JP2954492B2 - 半導体材料から成る試料の少数キャリアの表面再結合の寿命定数の決定方法 - Google Patents
半導体材料から成る試料の少数キャリアの表面再結合の寿命定数の決定方法Info
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
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- G01R31/265—Contactless testing
- G01R31/2656—Contactless testing using non-ionising electromagnetic radiation, e.g. optical radiation
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- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体材料から成る試
料の少数キャリアの表面再結合の寿命定数(ts)の決
定方法に関する。
料の少数キャリアの表面再結合の寿命定数(ts)の決
定方法に関する。
【0002】
【従来技術】イオン及び銅のような金属の存在は、シリ
コン・デバイス製造において一般に問題となっている。
これらの元素が少量でも処理中に製品であるウエハの中
に侵入すると、電圧ブレークダウンの値が低下し、デバ
イスの歩どまりが減少する。少数キャリアの表面再結合
の寿命定数tsの値が、半導体の金属不純物に敏感であ
ることは、広く知られている。寿命定数tsの値は、ま
た、シリコンとシリコン酸化物とのインターフェース・
バウンダリの結晶秩序の損傷に敏感であることも知られ
ている。寿命定数ts測定方法として、多数のものが知
られている。例を挙げると、光導電性崩壊(PCD)、
CVパルス、種々の波長の光を用いる表面光電圧SP
V、短絡回路電流・開放回路電圧崩壊、光ルミネセンス
崩壊、及び電子ビーム誘導電流崩壊などである。
コン・デバイス製造において一般に問題となっている。
これらの元素が少量でも処理中に製品であるウエハの中
に侵入すると、電圧ブレークダウンの値が低下し、デバ
イスの歩どまりが減少する。少数キャリアの表面再結合
の寿命定数tsの値が、半導体の金属不純物に敏感であ
ることは、広く知られている。寿命定数tsの値は、ま
た、シリコンとシリコン酸化物とのインターフェース・
バウンダリの結晶秩序の損傷に敏感であることも知られ
ている。寿命定数ts測定方法として、多数のものが知
られている。例を挙げると、光導電性崩壊(PCD)、
CVパルス、種々の波長の光を用いる表面光電圧SP
V、短絡回路電流・開放回路電圧崩壊、光ルミネセンス
崩壊、及び電子ビーム誘導電流崩壊などである。
【0003】Kamienieckiの米国特許第48
27212号には、表面光電圧(SPV)効果を用いて
半導体を特性付ける方法及び装置が記載されている。半
導体表面のある領域が強度変調された光ビームで照射さ
れる。この光の波長は、この半導体のエネルギ・ギャッ
プに対応するものよりも短いものである。半導体内に誘
導される表面光電圧SPVは、種々のバイアス電圧条件
の下で測定される。光ビームの強度と変調周波数とは、
表面光電圧SPVが強度に正比例し変調周波数に反比例
するように選択される。この装置は、1対の電極、光
源、変調された電圧源、直流(DC)バイアス電圧源、
増幅器、位相感知検出器、A/D変換器、及び、コンピ
ュータを含む。表面光電圧SPVとバイアス電圧Vgと
の測定値を用いて、半導体の空間電荷領域に誘導される
電荷Qseと、半導体に誘導される電荷Qind とが決定さ
れる。この情報を用いて、表面状態密度、酸化物/絶縁
体電荷ドーピング・タイプ、ドーピング濃度など、半導
体の特定のパラメータが決定される。この技術は、特
に、コーティングされている又はコーティングされてい
ない半導体ウエハを特性付ける際に使用されるために設
計されているが、所望であれば、MIS又はMOSタイ
プの半導体デバイスを特性付ける際にも用いられ得る。
27212号には、表面光電圧(SPV)効果を用いて
半導体を特性付ける方法及び装置が記載されている。半
導体表面のある領域が強度変調された光ビームで照射さ
れる。この光の波長は、この半導体のエネルギ・ギャッ
プに対応するものよりも短いものである。半導体内に誘
導される表面光電圧SPVは、種々のバイアス電圧条件
の下で測定される。光ビームの強度と変調周波数とは、
表面光電圧SPVが強度に正比例し変調周波数に反比例
するように選択される。この装置は、1対の電極、光
源、変調された電圧源、直流(DC)バイアス電圧源、
増幅器、位相感知検出器、A/D変換器、及び、コンピ
ュータを含む。表面光電圧SPVとバイアス電圧Vgと
の測定値を用いて、半導体の空間電荷領域に誘導される
電荷Qseと、半導体に誘導される電荷Qind とが決定さ
れる。この情報を用いて、表面状態密度、酸化物/絶縁
体電荷ドーピング・タイプ、ドーピング濃度など、半導
体の特定のパラメータが決定される。この技術は、特
に、コーティングされている又はコーティングされてい
ない半導体ウエハを特性付ける際に使用されるために設
計されているが、所望であれば、MIS又はMOSタイ
プの半導体デバイスを特性付ける際にも用いられ得る。
【0004】Kamienieckiらの米国特許第4
891584号には、DCバイアス電圧の下で半導体材
料から成る試料の交流(ac)表面光電圧SPVの測定
を行う装置が記載されており、この装置は、その出力ビ
ームが強度変調されている光源、調整可能なDC電圧
源、試料を支持する導電性のベース、SPV信号を感知
する容量型タイプの基準電極アセンブリを含む。この基
準電極アセンブリは、ある実施例では、1つの表面上に
基準電極として機能する第1の導電体のコーティング
と、ガード電極として機能する第2の導電体のコーティ
ングとを有する、絶縁材料の透明で可撓性のシートを含
む。第1のコーティングは透明である。この絶縁材料の
可撓性のシートは、環状のスペーサを通って平坦なガラ
ス板に接着されている。このシートとガラス板との間に
は、エラストマー(elastomer)・ボタンが配
置される。SPVの測定がなされているときには、可撓
性のシートは、基準電極が試料に密接に応諾する状態に
保つのに十分な圧力で試料に対して押し付けられてお
り、この圧力は、ガラス板に加わり、ガラス板からエラ
ストマー・ボタンを介して絶縁材料の可撓性のシートに
伝わる。
891584号には、DCバイアス電圧の下で半導体材
料から成る試料の交流(ac)表面光電圧SPVの測定
を行う装置が記載されており、この装置は、その出力ビ
ームが強度変調されている光源、調整可能なDC電圧
源、試料を支持する導電性のベース、SPV信号を感知
する容量型タイプの基準電極アセンブリを含む。この基
準電極アセンブリは、ある実施例では、1つの表面上に
基準電極として機能する第1の導電体のコーティング
と、ガード電極として機能する第2の導電体のコーティ
