JP2956403B2 - ねじ締め制御装置 - Google Patents

ねじ締め制御装置

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JP2956403B2
JP2956403B2 JP1236093A JP1236093A JP2956403B2 JP 2956403 B2 JP2956403 B2 JP 2956403B2 JP 1236093 A JP1236093 A JP 1236093A JP 1236093 A JP1236093 A JP 1236093A JP 2956403 B2 JP2956403 B2 JP 2956403B2
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冬彦 吉倉
隆志 江口
慎二 是沢
規 森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のプログラムに従
ってねじ締め装置を制御することにより、ワークに対す
るねじ締めを工程単位で制御するねじ締め制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の製造工程において用いられる
自動組付機は、直交3軸型の位置決め装置と、電動ねじ
締め装置を組み合わせた構成を有している。図15に
は、このような自動組付機の一例構成が示されている。
【0003】この図に示される装置は、PC(プログラ
マブルコントローラ)10、位置決め装置20、ねじ締
め装置30及び品質管理用パソコン50から構成されて
いる。PC10は、自動組付機全体の制御を管理し、位
置決め装置20はねじ締め装置30の位置を製品のボル
ト、ナットの位置に合わせる。ねじ締め装置30は、ね
じ締めプログラムに従って動作しワークに対してねじ締
めを行う装置である。PC10と、位置決め装置20及
びねじ締め装置30は互いに信号の授受を行いつつ動作
する。また、品質管理用パソコン50は、ねじ締め装置
30の動作状況を適宜入力し、ワークに対するねじ締め
品質を管理する。
【0004】図16には、PC10の内部構成が示され
ている。PC10は、電源部110、CPU部120、
メモリ部130、入力部140、160及び180、並
びに出力部150、170及び190から構成されてい
る。電源部110は、外部電源を取り込みPC10の各
部に電源を供給する。CPU部120は、メモリ部13
0に格納されているプログラムに従ってPC10の各部
を制御する。
【0005】入力部140及び出力部150は、位置決
め装置20に係る入出力部を構成する。すなわち、CP
U部120は、メモリ部130上のプログラムに従って
位置決め装置20により位置決めを行う際、出力部15
0を介して位置決め装置20に対し位置決め装置スター
ト信号または位置決め装置再スタート信号を与える。位
置決め装置20は、位置決めが完了すると、その旨の信
号を入力部140を介してCPU部120に供給する。
同様に、入力部160及び出力部170は、ねじ締め装
置30に対する入出力部を構成しており、CPU部12
0はねじ締め装置30に対し出力部170を介してねじ
締め装置スタートの信号を与えると共に、ねじ締め装置
30からのねじ締め完了の信号を入力部160を介して
受け取る。そして、CPU部120は、入力部180及
び出力部190を介して製造装置各部位の制御及び状態
把握を行う。入力部180は、人間によって操作される
各部位の押しボタンスイッチ(SW)や各部位の位置確
認のためのリミットスイッチ(SW)の状態を入力する
ための入力部であり、出力部190は、各部位を動作さ
せるためのソレノイド(SOL)バルブやモータのオ
ン、オフのためのリレーに対する出力のための出力部で
ある。
【0006】図17には、位置決め装置20の内部構成
が示されている。この図に示されるように、位置決め装
置20は、電源部210、CPU部220、メモリ部2
30、軸制御部240、出力部250及び入力部260
から構成されるコントローラを有している。すなわち、
位置決め装置20は、PC10と類似した構成のコント
ローラを有している。電源部210は、外部電源を取り
込みコントローラの各部に電源を供給する部材であり、
入力部260及び出力部250はPC10に対する入出
力部を構成する。CPU部220は、メモリ部230上
に格納されている位置決めプログラムに従い軸制御部2
40に信号を与え後述するような構成によってワークに
対する位置決めを行わせる。その際、CPU部220
は、入力部260を介してPC10からスタートまたは
再スタート信号が与えられるのに応じてこのプログラム
を実行し、また、位置決めが完了した場合にはその旨を
出力部250を介してCPU10に対し信号として与え
る。
【0007】軸制御部240は、CPU部220の制御
の下に位置決めに係る直交3軸(X,Y,Z軸)の制御
を行う部分である。軸制御部240は、各軸に係る速度
アンプ270−X,270−Y及び270−Zに対し速
度指令を与え、速度アンプ270−X,270−Y,2
70−Zは、駆動電源から電力供給を受けつつ、この指
令に応じて対応するモータ290−X,290−Y及び
