JP2952560B2 - 集成化粧単板 - Google Patents

集成化粧単板

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JP2952560B2 JP33748594A JP33748594A JP2952560B2 JP 2952560 B2 JP2952560 B2 JP 2952560B2 JP 33748594 A JP33748594 A JP 33748594A JP 33748594 A JP33748594 A JP 33748594A JP 2952560 B2 JP2952560 B2 JP 2952560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の天然木ブロック
を接着して集成材とした後スライスして得られる集成化
粧単板に関する。
【0002】
【従来の技術】基板表面に貼着される化粧単板は、天然
銘木から直接スライスすることにより得られるが、近年
の天然木の枯渇化に伴って銘木と呼ばれるものの入手が
困難かつ高価となり、その代替品として各種の化粧単板
が提供されるようになってきている。
【0003】その中でも、たとえば寄せ木ブロック調の
化粧単板を得る方法として、複数個の天然木ブロックを
その側面同士を接着して直方体の集成材とした後、該接
着面と直交する方向にスライスして一枚ずつの集成化粧
単板を得る方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような集成化粧単
板の製造においては、同一幅の天然木ブロックを複数個
使用し、これらを定められたパターンに配置し接着して
集成材ブロックとして組むものであるが、すべて同一寸
法の天然木ブロックを使用したのでは、集成材ブロック
をスライスして得られる集成化粧単板における各突板ブ
ロックの長さ方向および幅方向の接合部がすべて直線上
に連続してしまい、意匠性に乏しく高級感に欠けるもの
となってしまう。
【0005】このため、何種類かの異なる長さの天然木
ブロックを組み合わせ、たとえば床材用化粧板に用いる
のであれば1×6尺サイズの長方形となるように組み合
わせて、集成材ブロックとすることが一般に行われてい
る。
【0006】しかしながら、このように使用する天然木
ブロックの種類が多くなると、天然木ブロックを製造す
る工程および寸法管理が煩雑となる問題が生じ、逆にあ
まり少ない種類の天然木ブロックを用いて集成材ブロッ
クを組む場合には、スライス後に得られる集成化粧単板
において突板ブロックの長さ方向接合部が各列において
異なる位置となるように組むことが困難になってしま
う。
【0007】また、一般に集成材を形成する天然木ブロ
ックの切り出しは、天然木丸太から一定角の角材を切り
出し、この角材の有する節あるいは割れ等の欠陥部分を
避けて天然木ブロックを切り出すため、まず1番長い天
然木ブロックを切り出すことができる部分から天然木ブ
ロック寸法を切り出し、次いで1番長い突板ブロックを
切り出すことができなかった残り材料の中から2番目に
長い天然木ブロック寸法を切り出し、同様にして順次長
さの短い天然木ブロック寸法を切り出す。このようにし
て最後に最短の天然木ブロックを切り出し、それ以下の
寸法の材料は廃棄される。このため、天然木ブロックの
寸法が長くなるほど、該天然木ブロックを切り出すこと
のできる材料を供給することが困難となる。天然木ブロ
ックを全体的に短くすれば切り出しの際の歩留まりは向
上し、材料の供給も比較的容易であるが、集成化粧単板
としての高級感に欠け、さらに突板ブロックの長さ方向
の接合部分の数も多くなるため、これらが一致しないよ
うに配置することが困難となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の問題点を解消すべく、なるべく少ない種類の天然木ブ
ロックを使用しながら、スライス後に得られる集成化粧
単板における突板ブロックの長さ方向接合部が、好まし
くはその延長線上においても、各列において一致するこ
とのない、意匠性に優れ高級感に富む集成化粧単板を提
供することを目的として鋭意研究を重ねた結果完成する
に至ったものである。
