JP2953410B2 - 並列型誤り検出回路 - Google Patents

並列型誤り検出回路

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JP2953410B2
JP2953410B2 JP8305802A JP30580296A JP2953410B2 JP 2953410 B2 JP2953410 B2 JP 2953410B2 JP 8305802 A JP8305802 A JP 8305802A JP 30580296 A JP30580296 A JP 30580296A JP 2953410 B2 JP2953410 B2 JP 2953410B2
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤り検出および訂
正方式に関し、特に、無線ATM(Asynchronous Tr
ansfer Mode)多重伝送を行う装置における無線区間
の伝送品質を保証に用いて好適な誤り検出および訂正方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】セルロスやビットエラー対策を施しつ
つ、伝送効率、伝送速度を低下させないための処理とし
ては、誤り訂正を必要としないセルとそうでないセルと
の並列処理、ATMネットワーク内のセルロスの影響を
抑えるため、FEC処理に遅延補償を行い、判定情報と
データと分離させる方式等が提案又は採用されている。
【0003】この種の従来方式として、例えば特開平8
−97825号公報には、B−ISDNにおけるATM
ネットワーク内でのセルロス対策やビットエラー対策を
施しつつ伝送効率や伝送速度を低下させないようにする
ため、符号化されたデータとネットワーク管理情報から
誤り訂正を行うかどうかを判定した判定信号をフレーム
に多重化し、誤り訂正を行うと判定されたデータについ
てのみ誤り訂正符号化され、それ以外のデータについて
は誤り訂正符号化データとタイミング的にぶつからない
ように遅延処理されてセレクタを介して順次ネットワー
クに出力されるデータ伝送装置が提案されている。ま
た、例えば特開平7−162395号公報には、誤り訂
正符号化を行ったフレームか、行っていないフレームか
を判定する判定情報を伝送データから分離して、この分
離された判定情報を基に、誤り訂正復号化を行ったデー
タ、及び誤り訂正復号化を行わずに遅延されたデータの
いずれかを選択しデータを復号化する方式が提案されて
いる。
【0004】また、短いフレームのデータのみの再送要
求を行う誤り時の再送方式として、1ビットでもエラー
があるとフレーム全てを再送していたのに対し、送信側
からはエラー訂正符号のみを再送し、受信側で訂正を行
う方式が採用されている。この種の従来方式として例え
ば特開平4−253433号公報には、データフレーム
に誤り検出コードを付加しておき、受信側で誤りが検出
された時、送信側で予め作成保存しておいた送信データ
に対する誤り訂正コードのみを再送データとして送信
し、受信側では誤り訂正コードを受信した時に誤りのあ
った受信データに対して誤り訂正を行うことにより短い
データ長の誤り訂正コードにみを再送データとして送る
だけでよく、伝送効率の低下を抑止するデータ再送方式
が提案されている。
【0005】しかしながら、ATMセルの時系列的な伝
送により、ヘッダに対するCRC(Cyclic Redundan
cy Check)/FEC(前方誤り訂正)処理の後に、ペ
イロードに対するCRC/FEC処理を行う、という具
合に、シーケンシャルにCRC/FEC処理を行ってい
る。
【0006】また、シーケンシャルにCRC/FEC処
理を行うことによって生じる、セルの格納を行ったバッ
ファを読み出す時の遅延に対して、遅延時間を吸収させ
るだけのバッファサイズが必要とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】無線ATM多重伝送を
行う装置において、無線区間の伝送品質を保証するため
に、従来のATMセルの誤り検出方法を適用した場合、
従来の誤り検出方法は、伝送速度の低下に対する対策は
なされているが、ATMセルの時系列的な伝送により、
ヘッダに対する処理の後に、ペイロードに対する処理を