ングとを有する、絶縁材料の透明で可撓性のシートを含
む。第1のコーティングは透明である。この絶縁材料の
可撓性のシートは、環状のスペーサを通って平坦なガラ
ス板に接着されている。このシートとガラス板との間に
は、エラストマー(elastomer)・ボタンが配
置される。SPVの測定がなされているときには、可撓
性のシートは、基準電極が試料に密接に応諾する状態に
保つのに十分な圧力で試料に対して押し付けられてお
り、この圧力は、ガラス板に加わり、ガラス板からエラ
ストマー・ボタンを介して絶縁材料の可撓性のシートに
伝わる。
【0005】A.Goodmanの米国特許第4333
051号には、一定の大きさの表面光電圧SPVの方法
を用いた半導体内の少数キャリアの拡散長を決定する方
法及び装置が開示されている。サーボ・システムが、表
面光電圧SPVの一定の所定の値を維持する。新規な容
量型ピックアップ電極により、表面光電圧SPVを測定
システムの中の前置増幅器に供給し、表面光電圧SPV
のドリフトを減少させるように機能する。コンピュータ
のキーボードを用いて、調整可能なモノクロメータの動
作光波長とネットワークとを選択することにより、半導
体上への照射強度(光子束)を測定するのに用いる光検
出器の波長に依存する感度を補償する。複数の波長に対
する相対的な光子束の測定は、この材料の光吸収係数の
逆数に関してプロットされる。データ点の線形のプロッ
トをゼロの強度に外挿する。外挿された線形のプロット
の軸(光吸収係数の逆数の軸)への負の交差値は、少数
キャリアの拡散長を与える。
051号には、一定の大きさの表面光電圧SPVの方法
を用いた半導体内の少数キャリアの拡散長を決定する方
法及び装置が開示されている。サーボ・システムが、表
面光電圧SPVの一定の所定の値を維持する。新規な容
量型ピックアップ電極により、表面光電圧SPVを測定
システムの中の前置増幅器に供給し、表面光電圧SPV
のドリフトを減少させるように機能する。コンピュータ
のキーボードを用いて、調整可能なモノクロメータの動
作光波長とネットワークとを選択することにより、半導
体上への照射強度(光子束)を測定するのに用いる光検
出器の波長に依存する感度を補償する。複数の波長に対
する相対的な光子束の測定は、この材料の光吸収係数の
逆数に関してプロットされる。データ点の線形のプロッ
トをゼロの強度に外挿する。外挿された線形のプロット
の軸(光吸収係数の逆数の軸)への負の交差値は、少数
キャリアの拡散長を与える。
【0006】R.Gangrathの米国特許第464
9339号には、デバイスの露出した表面上の複数の接
点を介して、集積回路デバイスをテストするためのイン
ターフェースが記載されている。このインターフェース
は、第1及び第2の対向する表面を有する可撓性のシー
トを含む。複数の接点が、シートの第1の表面上に、集
積回路デバイス上の複数の接点に適合するように設計さ
れたパターンとして配置されている。複数の薄膜状の導
体がこのシート上でパターン化され、この導体はそれぞ
れがシート上の接点に接続され、デバイスをテストする
回路に接続されるように適合されている。インターフェ
ースは、複数の接点を含むシートの一部をほぼドーム状
の形状にする装置と、可とう性のシートを折り曲げる装
置とによって構成されており、それによって、シートと
デバイスとの両方の上の接点が密着して接触するように
なる。
9339号には、デバイスの露出した表面上の複数の接
点を介して、集積回路デバイスをテストするためのイン
ターフェースが記載されている。このインターフェース
は、第1及び第2の対向する表面を有する可撓性のシー
トを含む。複数の接点が、シートの第1の表面上に、集
積回路デバイス上の複数の接点に適合するように設計さ
れたパターンとして配置されている。複数の薄膜状の導
体がこのシート上でパターン化され、この導体はそれぞ
れがシート上の接点に接続され、デバイスをテストする
回路に接続されるように適合されている。インターフェ
ースは、複数の接点を含むシートの一部をほぼドーム状
の形状にする装置と、可とう性のシートを折り曲げる装
置とによって構成されており、それによって、シートと
デバイスとの両方の上の接点が密着して接触するように
なる。
【0007】Kamienieckiらの米国特許第5
091691号には、dcバイアス電圧の下で、半導体
材料から成る試料の(交流)表面光電圧SPVの測定を
行う装置が開示されている。この装置は、出力ビームが
強度変調されている光源と、調整可能なDCバイアス電
圧源と、試料を支持する導電性のベースと、表面光SP
Vの信号を感知する新規な容量性タイプの基準電極アセ
ンブリと、を含む。基準電極アセンブリは、1つの実施
例では、絶縁性のエラストマー材料から成りかつ絶縁材
料から作られた硬質のプレートに接着されたボタンを含
む。絶縁材料から作られ、かつ一方の側に基準電極とし
て機能する導電性のコーティングを有している膜が、こ
のボタンに接着している。表面光電圧SPVの測定が行
われる際には、この膜は、基準電極が試料に対して密接
に接した状態が保たれるのに十分な圧力で、試料に押下
される。この圧力は、外部からこのプレートに対して加
えられ、硬質のプレートからエラストマー・ボタンを介
して膜に伝わる。
091691号には、dcバイアス電圧の下で、半導体
材料から成る試料の(交流)表面光電圧SPVの測定を
行う装置が開示されている。この装置は、出力ビームが
強度変調されている光源と、調整可能なDCバイアス電
圧源と、試料を支持する導電性のベースと、表面光SP
Vの信号を感知する新規な容量性タイプの基準電極アセ
ンブリと、を含む。基準電極アセンブリは、1つの実施
例では、絶縁性のエラストマー材料から成りかつ絶縁材
料から作られた硬質のプレートに接着されたボタンを含
む。絶縁材料から作られ、かつ一方の側に基準電極とし
て機能する導電性のコーティングを有している膜が、こ
のボタンに接着している。表面光電圧SPVの測定が行
われる際には、この膜は、基準電極が試料に対して密接
に接した状態が保たれるのに十分な圧力で、試料に押下
される。この圧力は、外部からこのプレートに対して加
えられ、硬質のプレートからエラストマー・ボタンを介
して膜に伝わる。
【0008】B.Goldsteinらの米国特許第4
393348号には、特に著しく小さな少数キャリアの
拡散長を有する半導体材料であるアモルファス・シリコ
ンにおいて、一定振幅の表面光電圧SPVによる方法を
用いて、少数キャリアの拡散長を決定する方法及び装置
が記載されている。変調されていない光の照射によっ
て、この材料の表面上に光励起が生じ、表面光電圧SP
Vを発生する。振動するケルビン法タイプのプローブ電
極により、この表面光電圧SPVを測定システムに供給
する。波長に依存する光検出器の感度を補償する調整可
能なモノクロメータの動作光波長が選択されて、シリコ
ン上の照射の強度(光子束)を測定する。複数の波長に
対する相対的な光子束の測定は、材料の光吸収係数の逆
数に関しててプロットされる。データ点の線形のプロッ
