JP2954742B2 - サラウンド装置 - Google Patents

サラウンド装置

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JP2954742B2
JP2954742B2 JP3154655A JP15465591A JP2954742B2 JP 2954742 B2 JP2954742 B2 JP 2954742B2 JP 3154655 A JP3154655 A JP 3154655A JP 15465591 A JP15465591 A JP 15465591A JP 2954742 B2 JP2954742 B2 JP 2954742B2
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sound
room
speaker unit
cabinet
guide tube
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JPH0573067A (ja
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正行 上手
明人 広藤
勉 吉田
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内の音響システム
に用いられるサラウンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、安価で高性能のオーディオシステ
ムが種々提供されるに至り、多くの人が音楽鑑賞を楽し
むようになってきている。また、オーディオシステムと
ビジュアル機器とを組み合わせた各種のシステムも種々
提供されており、例えば家庭内においても映画館と同じ
ような臨場感、一体感を得ることができるようになって
きている。そして、このような背景から、家屋に専用の
リスニングルームを造り、個人あるいは数人で音楽鑑賞
を楽しんだり、リスニングルームにビジュアル機器を設
置してこれをステレオ装置に組み合わせ、ホームシアタ
ーとして映画鑑賞を楽しんだりする人が増えているので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年ではこ
のように映画鑑賞を楽しむ際、より臨場感、一体感が得
られるようにサラウンド機構を内蔵したステレオ装置や
ビジュアル機器が提供されている。しかし、このような
サラウンド機構を活かすためには当然ステレオ装置やビ
ジュアル機器に備えられたスピーカーのほかに別のスピ
ーカーを備える必要があるが、室内が狭い場合にはその
スペースが取れないといった問題がある。また、より臨
場感、一体感を得るためには室内における鑑賞者の背後
や側方にもスピーカーを設置することが望ましいもの
の、多くのスピーカーを用意するには前記スペースの問
題があり、さらには金額的にも高いものになってしまう
といった不都合がある。
【0004】この発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、安価でしかも室内の広範囲に亘って配置することの
できるサラウンド装置を提供することにある。
【0005】この発明のサラウンド装置では、キャビネ
ットの内部にスピーカーユニットを上方に向けて配設し
てなるスピーカーシステムと、前記キャビネットの上部
のスピーカーユニット直上に配設された筒状のガイド筒
と、該ガイド筒に連通して室内に配置される中空状の回
り縁とからなり、前記ガイド筒内部がキャビネット内部
に連通せしめられ、室の両側ならびに前記スピーカーユ
ニットに対向する背面側に配置された回り縁には、室内
に向けて開口する音出し孔が回り縁の長さ方向に沿って
間隔を空けて複数穿通されたことを前記課題の解決手段
とした。
【0006】
【作用】この発明のサラウンド装置によれば、プレーヤ
ー、アンプ等のステレオ機器や各種ビジュアル機器に接
続されることにより、スピーカーユニットからの音をガ
イド筒を介して室内に配置された回り縁の複数の音出し
孔から流し得るものとなる。
【0007】
【実施例】図1ないし図5は本発明のサラウンド装置の
一実施例を示す図であり、これらの図において符号1は
サラウンド装置である。このサラウンド装置1は、低音
用と高音用とからなる一対のスピーカーシステム2a,
2bと、これらスピーカーシステム2a,2bの上部に
それぞれ設けられたガイド筒3a,3bと、室内の全周
に亘って配置された中空の回り縁4とから構成されたも
のである。
【0008】スピーカーシステム2a(2b)は、図1
に示すように室内の正面壁側などに配置されるもので、
図2に示すように中空直方体状のキャビネット5と該キ
ャビネット5の内部に設けられたコーンユニット等のス
ピーカーユニット6とからなるものである。キャビネッ
ト5には、その上面に円筒状の連結筒7がキャビネット
5内に連通して設けられている。スピーカーユニット6
は、公知のスピーカー装置に用いられているものと同等
のものであり、キャビネット5内にて水平方向に配設さ
