JP4707504B2 - ガラス面に形成した金属層に写真画像を形成するガラス写真板、そのガラス写真板の製造方法及びそのガラス写真板が嵌合されたガラス写真板立て - Google Patents

ガラス面に形成した金属層に写真画像を形成するガラス写真板、そのガラス写真板の製造方法及びそのガラス写真板が嵌合されたガラス写真板立て Download PDF

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Description

本発明はガラス板の片側面に反射防止層を形成すると共に上記反射防止層上に金属層、即ち薄い金属皮膜を蒸着により形成し、上記金属層に感光材料を塗布して感光材料層を形成し、上記感光材料層に画像を記録したフイルムを密着させ、露光し、上記感光材料層を化学的に写真現像処理し、写真等の画像を焼き付けすると共に上記金属層をエッチング処理をして、上記金属層に画像を形成し、上記金属層の画像を形成した面に不透明インク層を設けバックコートしたガラス写真板、及び上記ガラス写真板の製造方法、及び人工大理石、人造石材、セラミック製等のフレームに上記ガラス写真板を保持するガラス写真板立てに関する。
従来、故人の遺影等は自宅に仏壇等の祭壇を設けて身近に置かれることが一般的であった。また、その際には印画紙、感光紙又は写真用紙に焼き付け又はプリントした写真を、ガラス板を嵌めたプラスチック製又は木製の写真フレームなどに納めて飾ることが一般的であった。また近年の住宅事情から仏壇等を自宅に設けられない場合が増えてきているが、その際には遺影だけでも身近に置きたいと言う希望があった。或いは、墓参には上記写真を持参し墓前に飾り、お参りをしたいと言う希望もあった。
しかしながら、上記写真は仏壇等の内部が比較的暗いため、ガラス板に当たった光が反射し、鏡のようになって見え難く、また画像が印画紙や感光紙に印刷されているため長期保存が可能な良好な状態に保つことが難しい場合があった。さらにまた、プラスチック製や木製のフレームにより形成される写真立てでは、故人の遺影等を飾るものとしては重厚感、荘厳さに欠ける等の問題があった。
故人を偲ぶ一方法として、故人の肖像写真等の画像を焼付けた画像プレートを墓石、石碑等に接着、固定することが提案されており、写真印刷技術を応用した墓石等への画像焼付け技術としては、下記のようなものが知られている。
具体的には、故人の写真や俗名などを転写し、焼付けた陶磁器製のプレートを墓石、石碑等に接着固定することが示されている(特許文献1)。
また、肖像写真等の画像を800℃〜1300℃で焼付けた陶板又は石英ガラスを墓石又は石碑に接着剤を用いて取り付けることが提案されている(特許文献2)。
また、故人の写真画像を金属板に転写、エッチング処理したエッチング金属板を墓石表面に添設することが提案されている。これは、化学的写真現像処理によって故人の写真画像等を金属板に転写し、ハーフエッチングによりエッチング金属板を形成し、このエッチング金属板を墓石に穿設した凹部に埋込んだものである(特許文献3)。
上記特許文献1〜3に記載されている技術は、墓石、石碑等の表面に直接取付けるものであり、故人の遺影等は一般第三者の目に常に触れるものである。通常、故人のプライバシーや身内の心情から、故人の遺影等は一般第三者の目には触れないようにすることが望まれていた。
さらに上記特許文献1〜3に記載の画像は何れも、やや斜めの角度から見ると反射してしまい、良好な状態で画像を見ることは困難であった。また、永年風雨に晒されるため、埃が積もり、苔が生えるなどするため、洗浄作業や風化対策等も必要であった。上記特許文献3に示されている画像の形成に金属板を使用する場合には、酸性雨等による画像形成金属層の腐食に注意を払わなければならなかった。
上述した通り、持ち運び可能なプラスチック製又は木製の写真フレームに納めた遺影を、仏壇を設置する代わりとして飾るには重厚感や荘厳さがない等の問題があった。また、この写真フレームを形成する素材として石や大理石等の天然石を用いて写真立てを作成すると、重量が重すぎる上、非常に硬質であるので、お墓参りの際に上記写真立てに遺影を入れて持参し墓石に添えてお参りする場合、墓石とフレームとが接触し墓石を傷つける恐れがあった。
登録実用新案第3091355号公報 特開2000−320189号公報 特開平9−256170号公報
