JP2956612B2 - フィールドエミッタアレイとその製造方法およびその駆動方法 - Google Patents
フィールドエミッタアレイとその製造方法およびその駆動方法Info
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- JP2956612B2 JP2956612B2 JP25313796A JP25313796A JP2956612B2 JP 2956612 B2 JP2956612 B2 JP 2956612B2 JP 25313796 A JP25313796 A JP 25313796A JP 25313796 A JP25313796 A JP 25313796A JP 2956612 B2 JP2956612 B2 JP 2956612B2
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- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/08—Electrodes intimately associated with a screen on or from which an image or pattern is formed, picked-up, converted or stored, e.g. backing-plates for storage tubes or collecting secondary electrons
- H01J29/085—Anode plates, e.g. for screens of flat panel displays
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- H01J1/00—Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J1/02—Main electrodes
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- H01J3/00—Details of electron-optical or ion-optical arrangements or of ion traps common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J3/02—Electron guns
- H01J3/021—Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source
- H01J3/022—Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source with microengineered cathode, e.g. Spindt-type
Landscapes
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のカソード電
極を備えたフィールドエミッタアレイおよびその製造方
法およびその駆動方法に関する。
極を備えたフィールドエミッタアレイおよびその製造方
法およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフィールドエミッタとしてスピン
ト(C.A.Spindt)らがJ.A.P47巻52
48−5263頁(1976年)に報告したものやグレ
イ(H.F.Gray)らがIEDM86の776−7
79頁(1986年)に報告したものが開発されてい
る。
ト(C.A.Spindt)らがJ.A.P47巻52
48−5263頁(1976年)に報告したものやグレ
イ(H.F.Gray)らがIEDM86の776−7
79頁(1986年)に報告したものが開発されてい
る。
【0003】しかし、CRTディスプレイの電子銃やT
WT(進行波管)の電子源としてフィールドエミッタを
用いる場合にはエミッション量が大きく、エミッション
の広がりが少ない電子ビームを得る必要があり、従来の
フィールドエミッタでは、複数のカソード電極を備えた
フィールドエミッタアレイを用いるることによりこの電
子ビームを得ている。
WT(進行波管)の電子源としてフィールドエミッタを
用いる場合にはエミッション量が大きく、エミッション
の広がりが少ない電子ビームを得る必要があり、従来の
フィールドエミッタでは、複数のカソード電極を備えた
フィールドエミッタアレイを用いるることによりこの電
子ビームを得ている。
【0004】この従来のフィールドエミッタアレイの構
成図を図4に示す。この従来のフィールドエミッタアレ
イは、基板4と、基板の上に形成され複数の孔を有した
絶縁膜5と、絶縁膜5の上に形成されたゲート電極2
と、絶縁膜5の複数の孔の中で基板4の上にそれぞれ形
