JPH08191091A - シリコンウェーハの酸化膜耐圧強度の簡便評価法 - Google Patents
シリコンウェーハの酸化膜耐圧強度の簡便評価法Info
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- JPH08191091A JPH08191091A JP7017429A JP1742995A JPH08191091A JP H08191091 A JPH08191091 A JP H08191091A JP 7017429 A JP7017429 A JP 7017429A JP 1742995 A JP1742995 A JP 1742995A JP H08191091 A JPH08191091 A JP H08191091A
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L22/00—Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
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- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 as−grownシリコンウェーハの酸化膜
耐圧強度を簡便に評価することができるようにする。 【構成】 SPV装置を用いて、as−grownウェ
ーハに白色光を照射しつつ測定したときの少数キャリア
拡散長Lonと、白色光を照射せずに測定したときの少数
キャリア拡散長Loff とを求め、前記ウェーハに存在す
る特有のトラップサイトによって決まる少数キャリア拡
散長Lsafeを、Lsafe=(Loff -2−Lon-2)-1/2によ
り算出する。前記Lsafeは、図1に示すようにシリコン
ウェーハの酸化膜耐圧強度と強い相関があるので、少数
キャリア拡散長Lsafeを求めることにより、as−gr
ownシリコンウェーハの初期酸化膜耐圧強度を簡便に
評価することができる。
耐圧強度を簡便に評価することができるようにする。 【構成】 SPV装置を用いて、as−grownウェ
ーハに白色光を照射しつつ測定したときの少数キャリア
拡散長Lonと、白色光を照射せずに測定したときの少数
キャリア拡散長Loff とを求め、前記ウェーハに存在す
る特有のトラップサイトによって決まる少数キャリア拡
散長Lsafeを、Lsafe=(Loff -2−Lon-2)-1/2によ
り算出する。前記Lsafeは、図1に示すようにシリコン
ウェーハの酸化膜耐圧強度と強い相関があるので、少数
キャリア拡散長Lsafeを求めることにより、as−gr
ownシリコンウェーハの初期酸化膜耐圧強度を簡便に
評価することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコンウェーハの酸
化膜耐圧強度の簡便評価法に関する。
化膜耐圧強度の簡便評価法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、酸化膜耐圧強度はシリコンウェー
ハにとって最も重要な品質特性になっている。上記、酸
化膜耐圧強度の評価は、シリコンウェーハに酸化膜付、
電極付け、パターン形成を行なうことによってMOS構
造を作り測定を行なっている。デバイス工程でシリコン
ウェーハにMOS構造を形成する場合、高い酸化膜耐圧
強度が要求されている。シリコンウェーハの酸化膜耐圧
強度を向上させる手段としては、水素ガス雰囲気中で1
000〜1300°Cの高温熱処理を行う方法が特開平
5−18254、特開平5−152179、特開平5−
152230などに開示されている。シリコンウェーハ
に前記の熱処理を施すと、水素ガスの還元作用によって
シリコンウェーハの表層から不純物酸素が外方拡散さ
れ、酸化膜耐圧強度が向上する。
ハにとって最も重要な品質特性になっている。上記、酸
化膜耐圧強度の評価は、シリコンウェーハに酸化膜付、
電極付け、パターン形成を行なうことによってMOS構
造を作り測定を行なっている。デバイス工程でシリコン
ウェーハにMOS構造を形成する場合、高い酸化膜耐圧
強度が要求されている。シリコンウェーハの酸化膜耐圧
強度を向上させる手段としては、水素ガス雰囲気中で1
000〜1300°Cの高温熱処理を行う方法が特開平
5−18254、特開平5−152179、特開平5−
152230などに開示されている。シリコンウェーハ
に前記の熱処理を施すと、水素ガスの還元作用によって
シリコンウェーハの表層から不純物酸素が外方拡散さ
れ、酸化膜耐圧強度が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリコ
ンウェーハの酸化膜耐圧強度を評価するためには、前記
