JP2953619B1 - キートップへの標章付与方法 - Google Patents
キートップへの標章付与方法Info
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Abstract
【要約】
【課題】携帯無線電話機のキートップへ文字や図形、記
号などの標章を気苦労なく付与でき、その付与上の量産
効果を昂める。 【解決手段】透明な硬質合成樹脂製のキートップ板材
(M)と透明な合成樹脂フィルム(18)とを用意し
て、先ず表面にキートップ板材(M)のキートップ(1
0)と対応位置する標章(16)とその背景(23)を
多色刷りした合成樹脂フィルム(18)を、その後キー
トップ板材(M)の裏面へ透明な接着剤(24)によっ
て貼り合わせて、最後に上記フィルム(18)とキート
ップ板材(M)におけるキートップ(10)以外の残余
部分を切り抜き除去する。
号などの標章を気苦労なく付与でき、その付与上の量産
効果を昂める。 【解決手段】透明な硬質合成樹脂製のキートップ板材
(M)と透明な合成樹脂フィルム(18)とを用意し
て、先ず表面にキートップ板材(M)のキートップ(1
0)と対応位置する標章(16)とその背景(23)を
多色刷りした合成樹脂フィルム(18)を、その後キー
トップ板材(M)の裏面へ透明な接着剤(24)によっ
て貼り合わせて、最後に上記フィルム(18)とキート
ップ板材(M)におけるキートップ(10)以外の残余
部分を切り抜き除去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯無線電話機のキ
ートップ(押しボタン)へ、必要な文字や図形、記号、
その他の標章を付与する方法に関する。
ートップ(押しボタン)へ、必要な文字や図形、記号、
その他の標章を付与する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、別個独立する複数のキートップ
を備えた型式の携帯無線電話機では、そのキートップへ
必要な文字や図形、記号などの標章を機械的に付与する
ため、これらが予じめ連繋状態にある1枚物として、透
明な硬質合成樹脂から一体成形されたキートップ板材を
用い、その裏面から先ず適当な着色のカラーインキによ
り、上記キートップ板材のキートップと対応位置する標
章を印刷し、次いでその標章の背景となるベタ刷りを、
グレー色のカラーインキにより行なって、最後に上記キ
ートップ板材におけるキートップ以外の残余部分を切り
抜き除去し、その独立した各個のキートップをゴムスイ
ッチシートへ貼り付けた状態のもとで、電話機ケースへ
内側から組み込み使用している通例である。
を備えた型式の携帯無線電話機では、そのキートップへ
必要な文字や図形、記号などの標章を機械的に付与する
ため、これらが予じめ連繋状態にある1枚物として、透
明な硬質合成樹脂から一体成形されたキートップ板材を
用い、その裏面から先ず適当な着色のカラーインキによ
り、上記キートップ板材のキートップと対応位置する標
章を印刷し、次いでその標章の背景となるベタ刷りを、
グレー色のカラーインキにより行なって、最後に上記キ
ートップ板材におけるキートップ以外の残余部分を切り
抜き除去し、その独立した各個のキートップをゴムスイ
ッチシートへ貼り付けた状態のもとで、電話機ケースへ
内側から組み込み使用している通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方法では硬質な合成樹脂からの一体成形品であるキート
ップ板材へ、必要な標章を直かに印刷しているため、そ
の印刷上あらゆる版式を使うことができず、シルクスク
リーン印刷法を採用せざるを得ない。
方法では硬質な合成樹脂からの一体成形品であるキート
ップ板材へ、必要な標章を直かに印刷しているため、そ
の印刷上あらゆる版式を使うことができず、シルクスク
リーン印刷法を採用せざるを得ない。
【0004】しかも、そのシルクスクリーン印刷法を採
用したとして、万一印刷精度上のミスや汚れなどを生じ
た場合には、上記キートップ板材それ自身の廃棄を余儀
なくされることとなり、印刷業者として気苦労が絶え
ず、量産効果にも劣る。
用したとして、万一印刷精度上のミスや汚れなどを生じ
た場合には、上記キートップ板材それ自身の廃棄を余儀
なくされることとなり、印刷業者として気苦労が絶え
