JP2950373B2 - 留守番電話機、及びその重要者情報蓄積方法 - Google Patents

留守番電話機、及びその重要者情報蓄積方法

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JP2950373B2 JP14158597A JP14158597A JP2950373B2 JP 2950373 B2 JP2950373 B2 JP 2950373B2 JP 14158597 A JP14158597 A JP 14158597A JP 14158597 A JP14158597 A JP 14158597A JP 2950373 B2 JP2950373 B2 JP 2950373B2
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不在中に着信した
呼の伝言を録音する留守番電話機、及びその重要者情報
蓄積方法に属する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、特開平4−2124
5号公報において、開示されている優先録音機能付留守
番電話機がある。この留守番電話機は、図4に示すよう
に、呼出回路110と、切替回路120と、ダイヤル信
号発生回路130と、通話回路140と、ハンドセット
150と、制御回路160とからなる電話機において、
一般伝言を録音する第1の記憶手段171と、優先伝言
を録音する第2の記憶手段172とを備えている。
【0003】この留守番電話機では、図5に示すよう
に、発呼端末A,B,Cに一般番号と優先番号を付与し
ておき(例えば、端末Bに777−1111が優先番号
であると登録しておく)、送られてくる発呼端末番号に
より、一般伝言と優先伝言を識別し、それぞれに対応す
る第1の記憶手段171および第2の記憶手段172に
録音するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の留守番電話機は、伝言が重要か否かの判定が発呼者
番号のみによってなされ、時間は判定材料になっていな
いため、上述した留守番電話機は、例えば、ある発呼者
からの伝言でも時間帯によっては重要といった場合に、
前記発呼者からの伝言を重要であると登録すると、時間
帯以外の伝言でも重要伝言扱いになってしまうという問
題がある。
【0005】それ故に本発明の課題は、発呼者からの伝
言でも時間帯によっては重要といった場合に、発呼者か
らの伝言を重要であると登録して、時間帯以外の伝言で
も重要伝言扱いになってしまうことがなく、伝言が重要
か否かの判定を発呼者番号のみによるのではなく、時間
をも判定材料に加えた留守番電話機を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、重要と
判定する発信元電話番号を少なくとも所定の時間と共に
設定し記憶格納する重要者情報蓄積部を備え、回線を介
して着呼を受けた際に受けた情報から発信元電話番号情
報を抽出し、現在時刻と共に前記重要者情報蓄積部に照
合して一致した場合には該着呼の伝言を蓄積する重要伝
言録音部と、不一致の場合に前記伝言を蓄積する通常伝
言録音部とを有していることを特徴とする留守番電話機
が得られる。
【0007】
【作用】本発明による留守番電話機は、重要と判定する
発信元電話番号を少なくとも所定の時間と共に設定し記
憶格納する重要者情報蓄積部(図1の5)を備え、回線
を介して着呼を受けた際、受けた情報から発信元電話番
号情報を抽出し現在時刻と共に前記重要者情報蓄積部に
照合して、一致した場合は、該着呼の伝言を重要伝言録
音部に蓄積及び重要ランプを点灯し、不一致の場合は、
通常伝言録音部に蓄積及び通常ランを点灯させることに
より、ある発呼者からの伝言でも時間帯によっては重要
であるという場合に、前記発呼者の伝言を重要であると
登録して、前記時間帯以外の伝言でも重要伝言扱いにな
ってしまうということがなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の留守番電話機の
一実施の形態例の機能を示すブロック図である。
