JP2953967B2 - 道路側壁部のアンカー工事用削孔装置 - Google Patents

道路側壁部のアンカー工事用削孔装置

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JP2953967B2
JP2953967B2 JP27440294A JP27440294A JP2953967B2 JP 2953967 B2 JP2953967 B2 JP 2953967B2 JP 27440294 A JP27440294 A JP 27440294A JP 27440294 A JP27440294 A JP 27440294A JP 2953967 B2 JP2953967 B2 JP 2953967B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、高速自動車
道路のトンネル側壁や谷部の側壁の補修工事において、
片側車線を一般車輛の通過を許容する条件下で他側の車
線において側壁部にアンカー工事を施工するための削孔
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路トンネルの内部の工事にお
いては休日前や万一の場合に緊急退避を要する場合があ
るが、既設トンネルの補修工事におけるアンカー工事に
使用される削孔機には、高速移動の能力を備えた機種は
ないのが現状である。
【0003】従来の自走式のアンカー工事用の削孔機と
しては、油圧ジャッキを利用するスキッドタイプとクロ
ーラ走行タイプが主であり、高速走行可能なトラックな
どを用いたものはなく、走行速度も非常に遅いものであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため従来では、高
速自動車道路のトンネル補修工事を例に挙げると、施工
開始時あるいは再開始時には、削孔機をトンネル内の工
事指定場所まで必要機器・資材と共にトラック輪送し
て、荷降ろし作業後工事の段取作業に取り掛かるなどの
工程を必要とし、極めて非能率的であった。
【0005】稀に、スキッドタイプの削孔機をトラック
の荷台に載せた状態で作業した例もあるが、その場合、
削孔機とトラック荷台との緊結や、トラックの水平確保
に難があると共に、トンネル壁面の状況に応じて削孔機
の削孔位置及び削孔角度を調節して設置する必要がある
が、これについても従来は単に削孔機自体の油圧による
角度調整機構を利用するものであるため、その角度と削
孔位置の選定範囲が極めて狭く、高さのある荷台上で様
々な削孔位置や削孔方向に適応して広範囲に調整するこ
とが困難であるばかりでなく、位置と方向の両者を同時
に調整して設置する作業には多大の時間と労力を要する
と共に、削孔機に旋回装置がなくて人為的に削孔機を旋
回しているため、作業に非常に危険を伴うなどの問題も
あった。
【0006】また、旋回作業が困難なため、予めトンネ
ル外で穿孔方向に向けてトラックの荷台に設置し、削孔
機の一部が荷台の外側にはみ出たまま輸送するなどの大
変危険なケースもあった。
【0007】さらに、工事側車線と一般車の通行車線と
の境界には、一般に危険防止のためのガードフェンスを
設ける必要があるが、従来では重量のあるガイドフェン
スの機材を現場に搬入して組立てるため、その設置及び
撤去作業あるいは倒壊防止の養生等に多大の時間と労力
を要していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記従来の課
題を解決するために、低床式トラックの荷台1上にター
ンテーブル4を介して水平旋回自在に設置された基台5
と、その上に配した架台6と、基台5及び架台6の前部
間及び後部間にそれぞれ両端を枢着した左右一対の前部
リンクアーム7,7及び後部リンクアーム7’,7’と
から平行四辺形リンク機構を構成し、基台5及び架台6
との間に斜めに介在させた作動シリンダ8のシリンダ本
体の一部を前後部のリンクアーム7,7’の枢着点間に
おける架台6に枢着し、かつ伸縮ロッド8’の先端を基
台5の一部に枢着し、架台6上に角度調整機構つき削孔
機を設置してなる道路トンネルアンカー工事用削孔装置
を提案するものである。
【0009】またこの発明は、低床式トラックの荷台1
上にターンテーブル4を介して水平旋回自在に設置され
た基台5と、その上に配した架台6と、基台5及び架台
6の前部間及び後部間にそれぞれ両端を枢着した左右一
対の前部リンクアーム7,7及び後部リンクアーム
7’,7’とから平行四辺形リンク機構を構成し、基台