ず、量産効果にも劣る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の改良を企図しており、そのためにキートップへの標章
付与方法として、点在分布する複数のキートップが予じ
め連繋状態にある1枚物として、透明な硬質合成樹脂か
ら一体成形されたキートップ板材と、裏面に剥離可能な
印刷用補強シートが貼り合わされた透明な合成樹脂フィ
ルムとを用意して、
の改良を企図しており、そのためにキートップへの標章
付与方法として、点在分布する複数のキートップが予じ
め連繋状態にある1枚物として、透明な硬質合成樹脂か
ら一体成形されたキートップ板材と、裏面に剥離可能な
印刷用補強シートが貼り合わされた透明な合成樹脂フィ
ルムとを用意して、
【0006】先ず、上記合成樹脂フィルムの表面へ任意
色の第1カラーインキにより背景となるベタ刷りと、そ
の第1カラーインキと異色の第2カラーインキにより上
記キートップ板材のキートップと対応位置する文字や図
形、記号、その他の標章の印刷とを順次に行ない、
色の第1カラーインキにより背景となるベタ刷りと、そ
の第1カラーインキと異色の第2カラーインキにより上
記キートップ板材のキートップと対応位置する文字や図
形、記号、その他の標章の印刷とを順次に行ない、
【0007】その後、上記合成樹脂フィルムをキートッ
プ板材のフラットな裏面へ、その標章がキートップと対
応位置するように、透明な接着剤を介して貼り合わせ、
プ板材のフラットな裏面へ、その標章がキートップと対
応位置するように、透明な接着剤を介して貼り合わせ、
【0008】最後に、上記合成樹脂フィルムとキートッ
プ板材におけるキートップ以外の残余部分を、上記印刷
用補強シートに到達しない一定深さだけ切り抜き除去す
ることを特徴とするものである。
プ板材におけるキートップ以外の残余部分を、上記印刷
用補強シートに到達しない一定深さだけ切り抜き除去す
ることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、図1、2はその本発明の適用一例に係る
携帯無線電話機を示しており、(10)は電話機ケース
(C)の表示面(11)に点在分布する複数のキートッ
プ(押しボタン)であって、その操作により通話などが
行なわれることは言うまでもない。
を説明すると、図1、2はその本発明の適用一例に係る
携帯無線電話機を示しており、(10)は電話機ケース
(C)の表示面(11)に点在分布する複数のキートッ
プ(押しボタン)であって、その操作により通話などが
行なわれることは言うまでもない。
【0010】又、(12)は上記キートップ(10)の
裏面に貼り合わされたゴムスイッチシートであり、その
導電性コンタクト(13)と対応する導電性パターン
(図示省略)がプリント配線板(14)に形成されてい
る。(15)は各キートップ(10)の裏面位置におい
て、上記プリント配線板(14)上に実装された所要数
の発光素子(LED)であり、キートップ(10)を明
るく照らすが、その発光素子(15)はキートップ(1
0)同志の隣り合う相互間に介在されることもある。
裏面に貼り合わされたゴムスイッチシートであり、その
導電性コンタクト(13)と対応する導電性パターン
(図示省略)がプリント配線板(14)に形成されてい
る。(15)は各キートップ(10)の裏面位置におい
て、上記プリント配線板(14)上に実装された所要数
の発光素子(LED)であり、キートップ(10)を明
るく照らすが、その発光素子(15)はキートップ(1
0)同志の隣り合う相互間に介在されることもある。
【0011】本発明では上記キートップ(10)へ必要
な文字や図形、記号、その他の標章(16)を付与する
に当り、その複数のキートップ(10)が予じめ図3、
4のような連繋状態にある1枚物として、ABS樹脂や
ポリプロピレンなどの透明な硬質合成樹脂から一体成形
されたキートップ板材(M)と、やはり予じめ裏面に剥
離可能な印刷用補強シート(17)が貼り合わされた透
明な合成樹脂フィルム(18)とを用意する。
な文字や図形、記号、その他の標章(16)を付与する
に当り、その複数のキートップ(10)が予じめ図3、
4のような連繋状態にある1枚物として、ABS樹脂や
ポリプロピレンなどの透明な硬質合成樹脂から一体成形
されたキートップ板材(M)と、やはり予じめ裏面に剥
離可能な印刷用補強シート(17)が貼り合わされた透
明な合成樹脂フィルム(18)とを用意する。
【0012】上記キートップ板材(M)の裏面は全体的
なフラット面をなし、その表面に複数のキートップ(1
