JP2950766B2 - 建設機械の昇降用ステップ - Google Patents

建設機械の昇降用ステップ

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邦友 清水
一通 岩佐
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル、ブ
ルドーザ等の建設機械の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、ブルドーザ等の
建設機械においては、走行装置の上方に運転席やボンネ
ット等が設けられているが、この様な部所にオペレータ
が乗り降りする際の利便性のため、機体側に昇降用ステ
ップが取り付けられることがある。このような昇降用ス
テップとして、これが例えば油圧ショベルの下部走行体
に設けられるものである場合、従来、図7に示す如く、
鋼板を略コ字形状に折曲形成したものを昇降用ステップ
11とし、このものを溶接12、またはボルト13によ
り走行フレーム3に一体的に固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記昇降用
ステップは、走行フレームから機体外側方に突出するよ
う設けられるものであるから、作業中に、岩石や建設資
材等の障害物にぶつかりやすく、破損しやすいという不
具合がある。このため、鋼板を肉厚にして昇降用ステッ
プの強度アップを計ることが試みられるが、その場合
に、鋼板は、曲げ加工が可能な範囲を越えた肉厚の鋼板
を用いることができず、どうしても強度アップに限界が
あって強度不足とならざるを得ないという問題があり、
ここに本発明が解決しようとする課題があった。さら
に、昇降用ステップの走行フレームからの突出量(図7
における幅X)は、オペレータが昇降し易いよう設定す
ることが好ましいが、そうしたときに、該突出量は、走
行フレームに懸回される履帯の幅や機種等に対応して種
々異なるものとなり、このためには、対応する様々な突
出幅のものを予め用意しておく必要があって、部品点数
が増え、部品管理、在庫管理が面倒かつ煩雑になるとい
う課題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、建設機械にオペレータが昇降す
るため機体側に取り付けられる昇降用ステップを、ブロ
ック形状の剛性材で形成したものである。これにより、
昇降用ステップを肉厚にし得て強度アップを計れる。上
記昇降用ステップは、機体側にボルト止めすることで取
り付けられる。また、昇降用ステップの上面部に、すべ
り止め加工を施すことにより安全性が向上する。さら
に、昇降用ステップを、機体外側方に向けて複数積層し
て取り付けたり、昇降用ステップと機体側とのあいだ、
または昇降用ステップと昇降用ステップとのあいだに、
単数または複数のスペーサ材を介装することにより、昇
降ステップの機体側からの突出量の調節を簡単に行うこ
とができる。さらにまた、昇降用ステップは、機体製造
において生じた端材を切断、切削、孔開け加工すること
により製造することができ、この様にすることで製造コ
ストの低減に寄与できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図において、1は油圧ショベルの
下部走行体、2は下部走行体1の上方に旋回自在に設け
られる上部旋回体であって、下部走行体1を構成する左
右の走行フレーム3の左右外側面部には、上部旋回体2
に設けられるキャブ4およびボンネット5に昇降するた
めの昇降用ステップ6が、後述するサポート7を介して
固着されている。
【0006】前記昇降用ステップ6は、ブロック形状の
鋼材で形成されているが、その前後両端部には、ボルト
8が貫通するボルト貫通孔6aが穿設されていると共
に、該ボルト貫通孔6aの外側端部には座ぐり6bが凹
設されており、これによってボルト貫通孔6aに挿入せ
しめたボルト8のボルト頭8aが昇降用ステップ6の外
側面から突出しないようになっていてボルト頭8aの保
護が計られている。
【0007】さらに、前記昇降用ステップ6の上面部
は、前後両端部よりも中央部が若干凹んでいて、該凹部
6cにオペレータが足を掛けやすいようになっている
か、さらにこの凹部6cの上面には、鋸歯状のすべり止
め部6dが形成されている。尚、すべり止め部6dの加
工形態としては、前記鋸歯状のものに限らず、図5、図
6に示すごとく、波状または山形状に突出する形状のも
の等、種々のものを採用できる。
【0008】また、前記サポート7は、昇降用ステップ
6と同様ブロック形状の鋼材で形成されるものであっ
て、前記走行フレーム3に溶接により一体的に固定され
ているが、このものは前後長さが昇降用ステップ6の前
後長さと略等しく、また高さが昇降用ステップ6よりも
若干低く設定されている。この高さは、例えばオペレー
タが昇降用ステップ6に足を掛け、踵を上げたときに、
足指部がサポート7に丁度乗り上げて足場を確保できる
程度の高さに設定すると便利であるが、これに限定され
るものでないことは勿論である。さらに、このサポート
7には、前記ボルト8が螺入される螺子孔7aが穿設さ
れており、そして、サポート7の機体外方側に前記昇降
用ステップ6を当てがった状態で、ボルト8を、昇降用
ステップ6のボルト貫通孔6aを貫通させてサポート7
の螺子孔7aに螺入せしめることにより、昇降用ステッ
プ6は走行フレーム3側に一体的に固着されるようにな
っている。
【0009】一方、9はスペーサであって、該スペーサ
9も前記昇降用ステップ6、サポート7と同様ブロック
形状の鋼材で形成されていると共に、サポート7と略同
様の形状をしている。さらにこのスペーサ9には、前記
昇降用ステップ6のボルト貫通孔6aと同部位にボルト
貫通孔9aが穿設されており、そして、スペーサ9を、
前記サポート7と昇降用ステップ6とのあいだに介装し
た状態で、ボルト8を、ボルト貫通孔6a、9aを貫通
させて螺子孔7aに螺入せしめることにより、昇降ステ
ップ6の走行フレーム3からの突出量を大きくすること
ができるようになっている。この場合、介装するスペー
サ9の数を増減することで突出量を種々に変化させるこ
とができるが、さらに、図4に示す如く、昇降用ステッ
プ6を機体外側方に向けて複数積層したり、これら複数
の昇降用ステップ6の間にスペーサ9を介装したりする
ことによっても、突出量の調節を行うことができる。
【0010】叙述の如く構成されたものにおいて、昇降
用ステップ6は、ブロック形状の鋼材で形成されてお
り、このため、鋼板を略コ字形状に折曲して形成される
従来の昇降用ステップと比べて、肉厚の厚いものにでき
て大幅な強度アップが計れ、過酷な条件下で作業する場
合での昇降用ステップ6の破損を減少させることができ
る。
【0011】しかもこのものは、昇降用ステップ6を機
体外側方向に複数積層したり、あるいは、昇降用ステッ
プ6と走行フレーム3側のサポート7とのあいだ、また
は昇降用ステップ6と昇降用ステップ6とのあいだに単
数または複数のスペーサ9を介装することで、昇降用ス
テップ6の走行フレーム3からの突出量を、履帯10の
左右幅や機種等に対応させて種々に調節することがで
き、この結果、一種類の昇降用ステップ6とスペーサ9
だけで突出量の調節を行えることになって、部品管理等
が容易になる。
【0012】そのうえ、前記昇降用ステップ6、サポー
ト7、およびスペーサ9は、機体製造において生じる端
材、例えばカーボディ上板やジョイントプレート等の端
材を用い、切断、切削、孔開け等の適宜の加工を施すこ
とで簡単に製造することができるため、製造コストの低
減にも貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの側面図である。
【図2】(A)、(B)、(C)、(D)は昇降用ステ
ップの平面図、正面図、側面図、斜視図である。
【図3】昇降用ステップの取付け状態を示す図である。
【図4】(A)、(B)、(C)、(D)は昇降用ステ
ップの取付け状態の他の実施形態を示す図である。
【図5】(A)、(B)、(C)はすべり止め部を波状
にした昇降用ステップの平面図、正面図、側面図であ
る。
【図6】(A)、(B)、(C)はすべり止め部を山形
状にした昇降用ステップの平面図、正面図、側面図であ
る。
【図7】(A)、(B)は従来の実施形態を示す昇降用
ステップの平面図、正面図、(C)、(D)は従来の他
の実施形態を示す昇降用ステップの平面図、正面図であ
る。
【符号の説明】
6 昇降用ステップ 6d すべり止め部 8 ボルト 9 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 重喜 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新 キャタピラー三菱株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/16 E02F 9/08 B60R 3/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械にオペレータが昇降するため機
    体側に取り付けられる昇降用ステップであって、該昇降
    用ステップを、ブロック形状の剛性材で形成した建設機
    械の昇降用ステップ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、昇降用ステップは、
    機体側にボルト止めされるものである建設機械の昇降用
    ステップ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、昇降用ステ
    ップの上面部には、すべり止め加工が施されている建設
    機械の昇降用ステップ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、昇降用
    ステップを、機体外側方に向けて複数積層して取り付け
    て形成した建設機械の昇降用ステップ。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、昇
    降用ステップと機体側とのあいだ、または昇降用ステッ
    プと昇降用ステップとのあいだに、単数または複数のス
    ペーサ材を介装した建設機械の昇降用ステップ。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5におい
    て、昇降用ステップは、機体製造において生じた端材を
    切断、切削、孔開け加工することにより製造した建設機
    械の昇降用ステップ。
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