行う、というように、シーケンシャルに、CRC/FE
C処理を行っている。
【0008】このため、受信したセルをセルバッファへ
格納する場合、バッファからの出力は、ヘッダに対する
CRC/FEC処理時間と、ペイロードに対するCRC
/FEC処理時間の両方の処理時間が累積されて出力さ
れるため、セル出力遅延が生じる。
【0009】またバッファ読み出し時には、セル出力ヘ
ッダ部の処理を行っている間の時間分のペイロードの処
理までの時間を吸収させるため、ヘッダ部の処理に対す
る遅延時間相当のバッファサイズが必要とされる。
【0010】このように、無線ATMセル多重伝送での
伝送品質を保証するための、従来の誤り検出/訂正方式
は、無線ATMセルに対して、ヘッダ部とペイロード部
とについてシーケンシャルに誤り検出/訂正処理を行っ
ているために生じる遅延時間が問題となっている。
【0011】したがって、本発明は、上記問題点を解消
すべくなされたものであって、その目的は、ATMセル
のFEC/CRC処理時間を有効に使用すること可能と
し、誤り検出および訂正処理遅延時間を減少させる誤り
検出/訂正方式を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、無線ATMセル多重伝送での伝送品質を
保証するための誤り検出/訂正方式において、ヘッダ部
とペイロード部の独立した誤り検出/訂正処理を行うた
めに、誤り検出/訂正符号を含むヘッダ部とペイロード
部を分離するヘッダ/ペイロード分離手段と、分離した
ヘッダ部データとペイロード部データをそれぞれヘッダ
専用FECワークバッファとペイロード専用FECワー
クバッファへ格納する手段と、前記ヘッダ/ペイロード
分離手段から入力するヘッダデータに対して、ヘッダ部
の誤りチェック処理を行い、ヘッダ誤り訂正指示を出力
する、ヘッダチェック手段と、前記ヘッダ/ペイロード
分離手段から入力するペイロードデータに対して、ペイ
ロード部の誤りチェック処理を行い、ペイロード誤り訂
正指示を出力する、ペイロードチェック手段と、前記ヘ
ッダチェック手段に対して並列に構成し、前記ヘッダ/
ペイロード分離手段からそれぞれ並列に入力する、ヘッ
データを蓄積する手段と、FEC処理を行う機能を具
備するヘッダ専用FECワークバッファと、前記ペイロ
ードチェック手段に対して並列に構成し、前記ヘッダ/
ペイロード分離手段からそれぞれ並列に入力する、ペイ
ロードデータを蓄積する手段と、FEC処理を行う機能
を具備するペイロード専用FECワークバッファと、前
記FECワークバッファに蓄積されているデータに対し
て、バッファ読み出し指示として、正常読み出し、FE
C後のCRC処理による、セル廃業の処理を行う指示を
出力し、かつ前記ヘッダチェック手段およびペイロード
チェック手段に対する制御を行う読み出し制御手段と、
前記各FECワークバッファから出力した、ヘッダとペ
イロードを合成するマルチプレクス手段と、を具する
ことを特徴とする。
【0013】本発明の概要を以下に説明する。本発明
は、検出/訂正処理に諸用する遅延時間の緩和を狙い、
誤り検出/訂正処理を、ヘッダとペイロードに分離して
行い、さらに、分離したヘッダとペイロードに対して、
誤り検出と誤り訂正処理を分離して独立に行う方式を採
用する。
【0014】本発明は、ヘッダ/ペイロード毎に誤り検
出処理を行うために、ヘッダ/ペイロード毎に誤りチェ
ック部(図1の20、30)を設け、ヘッダ/ペイロー
ド毎に誤り検出処理を行う誤りチェック部に対して、誤
り訂正の並列処理を行うため、ヘッダ/ペイロード毎に
FECワークバッファ(図1の50、60)を設ける。
【0015】ヘッダとペイロードデータは、各FECワ
ークバッファへ格納されるとともに各々のチェック部に
入力される。これらチェック部にて誤り訂正が必要な場
合は、FECワークバッファに対して誤り訂正を行うた
めの指示を出し、このワークバッファにてFEC処理を
行う。また同時に、バッファ読み出し制御部(図1の4
0)に対して誤り検出情報を通知する。
【0016】またバッファ読み出し制御部(図1の4
0)は、読み出し指示を出力するための制御を行う。ヘ
ッダおよびペイロードチェック部、ヘッダおよびペイロ
ード専用FECワークバッファの制御を行い、CRC処