290−Zに駆動電流を供給する。モータ290−X,
290−Y及び290−Zの回転角はエンコーダ280
−X,280−Y及び280−Zにより検出され軸制御
部240にフィードバックされる。これにより、各軸
は、軸制御部240の下に制御され、ワークとねじ締め
装置30との位置決めが行われることになる。
【0008】図18には、ねじ締め装置30の内部構成
(1軸分)が示されている。この図から明らかな通り、
ねじ締め装置30も、位置決め装置20とほぼ同様の構
成を有するコントローラを有している。このコントロー
ラは、電源部310、CPU部320、メモリ部33
0、軸制御部340、出力部350、入力部360及び
通信部370から構成されている。電源部310は、外
部電源を取り込んでコントローラ各部に電源を供給す
る。CPU部320は、メモリ部330上に格納されて
いるシステムプログラムに従ってコントローラ各部を制
御する。CPU部320は、PC10からのスタート信
号を入力部360を介して取り込み、これに応じてメモ
リ部330上のねじ締めプログラムをスタートする。ね
じ締め動作が完了すると、CPU部320は出力部35
0を介してPC10に対しその旨の信号を出力する。通
信部370は、CPU部320と品質管理用パソコン5
0との通信のための回路である。
【0009】軸制御部340は、CPU部320の制御
の下にねじ締め動作を制御する部分である。すなわち、
軸制御部340は、速度アンプ380に対して速度指令
を与え、これによりモータ400を駆動してねじ締めを
行わせる。モータ400には、エンコーダ390及びト
ルクセンサ410が設けられており、これらの出力は軸
制御部340にフィードバックされる。すなわち、エン
コーダ390によって検出されるモータ400の回転角
及びトルクセンサ410によって検出されるモータ40
0の出力トルクは、軸制御部340を介してCPU部3
20に供給される。なお、ねじ締め装置30において
も、速度アンプ380、モータ400はコントローラと
別の駆動電源によって駆動される。
【0010】図19には、この従来例におけるねじ締め
装置30のコントローラの内部構成が示されている。こ
の図に示されるように、電源部310を除く各部材は内
部バスによって相互に接続されており、それぞれ信号ま
たは情報の授受を行いつつ動作する。
【0011】まず、軸制御部340は、演算部341、
A/D変換部342及び角度・速度検出部343から構
成されている。A/D変換部342及び角度・速度検出
部343は、それぞれトルクセンサ410及びエンコー
ダ390の出力を取り込む部材である。A/D変換部3
42は、トルクセンサ410の出力をディジタルデータ
に変換して演算部341に入力する。角度・速度検出部
343は、エンコーダ390の出力からモータ400の
回転角を検出し、やはり演算部341に入力する。
【0012】演算部341は、CPU344、ROM3
45、RAM346及び速度指令演算部347から構成
されている。速度指令演算部347は、A/D変換部3
42及び角度・速度検出部343の出力に基づき速度指
令を演算し、速度アンプ380に出力する。その際、速
度指令演算部347はCPU344の制御下に当該演算
を実行する。CPU344は、CPU部320との間で
信号を授受しつつ、速度指令演算処理を管理する。RO
M345及びRAM346は、演算部341において、
速度指令演算に係るプログラムや係数等の記憶に用いら
れる。
【0013】また、メモリ部330は、ねじ締めプログ
ラム部332を搭載するRAM331を有している。C
PU部320は、判定部323を搭載するCPU321
及びROM322から構成されている。ねじ締め動作に
必要なプログラムのうち、ユーザによって作成されるね
じ締めプログラムはRAM331上にねじ締めプログラ
ム部332として搭載され、システムプログラムはRO
M322等に搭載される。CPU321は、ROM32
2上のシステムプログラムに従い、PC10からの信号
に応じて、RAM331にねじ締めプログラム部332
として格納されているねじ締めプログラムを実行する。
これにより、CPU321は、軸制御部340に対して
指令を与え、また、軸制御部340によるねじ締め動作
の結果を判定部323によって良否判定する。
【0014】さらに、通信部370は、CPU371、
ROM372、RAM373及び通信処理部374から
構成されている。CPU371は、CPU部320から
の指令に応じて品質管理用パソコン50との通信に係る
プログラムを実行し、通信処理部374は、通信に必要
なデータ処理等を実行する。ROM372、RAM37
3は、その際に必要なプログラムや係数を格納する。
【0015】図20乃至22には、この従来例における
ねじ締め動作の一例が示されている。特に、図20は設
備の1サイクルを各制御要素の分担毎に示したサイクル
線図であり、図21はこのサイクル線図による装置の動
きを概念的に示した図であり、図22はその際のPC1
0、位置決め装置20及びねじ締め装置30間の信号の
授受形態(プログラムの実行形態)を示した図である。
【0016】図20に示されるサイクル線図では、PC
10によって、上昇、前進、下降、後退の順でトランス
