JP2947720B2 - 表示部を備えた鏡の製法 - Google Patents

表示部を備えた鏡の製法

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JP2947720B2 JP30450394A JP30450394A JP2947720B2 JP 2947720 B2 JP2947720 B2 JP 2947720B2 JP 30450394 A JP30450394 A JP 30450394A JP 30450394 A JP30450394 A JP 30450394A JP 2947720 B2 JP2947720 B2 JP 2947720B2
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光男 辻井
昌次 福田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透視部を有する鏡であっ
て、該透視部を介して写真や文字図柄等の表示物を観賞
できるようにした表示部を備えた鏡の製法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】実開昭58−91975 号には透光
性板状体の一部領域に反射膜を設けることにより、反射
鏡部分と透光性部分を有する鏡が、また該鏡を筺体開口
部に装着し、内に光源を配した照明機構付き鏡装置が開
示されている。
【0003】また実開昭61−167872号には、ガラス板の
表または裏面に所望形状の輪郭を印刷し、輪郭内を除い
て裏面に銀付け、裏止めしたたて鏡が、また前記鏡を額
に挿着し、額の裏板には前記輪郭に対応して開閉可能に
窓板を配設し、これに写真等を挿入し写真たて兼用とし
たことが開示されている。
【0004】これら公知例にもあるように鏡の一部に単
に透光、透視部を設けることは公知であるが、本発明に
おけるような製法や、より観賞性を高めるための手段を
施すこと、鏡の耐久性を高めるための手段を施すことな
どは開示されていない。
【0005】本発明は合理的な製法手順で効率的、能率
的に製造できる表示部を備えた鏡の製法、さらに観賞性
を高め、耐久性に優れた表示部を備えた鏡の製法を提供
するものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、透明板の裏
面適所に所望サイズ、形状のマスキング膜を施し、該膜
上を含め裏面に銀鏡膜、あるいは更に銅膜を成膜のうえ
裏止め塗膜を積層一体化したうえで、前記マスキング膜
を剥離して透視部と為し、透視部を覆う可撓性薄板をそ
の一辺を残して周辺部を裏止め塗膜上に貼着して包袋部
を形成するようにした鏡の製法、前記表示部を備えた鏡
の製法において、透視部に露出した銀鏡膜、銅膜を覆っ
て耐食塗膜を形成したこと、あるいは透視部、および透
視部に露出した銀鏡膜、銅膜にわたり反射低減膜および
/または紫外線遮断膜を形成したこと、さらに、透視部
に露出した銀鏡膜、銅膜を覆って耐食塗膜を、更に該耐
食塗膜上および透視部にわたって反射低減膜および/ま
たは紫外線遮断膜を形成したこと、加えて予め銀鏡膜形
成部および/または透視部の一部に文字図柄を施したこ
と、からなる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を添付の図面に基づき説
明する。図1は表示部を備えた鏡の正面図、図2はその
側断面図であり、表示部を備えた鏡1 は、透明板状体、
たとえばガラス板G の裏面に銀鏡膜、銅膜、および裏止
め塗膜を積層した鏡膜部2 と、透視部4 を有する。なお
鏡膜部2 および透視部4には予め印刷等により文字 (あ
るいは図柄) 3 を配することができる。
【0008】前記透視部4 には、それを覆う如くより大
サイズの可撓性薄板、たとえばプラスチックフィルムを
その一辺 (図2においては上辺) を残した周辺部を貼着
して包袋6 を形成し、該包袋6 に写真等の表示物5 を挿
入する。
【0009】図3A、図3B、および図3Cは本実施例
の鏡の製造手順を示した図2のX部を拡大した部分側断
面図である。図3Aにおいて、ガラス板G にたとえば印
刷により文字3 を形成する。次いで透視部4 の形成予定
域に公知のマスキング剤を塗布、乾燥させ、あるいはマ
スキングフィルムを貼着する等、適宜手段でマスキング
膜8 を形成する。さらにこれら文字3 、マスキング膜8