理を行う。このバッファ読み出し制御部にて誤りが検出
された場合、誤りが検出されず訂正の必要がない場合
は、正常にセルの読み出し指示を行う。FEC処理を行
ったが、ヘッダもしくはペイロードのどちらか一方のC
RC処理にて誤りが検出された場合は、制御を各々の読
み出し指示でFECワークバッファを読み出し時にセル
廃棄を行う。
【0017】本発明においては、このように、ヘッダと
ペイロード毎に誤りチェック部とを分離させ、各々に対
してFECワークバッファを持ち、誤り検出と誤り訂正
処理を独立して行うことにより、シーケンシャルに行っ
ていた場合に比べ、遅延時間を減少させることができ
る。またヘッダ処理に対する時間を有効に利用できるた
め、バッファ読み出し時における遅延時間吸収のための
バッファサイズも減少すると考えられる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態の構成を示す
図である。図1を参照すると、本発明の実施の形態は、
ヘッダ/ペイロード分離部10、ヘッダチェック部2
0、ペイロードチェック部30、バッファ読み出し制御
部40、ヘッダ専用FECワークバッファ50、ペイロ
ード専用FECワークバッファ60、マルチプレクサ7
0と、を備えて構成されている。
【0020】ヘッダ/ペイロード分離部10は、ATM
セルのヘッダとペイロードを分離させ、分離したヘッダ
とペイロードを、チェック部20、30、およびFEC
ワークバッファ50、60に対してそれぞれ出力する。
【0021】ヘッダチェック部20は、ヘッダ/ペイロ
ード分離部10から入力するATMセルのヘッダに対す
る誤りチェックを行う。誤り訂正が必要な場合には、ヘ
ッダ専用FECワークバッファ50に対して誤り訂正を
行うための指示を出し、バッファ読み出し制御部40に
対して通知する。
【0022】ペイロードチェック部30は、ヘッダ/ペ
イロード分離部10から入力するATMセルのペイロー
ドに対する誤りチェックを行う。誤り訂正が必要な場合
は、ペイロード専用FECワークバッファ60に対して
誤り訂正を行うための指示を出し、バッファ読み出し制
御部40に対して通知する。
【0023】バッファ読み出し制御部40は、ヘッダチ
ェック部20、ペイロードチェック部30でチェックし
た情報をもとに、専用FECワークバッファ50、60
を読み出すための制御を行う。また、FEC処理後のC
RC処理で、ヘッダもしくはペイロードのどちらか一方
でも誤りが検出された場合には、読み出し時に、セル廃
棄を行うための指示を出す。
【0024】ヘッダ専用FECワークバッファ50は、
ヘッダ部のFEC処理を行うため、セルを一時的に蓄積
しておくFEC処理用ワークバッファである。このバッ
ファは、サイクリック(Cyclic)にセルを蓄積し、ヘッ
ダ部のFEC処理から読み出しまでの処理が終了すると
ともに1セル毎に更新していく。
【0025】ペイロード専用FECワークバッファ60
は、ペイロード部のFEC処理を行うため、セルを一時
的に蓄積しておくFEC処理用ワークバッファである。
このバッファは、サイクリックにセルを蓄積し、ペイロ
ード部のFEC処理から読み出しまでの処理が終了する
とともに1セル毎に更新していく。
【0026】マルチプレクス(Mux)部7は、CRC
/FEC処理後に、各FECワークバッファ50、60
から出力されるヘッダとペイロードを合成するセルマル
チプレクサである。
【0027】
【実施例】上記した本発明の実施の形態を更に詳細に説
明すべく本発明の一実施例について以下に説明する。図
2は、本発明の一実施例の構成を示す図である。
【0028】図2を参照すると、ヘッダ/ペイロード分
離部10は、1:4デマルチプレクサ(DMux)回路
で構成され、ATMセルのヘッダとペイロードを分離さ
せ、各誤りチェック部およびFECワークバッファに対
して出力する。
【0029】ヘッダチェック部20は、ヘッダ/ペイロ
ード分離部10から入力するATMセルのヘッダに対す
る誤りチェックを行う(誤り検出のための演算)。誤り
訂正が必要な場合は、ヘッダ専用FECワークバッファ
50にて誤り訂正を行うための指示を出し、バッファ読
み出し制御部40に対して通知する。
【0030】ペイロードチェック部30は、ヘッダ/ペ