成され電子を放射する複数のカソード電極1と、基板4
に対向させて設けられ、カソード電極1より放射された
電子を受けるアノード電極11とで構成されている。
成図を図4に示す。この従来のフィールドエミッタアレ
イは、基板4と、基板の上に形成され複数の孔を有した
絶縁膜5と、絶縁膜5の上に形成されたゲート電極2
と、絶縁膜5の複数の孔の中で基板4の上にそれぞれ形
成され電子を放射する複数のカソード電極1と、基板4
に対向させて設けられ、カソード電極1より放射された
電子を受けるアノード電極11とで構成されている。
【0005】カソード電極1に対してゲート電極2に一
定値以上の正の電圧を印加すると円錐状のカソード電極
1の電極先端近傍から電子6が放出される。一定電圧に
おいて電子6が放出される量や、電子6が放射される最
低限の電圧である放射開始電圧などのエミッション特性
はカソード電極1の形状、ゲート電極2とカソード電極
1との距離、ゲート電極2が有するゲート孔3の大きさ
等に依存している。放出された電子6は、カソード電極
1に対向して設けられたアノード電極11に照射され
る。
定値以上の正の電圧を印加すると円錐状のカソード電極
1の電極先端近傍から電子6が放出される。一定電圧に
おいて電子6が放出される量や、電子6が放射される最
低限の電圧である放射開始電圧などのエミッション特性
はカソード電極1の形状、ゲート電極2とカソード電極
1との距離、ゲート電極2が有するゲート孔3の大きさ
等に依存している。放出された電子6は、カソード電極
1に対向して設けられたアノード電極11に照射され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した複数のカソー
ド電極を備えた従来のフィールドエミッタアレイでは、
ゲート孔の大きさ、ゲート電極とカソード電極間の距
離、カソード電極の先端形状等のばらつきによりカソー
ド電極のエミッション特性がばらついてしまう。そのた
め、ゲート電極とカソード電極間に印加することができ
る上限電圧である印加上限電圧がばらつく。もし、印加
上限電圧よりも高い電圧をゲート電極とカソード電極間
に印加すると、ゲート電極とカソード電極間が電気的に
ショートしてしまいフィールドエミッタアレイは破壊さ
れる。そのようにならないためにフィールドエミッタア
レイの印加電圧を、印加上限電圧が最も低いカソード電
極に合わせると、フィールドエミッタアレイ全体の電流
密度を高くできず、大きなエミッション量を確保できな
いという問題点があった。
ド電極を備えた従来のフィールドエミッタアレイでは、
ゲート孔の大きさ、ゲート電極とカソード電極間の距
離、カソード電極の先端形状等のばらつきによりカソー
ド電極のエミッション特性がばらついてしまう。そのた
め、ゲート電極とカソード電極間に印加することができ
る上限電圧である印加上限電圧がばらつく。もし、印加
上限電圧よりも高い電圧をゲート電極とカソード電極間
に印加すると、ゲート電極とカソード電極間が電気的に
ショートしてしまいフィールドエミッタアレイは破壊さ
れる。そのようにならないためにフィールドエミッタア
レイの印加電圧を、印加上限電圧が最も低いカソード電
極に合わせると、フィールドエミッタアレイ全体の電流
密度を高くできず、大きなエミッション量を確保できな
いという問題点があった。
【0007】本発明の目的は、カソード電極のエミッシ
ョン特性のばらつきを均一化することにより印加上限電
圧を高くし、大きなエミッション量を確保できるフィー
ルドエミッタアレイを提供することである。
ョン特性のばらつきを均一化することにより印加上限電
圧を高くし、大きなエミッション量を確保できるフィー
ルドエミッタアレイを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフィールドエミッタアレイは、各カソード
電極に対面した複数の突起部を具備するとともにその先
端に前記カソード電極からの放出電子によりスパッタ蒸
発または加熱蒸発するキャップ材料が形成されているア
ノード電極を有する。
に、本発明のフィールドエミッタアレイは、各カソード
電極に対面した複数の突起部を具備するとともにその先
端に前記カソード電極からの放出電子によりスパッタ蒸
発または加熱蒸発するキャップ材料が形成されているア
ノード電極を有する。
【0009】また、本発明のフィールドエミッタアレイ
は、基板と、前記基板の上に形成され複数の孔を有する
絶縁膜と、前記絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、
前記絶縁膜の複数の孔の中で前記基板にそれぞれ形成さ
れ、電子を放射する複数のカソード電極と、前記基板に
対向して設けられ、前記各カソード電極に対面した複数
の突起部を有し、前記カソード電極より放射された電子
を受けるアノード電極と、前記アノード電極の突起部先