本発明は、故人の遺影等写真の画像を形成し、半永久的に保存することができるガラス写真板を提供することを目的とする。更に詳しくは、ガラス板基材の片側面に反射防止処理を施した反射防止層を形成し、上記反射防止層上に1以上の金属から成る薄い金属皮膜である金属層を重層し、上記金属層上に感光材料層を設け、上記感光材料層に予め準備した写真画像フイルムを合わせて密着させ、上記感光材料層を露光し化学的に写真現像処理を行い写真等の画像を焼き付け、その後金属層をエッチング処理し、金属層に画像を顕在化させ、画像が顕在化した金属層が残存する全面に黒インク等の不透明インク塗布によるバックコート処理を行い、上記金属層をガラス板及び不透明インクによりサンドイッチ状にすることにより、金属層が腐食せず、上記画像がよりソフトで、明るく、明暗がはっきりしており、眼に優しく、劣化すること無く、また防眩効果を有し、視認性を向上させ、半永久的に保存することができるガラス写真板を提供することを目的とするものである。
また、本発明は上記ガラス写真板の製造方法を提供することを目的とするものである。
更に、本発明は上記ガラス写真板を人工大理石製、人造石材製又はセラミック製等のフレームに固定した重厚感があり、且つ墓石との接触によっても墓石を傷つける虞のないガラス写真板立てを提供することを目的とするものである。
本発明は、
(1)ガラス板基材、ガラス板基材上に形成し、画像を写真処理及びエッチング処理する少なくとも1以上の薄い金属皮膜から成る金属層、及び上記画像を形成した上記金属層上に塗布する不透明インク層とを有し、上記ガラス板基材と金属層との間に反射防止層を形成したことを特徴とするガラス写真板、
)ガラス板基材の片側面に反射防止層を形成する工程と、上記反射防止層上に少なくとも1以上の薄い金属皮膜からなる金属層を重層する工程と、上記金属層の上面に樹脂感光材料を塗布して感光材料層を形成する工程と、上記感光材料層に画像が記録されているフイルムを載置、密着させ、露光し、焼き付け画像を得る工程と、上記露光済の上記感光材料層を現像液により現像する工程と、上記現像処理した金属層をエッチング液によりエッチングし画像を顕在化する工程と、上記エッチングにより画像が顕在化した金属層の全面に不透明インクを用いて不透明インク層を形成する工程とを有することを特徴とするガラス写真板の製造方法、
)人工大理石、人造石材及びセラミックの何れかを用いて形成したフレームに、上記(1)に記載のガラス写真板を嵌め込んだガラス写真板立てを要旨とするものである。
本発明のガラス写真板は、ガラス板基材の片側面に形成した反射防止層、上記反射防止層上に層を重ねると共に画像を化学的に写真処理及びエッチング処理する少なくとも1以上の金属層、及び上記画像を形成した上記金属層上に塗布する黒インク等不透明インク層とをこの順序で備えているので、ガラス板基材の表側、即ち上記画像層及びインク層とは反対側の反射防止処理を施していない側から上記画像形成層を観察する際に、観察側から入射する光の反射を無くして上記金属層に形成した画像がよりソフトで、明るく、明暗がはっきりしており、見易く、眼に優しく、防眩性を向上させると共に眼に優しい視認性を向上させることができる。また金属の画像形成層の全面に黒色インク等不透明インクが塗布し、即ちバックコートされているので、上記画像の視認性を向上し、重厚感を増すと共に保存性が良く画像の劣化を防止し、更に画像を形成した金属層は面部分がバックコートされており空気に晒されないので画像部分の腐食を防止する効果がある。
また、人工大理石製、人造石材製、セラミック製等のフレームに上記重厚感を有するガラス写真板を装着したガラス写真板立ては、仏壇や机上に飾る場合は人工大理石、人造石材等の重厚感、荘厳さにより更に写真画像が引き立つと共に安定感が増す。そして、墓参に際して上記写真板立てを持参し墓前に飾る場合でも、墓石と相俟ってその写真板立ての重厚感、荘厳さにより、故人の遺影を祀るのに相応しく、また墓参をする者の心を落ち着かせる。またお墓参りに本発明の写真立てを持参し、墓石上に写真立てを置いてお参りする際に、写真フレームを形成する上記材料が墓石より軟質であるため、上記墓石を傷つける虞がない。
