JP2954125B2 - 軸封装置 - Google Patents

軸封装置

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JP2954125B2
JP2954125B2 JP593698A JP593698A JP2954125B2 JP 2954125 B2 JP2954125 B2 JP 2954125B2 JP 593698 A JP593698 A JP 593698A JP 593698 A JP593698 A JP 593698A JP 2954125 B2 JP2954125 B2 JP 2954125B2
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seal ring
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正樹 宮本
良勝 得竹
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Nippon Pillar Packing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の流体機械や
空気機械等に使用される軸封装置に関するものであり、
特に、シールケーシングを洞貫する回転軸に固定された
回転密封環、シールケーシングに回転密封環に対向した
状態で軸線方向移動可能に保持された静止密封環、静止
密封環とシールケーシングとの間を二次シールする二次
シール機構及び静止密封環を回転密封環へと押圧附勢す
るスプリング部材を具備する2組のメカニカルシールで
あって、回転軸の軸線方向に並列配置された第1及び第
2メカニカルシールにより、両メカニカルシール間に形
成されたシールケーシング内のシール流体領域を介し
て、被密封流体領域と大気領域とをシールするように構
成された軸封装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の軸封装置としては、図1
2に示す如く、シールケーシング104内にこれを洞貫
する回転軸102の軸線方向に2組のメカニカルシール
101 1 ,1012 を対向状に並列配置してなる所謂ダ
ブルシールが周知である。
【0003】すなわち、この軸封装置(以下「従来装
置」という)は、被密封流体領域F側の第1メカニカル
シール1011 と大気領域A側の第2メカニカルシール
101 2 とにより、両メカニカルシール1011 ,10
2 間に形成されたシール流体領域Sを介して、被密封
流体領域Fと大気領域Aとをシールするように構成され
ている。なお、シール流体領域Sには、被密封流体領域
Fの流体(以下「被密封流体」という)の圧力に応じて
設定される適宜圧力のシール流体が注入される。
【0004】而して、従来装置にあっては、各メカニカ
ルシール1011 ,1012 が、図12に示す如く、回
転軸102に固定された共通の回転密封環103と、シ
ールケーシング104に軸線方向移動可能に保持された
静止密封環1051 ,105 2 と、静止密封環10
1 ,1052 を回転密封環103へと押圧附勢するス
プリング部材1091 ,1092 と、静止密封環105
1 ,1052 とシールケーシング104との間を二次シ
ールする二次シール機構1101 ,1102 とを具備し
て、回転密封環103と静止密封環1051 ,1052
との対向端面である密封端面の相対回転作用により、シ
ール流体領域Sと被密封流体領域F又は大気領域Aとの
間をシールするように構成されている。
【0005】ところで、従来装置にあっては、各二次シ
ール機構1101 ,1102 が、図12に示す如く、ゴ
ム材等のエラストマ材からなるOリング110を使用し
て、Oリング110の弾性(エントロピ弾性)により静
止密封環1051 ,1052の回転密封環103への追
従性(軸線方向移動,径方向変位)を確保しつつシール
ケーシング104との間を二次シールするように構成さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなO
リング110を使用した二次シール機構1101 ,11
2 は、構造簡単にして簡易に二次シールを行いうると
いった利点を有するものである反面、Oリング110の
材質上、適用できるシール条件が限定されるといった問
題があった。
【0007】すなわち、Oリング110の構成材である
ゴム材等のエラストマ材は、耐熱性,耐低温性,耐腐食
性に劣るものである。したがって、特に、第1メカニカ
ルシール1011 の二次シール機構1101 にあって
は、Oリング110に被密封流体が接触することから、
被密封流体が高温流体や極低温流体である場合には、二
次シール機能が安定しない。また、被密封流体が、エラ
ストマ材を腐食させるような腐食性流体である場合に