端に形成され、前記カソード電極からの放出電子により
スパッタ蒸発または加熱蒸発して前記カソード電極に付
着することで前記カソード電極から放射される電子の量
を抑制するためのキャップ材料とを有する。
は、基板と、前記基板の上に形成され複数の孔を有する
絶縁膜と、前記絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、
前記絶縁膜の複数の孔の中で前記基板にそれぞれ形成さ
れ、電子を放射する複数のカソード電極と、前記基板に
対向して設けられ、前記各カソード電極に対面した複数
の突起部を有し、前記カソード電極より放射された電子
を受けるアノード電極と、前記アノード電極の突起部先
端に形成され、前記カソード電極からの放出電子により
スパッタ蒸発または加熱蒸発して前記カソード電極に付
着することで前記カソード電極から放射される電子の量
を抑制するためのキャップ材料とを有する。
【0010】本発明は、電子放出が始まるゲート電極と
カソード電極間の印加電圧である放射開始電圧が、他に
比べて低いカソード電極を、電子放出を抑制するキャッ
プ材で覆うことにより、エミッション特性のばらつきを
均一化し、印加上限電圧を向上させるものである。した
がって、フィールドエミッタアレイ全体の印加電圧を高
くすることができ、大きなエミッション量を確保するこ
とができる。
カソード電極間の印加電圧である放射開始電圧が、他に
比べて低いカソード電極を、電子放出を抑制するキャッ
プ材で覆うことにより、エミッション特性のばらつきを
均一化し、印加上限電圧を向上させるものである。した
がって、フィールドエミッタアレイ全体の印加電圧を高
くすることができ、大きなエミッション量を確保するこ
とができる。
【0011】本発明の実施態様によれば、前記キャップ
材料がアルミナまたは二酸化ケイ素である。
材料がアルミナまたは二酸化ケイ素である。
【0012】本発明の他の実施態様によれば、前記キャ
ップ材料が電気的絶縁物である。
ップ材料が電気的絶縁物である。
【0013】本発明の他の実施態様によれば、前記キャ
ップ材料が、仕事関数がMo(モリブデン)より大きい
物質である。
ップ材料が、仕事関数がMo(モリブデン)より大きい
物質である。
【0014】本発明の他の実施態様によれば、前記キャ
ップ材料が前記カソード電極に付着した際に前記カソー
ド電極の先端形状を変化させる物質である。
ップ材料が前記カソード電極に付着した際に前記カソー
ド電極の先端形状を変化させる物質である。
【0015】また、本発明のフィールドエミッタアレイ
の製造方法は、アノード電極とレプリカアノード電極が
一体となった電極を、レプリカアノード電極がゲート孔
の凹み形状を反映した凸形状になるようにゲート電極に
押し付ける工程と、凸形状になった前記レプリカアノー
ド電極の先端部にのみ前記カソード電極からの放出電子
によりスパッタ蒸発または加熱蒸発するキャップ材料を
付着させる工程とを有する。
の製造方法は、アノード電極とレプリカアノード電極が
一体となった電極を、レプリカアノード電極がゲート孔
の凹み形状を反映した凸形状になるようにゲート電極に
押し付ける工程と、凸形状になった前記レプリカアノー
ド電極の先端部にのみ前記カソード電極からの放出電子
によりスパッタ蒸発または加熱蒸発するキャップ材料を
付着させる工程とを有する。
【0016】本発明は、カソード電極に正確に対応した
アノード電極の突起部を容易に形成するものである。
アノード電極の突起部を容易に形成するものである。
【0017】また、本発明のフィールドエミッタアレイ
の駆動方法は、ゲート電極とカソード電極との間の電圧
が所定の値以下で電子を放出する前記カソード電極にの
み絶縁物または前記カソード電極よりも高い仕事関数を
有する物質または前記カソード電極の形状を鈍化する物
質であるキャップ材料が付着するように、前記キャップ
材料を前記カソード電極からの放出電子によりアノード
電極からスパッタ蒸発または加熱蒸発させる電圧を前記
アノード電極に印加する。
の駆動方法は、ゲート電極とカソード電極との間の電圧
が所定の値以下で電子を放出する前記カソード電極にの
み絶縁物または前記カソード電極よりも高い仕事関数を
有する物質または前記カソード電極の形状を鈍化する物
質であるキャップ材料が付着するように、前記キャップ
材料を前記カソード電極からの放出電子によりアノード
電極からスパッタ蒸発または加熱蒸発させる電圧を前記
アノード電極に印加する。
【0018】本発明は、大多数のカソード電極からは電
子が放出されないゲート電極とカソード電極間の電圧印
加条件において、その条件下でも電子を放出するカソー
ド電極にのみ選択的にその先端にキャップを付着させ放
出される電子の量を抑制するものである。したがって、
フィールドエミッタアレイ全体の印加電圧を高くするこ
とができ、大きなエミッション量を確保することができ