ウェーハに対してゲート酸化膜付け、電極付けなどの素
子作成が必要であり、多量のウェーハを迅速に評価する
ことは極めて困難である。本発明は上記従来の問題点に
着目してなされたもので、シリコンウェーハの酸化膜耐
圧強度を迅速に評価することができるような酸化膜耐圧
強度の簡便評価法を提供することを目的としている。
ンウェーハの酸化膜耐圧強度を評価するためには、前記
ウェーハに対してゲート酸化膜付け、電極付けなどの素
子作成が必要であり、多量のウェーハを迅速に評価する
ことは極めて困難である。本発明は上記従来の問題点に
着目してなされたもので、シリコンウェーハの酸化膜耐
圧強度を迅速に評価することができるような酸化膜耐圧
強度の簡便評価法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るシリコンウェーハの酸化膜耐圧強度の
簡便評価法は、チョクラルスキー法を用いて単結晶シリ
コンを引き上げ、この単結晶シリコンから得られたas
−grownウェーハに対して行うSPV法による少数
キャリア拡散長測定に基づく酸化膜耐圧強度の簡便評価
において、前記ウェーハに別光源から光を照射しつつ測
定した場合の少数キャリア拡散長Lonと、前記ウェーハ
に別光源の光を照射せずに測定した場合の少数キャリア
拡散長Loff とに基づいて、Lsafe=(Loff -2−Lon
-2)-1/2なる算式からas−grownウェーハに特有
のトラップサイトによって決定される少数キャリア拡散
長Lsafeを求め、これを酸化膜耐圧強度の代用特性とす
ることを特徴としている。
め、本発明に係るシリコンウェーハの酸化膜耐圧強度の
簡便評価法は、チョクラルスキー法を用いて単結晶シリ
コンを引き上げ、この単結晶シリコンから得られたas
−grownウェーハに対して行うSPV法による少数
キャリア拡散長測定に基づく酸化膜耐圧強度の簡便評価
において、前記ウェーハに別光源から光を照射しつつ測
定した場合の少数キャリア拡散長Lonと、前記ウェーハ
に別光源の光を照射せずに測定した場合の少数キャリア
拡散長Loff とに基づいて、Lsafe=(Loff -2−Lon
-2)-1/2なる算式からas−grownウェーハに特有
のトラップサイトによって決定される少数キャリア拡散
長Lsafeを求め、これを酸化膜耐圧強度の代用特性とす
ることを特徴としている。
【0005】
【作用】as−grownシリコンウェーハに存在する
トラップサイトの成分が少数キャリアに与える影響を求
めたところ、前記トラップサイトによって決定される少
数キャリア拡散長Lsafeと、as−grownシリコン
ウェーハの初期酸化膜耐圧強度との間に強い相関がある
ことが判明した。従って、前記少数キャリア拡散長Lsa
feを酸化膜耐圧強度の代用特性として利用することによ
り、シリコンウェーハの初期酸化膜耐圧強度を簡単に求
めることができる。また、前記酸化膜耐圧強度の算出に
必要な演算プログラムが組み込まれているSPV装置を
利用すれば、シリコンウェーハの初期酸化膜耐圧強度の
良否を簡便かつ迅速に評価することができる。
トラップサイトの成分が少数キャリアに与える影響を求
めたところ、前記トラップサイトによって決定される少
数キャリア拡散長Lsafeと、as−grownシリコン
ウェーハの初期酸化膜耐圧強度との間に強い相関がある
ことが判明した。従って、前記少数キャリア拡散長Lsa
feを酸化膜耐圧強度の代用特性として利用することによ
り、シリコンウェーハの初期酸化膜耐圧強度を簡単に求
めることができる。また、前記酸化膜耐圧強度の算出に
必要な演算プログラムが組み込まれているSPV装置を
利用すれば、シリコンウェーハの初期酸化膜耐圧強度の
良否を簡便かつ迅速に評価することができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明に係るシリコンウェーハの酸
化膜耐圧強度の簡便評価法に関する実施例について、図
面を参照して説明する。CZ法を用いて引き上げたn型
の単結晶シリコンインゴットの各位置から試料を切り出
し、各ウェーハについて酸化膜耐圧強度の評価を行っ
た。一方、前記試料に近接する位置から試料を切り出
し、各ウェーハについてSPV法による少数キャリア拡
散長測定を行った。
化膜耐圧強度の簡便評価法に関する実施例について、図
面を参照して説明する。CZ法を用いて引き上げたn型
の単結晶シリコンインゴットの各位置から試料を切り出
し、各ウェーハについて酸化膜耐圧強度の評価を行っ
た。一方、前記試料に近接する位置から試料を切り出
し、各ウェーハについてSPV法による少数キャリア拡
散長測定を行った。
【0007】CZ法を用いて引き上げた単結晶シリコン
中には、as−grownの状態で少数キャリアを捕捉
する何らかのトラップサイトが存在することが知られて