経典や故人の遺影等の収納のための収納室が穿設された墓石を利用する場合、上記収納室への本発明のガラス写真板又は上記ガラス写真板を装着したガラス写真板立ての収納は、ガラス写真板には反射防止処理を施しており、また画像形成をした金属層の上に黒色インク等不透明インク層によるバックコートを設けており、更に上記ガラス写真立ては人工大理石製、人造石材製、セラミック製のため、反射を防止すると共にその重厚感と相俟って、故人の遺影を祀るのに相応しい。また従来技術の如く、墓石表面に画像を形成するのではなく、墓石内に設けられた収納室に遺影を収納するので、該収納室を閉扉しているときは、遺影を第三者の目に晒すことは無く、故人のプライバシーが保護される。加えて墓参時にその収納室からそのガラス写真板やガラス板写真立てを出し入れする際、そのガラス板写真立てが墓石等より軟質材で作られているため、上記ガラス写真立てが当該墓石に接触しても墓石を傷付けることが無い。
図1に示す通り、本発明は、ガラス板基材1は片側面(裏面)2及び他方側面(表面)3を有し、上記片側面2に反射防止処理を施した反射防止層4を形成してある。この反射防止層4は、サンドブラスト、エンボスロール又は化学エッチングの方法で形成された微細凹凸の層で形成しても良く、梨子地模様にしても良い。また、ガラス板基材1に微細凹凸構造を有するアンチグレア層を形成した樹脂層を設けて反射防止層4を構成しても良い。また、ガラス板基材1の上記片側面2に樹脂層を塗布し、この樹脂層表面に金型により微細凹凸構造を形成して反射防止層4を形成しても良い。また、ガラス板基材1の上記片側面2に接着剤層を介して反射防止フイルムを接着して反射防止層4を形成してもよい。
上記ガラス基材1の上記反射防止層4上に金属層を形成する先だって、上記反射防止層4を超音波で洗浄し、表面に付着した埃、油脂成分及び化学薬品等を除去する。尚、上記超音波による洗浄は他の方法による洗浄に代えても良い。図2に示す通り、洗浄した上記反射防止層の上に1以上の金属を真空中で各金属の溶解、蒸発温度に加熱し、順次蒸着して薄い金属皮膜から成る金属層を形成する。本発明の1実施の態様では、ガラス面及び他の金属との付着が良好であり且つ傷等が付き難い硬い材質であるクロムを第1層及び第3層に用い、中間の第2層には銀白色であり比較的軟らかい材質のアルミニウムを用いる。真空蒸着によりクロムを蒸着して上記反射防止層4上に第1クロム層5を見た目には透明又は半透明の薄い金属皮膜の下地として設け、上記第1クロム層5の表面に真空蒸着によりアルミニウムを蒸着してアルミニウム層6を設ける。そして、上記アルミニウム層6の表面に更に真空蒸着によりクロムを蒸着して第2クロム層7をアルミニウム層6の押さえとして設ける。上記第1クロム層5、アルミニウム層6及び第2クロム層7により金属層8を構成する。上記第2クロム層によりアルミニウム層が保護され、作業中にアルミニウム層に傷が付かず、またアルミニウム層の剥離も発生しない。特に画像を銀白色の白黒で形成し、見た目の美しさの観点及び金属層の保護の観点からは、上記クロム層、アルミニウム層及びクロム層の組み合わせが好ましい。また各金属層の厚みはÅのオーダーで、所謂オングストロームの単位で計測される厚みに形成することが望ましい。金属層8の厚みが薄すぎると画像の白色が出現し難く、また厚すぎると蒸着工程及びエッチング工程に時間及び費用が掛かると云う問題がある。本発明の金属層8は、上述した金属層に限定されるものではなく、後述するエッチング処理において、エッチング可能で画像が形成できるものであれば適宜選択可能である。
図3に示す通り、上記金属層8の表面に均一に樹脂感光材料を塗布して感光材料層9、即ち感光性耐酸膜を形成する。
図4に示す通り、上記感光材料層9上に故人の遺影等の写真画像のフイルム10を載置して寸法を合わせ密着させ上記感光材料層9及びフイルム10の間に空気が入らないようにして、上記感光材料層9を露光する。上記感光材料及びフイルムの間に空気が入った場合にはその部分の画像が暈けてしまうので、フイルムの密着を確実にする。露光後上記写真画像のフイルム10を除去し、上記露光済み感光材料層9を現像液で化学現像処理し、現像後120℃前後の温度で乾燥、焼付けを行い、図5に示す通り上記感光材料層9に画像11を形成する。即ち上記感光材料層が金属層8を腐食させる部分及び腐食させない部分に分かれる。
更に、図6に図示の通り、上記画像の焼付け後上記金属層8を各金属層の金属に適したエッチング液により各々エッチング処理して上記第2クロム層5及びアルミニウム層6の一部を除去し、上記金属層8の第2クロム層5及びアルミニウム層6に凹凸画像12を形成する。即ち画像を顕在させる。