る。
子が放出されないゲート電極とカソード電極間の電圧印
加条件において、その条件下でも電子を放出するカソー
ド電極にのみ選択的にその先端にキャップを付着させ放
出される電子の量を抑制するものである。したがって、
フィールドエミッタアレイ全体の印加電圧を高くするこ
とができ、大きなエミッション量を確保することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0020】図1は本発明の一実施形態のフィールドエ
ミッタアレイの電圧印加前の構成図である。
ミッタアレイの電圧印加前の構成図である。
【0021】本実施形態のフィールドエミッタアレイ
は、基板4と、絶縁膜5と、ゲート電極2と、カソード
電極1と、アノード電極7と、キャップ材料8とで構成
される。基板4はフィールドエミッタアレイの土台をな
している。絶縁膜5は、基板4の上に形成され複数の孔
を有し、ゲート電極2を基板4から電気的に絶縁する。
この絶縁膜5はシリコン酸化物で形成され、その膜厚は
0.5μmである。ゲート電極2は、絶縁膜5の上に形
成され、電子を放出する孔であるゲート孔3を有してい
る。このゲート電極2は膜厚200μmであり、ゲート
孔3は丸型または多角形状であり通常この直径(多角形
の場合には最大長対角)は0.1〜1μmの範囲であ
る。本実施形態ではゲート孔3の直径は0.4μmであ
る。ゲート孔3が隣接するゲート孔3との間に設けてい
る隔離距離は通常0.1〜1.0μmである。カソード
電極1はゲート孔3の中で基板4の上に形成され、本実
施形態では1.2μmの間隔で1000個形成されてい
る。また、このカソード電極1は、高さ0.6μmの円
錐形状でありモリブデンを電極材料として蒸着法により
生成されている。アノード電極7は、基板4に対向して
設けられ、カソード電極1の配列と等しく対面した突起
部を有し、カソード電極1から放射された電子を受け
る。また、この突起部の先端にはキャップ材料8が形成
されている。このキャップ材料8は膜厚1μmで、例え
ば、アルミナや二酸化ケイ素等の絶縁物である。このキ
ャップ材料8を備えたアノード電極7は基板4に対して
直上に配置したりまた直上位置から取り除いたりする可
動機構を備えている。
は、基板4と、絶縁膜5と、ゲート電極2と、カソード
電極1と、アノード電極7と、キャップ材料8とで構成
される。基板4はフィールドエミッタアレイの土台をな
している。絶縁膜5は、基板4の上に形成され複数の孔
を有し、ゲート電極2を基板4から電気的に絶縁する。
この絶縁膜5はシリコン酸化物で形成され、その膜厚は
0.5μmである。ゲート電極2は、絶縁膜5の上に形
成され、電子を放出する孔であるゲート孔3を有してい
る。このゲート電極2は膜厚200μmであり、ゲート
孔3は丸型または多角形状であり通常この直径(多角形
の場合には最大長対角)は0.1〜1μmの範囲であ
る。本実施形態ではゲート孔3の直径は0.4μmであ
る。ゲート孔3が隣接するゲート孔3との間に設けてい
る隔離距離は通常0.1〜1.0μmである。カソード
電極1はゲート孔3の中で基板4の上に形成され、本実
施形態では1.2μmの間隔で1000個形成されてい
る。また、このカソード電極1は、高さ0.6μmの円
錐形状でありモリブデンを電極材料として蒸着法により
生成されている。アノード電極7は、基板4に対向して
設けられ、カソード電極1の配列と等しく対面した突起
部を有し、カソード電極1から放射された電子を受け
る。また、この突起部の先端にはキャップ材料8が形成
されている。このキャップ材料8は膜厚1μmで、例え
ば、アルミナや二酸化ケイ素等の絶縁物である。このキ
ャップ材料8を備えたアノード電極7は基板4に対して
直上に配置したりまた直上位置から取り除いたりする可
動機構を備えている。
【0022】次に、本実施形態の動作について図1を参
照して説明する。
照して説明する。
【0023】まずゲート電極2とカソード電極1間の印
加電圧を選択する。本実施形態ではこの印加電圧のしき
い値は50Vで設計してあるため、その値より低く、設
定したい最低限の放射開始電圧を選択しその電圧を印加
する。
加電圧を選択する。本実施形態ではこの印加電圧のしき
い値は50Vで設計してあるため、その値より低く、設
定したい最低限の放射開始電圧を選択しその電圧を印加
する。
【0024】また、通常アノード電極7にはゲート電極
2と同電位または高い電位を印加する。この電位を決め
る際には、カソード電極1から放射される電子6の広が
り特性とゲート電極2とアノード電極7で形成される電
界による広がり抑制効果のバランスを考慮する。放射さ
れた電子6の広がり特性は半角で約20゜と言われてい
る。また、電子6が放出される際の初速度はゲート電極
2とカソード電極1間の印加電圧の2乗に比例する。そ
して、その初速度で放射された電子6はゲート電極2と
