JP2956022B2 - 金属溶融物の処理剤、および金属溶融物を均質化、精錬、冷却および合金する方法 - Google Patents
金属溶融物の処理剤、および金属溶融物を均質化、精錬、冷却および合金する方法Info
- Publication number
- JP2956022B2 JP2956022B2 JP5271731A JP27173193A JP2956022B2 JP 2956022 B2 JP2956022 B2 JP 2956022B2 JP 5271731 A JP5271731 A JP 5271731A JP 27173193 A JP27173193 A JP 27173193A JP 2956022 B2 JP2956022 B2 JP 2956022B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- filler
- metal melt
- agent according
- melt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D1/00—Treatment of fused masses in the ladle or the supply runners before casting
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C7/00—Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
- C21C7/0056—Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00 using cored wires
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製の、被覆され、
充填されたワイヤの形の金属溶融物の処理剤に関する。
充填されたワイヤの形の金属溶融物の処理剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】冶金工程の１つの目的は、取鍋内の金属
溶融物の分析値および温度を均一に調整することであ
る。密度の違いによる鍋内の対流は流動があまりに遅
く、実際には不活性の洗浄ガスの導入により加速しなけ
ればならない。多孔質の底部煉瓦を通してまたはランス
を介してアルゴンまたは窒素を吹き込むことにより改良
された混合が頻繁に行われる。
溶融物の分析値および温度を均一に調整することであ
る。密度の違いによる鍋内の対流は流動があまりに遅
く、実際には不活性の洗浄ガスの導入により加速しなけ
ればならない。多孔質の底部煉瓦を通してまたはランス
を介してアルゴンまたは窒素を吹き込むことにより改良
された混合が頻繁に行われる。
【０００３】たとえば銑鉄脱硫の公知の空気式ランス吹
き込み法においても、キャリアガスは微粒子の固形物を
空気式に搬送するだけでなく、同時に溶融物中の添加物
を均質に分配する。
き込み法においても、キャリアガスは微粒子の固形物を
空気式に搬送するだけでなく、同時に溶融物中の添加物
を均質に分配する。
【０００４】二次的冶金学におけるフィラーワイヤ技術
の開発は、多くの領域で空気式注入に交代した。多くの
使用のために、特に固有の蒸気圧を生じない物質を注入
するためには乱流発生ガスの不足が欠点である。溶融物
の均質化はあまりに遅く行われる。溶けたワイヤの近く
の領域では好ましくない反応生成物または生産の減少を
生じる濃度のピークが生じる。
の開発は、多くの領域で空気式注入に交代した。多くの
使用のために、特に固有の蒸気圧を生じない物質を注入
するためには乱流発生ガスの不足が欠点である。溶融物
の均質化はあまりに遅く行われる。溶けたワイヤの近く
の領域では好ましくない反応生成物または生産の減少を
生じる濃度のピークが生じる。
【０００５】ドイツ連邦共和国特許出願公開第４１０３
１９７号明細書には、そのために適当な、たとえば炭素
の少ない薄鋼板からなる金属外被と、粒状物からなる充
填剤とからなるワイヤを使用して冶金溶融物を急激に冷
却する方法が記載されており、該方法においては、溶融
物、ワイヤ外被およびワイヤ充填剤は主に同じ材料から
なる。このワイヤの鍋底への導入は下方の溶融領域内の
粒状物粒子の急激な放出を生じるが、０．２〜０．５ｍ
ｍの小さな粒度により粒状物粒子が急激に溶融し、かつ
鍋底付近での主要冷却効果をこうして限定する。冷却し
た溶融物部分は通常の浴の運動だけで多かれ少なかれ均
質に分配される。
１９７号明細書には、そのために適当な、たとえば炭素
の少ない薄鋼板からなる金属外被と、粒状物からなる充
填剤とからなるワイヤを使用して冶金溶融物を急激に冷
却する方法が記載されており、該方法においては、溶融
物、ワイヤ外被およびワイヤ充填剤は主に同じ材料から
なる。このワイヤの鍋底への導入は下方の溶融領域内の
粒状物粒子の急激な放出を生じるが、０．２〜０．５ｍ
ｍの小さな粒度により粒状物粒子が急激に溶融し、かつ
鍋底付近での主要冷却効果をこうして限定する。冷却し
た溶融物部分は通常の浴の運動だけで多かれ少なかれ均
質に分配される。
【０００６】従って、この場合に溶融物中のワイヤ充填
