JP2956397B2 - 電気集塵器の高圧発生装置 - Google Patents
電気集塵器の高圧発生装置Info
- Publication number
- JP2956397B2 JP2956397B2 JP4328281A JP32828192A JP2956397B2 JP 2956397 B2 JP2956397 B2 JP 2956397B2 JP 4328281 A JP4328281 A JP 4328281A JP 32828192 A JP32828192 A JP 32828192A JP 2956397 B2 JP2956397 B2 JP 2956397B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- oscillation
- voltage
- arc discharge
- collecting element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
波を発振させ、発振された高周波を昇圧整流して高圧を
得、電気集塵器の集塵エレメントに供給する高圧発生装
置に関するものである。
は、吸入された空気をイオン化部に通してコロナ放電さ
せ、さらにイオン化部を通過した空気を、高電圧が印加
された集塵エレメントの間に導いて、帯電された空気中
の塵埃を集塵エレメントに付着させる構造になってい
る。
する従来の高圧発生装置の回路図である。この高圧発生
装置の回路では、トランスの1次側巻線T1 に発振用ト
ランジスタQ1 が挿入されており、トランスの3次側巻
線T3 には、集塵エレメント5に流れる電流Iが増加す
ると高電圧V1 を低下させる機能を有する過電流保護回
路3が接続されている。また、発振用トランジスタQ1
のベースには、抵抗R1 を通して駆動電流が供給されて
おり、これによって発振用トランジスタQ1 は起動をか
けられることになる。トランスの2次側巻線T2 には昇
圧整流回路4が設けられてあり、その出力である直流高
電圧V1 は、抵抗R2 を通して集塵エレメント5に供給
されている。
点t=0で電源をオンにすると(図5(a) 参照)、発振
用トランジスタQ1 のベースは、抵抗R1 を通して電源
とつながり、トランジスタQ1 はパルス動作を開始する
(図5(b) 参照。Vbeはベースエミッタ電圧を示す)。
この結果、昇圧整流回路4の出力電圧V1 は定格値まで
上昇し(図5(c) 参照)、抵抗R2 を介した集塵エレメ
ント5の電圧HVも徐々に定格値まで上昇する(図5(d
1)参照)。電圧HVの立ち上がりが緩やかなのは、集塵
エレメント5の容量分C1 ,C2 及び高圧発生装置の容
量分C3 (図4参照)に充電されるためである。したが
って、集塵エレメント5に高電圧を与えることができ
る。
メントに多量の塵埃が堆積すると、集塵エレメントと塵
埃との間、あるいは塵埃間でアーク放電が発生すること
がある。集塵される塵埃は、土ぼこりのような不燃性の
ものの他に、たばこのタールやカーボンのような可燃性
のものが含まれるために、集塵エレメントでアーク放電
が発生すると、その火花によって発火するおそれがあ
る。
く検知し、発火防止対策をとる必要がある。従来より、
アーク放電の発生を検知するため、集塵エレメントに供
給される電圧が一定電圧より低下した時間幅が基準時間
よりも長いかどうかを検出することにより、これに対応
した信号をしゃ断信号として出力する方法がとられてい
る(特開昭62−168559号公報参照)。
高圧発生装置の電源オン直後の数秒間は、アーク放電の
検知を禁止し、強制的に高圧出力を発生させている。こ
の理由は、集塵エレメントの静電容量C1 ,C2 及び高
圧発生装置の容量C 3 が大きく、高圧発生装置の電源オ
ン直後は図5(d1)に示したように、集塵エレメントの電
圧HVが上昇するまである程度時間を要するので、上の
公報のような技術を採用すると、電圧がまだ上昇してい
ない高圧発生装置の電源オン直後でも、常にアーク放電
が発生していると誤検知して電源を切断してしまうから
である。
中、すなわちアーク放電の検知禁止期間(図5でτ1 と
して示されている)に集塵エレメントにアーク放電が発
生した場合に、特に問題が生じる。再び図4の回路を参
照しながら説明すると、昇圧中に集塵エレメント5にア
ーク放電が発生すれば、その時点で集塵エレメント5に
大きな電流が流れ、電圧HVは急激に下がる。過電流保
護回路3はこれを検知して出力電圧V1 を低下させる。
このため、集塵エレメント5の電圧HVも低下するが、
発振用トランジスタQ1 は常時起動をかけられるので、
再びオン状態に復帰し、電圧HVを上昇させる。
は、アーク放電が間欠的に続く可能性がある(図5(d2)
参照)。このため、異音が続き、人に不快感を与えると
ともに、アーク放電が続くことにより発火するおそれが
ある。そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解
決し、電源オン直後の昇圧中に集塵エレメント5にアー
ク放電が発生した場合であっても、これを確実に検知し