【0009】図1を参照して、留守番電話機1は、回線
からの発信元電話番号を解読する受信部2と、伝言送出
部3と、時計部4と、複数の電話番号と時間帯を記憶で
きる重要者情報蓄積部5と、重要者情報蓄積部5に登録
されている電話番号と受信部2で解読した発信元電話番
号とを照合する照合部6と、重要者情報蓄積部5に記憶
内容を登録開始及び完了する設定ボタン7と、重要者情
報蓄積部5に記憶内容を登録開始から完了までの間、登
録内容を表示するディスプレイ8と、照合部6にて照合
結果が一致した場合の伝言を蓄積する重要伝言録音部9
と、照合部6にて照合結果が不一致の場合の伝言を蓄積
する通常伝言録音部10と、重要伝言録音部9に伝言が
蓄積されているときに点灯する重要ランプ11と、通常
伝言録音部10に伝言が蓄積されているときに点灯する
通常ランプ12とを有している。
【0010】受信部2は、公衆回線からの発呼者番号を
含む着信情報を受けるものとし、着信情報を受けた際、
受けた着信情報から発信元電話番号を解読し発信元電話
番号情報として照合部6へ出力するものとする。伝言送
出部3は、留守番電話機使用者の伝言を予め録音してお
き、発呼者へ伝言送出する。時計部4は、日時を照合部
6へ出力するものとする。
【0011】重要者情報蓄積部5は、重要か否かを判定
情報報蓄積部であり、日(3/5など)とともに重要と
判断する時間(8:00〜10:00など)帯と発信元
電話番号(03−XXXX−XXXXなど)とを記憶格
納しており、照合部6の要求に基づいて記憶登録情報を
照合部6へ回答する。照合部6は、受信部2からの発信
元電話番号情報を受けた際に、時計部4からその時点の
日時を受けて発信元電話番号情報と共に重要者情報蓄積
部5の記憶登録情報と照合して、照合結果が一致した場
合は重要伝言録音部を動作させ、照合結果が不一致の場
合は通常伝言録音部を動作させる。
【0012】設定ボタン7は、押すことで重要者情報蓄
積部5への記憶情報の登録を開始及び終了できる。ディ
スプレイ8は、重要者情報蓄積部5への記憶情報の入力
開始から終了までの間、入力内容を表示する。重要伝言
録音部9は、照合部6にて照合結果が一致した場合の伝
言を蓄積する。
【0013】通常伝言録音部10は、照合部6にて照合
結果が不一致の場合の伝言を蓄積する。重要ランプ11
は、重要重要伝言録音部9のメモリに伝言が蓄積されて
いるときに点灯する。通常ランプ12は、通常通常伝言
録音部10のメモリに伝言が蓄積されているときに点灯
する。
【0014】次に本発明の実施例について図1,図2及
び図3を参照して説明する。まず、図1の重要者情報蓄
積部5のように記憶登録情報を図3の手順〜でディ
スプレイ8によって登録する。図3の手順では、たとえ
ば3月5日 8時から10時発呼者番号「03−XXX
X−XXXX」と登録する場合について述べる。
【0015】以下、発呼者番号「03−XXXX−XX
XX」から、3月5日の9時に着信した場合について説
明する。回線から着信情報を受け付けた際(着信情報受
付;手順S1)、受信部2は、着信呼に対して応答し伝
言送出部3から留守番電話機使用者の伝言(例「−−で
す。ただいま外出しています。…)を発呼者に伝えると
共に、受け付けた着信情報から発信元電話番号情報を解
読する(発信元電話番号情報解読;手順S2)。受信部
2は、発信元電話番号情報「03−XXXX−XXX
X」を抽出し、照合部6へ送る。照合部6は、受信部2
から発信元電話番号情報「03−XXXX−XXXX」
を受けた際、時計部4から現在の日時「3月5日の9
時」を受け(手現在の日時;順S3)、現在の日時が
「3月5日の9時」であるという情報を重要者情報蓄積
部5へ送る。
【0016】重要者情報蓄積部5は、「3月5日の9
時」に該当する発信元電話番号があるか否かを調べ「0
3−XXXX−XXXX」が該当するので、「03−X
XXX−XXXX」という発信元電話番号情報を照合部
6へ返送する。
【0017】照合部6は、返送された発信元電話番号情
報「03−XXXX−XXXX」と着信情報から解読さ
れた発信元電話番号情報「03−XXXX−XXXX」
とを照合する(発信元電話番号を現在の日時に基づき重
