JP3035119U - カードミラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用済みのプリペイドカーやブロマイド等の
カード類を鏡の裏に貼着して装飾的な価値を利用するよ
うにしたカードミラーを提供する。 【構成】 透明な樹脂膜１１の表面に金属を真空蒸着さ
せて形成した真空蒸着膜１２と、さらに真空蒸着膜１２
の裏面に形成された遮光性粘着層１４と、遮光性粘着層
１４の裏面に設けられた離型紙１５とを備えたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、カード状のミラーの背面にプリペイドカードやブロマイド等のカー ド類を貼着可能としたカードミラーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来プリペイドカードは、規定の料金を使い切って使用不可能となると捨てら れることが多く、プリペイドカードに印刷されている写真や模様に装飾的な価値 がある場合には、机の引き出しに仕舞って置いたり、定期入等に入れて持ち歩い たりするようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、机の引き出しに仕舞ったおいたり、定期入れ等に入れていても利用さ れる頻度は少なく、いつの間にか捨ててしまったり、或いは紛失してしまうとい う問題点があった。 本考案は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、使用済みのプリペイドカ ーやブロマイド等のカード類を鏡の裏に貼着して装飾的な価値を利用するように したカードミラーを提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前述した目的を達成するために、本考案は、透明な樹脂膜の表面に金属を真空 蒸着させて形成した真空蒸着膜と、さらに前記真空蒸着膜の裏面に形成された遮 光性粘着層と、前記遮光性粘着層の裏面に設けられた離型紙とを備えたことを特 徴としている。

【０００５】 請求項２では、前記遮光性粘着層が、遮光層と前記遮光層の裏面に形成された 粘着層とに分割されていることを特徴としている。

【０００６】 請求項３では、前記カードミラーには、前記遮光性粘着層に貼着するカード類 であって、前記カードミラーより外形の大なるカード類の意匠のレイアウトを決 定するための貼着用定規が備えられており、この貼着用定規は半透明の厚紙又は 透明フィルムでカードミラーの外形より僅かに大きな形状に形成されると共に内 側に前カードミラーの外形と一致する内枠線が印刷され、この内枠線の内側に前 記遮光性粘着層に貼着する意匠部分をレイアウトた後、該貼着用定規の外側には み出した部分はカッター等の刃物で切断して形状を一致させることを特徴として いる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図示例と共に説明する。 図１、図２は本考案のカードミラーの一実施例を示すものであり、図中符号１ はカードミラーである。

【０００８】 カードミラー１は、プリペイドカード２と同一外形のカード状に形成されたポ リカーボネートフィルム等の透明な樹脂膜１１の裏面に金属の真空蒸着膜１２を 設けて鏡１３を形成し、さらに真空蒸着膜１２の裏面に遮光性粘着層１４を形成 し、遮光性粘着層１４の裏面に離型紙１５を設けたものである。 真空蒸着させる金属は、樹脂膜１１の表面に蒸着されて鏡面を形成するもので あればよく、遮光性粘着層１４は粘着材に青、赤、黒等の光の透過を防止する塗 料を添加すればよい。

【０００９】 また、遮光性粘着層１４は、遮光層と粘着層とに分割して、例えば鏡１３の裏 面に遮光層を形成し、この遮光層の裏面に粘着層を形成するようにしてもよい。

【００１０】 本考案のカードミラー１に、プリペイドカード２を取り付ける場合には、図１ に示すように、カードミラー１の裏面の離型紙１５を剥がして遮光性粘着層１４ を露出させ、この遮光性粘着層１４にプリペイドカード２の装飾面が外側となる ようにして貼り付けるだけで簡単に貼着できる。

【００１１】 図３は、カードミラー１より外形の大きなカード類、例えばブロマイド３を貼 着する場合に、所定の意匠がカードミラー１に最適にレイアウトできるようにす るための貼着用定規４を示すものであり、カードミラー１より一回り大きく形成 された透明若しくは半透明な厚紙又はフィルムの内側にカードミラー１の外形と 一致する内枠４ａが描かれたものである。