ファ装置が動作する。トランスファ後退に入りジグ締め
が行われると、PC10はスタート信号を位置決め装置
20に与え、動作を開始させる。図20に示される例で
はねじ締めの対象となる穴位置としてA,B,Cの3箇
所があるので、位置決め装置20は、まず、穴位置Aの
ねじ締めに係る位置決めを行う。この場合、X,Y軸を
図21に示されるように(XA ,YA )に位置決めし、
その後にZ軸をZA に位置決めする。位置決めが終了す
ると、位置決め装置20はPC10に信号を送る。PC
は、これを受け取るとねじ締め装置30に信号を与え、
ねじ締めを実行させる。ねじ締め装置30は、仮締め、
本締めの順でねじ締めを行う。本締めが終了すると、ね
じ締め装置30はPC10にこれを信号で知らせる。P
C10はこれに応じて位置決め装置20に信号を与え
る。この信号に応じ、位置決め装置20によってZ軸が
0 に位置決めされる。Z0はZ軸の原点である。な
お、図21では、ねじ締めに係るモータ400が2個対
で用いられている。
【0017】このような一連の動作、すなわちX,Y軸
の位置決めからZ軸の原点への位置決めまでの動作は、
各穴位置A,B,C毎に繰り返される。穴位置Cに係る
Z軸の原点への位置決めが終了すると、さらにX軸及び
Y軸が原点(X0 ,Y0 )に位置決めされると共に、こ
れと同時にジグ緩めが実行され、設備の1サイクルが終
了する。
【0018】このような一連の動作において、PC1
0、位置決め装置20及びねじ締め装置30による信号
の授受の流れは、より詳細には図22に示されるような
ものとなる。
【0019】この動作の際、位置決め装置20はそのメ
モリ部230に格納されている位置決めプログラムに従
って動作し、ねじ締め装置30は、そのメモリ部330
に格納されているねじ締めプログラム1,2,3,…に
従って動作する。
【0020】まず、PC10は、上昇、前進、下降、後
退の順でトランスファマシンを制御する。トランスファ
後退に至ると、PC10はジグ締めを行った上で位置決
め装置20に対してスタート信号を与える。位置決め装
置20は、このスタート信号に応じてX,Y軸を
(XA ,YA )に位置決めし、さらにZ軸をZA に位置
決めする。位置決めが終了すると、位置決め装置20は
その旨の信号をPC10に与える。PC10は、この信
号に応じてねじ締め装置30に対してスタート信号を与
える。ねじ締め装置30は、この信号に応じて所定のプ
ログラムを実行する。図において600−1で示される
プログラムが実行され、このプログラムによってねじ締
め動作が完了すると、ねじ締め装置30はその旨の信号
をPC10に対して与える。
【0021】PC10は、ねじ締め装置30からねじ締
めが完了した旨の信号が与えられると、これに応じ位置
決め装置20に対して再スタート信号を与える。この
後、同様の動作が各穴位置について繰り返されると、図
20に示されるような設備動作が実現される。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このような構成を有す
る自動組付機においては、ねじ締め装置においてねじ締
め動作の良否を判定することが可能であるものの、その
判定結果がいずれの製品に係るものであるかを管理困難
である。すなわち、ねじ締めの対象となる穴位置が3個
設けられているワークに対してねじ締めを行ったのか、
あるいは穴位置が1個のワーク3個に対してねじ締めを
行ったのかをねじ締め装置側で把握することができない
ため、良否判定の結果を用いて各製品の良否を管理する
ことが困難である。
【0023】例えば、判定の結果を通信部を介して品質
管理用パソコンに対して転送する際、従来の構成では、
各穴位置毎にその結果を転送せざるを得ない。しかし、
実際の生産工程において管理が必要なのは、各製品毎に
不良が発生したか否か、または各製品のどの穴位置に不
良が発生したか等の情報である。しかし、従来の構成で
は、各製品毎にねじ締め動作の良否や、そのトルクを知
らせる等の動作が行えず、生産工程における品質管理が
困難であった。
【0024】本願出願人は、このような問題点を解決す
べく、先に提案を行っている(特願平4−194326
号参照。以下、単に先提案という)。この先提案におい
ては、プログラムを実行しつつワークに対するねじ締め
の状態を判定し、これを工程単位で(例えば穴位置単位
で)ワーク毎に記憶することにより、ねじ締め状態の管
理をワーク単位で行っている。
【0025】しかし、複数の穴位置について巡回的にね
じ締めを行う場合(例えばねじ締めを一巡して行い、そ
の後に再度一巡してねじ締めを行う場合)等のように、
複数個の穴位置に対してそれぞれ複数回のねじ締め行為
を実行する場合に、このようなねじ締め管理を単純に適
用すると、実際には1個の穴位置が制御装置上で複数個
の穴位置として取り扱われることとなってしまい、ねじ
締め管理上不都合である。
【0026】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、複数の穴位置につ
いて巡回的にねじ締めを行う場合等においても各ワーク
(製品)毎にねじ締め状態の良否を管理可能なねじ締め
制御装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、ねじ締め装置を所定のプログラム