トが、ゼロの強度まで外挿される。外挿された線形のプ
ロットの軸(光係数の逆数の軸)上の負の交差値が、少
数キャリアの拡散長である。
393348号には、特に著しく小さな少数キャリアの
拡散長を有する半導体材料であるアモルファス・シリコ
ンにおいて、一定振幅の表面光電圧SPVによる方法を
用いて、少数キャリアの拡散長を決定する方法及び装置
が記載されている。変調されていない光の照射によっ
て、この材料の表面上に光励起が生じ、表面光電圧SP
Vを発生する。振動するケルビン法タイプのプローブ電
極により、この表面光電圧SPVを測定システムに供給
する。波長に依存する光検出器の感度を補償する調整可
能なモノクロメータの動作光波長が選択されて、シリコ
ン上の照射の強度(光子束)を測定する。複数の波長に
対する相対的な光子束の測定は、材料の光吸収係数の逆
数に関しててプロットされる。データ点の線形のプロッ
トが、ゼロの強度まで外挿される。外挿された線形のプ
ロットの軸(光係数の逆数の軸)上の負の交差値が、少
数キャリアの拡散長である。
【0009】L.Reissらの米国特許第50878
76号には、半導体材料から成る試料のac表面光電圧
(SPV)の測定を、可変NOdcバイアス電圧の下で
行う装置が開示されている。この装置は、出力ビームが
強度変調されている光源と、基準電極と、ガード電極
と、バック電極と、基準電極を可変のDC電圧でバイア
スする第1の電圧と、累積層をガード電極によって制御
される試料上のエリア内に確立することによって基準電
極が制御するエリアと試料の残りの部分との間のキャリ
アの流れを防止するように、ガード電極をバイアスする
第1の電圧とは別の第2の電圧とを含む。
76号には、半導体材料から成る試料のac表面光電圧
(SPV)の測定を、可変NOdcバイアス電圧の下で
行う装置が開示されている。この装置は、出力ビームが
強度変調されている光源と、基準電極と、ガード電極
と、バック電極と、基準電極を可変のDC電圧でバイア
スする第1の電圧と、累積層をガード電極によって制御
される試料上のエリア内に確立することによって基準電
極が制御するエリアと試料の残りの部分との間のキャリ
アの流れを防止するように、ガード電極をバイアスする
第1の電圧とは別の第2の電圧とを含む。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、半導
体材料から成る試料の少数キャリアの表面再結合の寿命
定数tsを決定する新たな改善された方法を提供するこ
とである。本発明の別の目的は、迅速かつ信頼性の高い
上述した方法を提供することである。本発明のさらに別
の目的は、上述のKamieniecki及びReis
sの米国特許に記載された装置と類似の装置を用いて実
現可能な方法を提供することである。
体材料から成る試料の少数キャリアの表面再結合の寿命
定数tsを決定する新たな改善された方法を提供するこ
とである。本発明の別の目的は、迅速かつ信頼性の高い
上述した方法を提供することである。本発明のさらに別
の目的は、上述のKamieniecki及びReis
sの米国特許に記載された装置と類似の装置を用いて実
現可能な方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの実施例に
よれば、半導体材料から成り照射のための表面を有する
試料の少数キャリアの表面再結合の寿命定数(ts)を
決定する方法であって、1対の電極を提供するステップ
と、試料を1対の電極の間に電極対の一方には接し他方
からは離間するように置くステップと、試料と該試料か
ら離間した電極との間のキャパシタンスに対応する信号
を提供するステップと、照射のために配置された試料の
表面のある領域を半導体のエネルギ・ギャップよりも波
長が短くかつ所定の周波数で強度変調され強度の値が所
定の範囲で変動する光ビームを用いて照射するステップ
と、1対の電極の間に半導体の表面が空乏又は反転状態
となる値を有する固定したバイアス電圧(Vg)を印加
するステップと、光ビームによって照射された試料の領
域における交流光電流を表す信号を提供するステップと
を有し、光ビームの強度と光ビームの変調周波数とは交
流光電流が光ビームの強度にほぼ比例し光ビームの変調
周波数に反比例するようになっており、更に、光ビーム
の照射強度に対応する信号を提供するステップと、交流
光電流とキャパシタンスと照射強度との情報を用いて表
面少数キャリアの再結合の寿命定数(ts)を決定する
ステップと、を有する方法が提供される。交流光電流
は、3次以下の項を無視して2次の項まで考慮するとい
う点で、光ビームの強度に「ほぼ」比例している。交流
光電流を表す信号を提供する代わりに、交流光電圧に対
応する信号を与えることも可能である。
よれば、半導体材料から成り照射のための表面を有する
試料の少数キャリアの表面再結合の寿命定数(ts)を
決定する方法であって、1対の電極を提供するステップ
と、試料を1対の電極の間に電極対の一方には接し他方
からは離間するように置くステップと、試料と該試料か
ら離間した電極との間のキャパシタンスに対応する信号
を提供するステップと、照射のために配置された試料の
表面のある領域を半導体のエネルギ・ギャップよりも波
長が短くかつ所定の周波数で強度変調され強度の値が所
定の範囲で変動する光ビームを用いて照射するステップ
と、1対の電極の間に半導体の表面が空乏又は反転状態
となる値を有する固定したバイアス電圧(Vg)を印加
するステップと、光ビームによって照射された試料の領
域における交流光電流を表す信号を提供するステップと
を有し、光ビームの強度と光ビームの変調周波数とは交
流光電流が光ビームの強度にほぼ比例し光ビームの変調
周波数に反比例するようになっており、更に、光ビーム
の照射強度に対応する信号を提供するステップと、交流
光電流とキャパシタンスと照射強度との情報を用いて表
面少数キャリアの再結合の寿命定数(ts)を決定する
ステップと、を有する方法が提供される。交流光電流
は、3次以下の項を無視して2次の項まで考慮するとい
う点で、光ビームの強度に「ほぼ」比例している。交流
光電流を表す信号を提供する代わりに、交流光電圧に対
応する信号を与えることも可能である。
【0012】本発明の別の実施例によれば、半導体材料
から成る試料の少数キャリアの表面再結合の寿命定数
(ts)を決定する方法において、1対の電極を提供す
るステップと、試料を1対の電極の間に電極対の一方に
は接し他方からは離間するように置くステップと、2つ
の電極の間のキャパシタンスに対応する信号を提供する
ステップと、照射のために配置された試料の表面のある
領域を半導体のエネルギ・ギャップよりも波長が短くか
つ強度が所定の範囲で変動する光ビームを用いて照射す
るステップと、1対の電極の間に半導体の表面が空乏又
は反転状態となる値を有する固定したバイアス電圧(V
g)を印加するステップと、を有し、光ビームの強度の
範囲は2つの電極の間のキャパシタンスが光の強度が変
化するにつれて測定可能に変化するようになっており、
更に、ドーピング濃度に対応する情報を提供するステッ