アノード電極7で形成される電界によって法線方向に加
速される。この電界を強くするとアノード電極7に到達
した際の電子6の広がりは小さくなるので、キャップ材
料8の形成領域および形成領域同志の間隔を小さくでき
る。しかし、ゲート電極2とアノード電極7間の電界が
極端に強くなるとゲート電極2とカソード電極1間の電
界ではなく、ゲート電極2とアノード電極7間の電界に
よってカソード電極1からの電子放射を誘発してしま
う。以上の2点を考慮してゲート電極2とアノード電極
7間の印加電圧を決定する。
2と同電位または高い電位を印加する。この電位を決め
る際には、カソード電極1から放射される電子6の広が
り特性とゲート電極2とアノード電極7で形成される電
界による広がり抑制効果のバランスを考慮する。放射さ
れた電子6の広がり特性は半角で約20゜と言われてい
る。また、電子6が放出される際の初速度はゲート電極
2とカソード電極1間の印加電圧の2乗に比例する。そ
して、その初速度で放射された電子6はゲート電極2と
アノード電極7で形成される電界によって法線方向に加
速される。この電界を強くするとアノード電極7に到達
した際の電子6の広がりは小さくなるので、キャップ材
料8の形成領域および形成領域同志の間隔を小さくでき
る。しかし、ゲート電極2とアノード電極7間の電界が
極端に強くなるとゲート電極2とカソード電極1間の電
界ではなく、ゲート電極2とアノード電極7間の電界に
よってカソード電極1からの電子放射を誘発してしま
う。以上の2点を考慮してゲート電極2とアノード電極
7間の印加電圧を決定する。
【0025】また、放射電子の広がりを考慮した場合に
は、ゲート電極2とアノード電極7間の距離とその電位
差の組み合わせに関しても考慮が必要である。同一電界
であっても距離が長いと広がりは大きくなる。一方、距
離が短いと各カソード電極1に対応するゲート電極2と
アノード電極7間の距離のばらつきの影響が顕著にな
る。極端な例としてはゲート電極2とカソード電極1間
の位置決め精度が0.5μmの場合、ゲート電極2とカ
ソード電極1間の距離を0.5μmとした場合、ばらつ
きにより0μmになったり1μmになってしまう。一
方、ゲート電極2とアノード電極7の電位差が大きい程
1電子当たりのエネルギーは大きくなるので、放出電子
によるキャップ材料8のスパッタ蒸発量または加熱蒸発
量が大きくなる。
は、ゲート電極2とアノード電極7間の距離とその電位
差の組み合わせに関しても考慮が必要である。同一電界
であっても距離が長いと広がりは大きくなる。一方、距
離が短いと各カソード電極1に対応するゲート電極2と
アノード電極7間の距離のばらつきの影響が顕著にな
る。極端な例としてはゲート電極2とカソード電極1間
の位置決め精度が0.5μmの場合、ゲート電極2とカ
ソード電極1間の距離を0.5μmとした場合、ばらつ
きにより0μmになったり1μmになってしまう。一
方、ゲート電極2とアノード電極7の電位差が大きい程
1電子当たりのエネルギーは大きくなるので、放出電子
によるキャップ材料8のスパッタ蒸発量または加熱蒸発
量が大きくなる。
【0026】以上のことを考慮して、ゲート電極2とア
ノード電極7の間の距離を10μmとし、ゲート電極2
とアノード電極7間の印加電圧を500Vとした。この
条件によりカソード電極1から放射された電子6の広が
りは抑制され、キャップ材料の微小領域に集中して照射
される。またアノード電極7の電位が高いことによりキ
ャップ材料8に照射される電子6の1個あたりのエネル
ギーも高くなりキャップ材料8がスパッタ蒸発または加
熱される量が大きくなる。
ノード電極7の間の距離を10μmとし、ゲート電極2
とアノード電極7間の印加電圧を500Vとした。この
条件によりカソード電極1から放射された電子6の広が
りは抑制され、キャップ材料の微小領域に集中して照射
される。またアノード電極7の電位が高いことによりキ
ャップ材料8に照射される電子6の1個あたりのエネル
ギーも高くなりキャップ材料8がスパッタ蒸発または加
熱される量が大きくなる。
【0027】この電圧印加状態を5時間維持すると、放
射開始電圧がこの印加電圧以下であるカソード電極1が
存在する場合、そのカソード電極1のみから電子6が放
射され、放出された電子6がそのカソード電極1に対応
したアノード電極7の突起先端に形成されたキャップ材
料8に照射される。そして、電子6が照射されたキャッ
プ材料8はスパッタ蒸発されて正のイオンとなり、近接
している中で最も電位の低い物体であるカソード電極1
に付着し、図2の様にカソード電極1にキャップ9を形
成する。
射開始電圧がこの印加電圧以下であるカソード電極1が
存在する場合、そのカソード電極1のみから電子6が放
射され、放出された電子6がそのカソード電極1に対応
したアノード電極7の突起先端に形成されたキャップ材
料8に照射される。そして、電子6が照射されたキャッ