に従って制御することによりワークに対するねじ締めを
制御する制御手段と、ワークに対するねじ締めの状態を
工程単位でワーク毎に記憶する複数の穴位置状態記憶部
と、プログラムを実行しつつワークに対するねじ締めの
状態を判定し、その結果を上記穴位置状態記憶部のうち
1個に書き込む判定手段と、各ワークに属する複数の穴
位置についてそれぞれ実施される複数の工程の関係を、
当該工程の実施対象たる穴位置と関連付けて記憶する
位置つながり情報部と、判定手段により各穴位置状態記
憶部に書き込まれているねじ締めの状態を、穴位置つな
がり情報部上に記憶されている関係を参照して接続する
ことにより、ワークに対するねじ締めの状態を当該ワー
クに属する各穴位置に対するねじ締めの状態に編集する
接続編集手段と、を備え、複数の穴位置に対するねじ締
めをそれぞれ複数の工程に分け実行する場合に、ねじ締
め状態の管理を穴位置毎に編集しつつワーク単位で行う
ことを特徴とする。
【0028】
【作用】本発明においては、ねじ締めに係るプログラム
が実行される際、ワークに対するねじ締めの状態が逐次
判定され、その結果が穴位置状態記憶部のうち1個に書
き込まれる。穴位置状態記憶部は、この判定によって得
られたワークに対するねじ締めの状態を工程単位で、例
えば穴位置単位や仮締め、本締め等の単位でワーク毎に
記憶する。従って、ねじ締めを行う際、各ワーク毎にね
じ締めの状態を把握することが可能となる。また、穴位
置つながり情報部には、各ワークに属する複数の穴位置
についてそれぞれ実施される複数の工程の関係が、当該
工程の実施対象たる穴位置と関連付けて記憶される。接
続編集手段は、判定手段により穴位置状態記憶部に書き
込まれているねじ締めの状態を、穴位置つながり情報部
上に記憶されている関係を参照して接続する。この結
果、ワークに対するねじ締めの状態が、当該ワークに属
する各穴位置に対するねじ締めの状態に編集される。従
って、複数の穴位置に対するねじ締めをそれぞれ複数の
工程に分け実行する場合にも、ねじ締め状態の管理が穴
位置毎に編集しつつワーク単位で行われうることとな
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図15乃至図22に示される従
来例と同様の構成には同一の符号を付し説明を省略す
る。図1には、本発明の第1実施例に係る自動組付機、
特にそのねじ締め装置30のコントローラの内部構成が
示されている。この図に示されるように、本実施例に係
るねじ締め装置30のコントローラは、第1に、ワーク
管理部324及びワーク状態記憶部333を、CPU部
320のROM322上及びメモリ部330のRAM3
31上に搭載したことを特徴としている。
【0030】図2には、本実施例の要部構成、すなわち
CPU部320におけるワーク管理部324の構成と、
メモリ部330におけるワーク状態記憶部333の構成
が示されている。この図に示されるように、ワーク管理
部324はワーク管理処理部325及び穴位置処理部3
26を有している。ワーク状態記憶部333は、本実施
例の第2の特徴に係る穴位置つながり情報部333A
と、複数個の穴位置状態記憶部337−1,337−
2,…,337−n,…と、を有している。各穴位置状
態記憶部337は、それぞれ、最終トルク値記憶部33
4、トルク過程記憶部335及び判定結果記憶部336
から構成されている。図においては、最終トルク値記憶
部334、トルク過程記憶部335及び判定結果記憶部
336のそれぞれについて、属する穴位置状態記憶部3
37と同じ添字を付している。穴位置状態記憶部337
は、ワーク状態記憶部333において、穴位置の個数及
び各ねじの締め付け工程(仮締め、本締め等のステッ
プ)の個数に応じ、複数個存在している。穴位置つなが
り情報部333Aは、複数個の穴位置状態記憶部337
−1,337−2,…,337−n,…相互の関係、す
なわちねじ締めに係る複数個の穴位置と各工程との関係
を示す情報から構成される。後述するように、この情報
は、つながり情報表として扱われる。最終トルク値記憶
部334は、後述する最終トルク値表のトルク値を記憶
し、判定結果記憶部336は判定記憶表の判定内容を記
憶する。トルク過程記憶部335は最終トルクに至るま
での過程を記憶する。
【0031】図3及び図4には、この実施例において実
施されるねじ締め行為の一例が示されている。これらの
図に示される例は、単一軸のねじ締め装置により5か所
の穴位置についてねじ締めを行う際、各穴位置に係るね
じ締めを2ブロックに分けて実施する例である。この例
では、まず、図3に示されるように穴位置1→3→5→
2→4の順で一巡目の締付けが実施される。次に、図4
に示されるようにに穴位置1→3→5→2→4の順で二
巡目の締付け本締めが実施される。
【0032】これらの図に示されるように、単一のワー
クについてねじ締めを行うべき穴位置が複数個存在し、
ねじ締めに係る軸が比較的少数である場合、穴位置を結
ぶ図形(この例では五角形)の対角線に沿ってねじ締め
を行う操作は、従来から広く行われている。さらに、ね
じ締めを複数個の工程に分けて実施することも、従来か
ら広く行われている。