0)が点在分布する凸子形態として隆起している。その
各キートップ(10)の基端部は電話機ケース(C)か
らの抜け止めフランジ(19)として、若干径大に張り
出し形成されている。(20)は同じくキートップ板材
(M)におけるキートップ(10)以外の残余部分を連
繋するリブ群、(21)は同じくキートップ板材(M)
の縁枠である。
なフラット面をなし、その表面に複数のキートップ(1
0)が点在分布する凸子形態として隆起している。その
各キートップ(10)の基端部は電話機ケース(C)か
らの抜け止めフランジ(19)として、若干径大に張り
出し形成されている。(20)は同じくキートップ板材
(M)におけるキートップ(10)以外の残余部分を連
繋するリブ群、(21)は同じくキートップ板材(M)
の縁枠である。
【0013】他方、上記印刷用補強シート(17)は薄
肉な合成樹脂フィルム(18)を補強厚肉化し、その合
成樹脂フィルム(18)へ後述の印刷を行なえるように
するためのものとして、紙や合成樹脂フィルムなどから
成り、その表面全体にはシリコンなどの界面活性剤によ
る剥離処理が施されている。(22)はその印刷用補強
シート(17)と上記合成樹脂フィルム(18)とを貼
り合わせるための透明な粘着剤である。
肉な合成樹脂フィルム(18)を補強厚肉化し、その合
成樹脂フィルム(18)へ後述の印刷を行なえるように
するためのものとして、紙や合成樹脂フィルムなどから
成り、その表面全体にはシリコンなどの界面活性剤によ
る剥離処理が施されている。(22)はその印刷用補強
シート(17)と上記合成樹脂フィルム(18)とを貼
り合わせるための透明な粘着剤である。
【0014】そして、上記印刷用補強シート(17)に
より補強厚肉化された透明な合成樹脂フィルム(18)
の表面へ、先ず任意色(例えばグレー色)の第1カラー
インキにより上記標章(16)の背景(23)となるベ
タ刷りを行ない、次いでその第1カラーインキと異なる
ブラック色などの第2カラーインキにより、上記キート
ップ板材(M)のキートップ(10)と対応する予定位
置へ、上記標章(16)を印刷する。この点、図5、6
ではその標章(16)が輪郭抜きされた印刷状態を例示
している。
より補強厚肉化された透明な合成樹脂フィルム(18)
の表面へ、先ず任意色(例えばグレー色)の第1カラー
インキにより上記標章(16)の背景(23)となるベ
タ刷りを行ない、次いでその第1カラーインキと異なる
ブラック色などの第2カラーインキにより、上記キート
ップ板材(M)のキートップ(10)と対応する予定位
置へ、上記標章(16)を印刷する。この点、図5、6
ではその標章(16)が輪郭抜きされた印刷状態を例示
している。
【0015】つまり、文字や図形、記号などの標章(1
6)とこれを鮮明化するための背景(23)とを、上記
透明な合成樹脂フィルム(18)の表面へ多色刷りする
わけである。その場合、被印刷物が合成樹脂フィルム
(18)であるため、シルクスクリーン印刷は勿論のこ
と、凸版印刷やオフセット印刷などの各種版式を広く採
用することができ、更には金箔などの押し付け法(ホッ
トスタンプ法)を採用することも可能となる。
6)とこれを鮮明化するための背景(23)とを、上記
透明な合成樹脂フィルム(18)の表面へ多色刷りする
わけである。その場合、被印刷物が合成樹脂フィルム
(18)であるため、シルクスクリーン印刷は勿論のこ
と、凸版印刷やオフセット印刷などの各種版式を広く採
用することができ、更には金箔などの押し付け法(ホッ
トスタンプ法)を採用することも可能となる。
【0016】上記多色刷りされた透明な合成樹脂フィル
ム(18)の表面を、引き続き図7、8のようにキート
ップ板材(M)のフラットな裏面へ、その標章(16)
がキートップ(10)と正しく対応位置するように貼り
合わせる。その貼り合わせ用の接着剤(24)として
は、透明のそれを使うことにより、キートップ(10)
の表面から上記標章(16)を透視できる状態に保つ。
ム(18)の表面を、引き続き図7、8のようにキート
ップ板材(M)のフラットな裏面へ、その標章(16)
がキートップ(10)と正しく対応位置するように貼り
合わせる。その貼り合わせ用の接着剤(24)として
は、透明のそれを使うことにより、キートップ(10)
の表面から上記標章(16)を透視できる状態に保つ。
【0017】そして、その貼り合わされた上記合成樹脂
フィルム(18)とキートップ板材(M)におけるキー