は、当然に使用することができない。さらに、静止密封
環1051 ,1052 の追従性をOリング110の弾性
によって確保しているため、Oリング110に静止密封
環1051 ,1052 の変位に対する追従変形を妨げる
ような流体圧力が作用する高圧条件下や圧力変動条件下
では、静止密封環1051 ,1052 の追従性が確保で
きず、適正なシールを行ない得ない。
【0008】このように、従来装置では、シール条件に
よっては安定した二次シール機能が発揮されず、適用で
きるシール条件が大幅に制限されていたのが実情であ
る。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、シール条件に拘わらず安定した良好なシール機能を
発揮しうる軸封装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、シ
ールケーシングを洞貫する回転軸に固定された回転密封
環、シールケーシングに回転密封環に対向した状態で軸
線方向移動可能に保持された静止密封環、静止密封環と
シールケーシングとの間を二次シールする二次シール機
構及び静止密封環を回転密封環へと押圧附勢するスプリ
ング部材を具備する2組のメカニカルシールであって、
回転軸の軸線方向に並列配置された第1及び第2メカニ
カルシールにより、両メカニカルシール間に形成された
シールケーシング内のシール流体領域を介して、被密封
流体領域と大気領域とをシールするように構成された軸
封装置において、上記の目的を達成すべく、特に、少な
くとも被密封流体領域側の第1メカニカルシールにおけ
る二次シール機構を次のように構成しておくことを提案
するものである。
【0011】すなわち、当該二次シール機構を、静止密
封環の背面部に突設された円筒状部の外周面であって、
静止密封環と同心状の円柱面をなす第1被シール面と、
シールケーシングに形成されており、第1被シール面に
直交する同心状の環状平面をなす第2被シール面と、前
記円筒状部に嵌挿されており、内周面を第1被シール面
にその全周に亘って接触しうる第1シール面に形成する
と共に一側端面を第2被シール面に接触しうる平面状の
第2シール面に形成した円環状体であって、その周方向
における少なくとも一箇所を切離してなるシールリング
と、シールリングをその第1及び第2シール面を除く全
周面部分に接触した状態で外嵌状に抱持する円環状体で
あって、その周方向における少なくとも一箇所であって
シールリングの切離箇所と周方向において齟齬する箇所
を切離してなる保持リングと、保持リングをリング状に
緊縛しており、保持リング及びこれに内嵌されたシール
リングをそれらの切離箇所が衝合する状態に附勢保持す
る緊縛部材と、を具備して、前記スプリング部材を静止
密封環の背面部と保持リングとの間に配置することによ
り、静止密封環を回転密封環へと押圧附勢させると共に
保持リングを介して第2シール面を第2被シール面へと
押圧附勢させるように構成しておくことを提案し、且つ
シールリング及び保持リングにおける各対向切離端面
を、互いに密に係合する微細な凹凸面に形成しておくこ
とを提案する。
【0012】かかる二次シール機構にあっては、シール
リングが、軸線方向に密着状に並列する複数のシールリ
ング部分に分割されており、各シールリング部分が、そ
の周方向における少なくとも一箇所であって当該シール
リング部分に隣接するシールリング部分及び保持リング
の各切離箇所と周方向において齟齬する箇所を切離して
なる円環状体であることが好ましい。このようにシール
リングを複数のシールリング部分に分割しておく場合に
あっても、各シールリング部分及び保持リングにおける
各対向切離端面は、互いに密に係合する凹凸面に形成さ
【0013】また、大気領域側の第2メカニカルシール
の二次シール機構についても、シール条件によっては、
第1メカニカルシールの二次シール機構と同様に、上記
した如く構成しておくことが好ましい。
【0014】かかる構成の二次シール機構によれば、シ
ールリング又は各シールリング部分及び保持リングが、
少なくとも一箇所を切離されたフレキシブルなものであ
り、緊縛部材により切離箇所が閉じる方向に附勢保持さ
れると共にスプリング部材により第2被シール面へと押
圧附勢されているから、両被シール面が径方向,軸線方
向等に相対運動する場合(静止密封環が回転密封環に追
従変位する場合)にも、シールリングの第1及び第2シ
ール面がこれに追従しつつ第1及び第2被シール面に適
正に接触して、両被シール面間を適正にシールさせるこ
とができる。そして、構造上、各構成部材の材質とし
て、シール条件に応じたものを任意に選定できるから、
Oリングのように材質上からシール条件が制限されるよ
うなことがない。例えば、Oリングを使用できない高温
条件,極低温条件下や被密封流体が腐食性流体である条