イロード分離部10から入力するATMセルのペイロー
ドに対する誤りチェックを行う(誤り検出のための演
算)。誤り訂正が必要な場合は、ペイロード専用FEC
ワークバッファ60にて誤り訂正を行うための指示を出
し、バッファ読み出し制御部40に対して通知する。
【0031】バッファ読み出し制御部40は、ヘッダチ
ェック部20、ペイロードチェック部30から通知され
るチェック情報を基に、専用FECワークバッファ5
0、60を読み出すための制御を行い、正常にセルを受
信した場合は、専用FECワークバッファ50、60か
ら正常に読み出しを行うための指示を与える。またFE
C処理後のCRC処理で、ヘッダもしくはペイロードの
少なくともどちらか一方でも誤りが検出された場合に
は、読み出し時に、セル廃棄を行うための指示を出す。
【0032】この指示にて、FECワークバッファ5
0、60のメモリ選択の切替を行う。
【0033】ヘッダ専用FECワークバッファ50は、
ヘッダ部のFEC処理を行うため、セルを一時的に蓄積
しておくFEC処理用ワークバッファであり、3メモリ
バッファで構成されている。このバッファは、バッファ
アドレスを示すヘッダデータに対するポインタを定義す
ることなく、サイクリックにセルを蓄積し、ヘッダ部の
FEC処理から読み出しまでの処理が終了するととも
に、1セル毎に更新していく。ヘッダ/ペイロード分離
部10からのヘッダデータ入力(data1)、ヘッダ
誤りチェック部からのFEC指示(data2)および
マルチプレクサ70へのヘッダデータ出力(data
3)の3種類のデータに対して、それぞれのメモリを持
つ、3メモリバッファで構成し、このバッファ以外の処
理部における動作クロックの倍の速度でリード/ライト
を行う。このバッファ内のメモリは、バッファ読み出し
制御部40からの指示によって切替を行う。
【0034】ペイロード専用FECワークバッファ60
は、ペイロード部のFEC処理を行うため、セルを一時
的に蓄積しておくFEC処理用ワークバッファであり、
3メモリバッファで構成される。このバッファは、バッ
ファアドレスを示すペイロードデータに対するポインタ
を定義することなく、サイクリックにセルを蓄積し、ペ
イロード部のFEC処理から読み出しまでの処理が終了
するとともに1セル毎に更新していく。また、ヘッダ/
ペイロード分離部からのペイロードデータ入力(dat
a1)、ペイロード誤りチェック部からのFEC指示
(data2)およびマルチプレクサ70へのペイロー
ドデータ出力(data3)の3種類のデータに対して
それぞれのメモリを持つ3メモリバッファで構成し、こ
のバッファ以外の処理部における動作クロックの倍の速
度でリード/ライトを行う。このバッファ内のメモリ
は、バッファ読み出し制御部40からの指示によって切
替を行う。
【0035】マルチプレクサ部70は、CRC/FEC
処理後、ワークバッファ50、60から出力されるヘッ
ダとペイロードを合成するセルマルチプレクサ部であ
り、2:1マルチプレクサ(Mux)回路で構成される。
【0036】本発明の実施例の動作を説明する。
【0037】図2において、ヘッダ/ペイロード分離部
10にて、入力ATMセルをヘッダとペイロードに分離
する。分離したセルは、それぞれ、ヘッダに対する誤り
チェックを行うヘッダチェック部20およびペイロード
チェック部30に入力するとともに、セルをヘッダ専用
FECワークバッファ50およびペイロード専用FEC
ワークバッファ60へ格納される。
【0038】ヘッダチェック部20にて、ヘッダ部に対
する誤りチェックを行い、誤り訂正が必要な場合は、ヘ
ッダ専用FECワークバッファ50に対して誤り訂正を
行うための指示を出す。ペイロードチェック部30に
て、ペイロードに対する誤りチェックを行い、誤り訂正
が必要な場合は、ペイロード専用FECワークバッファ
60に対して誤り訂正を行うための指示を出す。バッフ
ァ読み出し制御部40では、それぞれの誤りチェック部
20、30でチェックした情報を基に、各FECワーク
バッファ50、60を読み出すための制御を行う。正常
なセルを受信した場合は、サイクリックに構成される各
々のFECワークバッファ50、60に対して正常にセ
ルを読み出す指示を与え、更新するため次に到着するセ
ルの入力を行う。FEC処理後、ヘッダもしくはペイロ
