JP2956513B2 - 水中防汚剤 - Google Patents
水中防汚剤Info
- Publication number
- JP2956513B2 JP2956513B2 JP2339495A JP2339495A JP2956513B2 JP 2956513 B2 JP2956513 B2 JP 2956513B2 JP 2339495 A JP2339495 A JP 2339495A JP 2339495 A JP2339495 A JP 2339495A JP 2956513 B2 JP2956513 B2 JP 2956513B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicone resin
- antifouling agent
- underwater antifouling
- present
- monoallyl ether
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶、海洋構築物の没
水部、発電所の導水路管、漁網等の表面に海中の生物が
付着することを防止する水中防汚剤に関する。
水部、発電所の導水路管、漁網等の表面に海中の生物が
付着することを防止する水中防汚剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】船舶、
橋梁や海上タンク、ブイ等の海洋構築物、発電所の導水
路管、魚介類養殖に使用される養殖用の支柱、漁網、定
置網等には、フジツボ、藻類、二枚貝類、ホヤ、フサコ
ケムシ、カサネカンザシ、イソギンチャク、ワレカラ等
の多種多様な海中生物が付着する。これら海中生物の付
着により船舶では走行速度の低下、燃料費の増加や船底
の腐食が生じ、また、発電所の導水路管では管の閉塞や
腐食が起っており、更に網生簣においては網目が付着生
物によって目詰まりし、海水循環不良により養殖魚の大
量致死などの損害が生じている。
橋梁や海上タンク、ブイ等の海洋構築物、発電所の導水
路管、魚介類養殖に使用される養殖用の支柱、漁網、定
置網等には、フジツボ、藻類、二枚貝類、ホヤ、フサコ
ケムシ、カサネカンザシ、イソギンチャク、ワレカラ等
の多種多様な海中生物が付着する。これら海中生物の付
着により船舶では走行速度の低下、燃料費の増加や船底
の腐食が生じ、また、発電所の導水路管では管の閉塞や
腐食が起っており、更に網生簣においては網目が付着生
物によって目詰まりし、海水循環不良により養殖魚の大
量致死などの損害が生じている。
【0003】かかる海中生物の付着を防止する方法とし
て、かつては銅化合物や有機錫化合物等のような金属化
合物を主成分とする水中防汚剤が用いられてきた。しか
し、これら金属化合物は魚介類に蓄積し、それを食した
場合の人体への悪影響が懸念される。更に、その強い刺
激臭や毒性のため、水中防汚剤使用時の作業員の体への
悪影響が心配されていた。
て、かつては銅化合物や有機錫化合物等のような金属化
合物を主成分とする水中防汚剤が用いられてきた。しか
し、これら金属化合物は魚介類に蓄積し、それを食した
場合の人体への悪影響が懸念される。更に、その強い刺
激臭や毒性のため、水中防汚剤使用時の作業員の体への
悪影響が心配されていた。
【0004】また、最近では金属化合物の水中防汚剤へ
の使用の規制から、金属化合物を含まない魚介類や人体
に対し安全な水中防汚剤の開発が進められており、シリ
コーン系樹脂を用いた水中防汚剤の提案が数多くなさ
れ、中でも部分的に親水性の官能基を持つシリコーン樹
脂に海中生物の付着を妨げる効果があることが知られて
いるが、更に安全で効果の高い水中防汚剤が望まれてい
る。
の使用の規制から、金属化合物を含まない魚介類や人体
に対し安全な水中防汚剤の開発が進められており、シリ
コーン系樹脂を用いた水中防汚剤の提案が数多くなさ
れ、中でも部分的に親水性の官能基を持つシリコーン樹
脂に海中生物の付着を妨げる効果があることが知られて
いるが、更に安全で効果の高い水中防汚剤が望まれてい
る。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、魚介類や人体に対し安全性が高く、海中の付着生物
に対し優れた付着防止効果を持ち、その付着防止効果の
持続期間が十分に長い水中防汚剤を提供することを目的
とする。
で、魚介類や人体に対し安全性が高く、海中の付着生物
に対し優れた付着防止効果を持ち、その付着防止効果の
持続期間が十分に長い水中防汚剤を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、さまざまな親水性官能基を含有するシ
リコーン樹脂について海中生物付着防止効果を鋭意検討
した結果、側鎖あるいは末端に下記一般式(1)で示さ
れるトリグリセリンモノアリルエーテルを付加させたシ
リコーン樹脂を室温硬化型シリコーン樹脂組成物に配合