アーク放電を停止させることのできる高圧発生装置を提
供することである。
めの請求項1記載の高圧発生装置は、図1に示すよう
に、電源立ち上げ後に前記発振回路2に起動をかけるた
めの発振起動回路1と、過電流を検知すると、発振回路
2の発振機能を一時停止させることにより発振高圧発生
装置の出力電圧を低下させる過電流保護回路3とを備
え、前記発振起動回路1は、電源立ち上げ後に単発トリ
ガ信号を発生することにより前記発振回路2に起動をか
けるものであり、前記発振回路2は起動後自励発振を続
けるものである。
塵エレメント5に発生するアーク放電を検出するアーク
放電検出回路と、電源立ち上げ後の一定期間は、前記ア
ーク放電検出回路によるアーク放電の検出を禁止する検
出禁止回路とをさらに備えるものである。
動回路1によって発振回路2に起動をかけると、高周波
が発振され、昇圧整流され高圧となって電気集塵器の集
塵エレメント5に供給される。もし、集塵エレメント5
にアーク放電が発生して、集塵エレメント5に流れる過
電流が検知されると、過電流保護回路3により発振回路
2の発振機能は一時停止されるが、発振回路2は単発ト
リガ信号発生後、自励発振を続けているにすぎないの
で、発振機能が一時停止されると、以後発振を再開する
ことはできなくなる。
さえられ、その後の連続放電は起こらない。
明する。図2は、本発明の一実施例を示す回路図であ
る。この高圧発生装置の回路では、トランスの1次側巻
線T1 に発振用トランジスタQ1 が挿入されており、ト
ランスの3次側巻線T3 には、集塵エレメント5に流れ
る電流Iが増加すると高電圧V1 を低下させる機能を有
する過電流保護回路3が接続されている。トランスの2
次側巻線T2 には2倍昇圧整流回路4が設けられてあ
り、その出力である直流高電圧V1 は、抵抗R2 を通し
て集塵エレメント5に供給されている。
同様であるが、発振用トランジスタQ1 のベースは、抵
抗R1 及び発振起動用トランジスタQ2 を通して発振起
動回路1に接続されているところが、従来の回路と相違
している。発振起動回路1は、電源立ち上げ所定時間後
に時間幅τ2 の単発トリガ信号を発生する回路であり、
回路構成自体、公知のものである(例えば、演算増幅器
などを用いて構成できる)。
動をかけられるのは発振起動用トランジスタQ2 がオン
となった場合のみとなる。図3は、各部の電圧波形図で
あり、ある時点t=0で電源をオンにすると(図3(a)
参照)、発振起動回路1がそれに連動して発振起動用ト
ランジスタQ2 のベースに電圧を供給する(図3(b) 参
照)。この電圧供給時間である単発トリガ信号の持続時
間τ2 は、トランジスタQ1 のベースエミッタ電圧が2
パルス分変動する時間(約30μsec )にほぼ等しくと
られている。発振起動用トランジスタQ2 にベース電圧
が供給されるとトランジスタQ1 のベースは抵抗R1 を
通して電源とつながり、トランジスタQ1 はパルス動作
を開始する(図3(c) 参照)。2パルス分動作が持続す
ると発振起動用トランジスタQ2 はオフとなるが、昇圧
整流回路4の出力電圧V1 はこの時点でほぼ定格値まで
上昇し(図3(d) 参照)、抵抗R2 を介した集塵エレメ
ント5の電圧HVも徐々に定格値まで上昇する(図3(e
1)参照)。
が発生すれば、その時点で集塵エレメント5に大きな電
流が流れ、電圧HVは急激に下がる。過電流保護回路3
はこれを検知して出力電圧V1 を低下させ、このため集
塵エレメント5の電圧HVも低下する。この場合、発振
用トランジスタQ1 は自励発振しているだけなので、一
度オフになると状態に復帰せず、電圧HVは消滅する
(図3(e2)参照)。
異音による不快感はほとんどなくなり、安全性の向上に
寄与することができる。
圧発生装置によれば、集塵エレメントにアーク放電が発
生して、集塵エレメントに流れる過電流が検知される
と、発振回路は発振を停止し、以後発振を再開すること
はできなくなる。したがって、その後の連続放電は起こ
らず、安全性が向上し、異音等による不快感を感じるこ
とはなくなる。
路と検出禁止回路とをさらに備える場合は、電源立ち上
げ後の本来のアーク放電検出が禁止されている期間中に
集塵エレメントにアーク放電が発生すると、これを検出
する手段が他になかったので、本発明の構成は特に有効
となる。
である。
発生装置の回路図である。
Claims (2)
- 【請求項1】発振回路(2) によって高周波を発振させ、
発振された高周波を昇圧整流して高圧を得、電気集塵器
の集塵エレメント(5) に供給する高圧発生装置であっ
て、 電源立ち上げ後に前記発振回路(2) に起動をかけるため
の発振起動回路(1) と、 過電流を検知すると、発振回路(2) の発振機能を一時停
止させることにより高圧発生装置の出力電圧を低下させ
る過電流保護回路(3) とを備え、 前記発振起動回路(1) は、電源立ち上げ後に単発トリガ
信号を発生することにより前記発振回路(2) に起動をか
けるものであり、前記発振回路(2) は起動後自励発振を
続けるものであることを特徴とする電気集塵器の高圧発
生装置。 - 【請求項2】集塵エレメント(5) に発生するアーク放電