ードのどちらか一方でもCRC処理で誤りが検出された
場合は、各FECワークバッファ50、60に対して読
み出し時にセル廃業を行うための指示を出す。
【0039】これらの指示によって、FECワークバッ
ファにおける3メモリバッファの切替を行う。FECワ
ークバッファにおける仕事が終了したら、正常セル受信
時と同様に本制御部によって1セル毎に読み出し処理が
行われ、各々のFECワークバッファは更新される。各
々のFECワークバッファからの読み出し後、2:1マ
ルチプレクサ(Mux)部70にてヘッダとペイロード
を合成して出力する。
【0040】次に本発明の第2の実施例を説明する。図
3は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【0041】図3を参照すると、ヘッダ/ペイロード分
離部10は、1:2デマルチプレクサ(DMux)回路から
なり、ATMセルをヘッダとペイロードに分離し、各誤
りチェック部に出力する。FECワークバッファに対し
ては、ヘッダ/ペイロードの分離は行わずに出力する。
また各誤りチェック部およびFECワークバッファに対
してヘッダおよびペイロードの先頭位置を示すタイミン
グをそれぞれ出力する。
【0042】ヘッダチェック部20は、ヘッダ/ペイロ
ード分離部10から入力するATMセルのヘッダに対す
る誤りチェックを行う(誤り検出のための演算)。誤り
訂正が必要な場合には、ヘッダ先頭位置のタイミング
で、FECワークバッフ50ァにて誤り訂正を行うため
の指示を出し、ヘッダ先頭位置のタイミングとともにバ
ッファ読み出し制御部40に対して通知する。
【0043】ペイロードチェック部30は、ヘッダ/ペ
イロード分離部10から入力するATMセルのペイロー
ドに対する誤りチェックを行う(誤り検出のための演
算)。誤り訂正が必要な場合には、ペイロード先頭位置
のタイミングでFECワークバッファ50にて誤り訂正
を行うための指示を出し、ペイロード先頭位置タイミン
グとともにバッファ読み出し制御部40に対して通知す
る。
【0044】バッファ読み出し制御部40は、チェック
部20、30から通知されるチェック情報をもとに、F
ECワークバッファ50を読み出すための制御を行い、
正常にセルを受信した場合は、ヘッダおよびペイロード
先頭位置タイミングでのFECワークバッファ50から
正常に読み出しを行うための指示を与える。FEC処理
後のCRC処理でヘッダもしくはペイロードの少なくと
もどちらか一方でも誤りが検出された場合は、読み出し
時にセル廃棄を行うための指示を出す。この指示にて、
3メモリバッファで構成するFECワークバッファ50
のメモリ選択の切替を行う。
【0045】FECワークバッファ50は、ヘッダ部の
FEC処理とペイロードのFEC処理を行うため、セル
を一時的に蓄積しておくFEC処理用ワークバッファで
あり、3メモリバッファ構成とされている。このバッフ
ァは、バッファアドレスを示すヘッダデータに対するポ
インタを定義することなく、サイクリックにセルを蓄積
するため、それぞれの先頭位置タイミングでFEC処理
および読み出し処理を行い、FEC処理から読み出しま
での仕事が終了するとともに1セル毎に更新していく。
【0046】FECワークバッファ50バッファは、ヘ
ッダ/ペイロード分離部10からのセルデータ入力(d
ata1)、ヘッダ誤りチェック部20およびペイロー
ド誤りチェック部30からのFEC指示(data
2)、およびセルデータ出力(data3)の3種類の
データに対してそれぞれのメモリを備え、FEC指示で
あるdata2とのインタフェースは、デュアルポート
とする、3メモリバッファで構成されている。そして、
このバッファ50以外の処理部における動作クロックの
2倍の速度でリード/ライトを行う。
【0047】このバッファ50内のメモリは、バッファ
読み出し制御部40からの指示によって切替を行う。各
誤りチェック部20、30からのそれぞれのFEC指示
は、ヘッダおよびペイロード先頭位置のタイミングで出
力され、FECワークバッファで処理される。
【0048】図3を参照して、本発明の第2の実施例の
動作を説明する。
【0049】図3を参照すると、ヘッダ/ペイロード分
離部10にて、入力ATMセルをヘッダとペイロードに