5及び架台6との間に斜めに介在させた作動シリンダ8
のシリンダ本体の一部を前後部のリンクアーム7,7’
の枢着点間における架台6に枢着し、かつ伸縮ロッド
8’の先端を基台5の一部に枢着し、架台6上に角度調
整機構つき削孔機を設置し、荷台1の側縁部にガードフ
ェンス16,16’を取り外し自在に設置してなる道路
トンネルアンカー工事用削孔装置を提案するものであ
る。
【0010】さらにこの発明は、低床式トラックの荷台
1上にターンテーブル4を介して水平旋回自在に設置さ
れた基台5と、その上に配した架台6と、基台5及び架
台6の前部間及び後部間にそれぞれ両端を枢着した左右
一対の前部リンクアーム7,7及び後部リンクアーム
7’,7’とから平行四辺形リンク機構を構成し、基台
5及び架台6との間に斜めに介在させた作動シリンダ8
のシリンダ本体の一部を前後部のリンクアーム7,7’
の枢着点間における架台6に枢着し、かつ伸縮ロッド
8’の先端を基台5の一部に枢着し、架台6上に角度調
整機構つき削孔機を設置し、荷台1の側縁部にガードフ
ェンス16,16’を取り外し自在に設置し、さらに荷
台1上に削孔により発生するくり粉処理用のサイクロン
19とこれに連携する集塵装置20を配備してなる道路
トンネルアンカー工事用削孔装置を提案するものであ
る。
【0011】
【作用】即座に高速走行移動可能なトラックの荷台1に
削孔機2及び付帯機器が搭載されているため、トンネル
に沿って順次アンカー工事を連続する場合や緊急又は定
期退避時に、簡単かつ迅速に削孔機2及び付帯機器を移
動することができ、また機器の移動設置が飛躍的に短縮
される。
【0012】架台6は、基台5、架台6、前後部のリン
クアーム7,7及び7’,7’とにより構成された平行
四辺形リンク機構の各部の寸法や作動シリンダ8のスト
ローク長及び本体の枢着点位置を施工現場の状況に応じ
て適宜設定することにより、作動シリンダ8の伸縮作動
にしたがって設定位置に上昇前進ないし下降後退するこ
とから、削孔機2の先端をトンネル側壁の曲面に沿った
様々な削孔位置及び削孔方向に対して適正な位置及び角
度に自動的に設定保持させることが可能となると共に、
特に側壁の高い位置における掘削方向の上向き角度及び
側壁の低い位置における掘削方向の下向き角度が10°な
いし20°といった浅い角度に対して、高さのあるトラッ
クの荷台1上に設置した削孔機2の傾き角度と前後の位
置を無理なく自動的に設定することが可能となる。
【0013】また、トラック荷台にガードフェンスを取
り外し自在に設置したため、アンカーの削孔作業部位に
対応してガードフェンスを自由に入れ替えて設置し、片
側斜線を通行する車両や人の安全を的確に確保すること
ができる。
【0014】さらに削孔により発生するくり粉処理用の
サイクロン19とこれに連携する集塵装置20を荷台1
上に配備したことにより、くり粉処理の自動化を果た
し、施工能率を高めることができる。
【0015】基台5は旋回自在であるため、削孔機2の
移動運搬時には荷台1の長手方向に向けて荷台1内に納
め、削孔施工時には荷台1の側面の施工部位に向けて設
置できる。
【0016】
【実施例】以下この発明を図面に示す実施例について説
明すると、クレーン付大型低床式トラック(例えば、荷
台の幅:2.4m、長さ:8.6m、高さ:1.1m)の荷台1上
に、ロータリーパーカッションドリルなどの削孔機2の
高さ及び前後位置を自動的に調整するための自動変位架
台装置3が油圧駆動のターンテーブル4を介して旋回自
在に設置されている。
【0017】この自動変位架台装置3は、削孔機2の先
端が向いた側を前部として、この前部が削孔機2を搬送
中にはトラックの長さ方向に向いた旋回位置に静止し、
荷台1内に全体が収まるようになっており、かつ削孔機
2の使用に際しては前部がトラックの側面方向に向いた
旋回位置に静止するようになっており、各静止位置にお
いて荷台1と自動変位架台装置3に設けた差込孔にピン
を差し込んで連結固定する。
【0018】自動変位架台装置3は図1に示すように、
ターンテーブル4によって荷台1上に水平旋回自在に設
置された基台5と、その上に配した架台6と、基台5及
び架台6の前部間及び後部間にそれぞれ両端を枢着した
左右一対の前部リンクアーム7,7及び後部リンクアー
ム7’,7’、並びに基台5及び架台6との間に介在さ
せた左右一対の油圧駆動の作動シリンダ8,8とからな
り、基台5、架台6、前後部のリンクアーム7,7及び
7’,7’とにより平行四辺形リンク機構を構成してい
る。
【0019】図示の実施例においては作動シリンダ8