した場合、顕著な防汚効果があることを見い出し、本発
明をなすに至ったものである。
達成するために、さまざまな親水性官能基を含有するシ
リコーン樹脂について海中生物付着防止効果を鋭意検討
した結果、側鎖あるいは末端に下記一般式(1)で示さ
れるトリグリセリンモノアリルエーテルを付加させたシ
リコーン樹脂を室温硬化型シリコーン樹脂組成物に配合
した場合、顕著な防汚効果があることを見い出し、本発
明をなすに至ったものである。
【0007】従って、本発明は、室温硬化型シリコーン
樹脂組成物に下記一般式(1)で示されるトリグリセリ
ンモノアリルエーテルを側鎖あるいは末端に付加させた
シリコーン樹脂を配合してなることを特徴とする水中防
汚剤を提供する。
樹脂組成物に下記一般式(1)で示されるトリグリセリ
ンモノアリルエーテルを側鎖あるいは末端に付加させた
シリコーン樹脂を配合してなることを特徴とする水中防
汚剤を提供する。
【0008】
【化2】
【0009】なお、上記トリグリセリンモノアリルエー
テルを付加したシリコーン樹脂が優れた水中防汚効果を
有する理由は必ずしも明らかではないが、このトリグリ
セリンモノアリルエーテルを付加したシリコーン樹脂
は、海水中において基盤上に疎水性のポリシロキサンの
鎖が接着する一方で、親水性のグリセリン部位が海水に
接する側に配置し、グリセリン部位が揺れ動くこととシ
リコーン特有の潤滑性との相乗作用により生物の付着を
妨げているものと考えられる。更に、上記防汚効果に優
れたトリグリセリンモノアリルエーテルを付加したシリ
コーン樹脂を室温硬化型シリコーン樹脂組成物に配合す
ることにより、塗膜基盤からのトリグリセリンモノアリ
ルエーテルを付加したシリコーン樹脂の海水への溶出速
度が大幅に遅くなるため、該トリグリセリンモノアリル
エーテルを付加したシリコーン樹脂の優れた防汚効果を
長期に亘り維持することができるものと考えられる。
テルを付加したシリコーン樹脂が優れた水中防汚効果を
有する理由は必ずしも明らかではないが、このトリグリ
セリンモノアリルエーテルを付加したシリコーン樹脂
は、海水中において基盤上に疎水性のポリシロキサンの
鎖が接着する一方で、親水性のグリセリン部位が海水に
接する側に配置し、グリセリン部位が揺れ動くこととシ
リコーン特有の潤滑性との相乗作用により生物の付着を
妨げているものと考えられる。更に、上記防汚効果に優
れたトリグリセリンモノアリルエーテルを付加したシリ
コーン樹脂を室温硬化型シリコーン樹脂組成物に配合す
ることにより、塗膜基盤からのトリグリセリンモノアリ
ルエーテルを付加したシリコーン樹脂の海水への溶出速
度が大幅に遅くなるため、該トリグリセリンモノアリル
エーテルを付加したシリコーン樹脂の優れた防汚効果を
長期に亘り維持することができるものと考えられる。
【0010】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の水中防汚剤は、室温硬化型シリコーン樹脂
組成物に下記一般式(1)で示されるトリグリセリンモ
ノアリルエーテルを側鎖あるいは末端に付加させたシリ
コーン樹脂を配合してなるものである。
と、本発明の水中防汚剤は、室温硬化型シリコーン樹脂
組成物に下記一般式(1)で示されるトリグリセリンモ
ノアリルエーテルを側鎖あるいは末端に付加させたシリ
コーン樹脂を配合してなるものである。
【0011】
【化3】
【0012】ここで、本発明に用いる室温硬化型シリコ
ーン樹脂組成物は、オルガノポリシロキサンを主成分と
する液状またはペースト状樹脂組成物であり、公知の室
温硬化型シリコーン樹脂組成物を使用することができ
る。この場合、室温硬化型シリコーン樹脂組成物として
は、縮合反応硬化型のものと付加反応硬化型のものがあ
る。縮合反応硬化型のものは、末端水酸基を有するオル
ガノポリシロキサンを主成分とし、これを硬化させるタ
イプにオキシム型、脱水型、アセトン型、アミノキシ
型、アミド型、アミン型、アルコール型、酢酸型、脱水
素型等があり、これらはいずれも室温硬化型シリコーン
樹脂組成物が空気中に放置されると、空気中の湿気に反
応して酢酸、ブタノオキシム、アセトン、メタノール等
の特有の縮合反応物を放出し硬化するものであり、一方
付加反応硬化型のものは、アルケニル基含有オルガノポ
リシロキサンとオルガノハイドロジェンポリシロキサン
とを白金系触媒の存在下に、例えば下記反応式 ≡Si−CH=CH2 +HSi≡→≡SiCH2 CH2
Si≡ に示すようなハイドロシリレーション反応により硬化さ
せるものであるが、本発明においては、これらのいずれ
のタイプの組成物を用いてもよい。
ーン樹脂組成物は、オルガノポリシロキサンを主成分と
する液状またはペースト状樹脂組成物であり、公知の室
温硬化型シリコーン樹脂組成物を使用することができ
る。この場合、室温硬化型シリコーン樹脂組成物として
は、縮合反応硬化型のものと付加反応硬化型のものがあ
