JP2950318B2 - ハンドストラップ取付具 - Google Patents

ハンドストラップ取付具

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JP2950318B2
JP2950318B2 JP10055084A JP5508498A JP2950318B2 JP 2950318 B2 JP2950318 B2 JP 2950318B2 JP 10055084 A JP10055084 A JP 10055084A JP 5508498 A JP5508498 A JP 5508498A JP 2950318 B2 JP2950318 B2 JP 2950318B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機やPH
S,小型無線呼出機(ページャ)等の携帯型電子機器に
代表される携行品に、手提げ,肩掛け等に用いられるハ
ンドストラップを取り付けるハンドストラップ取付具に
関し、特に、開閉自在な開口を形成した環状部分を有す
る取付具本体を備えることによって、ユーザの任意のス
トラップ部材を自由に携行品側に着脱,交換可能とし、
ハンドストラップとして使用できるようにするととも
に、ハンドストラップの着脱,交換作業もきわめて簡易
かつ迅速に行うことができるハンドストラップ取付具に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、携帯電話機や小型無線呼出機等
の携帯型電子機器などの携行品においては、手提げ,肩
掛け等に用いられるハンドストラップが備えられてい
る。図6は、この種の従来のハンドラップを示す外観図
である。
【0003】同図に示すように、従来のこの種のハンド
ストラップ100は、カシメ部101と取付紐部102
及びストラップ部103とを備えた構成となっており、
取付紐部102とストラップ部103とが、カシメ部1
01を介して一体的に取り付けられている。
【0004】取付紐部102は、ポリアミド系繊維等の
細紐からなり、図示しない携帯電話機やページャ等の携
帯型電子機器のフックや孔などに結び付けられる等によ
って取り付けられるようになっている。なお、この取付
紐部102は、電子機器側に着脱可能に取り付けられる
手段であれば、特に紐状のものでなくてもよく、例え
ば、金属製等のリング部材を、携行品側に係止させた
り、ボルト等によって固定する手段であってもよい。
【0005】カシメ部101は、取付紐部102とスト
ラップ部103を一体的に取り付けるものであればどの
ようなものであってもよい。例えば、図6に示す例で
は、取付紐部102とストラップ部103を互いに挿通
させた状態で、ストラップ部103の紐部側の端部に、
金具を噛み合わせてカシメることにより、取付紐部10
2とストラップ部103を一体的に取り付けるようにし
てある。これ以外にも、カシメ部101を、取付紐部1
02及びストラップ部103とともに、樹脂成形品によ
り一体的に形成するようにしてもよい。
【0006】このような構成からなるハンドストラップ
100は、細紐からなる取付紐部102が、図示しない
携帯型電子機器等の携行品側に設けたフック等に結び付
けられることによって取り付けられ、ユーザは、ストラ
ップ部103を手に持ったり、肩に下げたり、あるいは
腰のベルトに結んだりして携帯のために使用できるよう
になっている。
【0007】この種の従来のハンドストラップに関する
技術としては、例えば、実開昭58−148978号公
報の「ハンドストラップ取付構造」,特開昭61−21
4499号公報の「携帯用電子機器」,特開平8−10
030号公報の「ハンドストラップ」等が提案されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の携帯
電話機等の携帯型電子機器の急速な普及,拡大によっ
て、従来は単に携帯時の実用品としてのみ捉えられてい
たハンドストラップが、ファッション性や装飾品的な機
能をも併せもつようになってきた。
【0009】すなわち、あらゆるユーザ層にまで普及し
た携帯電話機などにおいては、特に若年ユーザ等の間
で、ハンドストラップが、単に手提げ,持ち運びのため
の手段であるに止まらず、種々の色彩や模様等の装飾が
施されたハンドストラップや、好みの材質やサイズのハ
ンドストラップを使用することによって、一種のファッ
ション性や装飾品的な価値,機能をも発揮するようにな
ってきている。
【0010】そして、このようなハンドストラップの装
飾品としての要請は、必然的に、種々異なるハンドスト
ラップを、適宜ユーザの好み等に応じて、携行品に付け
換えて使用できることが望まれるように至っている。
【0011】しかしながら、上述したように、従来のハ
ンドストラップは、上述した各公報の技術も含めて、金
具締め付け型,樹脂成形一体型のいずれの場合でも、カ
シメ部を介して取付紐部とストラップ部が、常に一体的
に固定されるようになっている。従って、このような従
来のハンドストラップでは、ユーザがストラップ部の色
や材質,輪のサイズ,太さ等を変更したい場合には、取
付紐部の結び付けを解いて、ハンドストラップ全体を電
子機器から取り外し、別のハンドストラップを付け換え
る必要があった。
【0012】このため、ハンドストラップを交換したい
ユーザは、用途や好みに合わせたハンドストラップをそ
の都度購入した上で、その交換作業を行う必要があり、
取付紐部の結び付け及びその解除の作業が極めて煩雑で
あり、瞬時にハンドストラップを交換することは困難
で、特に、頻繁にハンドストラップを付け換えたいユー
ザには対応が困難となるという不都合が生じていた。
【0013】また、このような全交換型のハンドストラ
ップでは、特に交換の必要のないカシメ部や取付紐部
も、総べて交換することとなり、資源が無駄となってし
まうとともに、ユーザにとっては必要のない出費を強い
ることになるという問題も発生した。
【0014】さらに、このようなハンドストラップで
は、携行品側への取付手段とストラップ部とが不可分一
体的に構成されているため、例えば、ユーザが、ストラ
ップ部として使用可能な革紐や鎖等を所有していたとし
ても、取付手段がないために、ハンドストラップとして
使用することができなかった。
【0015】このため、従来のハンドストラップでは、
特に、市販されているハンドストラップ以外の紐等を使
用したいといった要請にはまったく対応できず、実用品
の域を超え、ファッション性や装飾品として要請される
に至った最近のハンドストラップに対するユーザの多様
なニーズに応えることができなくなっている。
【0016】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、開閉自在
な開口を形成した環状部分を有する取付具本体を備える
ことによって、ユーザの任意のストラップ部材を、自由
に携行品側に着脱,交換可能とし、ハンドストラップと
して使用できるようにするとともに、ハンドストラップ
の着脱,交換作業もきわめて簡易かつ迅速に行うことが
できるハンドストラップ取付具の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載のハンドストラップ取付具は、携
行品にハンドストラップを取り付けるハンドストラップ
取付具であって、取付具本体と、この取付具本体に固着
され、前記携行品に着脱自在に取り付けられる取付手段
と、を有し、前記取付具本体が、一部に開口を有する環
状の係止部と、この係止部の開口を開閉自在に覆う蓋部
とを備えるとともに、この係止部と蓋部に、当該蓋部が
係止部の開口を開く位置及び閉じる位置の双方の位置に
おいて互いに係脱自在に係合する凹凸を備え、前記蓋部
を開閉することによって、前記係止部に任意のハンドス
トラップが係脱自在に取り付けられる構成としてある。
また、請求項2では、前記取付手段が紐部からなる構成
としてある。
【0018】 このような構成からなる本発明のハンドス
トラップ取付具によれば、取付具本体を取付手段を介し
て携帯電話機等の携行品に取り付けることによって、取
付具本体の係止部の開口を開閉するだけでハンドストラ
ップを着脱,交換することができる。
【0019】 これによって、ユーザは、紐部等からなる
取付手段について電子機器への着脱作業を行うことな
く、好みや用途等に応じて、簡単かつ迅速にハンドスト
ラップを交換することができる。
【0020】 また、取付具本体は、環状の係止部を備え
ており、この係止部に係止させることによって、ストラ
ップ専用の部材に限らず、自由に任意の紐部材等をハン
ドストラップとして携行品に取り付けることができ、例
えば、ユーザが所有している革紐や鎖等もハンドストラ
ップとして使用することが可能となり、多様なユーザの
ニーズにも対応することができる。
【0021】さらに、係止部開口を覆う蓋部の開閉時
に、蓋部と係止部の凹凸が係脱自在に係合するので、ハ
ンドストラップの交換作業の際に蓋部が不用意に閉じて
しまったり、携行品の携帯時等のハンドストラップ使用
時に蓋部が開いてしまうといったこともなく、開閉可能
な係止部を備える本発明の取付具を安心して使用するこ
とができる。
【0022】 なお、取付具本体の取付手段としては、紐
部とする場合だけでなく、携行品側に着脱可能に取り付
けられる部材であれば、特に紐状のものに限られるもの
ではない。例えば、金属製等のリング部材を、携行品側
のフック等に係止させたり、ボルト等を用いて直接固定
する手段であってもよい。
【0023】 そして、請求項3記載のハンドストラップ
取付具は、前記蓋部が、前記取付具本体にスライド自在
に設けられた構成としてある。これによって、蓋部をス
ライド移動させるだけで、取付金具本体の係止部開口を
開閉することができるので、ユーザが片手の指操作のみ
で係止部を開閉することができ、ハンドストラップの交
換,着脱作業が、より簡易かつ迅速に行えるようにな
る。
【0024】 さらに、請求項4記載のハンドストラップ
取付具は、前記蓋部に、前記取付具本体から脱落不能に
係止するストッパを備えた構成としてある。
【0025】 このような構成からなる本発明のハンドス
トラップによれば、係止部に対して開閉可能な蓋部が取
付具本体から脱落することを防止でき、ハンドストラッ
プの着脱作業の際にも、蓋部が外れてしまうことがな
く、ハンドストラップの交換,着脱を、より迅速かつ容
易に行えるようになる。しかも、蓋部の紛失等のおそれ
もなくなり、ユーザは安心して自由にハンドストラップ
の交換,使用をすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のハンドストラップ
取付具の一実施形態について、図1〜図5を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施形態に係るハンドスト
ラップ取付具を示す、ストラップ部を取り付けた状態の
全体斜視図であり、図2は、同じく、ストラップ部を取
り外した状態の全体斜視図である。
【0027】 図3は、図1及び図2に示す本実施形態に
係るハンドストラップ取付具の、取付具本体と蓋部とを
分解した状態の斜視図である。また、図4は、図1に示
すA−A線断面図である。さらに、図5は、本実施形態
に係るハンドストラップ取付具に、種類の異なる他のス
トラップ部を取り付けた状態の全体斜視図である。
【0028】 これらの図に示す本実施形態のハンドスト
ラップ取付具は、携帯電話機やPHS,小型無線呼出機
(ページャ)等の携帯型電子機器に代表される携行品
に、手提げ,肩掛け等に用いられるハンドストラップを
着脱自在に取り付けるハンドストラップ取付具である。
そして、本実施形態のハンドストラップ取付具は、開閉
自在な開口を有する環状の取付具本体を備えることによ
って、ユーザの任意のハンドストラップを自由に携行品
側に着脱,交換可能とするものである。
【0029】 具体的には、図1に示すように、本実施形
態に係るハンドストラップ取付具は、取付具本体1と、
取付具本体1の一端側に固着され、携帯型電子機器等の
携行品側に着脱自在に取り付けられる取付手段としての
取付紐部2を備えている。この取付紐部2は、ポリアミ
ド系繊維等の細紐からなり、図示しない携帯電話機やペ
ージャ等の携帯型電子機器のフックや孔などに結び付け
られる等して取り付けられるようになっている。
【0030】 なお、この取付紐部2の取付具本体1の固
着方法としては、例えば、取付具本体1と別体に形成し
た取付紐部2を、取付具本体1の一端側に挿入,接着し
て固着することができ、あるいは、取付紐部2を取付具
本体1とともに、一体的に樹脂成形して形成するように
してもよい。
【0031】 また、取付具本体1の取付手段としては、
この取付紐部2とする場合だけでなく、携行品側に着脱
可能に取り付けられる部材であれば、特に紐状のものに
限られるものではない。例えば、金属製等のリング部材
を、携行品側のフック等に係止させたり、ボルト等を用
いて直接固定する手段であってもよい。
【0032】 取付具本体1は、係止部10と蓋部20に
より構成されている。係止部10は、取付具本体1の一
部に開口10aを有する環状に形成されており、この開
口10aを介して、ストラップ部3が係止部10に係脱
自在に取り付けられるようになっている。そして、この
係止部10の開口10aを、蓋部20が開閉自在に覆う
ようになっており、この蓋部20を開閉することによっ
て、ストラップ部3が係脱自在に取り付けられ、取付紐
部2を含めて、全体としてハンドストラップを構成する
ようになっている。
【0033】 ここで、本実施形態では、係止部10は、
取付紐部2が固着された取付具本体1と一体的に形成さ
れることにより設けられている。そして、この係止部1
0の開口10aの外側には、図3に示すように、蓋部2
0がスライド可能に嵌合するレール11(11a,11
b)が、開口10aを間に挟んで形成してある。
【0034】 一方、図3に示す蓋部20には、係止部1
0のレール11(11a,11b)にスライド可能に嵌
合するレール21が設けてある。そして、蓋部20のレ
ール21が、係止部10の二つのレール11a,11b
に跨って嵌合し、係止部10の開口10aを開閉するよ
うになっている。
【0035】 これによって、蓋部20をスライド移動さ
せるだけで、係止部10の開口10aを開閉することが
できるので、ユーザが片手の指操作のみで開閉動作を行
え、後述するように、ハンドストラップの交換,着脱作
業が、より簡易かつ迅速に行えるようになる。
【0036】 なお、蓋部20は、レール21を係止部1
0側のレール11に嵌合させて取付具本体1に取り付け
られるように、樹脂製等の一定の弾力性を有する部材で
形成することが望ましい。
【0037】 また、この蓋部20には、取付具本体1か
ら脱落不能に係止するストッパ22を形成してある。す
なわち、図3に示すように、蓋部20のスライド方向の
一端(係止部10のレール11b側の端部)に、係止部
10の開口10a側に突出するストッパ22が形成して
ある。
【0038】 そして、このストッパ22が、係止部10
のレール11a側にスライド移動していくと、図2に示
すように、開口10aの縁部である当接端12に当接し
て係止するようになっている。このように、ストッパ2
2を蓋部20に設けることによって、蓋部20が取付具
本体1からの脱落を防止でき、ハンドストラップの着脱
作業の際にも、蓋部20が外れてしまうことがなくなる
ので、ハンドストラップの交換,着脱を、より迅速かつ
容易に行えるようになる。また、蓋部20の紛失等のお
それもなくなり、ユーザは安心して自由に本実施形態に
係るハンドストラップ取付具を使用することができる。
【0039】 さらに、図3及び図4に示すように、係止
部10のレール11と蓋部20のレール21には、互い
に係脱自在な凹凸を備えてある。すなわち、係止部10
のレール11a,11bには、それぞれ凸部13(13
a,13b)が形成してあり、蓋部20のレール21内
には、これら凸部13a,13bにそれぞれ係脱可能に
係合する凹部23が形成してある。
【0040】 ここで、凸部13a,13bは、図3に示
すように、蓋部20が開口10aを開く位置(図2に示
す位置)及び閉じる位置(図1に示す位置)の双方で、
蓋部20側の凹部23が係合する位置に突設してある。
【0041】 また、この凸部13a,13b及び凹部2
3は、係合した状態から、ユーザの指操作等によって、
簡単に係合が外れるように、凹凸を互いに乗り越え易い
深さ及び形状とすることが望ましく、本実施形態では、
凸部13a,13b及び凹部23を、それぞれ半球状の
凸部及び凹部に形成してある。
【0042】 これにより、開口10aを覆う蓋部20の
開閉時の双方で、蓋部20の凹部23が係止部10側の
凸部13a,13bにそれぞれ係脱自在に係合すること
となり、ハンドストラップの交換作業の際に、蓋部20
が不用意に閉じてしまったり、携行品の携帯時等のハン
ドストラップ使用時に蓋部20が開いてしまうといった
ことがなくなり、蓋部20が開いた状態及び閉じた状態
の位置で固定されることとなる。
【0043】 なお、この係止部10側の凸部13と蓋部
20の凹部23は、互いに係脱自在に係合して、蓋部2
0を開閉位置で固定できるものであればどのような形態
であってもよく、上述した実施形態以外にも、種々の変
更実施が可能である。例えば、本実施形態では、係止部
10側に凸部13を設け、蓋部20側に凹部23を設け
てあるが、これを逆にして、凹部を係止部10側に設
け、凸部を蓋部20側に設けるようにしてもよい。ま
た、凹凸状でなくても、互いに係脱自在に係合する爪部
と突起部等とすることもできる。
【0044】 次に、このような構成からなる本実施形態
のハンドストラップ取付具によりストラップ部を取り替
える場合の動作について、図1〜5を参照して説明す
る。通常、ハンドストラップは、図1の状態で携行品に
取り付けられて使用されている。
【0045】 このとき、図1に示すように、蓋部20が
閉じた状態においては、蓋部20のレール21が、係止
部10のレール11a及びレール11bの双方にスライ
ド挿入されるとともに、蓋部20の凹部23が係止部1
0の凸部13bに係合しているので、不用意に蓋部20
が開くことはない。
【0046】 そして、既に取り付けられているストラッ
プ部3とは、材質や輪のサイズ,太さ,色等が異なる他
のストラップ部4(図5参照)と取り替える場合には、
図1の状態から、図2に示すように、蓋部20を開く方
向にスライドさせ、係止部10の開口10aを開く。
【0047】 このとき、蓋部20の凹部23が係止部1
0の凸部13bに係合しているが、上述したように、凹
部23が凸部13bを簡単に乗り越えられるので、ユー
ザの片手の指操作のみでも蓋部20を簡単に開閉でき、
係止部10の開口10aを開くことができる。
【0048】 そして、蓋部20を開いていくと、蓋部2
0の凹部23が係止部10のレール11a上にある凸部
13aに係合する(図2に示す状態)。これにより、蓋
部20が完全に開き、開口10aが開いた状態となるの
で、それまで取り付けていたストラップ部3を開口10
aから取り外すことができる。
【0049】 次いで、この開口10aから、既存のスト
ラップ部材やユーザが所有する革紐や鎖等、任意のスト
ラップ部4を、係止部10に取り付けることができる。
このとき、蓋部20の凹部23を係止部10の凸部13
aに係合しているので、不用意に蓋部20が動くことは
なく、開口10aは開いた状態が維持される。
【0050】 ここで、新しく用いるストラップ部4とし
ては、市販されている輪状の紐やゴム、あるいは鎖等を
自由に用いることが可能であり、また、通常の紐を結び
合わせて輪状に形成したものなど、ユーザの好みや所有
している紐等に応じて、自由なストラップ部材を用いる
ことできる。また、ユーザの好み等により、数本のスト
ラップ部材を係止部10に取り付けることも可能であ
る。
【0051】 従って、本実施形態に係るハンドストラッ
プ取付具によれば、市販の紐などを用いることによっ
て、ユーザは、自分の嗜好にあったストラップ部を独自
に形成してハンドストラップとして使用することも可能
となり、ユーザの好みや体格,使用用途等に合わせて、
ストラップ部の長さ等も任意に設定することもできる。
【0052】 そして、新しく用いるストラップ部4を係
止部10に取り付けた後は、蓋部20をスライドさせ
て、レール21を係止部10のレール11bに挿入し、
蓋部20の凹部23をレール11b上の凸部13bに係
合させる。これにより、蓋部20は閉じた状態が維持さ
れ、ハンドストラップとして携行品の携帯用として使用
することができる。
【0053】 以上説明したように、本実施形態に係るハ
ンドストラップ取付具によれば、取付具本体1を取付紐
部2を介して携帯電話機等の携行品に取り付けることに
よって、取付具本体1の係止部10の開口10aを開閉
するだけで、ストラップ部3,4を着脱,交換すること
ができる。
【0054】 これによって、ユーザは、取付紐部2等か
らなる取付手段について携行品への着脱作業を行うこと
なく、好みや用途等に応じて、簡単かつ迅速にハンドス
トラップを交換することができる。
【0055】 また、取付具本体1に備えられた環状の係
止部10には、開口10aを介して任意のストラップ部
材を係止させることができるので、ストラップ専用の部
材に限らず、自由に任意の紐部材等をハンドストラップ
として携行品に取り付けることができ、例えば、ユーザ
が所有している革紐や鎖等もハンドストラップとして使
用することが可能となり、多様なユーザのニーズにも対
応することができる。
【0056】 なお、本発明のハンドストラップ取付具
は、上述した実施形態の場合に限られるものではなく、
発明の要旨の範囲内で種々の変更実施が可能であること
は勿論である。例えば、上述した実施形態では、蓋部
20をスライド移動する構成としていたが、係止部10
の開口10aを開閉できれば、スライド構造のものに限
らず、他の開閉構造を採用することもできる。例えば、
蓋部20をヒンジ等の回動手段によって係止部10に回
動可能に取り付けることにり、開口10aを開閉するよ
うにしてもよい。また、スライド開閉する蓋部20の
開閉動作をより滑らかに行うために、蓋部20のレール
21等に、ばね等の付勢手段を配設することもできる。
この場合、蓋部20が閉じる方向に付勢することもで
き、これとは逆に、蓋部20が開く方向に付勢するよう
にすることもできる。さらに、蓋部20の表面に、開
閉動作の際にユーザの指が係止する突起,つまみ等を突
設するようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明のハンドスト
ラップ取付具によれば、開閉自在な開口を形成した環状
部分を有する取付具本体を備えることによって、ユーザ
の任意のストラップ部材を自由に携行品側に着脱,交換
可能とし、ハンドストラップとして使用することができ
るとともに、ハンドストランプの着脱,交換作業もきわ
めて簡易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るハンドストラップ取
付具を示す、ストラップ部を取り付けた状態の全体斜視
図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るハンドストラップ取
付具を示す、ストラップ部を取り外した状態の全体斜視
図である。
【図3】図1及び図2に示す本実施形態に係るハンドス
トラップ取付具の、取付具本体と蓋部とを分解した状態
の斜視図である。
【図4】図1に示すA−A線断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るハンドストラップ取
付具に、種類の異なる他のストラップ部を取り付けた状
態の全体斜視図である。
【図6】従来のハンドラップを示す外観図である。
【符号の説明】
1 取付具本体 2 取付紐部 3 ストラップ部 4 他のストラップ部 10 係止部 10a 開口 11 レール 12 当接端 13 凸部 20 蓋部 21 レール 22 ストッパ 23 凹部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携行品にハンドストラップを取り付ける
    ハンドストラップ取付具であって、 取付具本体と、この取付具本体に固着され、前記携行品
    に着脱自在に取り付けられる取付手段と、を有し、前記取付具本体が、一部に開口を有する環状の係止部
    と、この係止部の開口を開閉自在に覆う蓋部とを備える
    とともに、 この係止部と蓋部に、当該蓋部が係止部の開口を開く位
    置及び閉じる位置の双方の位置において互いに係脱自在
    に係合する凹凸を備え、 前記蓋部を開閉することによって、前記係止部に任意の
    ハンドストラップが係脱自在に取り付けられる ことを特
    徴とするハンドストラップ取付具。
  2. 【請求項2】 前記取付手段が紐部からなる請求項1記
    載のハンドストラップ取付具。
  3. 【請求項3】 前記蓋部が、前記取付具本体にスライド
    自在に設けられた請求項1又は2記載のハンドストラッ
    プ取付具。
  4. 【請求項4】 前記蓋部に、前記取付具本体から脱落不
    能に係止するストッパを備えた請求項1,2又は3項記
    載のハンドストラップ取付具。
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