プと、光ビームの照射強度に対応する信号を提供するス
テップと、上記の各ステップによって得られた情報を用
いて表面少数キャリアの再結合の寿命定数(ts)を決
定するステップとを有する方法が提供される。
から成る試料の少数キャリアの表面再結合の寿命定数
(ts)を決定する方法において、1対の電極を提供す
るステップと、試料を1対の電極の間に電極対の一方に
は接し他方からは離間するように置くステップと、2つ
の電極の間のキャパシタンスに対応する信号を提供する
ステップと、照射のために配置された試料の表面のある
領域を半導体のエネルギ・ギャップよりも波長が短くか
つ強度が所定の範囲で変動する光ビームを用いて照射す
るステップと、1対の電極の間に半導体の表面が空乏又
は反転状態となる値を有する固定したバイアス電圧(V
g)を印加するステップと、を有し、光ビームの強度の
範囲は2つの電極の間のキャパシタンスが光の強度が変
化するにつれて測定可能に変化するようになっており、
更に、ドーピング濃度に対応する情報を提供するステッ
プと、光ビームの照射強度に対応する信号を提供するス
テップと、上記の各ステップによって得られた情報を用
いて表面少数キャリアの再結合の寿命定数(ts)を決
定するステップとを有する方法が提供される。
【0013】
【実施例】本発明は、可変の強度を有する光ビームを用
いて、半導体材料から成る試料の少数キャリアの表面再
結合の寿命定数(ts)を決定する方法に関する。本発
明による方法の詳細を説明するのに先立ち、背景となる
理論をまず説明する。半導体のバルクにおける静電電位
Ψは、ゼロと定義することができる。該電位Ψは、多数
キャリアを有しない層すなわち空間電荷領域(spac
e charge region)がある場合には、表
面の近くで変動する。半導体表面では、Ψ=Ψsであ
り、Ψsは表面電位と呼ばれる。空間電荷領域は、厚さ
がWdの層であって、電荷密度p=q*Nの絶縁層であ
る。一次元のポワソン方程式を積分すると、次の式1に
示すドーピング濃度Nと表面電位との関係が得られる。
いて、半導体材料から成る試料の少数キャリアの表面再
結合の寿命定数(ts)を決定する方法に関する。本発
明による方法の詳細を説明するのに先立ち、背景となる
理論をまず説明する。半導体のバルクにおける静電電位
Ψは、ゼロと定義することができる。該電位Ψは、多数
キャリアを有しない層すなわち空間電荷領域(spac
e charge region)がある場合には、表
面の近くで変動する。半導体表面では、Ψ=Ψsであ
り、Ψsは表面電位と呼ばれる。空間電荷領域は、厚さ
がWdの層であって、電荷密度p=q*Nの絶縁層であ
る。一次元のポワソン方程式を積分すると、次の式1に
示すドーピング濃度Nと表面電位との関係が得られる。
【数2】 式1は、電荷平衡要件と共に用いられて、表面電位と少
数キャリア発生及び再結合の速度との間の関係を表して
いる。
数キャリア発生及び再結合の速度との間の関係を表して
いる。
【0014】電荷の中立性は、表面電荷密度の変化dQ
SSが、空間電荷領域での等しい変化(空間電荷領域での
密度変化dQsc)よって補償されることを必要とする。
即ち、dQSS=dQSCである。フリーの少数キャリアの
全体表面密度G及び多数電荷を有する表面状態Rの変化
率は、空間電荷領域の変化と平衡する。これによって、
表面電位の変化率を次の式2〜式4のように書くことが
できる。
SSが、空間電荷領域での等しい変化(空間電荷領域での
密度変化dQsc)よって補償されることを必要とする。
即ち、dQSS=dQSCである。フリーの少数キャリアの
全体表面密度G及び多数電荷を有する表面状態Rの変化
率は、空間電荷領域の変化と平衡する。これによって、
表面電位の変化率を次の式2〜式4のように書くことが
できる。
【数3】 v*kT/q<<1であるディスターバンスが小さい場
合の近似をとると、次の式5及び式6が得られる。
合の近似をとると、次の式5及び式6が得られる。
【数4】 ただし、Φ ;入射する光子束 r ;半導体の反射係数 α ;吸収係数 Lp;少数キャリアの拡散長 v ;表面捕捉速度 Ψ0;表面電位[スタティック(ダーク)部分] Ψs(表面電位)=Ψ0+v[可変部分]
【0015】吸収係数がより大きい場合は(α*Wd>
1)、Gは、本質的にWD及びΨsとに独立であり、Φ
で置き換えることができる。これは、残りのファクタが
スケーリング・ファクタとして機能し、最終的な分析で
は落ちてしまうからである。この単純化(Φへの置換)
と式1及び式6とを、表面電位に対する微分方程式であ
る式4に適用すると、次の線形化された形式である式7
が得られる。
1)、Gは、本質的にWD及びΨsとに独立であり、Φ
で置き換えることができる。これは、残りのファクタが
スケーリング・ファクタとして機能し、最終的な分析で
は落ちてしまうからである。この単純化(Φへの置換)
と式1及び式6とを、表面電位に対する微分方程式であ
る式4に適用すると、次の線形化された形式である式7
が得られる。
【数5】 次の式8のように寿命定数tsを定義すると、式9の単
純な形式の一次微分方程式が得られる。
純な形式の一次微分方程式が得られる。
【数6】 光の変化Φであるステップ関数に対する解は、次の式1
0であり、tsがいくつか経過した後では、式11とな
る。
0であり、tsがいくつか経過した後では、式11とな
る。
【数7】
【0016】発生する光が周波数ωで変調された正弦波
である場合には、この方程式は次の式12で表される解
を有する。
である場合には、この方程式は次の式12で表される解
を有する。
【数8】 光電圧信号を刺激するのに用いられるAC変調された光
は、表面電位の定常値を変更するDC成分を有する。デ
ィスターバンスの値が小さい、すなわち、v/Ψ0<<
1である場合には、Ψsの定常状態の変更による影響
は、次の式13と式14に示すように、式1を1次の項
まで展開しDC表面電位の偏差vを代入することによっ
て、AC的な解において考慮し得る。
は、表面電位の定常値を変更するDC成分を有する。デ
ィスターバンスの値が小さい、すなわち、v/Ψ0<<
1である場合には、Ψsの定常状態の変更による影響
は、次の式13と式14に示すように、式1を1次の項
まで展開しDC表面電位の偏差vを代入することによっ
て、AC的な解において考慮し得る。
【数9】 ここで、ω*ts>>1かつv≒vdcである周波数で
は、式14は、次の式15に変形できる。
は、式14は、次の式15に変形できる。
【数10】
【0017】光電圧の代わりに光電流が、ピックアップ
・キャパシタンスCpを介して読まれるとすれば、次の
式16のようになる。
・キャパシタンスCpを介して読まれるとすれば、次の
式16のようになる。
【数11】 光電流を測定する場合の方がよりよいS/N比が得られ
るので、光電圧よりも光電流を測定する方が望ましい。
また、AC光電圧ではなくACキャパシタンスをモニタ
することもできる。表面電位と空乏幅との表現も、次の
式17、式18のように、Cpと光の強度とに関する単
純な表現になる。
