JP2947228B2 - 航空管制用レーダシステム - Google Patents

航空管制用レーダシステム

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JP2947228B2 JP9170107A JP17010797A JP2947228B2 JP 2947228 B2 JP2947228 B2 JP 2947228B2 JP 9170107 A JP9170107 A JP 9170107A JP 17010797 A JP17010797 A JP 17010797A JP 2947228 B2 JP2947228 B2 JP 2947228B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次レーダ及び二
次レーダならびにプロット相関器を有する航空管制用レ
ーダシステムに関し、特に追尾処理に用いるプロット
を、一次レーダ・プロット、二次レーダ・プロット及び
相関プロットの何れかに自動的に切り替える機能を有す
る航空管制用レーダシステムに関する。
【0001】
【従来の技術】従来、この種の航空管制用レーダシステ
ムは、たとえばレーダ・データ・プロセッシング、第2
巻、アドバンスド・トピックス・アンド・アプリケーシ
ョンズ(Radar Data Processin
g,VOLUME II,ADVANCED TOPIC
S AND APPLICATIONS)、1986
(筆者:A.Farina,F.A.Studer)、
第7頁1行目〜7行目及び図5.2に示されるように、
一次レーダ・プロットと二次レーダ・プロットを統合
し、航行中の航空機の探知による当該航空機の位置情報
の安定した取得及び追尾を目的として用いられている。
【0002】図5は、従来の航空管制用レーダシステム
の一例を示すブロック図である。一次レーダ1は、高周
波パルスの送信に対する反射波(エコー)の探知により
得られた航空機の位置情報、つまり一次レーダ・プロッ
トをプロット相関器3へ出力する。二次レーダ2は、航
行中の航空機への質問パルスに対する応答パルスにより
得られた位置情報、つまり二次レーダ・プロットをプロ
ット相関器3へ出力する。プロット相関器3は、一次レ
ーダ・プロットと二次レーダ・プロットを相関処理し、
より確度の高い位置情報となった相関プロットを追尾処
理器4へ出力する。
【0003】すなわちプロット相関器3は、ある航空機
に対し、一次レーダ・プロットと二次レーダ・プロット
の両者が得られ、かつ両者が予め定めた相対距離以内で
ある場合は、両者を統合し相関プロットとして追尾処理
器4へ出力する。またプロット相関器3は、一次レーダ
・プロットまたは二次レーダ・プロットの何れかしか得
られない場合は、その一次レーダ・プロットまたは二次
レーダ・プロットをそのまま追尾処理器4へ出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の問題点
は、一次レーダ・プロットと二次レーダ・プロットを一
度プロット相関器3に取り込むため、プロット相関器3
が故障した場合、一次レーダ1または二次レーダ2の両
方または何れか一方が正常に動作していても、追尾処理
器4へは全くプロットが送出されず、従って目標の追尾
が中断してしまうということである。その理由は、追尾
処理器4へのプロット送出がプロット相関器3からのみ
となっているためであり、一次レーダ1、二次レーダ2
及びプロット相関器3の異状の有無に応じて、一次レー
ダ・プロット、二次レーダ・プロット及び相関プロット
の何れか一つを選択し、選択したプロットを追尾処理器
4へ送出するという手段が設けられていないことにあ
る。
【0005】したがって、本発明の目的は、プロット相
関器が異状になった場合でも、一次レーダ及び二次レー
ダの両方が異状になるまで、目標の追尾を確保すること
ができる航空管制用レーダシステムを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の航空管制用レー
ダシステムは、構成要素である一次レーダ、二次レーダ
及びプロット相関器の異状の有無に応じて、一次レーダ
・プロット、二次レーダ・プロット及び相関プロットの
何れか一つを選択して目標の追尾に利用する。より具体
的には、一次レーダ、二次レーダ及びプロット相関器の
異状の有無を監視し、それらの異状の組み合わせに応じ
たプロット切替信号を送出する手段(図1の5)と、そ
の切替信号に従い一次レーダ・プロット、二次レーダ・
プロット及び相関プロットの何れか一つを選択し、選択
したプロットを追尾処理器へ出力する手段(図1の6)