いる。SPV法による少数キャリア拡散長測定におい
て、トラップサイトが多いと前記拡散長が短くなり、少
数キャリアの拡散長測定に影響を与えている。しかしこ
れらのトラップサイトは、測定に用いる光とは別の光源
から前記測定中に発する光よりも弱い白色光をシリコン
ウェーハに照射することによって飽和し、少数キャリア
が捕捉されなくなるので、拡散長測定に対する影響は消
える。今回のSPV測定においては、これをデトラッパ
(D/T)機能という。
中には、as−grownの状態で少数キャリアを捕捉
する何らかのトラップサイトが存在することが知られて
いる。SPV法による少数キャリア拡散長測定におい
て、トラップサイトが多いと前記拡散長が短くなり、少
数キャリアの拡散長測定に影響を与えている。しかしこ
れらのトラップサイトは、測定に用いる光とは別の光源
から前記測定中に発する光よりも弱い白色光をシリコン
ウェーハに照射することによって飽和し、少数キャリア
が捕捉されなくなるので、拡散長測定に対する影響は消
える。今回のSPV測定においては、これをデトラッパ
(D/T)機能という。
【0008】そこで、as−grownウェーハに存在
するトラップサイトの成分が少数キャリアに与える影響
を求め、これを前記ウェーハの初期酸化膜耐圧強度の代
用特性とする。具体的には、測定されるライフタイムτ
measをas−grownウェーハに存在するトラップサ
イトによるτsafeと、その他のトラップサイトによるτ
other とに区分し、前記τsafeを求めるものである。す
なわち、 1/τmeas=1/τsafe+1/τother ・・・・・(1) また、少数キャリア拡散長をL、拡散定数をD、ライフ
タイムをτとしたとき、 L=(D・τ)1/2 ・・・・・・・・・・・・・(2)
するトラップサイトの成分が少数キャリアに与える影響
を求め、これを前記ウェーハの初期酸化膜耐圧強度の代
用特性とする。具体的には、測定されるライフタイムτ
measをas−grownウェーハに存在するトラップサ
イトによるτsafeと、その他のトラップサイトによるτ
other とに区分し、前記τsafeを求めるものである。す
なわち、 1/τmeas=1/τsafe+1/τother ・・・・・(1) また、少数キャリア拡散長をL、拡散定数をD、ライフ
タイムをτとしたとき、 L=(D・τ)1/2 ・・・・・・・・・・・・・(2)
【0009】as−grownウェーハのSPV法によ
る測定において、D/T−ONすなわち前記ウェーハに
別の光源から白色光を照射しながら測定したときの、a
s−grownウェーハに存在するトラップサイトによ
る影響を除去した少数キャリア拡散長と、D/T−OF
Fすなわち前記白色光を照射せずに測定したときの、す
べてのトラップを含む少数キャリア拡散長との差分から
as−grownウェーハ中のトラップサイトによる影
響成分を求めた。具体的には下記の式に基づく計算を行
った。 Lsafe = (Loff -2−Lon-2)-1/2 ・・・・(3) ただし、Lsafeはas−grownウェーハ中のトラッ
プサイトによって決まる少数キャリア拡散長、Lonは白
色光を照射しながら測定したときの少数キャリア拡散
長、Loff は白色光を照射せずに測定したときの少数キ
ャリア拡散長である。
る測定において、D/T−ONすなわち前記ウェーハに
別の光源から白色光を照射しながら測定したときの、a
s−grownウェーハに存在するトラップサイトによ
る影響を除去した少数キャリア拡散長と、D/T−OF
Fすなわち前記白色光を照射せずに測定したときの、す
べてのトラップを含む少数キャリア拡散長との差分から
as−grownウェーハ中のトラップサイトによる影
響成分を求めた。具体的には下記の式に基づく計算を行
った。 Lsafe = (Loff -2−Lon-2)-1/2 ・・・・(3) ただし、Lsafeはas−grownウェーハ中のトラッ
プサイトによって決まる少数キャリア拡散長、Lonは白
色光を照射しながら測定したときの少数キャリア拡散
長、Loff は白色光を照射せずに測定したときの少数キ
ャリア拡散長である。
【0010】図1は、上記拡散長Lsafeとas−gro
wnウェーハのCモード良品率との相関を示すグラフで
ある。前記Cモードの場合、酸化膜耐圧強度は8MV/
cm以上である。図1は、単結晶シリコンインゴットの
各位置から切り出した試料の酸化膜耐圧強度評価結果
と、前記試料に近接する位置から切り出した試料の少数
キャリア拡散長Lsafe測定結果とに基づいて作成したも
ので、同図で明らかなように、as−grownウェー
ハに存在するトラップサイトによって決まる拡散長Lsa
feとCモード良品率との間には、相関係数r=0.98
2の強い相関がある。従って、前記Lsafeは十分に初期