るので、光電圧よりも光電流を測定する方が望ましい。
また、AC光電圧ではなくACキャパシタンスをモニタ
することもできる。表面電位と空乏幅との表現も、次の
式17、式18のように、Cpと光の強度とに関する単
純な表現になる。
【数12】
【0018】次に図面を参照すると、図1には、本発明
による半導体材料から成る試料の少数キャリアの表面再
結合の寿命定数tsを決定する装置の簡略化されたブロ
ック図が示されている。本発明に関係しない部分は省略
してある。この図では、半導体材料から成る試料は参照
番号11によって、装置は参照番号13によって識別さ
れる。試料11は、2つの表面15、17をそれぞれ有
しており、表面15がテストされる表面である。試料1
1は、ウエハに構成されたシリコンの板(スラブ)から
成る。酸化物のコーティング(図示せず)が、試料11
の表面15上になされている。装置13は、バック電極
19と容量性ピックアップ・タイプのプローブ・アセン
ブリ21とを含む。バック電極19は、ウエハ・チャッ
クの形状に構成され、電極として機能するのに加えて、
テストの間に試料11を固定した状態で支え保持する。
バック電極19は、アルミニウム等の導電性の金属で作
られている。
による半導体材料から成る試料の少数キャリアの表面再
結合の寿命定数tsを決定する装置の簡略化されたブロ
ック図が示されている。本発明に関係しない部分は省略
してある。この図では、半導体材料から成る試料は参照
番号11によって、装置は参照番号13によって識別さ
れる。試料11は、2つの表面15、17をそれぞれ有
しており、表面15がテストされる表面である。試料1
1は、ウエハに構成されたシリコンの板(スラブ)から
成る。酸化物のコーティング(図示せず)が、試料11
の表面15上になされている。装置13は、バック電極
19と容量性ピックアップ・タイプのプローブ・アセン
ブリ21とを含む。バック電極19は、ウエハ・チャッ
クの形状に構成され、電極として機能するのに加えて、
テストの間に試料11を固定した状態で支え保持する。
バック電極19は、アルミニウム等の導電性の金属で作
られている。
【0019】試料11は、表面15は上向きに、表面1
7はバック電極19と接するか又は近接して離間するよ
うに下向きに設置される。バック電極19は、ウエハ位
置決め部20上に固定して設置されるが、このウエハ位
置決め部20は、バック電極19上の試料11の表面の
別の部分をテストのためにプローブ・アセンブリ21の
下に置くことができるように、R及びテータの方向に移
動可能になっている。プローブ・アセンブリ21は、任
意の適切な手段(図示せず)を用いて矢印Aで示すよう
にバック電極19に対して上下(垂直方向)に移動可能
であって、テストのために低下させて試料11に接触さ
せ、テスト終了後には再び上昇させることができる。ま
た、プローブ・アセンブリ21を固定式のものとし、ウ
エハ位置決め部20を、R及びテータの方向だけでな
く、基準のプローブ・アセンブリ21に対して垂直方向
に移動可能にもできる。
7はバック電極19と接するか又は近接して離間するよ
うに下向きに設置される。バック電極19は、ウエハ位
置決め部20上に固定して設置されるが、このウエハ位
置決め部20は、バック電極19上の試料11の表面の
別の部分をテストのためにプローブ・アセンブリ21の
下に置くことができるように、R及びテータの方向に移
動可能になっている。プローブ・アセンブリ21は、任
意の適切な手段(図示せず)を用いて矢印Aで示すよう
にバック電極19に対して上下(垂直方向)に移動可能
であって、テストのために低下させて試料11に接触さ
せ、テスト終了後には再び上昇させることができる。ま
た、プローブ・アセンブリ21を固定式のものとし、ウ
エハ位置決め部20を、R及びテータの方向だけでな
く、基準のプローブ・アセンブリ21に対して垂直方向
に移動可能にもできる。
【0020】プローブ・アセンブリ21は、拡大した状
態で詳細に図2に示されているが、光源22−1とプロ
ーブ22−2とを含んでいる。光源22−1は、たとえ
ば、発光ダイオード(LED)でよい。プローブ22−
2は、マイラー(mylar)の上下のシート23、2
5を含む。導電性材料からなる1対のコーティング2
7、29が、任意の適切な手段たとえばメッキ(dep
osition)によって、シート23、25の上側表
面上に形成されている。コーティング27は円形であ
り、コーティング29は環状である。コーティング2
7、29は共にアルミニウムで作られている。コーティ
ング27は、透明であるような厚さと構成とを有してい
る。コーティング27は基準電極として、コーティング
29はガード電極として機能するので、以下、これらの
コーティングを基準電極及びガード電極と称する。基準
電極27は、試料11よりも小さい。ガード電極29
は、好ましくは、透明ではないが、透明ではないことは
本質的ではない。図に示されているように、シート25
は基準及びガード電極27、29を試料11から電気的
に分離し、シート23は基準電極27をガード電極29
から電気的に分離している。ガード電極29の中央の開
口30は、基準電極27の面積よりも小さい。導体31
が基準電極27に接続され、導体33がガード電極29
に接続されている。シート25の上側表面の上にガード
電極29を設ける代わりに、シート23の下側表面上に
形成することもできる。光源22−1とプローブ22−
2とは、フレーム22−3内に固定して取り付けられ
る。
態で詳細に図2に示されているが、光源22−1とプロ
ーブ22−2とを含んでいる。光源22−1は、たとえ
ば、発光ダイオード(LED)でよい。プローブ22−
2は、マイラー(mylar)の上下のシート23、2
5を含む。導電性材料からなる1対のコーティング2
7、29が、任意の適切な手段たとえばメッキ(dep
osition)によって、シート23、25の上側表
面上に形成されている。コーティング27は円形であ
り、コーティング29は環状である。コーティング2
7、29は共にアルミニウムで作られている。コーティ
ング27は、透明であるような厚さと構成とを有してい
る。コーティング27は基準電極として、コーティング
29はガード電極として機能するので、以下、これらの
コーティングを基準電極及びガード電極と称する。基準
電極27は、試料11よりも小さい。ガード電極29
は、好ましくは、透明ではないが、透明ではないことは
本質的ではない。図に示されているように、シート25
は基準及びガード電極27、29を試料11から電気的
に分離し、シート23は基準電極27をガード電極29
から電気的に分離している。ガード電極29の中央の開
口30は、基準電極27の面積よりも小さい。導体31
が基準電極27に接続され、導体33がガード電極29
に接続されている。シート25の上側表面の上にガード
電極29を設ける代わりに、シート23の下側表面上に
形成することもできる。光源22−1とプローブ22−
2とは、フレーム22−3内に固定して取り付けられ
る。
【0021】装置13は、更に、キャパシタンス・テス
