JP2953415B2 - 衝撃試験装置 - Google Patents

衝撃試験装置

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JP2953415B2
JP2953415B2 JP8334200A JP33420096A JP2953415B2 JP 2953415 B2 JP2953415 B2 JP 2953415B2 JP 8334200 A JP8334200 A JP 8334200A JP 33420096 A JP33420096 A JP 33420096A JP 2953415 B2 JP2953415 B2 JP 2953415B2
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喜之 柳
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばロケット,
人工衛星に搭載される機器の耐環境評価試験装置として
使用される衝撃試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の衝撃試験装置には、特開
昭60−27840号公報に「衝撃試験装置」として開
示され、供試体を任意の高さより垂直落下させて固定台
に衝突させることにより衝撃試験を行なうものが採用さ
れている。
【0003】これは、衝突時に供試体に生じる衝撃加速
度として長期にわたって再現性が良好な衝撃加速度を得
るようにしたものである。
【0004】また、従来の衝撃試験装置には、特開平2
−236435号公報に「衝撃加速度試験機」として開
示され、図5(a)および(b)に示すように支持ピン
21を矢印AあるいはB方向に移動操作し、供試体22
下方のプレート23に電磁力または重力によってハンマ
ー24〜25を衝突させることにより衝撃試験を行なう
ものも採用されている。
【0005】これは、衝突時に供試体に生じる衝撃加速
度に対応する衝撃応答スペクトラム(以下、「SRS」
と称する。)として所望のSRSを得るようにしたもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前者にあっ
ては、衝突時に発生する衝撃パルスが単一のパルスであ
るため、供試体を広い周波数成分で励起させることがで
きず、広い周波数範囲のSRSを得ることができないと
いう問題があった。
【0007】一方、後者にあっては、ハンマーのみの条
件(重量等)を変更して加速度レベルのみならず衝撃パ
ルスの時間幅を制御するものであるため、制御自由度が
低下し、所定の加速度レベルを得ることができないとい
う問題があった。例えば、低周波数用ハンマーの材質
(ゴム等)では、所要の重量を得難く、再現性が良好な
高い加速度レベルが得られない。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、広い周波数範囲のSRSを得ることができると
共に、所定の加速度レベルを得ることができる衝撃試験
装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の衝撃試験装置は、供試体を
搭載する装置本体に対しハンマーを落下衝突させて衝撃
試験を行なう衝撃試験装置において、ハンマーを、各重
量が互いに異なる複数のハンマーによって構成し、これ
ら各ハンマーが衝突する被衝突面を有する複数のプレー
トを装置本体に配設し、これらプレートの固有振動数は
各々が互いに異なる固有振動数に設定されている構成と
してある。したがって、各重量が互いに異なる複数のハ
ンマーによって衝撃加速度レベルが制御され、各固有振
動数が互いに異なる複数のプレートによって衝撃パルス
の時間幅が制御される。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の衝
撃試験装置において、各ハンマーの落下開始位置が互い
に異なる位置に設定した構成としてある。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の衝撃試験装置において、各プレートが互いに異な
る材質をもつプレートによって形成されている構成とし
てある。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1,2また
は3記載の衝撃試験装置において、各プレートが互いに
異なる形状をもつプレートによって形成されている構成
としてある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図面を参照して説明する。図1および図2は本発明の第
1実施形態に係る衝撃試験装置を示す正面図と側面図で
ある。同図において、符号1で示す衝撃試験装置は、装
置本体2とハンマー3とプレート4と電磁クラッチ5と
加速度センサー(図示せず)とを備えている。
【0014】装置本体2には、加速度センサー(図示せ
ず)による加速度データを解析する解析装置(図示せ
ず)が内蔵されている。また、装置本体2には、衝撃試
験が行なわれる供試体6が取り付けられている。
【0015】ハンマー3は、所定の間隔をもって並列す
る4個のハンマー3a〜3dからなり、装置本体2に回
動自在に配設されている。各ハンマー3a〜3dは、各
軸線方向寸法が互いに異なるシャフト部3A1〜3A4
よび各重量および各落下開始位置が互いに異なるハンマ
ー部3B1〜3B4を有している。これにより、プレート
4に対するハンマー3の衝突時における衝撃加速度レベ
ルが制御される。
【0016】各シャフト部3A1〜3A4は、電磁クラッ
チ5によってハンマー回動位置に保持されている。各ハ
ンマー部3B1〜3B4は、各シャフト部3A1〜3A4
対しボルト(図示せず)によって着脱自在に固定されて
いる。これにより、各ハンマー部3B1〜3B4を各シャ
フト部A1〜3A4から離脱させて別ハンマー部の各シャ
フト部A1〜3A4への装着が可能となる。
【0017】プレート4は、各ハンマー3a〜3dのハ
ンマー部3B1〜3B4が衝突する被衝突面4A1〜4A4
を有する複数のプレート4a〜4dからなり、装置本体
2に固定されている。各プレート4a〜4dは、断面形
状および表面積(被衝突面の面積)が互いに異なる矩形