酸化膜耐圧強度の代用特性として利用することができ
る。
wnウェーハのCモード良品率との相関を示すグラフで
ある。前記Cモードの場合、酸化膜耐圧強度は8MV/
cm以上である。図1は、単結晶シリコンインゴットの
各位置から切り出した試料の酸化膜耐圧強度評価結果
と、前記試料に近接する位置から切り出した試料の少数
キャリア拡散長Lsafe測定結果とに基づいて作成したも
ので、同図で明らかなように、as−grownウェー
ハに存在するトラップサイトによって決まる拡散長Lsa
feとCモード良品率との間には、相関係数r=0.98
2の強い相関がある。従って、前記Lsafeは十分に初期
酸化膜耐圧強度の代用特性として利用することができ
る。
【0011】図2は、SEMICONDUCTOR D
IAGNOSTICS INCORPORATED社製
のSPV装置の概略構成を示す説明図である。ハロゲン
ランプ光源から出た光は減衰器で光量を絞られ、バンド
パスフィルタ、チョッパを経てプローブすなわちSPV
トランスデューサ下端のITO(透明電極)を通してシ
リコンウェーハの表面に照射される。これにより発生し
たSPVは、前記シリコンウェーハの表面とITOとの
間を容量結合で結び、SPV値が検出される。SPV装
置には、as−grownウェーハに白色光を照射せず
に行う少数キャリア拡散長の測定と、前記ウェーハに白
色光を照射しつつ行う少数キャリア拡散長の測定と、こ
れらの測定値を用いて前記as−grownウェーハ中
のトラップサイトによって決まる少数キャリア拡散長L
safe=(Loff -2−Lon-2)-1/2なる算式からas−g
rownウェーハに特有のトラップサイトによって決定
される少数キャリア拡散長Lsafeを演算するプログラム
が組み込まれている。これにより、シリコンウェーハの
酸化膜耐圧強度を迅速に評価することができるようにな
る。
IAGNOSTICS INCORPORATED社製
のSPV装置の概略構成を示す説明図である。ハロゲン
ランプ光源から出た光は減衰器で光量を絞られ、バンド
パスフィルタ、チョッパを経てプローブすなわちSPV
トランスデューサ下端のITO(透明電極)を通してシ
リコンウェーハの表面に照射される。これにより発生し
たSPVは、前記シリコンウェーハの表面とITOとの
間を容量結合で結び、SPV値が検出される。SPV装
置には、as−grownウェーハに白色光を照射せず
に行う少数キャリア拡散長の測定と、前記ウェーハに白
色光を照射しつつ行う少数キャリア拡散長の測定と、こ
れらの測定値を用いて前記as−grownウェーハ中
のトラップサイトによって決まる少数キャリア拡散長L
safe=(Loff -2−Lon-2)-1/2なる算式からas−g
rownウェーハに特有のトラップサイトによって決定
される少数キャリア拡散長Lsafeを演算するプログラム
が組み込まれている。これにより、シリコンウェーハの
酸化膜耐圧強度を迅速に評価することができるようにな
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、S
PV装置による少数キャリア拡散長測定の応用として、
as−grownシリコンウェーハに存在するトラップ
サイトによって決定される少数キャリア拡散長を、前記
ウェーハの初期酸化膜耐圧強度の代用特性として利用す
ることにした。この評価方法と、評価を実行する演算プ
ログラムが組み込まれているSPV装置とを用いれば、
従来のように酸化膜耐圧強度評価のつどウェーハにゲー
ト酸化膜付け、電極付けなどの素子作成を行う必要がな
くなる。従って、シリコンウェーハの初期酸化膜耐圧強
度の良否を迅速かつ簡便に評価することができ、半導体
基板の生産能率向上が可能となる。
PV装置による少数キャリア拡散長測定の応用として、
as−grownシリコンウェーハに存在するトラップ
サイトによって決定される少数キャリア拡散長を、前記
ウェーハの初期酸化膜耐圧強度の代用特性として利用す
ることにした。この評価方法と、評価を実行する演算プ
ログラムが組み込まれているSPV装置とを用いれば、
従来のように酸化膜耐圧強度評価のつどウェーハにゲー
ト酸化膜付け、電極付けなどの素子作成を行う必要がな
くなる。従って、シリコンウェーハの初期酸化膜耐圧強
度の良否を迅速かつ簡便に評価することができ、半導体
基板の生産能率向上が可能となる。
【図1】as−grownウェーハに特有のトラップサ
イトによって決定される少数キャリア拡散長Lsafeと、
Cモード良品率との相関を示すグラフである。
イトによって決定される少数キャリア拡散長Lsafeと、
Cモード良品率との相関を示すグラフである。
【図2】SPV装置の一例について、その概略構成を示
す説明図である。