ト信号源35、発振器37、光制御器及び変調器39、
基準電極バイアス電圧源41、ガード電極バイアス電極
源43、増幅器45、復調器47、A/D及びD/A変
換器49、及び、コンピュータ51を含む。キャパシタ
ンス・テスト信号源35は、小さな(数ミリボルト)の
交流(AC)電位をバック電極19上に印加し、それに
よって、ウエハすなわち試料11とプローブ・アセンブ
リとの間のキャパシタンスを測定することができる。発
振器37は、信号を提供して、光源22−1とキャパシ
タンス・テスト信号源35とを駆動する。また、発振器
37は、同期信号を光制御器及び変調器39に与える。
光制御器及び変調器39は、発振器37から光源22−
1に与えられた信号の振幅をAC変調し変動させ、強度
が変化するAC変調された光ビームを生じる。
ト信号源35、発振器37、光制御器及び変調器39、
基準電極バイアス電圧源41、ガード電極バイアス電極
源43、増幅器45、復調器47、A/D及びD/A変
換器49、及び、コンピュータ51を含む。キャパシタ
ンス・テスト信号源35は、小さな(数ミリボルト)の
交流(AC)電位をバック電極19上に印加し、それに
よって、ウエハすなわち試料11とプローブ・アセンブ
リとの間のキャパシタンスを測定することができる。発
振器37は、信号を提供して、光源22−1とキャパシ
タンス・テスト信号源35とを駆動する。また、発振器
37は、同期信号を光制御器及び変調器39に与える。
光制御器及び変調器39は、発振器37から光源22−
1に与えられた信号の振幅をAC変調し変動させ、強度
が変化するAC変調された光ビームを生じる。
【0022】基準電極バイアス電圧源41は、可変DC
電圧を生じる。ガード電極バイアス電極源43は、基準
電極27によって制御されるエリアを包囲する試料11
の表面のエリアを、基準電極によって制御される試料1
1の当該エリアが反転状態にある間は少なくとも、累積
状態(accumulation conditio
n)におくのに十分な電圧を生じる。ガード電極バイア
ス電極源43は、固定したDC電圧又は可変のDC電圧
を生じる電圧源のいずれかである。電圧源43が可変の
DC電圧を生じるものである場合には、この電圧は、基
準電極27が制御する半導体11上のエリアが累積の開
始と強い反転の開始との間にある間は少なくとも、ガー
ド電極29が制御する半導体11上のエリアが累積状態
にあるようなものでなければならない。DCバイアスの
電圧源43は、固定されている場合には、連続的に累積
層を生じるような大きさとされる。増幅器45は、基準
電極27から受け取った信号を増幅する。復調器47
は、同期復調器であるが、増幅器45から受け取ったA
C信号をDC信号に変える。A/D及びD/A変換器4
9は、電圧源41、43、復調器47、及び、光制御器
及び変調器39から受け取ったアナログ信号をデジタル
信号に変換し、コンピュータ51からのデジタル信号を
アナログ信号に変換する。コンピュータ51は、装置1
3の全体的な動作を制御し、受け取ったテスト情報を処
理する。
電圧を生じる。ガード電極バイアス電極源43は、基準
電極27によって制御されるエリアを包囲する試料11
の表面のエリアを、基準電極によって制御される試料1
1の当該エリアが反転状態にある間は少なくとも、累積
状態(accumulation conditio
n)におくのに十分な電圧を生じる。ガード電極バイア
ス電極源43は、固定したDC電圧又は可変のDC電圧
を生じる電圧源のいずれかである。電圧源43が可変の
DC電圧を生じるものである場合には、この電圧は、基
準電極27が制御する半導体11上のエリアが累積の開
始と強い反転の開始との間にある間は少なくとも、ガー
ド電極29が制御する半導体11上のエリアが累積状態
にあるようなものでなければならない。DCバイアスの
電圧源43は、固定されている場合には、連続的に累積
層を生じるような大きさとされる。増幅器45は、基準
電極27から受け取った信号を増幅する。復調器47
は、同期復調器であるが、増幅器45から受け取ったA
C信号をDC信号に変える。A/D及びD/A変換器4
9は、電圧源41、43、復調器47、及び、光制御器
及び変調器39から受け取ったアナログ信号をデジタル
信号に変換し、コンピュータ51からのデジタル信号を
アナログ信号に変換する。コンピュータ51は、装置1
3の全体的な動作を制御し、受け取ったテスト情報を処
理する。
【0023】装置13の使用の際には、試料11は、図
示のようにバック電極19の上に配置する。次に、プロ
ーブ・アセンブリ21を垂直方向下向きに移動させ、基
準電極27を試料11に極めて接近させる。プローブ・
アセンブリ21は、次に、基準電極27が試料11の表
面15と密接に並列関係となるように、十分な圧力で任
意の手段(図示せず)を用いて、試料11に下向きに押
し付けられる。基準電極27は、絶縁体35の上側表面
上に形成されているので、試料11とは実際には接触す
ることなく、むしろ、キャパシタンス型のピックアップ
を形成する。光源22−1からの光ビームは、コンピュ
ータ51の命令に従って光制御器及び変調器39によっ
てAC変調されて強度を変動されるが、可撓性の基準電
極のアセンブリを通って試料11の前面15に向けら
れ、AC表面光電流信号又はAC表面光電圧信号を生じ
る。ここで、どちらの信号であるかは選択できる。AC
光電流の方が、よりよいS/N比を有するので好まし
い。理解され得るように、光源22−1からの光ビーム
は、基準電極が透明であるので、該電極を通過する。同
時に、コンピュータ51の命令により振幅を制御された
電圧源41、43からのバイアス電圧は、それぞれ、分
離抵抗53、55を介して基準電極27、ガード電極2
9に印加される。
示のようにバック電極19の上に配置する。次に、プロ
ーブ・アセンブリ21を垂直方向下向きに移動させ、基
準電極27を試料11に極めて接近させる。プローブ・
アセンブリ21は、次に、基準電極27が試料11の表
面15と密接に並列関係となるように、十分な圧力で任
意の手段(図示せず)を用いて、試料11に下向きに押
し付けられる。基準電極27は、絶縁体35の上側表面
上に形成されているので、試料11とは実際には接触す
ることなく、むしろ、キャパシタンス型のピックアップ
を形成する。光源22−1からの光ビームは、コンピュ
ータ51の命令に従って光制御器及び変調器39によっ
てAC変調されて強度を変動されるが、可撓性の基準電
極のアセンブリを通って試料11の前面15に向けら
れ、AC表面光電流信号又はAC表面光電圧信号を生じ
る。ここで、どちらの信号であるかは選択できる。AC
光電流の方が、よりよいS/N比を有するので好まし
い。理解され得るように、光源22−1からの光ビーム
は、基準電極が透明であるので、該電極を通過する。同
時に、コンピュータ51の命令により振幅を制御された
電圧源41、43からのバイアス電圧は、それぞれ、分
離抵抗53、55を介して基準電極27、ガード電極2
9に印加される。
【0024】照射の際に試料11の表面15に生じるD