剤の成分の分配は専ら熱的な浴の運動またはワイヤ充填
剤の蒸気圧に依存する。フィラーワイヤ注入により物質
が０または低い蒸気圧で溶融物中に導入されるので、多
孔質のガス洗浄煉瓦を欠く場合は付加的な分配作用する
ガスの発生は行われず、これは一連の実際の使用のため
には不利である。
剤の成分の分配は専ら熱的な浴の運動またはワイヤ充填
剤の蒸気圧に依存する。フィラーワイヤ注入により物質
が０または低い蒸気圧で溶融物中に導入されるので、多
孔質のガス洗浄煉瓦を欠く場合は付加的な分配作用する
ガスの発生は行われず、これは一連の実際の使用のため
には不利である。
【０００７】金属溶融物へのガスを分離する物質の添加
も公知である。公知のおよびこの目的のために可能なガ
ス分離物質のうちで石灰石または長炎炭は溶融特性の不
利な変化を生じる。石灰石は二酸化炭素を熱分解し、か
つこの酸化条件によりたとえばアルミニウムの燃焼によ
り鋼分析値に影響する。そのほかの添加物との反応も排
除されるべきでない。長炎炭は加炭工程により同様に鋼
分析値を変化させる。更に天然の長炎炭は常に好ましく
ない量の酸素を含有する。
も公知である。公知のおよびこの目的のために可能なガ
ス分離物質のうちで石灰石または長炎炭は溶融特性の不
利な変化を生じる。石灰石は二酸化炭素を熱分解し、か
つこの酸化条件によりたとえばアルミニウムの燃焼によ
り鋼分析値に影響する。そのほかの添加物との反応も排
除されるべきでない。長炎炭は加炭工程により同様に鋼
分析値を変化させる。更に天然の長炎炭は常に好ましく
ない量の酸素を含有する。
【０００８】ドイツ連邦共和国特許第２２５２７９６号
明細書から、銑鉄−およびフェロアロイ溶融物のための
複数の成分からなる脱硫剤の、固体のエテン分離成分と
してのポリエチレンの使用が公知であり、該ポリエチレ
ンは前記のランス法を使用してキャリアガス流を用いて
溶融浴に導入する。ポリエチレンの主な課題は、この場
合に鉄溶融物中で還元条件を生じることである。
明細書から、銑鉄−およびフェロアロイ溶融物のための
複数の成分からなる脱硫剤の、固体のエテン分離成分と
してのポリエチレンの使用が公知であり、該ポリエチレ
ンは前記のランス法を使用してキャリアガス流を用いて
溶融浴に導入する。ポリエチレンの主な課題は、この場
合に鉄溶融物中で還元条件を生じることである。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、その
特別な混合物が使用温度でガスを分離し、従って金属浴
中で乱流を形成し、これが溶融物の組成に不利に影響せ
ずに溶融物の均質化を生じるようなワイヤ充填剤を有す
る冒頭に記載の形式の剤を提供することであった。
特別な混合物が使用温度でガスを分離し、従って金属浴
中で乱流を形成し、これが溶融物の組成に不利に影響せ
ずに溶融物の均質化を生じるようなワイヤ充填剤を有す
る冒頭に記載の形式の剤を提供することであった。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り、フィラーワイヤ１ｍ当り０．２〜２０ｇの量の有機
ポリマーをベースとしたガスを分離する化合物を含有す
るワイヤ充填剤により解決される。
り、フィラーワイヤ１ｍ当り０．２〜２０ｇの量の有機
ポリマーをベースとしたガスを分離する化合物を含有す
るワイヤ充填剤により解決される。
【００１１】本発明による剤は、有利には有機ポリマー
としてポリエチレン、ポリプロピレンおよび／またはポ
リスチレンを含有する。有機ポリマーは有利には粒子の
形で存在する。粒度は０．１〜１０ｍｍ、特に有利には
２．０ｍｍ未満であり、フィラーワイヤ外被に包囲され
ている。ワイヤ外被は鋼または鉄からなる金属外被から
なる。ガスを分離する化合物のほかにワイヤ充填剤は有
利にはなお分解不可能の無機物質を含有し、これはアル
カリ土類金属および／またはアルミニウムの酸化物、珪
素の酸化物および／または窒化物として、または元素周
期表の第ＶＩＩＩ族の金属または金属酸化物として導入
される。生石灰、酸化マグネシウムおよび石灰アルミン
酸塩が特に有利な添加剤である。
としてポリエチレン、ポリプロピレンおよび／またはポ
リスチレンを含有する。有機ポリマーは有利には粒子の
形で存在する。粒度は０．１〜１０ｍｍ、特に有利には
２．０ｍｍ未満であり、フィラーワイヤ外被に包囲され
ている。ワイヤ外被は鋼または鉄からなる金属外被から
なる。ガスを分離する化合物のほかにワイヤ充填剤は有
利にはなお分解不可能の無機物質を含有し、これはアル
カリ土類金属および／またはアルミニウムの酸化物、珪
素の酸化物および／または窒化物として、または元素周
期表の第ＶＩＩＩ族の金属または金属酸化物として導入
される。生石灰、酸化マグネシウムおよび石灰アルミン
酸塩が特に有利な添加剤である。
【００１２】本発明による剤の有利な構成は、ポリエチ
レン０．１〜１０重量％および充填物、たとえば鉄粉末
９０〜９９．９重量％からなる充填剤を包囲する鉄外被
からなる鉄−または鋼溶融物のためのフィラーワイヤで
ある。
レン０．１〜１０重量％および充填物、たとえば鉄粉末
９０〜９９．９重量％からなる充填剤を包囲する鉄外被
からなる鉄−または鋼溶融物のためのフィラーワイヤで