件下においても、シールリング等の各構成部材をかかる
条件に応じた材質のものに構成しておくことにより、良
好なシール機能を発揮させることができる。
【0015】また、シールリングが軸線方向に密着状に
並列する複数のシールリング部分に分割されている場合
には、各シールリング部分の切離箇所と当該シールリン
グ部分に隣接するシールリング部分及び保持リングの切
離箇所とが周方向に齟齬されていることとも相俟って、
シールすべき流体(シール流体又は被密封流体)の漏れ
経路が極めて長大化すると共に複雑化(一種のラビリン
ス構造化)することから、高圧条件等の極めて苛酷なシ
ール条件下でも、二次シール機能を良好に発揮させるこ
とができる。
【0016】このような二次シール機能は、シールリン
グ又はシールリング部分及び保持リングの各対向切離端
面を互いに密に係合する微細な凹凸面に形成して、上記
漏れ経路をより長大化,複雑化させるようにしておくこ
とによって、より良好に発揮されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図11に基づいて具体的に説明する。なお、以下の説
明において前後とは、便宜上、図1、図3、図4又は図
11における左右を意味するものとする。
【0018】図1に示す軸封装置は、同一構成をなす2
組の非接触形メカニカルシール(ガスシール)11 ,1
2 を回転軸2の軸線方向に逆向きに並列配置してなる所
謂ダブルシールに構成されたもので、被密封流体として
ガスを扱う機器に使用されるものである。
【0019】シールケーシング4は、図1に示す如く、
円形の内周部40に前後方向に所定間隔を隔てて対峙す
る同一形状の第1及び第2環状壁411 ,412 を設け
たもので、回転軸2が前後方向に同心状に洞貫してい
る。而して、シールケーシング4内においては、回転軸
2と各環状壁411 ,412 との間に介装した第1及び
第2非接触形メカニカルシール11 ,12 により、両メ
カニカルシール11 ,1 2 間に形成されたシール流体領
域Sを介して、機内ガス領域である被密封流体領域Fと
機外領域である大気領域Aとをシールするようになって
いる。なお、シール流体領域Sには、適宜のシール流体
が注入されるが、その圧力は被密封流体領域Fの圧力に
応じて適宜に設定される。特に、被密封流体領域Fにお
ける圧力変動が大きい場合には、その変動に応じてシー
ル流体領域Sの圧力が制御されることがある。なお、シ
ール流体としては、一般に、被密封流体に対して不活性
であり且つ無毒なガス等が使用される。この例では、シ
ール流体として窒素ガスを使用している。
【0020】被密封流体領域F側の第1非接触形メカニ
カルシール11 は、図1に示す如く、回転軸2にスリー
ブ21,22を介して固定された回転密封環3と、回転
密封環3の後端面311 に対向して第1環状壁411
軸線方向移動可能に保持された第1静止密封環51 と、
第1静止密封環51 を回転密封環3へと押圧附勢する第
1スプリング部材91 と、第1静止密封環51 と第1環
状壁411 との間を二次シールする第1二次シール機構
101 とを具備して、両密封環3,51 の対向端面たる
密封端面311 ,511 の相対回転部分においてシール
流体領域Sと被密封流体領域Fとの間をシールするよう
に構成されている。大気領域A側の第2非接触形メカニ
カルシール12 は、図1に示す如く、第1非接触形メカ
ニカルシール11 と共用する回転密封環3と、回転密封
環3の前端面312 に対向して第2環状壁412 に軸線
方向移動可能に保持された第2静止密封環52 と、第2
静止密封環52 を回転密封環3へと押圧附勢する第2ス
プリング部材92 と、第2静止密封環52 と第2環状壁
412 との間を二次シールする第2二次シール機構10
2 とを具備して、両密封環3,52 の対向端面たる密封
端面312 ,512の相対回転部分においてシール流体
領域Sと大気領域Aとの間をシールするように構成され
ている。
【0021】回転密封環3はWC,SiC等の超硬質材
で構成されたもので、前後端面である各密封端面3
1 ,312 には適宜形状(例えば、L字形状,スパイ
ラル形状等)をなす動圧発生溝321 ,322 が形成さ
れていて、両密封端面311 ,511 又は312 ,51
2 を、その間にシール流体による動圧を発生せしめて、
非接触状態に保持するようになっている。
【0022】各静止密封環51 ,52 は、回転密封環4
の構成材より軟質のカーボン等で構成されたもので、図
1に示す如く、背面部521 ,522 に突設された同心
状の円筒状部531 ,532 を環状壁411 ,412
内周部421 ,422 に嵌挿させることにより、シール
ケーシング4に軸線方向移動可能に保持されている。な
お、図示していないが、各静止密封環51 ,52 とシー
ルケーシング4との間には、当該静止密封環51 ,52