れた取付け板8の前記連結筒7の直下に上方に向けて配
置され取付けられたものである。また、このスピーカー
ユニット6の下方には図2に示すようにグラスウール等
の吸音材9が充填されており、これによってスピーカー
ユニット6後方からの振動が吸音材9に吸収され、熱エ
ネルギーに変換されるようになっている。
【0009】ガイド筒3a(3b)は、前記連結筒7に
外挿されて気密に連結された樹脂等からなる円筒状のも
ので、図3あるいは図4に示すように連結筒7と反対の
側が回り縁4に接続されたものである。回り縁4は、天
井と壁との見切り縁となるのもので、天井および壁に当
接してこれらに取付けられるベース部4aと、室内側に
配置される化粧面4bとが内部を中空にして一体に構成
されたものである。また、この回り縁4は、樹脂や木、
金属等から形成されたもので、その内部には長さ方向に
沿って化粧面4bを二分する仕切り板10が配設されて
いる。仕切り板10は、回り縁4内の中空部を上中空部
11aと下中空部11bとに二分してこれらをそれぞれ
独立させたもので、それぞれに流れる音を互いに他方の
中空部に伝えないようにしたものである。
【0010】また、回り縁4の化粧面4bには、図1に
示すようにその長さ方向に沿って複数の音出し孔12…
が形成されている。これら音出し孔12…は化粧面4b
の長さ方向に沿って配列されたもので、開口部形状を長
円形にし、その長手方向をその配列方向に一致させたも
のである。なお、これら音出し孔12…は、スピーカー
システム2a,2bが並んで配置された室内の正面側に
は形成されておらず、図5に示すように室内の側壁側お
よび背面側に形成されている。
【0011】また、これら音出し孔12…は、図1に示
すようにガイド筒3a側では仕切り板10に仕切られた
上中空部11a側のみに、ガイド筒3b側では下中空部
11b側のみにそれぞれ配設されている。そして、ガイ
ド筒3aは図3に示すように上中空部11a側に、ガイ
ド筒3bは図4に示すように下中空部11b側にそれぞ
れ連通して接続されていることから、スピーカーシステ
ム2aからの音はガイド筒3aを介して回り縁4の上中
空部11a側から、またスピーカーシステム2bからの
音はガイド筒3bを介して回り縁4の下中空部11b側
からそれぞれ流れるようになっている。
【0012】また、音出し孔12…には、それぞれの開
口を閉塞するためのキャップ13…が備えられている。
キャップ13は軟質樹脂、ゴム等から形成されたもの
で、音出し孔12の開口部に着脱自在に嵌め込まれて該
音出し孔12から音が流れないようにするためのもので
ある。
【0013】このような構成のサラウンド装置1を使用
するには、例えば図1に示すようにリスニングルームの
正面壁側に置いたビジュアル装置14の後方にスピーカ
ーシステム2a,2bを配置し、これらスピーカーシス
テム2a,2bをサラウンド機能を内蔵したビジュアル
装置14にそれぞれ配線接続する。ここで、スピーカー
システム2a,2bがガイド筒3a,3bを介して回り縁
4に接続されているのはもちろんである。
【0014】そして、ビジュアル装置14に向かってに
リクライニングシート等を置き、そこに座ってビジュア
ル装置14をプレイさせる。すると、画面15に画像が
映されるとともに、ビジュアル装置14からの電気信号
がスピーカーシステム2a,2bのスピーカーユニット
6,6を介して音となり、ガイド筒3a,3b、回り縁4
の正面側(ガイド筒3a,3b側)を通って音出し孔1
2…から流れる。そして、このように回り縁4の左右お
よび背後の音出し孔12…から音が流れ出すことによ
り、その中央に座っている人は拡がりのある音を感知す
ることができるのである。すなわち、各音出し孔12…
から流れる音はそれぞれ拡がることから、複数の音出し
孔12…から同時に音が流れることによって全体が面音
源となり、大きな拡がりとなって座っている人に届くの
である。
【0015】また、このサラウンド装置1がビジュアル
装置14のスピーカー15,15とともに音を流すこと
により、ビュジュアル装置14に内蔵されたサラウンド
機能によって効果音等をサラウンドで聴くことができ、
画面15に映される映画等を一層楽しむことができるの
である。
【0016】さらに、音出し孔12…の適宜な位置のも
のをキャップ13で閉塞し、聴く人の好みに合わせて回
り縁4からの音の出口を変えることもでき、これにより
一層音響を楽しむことができる。
【0017】このようなサラウンド装置1にあっては、
ビジュアル装置14等に接続されることによってスピー
カーユニット6からの音をガイド筒3a,3bを介して
回り縁4の音出し孔12…から流すことができ、これに
より大きな面音源として機能するものとなる。また、音
が最終的に流れる部分を回り縁にしたので、大きな面音
源を確保できるにもかかわらず室内のスペースを大きく
占有することがなく、狭い部屋においても十分臨場感、
一体感を創出するものとなる。さらに、全体が簡略な構
成からなり、しかも室内において通常配設される回り縁
を利用していることから、室内全体に音出し孔を配置で
きるにもかかわらず全体が安価になる。