【0009】すなわち、本発明は、同一幅で長さが5種
類に異なる複数の突板ブロックの集合により長方形状に
形成される集成化粧単板において、前記集成化粧単板の
幅方向が4列に分割され、そのうち少なくとも2列(B
1,B2)は異なる4種類5個あるいは3種類5個の突
板ブロックからなり、他の列(A1,A2)は異なる3
種類4個の突板ブロックからなり、かつ、前記他の列
(A1,A2)の各々には、用いられる前記5種類の突
板ブロックの中で最長寸法の突板ブロック()が1個組
み込まれており、前記少なくとも2列(B1,B2)の
各々には、用いられる前記5種類の突板ブロックの中で
最短寸法の突板ブロック(5)が1個と、前記最短寸法
の突板ブロックとの長さ寸法の和が前記最長寸法の突板
ブロック(1)の長さ寸法と等しい関係となる長さ寸法
を有する突板ブロック(3)が少なくとも1個組み込ま
れてなることを特徴とする集成化粧単板である。
【0010】好適な態様においては、前記他の列(A
1,A2)は前記集成化粧単板の幅方向の外側2列であ
り、前記少なくとも2列(B1,B2)は前記外側2列
(A1,A2)の内側2列である。
【0011】前記内側2列(B1,B2)においては、
前記最短寸法の突板ブロック(5)がそれぞれ前記集成
化粧単板の長さ方向の対向端に臨むように配置されるこ
とが好適である。
【0012】本発明の集成化粧単板において、好ましく
は、前記突板ブロック同士の接合部は前記列の各々にお
いて一致しないように配置される。
【0013】
【実施例】図1ないし図3を参照して、本発明の一実施
例による集成化粧単板について説明する。この実施例
は、1×6尺サイズの集成化粧単板として床材用化粧板
に用いられるものであり、図1に明らかなように、同一
幅の突板ブロックが幅方向に4列に配置され、その中
で、最上列(A1)と最下列(A2)には4個の突板ブ
ロックが配置され、中間の2列(B1,B2)にはそれ
ぞれ5個の突板ブロックが配置されている。
【0014】各突板ブロックの長さ寸法の関係は図2お
よび図3に示される通りである。図2において各突板ブ
ロックに付されている符号(1〜5)は、長さ寸法の大
きなものからの順番を示している。すなわち、この集成
化粧単板には全部で5種類の長さの突板ブロックが用い
られており、最上列(A1)と最下列(A2)の各々4
個の突板ブロックの中には、用いられる突板ブロックの
中で最長の突板ブロック(1)が1個配置されている。
最上列(A1)においては、その他に、2番目に長い突
板ブロック(2)が1個と、3番目に長い突板ブロック
(3)が2個配置され、これら4個の突板ブロックの長
さの和が集成化粧単板の全長と一致している。また、最
下列(A2)においては、前記最長の突板ブロック
(1)が1個と、2番目に長い突板ブロック(2)が2
個と、4番目に長い突板ブロック(4)が1個配置さ
れ、これら4個の突板ブロックの長さの和が集成化粧単
板の全長と一致している。
【0015】中間の2列(B1,B2)の各々5個の突
板ブロックの中には、用いられる突板ブロックの中で最
短の突板ブロック(5)が1個配置されている。その
他、列(B1)にあっては2番目に長い突板ブロック
(2)が1個と3番目に長い突板ブロック(3)が3個
の合計5個の突板ブロックが配置され、列(B2)にあ
っては2番目に長い突板ブロック(2)が2個と3番目
に長い突板ブロック(3)が1個と4番目に長い突板ブ
ロック(4)が1個の合計5個の突板ブロックが配置さ
れ、これらの長さの和が集成化粧単板の全長と一致して
いる。
【0016】また、図3に示されるように、上記5種類
の突板ブロックの中で、最長の突板ブロック(1)の長
さは、最短の突板ブロック(5)と3番目に長い突板ブ
ロック(3)の長さの和に等しい関係となるよう、これ
ら各突板ブロックの長さ寸法が設定されている。
【0017】そして、中間列(B1)においては、最上
列(A1)における最長の突板ブロック(1)に代えて
2個の突板ブロック(3)および(5)を組み込んだ合
計5個の突板ブロックにより各々の接合部が最上列(A
1)と一致しないように組み込まれており、また、中間
列(B2)においては、同様に、最下列(A2)におけ
る最長の突板ブロック(1)に代えて2個の突板ブロッ
ク(3)および(5)を組み込んだ合計5個の突板ブロ