は、そのシリンダ本体の一部を前後部のリンクアーム7
及び7’の枢着点間における架台6に枢着し、伸縮ロッ
ド8’の先端を基台5におけるリンクアーム7’の枢着
点と同軸上に枢着しており、伸縮ロッド8’を伸長作動
するときには、図1,図5及び図6に示すように前後部
のリンクアーム7,7’を削孔機2の先端側方向に回転
させて、架台6を削孔機2の先端側に向かって前進させ
るように変位し、また伸縮ロッド8’を収縮作動すると
きには、図7,8に示すように前後部のリンクアーム
7,7’を削孔機2の後端側方向に回転させて架台6を
削孔機2の後端側に後退させるように変位するようにそ
のストローク長及び本体の枢着点位置が設定されてい
る。
【0020】そして上記平行四辺形リンク機構はリンク
アーム7,7’のそれぞれの両端の枢着点を結ぶ直線が
基台5及び架台6に対して直角をなし、架台6が最大高
さに上昇した時点を境に架台6を下降しながら前方又は
後方に移動させるため、この昇降及び進退動作を確実に
行わせるためには、その作動シリンダ8はリンクアーム
7,7’のそれぞれの両端の枢着点を結ぶ直線に対して
常に平行にならないように基台5と架台6との間に連結
されること(平行であると架台6が最大高さになった時
点で、平行四辺形リンク機構は変位不能になる)、なら
びにリンクアーム7,7’のそれぞれの両端の枢着点を
結ぶ直線が基台5及び架台6に対して直角をなすまで少
なくとも伸縮作動できるストロークを有することが必要
である。
【0021】従って、いま作動シリンダ8を図5に示す
架台6の上昇前進状態から徐々に収縮作動すると、図6
に示すように架台6は後退しながら一旦上昇し、最大限
に上昇した後には、図7に示すようにリンクアーム7,
7’を削孔機2の後端側に徐々に傾倒し始めて架台6を
さらに後退させ、ついには図8,図9に示すように架台
6を最大限に下降した後退状態にさせることになる。
【0022】このように架台6は平行四辺形リンク機構
の各部の寸法や作動シリンダ8のストローク長及び本体
の枢着点位置を施工現場の状況に応じて適宜設定するこ
とにより、作動シリンダ8の伸縮作動にしたがって設定
位置に上昇前進ないし下降後退することから、削孔機2
の先端をトンネル側壁の曲面に沿った様々な削孔位置及
び削孔方向に対して適正な位置及び角度に自動的に設定
保持させることが可能となると共に、特に側壁の高い位
置における掘削方向の上向き角度及び側壁の低い位置に
おける掘削方向の下向き角度が10°ないし20°といった
浅い角度に対して、高さのあるトラックの荷台1上に設
置した削孔機2の方向を無理なく自動的に設定すること
が可能となる。
【0023】例えば、図1は上記構成の自動変位架台装
置3を荷台1に搭載したトラックを走行車線と追い越し
車線の二車線からなるトンネル内において、一側の走行
車線では一般車輛の通行を許しながら他側の追い越し車
線内において図示のA,B,C,Dの高さ位置及び方向
にアンカーの削孔施工を行っている状態を示したもの
で、トラックは走行車線との境界にほぼ近接した追い越
し車線の巾内の限界停止位置に停止固定してあり、これ
以上走行車線側に近寄ることはできない状況下にある
(荷台2の高さもトラックの構造上限界がある)。
【0024】このような状況において、図1に示すA,
Bのようにトンネル側壁の高い位置で上向き方向に削孔
施工するに当たっては、図5及び図6に示すように架台
6を上昇前進させて削孔機2を所定の上向き角度に調整
して削孔施工し、またC,Dのようにトンネル側壁の低
い位置で下向き方向に削孔施工するに当たっては、図7
及び図8に示すように架台6を上昇前進させて削孔機2
を所定の下向き角度に調整して削孔施工する。
【0025】特に図1に示すDの低い位置で下向きの浅
い角度で削孔施工する場合には、架台6を図9に示すよ
うに下降させて後方に後退させることによってその施工
が可能となるもので、例えば図10に示すように架台6
が同じ下降位置にあっても、架台6の位置が前にあって
削孔機2がトンネル側壁に近づく位置においてはDの位
置及び方向に削孔することができずに図10のE位置に
なり、また架台6が同じ後退位置にあっても、架台6の
位置が高い場合には同じくDの位置及び方向に削孔する
ことができずに図10のF位置になってしまう。
【0026】要するに、トンネル側壁に対するトラック
の停止位置及び荷台2の高さに限界がある場合に、上記
自動変位架台装置3により架台6と共に削孔機2の高さ
と前後の位置を適宜変化させることによって、削孔でき
る位置及び方向を広範囲に選定することが可能となる。