トップ(10)以外の残余部分を、その後図9から示唆
されるように、これと対応する刃型(25)の使用によ
り、表面から上記印刷用補強シート(17)まで到達し
ない一定深さ(d)だけ切り抜き除去(所謂滓取り)す
るのである。
フィルム(18)とキートップ板材(M)におけるキー
トップ(10)以外の残余部分を、その後図9から示唆
されるように、これと対応する刃型(25)の使用によ
り、表面から上記印刷用補強シート(17)まで到達し
ない一定深さ(d)だけ切り抜き除去(所謂滓取り)す
るのである。
【0018】その残余部分を連繋していた上記リブ群
(20)や縁枠(21)が切り離された仕上がり状態
は、図10に示す通りであり、複数のキートップ(1
0)は別個独立することになるが、未だ印刷用補強シー
ト(17)の貼り合わせ状態にあるため、そのバラバラ
に分解することはない。
(20)や縁枠(21)が切り離された仕上がり状態
は、図10に示す通りであり、複数のキートップ(1
0)は別個独立することになるが、未だ印刷用補強シー
ト(17)の貼り合わせ状態にあるため、そのバラバラ
に分解することはない。
【0019】そこで、その印刷用補強シート(17)の
貼り合わせ状態にある複数のキートップ(10)へ、逆
な表面側から図11に示す如く、別個の転写用となる透
明な合成樹脂フィルム(マスキングシート)(26)を
貼り付けた後、印刷用補強シート(17)を剥離して、
その複数のキートップ(10)を上記透明な粘着剤(2
2)により、ゴムスイッチシート(12)へ悉く転写状
態に貼り付け固定し、電話機ケース(C)内へ組み込み
使用すれば良い。
貼り合わせ状態にある複数のキートップ(10)へ、逆
な表面側から図11に示す如く、別個の転写用となる透
明な合成樹脂フィルム(マスキングシート)(26)を
貼り付けた後、印刷用補強シート(17)を剥離して、
その複数のキートップ(10)を上記透明な粘着剤(2
2)により、ゴムスイッチシート(12)へ悉く転写状
態に貼り付け固定し、電話機ケース(C)内へ組み込み
使用すれば良い。
【0020】その場合、上記標章(16)とその背景
(23)が印刷された透明な合成樹脂フィルム(18)
と、その印刷用補強シート(17)との貼り合わせ用粘
着剤(22)を活用して、上記キートップ(10)の複
数をゴムスイッチシート(12)へ一挙同時に整然と貼
り付ける旨を説明したけれども、上記粘着剤(22)を
補強シート(17)と一緒に剥離し、新らたに塗布した
透明な接着剤(27)を介して、上記キートップ(1
0)の複数をゴムスイッチシート(12)へ貼り付ける
ことも可能であり、その貼り付け状態としては図11と
同じになる。
(23)が印刷された透明な合成樹脂フィルム(18)
と、その印刷用補強シート(17)との貼り合わせ用粘
着剤(22)を活用して、上記キートップ(10)の複
数をゴムスイッチシート(12)へ一挙同時に整然と貼
り付ける旨を説明したけれども、上記粘着剤(22)を
補強シート(17)と一緒に剥離し、新らたに塗布した
透明な接着剤(27)を介して、上記キートップ(1
0)の複数をゴムスイッチシート(12)へ貼り付ける
ことも可能であり、その貼り付け状態としては図11と
同じになる。
【0021】特に、上記標章(16)とその背景(2
3)を透明な合成樹脂フィルム(18)に印刷する第
1、2カラーインキとしては、特殊な蓄光インキを採用
することが好ましい。これは上記発光素子(15)によ
るキートップ(10)の照明光を蓄積できるため、その
キートップ(10)に対する照明時間の延長に役立つ。
3)を透明な合成樹脂フィルム(18)に印刷する第
1、2カラーインキとしては、特殊な蓄光インキを採用
することが好ましい。これは上記発光素子(15)によ
るキートップ(10)の照明光を蓄積できるため、その
キートップ(10)に対する照明時間の延長に役立つ。
【0022】しかも、印刷インキによる照明時間の延長
であるため、極めて薄く限られた電話機ケース(C)の
内部へ、多数の発光素子(15)を組み込んだり、或い
はその反射板や導光板などを別個に設置したりする方法
に比し、携帯無線電話機用として著しく有益である。
であるため、極めて薄く限られた電話機ケース(C)の
内部へ、多数の発光素子(15)を組み込んだり、或い
はその反射板や導光板などを別個に設置したりする方法
に比し、携帯無線電話機用として著しく有益である。
【0023】更に言えば、上記蓄光インキは粒子の荒い