C光電流(又は光電圧)信号と電圧源11から生じるA
C電位信号とは、基準電極27によってシーケンシャル
に容量的にピックアップされ、分離コンデンサ57を介
して増幅器45に印加される。ガード電極29によって
ピックアップされた信号は、グランドにシャントされ
る。理解され得るように、ガード電極29は、基準電極
によるバイアス電界の印加における電界の周縁部が広が
る問題を回避し、試料11の表面15上の表面光電流信
号を基準電極27に印加するエリアを制限する機能を果
たす。増幅器45の出力は、復調器47に与えられる。
復調器47の出力は、A/D及びD/A変換器49に印
加され、その出力は、コンピュータ51に供給される。
C光電流(又は光電圧)信号と電圧源11から生じるA
C電位信号とは、基準電極27によってシーケンシャル
に容量的にピックアップされ、分離コンデンサ57を介
して増幅器45に印加される。ガード電極29によって
ピックアップされた信号は、グランドにシャントされ
る。理解され得るように、ガード電極29は、基準電極
によるバイアス電界の印加における電界の周縁部が広が
る問題を回避し、試料11の表面15上の表面光電流信
号を基準電極27に印加するエリアを制限する機能を果
たす。増幅器45の出力は、復調器47に与えられる。
復調器47の出力は、A/D及びD/A変換器49に印
加され、その出力は、コンピュータ51に供給される。
【0025】次に、本発明により装置13を用いて、寿
命定数tsを決定する方法を説明する。この方法の第1
のステップは、ウエハすなわち試料11の表面15を反
転状態にするのに必要な誘導電荷Qind の値の決定に関
する。これは、表面15を光源22−1からの固定した
強度のAC変調した光で照射し、バイアス電圧源41か
らのバイアス電圧をある範囲でステップ状に変化させ、
プローブ22−2を用いて、ウエハのキャパシタンスと
AC光電流信号を測定することによって達成される。シ
リコンの空乏領域Wdの幅と、プローブ22−2によっ
てピックアップされたAC光電流i-ac信号との間の関
係は、次の式19によって与えられる。
命定数tsを決定する方法を説明する。この方法の第1
のステップは、ウエハすなわち試料11の表面15を反
転状態にするのに必要な誘導電荷Qind の値の決定に関
する。これは、表面15を光源22−1からの固定した
強度のAC変調した光で照射し、バイアス電圧源41か
らのバイアス電圧をある範囲でステップ状に変化させ、
プローブ22−2を用いて、ウエハのキャパシタンスと
AC光電流信号を測定することによって達成される。シ
リコンの空乏領域Wdの幅と、プローブ22−2によっ
てピックアップされたAC光電流i-ac信号との間の関
係は、次の式19によって与えられる。
【数13】 ただし、C;プローブとウエハとの間の全体のキャパシ
タンス q;電子の電荷 εs;半導体の誘電定数 Φ;照射強度 1−refl;シリコンに侵入する照射の部分 この式19を用いて、空乏幅が、誘導された電荷バイア
スの範囲にわたって計算される。各バイアスのステップ
において半導体に提供された電荷Qinduced は、関係式
Qinduced =Vg*Cpから計算される。
タンス q;電子の電荷 εs;半導体の誘電定数 Φ;照射強度 1−refl;シリコンに侵入する照射の部分 この式19を用いて、空乏幅が、誘導された電荷バイア
スの範囲にわたって計算される。各バイアスのステップ
において半導体に提供された電荷Qinduced は、関係式
Qinduced =Vg*Cpから計算される。
【0026】反転のQinduced の値は、WdとQind と
の間の関数の形状から決定される。Wd(Qind )が平
坦になるようなQind の値が、反転のQind を与える。
本発明の方法の第2のステップは、上述の第1の組によ
って決定された電圧源41からの正しい固定されたバイ
アス電圧の値Vgをプローブ22−1に印加して、半導
体表面を反転の再生可能な状態におくことに関する。表
面少数キャリアの時定数の値は、この材料がいかに深く
反転されるかに依存する。この方法の第3のステップ
は、変調された光のレベルの組にわたって(すなわち、
1組の値にわたってAC変調された光の強度を変動させ
ることによって)プローブ・キャパシタンスと光電流デ
ータとを集め、値の組のそれぞれにおけるプローブ・キ
ャパシタンスと光電流データとを測定することに関す
る。光ビームの強度と光ビームの変調周波数とは、AC
光電流が光ビームの強度にほぼ比例し、光ビームの変調
周波数に反比例するようになっている。ここで、「ほ
ぼ」とは、3次以上の項は無視して2次の項まで考慮す
るとの意味である。
の間の関数の形状から決定される。Wd(Qind )が平
坦になるようなQind の値が、反転のQind を与える。
本発明の方法の第2のステップは、上述の第1の組によ
って決定された電圧源41からの正しい固定されたバイ
アス電圧の値Vgをプローブ22−1に印加して、半導
体表面を反転の再生可能な状態におくことに関する。表
面少数キャリアの時定数の値は、この材料がいかに深く
反転されるかに依存する。この方法の第3のステップ
は、変調された光のレベルの組にわたって(すなわち、
1組の値にわたってAC変調された光の強度を変動させ
ることによって)プローブ・キャパシタンスと光電流デ
ータとを集め、値の組のそれぞれにおけるプローブ・キ
ャパシタンスと光電流データとを測定することに関す
る。光ビームの強度と光ビームの変調周波数とは、AC
光電流が光ビームの強度にほぼ比例し、光ビームの変調
周波数に反比例するようになっている。ここで、「ほ
ぼ」とは、3次以上の項は無視して2次の項まで考慮す
るとの意味である。
【0027】記憶された変換定数を用いると、このデー
タは、以下の物理的な測定に変換される。すなわち、 1)プローブとウエハとの間の全体のキャパシタンス 2)AC光電流、すなわち、i-ac[アンペア] 3)ウエハ表面に侵入する光の強度、すなわち、Φ、た
だし単位は、[光子数/cm2*sec] この方法の最後のステップは、上述の測定値から少数キ
ャリアの表面再結合の寿命定数(ts)を計算すること
に関する。表面光電圧の方程式を展開した第1次の項に
よれば、取得したデータとテストをしているウエハの物
理的なパラメータとの間には、次の式20のような関係
が予測される。
タは、以下の物理的な測定に変換される。すなわち、 1)プローブとウエハとの間の全体のキャパシタンス 2)AC光電流、すなわち、i-ac[アンペア] 3)ウエハ表面に侵入する光の強度、すなわち、Φ、た
だし単位は、[光子数/cm2*sec] この方法の最後のステップは、上述の測定値から少数キ
ャリアの表面再結合の寿命定数(ts)を計算すること
に関する。表面光電圧の方程式を展開した第1次の項に
よれば、取得したデータとテストをしているウエハの物
理的なパラメータとの間には、次の式20のような関係
が予測される。
【数14】 ただし、q;電子の電荷 εs;半導体の誘電定数 Wd0;反転状態の表面空乏幅 (ディスターブなし、すなわち、ダーク状態) Ψ0;反転及びダーク状態の半導体表面の電位 |l-ac|/Cp・ΦとΦデータの組との数値的な曲線