をその軸線方向移動を一定範囲で許容しつつ回転不能に
係止する手段(ドライブピン等)が介装されている。
【0023】第1二次シール機構101 は、図1及び図
2に示す如く、円筒状部531 の外周面に形成された第
1被シール面11と、シールケーシング4に形成された
第2被シール面12と、円筒状部531 に嵌挿されたシ
ールリング6及び保持リング7と、緊縛部材8と、静止
密封環51 の押圧附勢手段として兼用される前記第1ス
プリング部材91 とを具備してなる。
【0024】第1被シール面11は、第1静止密封環5
1 の円筒状部531 の外周面に形成されており、第1静
止密封環51 と同心状の円柱面をなしている。
【0025】第2被シール面12は、第1環状壁411
の前端面に形成されており、第1被シール面11の軸線
に直交して同心状の環状平面をなしている。
【0026】シールリング6は、図1及び図2に示す如
く、周方向における一箇所60を切離した断面矩形状の
円環状体であり、内周面を第1被シール面11に接触し
うる第1シール面61となすと共に後端面を第2被シー
ル面12に接触しうる第2シール面62となしている。
なお、シールリング6は、切離箇所60を閉じた場合
(切離端面同士を衝合させた場合)において、第1シー
ル面61が第1被シール面11にその全周に亘って密接
しうる形状に成形されている。
【0027】保持リング7は、図1及び図2に示す如
く、シールリング6の第1及び第2シール面61,62
を除く全周面部分(つまりシールリング6の外周面及び
前端面)に接触する状態で該シールリング6に外嵌しう
る断面L字形状の円環状体である。而して、この保持リ
ング7は、シールリング6と同様に周方向における一箇
所70が切離されたものであり、この例では、特に、最
小径内周面を第1被シール面11に接触しうる第1補助
シール面71となすと共に後端面を第2被シール面12
に接触しうる第2補助シール面72となしている。すな
わち、保持リング7は、その切離箇所70がシールリン
グ6の切離箇所60と周方向において齟齬する状態(図
2参照)で、且つ最小径内周面である第1補助シール面
71及び後端面である第2補助シール面72がシールリ
ング6の第1及び第2シール面61,62と同様に第1
及び第2被シール面11,12に接触する状態(図1参
照)で、シールリング6に密に外嵌されている。なお、
保持リング7は、切離箇所70を閉じた場合(切離端面
同士を衝合させた場合)において、第1補助シール面7
1が第1被シール面11にその全周に亘って密接しうる
形状に成形されている。
【0028】緊縛部材8は、図1及び図2に示す如く、
保持リング7の外周面に形成した環状凹部73に係合さ
れた環状のガータスプリングである。この緊縛部材たる
ガータスプリング8は、保持リング7を縮径方向に押圧
しつつリング状に緊縛するものであり、保持リング7の
切離箇所70が開かないように、つまり切離端面同士が
密着衝合する状態に附勢保持するものである。このよう
に保持リング7がガータスプリング8により緊縛される
結果、シールリング6も保持リング7を介して縮径方向
に緊縛されることになり、切離箇所60が閉じた状態に
附勢保持されることになる。
【0029】ところで、シールリング6及び保持リング
7の構成材としては、使用条件に応じたものを任意に選
定することができる。例えば、高温条件下で使用される
場合には耐熱性に富むものが、また被密封流体が腐食性
流体である場合には耐食性に優れたものが選定される。
但し、リング6,7が切離箇所のない完全な円環状体で
ある場合にも被密封流体領域Fの圧力変動や回転軸2の
回転に伴う振動等により容易に変形するようなゴム等の
エラストマ材や軟質プラスチック等の可撓性材は除外さ
れる。また、この例における如く、リング6,7が周方
向における一箇所60,70のみを切離したものである
場合には、ガータスプリング8による緊縛効果が得られ
る程度の弾性(エネルギ弾性)を有するもの(例えば、
カーボン,エンジニアリングプラスチック等)を選定し
ておく必要がある。この例では、被シール面11,12
との摺動性等を考慮して、リング6,7をカーボンで構
成してある。
【0030】第1スプリング部材91 は、図1に示す如
く、第1静止密封環51 の円筒状部531 の回りに所定
間隔を隔てて配置した複数のコイルスプリング91…
(一のみ図示)を第1静止密封環51 の背面部521
保持リング7との間に介挿してなり、第1静止密封環5
1 を回転密封環3へと押圧附勢させると共に、円筒状部
531 に遊嵌させた金属環状板たるスプリング受け92
を介して保持リング7及びシールリング6を第1環状壁
411 へと押圧附勢させるものである。すなわち、シー
ルリング6の第1シール面61は、第1スプリング部材
1 により、保持リング7を介して第1被シール面12