ある。
【００１３】本発明による前記有機ポリマーの１つの使
用はすでにワイヤ充填物に対して１〜２重量％にすぎな
い添加量で必要なガス量を生じる。フィラーワイヤ中の
より多くのまたはより少ないポリマーの添加は存在する
鍋の形状またはフィラーワイヤの使用形式に依存する。
有機ポリマーの熱分解により導入される炭素および水素
の量は本発明による形では重要でない、それというのも
金属溶融物分析値はこれにより不利に変化しないからで
ある。遊離したガス量は金属溶融物の乱流を強化し、か
つ浴の運動に有利に影響する。そのほかの充填添加物と
の一次または二次反応は排除することができる。
用はすでにワイヤ充填物に対して１〜２重量％にすぎな
い添加量で必要なガス量を生じる。フィラーワイヤ中の
より多くのまたはより少ないポリマーの添加は存在する
鍋の形状またはフィラーワイヤの使用形式に依存する。
有機ポリマーの熱分解により導入される炭素および水素
の量は本発明による形では重要でない、それというのも
金属溶融物分析値はこれにより不利に変化しないからで
ある。遊離したガス量は金属溶融物の乱流を強化し、か
つ浴の運動に有利に影響する。そのほかの充填添加物と
の一次または二次反応は排除することができる。
【００１４】本発明による剤はまず金属溶融物を均質化
し、精錬し、かつ短期間冷却するために使用される。金
属溶融物としては鉄−および鋼溶融物が該当する。
し、精錬し、かつ短期間冷却するために使用される。金
属溶融物としては鉄−および鋼溶融物が該当する。
【００１５】本発明による剤は微量の合金元素、たとえ
ばチタン、モリブデン、硼素等を導入することにより金
属溶融物を合金するためにも適当である。この使用目的
のためにワイヤ充填剤中に付加的にこれらの元素または
これらの元素を溶融条件下で放出する化合物が存在す
る。
ばチタン、モリブデン、硼素等を導入することにより金
属溶融物を合金するためにも適当である。この使用目的
のためにワイヤ充填剤中に付加的にこれらの元素または
これらの元素を溶融条件下で放出する化合物が存在す
る。
【００１６】本発明によるフィラーワイヤは一般に約５
〜１６ｍｍ、有利には９〜１３ｍｍの直径を有する。壁
厚は０．１〜０．８ｍｍ、有利には０．４〜０．６ｍｍ
である。芯部直径は相当して４．８〜１５．８ｍｍ、有
利には８．２〜１１．８ｍｍである。
〜１６ｍｍ、有利には９〜１３ｍｍの直径を有する。壁
厚は０．１〜０．８ｍｍ、有利には０．４〜０．６ｍｍ
である。芯部直径は相当して４．８〜１５．８ｍｍ、有
利には８．２〜１１．８ｍｍである。
【００１７】フィラーワイヤの製造は公知方法により実
施することができ、たとえばドイツ連邦共和国特許第４
１０３１９７号明細書、段落３、４９〜５８行および６
４〜６８行および図２および図３に記載されている。
施することができ、たとえばドイツ連邦共和国特許第４
１０３１９７号明細書、段落３、４９〜５８行および６
４〜６８行および図２および図３に記載されている。
【００１８】本発明による剤を使用した実験において
は、意想外にも、フィラーワイヤ中の有機ポリマーの使
用がきわめて多方面にわたって可能であることが判明し
た。
は、意想外にも、フィラーワイヤ中の有機ポリマーの使
用がきわめて多方面にわたって可能であることが判明し
た。
【００１９】
【実施例】本発明を以下の実施例により詳細に説明す
る。
る。
【００２０】例１ 鍋の洗浄 鍋底に多孔質の洗浄用煉瓦を敷き詰めることによりガス
を装入物に導入した場合は、装入物はたとえば撹拌状態
にあることができる。ワイヤの形の本発明による剤を導
入することにより該当する装入物は均質化される。
を装入物に導入した場合は、装入物はたとえば撹拌状態
にあることができる。ワイヤの形の本発明による剤を導
入することにより該当する装入物は均質化される。
【００２１】外被材料、鉄を有し、直径１３ｍｍ、壁厚
０.４ｍｍ、芯部直径１２.２ｍｍ、１ｍ当りポリエチレ
ン（ＰＥ）４ｇおよび粒度０.５〜１.０ｍｍ（充填芯残
部：生石灰の不活性材料）を有するフィラーワイヤを１
分間当り２００ｍｍの速度で注入する。ポリエチレン１
ｇがエテン０.８６ＮＬを分離するのでこの工程では１
分間当りガス６８８ＮＬを遊離し、これはアルゴン−底
部洗浄煉瓦の効率に相当する。鍋８０ｔのための洗浄時
間は３分であり、これにより溶融物は均質化された。
０.４ｍｍ、芯部直径１２.２ｍｍ、１ｍ当りポリエチレ
ン（ＰＥ）４ｇおよび粒度０.５〜１.０ｍｍ（充填芯残
部：生石灰の不活性材料）を有するフィラーワイヤを１
分間当り２００ｍｍの速度で注入する。ポリエチレン１
ｇがエテン０.８６ＮＬを分離するのでこの工程では１
分間当りガス６８８ＮＬを遊離し、これはアルゴン−底
部洗浄煉瓦の効率に相当する。鍋８０ｔのための洗浄時
間は３分であり、これにより溶融物は均質化された。
【００２２】例２ 鋼溶融物の精錬 カルシウム−アルミン酸塩精錬スラグおよびＰＥ３％か
らなる充填混合物を有するフィラーワイヤを鍋内の高炭
化した工具鋼の溶融物に注入する。強力な乱流により鍋
の下方領域内のスラグ粒子が溶融物中に均一に分配され
る。結果として上昇する液状粒子が微細な懸濁した非金
属性の封入物（酸化アルミニウム）を追い出し、封入物