分離させるとともに、各データに対して、先頭位置タイ
ミングを生成する。分離したセルおよび先頭位置タイミ
ング信号はそれぞれ、ヘッダに対する誤りチェックを行
うヘッダチェック部20およびペイロードチェック部3
0に入力する。また分離を行わないセルおよびヘッダ/
ペイロード先頭タイミング信号をFECワークバッファ
50に対して出力し格納する。
【0050】ヘッダチェック部20にて、ヘッダ部に対
する誤りチェックを行い、誤り訂正が必要な場合は、F
ECワークバッファ50に対して誤り訂正を行うための
指示をヘッダ先頭位置のタイミングで出す。
【0051】ペイロードチェック部30にて、ペイロー
ドに対する誤りチェックを行い、誤り訂正が必要な場合
は、FECワークバッファに対して誤り訂正を行うため
の指示をペイロード先頭位置のタイミングで出す。バッ
ファ読み出し制御部40では、それぞれの誤りチェック
部でチェックした情報をもとに、FECワークバッファ
50を読み出すための制御を行う。
【0052】正常なセルを受信した場合は、サイクリッ
クに構成されるFECワークバッファ50に対して正常
にセルを読み出す指示をヘッダおよびペイロード先頭位
置タイミングで与え、更新するため次に到着するセルの
入力を行う。
【0053】またFEC処理後、ヘッダもしくはペイロ
ードのどちらか一方でもCRC処理で誤りが検出された
場合は、FECワークバッファ50に対して読み出し時
にセル廃業を行うための指示をヘッダおよびペイロード
先頭位置タイミングで出す。
【0054】これらの指示によって、FECワークバッ
ファ50における3メモリバッファの切替を行う。ワー
クバッファにおける仕事が終了したら、正常セル受信時
と同様に本制御部によって1セル毎に読み出し処理が行
われ、FECワークバッファ50は更新される。
【0055】次に上記した本発明の実施の形態の作用効
果について、図4を参照して説明する。本発明の実施の
形態は、誤り処理にかかる時間を分散させ、かつヘッダ
とペイロードに関する処理を平行して行うことが可能で
あるため、セルの遅延を減少させることができ、効率の
良い処理を行うことができる。
【0056】本発明の実施の形態においては、ヘッダ処
理に関してみると、従来の方式にて所要していたと考え
られる処理時間T1+T2に対して、Td分の遅延時間
を減少させることができる。ペイロードの処理に関して
も同様のことがいえる。
【0057】また本発明の実施の形態においては、ヘッ
ダ処理とペイロード処理を並列で行うことから、それぞ
れにかかる時間を分散させることができ、分離させたこ
とによるヘッダとペイロードの同期に対する影響もな
い。またこれにともない、遅延吸収のためのバッファサ
イズの減少という利点がある。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
誤り処理にかかる時間を分散させ、かつヘッダとペイロ
ードに関する処理を平行して行うことを可能としたこと
により、セルの遅延を減少させることができ、処理効率
の向上を達成する、という効果を奏する。
【0059】また、本発明によれば、ヘッダ処理とペイ
ロード処理を分離して並列で行うことから、それぞれに
かかる時間を分散させることを可能とし、分離させたこ
とによるヘッダとペイロードの同期に対する影響もな
い。また、本発明によれば、遅延吸収のためのバッファ
サイズを減少するという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図3】本発明の別の実施例の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態の作用効果を説明するため
の模式図である。
【符号の説明】
10 ヘッダ/ペイロード分離部 20 ヘッダチェック部 30 ペイロードチェック部 40 バッファ読み出し制御部 50 ヘッダ用FECワークバッファ 60 ペイロード用FECワークバッファ 70 セル合成部 T1 ヘッダ誤りチェック処理にかかる遅延時間 T2 ヘッダ誤り訂正処理にかかる遅延時間 Td ヘッダ専用FECワークバッファを設けることで
減少できる処理時間

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線ATMセル多重伝送での伝送品質を保
