
    義する前記定義項目を、前記定義体から削除する編集を
    行う定義体編集手段(47)と、 前記定義体編集手段(47)にて編集された前記第1の
    定義体を、前記第1の認識手段(45)に伝送する伝送
    手段(48)と、 前記読取り手段(43)が読み取った前記紙面のイメー
    ジデータを前記第2の文字認識装置(42)に転送する
    送信部(49)とを有し、 前記第2の文字認識装置(42)は、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第2の定義体を
    収納した第2の定義体収納部(50)と、 前記第1の文字認識装置(41)が送信した前記紙面の
    イメージデータから、前記第2の定義体に従って、文字
    を認識する第2の認識手段(51)とを有していること
    を特徴とする集中文字認識システム。
  2. 【請求項2】 被読取り用の紙面のイメージデータを読
    み取るイメージデータ読取り装置(52)と、 前記イメージデータに基づいて、前記イメージデータに
    含まれる文字を認識する文字認識装置(53)とを含む
    集中文字認識システムであって、 前記イメージデータ読取り装置(52)は、 前記紙面のイメージデータを読み取る読取り手段(5
    4)と、 前記文字認識装置(53)に出力する必要のある前記紙
    面上の範囲を定義した定義項目を含む第1の定義体を収
    納した第1の定義体収納部(55)と、 前記読取り手段(54)が読み取った前記紙面のイメー
    ジデータから、前記第1の定義体に従って、特定範囲の
    イメージデータを出力するイメージデータ出力手段(5
    6)と、 前記第1の定義体が前記紙面の全面のイメージデータを
    出力することを定義した定義項目を含むか否かを検出す
    る検出手段(57)と、 前記検出手段(57)が、前記第1の定義体が前記紙面
    の全面のイメージデータを出力することを定義した定義
    項目を含んでいないことを検出したときに、前記第1の
    定義体に、前記紙面の全面のイメージデータを出力する
    ことを定義した定義項目を追加する編集を行う定義体編
    集手段(58)と、 前記定義体編集手段(58)によって編集された前記第
    1の定義体を、イメージデータ出力手段(56)に伝送
    する伝送手段(59)と、 前記イメージデータ出力手段(56)が出力したイメー
    ジデータを前記文字認識装置(53)に転送する送信部
    (60)とを有し、 前記文字認識装置(53)は、 前記文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識
    する文字の種類とを定義した定義項目を含む第2の定義
    体を収納した第2の定義体収納部(61)と、 前記イメージデータ読取り装置(53)が送信した前記
    紙面のイメージデータから、前記第2の定義体に従っ
    て、文字を認識する認識手段(62)とを有しているこ
    とを特徴とする文字認識システム。
  3. 【請求項3】 被読取り用の紙面に記載された文字を認
    識する第1の文字認識装置(63)と、 少なくとも前記第1の文字認識装置(63)が認識でき
    なかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字認識装
    置(64)とを含む集中文字認識システムであって、 前記第1の文字認識装置(63)は、 前記紙面のイメージデータを読み取る読取り手段(6
    5)と、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類,又は前記第2の文字認識手段に出力するイ
    メージデータの範囲とを定義した定義項目を含む第1の
    定義体を収納した第1の定義体収納部(66)と、 前記読取り手段(65)が読み取った前記紙面のイメー
    ジデータから、前記第1の定義体に従って、文字を認識
    し又は特定範囲のイメージデータを出力する第1の認識
    手段(67)と、 前記紙面として特定種類の紙面が前記読取り手段(6
    5)にセットされていることを検出する検出手段(6
    8)と、 前記検出手段(68)による検出結果に基づいて、前記
    第1の定義体の内容を、前記紙面の全面のイメージデー
    タのみを出力する定義をした定義項目のみを含む様に編
    集を行う定義体編集手段(69)と、 前記定義体編集部(69)によって編集された前記第1
    の定義体を、前記第1の認識手段(67)に伝送する伝
    送手段(70)と、 前記読取り手段(65)で出力されたイメージデータを
    前記第2の文字認識装置(64)に転送する送信部(7
    1)とを有し、 前記第2の文字認識装置(64)は、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第2の定義体を
    収納した第2の定義体収納部(72)と、 前記第1の文字認識装置(63)が送信したイメージデ
    ータから、前記第2の定義体に従って、文字を認識する
    第2の認識手段(73)とを有していることを特徴とす
    る集中文字認識システム。
  4. 【請求項4】 被読取り用の紙面に記載された文字を認
    識する第1の文字認識装置(74)と、 少なくとも前記第1の文字認識装置(74)が認識でき
    なかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字認識装
    置(75)とを含む集中文字認識システムであって、 前記第1の文字認識装置(74)は、 前記紙面のイメージデータを読み取る読取り手段(7
    6)と、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第1の定義体を
    収納した第1の定義体収納部(77)と、 前記読取り手段(76)が読み取った前記紙面のイメー
    ジデータから、前記第1の定義体に従って文字を認識す
    る第1の認識手段(78)と、 前記第1の認識手段(78)で認識された文字を、文字
    変換テーブル(79)に従って、別の文字列に変換する
    文字変換手段(80)と、 前記文字変換テーブル(79)の存否を検出する第1の
    検出手段(81)と、 前記読取り手段(76)が読み取った前記紙面のイメー
    ジデータを前記第2の文字認識装置(75)に転送する
    送信部(82)とを有し、 前記第2の文字認識装置(75)は、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第2の定義体を
    収納した第2の定義体収納部(83)と、 前記第1の文字認識装置(74)が送信した前記紙面の