【００１２】 この貼着用定規４を用いてカードミラー１にブロマイド３を貼着する場合には 、まずブロマイド３の意匠面に貼着用定規４を重ね合わせ、貼着用定規４に描か れたカードミラー１の外形と一致する内枠４ａの内側に意匠をレイアウトし、こ の状態で貼着用定規４の外側にはみ出したブロマイド３部分をカッター等で切断 する。 次に、切断したブロマイド３をカードミラー１の遮光性粘着層１４に貼着した 後に、カードミラー１の外側にはみ出した外周部分をカッターで切断し、カード ミラー１とブロマイド３との外形を一致させる。

【００１３】 上述したようにして、カードミラー１の裏面にプリペイドカード２やブロマイ ド３が所定の形に貼着されると、表面の鏡１３と、裏面の意匠が一体に形成され る。カードミラー１の裏面にプリペイドカード２が一体に貼着されると、強度が 増してカードミラー１が変形し難くなり、鏡面の平面度が保たれる。

【００１４】 また、カードミラー１はポリカーボネイトフィルムの樹脂膜１１に金属を真空 蒸着して鏡を形成したものであるので、鏡が割れることもなく、また樹脂膜１１ の裏面に鏡面が形成されるため、鏡面が樹脂膜１１で保護されて傷ついたり剥が れたりすることともない。

【００１５】 本考案のカードミラーは、プリペイドカードやブロマイドに限られず、自分や 家族の写真、また会社の広告等遮光性粘着層に貼着可能なものであればどの様な ものでも貼着することができる。 そして、ハンドバック、定期入れやポケット等に入れて置いてプリペイドカー ドやブロマイド等の意匠を楽しむことができると共に鏡として使用することもで きる。贈答用としても最適である。

【００１６】

【考案の効果】

上述したように本考案は、透明な樹脂膜の裏面に金属を真空蒸着させて形成し た真空蒸着膜と、さらに前記真空蒸着膜の裏面に形成された遮光性粘着層と、前 記遮光性粘着層の裏面に設けられた離型紙とを備えたので、使用済みのプリペイ ドカーやブロマイド等のカード類を鏡の裏に貼着して装飾的な価値を利用するこ とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のカードミラーにプリペイドカードを貼
着する状態を説明する説明図である。

【図２】本考案のカードミラーの断面図である。

【図３】本考案のカードミラーにカードミラーより外形
の大きなカード類を貼り付ける際にレイアウトを決める
貼着用定規の説明図である。

【符号の説明】

１ カードミラー １１ 樹脂膜 １３ 鏡 １４ 遮光性粘着層 １５ 離型紙 １６ 貼着用定規

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明な樹脂膜の裏面に金属を真空蒸着さ
   せて形成した真空蒸着膜と、さらに前記真空蒸着膜の裏
   面に形成された遮光性粘着層と、前記遮光性粘着層の裏
   面に設けられた離型紙とを備えたことを特徴とするカー
   ドミラー。
2. 【請求項２】 前記遮光性粘着層が、遮光層と前記遮光
   層の裏面に形成された粘着層とに分割されていることを
   特徴とする請求項１記載のカードミラー。
3. 【請求項３】 前記カードミラーには、前記遮光性粘着
   層に貼着するカード類であって、前記カードミラーより
   外形の大なるカード類の意匠のレイアウトを決定するた
   めの貼着用定規が備えられており、この貼着用定規は半
   透明の厚紙又は透明フィルムでカードミラーの外形より
   僅かに大きな形状に形成されると共に内側に前カードミ
   ラーの外形と一致する内枠線が印刷され、この内枠線の
   内側に前記遮光性粘着層に貼着する意匠部分をレイアウ
   トた後、該貼着用定規の外側にはみ出した部分はカッタ
   ー等の刃物で切断して形状を一致させることを特徴とす
   る請求項１記載のカードミラー。