る。縮合反応硬化型のものは、末端水酸基を有するオル
ガノポリシロキサンを主成分とし、これを硬化させるタ
イプにオキシム型、脱水型、アセトン型、アミノキシ
型、アミド型、アミン型、アルコール型、酢酸型、脱水
素型等があり、これらはいずれも室温硬化型シリコーン
樹脂組成物が空気中に放置されると、空気中の湿気に反
応して酢酸、ブタノオキシム、アセトン、メタノール等
の特有の縮合反応物を放出し硬化するものであり、一方
付加反応硬化型のものは、アルケニル基含有オルガノポ
リシロキサンとオルガノハイドロジェンポリシロキサン
とを白金系触媒の存在下に、例えば下記反応式 ≡Si−CH=CH2 +HSi≡→≡SiCH2 CH2
Si≡ に示すようなハイドロシリレーション反応により硬化さ
せるものであるが、本発明においては、これらのいずれ
のタイプの組成物を用いてもよい。
【0013】一方、上記室温硬化型シリコーン樹脂組成
物に配合されるシリコーン樹脂は、上記式(1)のトリ
グリセリンモノアリルエーテルが末端又は側鎖に付加し
たものである。
物に配合されるシリコーン樹脂は、上記式(1)のトリ
グリセリンモノアリルエーテルが末端又は側鎖に付加し
たものである。
【0014】この場合、このトリグリセリンモノアリル
エーテルが付加するシリコーン樹脂としては制限がな
く、鎖状でも分岐鎖状でも網状構造のものでもよいが、
一分子中にケイ素原子に結合する水素原子(SiH基)
を少なくとも1個有するオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンが使用され、そのSiH基にトリグリセリンモ
ノアリルエーテルのC−C二重結合が付加される。な
お、この付加反応は公知の方法によって行うことができ
る。典型的には、下記一般式(3)に示すオルガノポリ
シロキサンが好適に用いられる。
エーテルが付加するシリコーン樹脂としては制限がな
く、鎖状でも分岐鎖状でも網状構造のものでもよいが、
一分子中にケイ素原子に結合する水素原子(SiH基)
を少なくとも1個有するオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンが使用され、そのSiH基にトリグリセリンモ
ノアリルエーテルのC−C二重結合が付加される。な
お、この付加反応は公知の方法によって行うことができ
る。典型的には、下記一般式(3)に示すオルガノポリ
シロキサンが好適に用いられる。
【0015】
【化4】
【0016】
【化5】
【0017】なお、上記一般式(3)中、n,mは0以
上の整数であり、特に、25℃の粘度が0.65〜10
00000cs、好ましくは100〜100000cs
となる数を示す。
上の整数であり、特に、25℃の粘度が0.65〜10
00000cs、好ましくは100〜100000cs
となる数を示す。
【0018】ここで、上記室温硬化型シリコーン樹脂組
成物と上記トリグリセリンモノアリルエーテルが付加し
たシリコーン樹脂との混合比は、重量比として好ましく
は99:1〜10:90の範囲、より好ましくは95:
5〜60:40の範囲であることが好適である。
成物と上記トリグリセリンモノアリルエーテルが付加し
たシリコーン樹脂との混合比は、重量比として好ましく
は99:1〜10:90の範囲、より好ましくは95:
5〜60:40の範囲であることが好適である。
【0019】本発明の水中防汚剤は、そのまま使用する
形態でも、あるいは塗料、溶液、乳剤などの形に調製さ
れたものでも良い。なお、塗料、溶液、乳剤などに調製
した形態とする場合、上記混合物を1重量%以上、特に
10〜50重量%含有するように調製することが好まし
い。本発明による水中防汚剤には、必要であれば、通常
塗料に使用される増粘剤、可塑剤、着色顔料、耐湿顔
料、生理活性物質、界面活性剤及びタレ止め剤等を配合
することが可能であり、その種類や量については特に制
限されるものではない。
形態でも、あるいは塗料、溶液、乳剤などの形に調製さ
れたものでも良い。なお、塗料、溶液、乳剤などに調製
した形態とする場合、上記混合物を1重量%以上、特に
10〜50重量%含有するように調製することが好まし
い。本発明による水中防汚剤には、必要であれば、通常
塗料に使用される増粘剤、可塑剤、着色顔料、耐湿顔
料、生理活性物質、界面活性剤及びタレ止め剤等を配合
することが可能であり、その種類や量については特に制
限されるものではない。
【0020】また、溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、メタノール、酢酸エチル、メチルエチル
ケトン、アセトン、1−メトキシ−2−プロパノールな
どを用いることが好ましい。
ン、キシレン、メタノール、酢酸エチル、メチルエチル
ケトン、アセトン、1−メトキシ−2−プロパノールな
どを用いることが好ましい。
【0021】本発明の水中防汚剤を使用する方法として
は、特に制限がなく、塗料として塗布したり、浸漬処理