を検出するアーク放電検出回路と、電源立ち上げ後の一
定期間は、前記アーク放電検出回路によるアーク放電の
検出を禁止する検出禁止回路とをさらに備えるものであ
る請求項1記載の電気集塵器の高圧発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4328281A JP2956397B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 電気集塵器の高圧発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4328281A JP2956397B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 電気集塵器の高圧発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170280A JPH06170280A (ja) | 1994-06-21 |
JP2956397B2 true JP2956397B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=18208478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4328281A Expired - Lifetime JP2956397B2 (ja) | 1992-12-08 | 1992-12-08 | 電気集塵器の高圧発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2956397B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107442283B (zh) * | 2017-07-25 | 2024-05-28 | 长兴友邦电器有限公司 | 一种安全型高压电源 |
-
1992
- 1992-12-08 JP JP4328281A patent/JP2956397B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06170280A (ja) | 1994-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4887199A (en) | Start circuit for generation of pulse width modulated switching pulses for switch mode power supplies | |
JP2551390Y2 (ja) | 電源回路 | |
US6294879B1 (en) | Ballast for a discharge lamp | |
JP2956397B2 (ja) | 電気集塵器の高圧発生装置 | |
JP2749746B2 (ja) | 内燃機関点火装置 | |
JPH06229312A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JPH0988782A (ja) | 内燃機関点火制御装置 | |
JP2878635B2 (ja) | オゾン発生回路 | |
JP3594320B2 (ja) | 燃焼器の点火装置 | |
CA1106472A (en) | Ignition/flame-detection device for a burner combustion control system | |
JP2870137B2 (ja) | 高圧放電灯点灯装置 | |
JPH09322563A (ja) | 高圧発生装置 | |
JP2769139B2 (ja) | オゾン発生回路 | |
JP2547471B2 (ja) | オゾン発生回路 | |
JP3382822B2 (ja) | アークスタート装置 | |
JP3294301B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP3119097B2 (ja) | コンデンサ放電式内燃機関点火装置 | |
KR19980061464U (ko) | 탈취기의 포워드 콘트롤 방식을 이용한 전원공급장치 | |
JP2754434B2 (ja) | エンジンの点火装置 | |
JP3482784B2 (ja) | 無電極放電灯点灯装置 | |
JP2615711B2 (ja) | Dc−dcコンバータ | |
JPS6310639Y2 (ja) | ||
JPH0687657B2 (ja) | 自励式コンバ−タ | |
JPH05168231A (ja) | 放電保護回路 | |
JPH08126307A (ja) | 電源回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723 Year of fee payment: 14 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723 Year of fee payment: 14 |