【0027】なお、図12にこの発明により二車線のト
ンネルにアンカー施工した態様を示したが、この発明は
トンネルのみならず谷部の道路のように路肩が壁面にな
っている部分にアンカーを施工する場合にも適用するこ
とが可能である。
【0028】架台6にはその前端に変位架台装置3の旋
回時に障害とならないように折り畳み式とした作業足場
9が設けられ、また側縁には可般式の削孔ロッド及びケ
ーシングを縦に収納できるようにした筒状のスタンド1
0が多数設けられている。
【0029】なお、削孔機2としては図11に示すよう
に、架台6上に設置した固定台11上にリンクアーム1
2、チルトシリンダ13及びレイズシリンダ14を介し
て上向きないし下向きに角度調整自在な(削孔角度は上
向き25°から下向き90°の範囲に調整可能)支持台15
を設け、この支持台15に削孔機2の本体を前後及び左
右にスライド調整自在に設置した公知のものを用いる。
【0030】削孔機2による削孔部と反対側のトラック
の荷台1の側縁部には図8,9に示すように、前部及び
後部のガードフェンス16,16’が荷台1の左右方向
にそれぞれガイドレールと車輪によって移動自在にかつ
取り外し自在に設置されており、削孔部が荷台1の左右
のいずれの側になってもそれに応じてガードフェンス1
6,16’の設置位置を入れ替えてできるようになって
いる。
【0031】ガードフェンス16,16’の入れ替え方
法としては、スライドレールへの差換え式、スライドレ
ールと共に入れ替える式、トラック荷台上を軸にガード
フェンスが旋回して入れ替わる方式等がある。
【0032】荷台1にはさらに、内クレーン17、削孔
機用操作盤18、サイクロン19、粉塵の集塵機20、
配電盤21、油圧ユニット22並びに荷台の四隅付近に
4本のアウトリガー23が設置されている。
【0033】内クレーン17は削孔ロッドやビットある
いはケーシングパイプの移動に用いられ、またトラック
運転台上の外クレーン24はトラック外部の物体の移動
に用いられる。
【0034】サイクロン19と集塵機20は削孔時に発
生するくり粉を圧縮空気により孔内から孔外に吐きする
ことを施工条件として義務付けられる場合に必要なもの
で、その配備により削孔により発生するくり粉処理の自
動化を果たし、施工能率を高めることができる。
【0035】4本のアウトリガー23により、トラック
荷台1の水平を簡便に確保できるため、装置全体の移動
据え付け作業の能率向上が図れる。
【0036】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、即座に高
速で走行移動可能なトラックの荷台に削孔機及び付帯機
器が搭載されているため、トンネルに沿って順次アンカ
ー工事を連続する場合や緊急又は定期退避時に、簡単か
つ迅速に削孔機及び付帯機器を移動することができ、ま
たアンカー工事の連続施工の際の削孔機の移動設置を飛
躍的に短縮することができる。
【0037】また削孔機を設置した架台は、基台、架台
及び前後部のリンクアームとにより構成された平行四辺
形リンク機構の各部の寸法や作動シリンダのストローク
長及び本体の枢着点位置を施工現場の状況に応じて適宜
設定することにより、作動シリンダの伸縮作動にしたが
って適正位置に自動的に上昇前進ないし下降後退するこ
とから、削孔機をトンネル側壁の曲面に沿った様々な削
孔位置及び削孔方向に対して適正な位置及び角度に自動
的に設定保持させることが可能となると共に、特に側壁
の高い位置における掘削方向の上向き角度及び側壁の低
い位置における掘削方向の下向き角度が浅い場合に対し
て、高さのあるトラックの荷台上に設置した削孔機の方
向及び削孔高さ位置を無理なく自動的に設定することが
できる。
【0038】また、トラック荷台にガードフェンスを取
り外し自在に設置したので、削孔作業部位に対応してガ
ードフェンスを自由に入れ替えて設置し、片側斜線を通
行する車両や人の安全を的確に確保することができる。
【0039】さらに削孔により発生するくり粉処理用の
サイクロンとこれに連携する集塵装置を荷台上に配備し
たことにより、くり粉処理の自動化を果たし、施工能率
を高めることができる。
【0040】基台は旋回自在であるので、削孔機の移動
運搬時には荷台の長手方向の向けて荷台内に納め、削孔
施工時には荷台の側面の施工部位に向けて設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の削孔装置の正面図である。
【図2】この発明の削孔装置の平面図である。
【図3】この発明に係るトラック荷台の平面図である。