【0018】なお、前記実施例では音出し孔12の開口
部形状を長円形にしたが、楕円形、円形、長方形、正方
形、ひし形、他の多角形等全ての形状が採用可能であ
り、その形状によって音の指向性を変えることができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のサラウン
ド装置は、ビジュアル装置等に接続されることによって
スピーカーユニットからの音をガイド筒を介して回り縁
の音出し孔から流すことができ、これにより大きな面音
源として機能し、よって臨場感、一体感を醸し出すこと
ができる。また、音が最終的に流れる部分を室の両側な
らびにスピーカーユニットに対向する背面側に配置され
た回り縁とし、この回り縁の長さ方向に沿って複数の音
出し孔を間隔を空けて穿通したので、大きな面音源を確
保できるにもかかわらず室内のスペースを大きく占有す
ることがなく、狭い部屋においても十分臨場感、一体感
を創出することができる。さらに、全体が簡略な構成か
らなり、しかも室内において通常配設される回り縁を利
用していることから、室内全体に音出し孔を配置できる
にもかかわらず全体を安価に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサラウンド装置の一実施例を示す概略
構成図である。
【図2】図1に示したサラウンド装置の要部側断面図で
ある。
【図3】図1に示したサラウンド装置の要部側断面図で
ある。
【図4】図1に示したサラウンド装置の要部側断面図で
ある。
【図5】図1に示したサラウンド装置の概略構成を示す
平面図である。
【符号の説明】
1 サラウンド装置 2a スピーカーシステム 2b スピーカーシステム 3a ガイド筒 3b ガイド筒 4 回り縁 5 キャビネット 6 スピーカーユニット 12 音出し孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−107300(JP,A) 実開 平1−62953(JP,U) 実開 平1−129992(JP,U) 欧州特許出願公開429121(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 1/02,1/34 G10K 11/02,15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットの内部にスピーカーユニッ
    トを上方に向けて配設してなるスピーカーユニットと、
    前記キャビネットの上部のスピーカーユニット直上に配
    設された筒状のガイド筒と、該ガイド筒に連通して室内
    に配置される中空状の回り縁とからなり、前記ガイド筒
    内部がキャビネット内部に連通せしめられ、室の両側な
    らびに前記スピーカーユニットに対向する背面側に配置
    された回り縁には、室内に向けて開口する音出し孔が回
    り縁の長さ方向に沿って間隔を空けて複数穿通された
    とを特徴とするサラウンド装置。
JP3154655A 1991-06-26 1991-06-26 サラウンド装置 Expired - Lifetime JP2954742B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3154655A JP2954742B2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 サラウンド装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3154655A JP2954742B2 (ja) 1991-06-26 1991-06-26 サラウンド装置

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Publication Number Publication Date
JPH0573067A JPH0573067A (ja) 1993-03-26
JP2954742B2 true JP2954742B2 (ja) 1999-09-27

Family

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Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS576600A (en) * 1980-06-13 1982-01-13 Hitachi Ltd Automatic voltage regulator for generator
JPS60134825A (ja) * 1983-12-13 1985-07-18 株式会社サミツト 食品用容器における開放切離用切込み溝の形成方法とこの方法に使用する装置
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JPH0573067A (ja) 1993-03-26

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