プ材料8はスパッタ蒸発されて正のイオンとなり、近接
している中で最も電位の低い物体であるカソード電極1
に付着し、図2の様にカソード電極1にキャップ9を形
成する。
【0028】このキャップ9が形成された後は、キャッ
プ材料8を有したアノード電極7を対向位置からとり除
く。そして、キャップ材料8が形成されていない通常の
アノード電極を基板4に対向して設置しフィールドエミ
ッタアレイは完成する。
プ材料8を有したアノード電極7を対向位置からとり除
く。そして、キャップ材料8が形成されていない通常の
アノード電極を基板4に対向して設置しフィールドエミ
ッタアレイは完成する。
【0029】このキャップ9が形成されたカソード電極
1の放射開始電圧と印加上限電圧は、キャップ9が形成
される前よりも高くなる。そのため、キャップ9を形成
する時に印加した電圧よりも低い放射開始電圧を持つカ
ソード電極1はフィールドエミッタアレイの中に存在し
なくなり、フィールドエミッタアレイ全体の放射開始電
圧が高くなり印加上限電圧も高くなる。そのためキャッ
プ9を形成する前よりも高い電圧をフィールドエミッタ
アレイに印加することができるようになり、大きなエミ
ッション量を確保することができるようになる。
1の放射開始電圧と印加上限電圧は、キャップ9が形成
される前よりも高くなる。そのため、キャップ9を形成
する時に印加した電圧よりも低い放射開始電圧を持つカ
ソード電極1はフィールドエミッタアレイの中に存在し
なくなり、フィールドエミッタアレイ全体の放射開始電
圧が高くなり印加上限電圧も高くなる。そのためキャッ
プ9を形成する前よりも高い電圧をフィールドエミッタ
アレイに印加することができるようになり、大きなエミ
ッション量を確保することができるようになる。
【0030】また、本実施形態ではキャップ材料8とし
て絶縁物の場合の例を示したが、キャップ材料8は、絶
縁物に限らずカソード電極1に付着することにより電子
6の放射量を抑制する仕事関数の高い材料でもよい。例
えば、Mo(モリブデン)の仕事関数は約4.3eVで
あり、この値より大きい約4.8eVの仕事関数を持つ
Si(シリコン、ケイ素)でもキャップ材料8となり得
る。また、仕事関数が低い材料でも付着することにより
カソード電極1の先端形状を変化させ鈍化させるような
材料ならば、ほぼ同様な効果を得ることができる。
て絶縁物の場合の例を示したが、キャップ材料8は、絶
縁物に限らずカソード電極1に付着することにより電子
6の放射量を抑制する仕事関数の高い材料でもよい。例
えば、Mo(モリブデン)の仕事関数は約4.3eVで
あり、この値より大きい約4.8eVの仕事関数を持つ
Si(シリコン、ケイ素)でもキャップ材料8となり得
る。また、仕事関数が低い材料でも付着することにより
カソード電極1の先端形状を変化させ鈍化させるような
材料ならば、ほぼ同様な効果を得ることができる。
【0031】図3(a)、(b)、(c)は図1、図2
のフィールドエミッタアレイの製造工程を示す図であ
る。
のフィールドエミッタアレイの製造工程を示す図であ
る。
【0032】図3(a)においてレプリカアノード電極
10は、アノード電極7、ゲート電極2に比較して柔ら
かい導電材料である。例えば、アノード電極7とゲート
電極2にタングステンを用いた場合、レプリカアノード
電極10は金を用いる。有機材料に金属粉末を混入させ
た材料を用いる場合もある。図3(b)において、アノ
ード電極7とレプリカアノード電極10が一体となった
電極をゲート電極に強く押し付ける。この押し付ける強
さはレプリカアノード電極10がゲート孔の凹み形状を
反映した凸形状、すなわちレプリカ形状になることを目
安とする。図3(b)の工程でレプリカアノード電極1
0がレプリカ形状になった後、一体となっているアノー
ド電極7およびレプリカアノード電極10をアルミナ溶
液にひたすことにより凸部の先端にのみアルミナが付着
する。この後、乾燥処理を施すことによりレプリカアノ
ード電極10の凸部の先端にキャップ材料8を形成する
ことができる。この工程の後、カソード電極1とキャッ
プ材料8が対向するように再設定した状態が図3(c)
である。
10は、アノード電極7、ゲート電極2に比較して柔ら
かい導電材料である。例えば、アノード電極7とゲート
電極2にタングステンを用いた場合、レプリカアノード
電極10は金を用いる。有機材料に金属粉末を混入させ
た材料を用いる場合もある。図3(b)において、アノ
ード電極7とレプリカアノード電極10が一体となった
電極をゲート電極に強く押し付ける。この押し付ける強
さはレプリカアノード電極10がゲート孔の凹み形状を
反映した凸形状、すなわちレプリカ形状になることを目
安とする。図3(b)の工程でレプリカアノード電極1
0がレプリカ形状になった後、一体となっているアノー
ド電極7およびレプリカアノード電極10をアルミナ溶