す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 チョクラルスキー法を用いて単結晶シリ
コンを引き上げ、この単結晶シリコンから得られたas
−grownウェーハに対して行うSPV法による少数
キャリア拡散長測定に基づく酸化膜耐圧強度の簡便評価
において、前記ウェーハに別光源から光を照射しつつ測
定した場合の少数キャリア拡散長Lonと、前記ウェーハ
に別光源の光を照射せずに測定した場合の少数キャリア
拡散長Loff とに基づいて、Lsafe=(Loff -2−Lon
-2)-1/2なる算式からas−grownウェーハに特有
のトラップサイトによって決定される少数キャリア拡散
長Lsafeを求め、これを酸化膜耐圧強度の代用特性とす
ることを特徴とするシリコンウェーハの酸化膜耐圧強度
の簡便評価法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7017429A JPH08191091A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | シリコンウェーハの酸化膜耐圧強度の簡便評価法 |
TW85103435A TW307890B (ja) | 1995-01-10 | 1996-03-21 | |
US08/703,887 US5708365A (en) | 1995-01-10 | 1996-08-27 | Method for analysis of silicon wafers |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7017429A JPH08191091A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | シリコンウェーハの酸化膜耐圧強度の簡便評価法 |
US08/703,887 US5708365A (en) | 1995-01-10 | 1996-08-27 | Method for analysis of silicon wafers |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08191091A true JPH08191091A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=26353932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7017429A Pending JPH08191091A (ja) | 1995-01-10 | 1995-01-10 | シリコンウェーハの酸化膜耐圧強度の簡便評価法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5708365A (ja) |
JP (1) | JPH08191091A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007088421A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-04-05 | Sumco Corp | シリコンウェーハの表面欠陥評価方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5661408A (en) * | 1995-03-01 | 1997-08-26 | Qc Solutions, Inc. | Real-time in-line testing of semiconductor wafers |
US6911350B2 (en) * | 2003-03-28 | 2005-06-28 | Qc Solutions, Inc. | Real-time in-line testing of semiconductor wafers |
US7160742B2 (en) | 2003-07-21 | 2007-01-09 | Qc Solutions, Inc. | Methods for integrated implant monitoring |
US7119569B2 (en) * | 2004-03-05 | 2006-10-10 | Qc Solutions, Inc. | Real-time in-line testing of semiconductor wafers |
KR101246493B1 (ko) * | 2011-07-08 | 2013-04-01 | 주식회사 엘지실트론 | 웨이퍼의 결함 평가방법 |
Family Cites Families (10)
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