に押圧接触されている。このように、静止密封環51
附勢手段としてのスプリング部材91 を二次シール機構
101 のシール力付与手段として兼用していることか
ら、二次シール機構101 の構成を可及的に簡素化する
ことができる。
【0031】第2二次シール機構102 は、第1二次シ
ール機構101 と同一構造のものを前後方向に逆向きに
設置してなるものであるから、図1において第1二次シ
ール機構101 の構成部材と同一の構成部材について同
一符号を付すことによって、その構成についての説明は
省略する。
【0032】以上のように構成された各非接触形メカニ
カルシール11 ,12 にあって、シールケース4と各静
止密封環51 ,52 との間の二次シールは、各二次シー
ル機構101 ,102 により次のように行なわれる。
【0033】すなわち、シールリング6及び保持リング
7は、一箇所60,70を切離されたフレキシブルなも
のであり、ガータスプリング8により切離箇所60,7
0が閉じるリング状に緊縛されているものであるから、
シールリング6の第1シール面61及び保持リング7の
第1補助シール面71は、軸線方向における相対運動を
可能としつつ、第1被シール面11にその全周に亘って
密接されることになり、リング6,7と静止密封環
1 ,52 の円筒状部531 ,532 との間を良好にシ
ールする。また、シールリング6の第2シール面62及
び保持リング7の第2補助シール面72は、スプリング
部材91 ,92 により、静止密封環4の軸線方向変位に
追従しつつシールケーシング4側の第2被シール面12
に密接されることになり、静止密封環4とシールケーシ
ング4の環状壁41 ,42 との間をリング6,7により
良好にシール(二次シール)する。
【0034】ところで、シールリング6は、保持リング
7に比して、断面積が小さく、径方向及び軸線方向の変
形性(馴染み性)が高い。このため、保持リング7に作
用するガータスプリング8及びスプリング部材91 ,9
2 によるバネ力が不均一であるときにも、かかるバネ力
が均等に作用することになり、被シール面11,12に
均一且つ適正に押圧接触されることになる。したがっ
て、被シール面11,12間は、実質的には、第1及び
第2シール面61,62の接触によって適正にシールさ
れることになる。このとき、第1及び第2補助シール面
71,72は、補助的なシール機能を発揮するにすぎ
ず、保持リング7のシールリング6への嵌合密着面と共
に、シールリング6の切離箇所60が開いた場合におけ
る当該切離箇所60と被シール面11,12との間に形
成される流体漏れ通路を遮断する機能を発揮するもので
ある。
【0035】また、各リング6,7は一箇所60,70
を切離されたフレキシブルなものであるが故に、静止密
封環4の変位に良好に追従でき且つ機器の振動,圧力変
動等に良好に対処できる反面、瞬間的に切離箇所60,
70が開いて流体漏れ(ガス漏れ)を生じる虞れがあ
る。しかし、両リング6,7の切離箇所60,70は周
方向に齟齬しているから、両リング6,7の嵌合部分が
ガータスプリング8による緊縛作用及びスプリング部材
1 ,92 による環状壁411 ,412 への押圧作用に
より密接されていることとも相俟って、切離箇所60,
70が開いたときにも、両リング6,7を貫通する一連
の流体通路が形成されることがなく、上記した流体漏れ
が生じる虞れはない。すなわち、シール流体又は被密封
流体は、保持リング7の切離箇所70から両リング6,
7の嵌合部分を経てシールリング6の切離箇所60へと
侵入しようとしても、かかる迂回経路を辿る間に降圧さ
れることになるため、リング6,7の切離箇所60,7
0を通過して漏出する虞れはない。
【0036】そして、二次シール機構101 ,10
2 は、その構成上、各構成部材の材質をシール条件に応
じて選定しておく(例えば、高温条件下においては耐熱
性材を選定しておき、被密封流体が腐食性流体である条
件下においては耐食性材を選定しておく)ことができる
から、冒頭で述べた如くOリングを使用できないような
条件下やOリングを使用することがシール機能を低下さ
せるような条件下においても、好適に使用することがで
き、良好な二次シール機能を発揮させることができる。
【0037】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範
囲において適宜に改良,変更することができ、例えば、
次のように構成しておくことができる。
【0038】すなわち、各二次シール機構101 ,10
2 における各リング6,7の形状は、保持リング7が第
1及び第2シール面61,62を除く全周面部分に接触
した状態でシールリング6に密接外嵌すること、及び円
柱面状の第1被シール面11と平面状の第2被シール面
12とに接触して両被シール面11,12間をシールで
きるものであることを条件として、任意に設定すること