がスラグに集まる。純度は出発地Ｋｏ６０から再現可能
に鋼−鉄試験板によりＫｏ１０未満に向上することがで
きる。
らなる充填混合物を有するフィラーワイヤを鍋内の高炭
化した工具鋼の溶融物に注入する。強力な乱流により鍋
の下方領域内のスラグ粒子が溶融物中に均一に分配され
る。結果として上昇する液状粒子が微細な懸濁した非金
属性の封入物（酸化アルミニウム）を追い出し、封入物
がスラグに集まる。純度は出発地Ｋｏ６０から再現可能
に鋼−鉄試験板によりＫｏ１０未満に向上することがで
きる。
【００２３】例３ 鋼を連続鋳造する場合に熱すぎる溶融物を短期間に鋳造
目標温度に冷却しなければならないという課題が頻繁に
生じる。
目標温度に冷却しなければならないという課題が頻繁に
生じる。
【００２４】均一な冷却の目的のために、ＰＥ添加剤を
有する鉄フィラーワイヤの形の本発明による剤を鋼溶融
物に導入する。
有する鉄フィラーワイヤの形の本発明による剤を鋼溶融
物に導入する。
【００２５】装入物１００ｔを短期間に１０℃だけ冷却
するために、Ｆｅ粉末充填剤（冷却剤として）および粒
度１．５ｍｍのＰＥ１重量％の添加剤を有するフィラー
ワイヤを投入する。ΔＴ＝１０℃および溶融物重量１０
０ｔのために、Ｆｅ７００ｋｇに相当する、直径１３ｍ
ｍを有するＦｅワイヤ７５０ｍを注入する。この量を３
分間で導入する。その後溶融物を均一に１０℃だけ冷却
し、かつ直ちに鋳造することができる。
するために、Ｆｅ粉末充填剤（冷却剤として）および粒
度１．５ｍｍのＰＥ１重量％の添加剤を有するフィラー
ワイヤを投入する。ΔＴ＝１０℃および溶融物重量１０
０ｔのために、Ｆｅ７００ｋｇに相当する、直径１３ｍ
ｍを有するＦｅワイヤ７５０ｍを注入する。この量を３
分間で導入する。その後溶融物を均一に１０℃だけ冷却
し、かつ直ちに鋳造することができる。
【００２６】ポリエチレンの代わりに同じガス量を生じ
るポリプロピレン（１．５倍の重量）またはポリスチレ
ン（ポリエチレンに対して３．７倍の重量）の添加物を
使用することにより例３に記載と同様の結果が得られ
た。
るポリプロピレン（１．５倍の重量）またはポリスチレ
ン（ポリエチレンに対して３．７倍の重量）の添加物を
使用することにより例３に記載と同様の結果が得られ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルント ノイアー ドイツ連邦共和国 シュナイトゼー カ ムペンヴァントシュトラーセ 21 (72)発明者 ドミニク リシュ フランス国 ティロイ−レ−カンブレ リュ ドゥ ラ ヌーヴィル 33 (72)発明者 フランク ベ． ヴィレット フランス国 オルノイ エイムリエ ア レー ドゥ レルミタージュ ５ (56)参考文献 特開 平３−6314（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−61006（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−122834（ＪＰ，Ａ) 特開 昭53−96911（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−98780（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C21C 7/04 B22D 1/00
Claims (10)
- 【請求項１】 鋼または鉄からなる金属外被および充填
剤からなるフィラーワイヤの形の金属溶融物の処理剤に
おいて、上記充填剤が有機ポリマーをベースとした、金
属溶融温度でガスを分離する化合物をフィラーワイヤ１
ｍ当り０．２〜２０ｇの量で含有することを特徴とする
金属溶融物の処理剤。 - 【請求項２】 ガスを分離する化合物がポリエチレン、
ポリプロピレンおよび／またはポリスチレンから選択さ
れる請求項１記載の処理剤。 - 【請求項３】 粒度０．１〜１０ｍｍを有する粒子の形
のガスを分離する化合物が上記ワイヤに包囲されて存在
する請求項１または２記載の処理剤。 - 【請求項４】 上記充填剤が付加的に分解不可能の無機
物質を含有する請求項１から３までのいずれか１項記載
の処理剤。 - 【請求項５】 無機物質としてアルカリ土類金属および
アルミニウムの酸化物、珪素の酸化物または窒化物また
は元素周期表の第ＶＩＩＩ族の金属または金属酸化物を
含有する請求項４記載の処理剤。 - 【請求項６】 金属外被が鉄からなり、かつ充填剤がポ
リエチレン０．１〜１０重量％および鉄粉末９０〜９
９．９重量％からなる請求項１から５までのいずれか１
項記載の処理剤。 - 【請求項７】 請求項１から６までのいずれか１項記載
の処理剤を使用することを特徴とする金属溶融物を均質
化する方法。 - 【請求項８】 請求項１から６までのいずれか１項記載
の処理剤を使用することを特徴とする金属溶融物を精錬
する方法。 - 【請求項９】 請求項１から６までのいずれか１項記載
の処理剤を使用することを特徴とする金属溶融物を均一
に冷却する方法。 - 【請求項１０】 請求項１から６までのいずれか１項記
載の処理剤を使用することを特徴とする金属溶融物を合
金する方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4236727A DE4236727C2 (de) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | Mittel zur Behandlung von Metallschmelzen und dessen Verwendung |
| DE4236727.1 | 1992-10-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06340911A JPH06340911A (ja) | 1994-12-13 |
| JP2956022B2 true JP2956022B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=6471765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5271731A Expired - Fee Related JP2956022B2 (ja) | 1992-10-30 | 1993-10-29 | 金属溶融物の処理剤、および金属溶融物を均質化、精錬、冷却および合金する方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5376160A (ja) |
| EP (1) | EP0600236A1 (ja) |
| JP (1) | JP2956022B2 (ja) |
| KR (1) | KR940008780A (ja) |
| DE (1) | DE4236727C2 (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19728771C2 (de) * | 1997-07-05 | 2000-11-02 | Daimler Chrysler Ag | Verfahren zum Herstellen einer hochgekohlten, Niob-legierten Graugußlegierung unter Verwendung eines Legierungshilfsmittels |
| US7468088B1 (en) | 2000-03-15 | 2008-12-23 | Aluminastic Corporation | Aluminum composite composition and method |
| US6770366B2 (en) * | 2000-06-28 | 2004-08-03 | Affival S.A. | Cored wire for introducing additives into a molten metal bath |
| DE10236354B4 (de) * | 2002-08-08 | 2005-06-09 | Goldschmidt Ag | Verfahren zur Behandlung von Stahlschmelzen |
| US7067454B2 (en) * | 2003-04-09 | 2006-06-27 | Honeywell International Inc. | Low cost quick response catalyst system |
| DE10351686A1 (de) * | 2003-11-06 | 2005-06-09 | Sachtleben Chemie Gmbh | Verfahren zum Einbringen von anorganischen Festkörpern in heiße, flüssige Schmelzen |
| FR2871477B1 (fr) * | 2004-06-10 | 2006-09-29 | Affival Sa Sa | Fil fourre |
| WO2008144627A1 (en) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Affival, Inc. | Enhanced alloy recovery in molten steel baths utilizing cored wires doped with dispersants |
| MX2009012438A (es) * | 2007-05-17 | 2010-04-27 | Affival Inc | Recuperacion mejorada de aleaciones en ba?os de acero fundido usando alambres con alma dopados con desoxidantes. |
| CN101967535B (zh) * | 2010-11-05 | 2011-12-21 | 钢铁研究总院 | 一种在低合金钢中获得细小氧化物的合金丝及其制造方法与用途 |
| DE102014017925B4 (de) | 2013-12-04 | 2017-02-09 | Horst Diesing | Vorrichtung und Verfahren zur Mikrochargierung und/oder Mikrolegierung von Metallschmelzen |
| CN104357614B (zh) * | 2014-11-27 | 2018-04-03 | 马鞍山市兴达冶金新材料有限公司 | 一种氮化硅铁合金包芯线及其制作方法 |
| CN104388629B (zh) * | 2014-11-28 | 2018-04-03 | 马鞍山市兴达冶金新材料有限公司 | 一种冶炼含钒微合金钢用氮化硅钒铁合金包芯线及其制作方法 |
| US10927425B2 (en) * | 2017-11-14 | 2021-02-23 | P.C. Campana, Inc. | Cored wire with particulate material |
Family Cites Families (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4159906A (en) * | 1972-10-27 | 1979-07-03 | Suddeutsche Kalkstickstoff-Werke Aktiengesellschaft | Method and composition for the desulfurization of molten metals |
| DE2252796C3 (de) * | 1972-10-27 | 1982-08-12 | Skw Trostberg Ag, 8223 Trostberg | Entschwefelungsmittel für Roheisen und Ferrolegierungsschmelzen |
| DE2252795C3 (de) * | 1972-10-27 | 1982-09-09 | Skw Trostberg Ag, 8223 Trostberg | Entschwefelungsmittel für Roheisen- und Ferrolegierungsschmelzen |
| NL7401783A (nl) * | 1974-02-08 | 1975-08-12 | Arbed | Werkwijze voor het ontzwavelen van ijzersmelten, de ontzwavelingsmiddel voor het uitvoeren eze werkwijze. |
| US4088477A (en) * | 1976-10-06 | 1978-05-09 | Ford Motor Company | Sheathless wire feeding of alloy and inoculant materials |
| US4163827A (en) * | 1978-01-23 | 1979-08-07 | Caterpillar Tractor Co. | Method of making a wrapped innoculation rod suitable for modifying the composition of molten metals |
| DE3700768A1 (de) * | 1987-01-13 | 1988-07-21 | Emil Dr Ing Elsner | Verfahren zur metallurgischen behandlung von fluessigem rohmetall, insbesondere von fluessigem rohstahl in einer pfanne |
| US4832742A (en) * | 1988-05-12 | 1989-05-23 | Metal Research Corporation | Flexible refining-agent clad wire for refining molten iron group metal |
| DE4033183A1 (de) * | 1990-10-19 | 1992-04-23 | Sueddeutsche Kalkstickstoff | Mittel und verfahren zur calciumbehandlung von stahl |
| DE4103197C2 (de) * | 1991-02-02 | 1993-11-25 | Odermath Stahlwerkstechnik | Verfahren zur raschen Abkühlung einer Stahlschmelze und dafür geeigneter Draht |
| DE4138231C1 (ja) * | 1991-11-21 | 1992-10-22 | Skw Trostberg Ag, 8223 Trostberg, De | |
| FR2688231B1 (fr) * | 1992-03-05 | 1994-11-10 | Pechiney Electrometallurgie | Fil composite a gaine plastique pour additions a des bains metalliques. |
-
1992