液にひたすことにより凸部の先端にのみアルミナが付着
する。この後、乾燥処理を施すことによりレプリカアノ
ード電極10の凸部の先端にキャップ材料8を形成する
ことができる。この工程の後、カソード電極1とキャッ
プ材料8が対向するように再設定した状態が図3(c)
である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、エミッ
ション特性がばらついた複数のカソード電極を備えたフ
ィールドエミッタアレイにおいて、印加上限電圧を高く
し、大きなエミッション量を確保できるという効果を有
する。また同時に、印加電圧を高くし過ぎたことによる
破壊を防ぐことができるという効果も有する。
ション特性がばらついた複数のカソード電極を備えたフ
ィールドエミッタアレイにおいて、印加上限電圧を高く
し、大きなエミッション量を確保できるという効果を有
する。また同時に、印加電圧を高くし過ぎたことによる
破壊を防ぐことができるという効果も有する。
【図1】本発明の一実施形態のフィールドエミッタアレ
イの電圧印加前の構成図である。
イの電圧印加前の構成図である。
【図2】本発明の一実施形態のフィールドエミッタアレ
イの電圧印加後の構成図である。
イの電圧印加後の構成図である。
【図3】図1、図2のフィールドエミッタアレイの製造
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図4】従来のフィールドエミッタアレイの構成図であ
る。
る。
1 カソード電極 2 ゲート電極 3 ゲート孔 4 基板 5 絶縁膜 6 電子 7 アノード電極 8 キャップ材料 9 キャップ 10 レプリカアノード電極 11 アノード電極
Claims (8)
- 【請求項1】 カソード電極を複数備えたフィールドエ
ミッタアレイにおいて、前記各カソード電極に対面した
複数の突起部を具備するとともにその先端に前記カソー
ド電極からの放出電子によりスパッタ蒸発または加熱蒸
発するキャップ材料が形成されているアノード電極を有
することを特徴とするフィールドエミッタアレイ。 - 【請求項2】 基板と、 前記基板の上に形成され複数の孔を有する絶縁膜と、 前記絶縁膜の上に形成されたゲート電極と、 前記絶縁膜の複数の孔の中で前記基板にそれぞれ形成さ
れ、電子を放射する複数のカソード電極と、 前記基板に対向して設けられ、前記各カソード電極に対
面した複数の突起部を有し、前記カソード電極より放射
された電子を受けるアノード電極と、 前記アノード電極の突起部先端に形成され、前記カソー
ド電極からの放出電子によりスパッタ蒸発または加熱蒸
発して前記カソード電極に付着することで前記カソード
電極から放射される電子の量を抑制するためのキャップ
材料とを有するフィールドエミッタアレイ。 - 【請求項3】 前記キャップ材料がアルミナまたは二酸
化ケイ素である請求項2記載のフィールドエミッタアレ
イ。 - 【請求項4】 前記キャップ材料が電気的絶縁物である
請求項2記載のフィールドエミッタアレイ。 - 【請求項5】 前記キャップ材料が、仕事関数がMo
(モリブデン)より大きい物質である請求項2記載のフ
ィールドエミッタアレイ。 - 【請求項6】 前記キャップ材料が前記カソード電極に
付着した際に前記カソード電極の先端形状を変化させる
物質である請求項2記載のフィールドエミッタアレイ。 - 【請求項7】 複数のカソード電極を備えたフィールド
エミッタアレイの製造方法において、アノード電極とレ
プリカアノード電極が一体となった電極を、レプリカア
ノード電極がゲート孔の凹み形状を反映した凸形状にな
るようにゲート電極に押し付ける工程と、凸形状になっ
た前記レプリカアノード電極の先端部にのみ前記カソー
ド電極からの放出電子によりスパッタ蒸発または加熱蒸
発するキャップ材料を付着させる工程とを有することを
特徴とするフィールドエミッタアレイの製造方法。 - 【請求項8】 複数のカソード電極を備えたフィールド
エミッタアレイの駆動方法において、ゲート電極と前記
カソード電極との間の電圧が所定の値以下で電子を放出
する前記カソード電極にのみ絶縁物または前記カソード
電極よりも高い仕事関数を有する物質または前記カソー
ド電極の形状を鈍化する物質であるキャップ材料が付着
するように、前記キャップ材料を前記カソード電極から
の放出電子によりアノード電極からスパッタ蒸発または
加熱蒸発させる電圧を前記アノード電極に印加すること
を特徴とするフィールドエミッタアレイの駆動方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25313796A JP2956612B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | フィールドエミッタアレイとその製造方法およびその駆動方法 |