要者情報蓄積部5に照合;手順S4)。
【0018】照合の結果、一致するので(一致;手順S
5のYES)、照合部6は、重要伝言録音部9を動作さ
せ、発呼者(電話番号:03−XXXX−XXXX)か
らの伝言を重要伝言録音部9に蓄積する(重要伝言録音
部に蓄積;手順S6)。重要伝言録音部9に伝言が蓄積
されると重要ランプ11が点灯する。
【0019】実施例2.発呼者番号「03−XXXX−
XXXX」から、3月5日の11時に着信した場合につ
いて説明する。
【0020】回線から着信情報を受け付けた際(手順S
1)、受信部2は、着信呼に対して応答し伝言送出部3
から留守番電話機使用者の伝言(例「−−です。ただい
ま外出しています。…)を発呼者に伝えると共に、受け
付けた着信情報から発信元電話番号情報を解読する(手
順S2)。受信部2は、発信元電話番号情報「03−X
XXX−XXXX」を抽出し、照合部6へ送る。照合部
6は、受信部2から発信元電話番号情報「03−XXX
X−XXXX」を受けた際、時計部4から現在の日時
「3月5日の11時」を受け(手順S3)、現在の日時
が「3月5日の11時」であるという情報を重要者情報
蓄積部5へ送る。
【0021】重要者情報蓄積部5は、「3月5日の11
時」に該当する発信元電話番号があるか否かを調べ、該
当する発信元電話番号がないので、該当データなしとい
う意味の情報「0000000000」を照合部6へ返
送する。
【0022】照合部6は、返送された情報「00000
00000」と着信情報から解読された発信元電話番号
情報「03−XXXX−XXXX」とを照合する(手順
S4)。
【0023】照合の結果、不一致なので(手順S5のN
O)、照合部6は、通常伝言録音部9を動作させ、発呼
者からの伝言を重要伝言録音部9に蓄積する(重要伝言
録音部に蓄積;手順S7)。通常伝言録音部10に伝言
が蓄積されると通常ランプ12が点灯する。
【0024】
【発明の効果】以上、実施の形態例によって説明したよ
うに、本発明の留守番電話機によれば、伝言が重要か否
かの判定が発呼者番号のみによらず、時間も判定材料に
なっているので、ある発呼者からの伝言でも時間帯によ
っては重要といった場合に、発呼者からの伝言を重要で
あると登録して、時間帯以外の伝言でも重要伝言扱いに
なってしまうことがなくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の留守番電話機の一実施の形態の機能を
示すブロック図である。
【図2】本発明の留守番電話機の一実施の形態における
動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の留守番電話機の一実施の形態における
重要者情報蓄積部への記憶格納情報の登録手順を示す説
明図である。
【図4】従来の留守番電話機の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】従来の留守番電話機の実施例を説明する説明図
である。
【符号の説明】
1 留守番電話機 2 受信部 3 伝言送出部 4 時計部 5 重要者情報蓄積部 6 照合部 7 設定ボタン 8 ディスプレイ 9 重要伝言録音部 10 通常伝言録音部 11 重要ランプ 12 通常ランプ 110 呼出回路 120 切替回路 130 ダイヤル信号発生回路 140 通話回路 150 ハンドセット 160 制御回路 171 第1の記憶手段 172 第2の記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/64 - 1/65 H04M 3/42 - 3/58

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重要と判定する発信元電話番号を少なく
    とも所定の時間と共に設定し記憶格納する重要者情報蓄
    積部を備え、回線を介して着呼を受けた際に受けた情報
    から発信元電話番号情報を抽出し、現在時刻と共に前記
    重要者情報蓄積部に照合して一致した場合には該着呼の
    伝言を蓄積する重要伝言録音部と、不一致の場合に前記
    伝言を蓄積する通常伝言録音部とを有していることを特
    徴とする留守番電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の留守番電話機において、
    前記現在時刻と共に前記重要者情報蓄積部に照合して一
    致した場合に前記重要伝言録音部に蓄積した前記伝言の
    基づいて点灯する重要ランプと、不一致の場合に前記通
    常伝言録音部に蓄積した前記伝言の基づいて点灯する通
    常ランプとを有していることを特徴とする留守番電話
    機。
  3. 【請求項3】 回線からの発信元電話番号を解読する受
    信部と、伝言送出部と、複数の電話番号と時間帯を記憶
    できる重要者情報蓄積部と、重要者情報蓄積部に登録さ
    れている電話番号と受信部で解読した発信元電話番号と
    を照合する照合部と、日時を該照合部へ出力する時計部
    と、重要者情報蓄積部に記憶内容を登録開始から完了ま
    での間、登録内容を表示するディスプレイと、前記照合
    部にて照合結果が一致した場合の伝言を蓄積する重要伝
    言録音部と、前記照合部にて照合結果が不一致の場合の
    伝言を蓄積する通常伝言録音部と、前記重要伝言録音部
    に伝言が蓄積されているときに点灯する重要ランプと、
    前記通常伝言録音部に伝言が蓄積されているときに点灯
    する通常ランプとを有していることを特徴とする留守番
    電話機。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3記載の留守番電話機にお
    いて、重要者情報蓄積部5は、重要と判断する時間帯と
    発信元電話番号とを記憶格納していることを特徴とする
    留守番電話機。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の留守番電話機にお
    いて、前記重要者情報蓄積部には記憶内容を登録開始及
    び完了する設定ボタンを備えていることを特徴とする留
    守番電話機。
  6. 【請求項6】 重要と判定する発信元電話番号を少なく
    とも所定の時間と共に設定し記憶格納する重要者情報蓄
    積部を備え、回線を介して着呼を受けた際に、受けた情
    報から発信元電話番号情報を抽出し、現在時刻と共に前
    記重要者情報蓄積部に照合して一致した場合には該着呼
    の伝言を重要伝言録音部に蓄積し、重要ランプを点灯
    し、不一致の場合は通常伝言録音部に蓄積し、通常ラン
    プを点灯させることを特徴とする留守番電話機の重要者
    情報蓄積方法。
  7. 【請求項7】 回線からの発信元電話番号を解読する受
    信部と、伝言送出部と、複数の電話番号と時間帯を記憶
    できる重要者情報蓄積部と、重要者情報蓄積部に登録さ
    れている電話番号と受信部で解読した発信元電話番号と
    を照合する照合部と、日時を該照合部へ出力する時計部
    と、重要者情報蓄積部に記憶内容を登録開始から完了ま
    での間、登録内容を表示するディスプレイと、前記照合
    部にて照合結果が一致した場合の伝言を蓄積する重要伝
    言録音部と、前記照合部にて照合結果が不一致の場合の
    伝言を蓄積する通常伝言録音部と、前記重要伝言録音部
    に伝言が蓄積されているときに点灯する重要ランプと、
    前記通常伝言録音部に伝言が蓄積されているときに点灯
    する通常ランプとを有し、重要と判定する発信元電話番
    号を少なくとも所定の時間と共に設定し記憶格納する重
    要者情報蓄積部を備え、回線を介して着呼を受けた際
    に、受けた情報から発信元電話番号情報を抽出し、現在
    時刻と共に前記重要者情報蓄積部に照合して一致した場
    合には該着呼の伝言を重要伝言録音部に蓄積し、重要ラ
    ンプを点灯し、不一致の場合は通常伝言録音部に蓄積
    し、通常ランプを点灯させることを特徴とする留守番電
    話機の重要者情報蓄積方法。
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