【0033】この例のようなねじ締めを行う場合に、本
願出願人の先提案の手法によりねじ締め制御・管理を適
用すると、複数個の穴位置状態記憶部337−1,33
7−2,…,337−n,…が、各工程毎に、使用され
る結果となる。例えば図3及び図4の例では、全行程数
が穴位置個数×工程数=10となるから、10個の穴位
置状態記憶部337が使用される。また、その際、例え
ば第1番目の工程に係る穴位置状態記憶部337−1
と、第6番目の工程に係る穴位置状態記憶部337−6
は、実際には同一の穴位置(穴位置1)に係るねじ締め
の状態を記憶しているにもかかわらず、第1番目の工程
に係る穴位置と第6番目の工程に係る穴位置との関係が
把握されていないため、管理に当たって異なる穴位置の
状態として扱われてしまう。装置の使用者は、例えば第
1番目の工程に係る穴位置と第6番目の工程に係る穴位
置が同一であるというような、ねじ締め手順に関する情
報をあらかじめ把握しておかねば、十分な管理を行うこ
とができない。本実施例の特徴とする穴位置つながり情
報部333Aは、ねじ締め装置30のコントローラ上に
おいて、図3及び図4に示されるような穴位置とねじ締
め工程との関係(穴位置つながり)を把握しておくため
の手段であり、穴位置つながり情報は、ねじ締め行為終
了に伴い穴位置状態を使用者に対して知らしめる際に情
報の編集に利用される。
【0034】図5及び図6には、この実施例におけるC
PU321の動作の流れが示されている。また、図7に
はこの実施例により図20に示されるサイクルを一般化
したサイクルを実行した場合の設備動作が、図8にはそ
の際のプログラムの実行形態が、それぞれ示されてい
る。
【0035】図7及び図8に示されるように、この実施
例においては、プログラムが各ワーク単位で作成されて
いる。すなわち、各プログラム600−1,…600−
nは、各穴位置毎のブロックから構成されている。例え
ば、プログラム600−1は、ブロック602−1,6
02−2,602−3から構成されており、このプログ
ラム600−1を実行することにより例えば図3及び図
4の5個の穴位置1〜5に係るねじ締めを行うことがで
きる。
【0036】この実施例において、ねじ締め装置30に
電源が投入されると(1000)、CPU321により
メモリ部330、入力部350、出力部360等の自己
診断が実行される(1002)。この自己診断の結果異
常と判定された場合にはその旨がPC10に報知され、
動作が中断する。正常とされた場合にのみ、ねじ締め装
置30のCPU321の動作は次のステップ1004以
降の動作に移行する。ステップ1004においては、C
PU321がROM322上のワーク管理部324を起
動させ、RAM331上のねじ締めプログラム部332
からねじ締めプログラムを読み取る。ワーク管理処理部
325及び穴位置処理部326は、読み取ったねじ締め
プログラムのブロック構成及び軸構成をそれぞれ把握し
(1006)、さらに穴位置つながり情報部333Aに
記録されている穴位置つながり情報を把握する(100
7)。穴位置つながり情報は、図9に示されるように、
ブロック1とブロック6、ブロック2とブロック7、…
というように、同一の穴位置に係るブロックの対応を示
すつながり情報表として構成されている。従って、ステ
ップ1007において穴位置つながり情報部333Aを
参照することにより、いずれの工程がいずれの穴位置に
対応しているかに関する穴位置つながり情報が得られ
る。
【0037】ワーク管理処理部325及び穴位置処理部
326は、ステップ1006において把握したブロック
構成及び軸構成に基づき、図10に示される最終トルク
値表及び図11に示される判定記憶表をそれぞれ作成す
る(1008)。最終トルク値表及び判定記憶表は、各
ブロック毎にかつ各軸(モータ400)毎に、ねじ締め
に係る最終トルク値と判定結果を記憶するための表であ
る。すなわち、あるブロックの実行を終了した段階で、
トルクセンサ410から出力される最終トルク値を各軸
毎に最終トルク値表に書き込み、さらに、この最終トル
ク値が所定のねらいトルク値に対して所定範囲内に入っ
ているか(OK)、それとも入っていないか(NG)か
を判定してその範囲結果を判定記憶表に書き込む。例え
ば、ねらいトルク値が500kgcmであった場合に
は、このねらいトルク値に対し上下10kgcmであれ
ばOK、そうでなければNGとする。最終トルク値表及
び判定記憶表は、このように最終トルク値及びその判定
結果を後述するステップにおいて書込み管理するための
表であり、実際には、穴位置状態記憶部337の集合で
ある。ステップ1008においては、ブロック構成及び
軸構成の分析・把握結果に基づいてまずその枠組が構成
される。なお、この実施例では、軸の本数が1個である
ため、最終トルク値表及び判定記憶表は図のように単一
行の表となる。CPU321は、このような最終トルク
値及び判定記憶表を、各プログラム毎に作成する。すな
わち、ステップ1006に先立ちプログラムNoを1に
初期設定し(1010)、ステップ1008実行後に他
にプログラムがあると認められれば(1012)、プロ
グラムNoをインクリメントして(1014)、ステッ
プ1006及びステップ1008を繰り返し実行する。