    イメージデータから、前記第2の定義体に従って、文字
    を認識する第2の認識手段(84)と、 前記第2の認識手段(84)で認識された文字を、前記
    文字変換テーブル(79)に従って、別の文字列に変換
    する文字変換手段(85)と、 前記文字変換テーブルの存否を検出する第2の検出手段
    (86)とを有していることを特徴とする集中文字認識
    システム。
  5. 【請求項5】 被読取り用の紙面に記載された文字を認
    識する第1の文字認識装置(87)と、 少なくとも前記第1の文字認識装置(87)が認識でき
    なかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字認識装
    置(88)とを含む集中文字認識システムであって、 前記第1の文字認識装置(87)は、 前記紙面の全面のイメージデータを読み取る読取り手段
    (89)と、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第1の定義体を
    収納した第1の定義体収納部(90)と、 前記読取り手段(89)が読み取った前記紙面の全面の
    イメージデータから、前記第1の定義体に従って、文字
    を認識する第1の認識手段(91)と、 前記読取り手段(89)が読み取った前記紙面の全面の
    イメージデータ,又は前記イメージデータ及び前記認識
    手段(91)が認識した文字の情報のみを前記第2の文
    字認識装置(88)に転送する送信部(92)とを有
    し、 前記第2の文字認識装置(88)は、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第2の定義体を
    収納した第2の定義体収納部(93)と、 前記第1の文字認識装置(87)が送信した前記紙面の
    全面のイメージデータから、前記第2の定義体に従っ
    て、文字を認識する第2の認識手段(94)と、有して
    いることを特徴とする集中文字認識システム。
  6. 【請求項6】 被読取り用の紙面に記載された文字を認
    識する第1の文字認識装置(95)と、 少なくとも前記第1の文字認識装置(95)が認識でき
    なかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字認識装
    置(96)とを含む集中文字認識システムであって、 前記第1の文字認識装置(95)は、 前記紙面の全面のイメージデータを読み取る読取り手段
    (97)と、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第1の定義体を
    収納した第1の定義体収納部(98)と、 前記読取り手段(97)が読み取った前記紙面の全面の
    イメージデータから、前記第1の定義体に従って、文字
    を認識する第1の認識手段(99)と、 前記読取り手段(97)が読み取った前記紙面の全面の
    イメージデータを、前記第2の文字認識装置(96)に
    転送する送信部(100)とを有し、 前記第2の文字認識装置(96)は、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第2の定義体を
    収納した第2の定義体収納部(101)と、 前記第1の文字認識装置(95)が送信した前記紙面の
    全面のイメージデータから、前記第2の定義体に従っ
    て、文字を認識する第2の認識手段(102)と、 前記第2の認識手段(102)によって文字を認識した
    後で前記紙面の全面のイメージデータを削除する削除手
    段(103)とを有することを特徴とする集中文字認識
    システム。
  7. 【請求項7】 被読取り用の紙面に記載された文字を認
    識する第1の文字認識装置(104)と、 少なくとも前記第1の文字認識装置(104)が認識で
    きなかった前記紙面上の文字を認識する第2の文字認識
    装置(105)とを含む集中文字認識システムであっ
    て、 前記第1の文字認識装置(104)は、 前記紙面のイメージデータを読み取る読取り手段(10
    6)と、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第1の定義体を
    収納した第1の定義体収納部(107)と、 前記読取り手段(106)が読み取った前記紙面のイメ
    ージデータから、前記第1の定義体に従って文字を認識
    する第1の認識手段(108)と、 前記第1の認識手段(108)が認識した文字のデータ
    と前記読取り手段(106)が読み取った前記紙面のイ
    メージデータとを前記第2の文字認識装置(105)に
    転送する送信部(109)とを有し、 前記第2の文字認識装置(105)は、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む第2の定義体を
    収納した第2の定義体収納部(110)と、 前記第1の文字認識装置(104)が送信した前記文字
    の情報に基づいて、前記文字が含まれる前記紙面上の範
    囲を定義する定義項目を、前記第2の定義体から削除す
    る編集を行う定義体編集手段(111)と、 前記第1の文字認識装置(104)が送信した前記紙面
    のイメージデータから、前記定義体編集手段(111)
    によって編集された前記第2の定義体に従って、文字を
    認識する第2の認識手段(112)とを有していること
    を特徴とする集中文字認識システム。
  8. 【請求項8】 被読取り用の紙面に記載された文字を認
    識する文字認識装置であって、 前記紙面のイメージデータを読み取る読取り手段(4
    3)と、 文字認識をする必要のある前記紙面上の範囲と認識する
    文字の種類とを定義した定義項目を含む定義体を収納し
    た定義体収納部(44)と、 前記読取り手段(43)が読み取った前記紙面のイメー
    ジデータから、前記定義体に従って文字を認識する認識
    手段(45)と、 前記認識手段(45)が認識可能な文字の種類を検出す
    る検出手段(46)と、 前記検出手段(46)による検出結果に基づいて、前記
    認識手段(45)が認識できない文字の種類を定義する
    前記定義項目を、前記定義体から削除する編集を行う定
    義体編集手段(47)と、 前記定義体編集手段(47)にて編集された前記定義体
    を、前記認識手段(45)に伝送する伝送手段(48)
    とを有することを特徴とする文字認識装置。
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