等の方法で、船舶、橋梁や海上タンク、ブイなどの海中
構築物、発電所の導水路管、魚介類養殖に使用される養
殖用の支柱、漁網、定置網などを処理することができ
る。なお、対象となる漁網の素材には特に制限はなく、
例えば綿、麻、絹、羊毛などのような天然繊維、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化エチレン、
ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリアクリロニトリルなどのような合成繊維で作
られた漁網に適用することができる。
は、特に制限がなく、塗料として塗布したり、浸漬処理
等の方法で、船舶、橋梁や海上タンク、ブイなどの海中
構築物、発電所の導水路管、魚介類養殖に使用される養
殖用の支柱、漁網、定置網などを処理することができ
る。なお、対象となる漁網の素材には特に制限はなく、
例えば綿、麻、絹、羊毛などのような天然繊維、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化エチレン、
ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリアクリロニトリルなどのような合成繊維で作
られた漁網に適用することができる。
【0022】本発明の水中防汚剤の使用量は特に制限さ
れないが、乾燥重量として処理対象となる構築物に対し
ては5〜10g/m2 、漁網などに対しては5〜30重
量%程度とすることが一般的である。
れないが、乾燥重量として処理対象となる構築物に対し
ては5〜10g/m2 、漁網などに対しては5〜30重
量%程度とすることが一般的である。
【0023】
【発明の効果】本発明の水中防汚剤によれば、魚介類や
人体に対し安全性が高く、海中汚損生物に対して十分な
付着防止効果を発揮でき、しかも長期間に亘り防汚効果
を維持することができ、船舶、橋梁や海上タンク等の海
中構築物、養殖用の支柱、漁網、定置網等に海中生物が
付着することを効果的に防止できるものである。
人体に対し安全性が高く、海中汚損生物に対して十分な
付着防止効果を発揮でき、しかも長期間に亘り防汚効果
を維持することができ、船舶、橋梁や海上タンク等の海
中構築物、養殖用の支柱、漁網、定置網等に海中生物が
付着することを効果的に防止できるものである。
【0024】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるも
のではない。
【0025】まず、表1に示す各組成の水中防汚剤を調
製し、各水中防汚剤中に漁網(400×200mm)を
約10分間浸漬した。その後各漁網を取り出し、18時
間風乾した(防汚処理)。次に、上記防汚処理済漁網を
ステンレススチール枠に張り付けて1.5mの深さの海
中に吊した。
製し、各水中防汚剤中に漁網(400×200mm)を
約10分間浸漬した。その後各漁網を取り出し、18時
間風乾した(防汚処理)。次に、上記防汚処理済漁網を
ステンレススチール枠に張り付けて1.5mの深さの海
中に吊した。
【0026】評価 上記海水中に浸漬した漁網は一か月毎に引き上げて海中
生物の付着状況を観察した。なお、海中生物の付着状況
の評価は下記に示す基準で行なった。結果を表2に示
す。 1;生物が全く付着していない。 2;生物が部分的に少量付着している。 3;生物が全体的に少量付着している。 4;生物が全体的にかなり付着している。
生物の付着状況を観察した。なお、海中生物の付着状況
の評価は下記に示す基準で行なった。結果を表2に示
す。 1;生物が全く付着していない。 2;生物が部分的に少量付着している。 3;生物が全体的に少量付着している。 4;生物が全体的にかなり付着している。
【0027】
【表1】
【0028】
【化6】
【0029】
【表2】
【0030】表2の結果から、本発明の水中防汚剤(実
施例1〜4)は、他のシリコーン樹脂からなるもの(比
較例1〜3)に比べ、海中汚損生物の付着を顕著に防止
でき、その付着防止効果の持続性が長期にわたり維持さ
れることが認められた。
施例1〜4)は、他のシリコーン樹脂からなるもの(比
較例1〜3)に比べ、海中汚損生物の付着を顕著に防止
でき、その付着防止効果の持続性が長期にわたり維持さ
れることが認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮路 敦 東京都千代田区内神田1−5−13 信越 アステック株式会社内 (72)発明者 浅井 光雄 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭51−96830(JP,A) 特開 平1−201377(JP,A) 特開 昭53−67736(JP,A) 特開 平6−33005(JP,A) 特開 平6−33024(JP,A) 特開 平8−175916(JP,A) 特開 平8−193174(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 5/14 C09D 7/12 C09D 183/04 C09K 3/00