特殊インキとして、高精度な印刷を行ない難いと考えら
れているが、本発明では上記の通り合成樹脂フィルム
(18)を被印刷物とし、しかもこれには印刷用補強シ
ート(17)が貼り合わされているため、その印刷精度
上の支障を招くおそれもない。
特殊インキとして、高精度な印刷を行ない難いと考えら
れているが、本発明では上記の通り合成樹脂フィルム
(18)を被印刷物とし、しかもこれには印刷用補強シ
ート(17)が貼り合わされているため、その印刷精度
上の支障を招くおそれもない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明は携帯無線電話機
のキートップ(10)へ必要な文字や図形、記号などの
標章(16)を付与する方法として、点在分布する複数
のキートップ(10)が予じめ連繋状態にある1枚物と
して、透明な硬質合成樹脂から一体成形されたキートッ
プ板材(M)と、裏面に剥離可能な印刷用補強シート
(17)が貼り合わされた透明な合成樹脂フィルム(1
8)とを用意して、
のキートップ(10)へ必要な文字や図形、記号などの
標章(16)を付与する方法として、点在分布する複数
のキートップ(10)が予じめ連繋状態にある1枚物と
して、透明な硬質合成樹脂から一体成形されたキートッ
プ板材(M)と、裏面に剥離可能な印刷用補強シート
(17)が貼り合わされた透明な合成樹脂フィルム(1
8)とを用意して、
【0025】先ず、上記合成樹脂フィルム(18)の表
面へ任意色の第1カラーインキにより背景(23)とな
るベタ刷りと、その第1カラーインキと異色の第2カラ
ーインキにより上記キートップ板材(M)のキートップ
(10)と対応位置する標章(16)の印刷とを順次に
行ない、
面へ任意色の第1カラーインキにより背景(23)とな
るベタ刷りと、その第1カラーインキと異色の第2カラ
ーインキにより上記キートップ板材(M)のキートップ
(10)と対応位置する標章(16)の印刷とを順次に
行ない、
【0026】その後、上記合成樹脂フィルム(18)を
キートップ板材(M)のフラットな裏面へ、その標章
(16)がキートップ(10)と対応位置するように、
透明な接着剤(24)を介して貼り合わせ、
キートップ板材(M)のフラットな裏面へ、その標章
(16)がキートップ(10)と対応位置するように、
透明な接着剤(24)を介して貼り合わせ、
【0027】最後に、上記合成樹脂フィルム(18)と
キートップ板材(M)におけるキートップ(10)以外
の残余部分を、上記印刷用補強シート(17)に到達し
ない一定深さ(d)だけ切り抜き除去するようになって
いるため、冒頭に述べた従来技術の課題を完全に改良で
きる効果がある。
キートップ板材(M)におけるキートップ(10)以外
の残余部分を、上記印刷用補強シート(17)に到達し
ない一定深さ(d)だけ切り抜き除去するようになって
いるため、冒頭に述べた従来技術の課題を完全に改良で
きる効果がある。
【0028】即ち、本発明の上記方法によれば、予じめ
印刷用補強シート(17)と貼り合わせ補強された透明
な合成樹脂フィルム(18)を被印刷物として、その表
面へ標章(16)の背景(23)となるベタ刷りと、上
記キートップ板材(M)のキートップ(10)と対応位
置する標章(16)の印刷とを順次実行するようになっ
ているため、そのキートップ板材(M)へ直かに印刷す
る従来技術に比して、あらゆる版式の印刷法を採用しつ
つも、容易に高精度な印刷状態を確保することができ、
万一印刷ミスや汚れなどを生じたとしても、その安価な
合成樹脂フィルム(18)だけを廃棄すれば足り、量産
効果の向上に役立つ。
印刷用補強シート(17)と貼り合わせ補強された透明
な合成樹脂フィルム(18)を被印刷物として、その表
面へ標章(16)の背景(23)となるベタ刷りと、上
記キートップ板材(M)のキートップ(10)と対応位
置する標章(16)の印刷とを順次実行するようになっ
ているため、そのキートップ板材(M)へ直かに印刷す
る従来技術に比して、あらゆる版式の印刷法を採用しつ
つも、容易に高精度な印刷状態を確保することができ、
万一印刷ミスや汚れなどを生じたとしても、その安価な
合成樹脂フィルム(18)だけを廃棄すれば足り、量産
効果の向上に役立つ。
【0029】又、上記透明な合成樹脂フィルム(18)
に対する標章(16)の印刷は、キートップ板材(M)
のキートップ(10)と対応する予定位置に行なわれて
いるため、その表面をキートップ板材(M)のフラット