の適合(回帰)によって、|q|Wd0/εsとts(q
Wd0/εs)2/(2Ψ0)との測定された概算が得ら
れる。Wd0とΨ0とは相互に及びウエハのドーピング濃
度に代数的な関係を有しているから、回帰の結果によ
り、表面の少数キャリアの表面再結合の寿命定数tsを
求めることが可能になる。
の適合(回帰)によって、|q|Wd0/εsとts(q
Wd0/εs)2/(2Ψ0)との測定された概算が得ら
れる。Wd0とΨ0とは相互に及びウエハのドーピング濃
度に代数的な関係を有しているから、回帰の結果によ
り、表面の少数キャリアの表面再結合の寿命定数tsを
求めることが可能になる。
【0028】この方法の別の実施例は、プローブとウエ
ハとの全体のキャパシタンスの測定のみに関する。この
実施例は、第1の実施例とは異なり、ウエハのドーピン
グ濃度の別個の測定、又は反転空乏幅及び(又は)表面
電位の値の別個の測定が必要になる。この方法は、光の
低いレベルへの光電位のDC応答を用いている。その結
果として、テスト光は、第1の実施例で必要であったの
とは異なり、高い周波数変調成分が必要とされない。こ
の方法によれば、1/Cpのデータと光とが適合する。
Wd0、Ψ0、測定エリア[a]、及び定数に対する既知
の値と組み合わせた場合に、回帰から導かれる以下の勾
配の式21を用いると、tsの計算が可能になる。
ハとの全体のキャパシタンスの測定のみに関する。この
実施例は、第1の実施例とは異なり、ウエハのドーピン
グ濃度の別個の測定、又は反転空乏幅及び(又は)表面
電位の値の別個の測定が必要になる。この方法は、光の
低いレベルへの光電位のDC応答を用いている。その結
果として、テスト光は、第1の実施例で必要であったの
とは異なり、高い周波数変調成分が必要とされない。こ
の方法によれば、1/Cpのデータと光とが適合する。
Wd0、Ψ0、測定エリア[a]、及び定数に対する既知
の値と組み合わせた場合に、回帰から導かれる以下の勾
配の式21を用いると、tsの計算が可能になる。
【数15】 上述のいずれかの方法によって導かれるtsとドーピン
グ濃度とを用いることにより、表面再結合速度(又は表
面捕捉速度)を得ることができる。
グ濃度とを用いることにより、表面再結合速度(又は表
面捕捉速度)を得ることができる。
【0029】本発明のこれらの実施例は単なる例示であ
ることを意図しており、当業者は、本発明の精神から離
れることなく多くの変更や修正を加えることができよ
う。これらのすべての変更や修正は、冒頭の特許請求の
範囲において定義される本発明の範囲内に含まれるもの
である。
ることを意図しており、当業者は、本発明の精神から離
れることなく多くの変更や修正を加えることができよ
う。これらのすべての変更や修正は、冒頭の特許請求の
範囲において定義される本発明の範囲内に含まれるもの
である。
【図1】本発明を実現する装置の概略を示すブロック図
である。
である。
【図2】図1に示したプローブ・アセンブリのより詳細
な図である。
な図である。
11 半導体材料からなる試料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 594195616 43 Manning Road,Bil lerica,Massachuset ts 01821,United Stat es of America
Claims (5)
- 【請求項1】 半導体材料からなる試料の少数キャリア
の表面再結合の寿命定数(ts)を決定する方法におい
て、 (a)試料を、第1及び第2の電極の間に、第1の電極
には接して第2の電極からは離間するように配置するス
テップと、 (b)試料と第2の電極との間に形成されるキャパシタ
ンスを測定するステップと、 (c)試料の半導体材料のエネルギ・ギャップよりも波
長が短く、かつ所定の周波数で強度変調されて所定の範
囲で強度が変動する光ビームを用いて、試料の表面の領
域を照射するステップと、 (d)第1及び第2の電極の間に固定のバイアス電圧を
印加して、試料の表面を空乏又反転状態となるようにす
るステップと、 (e)光ビームが照射された試料の表面領域における交
流光電流を測定するステップであって、交流光電流が光
ビームの強度とほぼ比例し光ビームの変調周波数にほぼ
反比例するものとして得られる、交流電流測定ステップ
と、 (f)測定された交流光電流の振幅、キャパシタンス及
び光ビームの照射強度とを用いて、表面少数キャリアの
寿命定数(ts)を決定するステップとからなることを
特徴とする方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法において、ステップ
(b)は、 第1の電極に交流電圧を印加するステップと、 第2の電極上の信号を検出することによりキャパシタン
スを測定するステップとにより実行されることを特徴と
する方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2いずれかに記載の方法に
おいて、ステップ(f)においては、表面少数キャリア
の寿命定数(ts)は、 【数1】 |i_ac|/(Cp・Φ) = |q|/εs・Wd0+ [ts・(q/εs・Wd0)2]/(2Ψ0)・Φ ただし、|i_ac|:交流光電流の振幅 Cp:測定されたキャパシタンス q:電子電荷 Φ:光ビームの強度 εs:試料の半導体材料の誘電定数 Wd0:反転状態の空乏幅 (干渉なし、すなわち、暗い状態) Ψ0:反転及び暗い状態にある試料の半導体材料の表面
電位 によって決定されることを特徴とする方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載の方法にお
いて、ステップ(d)において印加されるバイアス電圧
は、 Qinduced = Vg・Cp ただし、Qinduced:表面を反転するに必要な半導体の誘
導電荷 Vg:バイアス電圧 Cp:測定されたキャパシタンス を満足していることを特徴とする方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載の方法におい
て、ステップ(d)において印加されるバイアス電圧
は、 固定強度の交流変調した光ビームを用いて試料を照射
し、 バイアス電圧を所定の範囲にわたってステップ状に変化
させ、 各バイアス電圧における試料と第2の電極との間のキャ
パシタンス及び交流光電流を測定し、 測定されたキャパシタンス及び交流光電流、及び光ビー
ムの照射強度を用いて、各バイアス電圧における試料の
空乏幅を演算し、 得られた複数の空乏幅から表面反転状態の空乏幅を決定
するとともに、そのときのバイアス電圧を固定のバイア
ス電圧とすることによって決定されることを特徴とする
方法。
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1994
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