ックにより各々の接合部が最下列(A2)と一致しない
ように組み込まれている。最短の突板ブロック(5)
は、中間列(B1)においては図中左端に、中間列(B
2)においては図中右端に、それぞれ配置されている。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、供給が困難な最長の突
板ブロック(1)は1列(A1)または2列(A1,A
2)にそれぞれ1個配置するだけで足り、天然木ブロッ
ク切り出しの際の材料供給が比較的容易でありながら、
集成化粧単板としての高級感を損なうことがない。
【0019】また、他の列(B1,B2,B3)におい
ては該最長の突板ブロック(1)に代えて突板ブロック
(3)および最短の突板ブロック(5)を任意位置に配
置することにより、従来は廃棄されていたような短い天
然木ブロックを使用することができるようになり、天然
木ブロックの切り出しにおける歩留まりが大幅に向上す
る。
【0020】さらに、集成化粧単板の各列における各突
板ブロックの接合部は、その延長線上においても一致す
ることなく配置されるので、意匠性が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による集成化粧単板の構成を
示す平面図である。
【図2】図1の集成化粧単板に用いられる突板ブロック
の種類および配置を示す説明図である。
【図3】図1の集成化粧単板に用いられる5種類の突板
ブロックのうち3種類の突板ブロックの長さ寸法の関係
を示す説明図である。
【符号の説明】
A1,A2 最長寸法の突板ブロックを含む列 B1,B2 最短寸法の突板ブロックを含む列 (1)最短寸法の突板ブロック (3)最短寸法の突板ブロックとの長さの和が最長寸法
の突板ブロックと等しくなる長さを有する突板ブロック (5)最長寸法の突板ブロック

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一幅で長さが5種類に異なる複数の突板
    ブロックの集合により長方形状に形成される集成化粧単
    板において、前記集成化粧単板の幅方向が4列に分割さ
    れ、そのうち少なくとも2列(B1,B2)は異なる4
    種類5個あるいは3種類5個の突板ブロックからなり、
    他の列(A1,A2)は異なる3種類4個の突板ブロッ
    クからなり、かつ、前記他の列(A1,A2)の各々に
    は、用いられる前記5種類の突板ブロックの中で最長寸
    法の突板ブロック(1)が1個組み込まれており、前記
    少なくとも2列(B1,B2)の各々には、用いられる
    前記5種類の突板ブロックの中で最短寸法の突板ブロッ
    ク(5)が1個と、前記最短寸法の突板ブロック(5)
    との長さ寸法の和が前記最長寸法の突板ブロック(1)
    の長さ寸法と等しい関係となる長さ寸法を有する突板ブ
    ロック(3)が少なくとも1個組み込まれてなることを
    特徴とする集成化粧単板。
  2. 【請求項2】他の列(A1,A2)は集成化粧単板の幅
    方向の外側2列であり、少なくとも2列(B1,B2)
    は前記外側2列(A1,A2)の内側2列であることを
    特徴とする請求項1の集成化粧単板。
  3. 【請求項3】内側2列(B1,B2)においては、最短
    寸法の突板ブロック(5)がそれぞれ集成化粧単板の長
    さ方向の対向端に臨むように配置されてなることを特徴
    とする請求項2の集成化粧単板。
  4. 【請求項4】突板ブロック同士の接合部が各列において
    一致しないように配置されてなることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれかの集成化粧単板。
  5. 【請求項5】他の2種類の突板ブロック(2)および
    (4)の長さ寸法の和が突板ブロック(3)の長さ寸法
    の2倍に等しい関係にあることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかの集成化粧単板。
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