US08/937,656 US5990612A (en) | 1996-09-25 | 1997-09-24 | Field emitter array with cap material on anode electrode |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25313796A JP2956612B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | フィールドエミッタアレイとその製造方法およびその駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10106428A JPH10106428A (ja) | 1998-04-24 |
JP2956612B2 true JP2956612B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17247032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25313796A Expired - Fee Related JP2956612B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | フィールドエミッタアレイとその製造方法およびその駆動方法 |
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---|---|
US (1) | US5990612A (ja) |
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US6552477B2 (en) | 1999-02-03 | 2003-04-22 | Micron Technology, Inc. | Field emission display backplates |
US6822386B2 (en) * | 1999-03-01 | 2004-11-23 | Micron Technology, Inc. | Field emitter display assembly having resistor layer |
DE60134718D1 (de) * | 2001-04-09 | 2008-08-21 | Integrated Circuit Testing | Vorrichtung und Verfahren zur Kontrolle von fokussierten Elektronenstrahlen |
KR20070011803A (ko) * | 2005-07-21 | 2007-01-25 | 삼성에스디아이 주식회사 | 전자 방출 소자 및 이를 구비한 평판 디스플레이 장치 |
JP5332745B2 (ja) * | 2009-03-06 | 2013-11-06 | 凸版印刷株式会社 | 発光装置 |
CN101651075B (zh) * | 2009-08-27 | 2012-04-25 | 彩虹显示器件股份有限公司 | 一种彩色显像管阳极帽的设计方法 |
CN102148119B (zh) * | 2010-11-27 | 2012-12-05 | 福州大学 | 发射单元双栅单阴式无介质三极fed装置及其驱动方法 |
US9711392B2 (en) * | 2012-07-25 | 2017-07-18 | Infineon Technologies Ag | Field emission devices and methods of making thereof |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6037711A (en) * | 1997-01-10 | 2000-03-14 | Micron Technology, Inc. | Flat panel display anode that reduces the reflectance of ambient light |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP25313796A patent/JP2956612B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-09-24 US US08/937,656 patent/US5990612A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10106428A (ja) | 1998-04-24 |
US5990612A (en) | 1999-11-23 |
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