次に、上記エッチング処理により凹凸画像12を形成した金属層8表面に付着している感光材料層9を剥離する。上記画像の凹凸の厚さは上記の通りÅのオーダーであり、図7に示す通りでこの金属層8の凹凸画像の上から全面に黒色インクを印刷、塗布し、黒色インク等不透明インク層13を形成する。即ち、金属層8の面部分のバックコートを形成する。この黒インクの塗布、印刷により、金属層8の凹凸画像はより一層鮮明になると共に重厚感、荘厳さが出て来る。即ち、黒色インク等不透明インクの塗布により反射防止処理層を介して画像が一層美しく、厳かになる。また画像を形成した金属層8は面部分がバックコートされており空気に晒されないので画像部分を腐食から防止する。
このようにして、図8に示すガラス写真板14が出来上がる。ガラス写真板の画像はガラス板の他方面側(表面)3側、即ち反射防止処理を施していない側から見る。この画像はクロム及びアルミニウムの残存する部分は銀白色に見え、また、アルミニウム及びクロムの残存しない部分は塗布した黒色インクの色により黒く見える。観察側から入射する光の反射を反射防止層により無くし、上記金属層に形成した画像がよりソフトで、明るく、明暗がはっきりしており、見易く、眼に優しく、防眩性を向上させると共に眼に優しく、視認性を向上させる。また金属の画像形成層の全面に黒色インク等不透明インクが塗布し、即ちバックコートされているので、反射防止層と相俟って、上記画像の更に視認性を向上し、重厚感を増すと共に保存性が良く画像の劣化を防止し、また画像を形成した金属層は面部分がバックコートされており空気に晒されないので画像部分の腐食を防止する効果がある。
次に、上記ガラス写真板14を嵌合した本発明のガラス写真板立て15について説明する。本発明のガラス写真板立て15の形状は長方形、正方形、円形又はハート型等任意の形状に構成することが出来る。
また、ガラス写真板立て15は任意のサイズに成形できるが、一般的には仏壇に収納したり机上に飾ったり、墓石の収納室に収納できるサイズに成形することが出来る。
図9に基づき本発明のガラス写真板立て15の第1の実施の態様を説明する。このガラス写真板立て15は人工大理石、人造石材、セラミック等により形成する。人工大理石、人造石材、セラミックの何れかにより成形される1枚の板から成るフレーム16の中央部に上記ガラス写真板14を嵌合する凹部17を形成する。上記凹部17には上記ガラス写真板14の表面3が前面に来るように嵌め込み固定する。上記各形状のガラス写真板立て15は飾るときに安定させるために背面にサポート又は支持板18を取り付けても良く、紐等で懸架で出来るように図12に示すフック28を取り付けても良い。
図10では、図9に示したガラス写真板立て15のフレーム16を2枚用意し、蝶番20、接続テープ等で開閉可能に接続したもので、各々の凹部17に夫婦等の遺影のガラス写真板14を嵌め込み2枚のガラス写真板を並べて飾ることが出来る。
図11に示すガラス写真板立ての第2の実施の態様について説明する。図9の例と同様に人工大理石、人造石材、セラミックの何れかによりフレーム16を成形する。図9で示したガラス写真板立て15のフレーム16に蓋20を蝶番21、接続テープ等で開閉可能に取り付けたものである。この蓋20は持ち運び時等に閉じてガラス写真板14を保護する。
図12に示す第3の実施の態様について説明する。フレーム22は上記ガラス写真板14の大きさに見合う窓部23が形成され、この窓部23を形成するフレーム22の内側周縁の表寄りには内周縁に沿って周囲に凸部24を形成する。このフレーム22の内周縁と上記凸部22により凹状部25を形成する。フレーム22の背面縁部には複数の留め金26を設ける。上記ガラス写真板14は上記フレーム20の凹状部25に嵌め込み、フレーム22の上記凸部22がストッパーの作用をする。このガラス写真板14の背面には裏板27被せ、上記留め金26で裏板27を係止する。上記裏板27には図9で示した第1の実施の態様の支持板16、又は懸架用のフック28を取り付けても良い。
図9で説明したガラス写真板立て15のフレーム16を複数個用意し、蝶番、接続テープ等でフレームの側部を互い違いに開閉可能に接続して蛇腹形状に連接することも出来る(図示せず)。この場合のガラス写真板立ては先祖代々の遺影、一門の写真等を一連に飾る場合に使用することが出来る。