【図4】この発明に係るトラックの側面図である。
【図5】この発明の削孔装置の一作動態様を示す正面図
である。
【図6】この発明の削孔装置の他の作動態様を示す正面
図である。
【図7】この発明の削孔装置の他の作動態様を示す正面
図である。
【図8】この発明の削孔装置の他の作動態様を示す正面
図である。
【図9】この発明の削孔装置の他の作動態様を示す正面
図である。
【図10】削孔機の位置の変化と削孔位置の関係の一例
を示す正面図である。
【図11】この発明に係る削孔機の一例を示す側面図で
ある。
【図12】この発明によりトンネルにアンカーを設置し
た態様を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 荷台 2 削孔機 3 自動変位架台装置 4 ターンテーブル 5 基台 6 架台 7 前部リンクアーム 7’ 後部リンクアーム 8 作動シリンダ 8’ 伸縮ロッド 9 作業足場 10 スタンド 11 固定台 12 リンクアーム 13 チルトシリンダ 14 レイズシリンダ 15 支持台 16 ガードフェンス 16’ ガードフェンス 17 内クレーン 18 削孔機用操作盤 19 サイクロン 20 集塵機 21 配電盤 22 油圧ユニット 23 アウトリガー 24 外クレーン
フロントページの続き (72)発明者 松本 義則 東京都中央区銀座8丁目14番14号 日特 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭47−14001(JP,A) 特開 昭62−284885(JP,A) 実開 平3−119097(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21B 7/02 E21B 1/02 E21D 20/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低床式トラックの荷台上にターンテーブ
    ルを介して水平旋回自在に設置された基台と、その上に
    配した架台と、前記基台及び架台の前部間及び後部間に
    それぞれ両端を枢着した左右一対の前部リンクアーム及
    び後部リンクアームとから平行四辺形リンク機構を構成
    し、前記基台及び架台との間に斜めに介在させた作動シ
    リンダのシリンダ本体の一部を前記前後部のリンクアー
    ムの各枢着点間における前記架台に枢着し、かつ伸縮ロ
    ッドの先端を前記基台の一部にに枢着し、前記架台上に
    角度調整機構つき削孔機を設置してなることを特徴とす
    る道路側壁部のアンカー工事用削孔装置。
  2. 【請求項2】 低床式トラックの荷台上にターンテーブ
    ルを介して水平旋回自在に設置された基台と、その上に
    配した架台と、前記基台及び架台の前部間及び後部間に
    それぞれ両端を枢着した左右一対の前部リンクアーム及
    び後部リンクアームとから平行四辺形リンク機構を構成
    し、前記基台及び架台との間に斜めに介在させた作動シ
    リンダのシリンダ本体の一部を前記前後部のリンクアー
    ムの各枢着点間における前記架台に枢着し、かつ伸縮ロ
    ッドの先端を前記基台の一部にに枢着し、前記架台上に
    角度調整機構つき削孔機を設置し、前記荷台の側縁部に
    ガードフェンスを取り外し自在に設置してなることを特
    徴とする請求項1又は2記載の道路側壁部のアンカー工
    事用削孔装置。
  3. 【請求項3】 低床式トラックの荷台上にターンテーブ
    ルを介して水平旋回自在に設置された基台と、その上に
    配した架台と、前記基台及び架台の前部間及び後部間に
    それぞれ両端を枢着した左右一対の前部リンクアーム及
    び後部リンクアームとから平行四辺形リンク機構を構成
    し、前記基台及び架台との間に斜めに介在させた作動シ
    リンダのシリンダ本体の一部を前記前後部のリンクアー
    ムの各枢着点間における前記架台に枢着し、かつ伸縮ロ
    ッドの先端を前記基台の一部にに枢着し、前記架台上に
    角度調整機構つき削孔機を設置し、前記荷台の側縁部に
    ガードフェンスを取り外し自在に設置し、さらに前記荷
    台上に削孔により発生するくり粉処理用のサイクロンと
    これに連携する集塵装置を配備してなることを特徴とす
    る道路側壁部のアンカー工事用削孔装置。
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