な裏面へ貼り合わせることにより、上記標章(16)を
キートップ(10)へ直かに印刷したものと同じ状態に
仕上がる。
に対する標章(16)の印刷は、キートップ板材(M)
のキートップ(10)と対応する予定位置に行なわれて
いるため、その表面をキートップ板材(M)のフラット
な裏面へ貼り合わせることにより、上記標章(16)を
キートップ(10)へ直かに印刷したものと同じ状態に
仕上がる。
【0030】しかも、上記合成樹脂フィルム(18)は
透明であり、これをキートップ板材(M)へ貼り合わせ
る接着剤(24)も透明であるため、上記標章(16)
をキートップ(10)の表面から支障なく透視できると
共に、電話機ケース(C)内への組み込み使用状態にお
いて、その発光素子(15)からキートップ(10)に
向かう照明光を遮断するおそれもない。
透明であり、これをキートップ板材(M)へ貼り合わせ
る接着剤(24)も透明であるため、上記標章(16)
をキートップ(10)の表面から支障なく透視できると
共に、電話機ケース(C)内への組み込み使用状態にお
いて、その発光素子(15)からキートップ(10)に
向かう照明光を遮断するおそれもない。
【0031】この点、請求項2の方法を採用するなら
ば、その特殊な蓄光インキでの印刷により、却って上記
キートップ(10)の照明時間を延長できるため、携帯
無線電話機の軽量・扁平化にとって著しく有効となる。
ば、その特殊な蓄光インキでの印刷により、却って上記
キートップ(10)の照明時間を延長できるため、携帯
無線電話機の軽量・扁平化にとって著しく有効となる。
【0032】更に、上記標章(16)やその背景(2
3)の印刷された合成樹脂フィルム(18)が、キート
ップ板材(M)に貼り合わされているとしても、その合
成樹脂フィルム(18)は極めて薄いため、上記キート
ップ(10)以外の残余部分を切り抜き除去する刃型
(25)として、従来のそれを使用することができ、そ
れにもまして印刷用補強シート(17)は切り抜き除去
されず、複数のキートップ(10)へ貼り合わされた状
態にあるため、そのキートップ(10)のバラバラに分
解せず、その結果上記補強シート(17)の剥離に先立
って、キートップ(10)の表面へ別な転写用の透明な
合成樹脂フィルム(マスキングシート)(26)を貼り
付けることにより、その複数のキートップ(10)をゴ
ムスイッチシート(12)へ一挙同時に整然と貼り付け
作業できる効果がある。
3)の印刷された合成樹脂フィルム(18)が、キート
ップ板材(M)に貼り合わされているとしても、その合
成樹脂フィルム(18)は極めて薄いため、上記キート
ップ(10)以外の残余部分を切り抜き除去する刃型
(25)として、従来のそれを使用することができ、そ
れにもまして印刷用補強シート(17)は切り抜き除去
されず、複数のキートップ(10)へ貼り合わされた状
態にあるため、そのキートップ(10)のバラバラに分
解せず、その結果上記補強シート(17)の剥離に先立
って、キートップ(10)の表面へ別な転写用の透明な
合成樹脂フィルム(マスキングシート)(26)を貼り
付けることにより、その複数のキートップ(10)をゴ
ムスイッチシート(12)へ一挙同時に整然と貼り付け
作業できる効果がある。
【図1】本発明の適用一例に係る携帯無線電話機を示す
正面図である。
正面図である。
【図2】図1の一部を抽出して示す拡大断面図である。
【図3】本発明のキートップ板材を抽出して示す正面図
である。
である。
【図4】図3の4−4線に沿う拡大断面図である。
【図5】同じく合成樹脂フィルムを抽出して示す正面図
である。
である。
【図6】図5の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】キートップ板材と合成樹脂フィルムとの貼り合
わせ状態を示す正面図である。
わせ状態を示す正面図である。
【図8】図7の8−8線に沿う拡大断面図である。
【図9】刃型による切り抜き作用を示す断面図である。
【図10】切り抜き除去した仕上がり状態を示す断面図
である。
である。
【図11】ゴムスイッチシートに対するキートップの貼
り付け使用状態を示す断面図である。
り付け使用状態を示す断面図である。
(10)・キートップ (12)・ゴムスイッチシート (14)・プリント配線板 (15)・発光素子 (16)・標章 (17)・印刷用補強シート (18)・合成樹脂フィルム (22)・粘着剤 (23)・背景 (24)・接着剤 (25)・刃型 (26)・合成樹脂フィルム(マスキングシート) (C)・電話機ケース (M)・キートップ板材 (d)・切り抜き深さ