を有し、特に一次レーダ及び二次レーダが2重化され
るとともに、プロット相関器が2つ用意され、監視制御
手段が2重化された一次レーダ及び二次レーダの出力を
受けるとともに、2つのプロット相関器の出力を受けて
異状を監視して、切替制御信号を作り、プロット切替選
択手段が2重化された一次及び二次レーダからの一次レ
ーダ・プロット及び二次レーダ・プロットと、2つのプ
ロット相関器からの2つの相関プロットとを受け、これ
らの信号の1つを選択するまた、本発明においては、
一次レーダ、二次レーダ及びプロット相関器すべてに異
状がない場合には相関プロットが選択され、プロット相
関器が異状で二次レーダが正常の場合には二次レーダ・
プロットが選択され、一次レーダのみが正常の場合には
一次レーダ・プロットが選択される
【0007】このため、プロット相関器が異状の場合、
または一次レーダまたは二次レーダの何れかが異状の場
合に、システムダウンすることなく目標の追尾が継続で
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の構
成を示すブロック図である。一次レーダ1は、高周波パ
ルスの送信に対する反射波(エコー)の探知により得ら
れた航空機の位置情報、つまり一次レーダ・プロットを
プロット相関器3及びプロット切替器6へ出力する。二
次レーダ2は、航行中の航空機への質問パルスに対する
応答パルスにより得られた位置情報、つまり二次レーダ
・プロットをプロット相関器3及びプロット切替器6へ
出力する。プロット相関器3は、一次レーダ・プロット
と二次レーダ・プロットを相関処理し、より確度の高い
位置情報となった相関プロットをプロット切替器6へ出
力する。監視制御器5は、一次レーダ1、二次レーダ2
及びプロット相関器3の異状の有無を監視し、それらの
異状の有無の組み合わせに応じたプロット切替信号をプ
ロット切替器6へ出力する。プロット切替器6は、監視
制御器5から出力されたプロット切替信号に従い、一次
レーダ・プロット、二次レーダ・プロット及び相関プロ
ットの何れか一つを選択し、選択したプロットをシステ
ム・プロットとして追尾処理器4へ送出する。
【0009】図2は、本発明の実施の形態の構成におけ
る監視制御器5の動作を示すフローチャートである。監
視制御器5は、先ず、一次レーダ1、二次レーダ2及び
プロット相関器3のアラーム・ステータスを読み込む
(ステップ201)。次に、読み込んだアラーム・ステ
ータスから、一次レーダ1、二次レーダ2及びプロット
相関器3のそれぞれの異状の有無を判別する(ステップ
202)。判別の結果により認識した異状の有無の組み
合わせに応じて、以下の4通りの処理を行う(ステップ
203〜206)。
【0010】一次レーダ1、二次レーダ2及びプロット
相関器3の全てが正常の場合は、相関プロットを選択し
(ステップ207)、その選択結果をプロット切替器6
へ送出し(ステップ210)、処理を終了する。
【0011】プロット相関器3のみ異状の場合、または
二次レーダ2のみ正常の場合は、二次レーダ・プロット
を選択し(ステップ209)、その選択結果をプロット
切替器6へ送出し(ステップ210)、処理を終了す
る。プロット相関器3のみ異状の場合に、二次レーダ・
プロットを選択する理由は、二次レーダ・プロットの方
が一次レーダ・プロットよりも、通常、精度及び確度が
高く、また情報量も多いためである。
【0012】一次レーダ1のみ正常の場合、または二次
レーダ2のみ異状の場合は、一次レーダ・プロットを選
択し(ステップ208)、その選択結果をプロット切替
器6へ送出し(ステップ210)、処理を終了する。
【0013】プロット相関器3のみ正常の場合、または
一次レーダ1、二次レーダ2及びプロット相関器3の全
てが異状の場合は、何もせず処理を終了する。
【0014】図3は、本発明の実施の形態の構成におけ
るプロット切替器6の詳細を示す回路図である。プロッ
ト切替器6は、一次レーダ・プロット、二次レーダ・プ
ロット及び相関プロットの何れか一つをプロット切替信
号に従って選択し、選択したプロットをシステム・プロ
ットとして出力する。
【0015】図4は、一次レーダ及び二次レーダがそれ
ぞれ冗長系を含む2チャンネルをもつとともに、プロッ
ト相関器3′を2つ用意した第2の実施の形態を示す図
で、監視制御器5′は、一次レーダ1′の2チャンネ
ル、二次レーダ2′の2チャンネルの出力を受けて一次
レーダ、二次レーダの異状を監視する。また監視制御器
5′は2つのプロット相関器3′の出力を受けて、異状
を検出し、これらの検出結果に基づきプロット切替器
6′の切替を制御する。本実施の形態例においては、一