以上のように、上記本発明のガラス写真板14は、反射防止処理を行ったガラス面に写真画像を形成したので保存性が良く、手前から入射する光の反射を無くして該画像を見易くし、防眩性を向上させると共に視認性を向上させ、また画像形成面の全面に黒色インク等不透明インクを塗布したので上記画像の重厚感を増すと共に上記金属板8が空気に触れないので上記画像の劣化を防止する。
上記ガラス写真板14を保持するガラス写真立て15は人工大理石、人造石材、セラミック等により構成されているので、当該ガラス写真板14の損傷を防止すると共に重厚感を一層増加させる。また、故人の遺影等の画像が形成されている上記ガラス写真板14を保持している上記ガラス写真立て15は蓋をして、墓石に設けた収納室に収納しお祀りすることができる。この場合には、写真等は通常第三者の目に触れることが無いため、故人のプライバシー等を保護できる。
墓参に際しては、持参した上記ガラス写真板立て15を墓前に飾り通常のお墓参りの作法に則り供養でき、また上記写真立て15が墓石の収容室にお祀りしてある場合には、上記写真立て15を取り出し、墓石、写真に向かってお参りすることも出来る。
このように収納室に収納した故人との対話型の墓参をすることが出来、故人の記念の写真等を前にして故人の冥福を祈ると共に、参拝者の近況報告、即ち子供の成長の報告、入学、卒業の報告、家、家族に関する色々な報告、ご近所のこと、健康のこと等を話し、また愚痴をこぼしたりし、心の通った墓参が出来る。
本発明に用いるガラス板基材の裏面に反射防止層を形成した状態を示す模式である。 図1のガラス板基板の反射防止層上に蒸着により金属層を重層形成した状態を示す模式図である。 図2に示すガラス板基材の金属層に感光材料層を形成した状態を示す模式図である。 図3に示す感光材料層に写真画像フイルムを載置して、合わせ密着した状態を示す模式図である。 図4に示す感光材料層を露光し、現像処理し、感光材料層に写真画像フイルムの写真画像を焼き付けた状態を示す模式図である。 図5に示す金属層をエッチング処理し、写真画像を顕在化した状態を示す模式図である。 図6に示す画像を顕在化した金属層の裏面から黒色インク等不透明インクを塗布した状態を示す模式図である。 画像を形成した本発明のガラス写真板の斜視図である。 本発明のガラス写真板立ての第1の実施例を示す斜視図である。 本発明のガラス写真板立ての第2の実施例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施例のガラス写真板立てに蓋を取付けた状態を示す斜視図である。 本発明のガラス写真板立ての第3の実施例を示す斜視図である。
符号の説明
1 ガラス板基材
2 片側面(裏面)
3 他方側面(表面)
4 反射防止層
5 第1クロム層
6 アルミニウム層
7 第2クロム層
8 金属層
9 感光材料層
10 写真画像フイルム
11 露光焼付け画像
12 凹凸画像
13 黒色インク等不透明インク層
14 ガラス写真板
15 ガラス写真板立て
16 フレーム
17 凹部
18 支持板
19 蝶番
20 蓋
21 蝶番
22 フレーム
23 窓部
24 凸部
25 凹部
26 留め金
27 裏板
28 フック

Claims (3)

  1. ガラス板基材、ガラス板基材上に形成し、画像を写真処理及びエッチング処理する少なくとも1以上の薄い金属皮膜から成る金属層、及び上記画像を形成した上記金属層上に塗布する不透明インク層とを有し、上記ガラス板基材と金属層との間に反射防止層を形成したことを特徴とするガラス写真板。
  2. ガラス板基材の片側面に反射防止層を形成する工程と、上記反射防止層上に少なくとも1以上の薄い金属皮膜から成る金属層を重層する工程と、上記金属層の上面に感光材料を塗布して感光材料層を形成する工程と、上記感光材料層に画像を記録したフイルムを載置、密着し、露光し焼き付け画像を得る工程と、上記露光済の上記感光材料層を現像液により現像する工程と、上記現像処理した金属層をエッチング液によりエッチングし画像を顕在化する工程と、上記エッチングにより画像が顕在化した金属層の全面に不透明インクを用いて不透明インク層を形成する工程とを有することを特徴とするガラス写真板の製造方法。
  3. 人工大理石、人造石材及びセラミックの何れかを用いて形成したフレームに、請求項1に記載のガラス写真板を嵌合したことを特徴とするガラス写真板立て。
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