プレートによって形成されている。これにより、各プレ
ート4a〜4dの固有振動数が互いに異なる固有振動数
に設定され、ハンマー衝突時における衝撃パルスの時間
幅が制御される。
【0018】電磁クラッチ5は、各ハンマー3a〜3d
に対応する複数の電磁クラッチ5a〜5dからなり、装
置本体2に配設されている。これにより、シャフト部3
1〜3A1が任意のハンマー回動位置に保持される。
【0019】加速度センサー(図示せず)は、供試体6
の近傍に位置し装置本体2に取り付けられている。これ
により、ハンマー部3B1〜3B4のプレート4a〜4d
への衝突時に発生する衝撃加速度が電圧として検出され
る。
【0020】このように構成された衝撃試験装置による
衝撃試験は、次に示すようにして行なわれる。すなわ
ち、装置本体2に供試体6を取り付けた後、電磁クラッ
チ5a〜5dによるハンマー3a〜3dの保持状態を同
時あるいは順次解除すると、落下開始位置における各ハ
ンマー部3B1〜3B4が自重によって回動し、落下開始
位置エネルギーに応じた強さでプレート4a〜4dに衝
突する。
【0021】このとき、各プレート4a〜4dには図3
に示すように衝撃パルス7a〜7dが発生し、これら各
衝撃パルス7a〜7dが供試体6に印加される。
【0022】そして、これら各衝撃パルス7a〜7dに
対応するSRSは、図4に示すように各々SRS8a〜
8dとなる。これより、単一の衝撃パルス7a〜7dで
は要求されるSRS9を含んでいないが、4個の衝撃パ
ルス7a〜7dから得られる複合SRSで要求レベルを
含んでいることが理解される。
【0023】また、SRS8a〜8dのうちSRS8b
の加速度レベルが高くなれば、要求レベルを含んでSR
S8aが不要となり、必要な衝撃パルスも3個で済むこ
とが理解される。
【0024】因みに、単一のSRSで要求されるSRS
を含むことあるが、この場合特定の周波数帯域での加速
度レベルが高くなり、印加ストレスが高くなる。
【0025】なお、本実施形態において、装置本体2に
対する供試体6の取付前には、要求されるSRSが測定
範囲内に含まれるように、予めハンマー3a〜3dを順
次回動させてSRSの周波数範囲を測定することにより
各々が互いに異なる固有振動数をもつプレート4a〜4
dを選択した後、ハンマー3a〜3dの重量と落下開始
位置を変化させてこれらハンマー3a〜3dを選択済み
のプレート4a〜4dに衝突させてSRSの加速度レベ
ルを測定することによりハンマー3a〜3dの重量と落
下開始位置を決定する。
【0026】また、本実施形態においては、各プレート
4a〜4dの固有振動数を互いに異なる固有振動数に設
定するために、各々が互いに異なる断面形状および表面
積をもつプレートによって行なう例を示したが、本発明
はこれに限定されず、第2実施形態として各材質が互い
に異なるプレートによって行なうものでも第1実施形態
と同様の効果を奏する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、供
試体を搭載する装置本体に対し衝突させるハンマーを、
各重量が互いに異なる複数のハンマーによって構成し、
これら各ハンマーが衝突する被衝突面を有する複数のプ
レートを装置本体に配設し、これらプレートの固有振動
数は各々が互いに異なる固有振動数に設定されているの
で、各重量が互いに異なる複数のハンマーによって衝撃
加速度レベルが制御され、各固有振動数が互いに異なる
複数のプレートによって衝撃パルスの時間幅が制御され
る。
【0028】したがって、各プレートに対する各ハンマ
ーの衝突時に時間幅と加速度レベルが異なる複数の衝撃
パルスを発生させることができるから、供試体を広い周
波数成分で励起させることができ、広い周波数範囲のS
RSを得ることができる。
【0029】また、衝撃加速度レベルと衝撃パルス時間
幅を各々別個に制御することができるから、制御自由度
を高めることができ、所定の加速度レベルを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る衝撃試験装置を示
す正面図である。
【図2】同じく本発明の第1実施形態に係る衝撃試験装
置を示す側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る衝撃試験装置によ
ってハンマー衝突時に発生する衝撃パルスを示す特性図
である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る衝撃試験装置によ
ってハンマー衝突時に発生する衝撃パルスに対応する衝
撃応答スペクトラムを示す特性図である。
【図5】(a)および(b)は従来の衝撃試験装置を示
す正面図と側面図である。
【符号の説明】
1 衝撃試験装置 2 装置本体 3a〜3d ハンマー 3A1〜3A4 シャフト部 3B1〜3B4 ハンマー部 4a〜4d プレート 4A1〜4A4 被衝突面 6 供試体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供試体を搭載する装置本体に対しハンマ
    ーを落下衝突させて衝撃試験を行なう衝撃試験装置にお
    いて、 前記ハンマーを、各重量が互いに異なる複数のハンマー
    によって構成し、 これら各ハンマーのハンマー部が衝突する被衝突面を有
    する複数のプレートを前記装置本体に配設し、 これらプレートの固有振動数は、各々が互いに異なる固
    有振動数に設定されていることを特徴とする衝撃試験装
    置。
  2. 【請求項2】 前記各ハンマーの落下開始位置が互いに
    異なる位置に設定したことを特徴とする請求項1記載の
    衝撃試験装置。
  3. 【請求項3】 前記各プレートが互いに異なる材質をも
    つプレートによって形成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の衝撃試験装置。
  4. 【請求項4】 前記各プレートが互いに異なる形状をも
    つプレートによって形成されていることを特徴とする請
    求項1または2記載の衝撃試験装置。
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