を覆って、通常の鏡製造の場合と同様、銀鏡膜、銅膜を
積層し、その上に裏止め塗膜を被覆することにより鏡膜
2 を成膜する。なお図示しないが鏡の端縁には銀鏡膜、
銅膜の腐食防止のために縁塗りを施す。
【0010】図3Bにおいて、前記マスキング膜8 を剥
離することにより、該剥離部に透視部4 が形成される。
透視部4 の縁部には銀鏡膜、銅膜が露呈するが、これら
膜を覆って筆塗り、その他の塗布手段で前記縁塗り同様
の樹脂被覆を施す (図示せず) のが好ましい。別の方法
としては図3Cに示す方法が採用できる。
【0011】図3Cにおいて、前記透視部4 全体、およ
びマスキング膜の剥離により露出した銀鏡膜、銅膜の端
部を覆って、塗装法、スパッタリング法その他の公知の
手段により、有機質または無機質の反射低減膜を成膜す
る。該反射低減膜は写真等の表示物5 を見易くするとと
もに、銀鏡膜、銅膜の露出端部の腐食を防止する作用を
有する。勿論透視部4 において対向するガラス板表面側
9 にも適宜反射低減処理を施す等も本発明の範疇であ
る。
【0012】または前記反射低減膜に替えて紫外線遮断
膜を成膜し、表示物の褪色劣化を防ぐようにすることも
でき、あるいは反射低減膜と紫外線遮断膜を積層するよ
うにしてもよい。さらにまた、前記した如く露出した銀
鏡膜、銅膜の端部に縁塗り同様の樹脂被覆を施し、その
うえを覆い、かつ透視部4 全体にわたって反射低減膜お
よび/または紫外線遮断膜を成膜するようにしてもよ
い。
【0013】最後に透視部4 を覆うごとく前記した包袋
6 を形成することにより、観賞性に極めて富んだ鏡1
完成する。包袋6 に挿入する表示物は、写真、絵画、カ
レンダーその他の文字図柄等各種のものが適用できる。
【0014】本実施例においては上記の如く構成したこ
とにより、透明部に各種表示物を挿入できる鏡が容易に
形成でき、該鏡は耐久性に優れるとともに極めて観賞
性、装飾性に富むという効果を奏する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば透明部に各種表示物を挿
入できる鏡が容易に形成でき、該鏡は耐久性に優れると
ともに極めて観賞性、装飾性に富むという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の正面図である。
【図2】図1にかかる側断面図である。
【図3】図3A、図3B、および図3Cは本実施例の鏡
の製造手順を示した図2のX部を拡大した部分側断面図
である。
【符号の説明】
G ガラス板1 表示部を備えた鏡 2 鏡膜部 3 文字 4 透視部 5 表示物 6 包袋 7 反射低減膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47G 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明板の裏面適所に所望サイズ、形状のマ
    スキング膜を施し、該膜上を含め裏面に銀鏡膜、あるい
    は更に銅膜を成膜のうえ裏止め塗膜を積層一体化したう
    えで、前記マスキング膜を剥離して透視部と為し、透視
    部を覆う可撓性薄板をその一辺を残して周辺部を裏止め
    塗膜上に貼着して包袋部を形成するようにしたことを特
    徴とする表示部を備えた鏡の製法。
  2. 【請求項2】透視部に露出した銀鏡膜、銅膜を覆って耐
    食塗膜を形成したことを特徴とする請求項1記載の表示
    部を備えた鏡の製法。
  3. 【請求項3】透視部、および透視部に露出した銀鏡膜、
    銅膜にわたり反射低減膜および/または紫外線遮断膜を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の表示部を備え
    た鏡の製法。
  4. 【請求項4】透視部に露出した銀鏡膜、銅膜を覆って耐
    食塗膜を、さらに該耐食塗膜上および透視部にわたって
    反射低減膜および/または紫外線遮断膜を形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の表示部を備えた鏡の製法。
  5. 【請求項5】予め銀鏡膜形成部および/または透視部の
    一部に文字図柄を施したことを特徴とする請求項1ない
    し4記載の表示部を備えた鏡の製法。
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