    証するための誤り検出/訂正方式において、 ヘッダ部とペイロード部の独立した誤り検出/訂正処理
    を行うために、誤り検出/訂正符号を含むヘッダ部とペ
    イロード部を分離するヘッダ/ペイロード分離手段と、 分離したヘッダ部データとペイロード部データをそれぞ
    れヘッダ専用FECワークバッファとペイロード専用F
    ECワークバッファへ格納する手段と、 前記ヘッダ/ペイロード分離手段から入力するヘッダデ
    ータに対して、ヘッダ部の誤りチェック処理を行い、ヘ
    ッダ誤り訂正指示を出力する、ヘッダチェック手段と、 前記ヘッダ/ペイロード分離手段から入力するペイロー
    ドデータに対して、ペイロード部の誤りチェック処理を
    行い、ペイロード誤り訂正指示を出力する、ペイロード
    チェック手段と、 前記ヘッダチェック手段に対して並列に構成し、前記ヘ
    ッダ/ペイロード分離手段からそれぞれ並列に入力す
    る、ヘッダデータを蓄積する手段と、FEC処理を行う
    機能を具備するヘッダ専用FECワークバッファと、 前記ペイロードチェック手段に対して並列に構成し、前
    記ヘッダ/ペイロード分離手段からそれぞれ並列に入力
    する、ペイロードデータを蓄積する手段と、FEC処理
    を行う機能を具備するペイロード専用FECワークバッ
    ファと、 前記FECワークバッファに蓄積されているデータに対
    して、バッファ読み出し指示として、正常読み出し、F
    EC後のCRC処理による、セル廃業の処理を行う指示
    を出力し、かつ前記ヘッダチェック手段およびペイロー
    ドチェック手段に対する制御を行う読み出し制御手段
    と、 前記各FECワークバッファから出力した、ヘッダとペ
    イロードを合成するマルチプレクス手段と、 を具備することを特徴とする並列型誤り検出/訂正回
    路。
  2. 【請求項2】請求項記載の前記ヘッダ専用FECワー
    クバッファおよび前記ペイロード専用FECワークバッ
    ファが、 入力するセルの流れに対して、サイクリック(巡回時)
    にセルを蓄積し、FEC処理からバッファ出力までの仕
    事が終了するとともに、1セル単位に更新していくよう
    に構成されてなることを特徴とする、バッファリング回
    路。
  3. 【請求項3】ヘッダ部とペイロード部の独立した誤り検
    出/訂正処理を行うため、誤り検出/訂正符号を含むヘ
    ッダ部とペイロード部を分離するヘッダ/ペイロード分
    離手段と、 分離したヘッダ部データとペイロード部データに対し
    て、先頭を示すタイミングを生成し、出力する手段と、 ヘッダ部とペイロード部のデータを分離せずにFECワ
    ークバッファに格納し、ヘッダ部およびペイロード部の
    先頭を示すタイミングを出力する手段と、 前記ヘッダ/ペイロード分離手段からの入力セルをFE
    Cワークバッファへ格納する手段と、 前記ヘッダ/ペイロード分離手段から入力するヘッダデ
    ータに対して、ヘッダ部の誤りチェック処理を行い、ヘ
    ッダデータ誤り訂正指示を出力する、ヘッダチェック手
    段と、 前記ヘッダ/ペイロード分離手段から入力するペイロー
    ドデータに対して、ペイロード部の誤りチェック処理を
    行い、ペイロード誤り訂正指示を出力する、ペイロード
    チェック手段と、 前記チェック手段に対して並列に構成し、前記ヘッダ/
    ペイロード分離手段からそれぞれセルおよびヘッダ部と
    ペイロード部の先頭を示すバッファライトタイミング
    と、セルを蓄積する手段と、FEC処理を行う機能を具
    備するFECワークバッファと、 前記FECワークバッファに蓄積されているセルに対し
    てヘッダおよびペイロード先頭を示すタイミングで、バ
    ッファ読み出し指示を出力し、かつヘッダおよびペイロ
    ードチェック部に対する制御を行う読み出し制御手段
    と、 を具備することを特徴とする並列型誤り検出/訂正方
    式。
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