Claims (1)
- 【請求項1】 室温硬化型シリコーン樹脂組成物に下記
一般式(1) 【化1】 で示されるトリグリセリンモノアリルエーテルを側鎖あ
るいは末端に付加させたシリコーン樹脂を配合してなる
ことを特徴とする水中防汚剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2339495A JP2956513B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 水中防汚剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2339495A JP2956513B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 水中防汚剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08193173A JPH08193173A (ja) | 1996-07-30 |
JP2956513B2 true JP2956513B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=12109299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2339495A Expired - Fee Related JP2956513B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 水中防汚剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2956513B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP2339495A patent/JP2956513B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08193173A (ja) | 1996-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2952375B2 (ja) | 無毒性防汚塗料組成物 | |
US5514731A (en) | Antifouling paint | |
JP3771002B2 (ja) | 水中防汚剤 | |
RU2002135639A (ru) | Нетоксичная композиция для покрытия, способ ее применения и изделия, которые можно защищать от прикрепления встречающихся в биологических обрастаниях организмов | |
JP2865518B2 (ja) | 防汚塗料 | |
JP2956513B2 (ja) | 水中防汚剤 | |
JP2001019848A (ja) | 防汚剤組成物、防汚処理基材、並びに基材の防汚処理方法 | |
JP2006282571A (ja) | 水中防汚材 | |
JPH0912413A (ja) | 水中防汚剤 | |
CN1321165C (zh) | 低表面能海洋网箱网衣防污涂料 | |
JPH04142373A (ja) | 防汚塗料 | |
JP3952099B2 (ja) | 水中防汚剤 | |
JPH08175916A (ja) | 水中防汚剤 | |
US4908061A (en) | Antifouling coating | |
JPH08193174A (ja) | 水中防汚剤 | |
JPH08231898A (ja) | 水中防汚組成物 | |
JP3120731B2 (ja) | 水中防汚剤 | |
JP2659544B2 (ja) | 水中防汚性組成物,それを用いる防汚方法,ならびに水中構造物,船舶および漁網 | |
JPS5940124B2 (ja) | 水中生物付着防止剤 | |
JPH06172682A (ja) | 水中防汚剤 | |
GB2183240A (en) | Antifouling coating | |
JP3341127B2 (ja) | 水棲生物の付着防止剤または付着促進剤の配合方法 | |
JPH06179603A (ja) | 船体および漁網用防汚剤 | |
JPH0761903A (ja) | 水中付着生物忌避剤及びこれを含む防汚塗料 | |
JPH09157551A (ja) | 水中防汚剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |