JP2955923B2 - 多孔式バーナエアシャッター - Google Patents

多孔式バーナエアシャッター

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JP2955923B2 JP23580196A JP23580196A JP2955923B2 JP 2955923 B2 JP2955923 B2 JP 2955923B2 JP 23580196 A JP23580196 A JP 23580196A JP 23580196 A JP23580196 A JP 23580196A JP 2955923 B2 JP2955923 B2 JP 2955923B2
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Air Supply (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多孔式バーナエアシャッ
ター、例えば油焚き熱風炉のバーナエアシャッターの空
気取入口の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は図6(a)の正面図と同図
(b)の側面図に示す油焚き熱風炉を開発したが、図
中、11は熱風炉,12はオイルバーナ,同図(a)に
2点鎖線の円で囲む部分13はバーナエアシャッター
部,14は送風機チャンバー,15はエアフィルター,
16は制御盤,17は操作箱,18はリミットスイッ
チ,19は掃除口,20は合フランジ付の空気入口,2
1は煙突連結口,22は内部にシロッコファンが配置さ
れたファンケーシング,23は油圧送用のギアポンプ,
24はオイルストレーナ,25は圧力計,26はモータ
である。燃焼用空気は矢印1で示す如くに空気入口20
からエアフィルター15を通して入り、合フランジ付の
空気出口から矢印2で示すように排出される。油の燃焼
によって発生する排気ガスは煙突連結口21を通し矢印
3で示すように排出される。
【0003】バーナエアシャッター部13は図7の斜視
図に示され、同図において図6に示した部分と同じ部分
は同一符号で表示し、図中、31は燃焼空気調節部(以
下、エアシャッターという。),32はエアシャッター
のつまみ部,33はつまみ部32を固定して閉じる例え
ばボルトのためのねじ穴,34は開孔度0,1,2・・
・10までが刻印されたバーナエアシャッター開孔度目
盛,2点鎖線で囲む部分35はそれを通して燃焼用空気
が入ってくる本体側の119.4mm×74mmの開口
である。
【0004】エアシャッター31の一つの例は図8の平
面図に示され、同図において図6と図7に示した部分と
同じ部分は同一符号で表示し、36は空気取入口であ
る。エアシャッター31は鉄製の塗装したもので、幅7
9mm,つまみ部を含む長さ743.5mm,厚みは
1.0mmであり、ファンケーシング22の円筒状の突
出部22a上に図9に示す如く配置される。なお、図9
(a)は突出部22aの断面図、同図(b)は押さえ板
の平面図、同図(c)は取り付けられた押さえ板の正面
図で、これらの図において図6〜図8に示された部分と
同じ部分は同一符号で示し、37は取り付けられたエア
シャッター31の隙間を覆う材質SPCCの押さえ板
で、厚みは約0.6mm,横方向長さ37mm,縦方向
長さ79mmのものである。エアシャッター31の試作
は手作りにより、NCによって原形を製作後に曲げ加工
およびスポット溶接により突出部22a上に取り付けら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエアシャッター
31は、図7に示した開口35とエアシャッターの空気
取入口36が作る開きがときには成人の親指の幅よりか
なり大きくなることがあり、そのような場合に上部から
異物が入ったりまたは作業者が誤って指を入れて傷つけ
るなど保守および安全性の面から問題があった。また、
図8から理解されるように、細長くて薄い条片に面積が
かなり広い空気取入口36を横幅方向に2個ずつ3箇所
に形成しているので、エアシャッターが十分な強度をも
つことができず破損することがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、縦長の条片
状のエアシャッター40に、横方向に1列に少なくとも
5個の多角形の空気取入口41,41a・・・41eを
形成し、当該列になった該空気取入口を少なくとも10
列長手方向に各空気取入口41,41a・・・41e間
の間隔をほぼ均等に千鳥状に配列して該空気取入口の1
群を設け、該1群の該空気取入口を長手方向に少なくと
も3つ相互の該1群の間に間隔をおいて形成して成る多
孔式バーナエアシャッターを提供することによって解決
される。
【0007】
【作用】本発明によると、エアシャッター31に従来の
ものに比べ遙かに小さな孔を多数個形成して空気取入口
を作るので、断面縮流により空気の通過流量が増加して
燃焼調整範囲が拡大する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明実施例を具体的
に説明する。図1(a)は本発明に従うエアシャッター
40の平面図で、それを参照すると、743.5mmの
縦長の条片状のエアシャッター40には長手方向の7
2.7mmの幅方向に1列に、多角形の例えばほぼ正六
角形の空気取入口41が、正六角形の相対する間隔9.
1mmの2辺はエアシャッター40の長さ方向にほぼ平
行に走るように、7個,6個,7個・・・と交互に、す
べての隣合う六角形のそれぞれの各辺の間の距離(1.
5mm)を等しくとって千鳥状に13列形成されて、長
手方向の長さが120.67mmの1群の空気取入口を
提供する。空気取入口41のこのような千鳥状配列によ
って、エアシャッター40をいずれかの方向に動かした
とき、空気取入口41から取り込まれる空気量は連続的
に僅かずつ増加しまたは減少するという効果が得られ
る。そしてこれら1群の空気取入口41の3つが相互間
に118.3mmの間隔をおいてエアシャッターの長手
方向に配列される。図1(b)は同図(a)の空気取入
口の1群の拡大平面図である。図1において矢印で示す
範囲に現れる数字は当該矢印の範囲の距離をmmで示
す。ねじ穴33の直径は6mmにした。エアシャッター
40は図9に示した従来例と同様にファンケーシングの
突出部22aに取り付ける。エアシャッター40の形成
は、NCにより試作し、空気取入口41の数、相互間の
間隔等を決定し、いくつかの空気取入口を図1(b)に
示すように1群にまとめた型を作成し、NCによりこの
型を用いてエアシャッター40の原形を製作し、次いで
曲げ加工およびスポット溶接して図4に示すように取り
付ける。
【0009】エアシャッター40の空気取入口は図1
(a)の実施例の形状に限定されるものでなく、図2
(a)・・・(e)の変型例に示されるように異なった
形状の配列のものとすることができる。図示される部分
は図1(b)に示すものに対応し、これら1群の空気取
入口の3つを図1(a)に示されるようにエアシャッタ
ーの長手方向に配列する。空気取入口40,41a・・
・41eの形状および開口部分の広がりは、それぞれの
空気取入口の内接円の直径が12mm未満のもの、より
具体的にはそれぞれの空気取入口にJIS「電気」(設
備・工事編、1992)の657頁、C4004の図1
に定める試験指を挿入することができないように設計す
る。
【0010】図1の形状の空気取入口41が形成された
エアシャッター40は図3(a)の正面図と同図(b)
の側面図に示すように使用される。図3において、図1
および図6〜図7に示した部分と同じ部分は同一符号で
示し、27は制御盤カバー,28はノズルのための電磁
弁,29は図示しないノズルを内部に収納したコーン,
30はノズルの作る火炎であり、燃料の油は矢印4で示
す方向にオイルストレーナ24に供給される。
【0011】図4は図7に類似する斜視図で図7と図1
に示した部分と同じ部分は同一符号で示す。
【0012】実験により本発明実施例を図7に示した従
来例と比較した結果は図5の線図に示され、同図におい
て横軸はバーナエアシャッター開度を示し、それは図4
に示したバーナエアシャッター開度目盛の0,1,2・
・・10の目盛に対応する。縦軸は排気ガス中のO
度を%で示し、O濃度2.0%〜4.0%の範囲が燃
焼状態の良い範囲である。線Aは従来のバーナエアシャ
ッターの実験値を、線Bは本発明実施例の実験値をそれ
ぞれプロットした結果を示す。
【0013】図5の縦軸の説明のためのO濃度の左に
はO濃度に対応する空気過剰率が示される。油焚き暖
房機では過剰空気を供給し、定常時は煙の出ない完全燃
焼で一酸化炭素(CO)は普通のガス分析器では検知で
きない程度である。COまたはOの容積%から過剰
空気率μは数から求められる。燃焼用燃油の数に対
してはCOmaxは15〜16%であるので、数
おいてCo maxは15.5%として計算する。な
お、数のcとhはそれぞれ燃油1kg中の炭素と水素
の重量比kg/kgである。この値を数に代入する
と、数が得られ、それを数に代入してμの値を得る
(桑昌利:燃油の燃焼工学、「暖房」日本暖房機器工業
会、昭和39年1月1日発行、17頁および同じ「暖
房」、昭和40年11月1日発行、12頁)。
【0014】
【数1】 ただし、CO maxは過剰空気なしで完全燃焼した
乾き燃焼ガス中の炭酸ガス容積比率%、 COは実際乾き燃焼ガス中の炭酸ガス容積比率%、 Oは実際乾き炭酸ガス中の酸素容積比率
【0015】
【数2】c/h≒6〜7.5
【0016】
【数3】
【0017】本発明の実施例、例えば図1のバーナエア
シャッター40を用いた場合、断面縮流により空気の通
過流量が増加する。このことは、空気が通る孔の直径が
小さくなると流量係数が大きくなり流量が増加するこ
と、すなわち燃焼調整範囲の拡大を意味する。これを図
5にみると、従来はバーナエアシャッター開度(以下、
単に開度という。)が3のときに燃焼が開始したのに対
し、本発明実施例では開度約2.4から燃焼が開始し
た。さらに、本発明実施例(線B)で従来例(線A)と
同じO濃度に燃焼調整する場合、開度を小さくする
(すなわち、バーナエアシャッターを閉める)必要があ
る。その結果、バーナの燃焼調整範囲が拡大し、このこ
とは空気取入口の単位面積あたりの流量が増加したため
と判断される。
【0018】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によると、
バーナエアシャッターの空気取入口の空気取入口41,
41a・・・41eの径を小径にすることにより、人
の指や異物が入らなくなり、従来例よりも強度が大に
なり、従来例の開度と同じ開度でより多くの空気が流
れるという効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明実施例である多孔式バーナ
エアシャッターの平面図,同図(b)は同図(a)の1
群の空気取入口の拡大平面図である。
【図2】図2(a)から(e)までは本発明実施例の変
型例の平面図である。
【図3】本発明実施例を用いるバーナ要部の図で、同図
(a)は正面図,同図(b)は側面図である。
【図4】本発明実施例を用いるバーナエアシャッター部
の斜視図である。
【図5】本発明実施例と従来例のバーナエアシャッター
開度と排気ガスの O2 濃度 (%) の関係の比較実験結果
を示す線図である。
【図6】従来例を用いるバーナエアシャッター部の図
で、同図 (a) は正面図,同図(b)は側面図である。
【図7】従来のバーナエアシャッター部の斜視図であ
る。
【図8】従来のバーナエアシャッターの平面図である。
【図9】図8のバーナエアシャッターの使用態様を示す
図で、同図(a)は断面図,同図(b)は押さえ板の平
面図,同図(c)は押さえ板の正面図である。
【符号の説明】
11 熱風炉 12 オイルバーナ 13 バーナエアシャッター部 14 送風機チャンバー 15 エアフィルター 16 制御盤 17 操作箱 18 リミットスイッチ 19 掃除口 20 空気入口 21 煙突連結口 22 ファンケーシング 22a 突出部 23 ギアポンプ 24 オイルストレーナ 25 圧力計 26 モータ 27 制御盤カバー 28 電磁弁 29 ノズルを収納したコーン 30 火炎 31 燃焼空気調節部 (エアシャッター) 32 つまみ部 33 ねじ穴 34 バーナエアシャッター開孔度目盛 35 開口 36 空気取入口 37 押さえ板 40 本発明に従うエアシャッター 41, 41a 本発明に従うエアシャッターの空気取入口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長の条片状のエアシャッター(40)に、
    横方向に1列に少なくとも5個の多角形の空気取入口
    (41, 41a・・・41e) を形成し、当該列になった該空
    気取入口を少なくとも10列長手方向に各空気取入口(4
    1, 41a・・・41e) 間の間隔をほぼ均等に千鳥状に配
    列して該空気取入口の1群を設け、該1群の該空気取入
    口を長手方向に少なくとも3つ相互の該1群の間に間隔
    をおいて形成して成る多孔式バーナエアシャッター。
  2. 【請求項2】 該空気取入口(41, 41a・・・41e) の
    それぞれは、その内接円の直径が 12 mm未満である請求
    項1記載の多孔式バーナエアシャッター。
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