Claims (2)
- 【請求項1】点在分布する複数のキートップ(10)が
予じめ連繋状態にある1枚物として、透明な硬質合成樹
脂から一体成形されたキートップ板材(M)と、 裏面に剥離可能な印刷用補強シート(17)が貼り合わ
された透明な合成樹脂フィルム(18)とを用意して、 先ず、上記合成樹脂フィルム(18)の表面へ任意色の
第1カラーインキにより背景(23)となるベタ刷り
と、その第1カラーインキと異色の第2カラーインキに
より上記キートップ板材(M)のキートップ(10)と
対応位置する文字や図形、記号、その他の標章(16)
の印刷とを順次に行ない、 その後、上記合成樹脂フィルム(18)をキートップ板
材(M)のフラットな裏面へ、その標章(16)がキー
トップ(10)と対応位置するように、透明な接着剤
(24)を介して貼り合わせ、 最後に、上記合成樹脂フィルム(18)とキートップ板
材(M)におけるキートップ(10)以外の残余部分
を、上記印刷用補強シート(17)に到達しない一定深
さ(d)だけ切り抜き除去することを特徴とするキート
ップへの標章付与方法。 - 【請求項2】キートップ(10)の照明用光を蓄積でき
る蓄光インキを、第1、2カラーインキとして採用する
ことを特徴とする請求項1記載のキートップへの標章付
与方法。
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---|---|---|---|
JP23635698A JP2953619B1 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | キートップへの標章付与方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23635698A JP2953619B1 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | キートップへの標章付与方法 |
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---|---|
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JP2000052635A JP2000052635A (ja) | 2000-02-22 |
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ID=16999596
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JP23635698A Expired - Fee Related JP2953619B1 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | キートップへの標章付与方法 |
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KR100458858B1 (ko) * | 2002-05-14 | 2004-12-03 | 주식회사 모센 | 난접착성 물체 접착방법 |
JP2006252822A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Sunarrow Ltd | キートップ部材 |
KR100601289B1 (ko) | 2006-02-28 | 2006-07-19 | 주식회사 모센 | 휴대폰용 키패드의 제조방법 및 그 제조방법을 이용한휴대폰용 키패드 |
CN102224555A (zh) * | 2008-11-27 | 2011-10-19 | 三箭株式会社 | 键盘板的制造方法及键盘板 |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP23635698A patent/JP2953619B1/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2000052635A (ja) | 2000-02-22 |
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