- 1992-10-30 DE DE4236727A patent/DE4236727C2/de not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-10-28 US US08/144,683 patent/US5376160A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-10-29 KR KR1019930022697A patent/KR940008780A/ko not_active Application Discontinuation
- 1993-10-29 EP EP93117603A patent/EP0600236A1/de not_active Withdrawn
- 1993-10-29 JP JP5271731A patent/JP2956022B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR940008780A (ko) | 1994-05-16 |
| JPH06340911A (ja) | 1994-12-13 |
| US5376160A (en) | 1994-12-27 |
| DE4236727C2 (de) | 1997-02-06 |
| EP0600236A1 (de) | 1994-06-08 |
| DE4236727A1 (de) | 1994-05-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2956022B2 (ja) | 金属溶融物の処理剤、および金属溶融物を均質化、精錬、冷却および合金する方法 | |
| CA2422253A1 (en) | Refining agent and refining method | |
| CN101935740B (zh) | Lf精炼炉用白渣精炼剂及其制备方法 | |
| US3819365A (en) | Process for the treatment of molten metals | |
| US3486882A (en) | Continuous steel making process | |
| JPS6347329A (ja) | メタル浴の加熱と精錬を同時に行う方法およびそのための装置 | |
| US3058822A (en) | Method of making additions to molten metal | |
| CN1030532C (zh) | 使用铝渣进行的钢铁冶炼方法 | |
| US5037609A (en) | Material for refining steel of multi-purpose application | |
| McFeaters et al. | Desulfurization of bath smelter metal | |
| JPS58104151A (ja) | 低炭素フエロマンガンの製造法 | |
| RU2166550C2 (ru) | Способ производства низкокремнистой стали | |
| KR100257213B1 (ko) | 크롬 광석의 용융 환원 방법 | |
| RU2094478C1 (ru) | Композиционная шихта для металлургического передела | |
| EP2039785A1 (en) | Ladle steel deoxidation method | |
| WO2005090614A1 (en) | New desulphurating agents for decreasing sulphur content of iron melts to ultra low level | |
| KR100224635B1 (ko) | 청정강 제조용 슬래그 탈산제 | |
| US3807988A (en) | Refining hematite pig iron in a converter | |
| RU2009207C1 (ru) | Композиционный шихтовый материал для производства высококачественной стали | |
| RU2195503C1 (ru) | Способ подогрева жидкой стали | |
| RU2228371C1 (ru) | Способ обработки стали в ковше | |
| RU2088672C1 (ru) | Способ выплавки стали в кислородных конвертерах | |
| US4130419A (en) | Process for the purification, modification and heating of a cast-iron melt | |
| JPS59136411A (ja) | 溶鋼中へのジルコン合金添加方法 | |
| JP4311098B2 (ja) | 溶鋼の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723 Year of fee payment: 14 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |