JP2948028B2 - エレベータ群管理制御装置 - Google Patents
エレベータ群管理制御装置Info
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- JP2948028B2 JP2948028B2 JP4238566A JP23856692A JP2948028B2 JP 2948028 B2 JP2948028 B2 JP 2948028B2 JP 4238566 A JP4238566 A JP 4238566A JP 23856692 A JP23856692 A JP 23856692A JP 2948028 B2 JP2948028 B2 JP 2948028B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のエレベータを群
管理制御するエレベータ群管理制御装置に関する。
管理制御するエレベータ群管理制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のエレベータ群管理制御装置では、
エレベータが応答すべき呼びがなくなり乗り捨てになる
と、一定時間後にあらかじめサービス階をいくつかのゾ
ーンに区切り、優先順位が設定されているゾーンの中か
ら他のエレベータがいない空きゾーンへ向かい、そのゾ
ーンで戸閉待機する分散待機運転を行ない、その後に乗
場呼びが発生した場合に短時間でサービスできるように
している。また、事務所ビルなどでは、曜日、時間帯を
判断して出勤時運転を行なう曜日で、かつその時間帯に
入ると、エレベータが応答すべき呼びがなくなり乗り捨
てになると、すぐにあらかじめサービス階の中から出勤
時の乗り込み階として設定されている出発基準階へ向か
い、出発基準階では１台ずつ出発間隔を制御して出発す
る出勤時運転を行ない、出勤時に効率良くサービスでき
るようにしている。また、場合によっては、時間帯の判
断に、出発基準階を出発する時の乗客の荷重の判断を加
えて、出勤時運転を開始させることもある。
エレベータが応答すべき呼びがなくなり乗り捨てになる
と、一定時間後にあらかじめサービス階をいくつかのゾ
ーンに区切り、優先順位が設定されているゾーンの中か
ら他のエレベータがいない空きゾーンへ向かい、そのゾ
ーンで戸閉待機する分散待機運転を行ない、その後に乗
場呼びが発生した場合に短時間でサービスできるように
している。また、事務所ビルなどでは、曜日、時間帯を
判断して出勤時運転を行なう曜日で、かつその時間帯に
入ると、エレベータが応答すべき呼びがなくなり乗り捨
てになると、すぐにあらかじめサービス階の中から出勤
時の乗り込み階として設定されている出発基準階へ向か
い、出発基準階では１台ずつ出発間隔を制御して出発す
る出勤時運転を行ない、出勤時に効率良くサービスでき
るようにしている。また、場合によっては、時間帯の判
断に、出発基準階を出発する時の乗客の荷重の判断を加
えて、出勤時運転を開始させることもある。
【０００３】出勤時運転と分散待機運転の両方の機能が
設けられる場合には出勤時運転中は分散待機運転を行な
わないようにしている。
設けられる場合には出勤時運転中は分散待機運転を行な
わないようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】出勤時運転と分散待機
運転の両方の機能を有する群管理制御装置においては、
出勤時運転になると、分散待機運転を行なわないように
し、乗り捨てまたは待機中となっているエレベータは出
発基準階へ向かうが、出勤時運転となる直前まで分散待
機運転を行なうことがでるきため、出発基準階から他の
階への分散待機運転または出発基準階から離れる方向の
分散待機運転を行なった場合で、待機中にそのまま出勤
時運転になり出発基準階に向かうと、人が乗らないまま
分散待機運転で動いて、また逆方向に出発基準階に向か
うために動くと言う無駄な運転が発生してしまう問題点
が有った。
運転の両方の機能を有する群管理制御装置においては、
出勤時運転になると、分散待機運転を行なわないように
し、乗り捨てまたは待機中となっているエレベータは出
発基準階へ向かうが、出勤時運転となる直前まで分散待
機運転を行なうことがでるきため、出発基準階から他の
階への分散待機運転または出発基準階から離れる方向の
分散待機運転を行なった場合で、待機中にそのまま出勤
時運転になり出発基準階に向かうと、人が乗らないまま
分散待機運転で動いて、また逆方向に出発基準階に向か
うために動くと言う無駄な運転が発生してしまう問題点
が有った。
【０００５】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、出勤時運転前の分散待機運転
による無駄な運転を減少させるエレベータ群管理制御装
置を提供することにある。
その目的とするところは、出勤時運転前の分散待機運転
による無駄な運転を減少させるエレベータ群管理制御装
置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のエレベータ群管理制御装置は、エレベータ
を各号機毎に制御する複数のエレベータ制御装置および
乗り捨てられたエレベータを適正に分散配置するための
分散待機運転を行うとともに出勤時に乗り捨てられたエ
レベータを出発基準階に引き戻し、出発基準階において
１台ずつの出発間隔を制御して出発させる出勤時運転を
行う群管理制御装置を有するエレベータ群管理制御装置
であって、出勤時運転の行われる所定時間前からは出発
基準階から他階への分散待機運転および出発基準階から
離れる方向の分散待機運転を行わないように制御する制
御手段を有することを要旨とする。
め、本発明のエレベータ群管理制御装置は、エレベータ
を各号機毎に制御する複数のエレベータ制御装置および
乗り捨てられたエレベータを適正に分散配置するための
分散待機運転を行うとともに出勤時に乗り捨てられたエ
レベータを出発基準階に引き戻し、出発基準階において
１台ずつの出発間隔を制御して出発させる出勤時運転を
行う群管理制御装置を有するエレベータ群管理制御装置
であって、出勤時運転の行われる所定時間前からは出発
基準階から他階への分散待機運転および出発基準階から
離れる方向の分散待機運転を行わないように制御する制
御手段を有することを要旨とする。
【０００７】また、本発明のエレベータ群管理制御装置
は、エレベータを各号機毎に制御する複数のエレベータ
制御装置および乗り捨てられたエレベータを適正に分散
配置するための分散待機運転を行うとともに出勤時に乗
り捨てられたエレベータを出発基準階に引き戻し、出発
基準階において１台ずつの出発間隔を制御して出発させ
る出勤時運転を行う群管理制御装置を有するエレベータ
群管理制御装置であって、出勤時運転の行われる所定時
間前からは各分散待機ゾーン毎に単位時間当りの乗り場
呼び発生個数を計測する計測手段と、該計測手段で計測
した各分散待機ゾーンの単位時間当りの乗り場呼び発生
個数が所定値以下の場合、出発基準階から他階への分散
待機運転および出発基準階から離れる方向の分散待機運
転を行わないように制御する制御手段とを有することを
要旨とする。
は、エレベータを各号機毎に制御する複数のエレベータ
制御装置および乗り捨てられたエレベータを適正に分散
配置するための分散待機運転を行うとともに出勤時に乗
り捨てられたエレベータを出発基準階に引き戻し、出発
基準階において１台ずつの出発間隔を制御して出発させ
る出勤時運転を行う群管理制御装置を有するエレベータ
群管理制御装置であって、出勤時運転の行われる所定時
間前からは各分散待機ゾーン毎に単位時間当りの乗り場
呼び発生個数を計測する計測手段と、該計測手段で計測
した各分散待機ゾーンの単位時間当りの乗り場呼び発生
個数が所定値以下の場合、出発基準階から他階への分散
待機運転および出発基準階から離れる方向の分散待機運
転を行わないように制御する制御手段とを有することを
要旨とする。
【０００８】更に、本発明のエレベータ群管理制御装置
は、エレベータを各号機毎に制御する複数のエレベータ
制御装置および乗り捨てられたエレベータを適正に分散
配置するための分散待機運転を行うとともに出勤時に乗
り捨てられたエレベータを出発基準階に引き戻し、出発
基準階において１台ずつの出発間隔を制御して出発させ
る出勤時運転を行う群管理制御装置を有するエレベータ
群管理制御装置であって、出勤時運転の行われる所定時
間前からは各分散待機ゾーン毎に単位時間当りの乗車荷
重を計測する計測手段と、該計測手段で計測した各分散
待機ゾーンの単位時間当りの乗車荷重が所定値以下の場
合、出発基準階から他階への分散待機運転および出発基
準階から離れる方向の分散待機運転を行わないように制
御する制御手段とを有することを要旨とする。
は、エレベータを各号機毎に制御する複数のエレベータ
制御装置および乗り捨てられたエレベータを適正に分散
配置するための分散待機運転を行うとともに出勤時に乗
り捨てられたエレベータを出発基準階に引き戻し、出発
基準階において１台ずつの出発間隔を制御して出発させ
る出勤時運転を行う群管理制御装置を有するエレベータ
群管理制御装置であって、出勤時運転の行われる所定時
間前からは各分散待機ゾーン毎に単位時間当りの乗車荷
重を計測する計測手段と、該計測手段で計測した各分散
待機ゾーンの単位時間当りの乗車荷重が所定値以下の場
合、出発基準階から他階への分散待機運転および出発基
準階から離れる方向の分散待機運転を行わないように制
御する制御手段とを有することを要旨とする。
【０００９】
【作用】本発明のエレベータ群管理制御装置では、出勤
時運転の行われる所定時間前からは出発基準階から他階
への分散待機運転および出発基準階から離れる方向の分
散待機運転を行わないように制御している。
時運転の行われる所定時間前からは出発基準階から他階
への分散待機運転および出発基準階から離れる方向の分
散待機運転を行わないように制御している。
【００１０】また、本発明のエレベータ群管理制御装置
では、出勤時運転の行われる所定時間前からは各分散待
機ゾーン毎に単位時間当りの乗り場呼び発生個数を計測
し、この計測した各分散待機ゾーンの単位時間当りの乗
り場呼び発生個数が所定値以下の場合、出発基準階から
他階への分散待機運転および出発基準階から離れる方向
の分散待機運転を行わないように制御している。
では、出勤時運転の行われる所定時間前からは各分散待
機ゾーン毎に単位時間当りの乗り場呼び発生個数を計測
し、この計測した各分散待機ゾーンの単位時間当りの乗
り場呼び発生個数が所定値以下の場合、出発基準階から
他階への分散待機運転および出発基準階から離れる方向
の分散待機運転を行わないように制御している。
【００１１】更に、本発明のエレベータ群管理制御装置
では、出勤時運転の行われる所定時間前からは各分散待
機ゾーン毎に単位時間当りの乗車荷重を計測し、この計
測した各分散待機ゾーンの単位時間当りの乗車荷重が所
定値以下の場合、出発基準階から他階への分散待機運転
および出発基準階から離れる方向の分散待機運転を行わ
ないように制御している。
では、出勤時運転の行われる所定時間前からは各分散待
機ゾーン毎に単位時間当りの乗車荷重を計測し、この計
測した各分散待機ゾーンの単位時間当りの乗車荷重が所
定値以下の場合、出発基準階から他階への分散待機運転
および出発基準階から離れる方向の分散待機運転を行わ
ないように制御している。
【００１２】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
る。
【００１３】図１は、本発明の一実施例に係わるエレベ
ータ群管理制御装置の構成図である。同図に示すエレベ
ータ群管理制御装置は、各エレベータ号機毎に設けら
れ、各々が各割り当てられたエレベータ号機を制御する
複数のエレベータ制御装置１および各エレベータ制御装
置１から出力される状態信号２を受信し、該状態信号２
によりエレベータが乗り捨てになったことを検知し、予
めサービス階をいくつかのゾーンに区切り、優先順位が
設定されているゾーンの中から他のエレベータがいない
空きゾーンを選択し、乗り捨てになった号機の分散待機
運転の条件が成立した時に分散待機運転を行うための分
散待機運転指令４をエレベータ制御装置１に出力する群
管理制御装置３を有する。分散待機運転指令４を受けた
エレベータ制御装置１は指令した階に行き、扉を閉じて
待機する。
ータ群管理制御装置の構成図である。同図に示すエレベ
ータ群管理制御装置は、各エレベータ号機毎に設けら
れ、各々が各割り当てられたエレベータ号機を制御する
複数のエレベータ制御装置１および各エレベータ制御装
置１から出力される状態信号２を受信し、該状態信号２
によりエレベータが乗り捨てになったことを検知し、予
めサービス階をいくつかのゾーンに区切り、優先順位が
設定されているゾーンの中から他のエレベータがいない
空きゾーンを選択し、乗り捨てになった号機の分散待機
運転の条件が成立した時に分散待機運転を行うための分
散待機運転指令４をエレベータ制御装置１に出力する群
管理制御装置３を有する。分散待機運転指令４を受けた
エレベータ制御装置１は指令した階に行き、扉を閉じて
待機する。
【００１４】次に、図２に示すフローチャートを参照し
て、作用を説明する。なお、図２に示す処理は分散待機
運転の条件が成立した場合に有効なものである。
て、作用を説明する。なお、図２に示す処理は分散待機
運転の条件が成立した場合に有効なものである。
【００１５】図２においては、まず、乗り捨てになった
エレベータの分散待機運転の条件が成立したか否をチェ
ックする（ステップ１０１）。分散待機運転の条件が成
立しない場合には、分散待機運転を行わないが（ステッ
プ１０６）、分散待機運転の条件が成立する場合には、
その日が出勤時運転が行われる曜日であるか否かおよび
出勤時運転の前の一定時間以内であるか否かをチェック
する（ステップ１０２，１０３）。出勤時運転が行われ
る曜日であって、かつ出勤時運転前の一定時間以内であ
る場合には、無駄な運転となる可能性のある出発基準階
から他の階への分散待機運転または出発基準階から離れ
る方向の分散待機運転であるか否かをチェックする（ス
テップ１０４，１０５）。該当する分散待機運転である
場合には、この分散待機運転を行わないように制御する
（ステップ１０６）。
エレベータの分散待機運転の条件が成立したか否をチェ
ックする（ステップ１０１）。分散待機運転の条件が成
立しない場合には、分散待機運転を行わないが（ステッ
プ１０６）、分散待機運転の条件が成立する場合には、
その日が出勤時運転が行われる曜日であるか否かおよび
出勤時運転の前の一定時間以内であるか否かをチェック
する（ステップ１０２，１０３）。出勤時運転が行われ
る曜日であって、かつ出勤時運転前の一定時間以内であ
る場合には、無駄な運転となる可能性のある出発基準階
から他の階への分散待機運転または出発基準階から離れ
る方向の分散待機運転であるか否かをチェックする（ス
テップ１０４，１０５）。該当する分散待機運転である
場合には、この分散待機運転を行わないように制御する
（ステップ１０６）。
【００１６】また、ステップ１０２，１０３のチェック
において、出勤時運転が行われる曜日でもなく、出勤時
運転前の一定時間以内でもない場合には、従来通り分散
待機運転を行う（ステップ１０７）。更に、出勤時運転
が行われる曜日であって、出勤時運転前の一定時間以内
であっても、ステップ１０４，１０５のチェックにおい
て出発基準階から他の階への分散待機運転または出発基
準階から離れる方向の分散待機運転でない分散待機運
転、すなわち出発基準階に向かう方向の分散待機運転
は、そのまま分散待機運転を行う（ステップ１０７）。
において、出勤時運転が行われる曜日でもなく、出勤時
運転前の一定時間以内でもない場合には、従来通り分散
待機運転を行う（ステップ１０７）。更に、出勤時運転
が行われる曜日であって、出勤時運転前の一定時間以内
であっても、ステップ１０４，１０５のチェックにおい
て出発基準階から他の階への分散待機運転または出発基
準階から離れる方向の分散待機運転でない分散待機運
転、すなわち出発基準階に向かう方向の分散待機運転
は、そのまま分散待機運転を行う（ステップ１０７）。
【００１７】図３は、本発明の他の実施例に係わるエレ
ベータ群管理制御装置の作用を示すフローチャートであ
る。同図に示すエレベータ群管理制御装置は、図１，２
に示したエレベータ群管理制御装置において分散待機ゾ
ーン毎に単位時間当りの乗り場呼び発生個数を測定し、
この個数が一定値以下の場合には分散待機運転を行わな
いように制御する点が異なり、これによりできるだけ分
散待機運転を行おうとするものである。
ベータ群管理制御装置の作用を示すフローチャートであ
る。同図に示すエレベータ群管理制御装置は、図１，２
に示したエレベータ群管理制御装置において分散待機ゾ
ーン毎に単位時間当りの乗り場呼び発生個数を測定し、
この個数が一定値以下の場合には分散待機運転を行わな
いように制御する点が異なり、これによりできるだけ分
散待機運転を行おうとするものである。
【００１８】図３において、乗り捨てになったエレベー
タの分散待機運転の条件が成立したか否をチェックする
（ステップ２０１）。分散待機運転の条件が成立する場
合には、その日が出勤時運転が行われる曜日であるか否
かおよび出勤時運転の前の一定時間以内であるか否かを
チェックする（ステップ２０２，２０３）。出勤時運転
が行われる曜日であって、かつ出勤時運転前の一定時間
以内である場合には、分散待機ゾーン毎に単位時間当り
の乗り場呼び発生個数を計測しておく（ステップ２０
４）。それから、無駄な運転となる可能性のある出発基
準階から他の階への分散待機運転または出発基準階から
離れる方向の分散待機運転であるか否かをチェックする
（ステップ２０５，２０６）。該当する分散待機運転で
ある場合には、ステップ２０４で計測した待機階のゾー
ンの単位時間当りの乗り場呼び発生個数が一定値以下で
あるか否かをチェックし（ステップ２０７）、一定値以
下の場合には、分散待機運転を行わないように制御する
（ステップ２０８）。一定値より大きい場合には、出勤
時運転までの間にそのゾーンで乗り場呼びが発生する確
率が高く、分散待機運転が無駄な運転になりにくいとし
て、分散待機運転を行う（ステップ２０９）。
タの分散待機運転の条件が成立したか否をチェックする
（ステップ２０１）。分散待機運転の条件が成立する場
合には、その日が出勤時運転が行われる曜日であるか否
かおよび出勤時運転の前の一定時間以内であるか否かを
チェックする（ステップ２０２，２０３）。出勤時運転
が行われる曜日であって、かつ出勤時運転前の一定時間
以内である場合には、分散待機ゾーン毎に単位時間当り
の乗り場呼び発生個数を計測しておく（ステップ２０
４）。それから、無駄な運転となる可能性のある出発基
準階から他の階への分散待機運転または出発基準階から
離れる方向の分散待機運転であるか否かをチェックする
（ステップ２０５，２０６）。該当する分散待機運転で
ある場合には、ステップ２０４で計測した待機階のゾー
ンの単位時間当りの乗り場呼び発生個数が一定値以下で
あるか否かをチェックし（ステップ２０７）、一定値以
下の場合には、分散待機運転を行わないように制御する
（ステップ２０８）。一定値より大きい場合には、出勤
時運転までの間にそのゾーンで乗り場呼びが発生する確
率が高く、分散待機運転が無駄な運転になりにくいとし
て、分散待機運転を行う（ステップ２０９）。
【００１９】また、ステップ２０２，２０３のチェック
において、出勤時運転が行われる曜日でもなく、出勤時
運転前の一定時間以内でもない場合には、従来通り分散
待機運転を行う（ステップ２０９）。更に、出勤時運転
が行われる曜日であって、出勤時運転前の一定時間以内
であっても、ステップ２０５，２０６のチェックにおい
て出発基準階に向かう方向の分散待機運転は、そのまま
分散待機運転を行う（ステップ２０９）。
において、出勤時運転が行われる曜日でもなく、出勤時
運転前の一定時間以内でもない場合には、従来通り分散
待機運転を行う（ステップ２０９）。更に、出勤時運転
が行われる曜日であって、出勤時運転前の一定時間以内
であっても、ステップ２０５，２０６のチェックにおい
て出発基準階に向かう方向の分散待機運転は、そのまま
分散待機運転を行う（ステップ２０９）。
【００２０】また更に、ステップ２０１のチェックにお
いて、分散待機運転の条件がない場合でも、出勤時運転
の行われる曜日であって、出勤時運転前の一定時間以内
である場合には（ステップ２１０，２１１）、分散待機
ゾーン毎に単位時間当りの乗り場呼び発生個数を計測し
ておく（ステップ２１２）。
いて、分散待機運転の条件がない場合でも、出勤時運転
の行われる曜日であって、出勤時運転前の一定時間以内
である場合には（ステップ２１０，２１１）、分散待機
ゾーン毎に単位時間当りの乗り場呼び発生個数を計測し
ておく（ステップ２１２）。
【００２１】図４は、本発明の更に他の実施例に係わる
エレベータ群管理制御装置の構成図である。同図に示す
エレベータ群管理制御装置は、各エレベータ制御装置１
においてかご室内の乗客の重さである荷重信号５を計測
し、この荷重信号５を各エレベータ制御装置１から群管
理制御装置３に供給し、この荷重信号が一定値以下の場
合には分散待機運転を行わないように制御している点が
図１のエレベータ群管理制御装置と異なるものであり、
これによりできるだけ分散待機運転を行おうとするもの
である。
エレベータ群管理制御装置の構成図である。同図に示す
エレベータ群管理制御装置は、各エレベータ制御装置１
においてかご室内の乗客の重さである荷重信号５を計測
し、この荷重信号５を各エレベータ制御装置１から群管
理制御装置３に供給し、この荷重信号が一定値以下の場
合には分散待機運転を行わないように制御している点が
図１のエレベータ群管理制御装置と異なるものであり、
これによりできるだけ分散待機運転を行おうとするもの
である。
【００２２】図４に示すエレベータ群管理制御装置の作
用を図５に示すフローチャートを参照して説明する。
用を図５に示すフローチャートを参照して説明する。
【００２３】図５において、乗り捨てになったエレベー
タの分散待機運転の条件が成立したか否をチェックする
（ステップ３０１）。分散待機運転の条件が成立する場
合には、その日が出勤時運転が行われる曜日であるか否
かおよび出勤時運転の前の一定時間以内であるか否かを
チェックする（ステップ３０２，３０３）。出勤時運転
が行われる曜日であって、かつ出勤時運転前の一定時間
以内である場合には、分散待機ゾーン毎に単位時間当り
の乗車荷重を計測しておく（ステップ３０４）。それか
ら、無駄な運転となる可能性のある出発基準階から他の
階への分散待機運転または出発基準階から離れる方向の
分散待機運転であるか否かをチェックする（ステップ３
０５，３０６）。該当する分散待機運転である場合に
は、ステップ３０４で計測した待機階のゾーンの単位時
間当りの乗車荷重が一定値以下であるか否かをチェック
し（ステップ３０７）、一定値以下の場合には、分散待
機運転を行わないように制御する（ステップ３０８）。
一定値より大きい場合には、出勤時運転までの間にその
ゾーンで乗り場呼びが発生する確率が高く、分散待機運
転が無駄な運転になりにくいとして、分散待機運転を行
う（ステップ２０９）。
タの分散待機運転の条件が成立したか否をチェックする
（ステップ３０１）。分散待機運転の条件が成立する場
合には、その日が出勤時運転が行われる曜日であるか否
かおよび出勤時運転の前の一定時間以内であるか否かを
チェックする（ステップ３０２，３０３）。出勤時運転
が行われる曜日であって、かつ出勤時運転前の一定時間
以内である場合には、分散待機ゾーン毎に単位時間当り
の乗車荷重を計測しておく（ステップ３０４）。それか
ら、無駄な運転となる可能性のある出発基準階から他の
階への分散待機運転または出発基準階から離れる方向の
分散待機運転であるか否かをチェックする（ステップ３
０５，３０６）。該当する分散待機運転である場合に
は、ステップ３０４で計測した待機階のゾーンの単位時
間当りの乗車荷重が一定値以下であるか否かをチェック
し（ステップ３０７）、一定値以下の場合には、分散待
機運転を行わないように制御する（ステップ３０８）。
一定値より大きい場合には、出勤時運転までの間にその
ゾーンで乗り場呼びが発生する確率が高く、分散待機運
転が無駄な運転になりにくいとして、分散待機運転を行
う（ステップ２０９）。
【００２４】また、ステップ３０２，３０３のチェック
において、出勤時運転が行われる曜日でもなく、出勤時
運転前の一定時間以内でもない場合には、従来通り分散
待機運転を行う（ステップ３０９）。更に、出勤時運転
が行われる曜日であって、出勤時運転前の一定時間以内
であっても、ステップ３０５，３０６のチェックにおい
て出発基準階に向かう方向の分散待機運転は、そのまま
分散待機運転を行う（ステップ３０９）。
において、出勤時運転が行われる曜日でもなく、出勤時
運転前の一定時間以内でもない場合には、従来通り分散
待機運転を行う（ステップ３０９）。更に、出勤時運転
が行われる曜日であって、出勤時運転前の一定時間以内
であっても、ステップ３０５，３０６のチェックにおい
て出発基準階に向かう方向の分散待機運転は、そのまま
分散待機運転を行う（ステップ３０９）。
【００２５】また更に、ステップ３０１のチェックにお
いて、分散待機運転の条件がない場合でも、出勤時運転
の行われる曜日であって、出勤時運転前の一定時間以内
である場合には（ステップ３１０，３１１）、分散待機
ゾーン毎に単位時間当りの乗車荷重を計測しておく（ス
テップ３１２）。
いて、分散待機運転の条件がない場合でも、出勤時運転
の行われる曜日であって、出勤時運転前の一定時間以内
である場合には（ステップ３１０，３１１）、分散待機
ゾーン毎に単位時間当りの乗車荷重を計測しておく（ス
テップ３１２）。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出勤時運転の行われる所定時間前からは、無条件にまた
は各分散待機ゾーンの単位時間当りの乗り場呼び発生個
数または乗車荷重が所定値以下の場合、出発基準階から
他階への分散待機運転および出発基準階から離れる方向
の分散待機運転を行わないように制御しているので、分
散待機運転で動いて待機したまま使用されずに、または
逆方向に出勤時運転で出発基準階に向かうために動くと
いう出勤時運転前の分散待機運転による無駄な運転を減
少させることができる。
出勤時運転の行われる所定時間前からは、無条件にまた
は各分散待機ゾーンの単位時間当りの乗り場呼び発生個
数または乗車荷重が所定値以下の場合、出発基準階から
他階への分散待機運転および出発基準階から離れる方向
の分散待機運転を行わないように制御しているので、分
散待機運転で動いて待機したまま使用されずに、または
逆方向に出勤時運転で出発基準階に向かうために動くと
いう出勤時運転前の分散待機運転による無駄な運転を減
少させることができる。
【図１】本発明の一実施例に係わるエレベータ群管理制
御装置の構成図である。
御装置の構成図である。
【図２】図１のエレベータ群管理制御装置の作用を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図３】本発明の他の実施例に係わるエレベータ群管理
制御装置の作用を示すフローチャートである。
制御装置の作用を示すフローチャートである。
【図４】本発明の更に他の実施例に係わるエレベータ群
管理制御装置の構成図である。
管理制御装置の構成図である。
【図５】図４に示すエレベータ群管理制御装置の作用を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
１ エレベータ制御装置 ３ 群管理制御装置
Claims (3)
- 【請求項１】 エレベータを各号機毎に制御する複数の
エレベータ制御装置および乗り捨てられたエレベータを
適正に分散配置するための分散待機運転を行うとともに
出勤時に乗り捨てられたエレベータを出発基準階に引き
戻し、出発基準階において１台ずつの出発間隔を制御し
て出発させる出勤時運転を行う群管理制御装置を有する
エレベータ群管理制御装置であって、出勤時運転の行わ
れる所定時間前からは出発基準階から他階への分散待機
運転および出発基準階から離れる方向の分散待機運転を
行わないように制御する制御手段を有することを特徴と
するエレベータ群管理制御装置。 - 【請求項２】 エレベータを各号機毎に制御する複数の
エレベータ制御装置および乗り捨てられたエレベータを
適正に分散配置するための分散待機運転を行うとともに
出勤時に乗り捨てられたエレベータを出発基準階に引き
戻し、出発基準階において１台ずつの出発間隔を制御し
て出発させる出勤時運転を行う群管理制御装置を有する
エレベータ群管理制御装置であって、出勤時運転の行わ
れる所定時間前からは各分散待機ゾーン毎に単位時間当
りの乗り場呼び発生個数を計測する計測手段と、該計測
手段で計測した各分散待機ゾーンの単位時間当りの乗り
場呼び発生個数が所定値以下の場合、出発基準階から他
階への分散待機運転および出発基準階から離れる方向の
分散待機運転を行わないように制御する制御手段とを有
することを特徴とするエレベータ群管理制御装置。 - 【請求項３】 エレベータを各号機毎に制御する複数の
エレベータ制御装置および乗り捨てられたエレベータを
適正に分散配置するための分散待機運転を行うとともに
出勤時に乗り捨てられたエレベータを出発基準階に引き
戻し、出発基準階において１台ずつの出発間隔を制御し
て出発させる出勤時運転を行う群管理制御装置を有する
エレベータ群管理制御装置であって、出勤時運転の行わ
れる所定時間前からは各分散待機ゾーン毎に単位時間当
りの乗車荷重を計測する計測手段と、該計測手段で計測
した各分散待機ゾーンの単位時間当りの乗車荷重が所定
値以下の場合、出発基準階から他階への分散待機運転お
よび出発基準階から離れる方向の分散待機運転を行わな
いように制御する制御手段とを有することを特徴とする
エレベータ群管理制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4238566A JP2948028B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | エレベータ群管理制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4238566A JP2948028B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | エレベータ群管理制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0680323A JPH0680323A (ja) | 1994-03-22 |
| JP2948028B2 true JP2948028B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=17032132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4238566A Expired - Fee Related JP2948028B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | エレベータ群管理制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2948028B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4710104B2 (ja) * | 2000-06-07 | 2011-06-29 | フジテック株式会社 | エレベータ群管理システム |
| JP4657314B2 (ja) * | 2008-03-18 | 2011-03-23 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP4238566A patent/JP2948028B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0680323A (ja) | 1994-03-22 |
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