【0038】CPU321は、この後、PC10からス
タート信号が発せられるのを待つ(1016)。すなわ
ち、PC10は、図8に示されるように位置決め装置2
0に対してスタート信号を与え、位置決め装置20によ
って各軸が所定の位置に位置決めされた後に、ねじ締め
装置30に対しスタート信号を与える。ねじ締め装置3
0のCPU321は、このスタート信号に含まれるプロ
グラムNoに基づき実行すべきプログラムを判定し(1
018)、以後、当該プログラムの実行を開始する。
【0039】このプログラムNoが例えば図8に示され
るプログラム600−1を示していた場合、CPU32
1は、その第1のブロック602−1から実行を開始す
る。プログラムを実行する際、現在実行すべき命令がね
じ締め命令であれば(1020)、CPU321は軸制
御部340に指令を与えねじ締めを実行させる(102
2)。このねじ締めを行った段階で、対応する穴位置に
係る一連のねじ締め行為が終了していなければ(102
4)、再びステップ1020に移行する。ねじ締め行為
が終了している場合には、次に、CPU321は現在実
行しているブロックが最初のブロックであるか否かを判
定し(1026)、最初のブロックである場合にはブロ
ックNoを1に設定する(1028)。最初のブロック
でない場合にはブロックNoに1を加算する(103
0)。ステップ1028又は1030の後、CPU32
1は、ROM322上のワーク管理部324を用いて最
終トルク値及び判定記憶表に最終トルク値及び判定値を
書き込む(1032)。その際、ブロックNoが1であ
れば、図12(a)に示されるようにブロック1に係る
欄に最終トルク値及び判定結果を書き込む。図12の例
では、ブロック1〜5のねらいトルク値が500±10
kgcm、ブロック6〜10のねらいトルク値が100
0±50kgcmとされている。図12(a)において
は、最終トルク値が505kgcmとされているので、
判定記憶表のブロック1の欄にはOKが書込まれる。ま
た、ブロックNoが2であり従って実行しているブロッ
クが602−2である場合には、図12(b)に示され
るように最終トルク値表及び判定記憶表のブロック2の
欄への最終トルク値及び判定値の書込みが実行され、最
後のブロック602−10である場合には図12(c)
に示されるようにブロック10の欄への書込みが実行さ
れる。
【0040】ステップ1032の実行後、CPU321
は、現在実行しているブロックが最後のブロックである
か否かを判定する(1034)。この結果、最後のブロ
ックでないとされた場合にはステップ1036に移行
し、PC10から再スタート信号があるまで待機する。
また、最後のブロックであるとされた場合には、ステッ
プ1007において把握した穴位置つながり情報に基づ
き、同一穴位置に係る最終トルク値及び判定結果を接続
する(1035)。ステップ1035実行に当たって最
終トルク値表の内容が例えば図13(a)に示されるよ
うな内容であった場合、CPU321は、穴位置つなが
り情報に基づきブロック1〜5とブロック6〜10がそ
れぞれ同一穴に係る情報であることを把握し(図13
(b))、前者と後者を接続して、各穴位置1〜5に対
応した最終トルク値を得る(図13(c))。なお、判
定記憶表も同様に接続編集される。続くステップ103
8では、CPU321は、プログラム終了に係る処理、
例えば通信部370による品質管理用パソコン50への
通信処理等を実行し、ステップ1016に戻ってPC1
0からのスタート信号を待つ。なお、ステップ1020
において、ねじ締め命令でないと判定された場合にはさ
らに待ち命令であるか否かが判定され(1040)、待
ち命令である場合には、最後のブロックでないと判定さ
れた場合と同様PC10からの再スタート信号を待ち
(1036)、待ち命令でないとされた場合にはエラー
処理を実行する(1042)。
【0041】このように、本実施例においては、各穴位
置に係るねじ締め動作が、プログラム上合計10個のブ
ロックを形成し、各ワーク毎にn個のプログラムを作成
するようにしたため、各工程に係るねじ締め行為をブロ
ック概念により、1個のワークに係るねじ締め行為をプ
ログラム概念により管理することができる。さらに、各
ブロックを実行する際に当該ブロックにおける最終トル
ク値及びその良否判定結果を最終トルク値表及び判定記
憶表に書き込むようにしており、この最終トルク値表及
び判定記憶表は、穴位置状態記憶部337によって各ワ
ーク毎に作成されている。従って、本実施例によれば、
各ワーク毎にねじ締め状態を管理することができる。
【0042】また、従来例のようにワーク毎のねじ締め
状態の管理を実行できない装置の場合、ねじ締めサイク
ルを開始する前に判定部323をリセットしておく必要
がある。このリセットに必要な処理時間は、PC10か
らねじ締め装置30への信号授受に要する時間(0.1
s〜0.2s程度)と、この信号によって判定部323
をクリア状態とするための時間(0.3s程度)の合
計、すなわち0.5s程度である。このような行為を各
穴位置毎に実行すると、例えば穴位置が5箇所で工程数
が2個である場合には合計5s程度、設備のサイクルタ
イムに影響が生じることとなる。しかし、本実施例のよ
うに各ワーク毎に判定結果を記憶するようにしている場
合、穴位置毎に判定部323をリセットする必要がな
い。従って、各ワーク毎に1回、リセットを行うのみで
足り、設備のサイクルタイムへの影響がより小さくて済
む。
【0043】加えて、本実施例によれば、各穴位置につ
いて実行される複数の工程の関係が穴位置つながり情報
部333Aにより与えられるため、複数の穴位置につい
て複数巡回してねじ締めを行う場合にも、ねじ締めの状
態を好適に管理把握でき、使用性が向上する。
【0044】図14には、本発明の第2実施例に係る装
置、特にそのねじ締め機能付位置決め装置60の構成が
示されている。この図に示される装置は、図15に示さ
れる位置決め装置20及びねじ締め装置30を一体の構
成、すなわちねじ締め機能付位置決め装置60として構
成したものであり、そのコントローラにおいて共通する
構成は共用化されている。すなわち、本実施例のねじ締
め機能付位置決め装置60のコントローラは、電源部2
10、CPU部220、メモリ部230、軸制御部24
0、出力部250、入力部260、CPU部320、メ
モリ部330、軸制御部340及び通信部370から構
成されている。CPU部220、メモリ部230及び軸
制御部240はそれぞれ本装置60の各機能のうち位置
決めに係る機能を担当し、CPU部320、メモリ部3
30及び軸制御部340はねじ締めに係る機能を担当す
る。
【0045】この実施例においては、本願出願人の先提
案に第2実施例として示されていた構成及び制御動作
に、本発明の特徴に係る構成及び動作が付加されてい
る。すなわち、ねじ締め機能付位置決め装置60のコン
トローラには、図示しないが、CPU部320のROM
322上にワーク管理部324が、メモリ部330のR
AM331上にワーク状態記憶部333が、CPU部3
20のROM322上にねじ締めプログラム転送部32
7が、CPU部220のROM上にねじ締めプログラム
抽出部及びねじ締めプログラム転送部が、それぞれ搭載
されると共に、ワーク状態記憶部333に穴位置つなが
り情報部333Aが付加される。また、穴位置つながり
情報部333Aを用いて、ねじ締め行為に先立ち穴位置
つながり情報が把握され、ねじ締め後に最終トルク値及
び判定結果の接続が実行される。
【0046】従って、本実施例においては、ワーク管理
部及びワーク状態記憶部333による作用・効果、すな
わち最終トルク値表及び判定記憶表の作成・書込みによ
るワーク単位でのねじ締め状態の管理、PC10からね
じ締め機能付位置決め装置60のコントローラへの通信
の回数の低減、プログラムの設計、保全等の簡便化とい
う、先提案の第2実施例の作用・効果を得ることができ
る。加えて、この実施例においては、穴位置つながり情
報部333A及びこれを用いた処理により、図3及び図
4に示されるような行為に対応することができる。
【0047】なお、本実施例におけるねじ締め機能付位
置決め装置60のコントローラ、特にそのCPUの動作
の流れや、図20に示されるサイクルを一般化したサイ
クルを実行した場合のプログラムの実行形態に関して
は、先提案の第2実施例及び本願の第1実施例に関する
説明から自明であるので、ここでは説明を省略する。
【0048】また、以上の説明では、一巡目のねじ締め
が終了した後二巡目のねじ締めが自動的に実行されてい
たが、これは、一巡目のねじ締めにおいてNG(ねじが
折れた等)が発生した場合のため一旦装置動作を停止
し、リスタート信号を待つように構成しても構わない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワークに対するねじ締めの状態をプログラムを実行しつ
つ判定しその結果を穴位置状態記憶部に書込み記憶させ
るようにしたため、ねじ締め状態の管理をワーク単位で
行うことが可能となる。従って、例えばある工程に係る
ねじ締めにおいて不具合が生じた場合であっても、とり
あえず全ての工程の締め付けを終了させた後に、不具合
の改善を行う等の措置をとることが可能となり、ねじ締
めに係る工数の低減及びコスト低減を実現できる。ま
た、複数個の穴位置に対してそれぞれ複数個の工程によ
るねじ締めを実施する場合においても、穴位置つながり
情報部上の情報を用いることにより、ねじ締め状態を穴
位置毎に把握管理可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自動組付機、特にそ
のねじ締め装置のコントローラの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】この実施例の要部、すなわちねじ締め装置のコ
ントローラのCPU部及びメモリ部の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】この実施例において実行されるねじ締め行為の
一例を示す図である。
【図4】図3に示されるねじ締め行為の続きを示す図で
ある。
【図5】この実施例におけるねじ締め装置のコントロー
ラ、特にそのCPUの動作の流れを示すフローチャート
である。
【図6】この実施例におけるねじ締め装置のコントロー
ラの動作のうち、図3に続く動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図7】この実施例における設備サイクルの一例を各ブ