次レーダ1′、二次レーダ2′が2重化されるととも
に、プロット相関器3′を2つ用意しており、信頼性が
より高いものとなっている。図4において、一次レー
ダ、二次レーダともその出力側に空中線を選択したチャ
ンネルを選ぶ切替器をもたせる構成も可能である。
【0016】なお、本明細書「特許請求の範囲」及び
「発明の実施の形態」において、プロット相関器3を、
一次レーダ1及び二次レーダ2から独立した構成品とし
て扱っているが、プロット相関器3が、一次レーダ1ま
たは二次レーダ2の下位構成品となった場合においても
本発明の効果に何ら影響を与えるものではない。
【0017】
【発明の効果】本発明の効果は、プロット相関器が異状
の場合でも、一次レーダ及び二次レーダの両方が異状に
なるまで、目標の追尾を継続できるということである。
その理由は、システムの構成要素である一次レーダ、二
次レーダ及びプロット相関器の異状の有無に応じて、追
尾に利用するプロットを選択するためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の監視制御部5の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】図1のプロット切替器6の詳細を示す回路図で
ある。
【図4】一次レーダ及び二次レーダがそれぞれ2チャン
ネルをもち、プロット相関器を2重化した本発明の第2
の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】従来の航空管制用レーダシステムの構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1,1′ 一次レーダ 2,2′ 二次レーダ 3,3′ プロット相関器 4 追尾処理器 5,5′ 監視制御器 6,6′ プロット切替器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機の位置情報データであるプロット
    を出力する一次レーダ及び二次レーダと、一次レーダか
    ら出力される一次レーダ・プロットと二次レーダから出
    力される二次レーダ・プロットとの相関をとり相関プロ
    ットを出力するプロット相関器と、一次レーダ、二次レ
    ーダ及びプロット相関器の異状の有無を監視し、それら
    の異状の組み合わせに応じたプロット切替信号を送出す
    る監視制御手段と、その切替信号に従い一次レーダから
    出力される一次レーダ・プロット、二次レーダから出力
    される二次レーダ・プロット及びプロット相関器から出
    力される相関プロットの何れか一つを選択するプロット
    選択手段とを含む航空管制用レーダシステムにおいて、一次レーダ及び二次レーダが2重化されるとともに、プ
    ロット相関器が2つ用意され、監視制御手段が2重化さ
    れた一次レーダ及び二次レーダの出力を受けるととも
    に、2つのプロット相関器の出力を受けて異状を監視し
    て、切替制御信号を作り、プロット切替選択手段が2重
    化された一次及び二次レーダからの一次レーダ・プロッ
    ト及び二次レーダ・プロットと、2つのプロット相関器
    からの2つの相関プロットとを受け、これらの信号の1
    つを選択する航空管制用レーダシステム
  2. 【請求項2】 航空機の位置情報データであるプロット
    を出力する一次レーダ及び二次レーダと、一次レーダか
    ら出力される一次レーダ・プロットと二次レーダから出
    力される二次レーダ・プロットとの相関をとり相関プロ
    ットを出力するプロット相関器と、一次レーダ、二次レ
    ーダ及びプロット相関器の異状の有無を監視し、それら
    の異状の組み合わせに応じたプロット切替信号を送出す
    る監視制御手段と、その切替信号に従い一次レーダから
    出力される一次レーダ・プロット、二次レーダから出力
    される二次レーダ・プロット及びプロット相関器から出
    力される相関プロットの何れか一つを選択するプロット
    選択手段とを含む航空管制用レーダシステムにおいて、 一次レーダ、二次レーダ及びプロット相関器すべてに異
    状がない場合には相関プロットが選択され、プロット相
    関器が異状で二次レーダが正常の場合には二次レーダ・
    プロットが選択され、一次レーダのみが正常の場合には
    一次レーダ・プロ ットが選択される航空管制用レーダシ
    ステム
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