ができる。例えば、図3に示す第1二次シール機構10
1 では、シールリング6を断面三角形状のものとすると
共に、保持リング7を断面台形状のものとしてある。こ
のような形状とした場合にも、被シール面11,12間
のシール機能は上記した例と同様に発揮される。この場
合、ガータスプリング8による保持リング7の緊縛力
が、シールリング6の静止密封環4方向への押圧力(両
リング6,7の嵌合面に作用する径方向力(緊縛力)の
軸線方向分力)としても作用することになる。
【0039】また、各二次シール機構101 ,102
おけるシールリング6は、軸線方向に密着状に並列する
複数のシールリング部分に分割してもよい。例えば、図
4及び図5に示す第1二次シール機構101 では、シー
ルリング6を、形状,材質を同一とする断面矩形の円環
状体である第1及び第2シールリング部分6a,6bで
構成してある。各シールリング部分6a,6b及び保持
リング7は、図5に示す如く、一箇所60a,60b,
70を切離されたフレキシブルなものであり、ガータス
プリング8により切離箇所60a,60b,70が閉じ
るリング状に緊縛されている。第1シールリング6aの
後端面は第2被シール面12に接触する第2シール面6
2に構成されている。両シールリング6a,6bの軸線
方向における対向端面つまり第1シールリング6aの前
端面と第2シールリング6bの後端面とは、軸線方向に
直交する平滑な環状平面であって、相互に全面的に密に
接触しうる第3シール面63a,63bに構成されてい
る。さらに、完全リング形態とされた各シールリング6
a,6bの内周面は、平滑な円柱面であって、前記円筒
状部531 の外周面である第1被シール面11にその全
周に亘って密に接触しうる第1シール面61a,61b
に構成されている。このように、シールリング6を複数
のシールリング部分6a,6bで構成しておくと、二次
シール機構における流体漏れ通路が更に複雑化する等に
より、より苛酷な圧力条件下でも良好なシール機能を発
揮させることができる。
【0040】また、上記したシールリング6又はシール
リング部分6a,6b及び保持リング7における切離箇
所60,70の数は任意であり、例えば、図6又は図7
に示す如く、シールリング6又はシールリング部分6
a,6b及び保持リング7を二箇所以上に亘って切離さ
せて、複数の円弧状セグメントに分割するように構成す
ることができる。シールリング6又は各シールリング部
分6a,6bの切離箇所数と保持リング7の切離箇所数
とは同一であってもなくとも、何れでもよいが、それら
の切離箇所60…,60a…,60b…,70…は周方
向において相互に齟齬するようにしておく必要がある。
例えば、図8又は図9に示す如く、シールリング6又は
シールリング部分6a,6bを一箇所60,60a,6
0bで切離すると共に、保持リング7を二箇所70,7
0で切離して、それらの切離箇所60,70,70(図
8)又は60a,60b,70,70(図9)を周方向
において相互に齟齬するようにしておく。
【0041】また、シールリング6若しくは各シールリ
ング部分6a,6b又は保持リング7における各対向切
離端面は、互いに密に係合する凹凸面に形成しておくこ
とができ、そのようにしておくことにより流体漏れ経路
を更に長大化,複雑化させ得て流体漏れをより効果的に
阻止することができる。例えば、図4及び図7に示す第
1二次シール機構101 において、各シールリング部分
6a,6b及び保持リング7をいわゆる自然割りにより
複数の円弧状セグメントに切離(分割)する。すなわ
ち、各シールリング部分6a,6b及び保持リング7
を、一般的な切断加工法によるのではなく、つまり各切
離箇所60a,60b,70における切離端面が平滑な
平面となるように切断工具(切断刃,ガスレーザ等)を
使用して切離する(或いは、各円弧状セグメントを切削
加工により得る)のではなく、プレス機等により単に剪
断力を作用させることにより、複数の円弧状セグメント
に切離(分割)するのである。このようにして得られた
各切離箇所60a,60b,70における対向切離端面
60´a,60´a、60´b,60´b又は70´,
70´は、一般的な切断加工や切削加工により得たもの
と異なって、図10に示す如く、微細な凹凸を有するも
のであって、円弧状セグメントを完全リング形態に衝合
させた場合において互いに密に係合(衝合)する凹凸面
となっている。かかる自然割りを行なうに際しては、予
め、所望する被切離箇所に僅かな切線(傷)をつけてお
く等により、リング6,7又はシールリング部分6a,
6bが所望する箇所で正確に且つ欠損部が生じたりしな
いように適正に切離されるように工夫しておくことが好
ましい。
【0042】また、各リング6,7又は各シールリング
部分6a,6bの構成材は、前述した如くシール条件に
応じて選定されるが、それらが複数の円弧状セグメント