ロックと対応付けて示す図である。
【図8】この実施例におけるプログラムの実行形態を示
す図である。
【図9】つながり情報表の一例を示す図である。
【図10】最終トルク値表の一例を示す図である。
【図11】判定記憶表の一例を示す図である。
【図12】最終トルク値表及び判定記憶表への最終トル
ク値及び判定結果の書込み過程を示す図であり、(a)
は第1のブロック実行時、(b)は第2のブロック実行
時、(c)は第3のブロック実行時の書込み動作を説明
する図である。
【図13】同一穴情報の接続操作の一例を示す図であ
る。
【図14】本発明の第2実施例に係る自動組付機、特に
そのねじ締め機能付位置決め装置の構成を示すブロック
図である。
【図15】自動組付機の一例構成を示す図である。
【図16】自動組付機のPC(プログラマブルコントロ
ーラ)の構成を示すブロック図である。
【図17】一従来例に係る位置決め装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図18】一従来例に係るねじ締め装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図19】この従来例におけるねじ締め装置のコントロ
ーラの内部構成を示すブロック図である。
【図20】設備サイクルの一例を示すサイクル線図であ
る。
【図21】図20のサイクル線図を各軸と対応付けて示
した図である。
【図22】この従来例におけるプログラムの実行形態を
示す図である。
【符号の説明】
10 PC(プログラマブルコントローラ) 20 位置決め装置 30 ねじ締め装置 50 品質管理用パソコン 60 ねじ締め機能付位置決め装置 110,210,310 電源部 120,220,320 CPU部 130,230,330 メモリ部 140,160,180,260,360 入力部 150,170,190,250,350 出力部 321,344,371 CPU 322,345,372 ROM 240,340 軸制御部 346,373 RAM 347 速度指令演算部 270−X,270−Y,270−Z,380 速度ア
ンプ 280−X,280−Y,280−Z,390 エンコ
ーダ 290−X,290−Y,290−Z,400 モータ 323 判定部 324 ワーク管理部 325 ワーク管理処理部 326 穴位置処理部 332 ねじ締めプログラム部 333 ワーク状態記憶部 333A 穴位置つながり情報部 334−1,334−2,…334−n,… 最終トル
ク値記憶部 335−1,335−2,…335−n,… トルク過
程記憶部 336−1,336−2,…336−n,… 判定結果
記憶部 342 A/D変換部 343 角度・速度検出部 370 通信部 374 通信処理部 410 トルクセンサ 600−1,600−2,…600−n… プログラム 602−1,602−2,…602−10 ブロック
フロントページの続き (72)発明者 森 規 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 竹内 彰浩 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−173826(JP,A) 特開 平2−160488(JP,A) 特開 平3−311229(JP,A) 特開 平2−88128(JP,A) 実開 平2−23931(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 19/06 B25B 23/14 610

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ締め装置を所定のプログラムに従っ
    て制御することによりワークに対するねじ締めを制御す
    る制御手段と、ワークに対するねじ締めの状態を工程単
    位でワーク毎に記憶する複数の穴位置状態記憶部と、プ
    ログラムを実行しつつワークに対するねじ締めの状態を
    判定し、その結果を上記穴位置状態記憶部のうち1個
    書き込む判定手段と、を備え、ねじ締め状態の管理をワ
    ーク単位で行うねじ締め制御装置において、 各ワークに属する複数の穴位置についてそれぞれ実施さ
    れる複数の工程の関係を、当該工程の実施対象たる穴位
    置と関連付けて記憶する穴位置つながり情報部と、 判定手段により各穴位置状態記憶部に書き込まれている
    ねじ締めの状態を、穴位置つながり情報部上に記憶され
    ている関係を参照して接続することにより、ワークに対
    するねじ締めの状態を当該ワークに属する各穴位置に対
    するねじ締めの状態に編集する接続編集手段と、 を備えることを特徴とするねじ締め制御装置。
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JP4877128B2 (ja) * 2007-07-25 2012-02-15 マツダ株式会社 締付制御システム
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