に分割されている場合には、一箇所が切離されている場
合のような制限(構成材としてエネルギ弾性材を使用す
る)はなく、シール条件に応じたものを任意に選定する
ことができる。但し、各リング6,7又は各シールリン
グ部分6a,6bを上記した如く自然割りにより複数の
円弧状セグメントに分割しておく場合には、かかる自然
割りを容易に行いうる性質の材料を使用する必要がある
(靱性に富む材料は除外される)。したがって、各リン
グ6,7又は各シールリング部分6a,6bの構成材と
しては、一箇所を切離する場合や自然割りにより切離端
面を凹凸面に形成しておく場合も含めて、一般的には、
被シール面11,12との摺動性等をも考慮して、カー
ボンを使用するのが最適である。
【0043】また、保持リング7における被シール面1
1,12との対向面71,72は、前述した如く、シー
ルリング6への嵌合密着面と相俟ってシールリング6又
はシールリング部分6a,6bの切離箇所60,60
a,60bからの流体漏れを阻止すべく機能するもので
あればよく、第1及び第2シール面のようなシール機能
を発揮するものとしておく必要はないが、第1及び第2
シール面と共にシール作用を行なうべく被シール面1
1,12に接触するように構成しておくことも可能であ
る。
【0044】また、緊縛部材8としてはガータスプリン
グが好適するが、これに限定されるものではない。勿
論、ガータスプリング等の緊縛部材8で緊縛する箇所
は、保持リング7の軸線方向における一箇所であっても
複数箇所(複数本のガータスプリング等を使用する)で
あっても何れでもよいが、シールリング6を切離箇所6
0が閉じた適正なリング形状に保持できることを条件と
して設定しておくことが望ましい。
【0045】ところで、第2二次シール機構102 は、
窒素ガス等の不活性なシール流体を封入したシール流体
領域Sと大気領域Aとの間をシールするものであり、被
密封流体の圧力,温度,性状による影響を直接に受けな
いものであるから、一般的には、冒頭に述べた如き問題
は生じない。したがって、第2二次シール機構10
2は、図11に示す如く、第2静止密封環52 の円筒状
部532 とこれが嵌入する第2環状壁412 の内周部と
の間にOリング10を充填した構成としてもよい。但
し、シール流体領域Sが圧力変動する場合(例えば、シ
ール流体領域Sの圧力を被密封流体領域Fの圧力変動に
応じて制御させる必要のある場合)や被密封流体圧力が
高いためシール流体領域Sを高圧に保持させておく必要
がある場合等には、シール流体の圧力条件次第で冒頭に
述べた如き問題を生じる虞れがあるから、第2二次シー
ル機構102 を第1二次シール機構101 と同様構造と
しておくことが好ましい。すなわち、第2二次シール機
構102 については、第1二次シール機構101 と同様
の構成となしても、Oリング10を使用した構成として
も、何れでもよく、その選択はシール条件に応じて行な
えばよい。
【0046】また、本発明は、両メカニカルシール
1 ,12 として非接触形メカニカルシールを使用した
ダブルシール形又はタンデム形の軸封装置、両メカニカ
ルシール11 ,12 の何れか一方又は両方を接触形メカ
ニカルシール(回転密封環と静止密封環とを相対回転摺
接させるようにしたもの)に構成したダブルシール形又
はタンデム形の軸封装置や両メカニカルシール11 ,1
2 の回転密封環3を各別に設けた軸封装置等、種々の形
式の軸封装置に適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明によれば、二次シール機構の構成部材(特
に、二次シール機能に直接関与するシールリング又はシ
ールリング部分及び保持リング)をシール条件に応じた
材質のもので構成することができるから、シール条件に
拘わらず安定した二次シール機能を発揮し得て、如何な
るシール条件(特に、被密封流体の性状,温度,圧力
等)下においても良好なシール機能を発揮しうる軸封装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軸封装置の一例を示す半截の縦断
側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う縦断正面図である。
【図3】二次シール機構の変形例を示す要部の縦断側面
図である。
【図4】二次シール機構の他の変形例を示す要部の縦断
側面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う縦断正面図である。
【図6】図1に示す二次シール機構の変形例を示す縦断
正面図(断面は図1のII−II線に沿う)である。
【図7】図4に示す二次シール機構の変形例を示す縦断
正面図(断面は図1のV−V線に沿う)である。
【図8】図1に示す二次シール機構の変形例を示す縦断
正面図(断面は図1のII−II線に沿う)である。
【図9】図4に示す二次シール機構の変形例を示す縦断
正面図(断面は図1のV−V線に沿う)である。
【図10】図7の要部を拡大して示す詳細図である。
【図11】本発明に係る軸封装置の変形例を示す図1相
当の縦断側面図である。
【図12】従来装置を示す図1相当の縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 …第1非接触形メカニカルシール(第1メカニカル
シール)、12 …第2非接触形メカニカルシール(第2
メカニカルシール)、2…回転軸、3…回転密封環、4
…シールケーシング、51 …第1静止密封環、52 …第
2静止密封環、6…シールリング、6a…第1シールリ
ング部分、6b…第2シールリング部分、7…保持リン
グ、8…ガータスプリング(緊縛部材)、91 …第1ス
プリング部材、92 …第2スプリング部材、10…Oリ
ング(第2二次シール機構)、101 …第1二次シール
機構、102 …第2二次シール機構、11…第1被シー
ル面、12…第2シール面、411 …第1環状壁、41
2 …第2環状壁、521 ,522 …静止密封環の背面
部、531 ,532 …円筒状部、60,60a,60
b,70…切離箇所、60´a,60´b,70´…切
離端面(凹凸面)、61,61a,61b…第1シール
面、62…第2シール面、63a,63b…第3シール
面、91…コイルスプリング、92…スプリング受け、
A…大気領域、F…被密封流体領域、S…シール流体領
域。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16J 15/34 - 15/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールケーシングを洞貫する回転軸に固
    定された回転密封環、シールケーシングに回転密封環に
    対向した状態で軸線方向移動可能に保持された静止密封
    環、静止密封環とシールケーシングとの間を二次シール
    する二次シール機構及び静止密封環を回転密封環へと押
    圧附勢するスプリング部材を具備する2組のメカニカル
    シールであって、回転軸の軸線方向に並列配置された第
    1及び第2メカニカルシールにより、両メカニカルシー
    ル間に形成されたシールケーシング内のシール流体領域
    を介して、被密封流体領域と大気領域とをシールするよ
    うに構成された軸封装置において、 少なくとも被密封流体領域側の第1メカニカルシールに
    おける二次シール機構が、 静止密封環の背面部に突設された円筒状部の外周面であ
    って、静止密封環と同心状の円柱面をなす第1被シール
    面と、 シールケーシングに形成されており、第1被シール面に
    直交する同心状の環状平面をなす第2被シール面と、 前記円筒状部に嵌挿されており、内周面を第1被シール
    面にその全周に亘って接触しうる第1シール面に形成す
    ると共に一側端面を第2被シール面に接触しうる平面状
    の第2シール面に形成した円環状体であって、その周方
    向における少なくとも一箇所を切離してなり、その対向
    切離端面が互いに密に係合する微細な凹凸面に形成され
    ているシールリングと、 シールリングをその第1及び第2シール面を除く全周面
    部分に接触した状態で外嵌状に抱持する円環状体であっ
    て、その周方向における少なくとも一箇所であってシー
    ルリングの切離箇所と周方向において齟齬する箇所を切
    離してなり、その対向切離端面が互いに密に係合する微
    細な凹凸面に形成されている保持リングと、 保持リングをリング状に緊縛しており、保持リング及び
    これに内嵌されたシールリングをそれらの切離箇所が衝
    合する状態に附勢保持する緊縛部材と、 を具備して、前記スプリング部材を静止密封環の背面部
    と保持リングとの間に配置することにより、静止密封環
    を回転密封環へと押圧附勢させると共に保持リングを介
    して第2シール面を第2被シール面へと押圧附勢させる
    ように構成されていることを特徴とする軸封装置。
  2. 【請求項2】 シールリングが、軸線方向に密着状に並
    列する複数のシールリング部分に分割されており、各シ
    ールリング部分は、その周方向における少なくとも一箇
    所であって当該シールリング部分に隣接するシールリン
    グ部分及び保持リングの各切離箇所と周方向において齟
    齬する箇所を切離してなり、その対向切離端面が互いに
    密に係合する微細な凹凸面に形成されている円環状体で
    あることを特徴とする、請求項1に記載する軸封装置。
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